感謝の思いも
言葉に表してこそ。
「いつもありがとう」
「あなたのおかげです」と
心を込めて伝えよう!
種種御振舞御 P911
『さりし程に念仏者持斎真言師等自身の智は及ばず訴状も叶わざれば上郎尼ごぜんたちにとりつきて種種にかまへ申す』
【通解】
時が推移してくると、念仏者や持斎や真言師等は、自分自身の智が及ばず、訴状を提起しても叶わなかったために、幕府上層部の尼御前たちに取り入って、日蓮に対する種々の讒言を構えた。
〈寸鉄〉 2018年3月29日
『新・人間革命』を学び歓喜の前進!青年を先頭に今こそ師弟の共戦譜綴れ
東京「目黒の日」45周年。有縁の地に人材城は盤石さあ勇敢に対話を拡大!
広布を支える支部長・婦人部長の奮闘光る。功徳燦然。朗らかに名指揮を
「強言なれども人をたすくれば実語」御聖訓。語り切れば必ず信頼が残る
昨年多発した異常気象による災害は温暖化が原因と。環境保全へ協働更に
☆友のもとへ 池田先生の激励行 第2回 草創の激闘の地 東京・文京(上)
◇支部長代理 就任65周年
◇"必ずこうする"と意地を出せ
「僕の懐刀を出そう」
65年前の1953年(昭和28年)4月初旬、戸田先生は文京支部の支部長を務めていた田中都伎子さん(故人)に語った。
文京支部は伸び悩んでいた。前月の折伏成果は、トップの蒲田支部と大きな開きがあった。
同年4月20日、戸田先生の命を受け、25歳の池田先生が文京支部長代理に就任。5日後、支部の班長会が開催された。
「一緒に題目を唱えましょう」——池田先生の提案で、題目を三唱したが、皆の声が揃わない。もう一度、やり直したが、まだ合わない。10回ほど繰り返し、ようやく声が揃った。
池田先生は語った。
「信心は呼吸を合わせることが大事です。皆の個の力は小さいが、力を合わせれば、一人の力が5にも10にもなる」
戦いの開始に当たって、祈りを根幹とした団結の重要性を強調したのである。
さらに、「文京は人柄がいい。しかし、それだけではいけない」と語り、「必ずこうなるのだ、こうするのだという意地を出そう」と訴えた。
いざ戦いとなれば、勝利への執念を燃やし、力強く前進する——その魂を、25歳の若き広布の闘将は、文京の友に打ち込んだ。
◆◇◆
前年の「二月闘争」で、池田先生は一人と会い、語り、励ますことに徹した。文京の戦いでも、率先して友の輪の中に飛び込んだ。
支部に所属する神奈川県の相模原や横須賀、保土ケ谷、静岡県の沼津、さらには長野県の松本にも足を運んだ。
先生は時を惜しむように、列車の中、駅のホーム、会合の帰り道など、あらゆる機会を捉え、友の心に勇気の炎を灯し続けた。
事業が行き詰まっていた経営者に対しては、「夫れ運きはまりぬれば兵法もいらず・果報つきぬれば所従もしたがはず」(御書1192ページ)の一節を拝しつつ、人生には福運が大切であることを語り、「どこまでも信心根本に、前進しましょう」と激励した。
ある時は、青年に対して、列車を例えに、「一等車、二等車、三等車、どの列車に乗っても必ず目的地に着く。目的地に着けばよいのだ」と語り、環境や境遇に負けず、青年らしく、朗らかに人生を歩むことを望んだ。
こうした一対一の語らいと同時に、先生は座談会に全力を注いだ。折々に、文京の友に座談会の要諦を語っている。
�参加者が来てよかったと思う座談会�時代感覚を捉えた斬新な企画�中心者の話が一方通行にならないこと、などである。
先生は座談会に出席すると、"どうすれば幸福になれるか""学会員はなぜ喜々として活動するのか"などを理路整然と語った。率直な語らいを通し、慈愛を込めて信心を勧める姿に、多くの人が入会を決めた。
53年8月21日、樋田敏子さん(故人)の自宅で行われた座談会に、先生が駆け付けた。
長男の修廣さん(副本部長)は当時、中学1年生。終了後、見送りに立った。将来の決意を伝えると、先生は"ゆっくりでもいいから、地道に進んでいくんだよ"。シャツの胸ポケットにあったペンを手渡した。
「母がケガをした時も、先生はすぐお見舞いに駆け付けてくれました。こまやかな心遣いに感動しました」
その後、修廣さんは、3・16「広宣流布の記念式典」にも参加。社会や地域で実証を示してきた。
敏子さんの次男・隆史さん(副本部長)の妻である千佳子さん(総区婦人部総主事)は、女子部の部隊長に就いた折、文京の先輩から、部員のもとに足を運び、"皆で呼吸を合わせる"大切さを教わった。
84年(同59年)、文京区の区婦人部長に就任。直後、先生は「会員に尽くしていくんだよ」と励ましを送った。その原点を胸に、一人一人と誠実な語らいを重ねてきた。
広布に尽くした祖母と母の思いを継ぎ、4人の子も後継の道を歩む。
樋田宅は、現在も広布の会場として、文京の前進を支えている。
◆◇◆
池田先生が支部長代理として指揮を執り始めてから、3カ月後の7月。文京は140世帯の拡大を達成。8月には188世帯、9月には275世帯と、「壁」を破り始めた。
それでも、時には思うように弘教が進まないこともあった。焦る支部のリーダーに池田先生は語った。
「皆、よくやっているじゃないか。毎日、真剣に動いているじゃないか。いい支部なんだ、みんな戦っているんだ、という視点から、支部全体を見直してみてごらん」
リーダーは、はっとした。あの地区はもう一歩、この地区もまだまだ——そう思っていた。だが、違った。先生の激励を受け、行き詰まっていたのは、自身の一念であることに気付いた。こうした「一念の変革」のドラマが、支部の隅々で展開された。
53年11月1日、戸田先生が出席して、文京支部の第2回総会が開催された。その模様を本紙は、「破竹の勢い文京支部総会——前進、前進の合言葉で」との見出しで報道している。
短期間で、見違えるように元気になった文京の友。戸田先生は、池田先生に語った。
「大作、すごいじゃないか。文京は大発展した。すごい力になった」
その後も、破竹の前進は続いた。54年(同29年)7月、文京の集いに60人ほどの新来者が集まった。
急きょ、予定していた内容を変更。池田先生が担当し、新来者に仏法の偉大さを語った。40人以上の人が入会を決めた。
ある班では1カ月に42世帯の弘教を実らせた。意気揚々と会合に集う班のリーダー。だが、先生はたたえるどころか、声も掛けてくれない。彼は不満を抱えつつ帰った。
数日後、池田先生が彼のことを「よく頑張ってくれている」とほめていたことを、支部幹部から聞かされた。その時、リーダーは、慢心に陥っていた自分自身に気付いた。猛省し、決意新たに戦いを開始した。
◆◇◆
池田先生が支部長代理に就いた時、文京支部は約700世帯。7年後、先生が第3代会長に就任する頃には、約7万世帯と100倍の発展を遂げた。
会長就任直前の60年(同35年)4月、文京は「日本一」の拡大を成し遂げた。広布の実証で、師の会長就任を祝賀したのである。
この月、先生は田中支部長宅へ。当時、小学生だった長女の高木博子さん(区婦人部議長)も、その場にいた。
「"池田先生が会長になられる"と、集まった方々の喜びでいっぱいだったことを覚えています」
父・正一さん(故人)、母・都伎子さんの信心を受け継いだ。現在、地元町会で防火防災部長、会計として尽力。水泳のサークル活動を通して、友好の輪を広げる。2人の娘も、広布の人材に成長している。
母が晩年に語った言葉を、高木さんは心に刻む。
「先生が支部長代理になるまでは、"数"に追われる日々だった。先生が広布に生き抜く喜び、師弟の偉大さを教えてくださった」
「支部には頑固な人、個性の強い人もいたけれど、先生が皆のいいところを引き出してくださったのよ」
都伎子さんは亡くなる数年前、文京の青年部に、池田先生が語った言葉を伝えている。
「私と口をきいたこともないし、会ったこともない。そういう人の中に、本当に学会を守って、頑張ってくれている人がいるんだ。そういう人の信心が、私は本物だと思っている」
2018年3月29日木曜日
2018年3月28日水曜日
2018.03.28 わが友に贈る
「学は光」「知は力」だ!
学び続ける限り
行き詰まりはない。
向学の人に
希望と幸福が輝く。
諸法実相抄 P1360
『末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり』
【通解】
末法において妙法蓮華経の五字を弘める者は、男女のわけ隔てをしてはならない。皆、地涌の菩薩として出現した人々でなければ唱えることのできない題目なのである。
〈寸鉄〉 2018年3月28日
恩師を語る会長に19歳の青年の輝きを見た—教授気高き師弟共戦の人生を
沖縄女性の日。平和の楽土築く婦女一体の連帯。太陽の励ましを幾重にも
「成仏は持つにあり」御書誓願胸に日々若々しく。尽きぬ福運の年輪を刻め
10年間で長距離大会が4割増。健康志向が背景に。適度な運動で活力満々と
ネット上の人権侵害、5年連続最多。社会を破壊する悪。許さぬ思潮強く
☆第32回本部幹部会・北海道総会への池田先生のメッセージ
◇「心の変革」が社会を変える
◇御聖訓「心の一法より国土世間も出来する事なり」
◇壮大なる実験証明へ共戦の大行進
一、「栄光」の未来は、北海道から始まる。いな、北海道から創る——これが、創価三代の師弟を貫く誓いであり、ロマンであります。
わが誉れの三代城の同志が、「広宣流布」の拡大も、「立正安国」の勝利も、「令法久住」の人材育成も晴れ晴れと成し遂げて、意気天を突く本部幹部会、そして、全道を結んでの北海道総会、誠に誠におめでとう!(大拍手)
ブラジル、台湾、マレーシア、シンガポール、そして、韓国の皆さん!
いまだ厳しい寒さの中、牧口先生・戸田先生の故郷に、本当にようこそ、お越しくださいました。
世界の創価家族と共に、きょう、ここ我らの愛する北海天地から、「栄光」の未来へ、新たな共戦の大行進を開始しようではありませんか!(大拍手)
◇真の「菩薩の道」
一、私の胸に、まざまざと蘇る、戸田先生の笑顔と師子吼があります。
それは60年前の3月。記念の式典を終えた戸田先生をお見送りする青年の中に、3人の乙女がいました。
私が「夕張の女子部です!」と申し上げると、先生は「おお、夕張か!」と会心の笑顔を浮かべられました。当時、炭労事件の圧迫の中で、毅然と勇気ある信仰を貫き通してきたリーダーたちです。
先生は、けなげな3人と握手をされながら、「夕張は青年が立て! 北海道は青年が立て!」と励まされたのです。
この師弟共戦の心は脈々と受け継がれ、今これほどの清々しき華陽の姉妹と地涌の花武者が、北海道で立ち上がってくれています。本当にありがとう!
一、戸田先生が、最晩年、「方便品・寿量品講義」の締めくくりに掲げてくださった法華経の経文があります。
それは、寿量品の「我本行菩薩道(我は本 菩薩の道を行じて)」(創価学会版法華経482ページ)——。すなわち、仏の境涯を得るための根本の原因は、「菩薩の道」を行ずることであると明かされた一文です。この「菩薩の道」の究極こそ、南無妙法蓮華経を信じ、唱え、弘めゆくことであります。
その実践によって、誰人たりとも仏の境涯を開くことができると教えてくださったのが、末法の御本仏・日蓮大聖人であられます。
この大聖人の法理のままに、真の「菩薩の道」を行じているのは、誰か。戸田先生は、現実の娑婆世界の真っただ中で、あらゆる苦悩に立ち向かいながら、広宣流布に励みゆく学会員に他ならないと、高らかに宣言されました。
先生とご一緒に北海道を旅した折にも、勇敢に戦う愛弟子たちに、いつも慈しみの眼差しを注がれて、「大作、この人たちこそ、まことの地涌の菩薩だ。尊い仏さまだよ」と言われ、そして「北海家族と共に、牧口先生と私の故郷に、世界一の幸福の仏国土を築いてくれ!」と託されたのです。
◇一人から一人へ
一、御聖訓には、「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書563ページ)と仰せであります。
仏法の生命哲理の眼で見れば、様々な国土の違いも「心」から出てきます。
ゆえに、どんな境遇にあっても、妙法を受持するならば、今いる、その場所で、わが心を変革し、「人間革命」の挑戦を起こすことができる。
そして、一人から一人へ、その波動を広げながら、身近な家庭を変え、地域を変え、社会を変え、国土までも変えていける。この壮大なる実験証明を、我ら創価の師弟は、いずこにあっても示し切ってきました。
なかんずく、雄大にして峻厳な大自然の天地で、法華経に説かれる「三類の強敵」と敢然と戦い、「冬は必ず春となる」(同1253ページ)と楽土建設のドラマを、粘り強く勝ちつづってきたのが、わが誇りも高き北海道の宝友であり、さらにまた、ここに集われているSGIの各国・各地の皆さん方なのであります。
一、世界は、ますます不安と混迷の闇を深めています。だからこそ、我らは、大聖人の仰せ通り、「苦楽ともに思い合せて」(同1143ページ)題目を唱え抜き、日々、心に元初の太陽を昇らせて、「希望の光」「英知の光」「平和の光」を赫々と放っていこうではありませんか!
その意味において、思い出深き厚田の「戸田墓園」開園の折、共々に約し合った三つの指針を、改めて確認しておきたい。
第一に、「自身の人間革命を根本に!」。
第二に、「地域に友好・信頼の拡大を!」。
第三に、「一家一族の信心の継承、そして後継の育成を!」との3点です。
毎年、桜前線が日本列島を北上する絵巻の中で、戸田先生の像を彩る厚田の8000本の桜が咲き誇るのは、5月の上旬です。
4月の2日から5月の3日へ、創価桜の「対話の花」「功徳の花」「人材の花」を、いよいよ爛漫と咲かせゆく「歓喜に躍る花の旅」を、皆で心豊かに決意し合って、私のメッセージとします。
わが不二の青年部よ、「厚田村」の歌の如く、「正義は断じて勝て!」との創価の父母の祈りに応えて、大きく、明るく、朗らかに前進してくれ給え!(大拍手)
学び続ける限り
行き詰まりはない。
向学の人に
希望と幸福が輝く。
諸法実相抄 P1360
『末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり』
【通解】
末法において妙法蓮華経の五字を弘める者は、男女のわけ隔てをしてはならない。皆、地涌の菩薩として出現した人々でなければ唱えることのできない題目なのである。
〈寸鉄〉 2018年3月28日
恩師を語る会長に19歳の青年の輝きを見た—教授気高き師弟共戦の人生を
沖縄女性の日。平和の楽土築く婦女一体の連帯。太陽の励ましを幾重にも
「成仏は持つにあり」御書誓願胸に日々若々しく。尽きぬ福運の年輪を刻め
10年間で長距離大会が4割増。健康志向が背景に。適度な運動で活力満々と
ネット上の人権侵害、5年連続最多。社会を破壊する悪。許さぬ思潮強く
☆第32回本部幹部会・北海道総会への池田先生のメッセージ
◇「心の変革」が社会を変える
◇御聖訓「心の一法より国土世間も出来する事なり」
◇壮大なる実験証明へ共戦の大行進
一、「栄光」の未来は、北海道から始まる。いな、北海道から創る——これが、創価三代の師弟を貫く誓いであり、ロマンであります。
わが誉れの三代城の同志が、「広宣流布」の拡大も、「立正安国」の勝利も、「令法久住」の人材育成も晴れ晴れと成し遂げて、意気天を突く本部幹部会、そして、全道を結んでの北海道総会、誠に誠におめでとう!(大拍手)
ブラジル、台湾、マレーシア、シンガポール、そして、韓国の皆さん!
