世界青年部総会へ
麗しき学会家族が躍動!
励ましの陽光の中で
皆が成長 皆が歓喜。
永遠に栄える創価城を!
松野殿御返事 P1381
『末世には狗犬の僧尼は恒沙の如しと仏は説かせ給いて候なり、文の意は末世の僧比丘尼は名聞名利に著し上には袈裟衣を著たれば形は僧比丘尼に似たれども内心には邪見の剣を提げて我が出入する檀那の所へ余の僧尼をよせじと無量の讒言を致す、余の僧尼を寄せずして檀那を惜まん事譬えば犬が前に人の家に至て物を得て食ふが、後に犬の来るを見ていがみほへ食合が如くなるべしと云う心なり、是くの如きの僧尼は皆皆悪道に堕すべきなり』
〈寸鉄〉 2018年3月2日
「ついには・たのしかるべし」御書。最後に勝つ信心だ。大確信で前進!
埼玉男子部の日。破邪顕正の言論は炎の如く!鉄桶の団結で断固勝ち鬨を
幸福は一人の利益でなく全体の利益の中に—詩人自他共の幸を開く菩薩道
北半球の永久凍土の水銀が温暖化で溶け出す恐れと。国境超え英知集めよ
自殺対策月間、SNSの相談窓口を開設と。今こそ社会の絆を二重三重に
☆御書と歩む� 第8回 協議・連携が広布躍進の要
『四条金吾殿に見参候はば能く能く語り給い候へ、委くは又又申すべく候』(椎地四郎殿御書、1449ページ)
◇通解
四条金吾殿に会われたなら、よくよく語っていきなさい。くわしくは、また申しあげる。
◇同志への指針
同志との異体同心の語らいが、いかに大切か。率直な励まし合いが一生成仏の力であり、綿密な協議・連携が広宣流布の要である。
形式にとらわれず、新しい声を尊重する。意見の違いがあれば、題目の団結で乗り越える。調和と和楽の創価の組織こそ、人間共和のモデルだ。
皆が縦横無尽に活躍できるよう、"仲良く""賢く"を合言葉に価値創造を!
☆世界写真紀行 第30回 ポルトガル・リスボンの街並み
◇わが臆病の岬を越えよ
立ち並ぶ赤い屋根が美しい。市街の向こうに見える川は、ほどなく大西洋に注ぐ。きょうも数多くの船が、ここから広大な世界へと出航していく。
ポルトガルの首都リスボン。高台に立つ「サン・ジョルジェ城跡」からの眺めである。
リスボンは、海上交易の拠点として、紀元前の昔から栄えてきた。
河口の近くには「新航路発見の記念碑」がある。完成は1960年。大航海時代を開いたエンリケ航海王子(1394年〜1460年)の没後500年を記念したものである。
"資源の少ない小国"にすぎなかったポルトガル。21歳のエンリケ王子は、大ポルトガルをつくるため、東方への「新航路」を発見しようと決意していく。海岸近くに移り住み、優秀な学者・技師・船乗りを集め、最先端の航海術・地理学などを取り入れた。
実験航海を繰り返すものの"新航路"はなかなか見つからない。実は船乗りたちが、ある地点以上に進もうとしなかったのである。
それが「ボジャドール岬」。そこから先は、怪物たちが住み、海は煮えたぎり、滝となって落下していると、中世以来、信じられてきた。エンリケが岬を越えるよう命じても、船乗りたちは背き続けた。エンリケをだまして別の針路をとる者もいた。
15年目、とうとうエンリケは言った。
「もしかりに、世界でいわれているような噂が、すこしでも根拠のあるものならば、わたしもおまえたちをこれほどまでに責めはしない。しかしおまえたちの話を聞いていると、ごくわずかの航海者たちの意見に過ぎないではないか。しかもその連中というのは(中略)羅針盤も航海用の海図も使い方がわからない連中ばかりなのだ」(ダンカン・カースルレイ著、生田滋訳『図説 探検の世界史1』集英社)
何も知らない者たちのうわさにだまされるな!——エンリケの叱咤に、一人が声を上げた。
「行こう! 岬を越えよう!」
そして1434年、ついに岬を越えたのである。
実際に行くと、"向こう側"には、穏やかな海が広がっていた。カナリア諸島から、わずか240キロなのだから、当然ともいえる。
だが、ボジャドール岬を越えた意味は大きかった。中世の迷信が打ち破られたからである。エンリケの死後、アフリカ南端の喜望峰の発見(88年)、インドへの新航路発見(98年)と続き、ポルトガルは"海の覇者""時代の勝者"となっていった——。
池田先生は1965年10月27日、ポルトガルを訪問。リスボンにあるサン・ジョルジェ城跡や、「新航路発見の記念碑」へ足を運んだ。
小説『新・人間革命』「新航路」の章に、その時の様子がつづられている。
山本伸一は記念碑を見上げつつ、同行の友にエンリケ王子の事績と後のポルトガルの繁栄を語り、こう続けた。
「ポルトガルの歴史は、臆病では、前進も勝利もないことを教えている。
大聖人が『日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(御書1282ページ)と仰せのように、広宣流布も臆病では絶対にできない。
広布の新航路を開くのは勇気だ。自身の心の"臆病の岬"を越えることだ」
先生の訪問当時、ポルトガルにSGIメンバーは一人もいなかった。
その後、ポルトガルSGIの友は、この先生の指針を胸に、広布と友情を拡大。2009年には、法人として正式に登録された。今や青年部が拡大の先頭に立つ、世界模範の"青年学会"として躍進する。
広布と人生を開くのは勇気。人と会うにも、対話をするにも勇気が必要だ。だが、それは相手に対してではない。"新しい挑戦を恐れる自分""苦労を避けようとする自分"との戦いだ。
万事、やってみなければ分からない。思い切って足を踏み出せば、必ず新しい景色や新しい自分が見えてくる。
本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないこと。さあ、わが"臆病の岬"を越え、栄光の大航海に出発しよう。