2015年9月28日月曜日

2015.09.28 わが友に贈る

◇今週のことば
「一対一」の語らいこそ
広布の推進力なり。
励ましの個人指導に
友情と仏縁の拡大に
時間をつくり挑戦だ!
2015年09月28日

松野殿御返事 P1382
『忘れても法華経を持つ者をば互に毀るべからざるか、其故は法華経を持つ者は必ず皆仏なり仏を毀りては罪を得るなり』

◇人生の座標
歴史を学ぶことは、自分がその時代を生きることになる。そこには熱血の革命児もいれば、裏切りの卑劣漢もいる。栄華の権力者もいれば、悲劇の英雄もいる。安穏を求めながら、流浪しなければならなかった民衆もいる。戦乱と、その合間の、わずかな木もれ日のような平和がある。

☆こころに響く言葉
"子ども"と"大人"が同居

子どもの心のなかには、きわめて幼い心と、一方にすでに驚くほどの大人の自覚が育っているものである。

☆随筆民衆凱歌の大行進 第27回� 御書根本の勝利道を
「観心本尊抄」といえば、東北は宮城の青年と学び合った思い出がある(昭和47年7月)。
「観心」とは、結論すれば「信心」である。
強盛な信心によって、鏡に映すように自分の生命を知り、胸中の宮殿を開くことができる。
そして御本尊を『法華弘通のはたじるし』(P1243、「日女御前御返事」)として、我らは、自他共の幸福と平和を、どこまでも広げゆくのだ。これが広宣流布である。
私は「広宣流布の総仕上げを!」と託した東北の若人たちに、「最後の総仕上げができるのは、地道に一つのことを繰り返した人です」とも訴えた。
青年時代に、「行学」に徹した人は強い。負けない。揺るがない。
御本尊を信受した若人は、必ず社会で地域で、朗らかに勝利の太陽を昇らせていけるのだ。

今回、教学部任用試験の教材の一つになっている「阿仏房御書」には、こう仰せである。
『末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり』(P1304)
仏界の生命は、あらゆる人に平等に具わっている。妙法を持った誰もが尊極の宝塔なのだ。
宝塔の生命を輝かせることに、人種も、出自も、民族も、性別も、貧富も、何一つ妨げにはならない。そして一人ひとりが生命の輝きを放つことで、いわば"宝塔の林立"によって、社会も、世界も、人間主義の大光で包んでいくことができるのである。
今、SGIでは、世界の各地で教学研修会が開催されている。
ある一人のリーダーは、研修に臨んで、自らの父の体験を語った。
——十分な教育機会を得られず、字を書くのが苦手だった父が、教学試験を機に発心し、猛勉強を開始した。実践の教学を重ね、遂に「教授」になった。字も達筆と讃えられるまでになった。
地位や肩書など問わず、万人に「学びの場」を開き、正義と平和の「教授」を育て上げるのが、SGIの教学運動である、と——。
今夏も、アジア、南北アメリカなど各地で研修会が行われた。イタリア・ミラノ郊外での欧州教学研修会には、31カ国500人が勇んで参加。その6割が青年部である。
さらに今月、世界60カ国・地域から、SGI青年研修会のために、代表の若人たちが熱き求道の魂で集ってくれた。
今回は、世界の"華陽姉妹"が、「行学の二道」に励んでつかんだ実証を語り合う体験談大会も、明るく意義深く行われた。
私は、世界広布のバトンを託すべき、宝の青年たちにお会いし、励まさずにはいられなかった。
本門の新時代を開き、人類の未来に「勇気」と「人材」と「団結」の光を送るのは、生命尊厳の大哲学を掲げる、若き創価の世界市民である。

この世における「最上の富」とは何か。
釈尊の答えは明快だ。
「信仰が人間の最上の富である」「智慧によって生きるのが最高の生活である」と。
内なる「最上の富」を、自他共に輝かせゆくために仏法がある。
大聖人が教えられた通り、「蔵の財」も「身の財」も大事ではあるが、それが即、幸福を約束してくれるものではない。しかし、「心の財」——心に積んだ福徳は、何ものにも崩されない。断じて壊されない。
生老病死の苦悩を打開する智慧も、常楽我浄の人生を開く勇気も、わが生命に具わっている。その内なる宝蔵を開け放つ修行が「行学の二道」であることを、あらためて確認しておきたい。
「自行化他の実践」と「御書根本」——この両輪で広布と人生の勝利の正道を進むのである。
さあ御書を繙き、世界最高峰の大思想を学び抜け! その確信と喜びを語れ! 人類が希求してやまない「平和の地球」を、誇りも高く、共に創りゆこうではないか!

師弟して
 御書のまま生き
  黄金の道