いまだ厳しい寒さの中、牧口先生・戸田先生の故郷に、本当にようこそ、お越しくださいました。
世界の創価家族と共に、きょう、ここ我らの愛する北海天地から、「栄光」の未来へ、新たな共戦の大行進を開始しようではありませんか!(大拍手)
◇真の「菩薩の道」
一、私の胸に、まざまざと蘇る、戸田先生の笑顔と師子吼があります。
それは60年前の3月。記念の式典を終えた戸田先生をお見送りする青年の中に、3人の乙女がいました。
私が「夕張の女子部です!」と申し上げると、先生は「おお、夕張か!」と会心の笑顔を浮かべられました。当時、炭労事件の圧迫の中で、毅然と勇気ある信仰を貫き通してきたリーダーたちです。
先生は、けなげな3人と握手をされながら、「夕張は青年が立て! 北海道は青年が立て!」と励まされたのです。
この師弟共戦の心は脈々と受け継がれ、今これほどの清々しき華陽の姉妹と地涌の花武者が、北海道で立ち上がってくれています。本当にありがとう!
一、戸田先生が、最晩年、「方便品・寿量品講義」の締めくくりに掲げてくださった法華経の経文があります。
それは、寿量品の「我本行菩薩道(我は本 菩薩の道を行じて)」(創価学会版法華経482ページ)——。すなわち、仏の境涯を得るための根本の原因は、「菩薩の道」を行ずることであると明かされた一文です。この「菩薩の道」の究極こそ、南無妙法蓮華経を信じ、唱え、弘めゆくことであります。
その実践によって、誰人たりとも仏の境涯を開くことができると教えてくださったのが、末法の御本仏・日蓮大聖人であられます。
この大聖人の法理のままに、真の「菩薩の道」を行じているのは、誰か。戸田先生は、現実の娑婆世界の真っただ中で、あらゆる苦悩に立ち向かいながら、広宣流布に励みゆく学会員に他ならないと、高らかに宣言されました。
先生とご一緒に北海道を旅した折にも、勇敢に戦う愛弟子たちに、いつも慈しみの眼差しを注がれて、「大作、この人たちこそ、まことの地涌の菩薩だ。尊い仏さまだよ」と言われ、そして「北海家族と共に、牧口先生と私の故郷に、世界一の幸福の仏国土を築いてくれ!」と託されたのです。
◇一人から一人へ
一、御聖訓には、「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書563ページ)と仰せであります。
仏法の生命哲理の眼で見れば、様々な国土の違いも「心」から出てきます。
ゆえに、どんな境遇にあっても、妙法を受持するならば、今いる、その場所で、わが心を変革し、「人間革命」の挑戦を起こすことができる。
そして、一人から一人へ、その波動を広げながら、身近な家庭を変え、地域を変え、社会を変え、国土までも変えていける。この壮大なる実験証明を、我ら創価の師弟は、いずこにあっても示し切ってきました。
なかんずく、雄大にして峻厳な大自然の天地で、法華経に説かれる「三類の強敵」と敢然と戦い、「冬は必ず春となる」(同1253ページ)と楽土建設のドラマを、粘り強く勝ちつづってきたのが、わが誇りも高き北海道の宝友であり、さらにまた、ここに集われているSGIの各国・各地の皆さん方なのであります。
一、世界は、ますます不安と混迷の闇を深めています。だからこそ、我らは、大聖人の仰せ通り、「苦楽ともに思い合せて」(同1143ページ)題目を唱え抜き、日々、心に元初の太陽を昇らせて、「希望の光」「英知の光」「平和の光」を赫々と放っていこうではありませんか!
その意味において、思い出深き厚田の「戸田墓園」開園の折、共々に約し合った三つの指針を、改めて確認しておきたい。
第一に、「自身の人間革命を根本に!」。
第二に、「地域に友好・信頼の拡大を!」。
第三に、「一家一族の信心の継承、そして後継の育成を!」との3点です。
毎年、桜前線が日本列島を北上する絵巻の中で、戸田先生の像を彩る厚田の8000本の桜が咲き誇るのは、5月の上旬です。
4月の2日から5月の3日へ、創価桜の「対話の花」「功徳の花」「人材の花」を、いよいよ爛漫と咲かせゆく「歓喜に躍る花の旅」を、皆で心豊かに決意し合って、私のメッセージとします。
わが不二の青年部よ、「厚田村」の歌の如く、「正義は断じて勝て!」との創価の父母の祈りに応えて、大きく、明るく、朗らかに前進してくれ給え!(大拍手)
2018年3月27日火曜日
2018.03.27 わが友に贈る
忙しい時こそ
食事や睡眠など
体調管理に留意を!
健康・無事故第一で
はつらつと前進しよう!
富木殿御返事 P978
『経に云く「法華最第一なり」と、又云く「能く是の経典を受持すること有らん者も亦復是の如し一切衆生の中に於て亦これ第一なり」と』
【通解】
法華経には、「(諸経の中で)法華経は最第一である」と。
また、「よくこの法華経を受持する者もまた同様である。一切衆生のなかで、第一である」と記されている。
〈寸鉄〉 2018年3月27日
妙法唱える人の「所住の処は常寂光土」御書。信心こそ必勝の要。祈り強く
新入会者が一人前になるまでが折伏だ。創価家族の励まし更に。共に成長
外交には誠実が必要だ—識者。一瞬の出会い、挨拶一つも真心で。友情結べ
新生活の若者は契約判断慎重に—消費者庁。詐欺が多し。内容確認を必ず
絵本週間。良書との触れ合いは心を豊かに。日頃から親子で親しむ習慣を
☆四季の励まし 地域の「幸福責任者」に 2018年3月25日
地域広布は、
その地域の人々に、
生きる希望を広げゆく戦いだ。
妙法を持った同志は、
わが地域の「幸福責任者」であり
「先駆者」なのである。
世界広布といっても、
その最前線は、
いずこの国でも、
一対一の対話ではないか。
いつでも、どこでも、誰でも、
目の前に苦しんでいる人がいれば、
親身に声を掛ける。
悩みを聞き、共に泣き、
共に祈り、共に喜び合う。
この「一人を大切にする」
人間主義の行動が、
あらゆる人に
無条件に開かれているところに、
創価学会が
世界に広がった理由があるのだ。
「一対一」の粘り強い対話で
勝ち得た信頼は、
何ものにも揺るがない。
たとえ低俗な悪口等に
さらされようとも、
決して崩れない。
何より対話のなかで、
自分自身が鍛えられ、強くなる。
ここに、最も着実な
平和と正義の拡大があることを
知らねばならない。
あいさつは、それ自体、
素晴らしい対話である。
あせらず、臆さず、
元気なあいさつから始めればいい。
「おはようございます!」
「こんにちは!」と、
さわやかに声を掛ける。
明るく、はつらつと接する。
それだけで
声を掛けられた人はうれしい。
信頼関係も築かれる。
友好拡大といっても、
全て足もとから始まる。
北海道石狩市の厚田。第2代会長の戸田城聖先生が、少年時代を過ごした地である。1982年(昭和57年)6月、池田大作先生が恩師の故郷である厚田の風景をカメラに収めた。かなたには、日本海が輝いていた。
64年前、戸田先生は、26歳の池田先生を伴い、厚田の浜辺で語った。「この海の向こうには大陸が広がっている。世界は広い」「世界へ行くんだ。私に代わって!」。恩師の言葉を命に刻み、池田先生は世界広布を自身の使命と定めた。
間もなく戸田先生の祥月命日である4月2日を迎える。世界広布は、師弟誓願の一念を定めた「一人」の、たゆまぬ挑戦と前進から始まる。さあ、わが地域から、希望と幸福の対話をさっそうと広げよう。
食事や睡眠など
体調管理に留意を!
健康・無事故第一で
はつらつと前進しよう!
富木殿御返事 P978
『経に云く「法華最第一なり」と、又云く「能く是の経典を受持すること有らん者も亦復是の如し一切衆生の中に於て亦これ第一なり」と』
【通解】
法華経には、「(諸経の中で)法華経は最第一である」と。
また、「よくこの法華経を受持する者もまた同様である。一切衆生のなかで、第一である」と記されている。
〈寸鉄〉 2018年3月27日
妙法唱える人の「所住の処は常寂光土」御書。信心こそ必勝の要。祈り強く
新入会者が一人前になるまでが折伏だ。創価家族の励まし更に。共に成長
外交には誠実が必要だ—識者。一瞬の出会い、挨拶一つも真心で。友情結べ
新生活の若者は契約判断慎重に—消費者庁。詐欺が多し。内容確認を必ず
絵本週間。良書との触れ合いは心を豊かに。日頃から親子で親しむ習慣を
☆四季の励まし 地域の「幸福責任者」に 2018年3月25日
地域広布は、
その地域の人々に、
生きる希望を広げゆく戦いだ。
妙法を持った同志は、
わが地域の「幸福責任者」であり
「先駆者」なのである。
世界広布といっても、
その最前線は、
いずこの国でも、
一対一の対話ではないか。
いつでも、どこでも、誰でも、
目の前に苦しんでいる人がいれば、
親身に声を掛ける。
悩みを聞き、共に泣き、
共に祈り、共に喜び合う。
この「一人を大切にする」
人間主義の行動が、
あらゆる人に
無条件に開かれているところに、
創価学会が
世界に広がった理由があるのだ。
「一対一」の粘り強い対話で
勝ち得た信頼は、
何ものにも揺るがない。
たとえ低俗な悪口等に
さらされようとも、
決して崩れない。
何より対話のなかで、
自分自身が鍛えられ、強くなる。
ここに、最も着実な
平和と正義の拡大があることを
知らねばならない。
あいさつは、それ自体、
素晴らしい対話である。
あせらず、臆さず、
元気なあいさつから始めればいい。
「おはようございます!」
「こんにちは!」と、
さわやかに声を掛ける。
明るく、はつらつと接する。
それだけで
声を掛けられた人はうれしい。
信頼関係も築かれる。
友好拡大といっても、
全て足もとから始まる。
北海道石狩市の厚田。第2代会長の戸田城聖先生が、少年時代を過ごした地である。1982年(昭和57年)6月、池田大作先生が恩師の故郷である厚田の風景をカメラに収めた。かなたには、日本海が輝いていた。
64年前、戸田先生は、26歳の池田先生を伴い、厚田の浜辺で語った。「この海の向こうには大陸が広がっている。世界は広い」「世界へ行くんだ。私に代わって!」。恩師の言葉を命に刻み、池田先生は世界広布を自身の使命と定めた。
間もなく戸田先生の祥月命日である4月2日を迎える。世界広布は、師弟誓願の一念を定めた「一人」の、たゆまぬ挑戦と前進から始まる。さあ、わが地域から、希望と幸福の対話をさっそうと広げよう。
2018年3月26日月曜日
2018.03.26 わが友に贈る
◇今週のことば
仏法は「現当二世」
常に「今」「ここから」
題目を唱えて出発だ。
「人間革命」の劇を
きょうも朗らかに!
2018年3月26日
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し
【通解】
たとえば、朝廷に仕える人が、十年、二十年と奉公しても、主君の敵を知りながら、主君に報告もせず、個人としても敵として怒ることがなければ、長年の奉公の功績も、みな消えてしまい、かえって罪に問われるようなものである。
〈寸鉄〉 2018年3月26日
晴れやかに北海道総会。見事な地涌の陣列拡大!広布の三代城は不滅なり
あの人を見ると頑張れるという幹部になれ—恩師情熱で語れ!率先で光れ
多忙な年度末。会合・会議は要点絞って価値的に。勇気と歓喜与える指揮を
深夜のスマホは体内時計狂わす原因。日々の習慣の見直しを。健康のため
信号無視・一時不停止による自転車事故多しと。油断大敵。法令順守必ず
☆新時代を進む 第27回 清新な決意で清新な出発を
戸田城聖先生のご命日を前に、桜が咲き薫る青山墓地周辺を車で回り、恩師を偲んだ(3月23日)。
60年前、先生をお見送りした道の桜並木も年輪を刻んで、王者の風格を湛えていた。
最晩年、「もう何もいらない。ただ人材が欲しい」と言われていた先生である。日本中、世界中の若き人材群の桜花爛漫の晴れ姿を、いかばかり喜んでくださることかと、妻と語り合った。
— ◇ —
桜に彩られた総本部の創価文化センターでは、「少年少女希望絵画展」が行われている(4月8日まで)。
「読書感想文・作文コンクール」や「E—1グランプリ」でも発揮されている通り、創価の少年少女たちには、実に伸びやかな創造性が光り、しかも他者への深い思いやりが溢れている。
この若き生命のスクラムが、21世紀の世界にどれほど大きな希望の光を放ち、新たな人間主義の文化を創造してくれるだろうか。
— ◇ —
「未来部希望月間」に際し、いつも激励に当たっていただいている担当者の方々に重ねて感謝したい。
日蓮大聖人は、青年・南条時光に「アショーカ王」の逸話を繰り返し仰せになられた。
「此の大王の過去をたづぬれば 仏の在世に徳勝童子・無勝童子とて二人のをさなき人あり、土の餅を仏に供養し給いて一百年の内に大王と生れたり」(御書1544ページ)
戸田先生は、この御聖訓を通し、おとぎ話のようでありながら、厳然たる因果の理法が示されていると教えてくださった。
——子どもたちが秘めている可能性は、計り知れない。ゆえに、一回の激励、一回の会合出席など、わずかでも妙法に縁し、創価の世界に連なることが種となり、未来へ無量の福徳の花を開いていけるのだ、と。
この究極のロマンと絶対の大確信をもって、宝の未来部の一人一人の成長を、いやまして祈り、励まし、尽くしていきたい。
受験や進路などで、思うようにいかなかった未来部の友もいるだろうが、ご家族とも連携を取りつつ、聡明にして温かな激励をお願いしたい。
— ◇ —
仏法では「心は工なる画師の如し」と説かれる。
題目を朗々と唱えゆく心は、希望と勇気を涌現して、幸福充実の青春の名画を自在に描き出せるのだ。
さあ、世界の創価家族といよいよ明るく、励ましの語らいを広げながら、清新な決意で清新な出発を!
仏法は「現当二世」
常に「今」「ここから」
題目を唱えて出発だ。
「人間革命」の劇を
きょうも朗らかに!
