我らの座談会は
一人一人が主役だ。
「仏の如く互いに敬うべし」
皆で心から称え合い
対話の花を満開に!
諸法実相抄 P1359
『たえて弘めん者をば衣を以て釈迦仏をほひ給うべきぞ、諸天は供養をいたすべきぞかたにかけせなかにをふべきぞ大善根の者にてあるぞ』
【通解】
(三類の強敵による大難に)耐えて、妙法を弘める人を、釈迦仏は必ずや衣で覆い守ってくださるであろう。諸天は必ず、その人に供養するであろう。また肩にかけ、背中に負って守るであろう。その人こそ、大善根の人である。
〈寸鉄〉 2018年3月17日
東西の創価学園で晴れの卒業式。君の舞台は世界。努力を忘れぬ挑戦王たれ
「近き現証を引いて遠き信を取るべし」御書。身近な体験が力。堂々語ろう
「健康寿命」が社会参加の広がり等で最長を更新。地域で光る多宝会は模範
熊本地震の仮住まい被災者が4万人と。復興は道半ば。励ましの声を強く
「液体ミルク」が解禁へ。育児の味方。公明よ生活者の声聞く政治の加速を
☆千葉日報特別寄稿 最先端の大地から希望の旭日は昇る
◇千葉に漲る「新たな時代を創る力」
「チバニアン。それは母なる地球からの励ましのメッセージ」。約77万年から12万6千年前までの地質年代がチバニアンと命名される見通しとなり、池田大作創価学会名誉会長は「愛する千葉の天地に秘められた力を自覚せよ、そして解き放て」とその声を読み解く。太平洋に突き出た最先端の地、房総半島に住む旭日のような青年たちが平和と栄光の「千葉時代」を切り開くことを願い、エールを送る。
「チバニアン(千葉時代)」−−それは、46億歳の母なる地球から贈られてきた励ましのメッセージではないでしょうか。
不思議にも、市原市の養老渓谷で探究されてきた断崖の地層は、地球の磁場の最新の逆転劇を見事に示しているといいます。
その意義が高く評価され、約77万年から12万6千年前の地質年代が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しになったとのニュースに、日本中が沸き返りました。
貴重な研究を重ねてこられた方々、また郷土の宝を守 り宣揚されてきた方々をはじめ、関係者の尊い陰の「尽力に対し、私は感謝と敬意を表する一人です。
遠大な学術上の意義とともに、愛する干葉の天地に秘められた無窮の力を自覚せよ、そして解き放てと、地球が呼び掛けてくれているように思えてならないのです。
◇
干葉には「新たな時代を創る力」が漲っています。
南房総市に「日本の酪農発祥の地」があり、千葉市の花見川区と九十九里町には、サツマイモの栽培発祥の地があります。
不屈の挑戦で命の恵みをもたらしてきた千葉の農漁業の誇りは、今も脈々と受け継がれています。
茂原市の私の友は、ブロッコリーの病気の蔓延をきっかけに品種改良に取り組みました。地道な努力を粘り強く続けて、遂に病気に強い新品種の栽培に成功した彼は、淡々と語っています。
「植物は無言ですが、私たちに"逆境にぶつかった時はチャンス"と言っているように思うのです」と。
また、私の妻が見守ってきた千葉市の乙女は、地域に光る「農ガール」としてヘルシーな新鮮食材の生産など、新しい農業の創造に、はつらつと挑んでいます。
さらに、千葉市は「ロケット研究発祥の地」としても有名です。
その苦闘と栄光の歴史を偲びつつ、「わたしと宇宙展−奇跡の地球に生きる」と銘打った展示会を幕張で行った友人たちは、異口同音に感謝していました。
「宇宙に心を広げることは、私たちの生命の宇宙大の可能性を見つめることと一体ですね」と。
◇母なる地球が呼び掛ける励ましのメッセージ
独創的な地理学者であった、私の先師・牧口常三郎先生は「半島こそ文明の起点」と着眼しました。
大海原に突き出た「最先端の地」である半島には、スケールの大きな変革の人材を生み、新しい歴史を創り出すエネルギーが湧き立つと洞察したのです。
−ギリシャしかり、ローマしかり、そして房総しかり、と。
房総を愛し、市川市に住まわれた巨匠・東山魁夷画伯が、犬吠崎の灯台に向かう道に心ひかれていたことが思い起こされます。
戦中・戦後と、筆舌に尽くせぬ苦労をされた画伯です。荒々しい潮風が吹きつのる中、黒潮と親潮が行き交う太平洋を見晴らしゆく道に、ご自身の「艱難」即「創造」の人生を重ね合わされていたのでしょう。
画伯の代表作「這」は、「これまで歩んできた道」ではなくして、「これから歩いて行く方向の道」を描かれたものです。
私も若人たちと犬吠埼や富津で野外研修を行った忘れ得ぬ思い出があります。この時、約し合った通り、わが友は自らの使命の道を歩み通し、それぞれに地域と社会の灯台となって、希望の光を放ってきました。
そして、この心を干葉の後継の世代が受け継いでくれていることが、私の何よりの喜びです。
今年の正月も、青年たちが清々しい新春の決意とともに、犬吠埼の「初日の出」の写真を届けてくれました。
黄・千葉日報が、このほど始められた「CHIBAこども新聞コンクール」は、新聞つくりを通して、若き命の豊かな創造性と情報発信力を育みゆく試みとして注目されています。
千葉のアルファベットの始まりは「C」です。
ディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーは、夢を叶える鍵を4つの「C」で示しました。
「Curiosity(好奇心)」
「Confidence(自信)」
「Courage(勇気)」
「Constancy(一貫性)」
なかでも、ディズニーが一番大切にしたのは「自信」であったといいます。
どの子も胸を張り、自信を持って学び、成長し、夢を叶えていけるよう、私たちは、たゆまず応援の励ましを贈り続けたいと思うのです。
壮大なる地球の歴史に、今、「チバニアン」という名前が誉れも高く刻まれようとしています。
安房に誕生した大先哲は「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」と強く訴えられました。
今この時、夢広がる干葉の天地で育ちゆく宝の子どもたち、青年たちが、旭日の如く地球の未来を照らし、平和と栄光の「千葉時代」を創り開いてくれることを、私は信じてやみません。
☆御書と歩む� 第9回 真の「励まし」を広げよ
『我がわかき身に親にはやくをくれて教訓をもうけ給はらざるらんと・御心のうちをしはかるこそなみだもとまり候はね』(上野殿御返事、1509ページ)
◇通解
"自分は若い身で親に早く先立たれ、教訓をも承ることがなかった"という、あなた(南条時光)の御心中を推し量ると、涙を抑えることができない。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、若くして親を亡くした青年へ、心に染み入る激励を重ねられた。
誠実に寄り添って同苦し、共に祈ることが「励まし」の根幹である。
我らには、尊敬と信頼に満ちた、久遠よりの同志の絆がある。苦も楽も分かち合い、最極の誓願を共有して前進するのだ。この創価の地涌の連帯に、社会を蘇生させゆく希望の光がある。