◇今週のことば
さあ世界青年部総会だ。
地涌の若人の総結集だ。
我ら黄金柱の壮年部も
いよいよ若々しく
後継の友の大応援を!
2018年3月5日
妙心尼御前御返事 P1480
『このやまひは仏の御はからひかそのゆへは浄名経涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり』
【通解】
この病は仏の御はからいであろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。
〈寸鉄〉 2018年3月5日
「勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ」文豪。誓願の祈りで新しき朝へ
壮年部結成記念日。体験と確信の声は皆を元気に歴戦の闘将の力を今こそ
「仏と申す事も我等の心の内にをはします」御書。友の生命に元初の大光を
東北被災地の農地、漁港復興は9割近くと。心の"福光"へ励ましをさらに
スマホやテレビ…子供の近視率が過去最高。過度な利用は思考に悪影響も
☆四季の励まし 3・5「壮年部結成記念日」 勝利の総仕上げの道を
創価学会が、
諸難ありとも、微動だにせず、
大発展を遂げてきたのは、
「黄金柱」たる壮年が、
いずこの地にも
雄々しく屹立しているからである。
いかなる社会と人生の
烈風が吹き荒れようとも、
歯を食いしばって厳然と、
創価の城を支えてくれた
尊き父たちのことを、
どうして忘れられようか。
人生経験の豊富な壮年部は、
友のさまざまな悩みにも、
奥行きのある指導ができる。
皆の気がつかない
心の機微を捉えた配慮もできる。
地域に、
信頼できる壮年部がいれば、
皆が安心である。
どうか円熟と
包容力、安心感の紳士として、
生き生きと、心豊かに
活躍していただきたい。
創価の王者に恐れはない。
逡巡もない。
気取りもなければ、
威張りもない。
ありのままの人間味で、
庶民と共に、庶民のために、
毀誉褒貶など
豪快に笑い飛ばして戦う。
現実社会の只中で、
法華経の兵法を掲げて
大闘争を続ける。
そして後継の宝の若人を慈しみ、
自分以上の大人材へと
育てゆくのだ。
広宣流布に生き抜き、
戦い抜いた師弟には、
三世永遠の成仏が決定している。
どこまでも「師弟の道」を
真っ直ぐに歩み通すことこそ、
人間として究極の
「勝利の総仕上げの道」なのだ。
陽光に映える新緑の芝生。その中を、一本の小道がどこまでも延びていく——1981年(昭和56年)5月、池田大作先生がモスクワで撮影した。
ロシアの文豪トルストイはつづった。「この世における使命を完うせんがために、われわれの仕事を明日に繰り延べる事なく、あらゆる瞬間において、自己の全力を傾注して生きなければならない」(原久一郎訳『人生の道』岩波書店)
「壮年部結成記念日」の3月5日は、数字を反対に置くと5月3日、「創価学会の日」「創価学会母の日」。壮年部は、青年部と婦人部を全力で支えゆく広布の黄金柱である。壮年部の真剣な行動から、広布の道は開かれる。3月の「世界青年部総会」へ、黄金柱の本領発揮の時は今だ!
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 長谷川理事長に聞く 2018年2月24日
◇師との誓い果たす弟子に
60年前の1958年(昭和33年)3月、男子部の先輩が「すごい儀式だったよ!」と満面の笑みで、「3・16」の式典に参加した感想を語っていたことを、今も鮮明に覚えています。
当時、高校生だった私は、式典に参加できませんでした。学生部、男子部と活動に励む中で、「自分にとっての『3・16』とは」を問うようになりました。
式典に参加できなかったからこそ、青年部時代から、「3・16」の精神を、池田先生の指導に求め、学びました。学べば学ぶほど、先生の「3・16」に対する深い思いが胸に迫ってきました。
今、私たちが「3・16」の精神を知ることができるのは、池田先生の戦いがあったればこそです。
◆◇◆
「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしておこうではないか!」
同年3月、時の首相の来訪が決まった折、戸田先生が語られた言葉です。
戸田先生は「模擬試験」「予行演習」とおっしゃいました。では、いつ「本番」の日が来るのか——そうした思いが、私の心の中にありました。
池田先生は、こう述べられています。
「『今』という、かけがえのないこの時こそ、三世を勝ちゆく儀式の時なのだ」
「青年が『大願』に奮い立った時、新しい世紀は始まる。その時こそ、まさに『今』だ」
「本番」とは「いつか」ではなく、「今」なのです。瞬間瞬間、自身の人間革命に挑むことが、「3・16」に脈打つ精神です。
広宣流布は、「流れの到達点」ではなく、「流れそれ自体」です。だからこそ、「3・16」もまた、自分自身の勝利をもって迎える日であり、次なる勝利へ誓い新たに出発する日です。
「3・16」の式典が終わった後、戸田先生は池田先生に「我々は、戦おうじゃないか!」と語られました。この闘争精神こそ、青年部が心に刻むべき魂です。
今回の「世界青年部総会」を荘厳するのは、他の誰でもなく、戦い切った一人一人の「私の勝利」です。その歓喜雀躍とした姿こそが、「3・16」60周年を光り輝かせます。
◆◇◆
「3・16」から40年が経過した98年(平成10年)3月、池田先生は、随筆「新・人間革命」の冒頭につづられました。
「我は、師弟の誓いを果たしたり。
我は、同志の誓いを果たしたり。
我は、わが信念の目的を果たしたり」
60年前の式典で、戸田先生は「創価学会は宗教界の王者である」と宣言されました。それから40年が経過した時に、池田先生もご自身の勝利を高らかに宣言されたのです。時を超えた師弟のドラマに感動を禁じ得ません。
この随筆を拝読しながら、"師匠に「誓いを果たしました」と言い切れる弟子に成長しよう"と決意を新たにしました。
ある時、池田先生は「私よりも何十倍も力ある本物の人材を育てたい」「100年、1000年の基盤をつくるために、青年を育てたい」と、万感の思いを語られたことがあります。
牧口先生を宣揚したのは、戸田先生です。そして、池田先生は、牧口先生、戸田先生の偉大さを世界に示しました。
師を宣揚できるのは、「師の心」を「わが心」とする人です。どうか、青年部の皆さんは、一人一人が、その力ある人材へと成長してほしい。私も生涯、創価三代の会長の偉大さを語り抜いていきます。