2018年3月26日
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し
【通解】
たとえば、朝廷に仕える人が、十年、二十年と奉公しても、主君の敵を知りながら、主君に報告もせず、個人としても敵として怒ることがなければ、長年の奉公の功績も、みな消えてしまい、かえって罪に問われるようなものである。
〈寸鉄〉 2018年3月26日
晴れやかに北海道総会。見事な地涌の陣列拡大!広布の三代城は不滅なり
あの人を見ると頑張れるという幹部になれ—恩師情熱で語れ!率先で光れ
多忙な年度末。会合・会議は要点絞って価値的に。勇気と歓喜与える指揮を
深夜のスマホは体内時計狂わす原因。日々の習慣の見直しを。健康のため
信号無視・一時不停止による自転車事故多しと。油断大敵。法令順守必ず
☆新時代を進む 第27回 清新な決意で清新な出発を
戸田城聖先生のご命日を前に、桜が咲き薫る青山墓地周辺を車で回り、恩師を偲んだ(3月23日)。
60年前、先生をお見送りした道の桜並木も年輪を刻んで、王者の風格を湛えていた。
最晩年、「もう何もいらない。ただ人材が欲しい」と言われていた先生である。日本中、世界中の若き人材群の桜花爛漫の晴れ姿を、いかばかり喜んでくださることかと、妻と語り合った。
— ◇ —
桜に彩られた総本部の創価文化センターでは、「少年少女希望絵画展」が行われている(4月8日まで)。
「読書感想文・作文コンクール」や「E—1グランプリ」でも発揮されている通り、創価の少年少女たちには、実に伸びやかな創造性が光り、しかも他者への深い思いやりが溢れている。
この若き生命のスクラムが、21世紀の世界にどれほど大きな希望の光を放ち、新たな人間主義の文化を創造してくれるだろうか。
— ◇ —
「未来部希望月間」に際し、いつも激励に当たっていただいている担当者の方々に重ねて感謝したい。
日蓮大聖人は、青年・南条時光に「アショーカ王」の逸話を繰り返し仰せになられた。
「此の大王の過去をたづぬれば 仏の在世に徳勝童子・無勝童子とて二人のをさなき人あり、土の餅を仏に供養し給いて一百年の内に大王と生れたり」(御書1544ページ)
戸田先生は、この御聖訓を通し、おとぎ話のようでありながら、厳然たる因果の理法が示されていると教えてくださった。
——子どもたちが秘めている可能性は、計り知れない。ゆえに、一回の激励、一回の会合出席など、わずかでも妙法に縁し、創価の世界に連なることが種となり、未来へ無量の福徳の花を開いていけるのだ、と。
この究極のロマンと絶対の大確信をもって、宝の未来部の一人一人の成長を、いやまして祈り、励まし、尽くしていきたい。
受験や進路などで、思うようにいかなかった未来部の友もいるだろうが、ご家族とも連携を取りつつ、聡明にして温かな激励をお願いしたい。
— ◇ —
仏法では「心は工なる画師の如し」と説かれる。
題目を朗々と唱えゆく心は、希望と勇気を涌現して、幸福充実の青春の名画を自在に描き出せるのだ。
さあ、世界の創価家族といよいよ明るく、励ましの語らいを広げながら、清新な決意で清新な出発を!
2018年3月25日日曜日
2018.03.25 わが友に贈る
真剣な朝の祈りが
生命力を沸き立たせる。
何気ない日常の中にも
希望と喜びを見いだす
心豊かな人間王者たれ!
松野殿御返事 P1387
『我れ等も其の数に列なりて遊戯し楽むべき事はや近づけり、信心弱くしてはかかる目出たき所に行くべからず』
【通解】
我等もその数の中に列なって、遊戯して楽しむべきことは、もう間近である。信心が弱くてはこのようなめでたい所へは決して行くことができないのである。
〈寸鉄〉 2018年3月25日
SGIは人間性を引き出し人々の連帯結ぶ—識者平和を築く未聞の大運動
苦労の中でこそ本物が生まれる—恩師。嵐は誉れ。君よ己を磨き真金の人に
東京・江東「師弟勝利の原点の日」。さあ報恩の前進を!弾む心で語り捲れ
「よき弟子をもつときんば師弟・仏果に」御書。未来は後継の勝利にあり
災害への備え、自己採点で「30点以下」が半数超。すぐ行動に移す人が賢者
☆御書と歩む� 第11回 同志と共に永遠の幸福旅を
『故聖霊は此の経の行者なれば即身成仏疑いなし、さのみなげき給うべからず、又なげき給うべきが凡夫のことわりなり』(上野殿後家尼御返事、1506ページ)
◇通解
故人は法華経の行者であったので、即身成仏は疑いない。だから、故人との別れを嘆かれるべきではない。しかしまた、嘆かれることは凡夫として当然である。
◇同志への指針
妙法に照らされた生命は、必ず成仏の軌道にある。生死を超えて題目で結ばれ、追善回向もできる。愛別離苦の悲嘆を越えゆく道が、御書には示されているのだ。
悲しみが癒えるには、当然、時間がかかる。だからこそ、創価家族で励まし合い、一歩ずつ前へ進んでいけばよいのだ。尊き宝の同志と共に、我らは永遠に「常楽我浄」の幸福旅を続けていこう!
生命力を沸き立たせる。
何気ない日常の中にも
希望と喜びを見いだす
心豊かな人間王者たれ!
松野殿御返事 P1387
『我れ等も其の数に列なりて遊戯し楽むべき事はや近づけり、信心弱くしてはかかる目出たき所に行くべからず』
【通解】
我等もその数の中に列なって、遊戯して楽しむべきことは、もう間近である。信心が弱くてはこのようなめでたい所へは決して行くことができないのである。
〈寸鉄〉 2018年3月25日
SGIは人間性を引き出し人々の連帯結ぶ—識者平和を築く未聞の大運動
苦労の中でこそ本物が生まれる—恩師。嵐は誉れ。君よ己を磨き真金の人に
東京・江東「師弟勝利の原点の日」。さあ報恩の前進を!弾む心で語り捲れ
「よき弟子をもつときんば師弟・仏果に」御書。未来は後継の勝利にあり
災害への備え、自己採点で「30点以下」が半数超。すぐ行動に移す人が賢者
☆御書と歩む� 第11回 同志と共に永遠の幸福旅を
『故聖霊は此の経の行者なれば即身成仏疑いなし、さのみなげき給うべからず、又なげき給うべきが凡夫のことわりなり』(上野殿後家尼御返事、1506ページ)
◇通解
故人は法華経の行者であったので、即身成仏は疑いない。だから、故人との別れを嘆かれるべきではない。しかしまた、嘆かれることは凡夫として当然である。
◇同志への指針
妙法に照らされた生命は、必ず成仏の軌道にある。生死を超えて題目で結ばれ、追善回向もできる。愛別離苦の悲嘆を越えゆく道が、御書には示されているのだ。
悲しみが癒えるには、当然、時間がかかる。だからこそ、創価家族で励まし合い、一歩ずつ前へ進んでいけばよいのだ。尊き宝の同志と共に、我らは永遠に「常楽我浄」の幸福旅を続けていこう!
2018.03.24 わが友に贈る
一つの出会いを大切に。
こちらが心を開けば
相手の心の扉も開く。
満々たる生命力で
周囲に友好の春風を!
四条金吾殿御返事 P1169
『夜廻の殿原はひとりもたのもしき事はなけれども法華経の故に屋敷を取られたる人人なり、常はむつばせ給うべし、又夜の用心の為と申しかたがた殿の守りとなるべし、吾方の人人をば少少の事をばみずきかずあるべし』
【通解】
夜廻りをしている同志の人たちは、一人も頼りがいがあるとはいえないが、法華経のために屋敷を取られた人々であるから、常に親しくしていきなさい。夜の用心のためにもなり、また殿の守りにもなるであろう。わが味方の人々のことは、少々の過ちがあっても、見ず聞かずのふりをしていきなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月24日
どんな立場の人にも学会の真の姿を堂々語れ!—戸田先生。勇気と誠実で
福井師弟原点の日。関西の「北の砦」は厳然。常勝新時代の先駆けと光れ!
「智者とは世間の法より外に仏法を行ず」御書。信心即生活の実証の旗高く
小学1年の交通死者数は小学6年の8倍—調査。家庭や地域でも注意喚起
架空請求のハガキが頻発「訴訟最終告知」等の悪質な手口。声掛け合い撃退
☆「春季彼岸勤行法要」のために 2018年3月20日
「刑部左衛門尉女房御返事」
『一代聖教を■(てへんに檢のつくり)へて母の孝養を仕らんと存じ候間、母の御訪い申させ給う人人をば我が身の様に思ひまいらせ候へば、あまりにうれしく思ひまいらせ候間あらあら・かきつけて申し候なり、定めて過去聖霊も忽に六道の垢穢を離れて霊山浄土へ御参り候らん、此の法門を知識に値わせ給いて度度きかせ給うべし』(1401ページ6行目〜9行目)
◇本抄について
弘安3年(1280年)10月の御述作とされる本抄は、尾張国(現在の愛知県)に住んでいたと考えられる刑部左衛門尉の妻が、母親の十三回忌に際して、日蓮大聖人へ銭二十貫文を御供養したことに対する御礼の返書です。
この中で大聖人は、父母の恩の中でも、母の恩がとりわけ大きいことを明かされた上で、内外の経典にも報恩の道は説かれているが、母の大恩に報いる真実最高の孝養は、万人成仏を説いた法華経以外にないことを示されます。そして、亡き母の追善を願う刑部左衛門尉の妻の心を称賛され、法華経によって追善供養することこそが真の孝養であることを教えられています。
◇追善回向の本義
日蓮大聖人は拝読御文で、"釈尊の教えの中で最もすぐれた法華経によって、(御自身の)母への孝養をしようと思っていた"と御自身の素直な心情を綴られています。そして、その法華経によって亡き母の追善供養を願った刑部左衛門尉の妻に対して、"亡くなられたあなたのお母さまの聖霊も、たちまちのうちに、苦悩に満ちた穢土を離れて、霊山浄土に参られるでしょう"と述べられ、包み込むように励まされています。
ここで、追善とは、故人に対して、故人が生前に積んだ功徳に追加して、遺族などが功徳を回向することをいいます。また、回向とは、"回らし向ける"こと、すなわち自身が仏法を実践・修行した功徳を、他の人々へ手向けることです。
真の回向は、法華経(その真髄である南無妙法蓮華経)を信じ実践する功徳によって可能であることは、御書に照らして明らかです。
ゆえに、私たち自身が妙法を信じ、仏道修行に励むことで境涯を開き、偉大な功徳をわが身に具えるとともに、その功徳善根を故人に回らし向けていくのが、日蓮仏法における「追善回向」にほかなりません。
御書に「自身仏にならずしては父母をだにもすくいがたし」(1429ページ)とあるように、「追善回向」の本義は、私たち自身が御本尊を信じ、今世の成仏を目指して信心に励んでいくことにあります。
現代において、大聖人の御遺命である広宣流布を進めているのは、創価学会しかありません。
この仏意仏勅の和合僧団の中で、勤行・唱題をはじめとする信心の実践に励んでいくことが、故人に対する最高の追善回向なのです。
◇「父母の恩」に報いる
本抄では、親への孝養の大切さを述べるに当たり、子を産み育てる親の労苦が具体的に描かれています。そうした苦労を踏まえて「父母の恩」を示された上で、拝読御文の直前では、「日蓮は、母の存命中、母の言うことに背いてばかりいたので、先立たれた今になって、深く後悔しています」(1401ページ、通解)と、御自身のことを顧みられています。
現実には、大聖人は親孝行をしなかったわけではありません。文永元年(1264年)には、病身の母を見舞うために、故郷の安房(現在の千葉県南部)へ足を運ばれています。そして、大聖人の祈りによって、「(母は)4年の寿命を延ばしました」(御書985ページ、通解)と仰せになっています。そこまでしていながらも、「もっと親孝行をしたかった」と振り返られる大聖人の言葉に、どこまでも母を思う温かなお心が伝わってきます。
池田先生は、「報恩の人生に、行き詰まりはありません。父母や師匠をはじめ、今の自分を築かせてくれた一切の人々への感謝と報恩の決意が、自身を向上させる原動力となります」と述べています。
親の恩に報いるために孝養に励むことは、人間として大切な徳目の一つです。
「法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり」(同1528ページ)。万人成仏を説く法華経こそ、最高の父母孝養の経です。だからこそ、大聖人は、最もすぐれた法華経をもって母への孝養を果たそうとされました。
自身を生み育ててくれた親への感謝を胸に、私たち自身が広布のために尽くし抜いていく——そこに真の孝養の道があることは、御聖訓に照らして間違いありません。
◇悪侶に供養すれば悪道に
葬儀や法要、戒名などの化儀を悪用し、仏法を醜い金もうけの道具にしているのが「日顕宗」です。"坊主を呼んで追善しなければ成仏しない""塔婆を立てないと追善回向できない"などと日顕宗は主張しますが、それらは御書に一切書かれていない邪説です。これらの化儀は日蓮大聖人御自身が定められたものではなく、後の時代に作られたものにすぎません。
御書に、「亡くなった御尊父は、存命中に南無妙法蓮華経と唱えたのですから、即身成仏の人なのです」(1423ページ、通解)等とあるように、大聖人は、各人の成仏は生前の信心・実践によることを強調されています。
言葉巧みに仏法を利用して供養集めをする日顕宗。堕落した悪僧を、大聖人は「法師の皮を著たる畜生」(同1386ページ)、「食法がき」(同1111ページ)と痛烈に破折されました。
大聖人が、「たとえ供養しても、真実でないことに供養すれば、大悪とはなっても善とはならない」(同1595ページ、通解)と仰せの通り、謗法に供養することは、かえって自身が悪業を積むことになります。
広布を破壊し、大聖人の教えに違背する日顕宗への供養は、全て「謗法への布施」となります。謗法への布施を断つことは、日蓮仏法の本義にかなった正しい実践です。
★池田先生の指針から
題目の力は、計り知れないほど大きい。私たちが唱える題目の"光明"は、全宇宙のすみずみにまで届き、無間地獄の境涯で苦しむ衆生をも照らし、即身成仏させていくのである。
「さじき女房御返事」には、「この功徳は、あなたの父母や祖父母、さらに無量無辺の衆生にも及んでいくでしょう」(御書1231ページ、通解)と仰せである。広布に生きる信心の偉大な功徳は、亡くなった人や、子孫末代にまでも伝わっていく。
真の追善は、妙法によるしかない。妙法の功力は、今世だけでなく、三世にわたって人々を救いきっていくからである。(『池田大作全集』第100巻)
◇ ◆ ◇
「霊山浄土」は、信心を貫き通して、一生成仏を果たした人が、等しく到達できる大境涯の仏の世界である。
したがって、そこでは、深き生命の次元で、師弟が出会い、親子・夫婦・兄弟が出会い、わが同志たちが出会うことができる。これが真実の法則なのである。
たとえ、今世で相まみえることができなかったとしても、「霊山浄土」において、妙法の師弟、妙法の同志、妙法の家族として巡り会うことができるのである。
これが真実の生命の実態なのだ。(2006年9月22日付、「霊鷲山」と「彼岸」を語る)
こちらが心を開けば
相手の心の扉も開く。
満々たる生命力で
周囲に友好の春風を!
四条金吾殿御返事 P1169
『夜廻の殿原はひとりもたのもしき事はなけれども法華経の故に屋敷を取られたる人人なり、常はむつばせ給うべし、又夜の用心の為と申しかたがた殿の守りとなるべし、吾方の人人をば少少の事をばみずきかずあるべし』
【通解】
夜廻りをしている同志の人たちは、一人も頼りがいがあるとはいえないが、法華経のために屋敷を取られた人々であるから、常に親しくしていきなさい。夜の用心のためにもなり、また殿の守りにもなるであろう。わが味方の人々のことは、少々の過ちがあっても、見ず聞かずのふりをしていきなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月24日
どんな立場の人にも学会の真の姿を堂々語れ!—戸田先生。勇気と誠実で
福井師弟原点の日。関西の「北の砦」は厳然。常勝新時代の先駆けと光れ!
「智者とは世間の法より外に仏法を行ず」御書。信心即生活の実証の旗高く
小学1年の交通死者数は小学6年の8倍—調査。家庭や地域でも注意喚起
架空請求のハガキが頻発「訴訟最終告知」等の悪質な手口。声掛け合い撃退
☆「春季彼岸勤行法要」のために 2018年3月20日
「刑部左衛門尉女房御返事」
『一代聖教を■(てへんに檢のつくり)へて母の孝養を仕らんと存じ候間、母の御訪い申させ給う人人をば我が身の様に思ひまいらせ候へば、あまりにうれしく思ひまいらせ候間あらあら・かきつけて申し候なり、定めて過去聖霊も忽に六道の垢穢を離れて霊山浄土へ御参り候らん、此の法門を知識に値わせ給いて度度きかせ給うべし』(1401ページ6行目〜9行目)
◇本抄について
弘安3年(1280年)10月の御述作とされる本抄は、尾張国(現在の愛知県)に住んでいたと考えられる刑部左衛門尉の妻が、母親の十三回忌に際して、日蓮大聖人へ銭二十貫文を御供養したことに対する御礼の返書です。
この中で大聖人は、父母の恩の中でも、母の恩がとりわけ大きいことを明かされた上で、内外の経典にも報恩の道は説かれているが、母の大恩に報いる真実最高の孝養は、万人成仏を説いた法華経以外にないことを示されます。そして、亡き母の追善を願う刑部左衛門尉の妻の心を称賛され、法華経によって追善供養することこそが真の孝養であることを教えられています。
◇追善回向の本義
日蓮大聖人は拝読御文で、"釈尊の教えの中で最もすぐれた法華経によって、(御自身の)母への孝養をしようと思っていた"と御自身の素直な心情を綴られています。そして、その法華経によって亡き母の追善供養を願った刑部左衛門尉の妻に対して、"亡くなられたあなたのお母さまの聖霊も、たちまちのうちに、苦悩に満ちた穢土を離れて、霊山浄土に参られるでしょう"と述べられ、包み込むように励まされています。
ここで、追善とは、故人に対して、故人が生前に積んだ功徳に追加して、遺族などが功徳を回向することをいいます。また、回向とは、"回らし向ける"こと、すなわち自身が仏法を実践・修行した功徳を、他の人々へ手向けることです。
真の回向は、法華経(その真髄である南無妙法蓮華経)を信じ実践する功徳によって可能であることは、御書に照らして明らかです。
ゆえに、私たち自身が妙法を信じ、仏道修行に励むことで境涯を開き、偉大な功徳をわが身に具えるとともに、その功徳善根を故人に回らし向けていくのが、日蓮仏法における「追善回向」にほかなりません。
御書に「自身仏にならずしては父母をだにもすくいがたし」(1429ページ)とあるように、「追善回向」の本義は、私たち自身が御本尊を信じ、今世の成仏を目指して信心に励んでいくことにあります。
現代において、大聖人の御遺命である広宣流布を進めているのは、創価学会しかありません。
この仏意仏勅の和合僧団の中で、勤行・唱題をはじめとする信心の実践に励んでいくことが、故人に対する最高の追善回向なのです。
◇「父母の恩」に報いる
本抄では、親への孝養の大切さを述べるに当たり、子を産み育てる親の労苦が具体的に描かれています。そうした苦労を踏まえて「父母の恩」を示された上で、拝読御文の直前では、「日蓮は、母の存命中、母の言うことに背いてばかりいたので、先立たれた今になって、深く後悔しています」(1401ページ、通解)と、御自身のことを顧みられています。
現実には、大聖人は親孝行をしなかったわけではありません。文永元年(1264年)には、病身の母を見舞うために、故郷の安房(現在の千葉県南部)へ足を運ばれています。そして、大聖人の祈りによって、「(母は)4年の寿命を延ばしました」(御書985ページ、通解)と仰せになっています。そこまでしていながらも、「もっと親孝行をしたかった」と振り返られる大聖人の言葉に、どこまでも母を思う温かなお心が伝わってきます。
池田先生は、「報恩の人生に、行き詰まりはありません。父母や師匠をはじめ、今の自分を築かせてくれた一切の人々への感謝と報恩の決意が、自身を向上させる原動力となります」と述べています。
親の恩に報いるために孝養に励むことは、人間として大切な徳目の一つです。
「法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり」(同1528ページ)。万人成仏を説く法華経こそ、最高の父母孝養の経です。だからこそ、大聖人は、最もすぐれた法華経をもって母への孝養を果たそうとされました。
自身を生み育ててくれた親への感謝を胸に、私たち自身が広布のために尽くし抜いていく——そこに真の孝養の道があることは、御聖訓に照らして間違いありません。
◇悪侶に供養すれば悪道に
葬儀や法要、戒名などの化儀を悪用し、仏法を醜い金もうけの道具にしているのが「日顕宗」です。"坊主を呼んで追善しなければ成仏しない""塔婆を立てないと追善回向できない"などと日顕宗は主張しますが、それらは御書に一切書かれていない邪説です。これらの化儀は日蓮大聖人御自身が定められたものではなく、後の時代に作られたものにすぎません。
御書に、「亡くなった御尊父は、存命中に南無妙法蓮華経と唱えたのですから、即身成仏の人なのです」(1423ページ、通解)等とあるように、大聖人は、各人の成仏は生前の信心・実践によることを強調されています。
言葉巧みに仏法を利用して供養集めをする日顕宗。堕落した悪僧を、大聖人は「法師の皮を著たる畜生」(同1386ページ)、「食法がき」(同1111ページ)と痛烈に破折されました。
大聖人が、「たとえ供養しても、真実でないことに供養すれば、大悪とはなっても善とはならない」(同1595ページ、通解)と仰せの通り、謗法に供養することは、かえって自身が悪業を積むことになります。
広布を破壊し、大聖人の教えに違背する日顕宗への供養は、全て「謗法への布施」となります。謗法への布施を断つことは、日蓮仏法の本義にかなった正しい実践です。
★池田先生の指針から
題目の力は、計り知れないほど大きい。私たちが唱える題目の"光明"は、全宇宙のすみずみにまで届き、無間地獄の境涯で苦しむ衆生をも照らし、即身成仏させていくのである。
「さじき女房御返事」には、「この功徳は、あなたの父母や祖父母、さらに無量無辺の衆生にも及んでいくでしょう」(御書1231ページ、通解)と仰せである。広布に生きる信心の偉大な功徳は、亡くなった人や、子孫末代にまでも伝わっていく。
真の追善は、妙法によるしかない。妙法の功力は、今世だけでなく、三世にわたって人々を救いきっていくからである。(『池田大作全集』第100巻)
◇ ◆ ◇
「霊山浄土」は、信心を貫き通して、一生成仏を果たした人が、等しく到達できる大境涯の仏の世界である。
したがって、そこでは、深き生命の次元で、師弟が出会い、親子・夫婦・兄弟が出会い、わが同志たちが出会うことができる。これが真実の法則なのである。
たとえ、今世で相まみえることができなかったとしても、「霊山浄土」において、妙法の師弟、妙法の同志、妙法の家族として巡り会うことができるのである。
これが真実の生命の実態なのだ。(2006年9月22日付、「霊鷲山」と「彼岸」を語る)
2018年3月23日金曜日
2018.03.23 わが友に贈る
「志ざしと申す文字を
心へて仏になり候」
不屈の挑戦を貫く人に
栄光の道は開かれる。
最後に勝つ勇者たれ!
阿仏房御書 P1304
『多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』
【通解】
多宝如来の宝塔を供養されるかと思えば、そうではありません。あなたは、わが身を供養しておられるのです。わが身がまた三身即一身の本覚の仏なのです。このように信じて、南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。その場所が、そのまま、宝塔の場所なのです。
〈寸鉄〉 2018年3月23日
宿命と戦う人ほど悩む人を救えるのだ—戸田先生祈り強く人間革命の劇を
中部女性の日。婦女一体で師弟のこの道を前進!広布の一番星と光り輝け
転入・転出の友に温かな励ましを。我らは永遠の同志。共々に飛躍の誓い
相手から贈られたいもの1位、日頃の感謝の言葉。ありがとう!の心を形に
選抜行進曲は「今ありて」と。さあ青年の心意気で拡大!未来は今にありと
☆地域を歩く 沖縄県 八重山諸島 2018年3月16日
◇一人立つ春が来た
3月は、卒業の月だ。
沖縄・那覇市から飛行機で約1時間の石垣島や西表島、与那国島など10島を中心に形成される八重山諸島(沖縄八重山県=新村善次郎県長、山里直美婦人部長)。
ここにも、この春、母校を巣立つ子どもたちが数多くいる。
石垣島以外の島には高校がない。そのため、進学を選んだほとんどの中学生が、卒業後は、家族の住む島を、一人で離れることになる。
「広宣流布記念の日」の本日を迎えるに当たり、そんな沖縄八重山県における、後継の未来部育成を取材した。
◇
今月上旬、八重山諸島の玄関口・南ぬ島石垣空港に降り立つと、ハイビスカスやデイゴなど、亜熱帯の自然が出迎えてくれた。
空港から車で約30分。八重山文化会館で、仲大盛華乃さん・将彦さんきょうだいと出会った。二人はこの春、それぞれ東京の創価大学、大阪の関西創価高校に進学する。
「皆さんが、いつも自分に寄り添ってくれている感じがしました。体調が悪い時は、飲み物の差し入れまでしてくれました」(将彦さん)
仲村法子さん(本部女性未来本部長)は「小さい頃から見てきたけど、むしろ二人の姿に、婦人部・壮年部は励まされてきたのよ」と笑う。
話題はやがて、「2・3『八重山の日』記念総会」に——。
毎年、この総会では、未来部が、青年部と共に池田先生の八重山訪問についての群読を行うのが恒例になっている。そこで、訪問の歴史を学び、地域広布への誓いを立てるのだ。
——1955年(昭和30年)に八重山に妙法の灯がともされて以来、草創の友は、土俗信仰の強い地域に、歯を食いしばるようにして学会理解の輪を広げてきた。
◇広布と人生を開く心の故郷がここに
池田先生が八重山を訪問したのは、74年(同49年)2月3日のことだった。先生は、同志に渾身の激励を送り、八重山の未来の展望として、「20年、30年、50年先には、八重山は、日本はおろか、全世界から脚光を浴びる、暁天の国土になることを疑いません」と。さらに、"「日本のハワイたれ」をキャッチフレーズにして、美しく清らかな自然を守っていただきたい"と語った。
また、高等部・中等部には、「高校生、中学生は、学会の次の後継者です」「八重山のため、皆のために頑張ってください」と呼び掛けた——。
当時、中心者の一人として先生を迎えた南風原光宏さん(県主事)は、「広布の後継者が成長する。これ以上の喜びはないよ」と語る。以来、沖縄八重山県は、各部一体での未来部育成に率先して取り組んできた。
この一年、浪人生活を過ごしてきた華乃さん。くじけそうな日々の支えとなったのは、壮年部・婦人部や、一緒に浪人生活を過ごした未来部からの励ましだったという。
不合格通知が続く中で迎えたのは、今年2月の座談会。地域の同志には現状をありのまま報告しようと、勇気を出して参加した。皆の前に立つと、思わず、悔し涙があふれた。そんな華乃さんを参加者は、「まだ終わりじゃないよ」と真心から励ましてくれた。
"私にも使命がある"——そう前を向いた後日、華乃さんのもとに、創価大学から合格通知が届いたのである。
池田先生の八重山への期待、未来部への期待を身にしみて感じるようになった華乃さん。将来、何らかの形で八重山に恩返しを、と誓っている。
近年、沖縄八重山県が、県全体でチームづくりを行うなど力を入れるのが、英語劇のコンクール「E—1グランプリ」だ。宮良玲子さん(県女性未来本部長)は、「挑戦したメンバーは別人のように変わるんですよ」と語る。
毎回の練習には、壮年部・婦人部が激励に駆け付けるだけでなく、男子部が先生の指針などを必ず紹介しているという。
将彦さんはこれまでに2回挑戦した。最初は気が進まなかったが、次第に、皆でやることの楽しさ、英語を話すことのおもしろさに気付いた。「練習で聞いた"他人ではなく、自分が行動する。この率先が人生を開くカギである"との言葉が印象に残っています」
そうした中で、自身の進路も真剣に考えるようになった。すると、八重山には、たくさんの外国人観光客が訪れていることに気付いた。
石垣市は、今年1月にアメリカの旅行口コミサイトが発表した「人気上昇中の観光都市」で、初めてハワイを抜いて世界第1位となっている。
「日本のハワイたれ」——その先生の言葉を胸に、将彦さんは"世界で仕事ができるようになりたい"と思うように。志望校を国際的な環境のある関西創価高校に定め、努力の末に願いを叶えた。
「八重山で、他人の幸福を考えることを学びました。海外で活躍できる自分に成長します!」
島を離れても、心の絆は、時間や距離を超えて結ばれ続けるものだ。
高校卒業後、近所でアルバイトを始めた高良りょう子さん(女子地区リーダー)。その矢先だった。弟・銀さんが亡くなったのは。
"なぜ?"——現実を受け入れられなかった。毎日のように、学会員の先輩たちが自宅を訪ねてくれた。「苦しかったけど、『生命の絆は永遠だから、銀ちゃんとまた、会えるよ』と励ましてもらった時、不思議と、"絶対、大丈夫"と思えました。信心していたからだと思います」(高良さん)
ずっと寄り添ってきた山里世紀子さん(婦人部副本部長)は「銀ちゃんのためにも、未来部の皆を、八重山家族を守っていこうと地域のリーダーで決めたんです」と振り返る。
その後、高良さんは数年間、東京へ。栄養士の資格を取得した。
その間、八重山の同志とは、電話のほか、銀さんの法事、広宣流布大誓堂での誓願勤行会などのたびにつながり続けた。
昨年、八重山に戻った高良さん。「どこに行っても八重山家族に助けてもらいました。八重山広布に貢献することが、最高の恩返しだと思っています」
卒業生の中には、すでにUターンを決意している未来部もいる。
東京の創価大学に進学する大盛太介さん。その自宅を、大盛さんと関わってきた池城浩一さん(県男子部長)と共に訪ねた。
小学校の時から、走り高跳びに汗を流してきた大盛さんが進路を決めたのは、高校3年の時。ニュースなどで報道される過労死の問題を身近に感じたことがきっかけだった。その後、「社会保険労務士」になるという夢が定まり、大学の推薦入試の受験を決めた。
大盛さんは振り返る。「『太ちゃんのために、いつも題目送っているからね』という言葉に力をもらいました」。
将来、石垣島に戻り、子どもの貧困といった社会問題についても、解決に尽力したいという。
「戻って来たら、男子部の先輩たちのように、地域の役に立っていけたらいいな」——そう語る大盛さんの横で、池城さんが笑顔でうなずいた。
◇
今月11日に行われた未来部の卒業部員会(八重山文化会館)。卒業する子どもたちに、青年部有志が手作りの「日めくりカレンダー」を贈った。
そこには、池田先生の言葉がつづられていた。「信心は一生涯のものです。あせることはない。青春時代に『生涯、信心をつらぬく』土台を築けばいいのです」
どこに旅立とうとも、未来部一人一人にとっての、信心の故郷がある。それが八重山家族の誇りなのだ。
心へて仏になり候」
不屈の挑戦を貫く人に
栄光の道は開かれる。
最後に勝つ勇者たれ!
阿仏房御書 P1304
『多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』
【通解】
多宝如来の宝塔を供養されるかと思えば、そうではありません。あなたは、わが身を供養しておられるのです。わが身がまた三身即一身の本覚の仏なのです。このように信じて、南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。その場所が、そのまま、宝塔の場所なのです。
〈寸鉄〉 2018年3月23日
宿命と戦う人ほど悩む人を救えるのだ—戸田先生祈り強く人間革命の劇を
中部女性の日。婦女一体で師弟のこの道を前進!広布の一番星と光り輝け
転入・転出の友に温かな励ましを。我らは永遠の同志。共々に飛躍の誓い
相手から贈られたいもの1位、日頃の感謝の言葉。ありがとう!の心を形に
選抜行進曲は「今ありて」と。さあ青年の心意気で拡大!未来は今にありと
☆地域を歩く 沖縄県 八重山諸島 2018年3月16日
◇一人立つ春が来た
3月は、卒業の月だ。
沖縄・那覇市から飛行機で約1時間の石垣島や西表島、与那国島など10島を中心に形成される八重山諸島(沖縄八重山県=新村善次郎県長、山里直美婦人部長)。
ここにも、この春、母校を巣立つ子どもたちが数多くいる。
石垣島以外の島には高校がない。そのため、進学を選んだほとんどの中学生が、卒業後は、家族の住む島を、一人で離れることになる。
「広宣流布記念の日」の本日を迎えるに当たり、そんな沖縄八重山県における、後継の未来部育成を取材した。
◇
今月上旬、八重山諸島の玄関口・南ぬ島石垣空港に降り立つと、ハイビスカスやデイゴなど、亜熱帯の自然が出迎えてくれた。
空港から車で約30分。八重山文化会館で、仲大盛華乃さん・将彦さんきょうだいと出会った。二人はこの春、それぞれ東京の創価大学、大阪の関西創価高校に進学する。
「皆さんが、いつも自分に寄り添ってくれている感じがしました。体調が悪い時は、飲み物の差し入れまでしてくれました」(将彦さん)
仲村法子さん(本部女性未来本部長)は「小さい頃から見てきたけど、むしろ二人の姿に、婦人部・壮年部は励まされてきたのよ」と笑う。
話題はやがて、「2・3『八重山の日』記念総会」に——。
毎年、この総会では、未来部が、青年部と共に池田先生の八重山訪問についての群読を行うのが恒例になっている。そこで、訪問の歴史を学び、地域広布への誓いを立てるのだ。
——1955年(昭和30年)に八重山に妙法の灯がともされて以来、草創の友は、土俗信仰の強い地域に、歯を食いしばるようにして学会理解の輪を広げてきた。
◇広布と人生を開く心の故郷がここに
池田先生が八重山を訪問したのは、74年(同49年)2月3日のことだった。先生は、同志に渾身の激励を送り、八重山の未来の展望として、「20年、30年、50年先には、八重山は、日本はおろか、全世界から脚光を浴びる、暁天の国土になることを疑いません」と。さらに、"「日本のハワイたれ」をキャッチフレーズにして、美しく清らかな自然を守っていただきたい"と語った。
また、高等部・中等部には、「高校生、中学生は、学会の次の後継者です」「八重山のため、皆のために頑張ってください」と呼び掛けた——。
当時、中心者の一人として先生を迎えた南風原光宏さん(県主事)は、「広布の後継者が成長する。これ以上の喜びはないよ」と語る。以来、沖縄八重山県は、各部一体での未来部育成に率先して取り組んできた。
この一年、浪人生活を過ごしてきた華乃さん。くじけそうな日々の支えとなったのは、壮年部・婦人部や、一緒に浪人生活を過ごした未来部からの励ましだったという。
不合格通知が続く中で迎えたのは、今年2月の座談会。地域の同志には現状をありのまま報告しようと、勇気を出して参加した。皆の前に立つと、思わず、悔し涙があふれた。そんな華乃さんを参加者は、「まだ終わりじゃないよ」と真心から励ましてくれた。
"私にも使命がある"——そう前を向いた後日、華乃さんのもとに、創価大学から合格通知が届いたのである。
池田先生の八重山への期待、未来部への期待を身にしみて感じるようになった華乃さん。将来、何らかの形で八重山に恩返しを、と誓っている。
近年、沖縄八重山県が、県全体でチームづくりを行うなど力を入れるのが、英語劇のコンクール「E—1グランプリ」だ。宮良玲子さん(県女性未来本部長)は、「挑戦したメンバーは別人のように変わるんですよ」と語る。
毎回の練習には、壮年部・婦人部が激励に駆け付けるだけでなく、男子部が先生の指針などを必ず紹介しているという。
将彦さんはこれまでに2回挑戦した。最初は気が進まなかったが、次第に、皆でやることの楽しさ、英語を話すことのおもしろさに気付いた。「練習で聞いた"他人ではなく、自分が行動する。この率先が人生を開くカギである"との言葉が印象に残っています」
そうした中で、自身の進路も真剣に考えるようになった。すると、八重山には、たくさんの外国人観光客が訪れていることに気付いた。
石垣市は、今年1月にアメリカの旅行口コミサイトが発表した「人気上昇中の観光都市」で、初めてハワイを抜いて世界第1位となっている。
「日本のハワイたれ」——その先生の言葉を胸に、将彦さんは"世界で仕事ができるようになりたい"と思うように。志望校を国際的な環境のある関西創価高校に定め、努力の末に願いを叶えた。
「八重山で、他人の幸福を考えることを学びました。海外で活躍できる自分に成長します!」
島を離れても、心の絆は、時間や距離を超えて結ばれ続けるものだ。
高校卒業後、近所でアルバイトを始めた高良りょう子さん(女子地区リーダー)。その矢先だった。弟・銀さんが亡くなったのは。
"なぜ?"——現実を受け入れられなかった。毎日のように、学会員の先輩たちが自宅を訪ねてくれた。「苦しかったけど、『生命の絆は永遠だから、銀ちゃんとまた、会えるよ』と励ましてもらった時、不思議と、"絶対、大丈夫"と思えました。信心していたからだと思います」(高良さん)
ずっと寄り添ってきた山里世紀子さん(婦人部副本部長)は「銀ちゃんのためにも、未来部の皆を、八重山家族を守っていこうと地域のリーダーで決めたんです」と振り返る。
その後、高良さんは数年間、東京へ。栄養士の資格を取得した。
その間、八重山の同志とは、電話のほか、銀さんの法事、広宣流布大誓堂での誓願勤行会などのたびにつながり続けた。
昨年、八重山に戻った高良さん。「どこに行っても八重山家族に助けてもらいました。八重山広布に貢献することが、最高の恩返しだと思っています」
卒業生の中には、すでにUターンを決意している未来部もいる。
東京の創価大学に進学する大盛太介さん。その自宅を、大盛さんと関わってきた池城浩一さん(県男子部長)と共に訪ねた。
小学校の時から、走り高跳びに汗を流してきた大盛さんが進路を決めたのは、高校3年の時。ニュースなどで報道される過労死の問題を身近に感じたことがきっかけだった。その後、「社会保険労務士」になるという夢が定まり、大学の推薦入試の受験を決めた。
大盛さんは振り返る。「『太ちゃんのために、いつも題目送っているからね』という言葉に力をもらいました」。
将来、石垣島に戻り、子どもの貧困といった社会問題についても、解決に尽力したいという。
「戻って来たら、男子部の先輩たちのように、地域の役に立っていけたらいいな」——そう語る大盛さんの横で、池城さんが笑顔でうなずいた。
◇
今月11日に行われた未来部の卒業部員会(八重山文化会館)。卒業する子どもたちに、青年部有志が手作りの「日めくりカレンダー」を贈った。
そこには、池田先生の言葉がつづられていた。「信心は一生涯のものです。あせることはない。青春時代に『生涯、信心をつらぬく』土台を築けばいいのです」
どこに旅立とうとも、未来部一人一人にとっての、信心の故郷がある。それが八重山家族の誇りなのだ。
2018年3月22日木曜日
2018.03.22 わが友に贈る
苦難や逆境と闘う友よ
我らには信心がある。
試練の「冬」は必ず
栄光の「春」となる!
今こそ大確信の題目を!
盂蘭盆御書 P1430
『悪の中の大悪は我が身に其の苦をうくるのみならず子と孫と末へ七代までもかかり候けるなり、善の中の大善も又又かくのごとし、目蓮尊者が法華経を信じまいらせし大善は我が身仏になるのみならず父母仏になり給う、上七代下七代上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う』
【通解】
悪の中の大悪は、その報いの苦しみを、わが身に受けるだけでなく、子と孫と末代に七代までもかかるのである。
善の中の大善もまた同じである。目連尊者が法華経を信じられた大善は、目連尊者自身が仏になっただけでなく、目連尊者の父母も仏になられたのである。
また上七代、下七代、上無量生、下無量生の父母たちまでも、思いがけなく成仏されたのである。
〈寸鉄〉 2018年3月22日
学会には最良の社会を築こうとの目的と行動が—識者。絆結ぶ語らい更に
関西男子部の日。勇将よ新たな拡大の金字塔を!不撓不屈こそ常勝の魂と
「法華経を説く人は柔和忍辱衣と申して」御書。誠実・忍耐こそ対話の要
個人を狙うサイバー攻撃が増加。怪しいメールは絶対開くな。警戒忘れず
子の将来不安、親の7割と。だから今戦うのだ!輝く未来を大人の責任で
☆世界宗教の仏法を学ぶ 池田先生の指導・励ましから 第2回 衆生所遊楽——揺るぎない大境涯の確立
連載「世界宗教の仏法を学ぶ」では、池田先生の指導や励ましを教学のテーマ別に紹介。併せて、それらに関する仏法用語や日蓮大聖人の御書などを紹介します。第2回のテーマは「衆生所遊楽」です。
小説「新・人間革命」第26巻「法旗」の章
【あらすじ】1978年(昭和53年)1月6日、新春本部幹部会で広布第2章の「支部制」の実施が発表される。山本伸一会長は、1月14日には、東京・立川文化会館で行われた第2東京本部の婦人部勤行会に出席。伸一は、婦人部の小単位の学習・懇談に一段と弾みをつけ、皆が歓喜の信心に励めるようにと願い、語り掛ける。
「われわれは、なんのために、この世に生を受けたのか——」
一瞬、場内は静まり返った。思案顔の人もいれば、早く伸一の次の言葉を聞きたいと、瞳を輝かせる人もいた。
「それは、『衆生所遊楽』と御書にもあるように、この人生を"楽しむ"ためであります。そして、苦渋の人生から、遊楽の人生へと転換していくための信心なんです」
ここで伸一は、遊楽へと転ずる具体的な実践が、御本尊への唱題であると結論を述べたうえで、その原理を明らかにしていった。
「御本仏の生命の当体である御本尊に、南無妙法蓮華経と題目を唱えていくならば、自身の生命が仏の大生命と境智冥合していきます。それによって、己心に具わっている仏の生命を開いていくことができるんです。
その生命境涯が『四徳』、すなわち『常楽我浄』であると説かれています。
『常』とは、常住であり、仏、衆生の心に具わる仏の生命は、三世永遠であることを示しています。『楽』とは、苦しみがなく、安らかなことであり、『我』とは、何ものにも壊されない強靱な生命です。『浄』とは、この上なく清らかな生命をいいます」
自身の胸中に、「常楽我浄」の生命が滾々と湧き出ているならば、何ものをも恐れず、何があっても、悠々と、歓喜にあふれた日々を送ることができる。
伸一は、仏法で説く「遊楽」とは、単に財産や地位、名声、技能などがあるということでもなければ、健康であるといった相対的なものでもないと述べた。そして、それは、自らの生命の奥底から湧きいずる充実と歓喜であり、絶対的幸福境涯であると訴えた。
「皆さんは、ご主人の月給がもう少し高ければとか、もっと広い家に住みたいとか、子どもの成績がもっと良ければなど、さまざまな思いをいだいているでしょう。
その望みを叶えようと祈り、努力して、実現させていくことも大切です。しかし、最も大事なことは、どんな大試練に遭遇しても、決して負けたり、挫けたりすることのない、自身の境涯を築いていくことです。
すべての財産を失ってしまった。大病を患ってしまった。最愛の人を亡くしてしまった——そんな事態に遭遇しても、それを乗り越え、幸福を創造していける力をもってこそ、本当の遊楽なんです。
日蓮大聖人は、いつ命を奪われるかもしれないような佐渡流罪の渦中にあって、『流人なれども喜悦はかりなし』(御書1360ページ)と言われている。この大境涯の確立こそ、信心の目的なんです。
したがって、遊楽の境涯には、広宣流布のために、大難にも堂々と立ち向かっていく勇猛心が不可欠なんです。勇猛心なきところには、崩れざる遊楽はありません」
理解を深めるために
●「楽しむために生まれてきた」
ここでは仏法で説かれる「衆生所遊楽」という言葉について説明します。
法華経如来寿量品第16には、「衆生の遊楽する所なり」(法華経491ページ)とあります。「衆生」とは凡夫、「遊楽」とは遊び楽しむことで幸福境涯を指し、「所」とは娑婆世界(現実社会)のことです。
法華経以前の爾前経では、仏の住む世界を「浄土」とし、苦悩に満ちた現実世界である「穢土」とは懸け離れた別世界であると説いてきました。それに対して、法華経では、仏は娑婆世界に常住するのであり、この娑婆世界が実は、衆生が楽しむ所であると説き明かしたのです。
第2代会長の戸田城聖先生は、「衆生所遊楽」の経文を通して、「人間というのは、世の中へ楽しむために生まれてきたのです。苦しむために生まれてきたのではないのです」と語られていました。
池田先生も、「仏の眼で見るならば、また衆生が胸中の『仏の境涯』を開くならば、この娑婆世界が即、衆生の遊楽する楽土となる。いわば、この世の舞台で、私たちは『楽しく生きぬく』という人生の劇を演じているのです」と語っています。
私たちは本来、誰もが悠々と人生を"遊び楽しむ"力を持っています。幸福になるために、私たちは生まれてきました。どんな苦難をも勝ち越えゆく力——その偉大な"生命の力"を引き出すための実践が「信心」なのです。
日蓮大聖人の御書から 「四条金吾殿御返事」について
●「苦楽ともに」思い合わせた祈り
日蓮大聖人は、「四条金吾殿御返事(衆生所遊楽御書)」の中で、「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く『衆生所遊楽』云云、此の文・あに自受法楽にあらずや」(御書1143ページ)と仰せです。
また、同じ御書で「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ」(同ページ)とも述べられています。
四条金吾が、このお手紙を頂く2年前、金吾は主君の江間氏を折伏したことを機に、主君から遠ざけられてしまいました。さらに、金吾に嫉妬していた同僚からの讒言などによって、江間家の中で苦しい立場に立たされていたのです。
大聖人は、苦境のまっただ中にあった金吾に、深き信心を起こして南無妙法蓮華経と唱える以外に真の遊楽はないことを強調され、そこに法華経に説かれる「衆生所遊楽」の本当の意味があることを教えられています。
この大聖人の指導を忠実に守り、実践していった金吾は、主君からの信頼を回復し、それまでの3倍の領地を賜るなど、勝利の実証を示していったのです。
我らには信心がある。
試練の「冬」は必ず
栄光の「春」となる!
今こそ大確信の題目を!
盂蘭盆御書 P1430
『悪の中の大悪は我が身に其の苦をうくるのみならず子と孫と末へ七代までもかかり候けるなり、善の中の大善も又又かくのごとし、目蓮尊者が法華経を信じまいらせし大善は我が身仏になるのみならず父母仏になり給う、上七代下七代上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う』
【通解】
悪の中の大悪は、その報いの苦しみを、わが身に受けるだけでなく、子と孫と末代に七代までもかかるのである。
善の中の大善もまた同じである。目連尊者が法華経を信じられた大善は、目連尊者自身が仏になっただけでなく、目連尊者の父母も仏になられたのである。
また上七代、下七代、上無量生、下無量生の父母たちまでも、思いがけなく成仏されたのである。
〈寸鉄〉 2018年3月22日
学会には最良の社会を築こうとの目的と行動が—識者。絆結ぶ語らい更に
関西男子部の日。勇将よ新たな拡大の金字塔を!不撓不屈こそ常勝の魂と
「法華経を説く人は柔和忍辱衣と申して」御書。誠実・忍耐こそ対話の要
個人を狙うサイバー攻撃が増加。怪しいメールは絶対開くな。警戒忘れず
子の将来不安、親の7割と。だから今戦うのだ!輝く未来を大人の責任で
☆世界宗教の仏法を学ぶ 池田先生の指導・励ましから 第2回 衆生所遊楽——揺るぎない大境涯の確立
連載「世界宗教の仏法を学ぶ」では、池田先生の指導や励ましを教学のテーマ別に紹介。併せて、それらに関する仏法用語や日蓮大聖人の御書などを紹介します。第2回のテーマは「衆生所遊楽」です。
小説「新・人間革命」第26巻「法旗」の章
【あらすじ】1978年(昭和53年)1月6日、新春本部幹部会で広布第2章の「支部制」の実施が発表される。山本伸一会長は、1月14日には、東京・立川文化会館で行われた第2東京本部の婦人部勤行会に出席。伸一は、婦人部の小単位の学習・懇談に一段と弾みをつけ、皆が歓喜の信心に励めるようにと願い、語り掛ける。
「われわれは、なんのために、この世に生を受けたのか——」
一瞬、場内は静まり返った。思案顔の人もいれば、早く伸一の次の言葉を聞きたいと、瞳を輝かせる人もいた。
「それは、『衆生所遊楽』と御書にもあるように、この人生を"楽しむ"ためであります。そして、苦渋の人生から、遊楽の人生へと転換していくための信心なんです」
ここで伸一は、遊楽へと転ずる具体的な実践が、御本尊への唱題であると結論を述べたうえで、その原理を明らかにしていった。
「御本仏の生命の当体である御本尊に、南無妙法蓮華経と題目を唱えていくならば、自身の生命が仏の大生命と境智冥合していきます。それによって、己心に具わっている仏の生命を開いていくことができるんです。
その生命境涯が『四徳』、すなわち『常楽我浄』であると説かれています。
『常』とは、常住であり、仏、衆生の心に具わる仏の生命は、三世永遠であることを示しています。『楽』とは、苦しみがなく、安らかなことであり、『我』とは、何ものにも壊されない強靱な生命です。『浄』とは、この上なく清らかな生命をいいます」
自身の胸中に、「常楽我浄」の生命が滾々と湧き出ているならば、何ものをも恐れず、何があっても、悠々と、歓喜にあふれた日々を送ることができる。
伸一は、仏法で説く「遊楽」とは、単に財産や地位、名声、技能などがあるということでもなければ、健康であるといった相対的なものでもないと述べた。そして、それは、自らの生命の奥底から湧きいずる充実と歓喜であり、絶対的幸福境涯であると訴えた。
「皆さんは、ご主人の月給がもう少し高ければとか、もっと広い家に住みたいとか、子どもの成績がもっと良ければなど、さまざまな思いをいだいているでしょう。
その望みを叶えようと祈り、努力して、実現させていくことも大切です。しかし、最も大事なことは、どんな大試練に遭遇しても、決して負けたり、挫けたりすることのない、自身の境涯を築いていくことです。
すべての財産を失ってしまった。大病を患ってしまった。最愛の人を亡くしてしまった——そんな事態に遭遇しても、それを乗り越え、幸福を創造していける力をもってこそ、本当の遊楽なんです。
日蓮大聖人は、いつ命を奪われるかもしれないような佐渡流罪の渦中にあって、『流人なれども喜悦はかりなし』(御書1360ページ)と言われている。この大境涯の確立こそ、信心の目的なんです。
したがって、遊楽の境涯には、広宣流布のために、大難にも堂々と立ち向かっていく勇猛心が不可欠なんです。勇猛心なきところには、崩れざる遊楽はありません」
理解を深めるために
●「楽しむために生まれてきた」
ここでは仏法で説かれる「衆生所遊楽」という言葉について説明します。
法華経如来寿量品第16には、「衆生の遊楽する所なり」(法華経491ページ)とあります。「衆生」とは凡夫、「遊楽」とは遊び楽しむことで幸福境涯を指し、「所」とは娑婆世界(現実社会)のことです。
法華経以前の爾前経では、仏の住む世界を「浄土」とし、苦悩に満ちた現実世界である「穢土」とは懸け離れた別世界であると説いてきました。それに対して、法華経では、仏は娑婆世界に常住するのであり、この娑婆世界が実は、衆生が楽しむ所であると説き明かしたのです。
第2代会長の戸田城聖先生は、「衆生所遊楽」の経文を通して、「人間というのは、世の中へ楽しむために生まれてきたのです。苦しむために生まれてきたのではないのです」と語られていました。
池田先生も、「仏の眼で見るならば、また衆生が胸中の『仏の境涯』を開くならば、この娑婆世界が即、衆生の遊楽する楽土となる。いわば、この世の舞台で、私たちは『楽しく生きぬく』という人生の劇を演じているのです」と語っています。
私たちは本来、誰もが悠々と人生を"遊び楽しむ"力を持っています。幸福になるために、私たちは生まれてきました。どんな苦難をも勝ち越えゆく力——その偉大な"生命の力"を引き出すための実践が「信心」なのです。
日蓮大聖人の御書から 「四条金吾殿御返事」について
●「苦楽ともに」思い合わせた祈り
日蓮大聖人は、「四条金吾殿御返事(衆生所遊楽御書)」の中で、「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く『衆生所遊楽』云云、此の文・あに自受法楽にあらずや」(御書1143ページ)と仰せです。
また、同じ御書で「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ」(同ページ)とも述べられています。
四条金吾が、このお手紙を頂く2年前、金吾は主君の江間氏を折伏したことを機に、主君から遠ざけられてしまいました。さらに、金吾に嫉妬していた同僚からの讒言などによって、江間家の中で苦しい立場に立たされていたのです。
大聖人は、苦境のまっただ中にあった金吾に、深き信心を起こして南無妙法蓮華経と唱える以外に真の遊楽はないことを強調され、そこに法華経に説かれる「衆生所遊楽」の本当の意味があることを教えられています。
この大聖人の指導を忠実に守り、実践していった金吾は、主君からの信頼を回復し、それまでの3倍の領地を賜るなど、勝利の実証を示していったのです。
2018年3月21日水曜日
2018.03.21 わが友に贈る
未来部の育成は
妙法の「命を継ぐ」
最も尊き聖行なり!
担当者の皆様に
皆で最敬礼しよう!
一生成仏抄 P384
『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』
【通解】
今の私達の一念が、無明におおわれて迷いの心である時は磨いていない鏡であり、これを磨けば必ず法性真如の明鏡となるのである。強く信心を起こして、日夜朝暮に怠ることなく磨いていきなさい。では、どの様にして磨くのか。ただ南無妙法蓮華経と唱える事、これが磨くという事である。
〈寸鉄〉 2018年3月21日
全国で春季彼岸勤行法要広布の同志の唱題こそ最高の追善。福徳は三世に
九州の日。世界の模範たる先駆の友よ!5・3へ未来開く圧倒的拡大劇を
最も高き思想から学べ—戸田先生。教学は人生の勝利学。行学二道に励め
国際人種差別撤廃デー。全ての子供への教育確保等、各国の協調を今こそ
スマホ等の「ながら運転」は厳禁。重大な事故多し。絶対無事故の声掛け皆で
☆御書と歩む� 第10回 青年が輝く座談会を
『一切は現証には如かず』(教行証御書、1279ページ)
◇通解
一切は現証(現実の結果)にすぎるものはない。
◇同志への指針
妙法の功力は絶対であり、必ず現証を示すことができる。牧口先生は、「百発百中」の実証の体験を、座談会で、新来の友や若人に語っていくのだと言われていた。
今や世界の"ザダンカイ"でも、「体験を語る」「青年が主役」「友人と共に」との伝統が輝く。
若き友を皆で励まそう! そして、功徳の花を咲き薫らせようではないか!
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 上野殿御返事(竜門御書) 2018年3月10日
◇広布の大願に生き抜こう
◇誓願を貫く中に最高の幸福境涯が
今月は「上野殿御返事(竜門御書)」を学びます。
池田先生は本抄の講義の中で述べています。
「私のこの五十年間は、いわば『毎日が三・一六』というべき誓いと覚悟の日々でした。今、私が挑んでいる最大の仕事は、『広宣流布の大願』に生きる喜びを、永遠に、民衆の心に、なかんずく青年の心に打ち立て、輝かせていくことにほかならない。一切は青年に託す以外にないからです」
本年は、後継の「3・16」から60周年。師と共に広宣流布の大願に生き抜く深き使命を心に刻んでいきましょう。(拝読範囲は本抄全編です)
◇本抄について
本抄は、弘安2年(1279年)11月6日、日蓮大聖人が身延から駿河国(静岡県中央部)の若き門下・南条時光に送られたお手紙です。別名を「竜門御書」といいます。時光は、亡き父の志を継いで、幼い頃から大聖人を師匠と仰ぎ、日興上人の激励を受けながら純粋な信心に励んできました。
本抄の御執筆当時は、大聖人の門下が激しい弾圧を受けた「熱原の法難」の渦中でした。時光は、迫害に直面した人々を自らの屋敷にかくまうなど、同志を守り抜きました。正義のために戦い抜く時光を、大聖人は本抄で「上野賢人」と呼んで、最大に称賛されています。
◇御文
『願くは我が弟子等・大願ををこせ、去年去去年のやくびゃうに死にし人人の・かずにも入らず、又当時・蒙古のせめに・まぬかるべしともみへず、とにかくに死は一定なり、其の時のなげきは・たうじのごとし、をなじくは・かりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ、法華経の第三に云く「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」云云』(御書1561ページ1行目〜5行目)
◇通解
願わくは、我が弟子たちよ、大願を起こしなさい。
あなたたちは、去年および一昨年に流行した疫病で死んだ人々の数に入ることもありませんでした。しかしまた、今、蒙古が襲来してきたら死をまぬかれるものとも思えません。
いずれにしても、死は必ず訪れることなのです。そのときの嘆きは、現在の嘆きと同じでしょう。
同じく死ぬのであるならば、かりにも法華経のために命を捨てなさい。露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものと思いなさい。
法華経の第3巻では、梵天が語っています。「願わくは、この無量の功徳を広く一切衆生に分け与えて、私たち(=梵天たち)と一切衆生と皆、一緒に成仏への軌道を歩めますように」(法華経化城喩品第7)と。
◇解説
「わが弟子たちよ、大願を起こせ!」——。日蓮大聖人は、迫害の嵐のなかで戦う弟子に、このように力強く呼び掛けられています。「大願」とは、"全ての人を幸福にしたい"との仏の願い、すなわち「広宣流布の大願」です。
拝読御文は、いかなる苦難に直面しても師と共に広布の大願を貫けば、必ず乗り越えられることを教えられているのです。
本抄を執筆された当時は、疫病が大流行し、さらに、蒙古が再度、襲来するかもしれないという状況下であり、人々の前に死が差し迫っていました。
そうしたなかで大聖人は、"誰人も死を逃れることはできないのだから、限りある命を法華経のために使っていきなさい"と仰せです。自身の命を何のために使うのか——。この「使命」を自覚する時、無限の力が湧いてくるのです。
私たちは、大宇宙から見れば、一滴の「露」や一粒の「塵」のようにはかない、小さな存在かもしれません。しかし、露が大海に溶け込み、塵が大地と一つになるように、広布の大願に生き抜けば、妙法と一体の偉大な境涯を開くことができるのです。
「大願に生きる」とは、私たちの実践でいえば、師の誓願と行動を受け継ぎ、自身の縁する一人一人の幸福を祈って、誠実に仏法を語り弘めていくことといえるでしょう。
後継の「3・16」60周年のこの時に、師匠のもとに生まれ合わせた私たちの使命と宿縁は計り知れません。
池田先生は呼び掛けています。「『広宣流布の大願』と『仏界の生命』とは一体です。だからこそ——この誓いに生き抜く時、人は最も尊く、最も強く、最も大きくなれる。この誓いを貫く時、仏の勇気、仏の智慧、仏の慈悲が限りなく湧き出でてくる。この誓いに徹し切る時、どんな悩みも変毒為薬し、宿命をも使命へと転じていける」と。
いよいよ迎える「世界青年部総会」。全世界の青年と共に師匠の大願を受け継ぎ、広宣流布の栄光の門を勝ち開いていきましょう!
★池田先生の講義から
師と共に同じ誓いに立ち、自他共の幸福を実現しようと法を弘め、人々を励ましていく。この仏法の慈悲に連なる「大いなる願い」は、決して特別に選ばれた人だけが持つものではない。全ての弟子、ひいては、誰人もが本然的に胸中に抱いているものです。
大願を「をこせ」とは、この誰もが本来持っている、自分の根底にある願いを「思い起こしなさい」ということでもありましょう。(2017年3月号「大白蓮華」、「世界を照らす太陽の仏法」)
◇ ◆ ◇
大願とは、私たちの立場で言えば、広宣流布に生きることです。
この「大いなる生き方」を教えるのが師匠です。そして、師と同じ「大いなる生き方」を歩んでこそ真の弟子です。今、日蓮大聖人の仏法に目覚めた世界中の地涌の菩薩が立ち上がり、互いに異体同心で広宣流布を目指していく時代に入りました。大願を共有する地涌の連帯が実現しました。広布第二幕を担う青年が、各地で立ち上がりました。
私は一切を託します! 未来を、よろしく頼みます!(『希望の経典「御書」に学ぶ』第2巻)
研さんのために
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第2巻、「上野殿御返事」(聖教新聞社)
○…2017年3月号「大白蓮華」、「世界を照らす太陽の仏法」〈誓願〉(同)
妙法の「命を継ぐ」
最も尊き聖行なり!
担当者の皆様に
皆で最敬礼しよう!
一生成仏抄 P384
『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』
【通解】
今の私達の一念が、無明におおわれて迷いの心である時は磨いていない鏡であり、これを磨けば必ず法性真如の明鏡となるのである。強く信心を起こして、日夜朝暮に怠ることなく磨いていきなさい。では、どの様にして磨くのか。ただ南無妙法蓮華経と唱える事、これが磨くという事である。
〈寸鉄〉 2018年3月21日
全国で春季彼岸勤行法要広布の同志の唱題こそ最高の追善。福徳は三世に
九州の日。世界の模範たる先駆の友よ!5・3へ未来開く圧倒的拡大劇を
最も高き思想から学べ—戸田先生。教学は人生の勝利学。行学二道に励め
国際人種差別撤廃デー。全ての子供への教育確保等、各国の協調を今こそ
スマホ等の「ながら運転」は厳禁。重大な事故多し。絶対無事故の声掛け皆で
☆御書と歩む� 第10回 青年が輝く座談会を
『一切は現証には如かず』(教行証御書、1279ページ)
◇通解
一切は現証(現実の結果)にすぎるものはない。
◇同志への指針
妙法の功力は絶対であり、必ず現証を示すことができる。牧口先生は、「百発百中」の実証の体験を、座談会で、新来の友や若人に語っていくのだと言われていた。
今や世界の"ザダンカイ"でも、「体験を語る」「青年が主役」「友人と共に」との伝統が輝く。
若き友を皆で励まそう! そして、功徳の花を咲き薫らせようではないか!
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 上野殿御返事(竜門御書) 2018年3月10日
◇広布の大願に生き抜こう
◇誓願を貫く中に最高の幸福境涯が
今月は「上野殿御返事(竜門御書)」を学びます。
池田先生は本抄の講義の中で述べています。
「私のこの五十年間は、いわば『毎日が三・一六』というべき誓いと覚悟の日々でした。今、私が挑んでいる最大の仕事は、『広宣流布の大願』に生きる喜びを、永遠に、民衆の心に、なかんずく青年の心に打ち立て、輝かせていくことにほかならない。一切は青年に託す以外にないからです」
本年は、後継の「3・16」から60周年。師と共に広宣流布の大願に生き抜く深き使命を心に刻んでいきましょう。(拝読範囲は本抄全編です)
◇本抄について
本抄は、弘安2年(1279年)11月6日、日蓮大聖人が身延から駿河国(静岡県中央部)の若き門下・南条時光に送られたお手紙です。別名を「竜門御書」といいます。時光は、亡き父の志を継いで、幼い頃から大聖人を師匠と仰ぎ、日興上人の激励を受けながら純粋な信心に励んできました。
本抄の御執筆当時は、大聖人の門下が激しい弾圧を受けた「熱原の法難」の渦中でした。時光は、迫害に直面した人々を自らの屋敷にかくまうなど、同志を守り抜きました。正義のために戦い抜く時光を、大聖人は本抄で「上野賢人」と呼んで、最大に称賛されています。
◇御文
『願くは我が弟子等・大願ををこせ、去年去去年のやくびゃうに死にし人人の・かずにも入らず、又当時・蒙古のせめに・まぬかるべしともみへず、とにかくに死は一定なり、其の時のなげきは・たうじのごとし、をなじくは・かりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ、法華経の第三に云く「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」云云』(御書1561ページ1行目〜5行目)
◇通解
願わくは、我が弟子たちよ、大願を起こしなさい。
あなたたちは、去年および一昨年に流行した疫病で死んだ人々の数に入ることもありませんでした。しかしまた、今、蒙古が襲来してきたら死をまぬかれるものとも思えません。
いずれにしても、死は必ず訪れることなのです。そのときの嘆きは、現在の嘆きと同じでしょう。
同じく死ぬのであるならば、かりにも法華経のために命を捨てなさい。露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものと思いなさい。
法華経の第3巻では、梵天が語っています。「願わくは、この無量の功徳を広く一切衆生に分け与えて、私たち(=梵天たち)と一切衆生と皆、一緒に成仏への軌道を歩めますように」(法華経化城喩品第7)と。
◇解説
「わが弟子たちよ、大願を起こせ!」——。日蓮大聖人は、迫害の嵐のなかで戦う弟子に、このように力強く呼び掛けられています。「大願」とは、"全ての人を幸福にしたい"との仏の願い、すなわち「広宣流布の大願」です。
拝読御文は、いかなる苦難に直面しても師と共に広布の大願を貫けば、必ず乗り越えられることを教えられているのです。
本抄を執筆された当時は、疫病が大流行し、さらに、蒙古が再度、襲来するかもしれないという状況下であり、人々の前に死が差し迫っていました。
そうしたなかで大聖人は、"誰人も死を逃れることはできないのだから、限りある命を法華経のために使っていきなさい"と仰せです。自身の命を何のために使うのか——。この「使命」を自覚する時、無限の力が湧いてくるのです。
私たちは、大宇宙から見れば、一滴の「露」や一粒の「塵」のようにはかない、小さな存在かもしれません。しかし、露が大海に溶け込み、塵が大地と一つになるように、広布の大願に生き抜けば、妙法と一体の偉大な境涯を開くことができるのです。
「大願に生きる」とは、私たちの実践でいえば、師の誓願と行動を受け継ぎ、自身の縁する一人一人の幸福を祈って、誠実に仏法を語り弘めていくことといえるでしょう。
後継の「3・16」60周年のこの時に、師匠のもとに生まれ合わせた私たちの使命と宿縁は計り知れません。
池田先生は呼び掛けています。「『広宣流布の大願』と『仏界の生命』とは一体です。だからこそ——この誓いに生き抜く時、人は最も尊く、最も強く、最も大きくなれる。この誓いを貫く時、仏の勇気、仏の智慧、仏の慈悲が限りなく湧き出でてくる。この誓いに徹し切る時、どんな悩みも変毒為薬し、宿命をも使命へと転じていける」と。
いよいよ迎える「世界青年部総会」。全世界の青年と共に師匠の大願を受け継ぎ、広宣流布の栄光の門を勝ち開いていきましょう!
★池田先生の講義から
師と共に同じ誓いに立ち、自他共の幸福を実現しようと法を弘め、人々を励ましていく。この仏法の慈悲に連なる「大いなる願い」は、決して特別に選ばれた人だけが持つものではない。全ての弟子、ひいては、誰人もが本然的に胸中に抱いているものです。
大願を「をこせ」とは、この誰もが本来持っている、自分の根底にある願いを「思い起こしなさい」ということでもありましょう。(2017年3月号「大白蓮華」、「世界を照らす太陽の仏法」)
◇ ◆ ◇
大願とは、私たちの立場で言えば、広宣流布に生きることです。
この「大いなる生き方」を教えるのが師匠です。そして、師と同じ「大いなる生き方」を歩んでこそ真の弟子です。今、日蓮大聖人の仏法に目覚めた世界中の地涌の菩薩が立ち上がり、互いに異体同心で広宣流布を目指していく時代に入りました。大願を共有する地涌の連帯が実現しました。広布第二幕を担う青年が、各地で立ち上がりました。
私は一切を託します! 未来を、よろしく頼みます!(『希望の経典「御書」に学ぶ』第2巻)
研さんのために
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第2巻、「上野殿御返事」(聖教新聞社)
○…2017年3月号「大白蓮華」、「世界を照らす太陽の仏法」〈誓願〉(同)
2018年3月20日火曜日
2018.03.20 わが友に贈る
「法華経を持つ人は
父と母との恩を報ずる」
後継の青年よ!
行学の二道に励む
真の親孝行の人たれ!
新池殿御消息 P1437
『諸経は随他意なり仏一切衆生の心に随ひ給ふ故に、法華経は随自意なり一切衆生を仏の心に随へたり、諸経は仏説なれども是を信ずれば衆生の心にて永く仏にならず、法華経は仏説なり仏智なり一字一点も是を深く信ずれば我が身即仏となる』
【通解】
諸経は随他意である。仏が一切衆生の心に随って説かれたからである。法華経は随自意である。一切衆生を仏の心に随わせて説かれたからである。ゆえに、諸経は仏説ではあるけれども、これを信ずるならば、衆生の心に随ったものであるから、永久に仏にはなれない。法華経は仏説であり仏智であるから、一字一点でもこれを深く信ずるならば、我が身は即、仏となる。
〈寸鉄〉 2018年3月20日
「大海の初は一露なり」御書。目の前の「一人」を激励。そこに広布の未来
「長崎の日」50周年。皆様こそ平和建設の主人公!幸福拡大へスクラム固く
石に一滴一滴と喰い込む水の如き力を—彫刻家。持続の信心に人生の栄冠
桜前線が北上中。我らも颯爽と対話の最前線へ!友情・人材の花を万朶と
携帯を長時間使う子どもほど成績も低下と。親子で規則を決める春休みに
☆創価学園卒業式への池田先生のメッセージ
◇常に「いよいよ!」と努力の道を
◇報恩と不屈と平和の連帯の人生たれ
◇現代中国文学の母「世界に眼を開け 心を大きく開け」
一、大宇宙にも、大自然にも、人間社会にも、生命を貫く妙なるリズムがあります。そのリズムを大切にして、皆で心を新たに出発していくところに、限りない希望の前進があります。
皆さんは、わが創価学園の創立50周年を、最高学年として見事に勝ち飾ってくれました。そして幾重にも意義深き、きょう3月16日に巣立っていきます。どれほど不思議な使命と宿縁の青年であるか。
私は、一人一人の大健闘と大成長、また麗しい友情のスクラムを心から讃えたい。とともに、あまりにも楽しみな皆さんの栄光の未来に、「万歳!」を叫びたい思いでいっぱいなのであります。
晴れの卒業、おめでとう! 本当におめでとう!(大拍手)
一、私たちの「創価教育の父」牧口常三郎先生が大事にされていた、お隣・中国の智慧の箴言があります。それは、「従藍而青(青は藍より出でて而も藍より青し)」という言葉であります。
「藍」という植物から生まれ出る「青い」色は、重ねて染め抜くことで、もとの「藍」よりも、一段と鮮やかに冴え光ります。
それと同じように、常に「いよいよ、これからだ!」と、たゆまず学び、努力を重ねていくことです。そして、師匠よりも弟子が、先輩よりも後輩が、さらに立派に成長し、さらに陸続と活躍していくという「後継」の方程式が示されているのです。
きょうは、この「従藍而青」という創価教育の魂を通して、3点、祝福のメッセージを送りたい。
◇感謝と決意こそ「人間性の真髄」
一、第一に申し上げたいのは、「従藍而青の心で、報恩の人生を!」ということです。
新たな門出に当たって、これまで、皆さんの学園生活を支え、守り、励ましてくださった方々の顔を思い浮かべてみましょう。
お父さん、お母さんはもちろん、いかに大勢の方々にお世話になってきたことでしょうか。
「恩」という字は、原因の「因」と「心」からできています。
敷衍して言えば、数え切れないほど多くの人たちの真心の「因」に育まれ、今の自分があります。その一つ一つの尊い「因」を心に刻みゆくのが、「恩」を知る青年です。そして、その恩に、聡明に誠実に応えていこうとする時にこそ、人間性の真髄の力が発揮できるのです。
ここで、最大の愛情を注いで学園に送り出してくださったお父さん、お母さんに、尽きせぬ感謝と、これからの従藍而青の成長への決意を込めて、大拍手を贈りたいと思いますが、どうでしょうか!(大拍手)
◇学びに学び栄光の旗を
一、第二に、「従藍而青の学びで、不屈の栄光を!」と申し上げたい。
私が交友を結んできた世界中の知性が、今、学園生の凜々しい活躍に目を瞠り、エールを寄せてくださっています。
中国の大文豪で、文化相を務められた王蒙先生も、その一人です。
王蒙先生は、中国文学の大先人である魯迅先生や謝冰心先生の後を継ぎ、まさしく従藍而青の創造に励んでこられました。
その王蒙先生と私は対談集で、全てにおいて「後継」ということが、どんなに峻厳な戦いであるかを語り合いました。
いかなる事業も、時とともに移ろい変わっていきます。その中で、後継者が初心を忘れ、前に進もうとしなければ、いずれ衰えてしまう。これが歴史の常でありました。
だからこそ、後継の青年は学び続けねばなりません。学んで学んで学び抜いて自らを向上させ、新たな価値を創造する。そして壁を突破し、さらなる大発展の道を開くのです。
この学びの心は、どんな逆境にあろうと、誰人も奪うことはできません。皆さんは、大変であればあるほど、「今に見よ!」と、創価の負けじ魂を朗らかに燃え上がらせて、学び、鍛え、どっしりと実力をつけて、不屈の栄光の旗を打ち立てていただきたいのです。
◇希望と勇気を広げ人類の歴史を転換
一、第三に、「従藍而青の大連帯で、平和の世紀を!」と申し上げたい。
「現代中国文学の母」と讃えられる謝冰心先生とは、私も妻も忘れ得ぬ友情を結ばせていただきました。
冰心先生の大確信の言葉があります。
「世の中に難しいことはありません、ただ心がけ次第です。世界に眼を向け、心をもっと大きく開きましょう!」(萩野脩二・牧野格子共訳『家族への手紙—謝冰心の文革』関西大学出版部)と。
たとえ、今は不可能に思えても、必ず打開できる智慧と力が、人間の心には備わっています。
この心と心を結び合わせるならば、人類の歴史まで転換できるとの信念を、私は、今年、生誕百周年のマンデラ元大統領とも深く分かち合ってきました。
そして未来へ希望と勇気を広げゆく、創価の世界市民の大連帯を、愛し信ずる君たちに託します。
一、かけがえのない人類の宝である皆さん一人一人の健康と幸福と勝利の人生を、私と妻はこれからも真剣に祈り抜き、わが学園の先生方、また職員の方々と一緒に見守り、応援し続けてまいります。
結びに——
藍よりも
青く輝け
学園生
王者の翼で
凱歌の天空へ
と贈り、私のメッセージといたします。
どうか、お父さん、お母さんに、いつも明るく元気な笑顔を見せて差し上げられる、親孝行の一日また一日であってください(大拍手)。
父と母との恩を報ずる」
後継の青年よ!
行学の二道に励む
真の親孝行の人たれ!
新池殿御消息 P1437
『諸経は随他意なり仏一切衆生の心に随ひ給ふ故に、法華経は随自意なり一切衆生を仏の心に随へたり、諸経は仏説なれども是を信ずれば衆生の心にて永く仏にならず、法華経は仏説なり仏智なり一字一点も是を深く信ずれば我が身即仏となる』
【通解】
諸経は随他意である。仏が一切衆生の心に随って説かれたからである。法華経は随自意である。一切衆生を仏の心に随わせて説かれたからである。ゆえに、諸経は仏説ではあるけれども、これを信ずるならば、衆生の心に随ったものであるから、永久に仏にはなれない。法華経は仏説であり仏智であるから、一字一点でもこれを深く信ずるならば、我が身は即、仏となる。
〈寸鉄〉 2018年3月20日
「大海の初は一露なり」御書。目の前の「一人」を激励。そこに広布の未来
「長崎の日」50周年。皆様こそ平和建設の主人公!幸福拡大へスクラム固く
石に一滴一滴と喰い込む水の如き力を—彫刻家。持続の信心に人生の栄冠
桜前線が北上中。我らも颯爽と対話の最前線へ!友情・人材の花を万朶と
携帯を長時間使う子どもほど成績も低下と。親子で規則を決める春休みに
☆創価学園卒業式への池田先生のメッセージ
◇常に「いよいよ!」と努力の道を
◇報恩と不屈と平和の連帯の人生たれ
◇現代中国文学の母「世界に眼を開け 心を大きく開け」
一、大宇宙にも、大自然にも、人間社会にも、生命を貫く妙なるリズムがあります。そのリズムを大切にして、皆で心を新たに出発していくところに、限りない希望の前進があります。
皆さんは、わが創価学園の創立50周年を、最高学年として見事に勝ち飾ってくれました。そして幾重にも意義深き、きょう3月16日に巣立っていきます。どれほど不思議な使命と宿縁の青年であるか。
私は、一人一人の大健闘と大成長、また麗しい友情のスクラムを心から讃えたい。とともに、あまりにも楽しみな皆さんの栄光の未来に、「万歳!」を叫びたい思いでいっぱいなのであります。
晴れの卒業、おめでとう! 本当におめでとう!(大拍手)
一、私たちの「創価教育の父」牧口常三郎先生が大事にされていた、お隣・中国の智慧の箴言があります。それは、「従藍而青(青は藍より出でて而も藍より青し)」という言葉であります。
「藍」という植物から生まれ出る「青い」色は、重ねて染め抜くことで、もとの「藍」よりも、一段と鮮やかに冴え光ります。
それと同じように、常に「いよいよ、これからだ!」と、たゆまず学び、努力を重ねていくことです。そして、師匠よりも弟子が、先輩よりも後輩が、さらに立派に成長し、さらに陸続と活躍していくという「後継」の方程式が示されているのです。
きょうは、この「従藍而青」という創価教育の魂を通して、3点、祝福のメッセージを送りたい。
◇感謝と決意こそ「人間性の真髄」
一、第一に申し上げたいのは、「従藍而青の心で、報恩の人生を!」ということです。
新たな門出に当たって、これまで、皆さんの学園生活を支え、守り、励ましてくださった方々の顔を思い浮かべてみましょう。
お父さん、お母さんはもちろん、いかに大勢の方々にお世話になってきたことでしょうか。
「恩」という字は、原因の「因」と「心」からできています。
敷衍して言えば、数え切れないほど多くの人たちの真心の「因」に育まれ、今の自分があります。その一つ一つの尊い「因」を心に刻みゆくのが、「恩」を知る青年です。そして、その恩に、聡明に誠実に応えていこうとする時にこそ、人間性の真髄の力が発揮できるのです。
ここで、最大の愛情を注いで学園に送り出してくださったお父さん、お母さんに、尽きせぬ感謝と、これからの従藍而青の成長への決意を込めて、大拍手を贈りたいと思いますが、どうでしょうか!(大拍手)
◇学びに学び栄光の旗を
一、第二に、「従藍而青の学びで、不屈の栄光を!」と申し上げたい。
私が交友を結んできた世界中の知性が、今、学園生の凜々しい活躍に目を瞠り、エールを寄せてくださっています。
中国の大文豪で、文化相を務められた王蒙先生も、その一人です。
王蒙先生は、中国文学の大先人である魯迅先生や謝冰心先生の後を継ぎ、まさしく従藍而青の創造に励んでこられました。
その王蒙先生と私は対談集で、全てにおいて「後継」ということが、どんなに峻厳な戦いであるかを語り合いました。
いかなる事業も、時とともに移ろい変わっていきます。その中で、後継者が初心を忘れ、前に進もうとしなければ、いずれ衰えてしまう。これが歴史の常でありました。
だからこそ、後継の青年は学び続けねばなりません。学んで学んで学び抜いて自らを向上させ、新たな価値を創造する。そして壁を突破し、さらなる大発展の道を開くのです。
この学びの心は、どんな逆境にあろうと、誰人も奪うことはできません。皆さんは、大変であればあるほど、「今に見よ!」と、創価の負けじ魂を朗らかに燃え上がらせて、学び、鍛え、どっしりと実力をつけて、不屈の栄光の旗を打ち立てていただきたいのです。
◇希望と勇気を広げ人類の歴史を転換
一、第三に、「従藍而青の大連帯で、平和の世紀を!」と申し上げたい。
「現代中国文学の母」と讃えられる謝冰心先生とは、私も妻も忘れ得ぬ友情を結ばせていただきました。
冰心先生の大確信の言葉があります。
「世の中に難しいことはありません、ただ心がけ次第です。世界に眼を向け、心をもっと大きく開きましょう!」(萩野脩二・牧野格子共訳『家族への手紙—謝冰心の文革』関西大学出版部)と。
たとえ、今は不可能に思えても、必ず打開できる智慧と力が、人間の心には備わっています。
この心と心を結び合わせるならば、人類の歴史まで転換できるとの信念を、私は、今年、生誕百周年のマンデラ元大統領とも深く分かち合ってきました。
そして未来へ希望と勇気を広げゆく、創価の世界市民の大連帯を、愛し信ずる君たちに託します。
一、かけがえのない人類の宝である皆さん一人一人の健康と幸福と勝利の人生を、私と妻はこれからも真剣に祈り抜き、わが学園の先生方、また職員の方々と一緒に見守り、応援し続けてまいります。
結びに——
藍よりも
青く輝け
学園生
王者の翼で
凱歌の天空へ
と贈り、私のメッセージといたします。
どうか、お父さん、お母さんに、いつも明るく元気な笑顔を見せて差し上げられる、親孝行の一日また一日であってください(大拍手)。
2018年3月19日月曜日
2018.03.19 わが友に贈る
◇今週のことば
進学・就職・転居など
新出発の友にエールを。
いずこも寂光土なり。
一人一人を大切に
人材満開の春へ前進!
2018年3月19日
四条金吾殿御書 P1111
『当世の僧を見るに人にかくして我一人ばかり供養をうくる人もあり是は狗犬の僧と涅槃経に見えたり、是は未来には牛頭と云う鬼となるべし』
【通解】
当世の僧侶をみると、人には隠して、自分一人ばかり供養を受ける人もある。この人は狗犬の僧であると涅槃経に説かれている。この者は未来世には牛頭という鬼となる。
〈寸鉄〉 2018年3月19日
創大・女子短大で卒業式。君らの活躍こそ創立者の喜び。雄々しく羽ばたけ
「梵音声と申すは仏の第一の相なり」御書。励ましの声を今日も。心込めて
地区こそ学会の要!地区部長・婦人部長を中心に団結。充実の協議会から
結果より見る人に夢与えたかった—金選手。広布は人類に希望送る大聖業
大学生の就職内定率91%で過去最高。若人の躍動に未来。公明よ応援更に
☆世界青年部総会 原田会長の指導 2018年3月12日
◇世界広布の「草創期」を進め
一、歴史的な世界青年部総会の開催、そして大勝利、大変におめでとうございます。
本日はまた、東日本大震災から7年。池田先生は随筆で、「(この日に)世界青年部総会が開催される意義は、あまりにも大きい」「世界の友はエールを送り続けてくれた」とつづってくださいました。世界中の同志の皆さん、本当にありがとうございます。
一、さて、「3・16」の式典から2年後のその日、当時32歳の池田先生は、若き日の日記につづられました。
「化儀の広布の大式典は、一日にして終了するものではない」と。
何としても、わが青年部を勝利させようと全てをなげうち、抱きかかえてくださる、創価の母の「慈悲」。何としても、わが青年部を幸福にしようと、わが身を惜しまず鍛え、励ましてくださる創価の父の「厳愛」——。
今日を迎えるまで青年部の一人一人が、負けじ魂の学会精神を先輩方から身で学んできた、その一日また一日の中にこそ、「3・16」の大式典はあるのです。ゆえに「3・16」に終わりはありません。
明日からはまた、いわば"平凡な日常"であります。しかし、池田門下の青年部は「今日もまた」「明日もまた」と、威風堂々たる折伏の大情熱を世界中でたぎらせ、毎日が「3・16」として、断じて「3・16」を永遠たらしめていく。こう決意し合いたい。
一、日蓮大聖人は断言されています。
「真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり」(御書501ページ)
「強敵」なき「真実の師弟」などない。
「大難」なき「本物の正義」などない。
"人類の師匠"ともいうべき池田先生の弟子として生きゆく覚悟と実践が本物であるならば、御聖訓通りの「強敵」や「大難」の出来もまた、必然なのであります。
60年前、「3・16」から間もなく、戸田先生は池田先生に厳命されました。「追撃の手をゆるめるな!」
創価学会という広宣流布の和合僧を破壊しようとする悪知識に対しては、断固として戦う。極悪の根を絶つまで、責めて、責めて、責め抜く。この破邪顕正の闘魂こそ、「3・16」に脈打つ師弟の血脈なのであります。
一、かつて池田先生は、日興上人の時代に、五老僧が師に違背した史実を通して、こう指導してくださいました。
「令法久住、広宣流布の正しき継承が、いかに至難の道であるか。わが創価学会は、その仏法史の宿命的な課題に挑み、万代に勝ち栄えゆく永遠の勝利の土台を、今、築きあげているのだ。だからこそ、一つ一つ真剣である。だからこそ、細かなことまで厳格である。だからこそ、すべてを革命していくのである」と。
私たちは「広宣流布の正しき継承」という「仏法史の宿命的な課題」に挑みゆくために、団結せねばなりません。この「池田先生の創価学会」を、断じて守り抜き、断じて発展させねばなりません。それが先生への大恩を知り、その大恩に報いる、唯一の道であります。だからこそ、折伏・弘教、訪問激励、広布推進を支える陰の戦いと、その地道な一つ一つに、真剣に臨んでまいりたい。
正と邪、善と悪、真と偽、細かなことまで厳格でありたい。
停滞、保守、保身、全てを、一日一日、一瞬一瞬、革命していかなければならない。
池田先生は先日も、創価女子会館をご訪問くださり、今日を目指して戦う全国・全世界の青年部にエールを送ってくださいました。
青年部の成長と勝利を信じ、見守り、待ってくださっている池田先生に、「先生、ご安心ください。創価学会は断じて私たちが守り抜きます。広宣流布は、必ずや私たちが実現します」——こう固くお誓い申し上げたい。
一、「創価学会は、その大法を末法の民衆に教え、流布するために、御本仏の御使いとして出現した」「学会の存在は、それ自体、創価学会仏ともいうべきものであり、諸仏の集まりといえよう」
こう池田先生は、戸田先生のご指導を私たち弟子に教え、託されました。
「創価学会仏」の生命とは何か。それは、三代会長を貫く、不惜身命の精神です。
「創価学会仏」の五体とは何か。それは、師弟の血脈を満身にたたえ、広布拡大に邁進しゆく、私たち学会員一人一人です。
ゆえに私たちの異体を同心とする団結は、距離を超え、時間を超えるのであります。池田先生が厳然と指揮を執ってくださっている今この時は、世界広布の「草創期」であります。永遠に勝ち栄えゆく創価学会を、私たちの師弟不二の精神、師弟共戦の実践で、盤石に築き上げていこうではありませんか。
進学・就職・転居など
新出発の友にエールを。
いずこも寂光土なり。
一人一人を大切に
人材満開の春へ前進!
2018年3月19日
四条金吾殿御書 P1111
『当世の僧を見るに人にかくして我一人ばかり供養をうくる人もあり是は狗犬の僧と涅槃経に見えたり、是は未来には牛頭と云う鬼となるべし』
【通解】
当世の僧侶をみると、人には隠して、自分一人ばかり供養を受ける人もある。この人は狗犬の僧であると涅槃経に説かれている。この者は未来世には牛頭という鬼となる。
〈寸鉄〉 2018年3月19日
創大・女子短大で卒業式。君らの活躍こそ創立者の喜び。雄々しく羽ばたけ
「梵音声と申すは仏の第一の相なり」御書。励ましの声を今日も。心込めて
地区こそ学会の要!地区部長・婦人部長を中心に団結。充実の協議会から
結果より見る人に夢与えたかった—金選手。広布は人類に希望送る大聖業
大学生の就職内定率91%で過去最高。若人の躍動に未来。公明よ応援更に
☆世界青年部総会 原田会長の指導 2018年3月12日
◇世界広布の「草創期」を進め
一、歴史的な世界青年部総会の開催、そして大勝利、大変におめでとうございます。
本日はまた、東日本大震災から7年。池田先生は随筆で、「(この日に)世界青年部総会が開催される意義は、あまりにも大きい」「世界の友はエールを送り続けてくれた」とつづってくださいました。世界中の同志の皆さん、本当にありがとうございます。
一、さて、「3・16」の式典から2年後のその日、当時32歳の池田先生は、若き日の日記につづられました。
「化儀の広布の大式典は、一日にして終了するものではない」と。
何としても、わが青年部を勝利させようと全てをなげうち、抱きかかえてくださる、創価の母の「慈悲」。何としても、わが青年部を幸福にしようと、わが身を惜しまず鍛え、励ましてくださる創価の父の「厳愛」——。
今日を迎えるまで青年部の一人一人が、負けじ魂の学会精神を先輩方から身で学んできた、その一日また一日の中にこそ、「3・16」の大式典はあるのです。ゆえに「3・16」に終わりはありません。
明日からはまた、いわば"平凡な日常"であります。しかし、池田門下の青年部は「今日もまた」「明日もまた」と、威風堂々たる折伏の大情熱を世界中でたぎらせ、毎日が「3・16」として、断じて「3・16」を永遠たらしめていく。こう決意し合いたい。
一、日蓮大聖人は断言されています。
「真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり」(御書501ページ)
「強敵」なき「真実の師弟」などない。
「大難」なき「本物の正義」などない。
"人類の師匠"ともいうべき池田先生の弟子として生きゆく覚悟と実践が本物であるならば、御聖訓通りの「強敵」や「大難」の出来もまた、必然なのであります。
60年前、「3・16」から間もなく、戸田先生は池田先生に厳命されました。「追撃の手をゆるめるな!」
創価学会という広宣流布の和合僧を破壊しようとする悪知識に対しては、断固として戦う。極悪の根を絶つまで、責めて、責めて、責め抜く。この破邪顕正の闘魂こそ、「3・16」に脈打つ師弟の血脈なのであります。
一、かつて池田先生は、日興上人の時代に、五老僧が師に違背した史実を通して、こう指導してくださいました。
「令法久住、広宣流布の正しき継承が、いかに至難の道であるか。わが創価学会は、その仏法史の宿命的な課題に挑み、万代に勝ち栄えゆく永遠の勝利の土台を、今、築きあげているのだ。だからこそ、一つ一つ真剣である。だからこそ、細かなことまで厳格である。だからこそ、すべてを革命していくのである」と。
私たちは「広宣流布の正しき継承」という「仏法史の宿命的な課題」に挑みゆくために、団結せねばなりません。この「池田先生の創価学会」を、断じて守り抜き、断じて発展させねばなりません。それが先生への大恩を知り、その大恩に報いる、唯一の道であります。だからこそ、折伏・弘教、訪問激励、広布推進を支える陰の戦いと、その地道な一つ一つに、真剣に臨んでまいりたい。
正と邪、善と悪、真と偽、細かなことまで厳格でありたい。
停滞、保守、保身、全てを、一日一日、一瞬一瞬、革命していかなければならない。
池田先生は先日も、創価女子会館をご訪問くださり、今日を目指して戦う全国・全世界の青年部にエールを送ってくださいました。
青年部の成長と勝利を信じ、見守り、待ってくださっている池田先生に、「先生、ご安心ください。創価学会は断じて私たちが守り抜きます。広宣流布は、必ずや私たちが実現します」——こう固くお誓い申し上げたい。
一、「創価学会は、その大法を末法の民衆に教え、流布するために、御本仏の御使いとして出現した」「学会の存在は、それ自体、創価学会仏ともいうべきものであり、諸仏の集まりといえよう」
こう池田先生は、戸田先生のご指導を私たち弟子に教え、託されました。
「創価学会仏」の生命とは何か。それは、三代会長を貫く、不惜身命の精神です。
「創価学会仏」の五体とは何か。それは、師弟の血脈を満身にたたえ、広布拡大に邁進しゆく、私たち学会員一人一人です。
ゆえに私たちの異体を同心とする団結は、距離を超え、時間を超えるのであります。池田先生が厳然と指揮を執ってくださっている今この時は、世界広布の「草創期」であります。永遠に勝ち栄えゆく創価学会を、私たちの師弟不二の精神、師弟共戦の実践で、盤石に築き上げていこうではありませんか。
2018年3月18日日曜日
2018.03.18 わが友に贈る
今日から明日へ
強き祈りから出発し
毎日を誓いの原点に!
生まれ変わった決意で
挑戦の日々を歩もう
四条金吾釈迦仏供養事 P1146
『日蓮も又此の天を恃みてたてまつり日本国にたてあひて数年なり、既に日蓮かちぬべき心地す利生のあらたなる事外にもとむべきにあらず』
【通解】
日蓮もまた、この天(日天子)を頼みとして、日本国と戦って数年になる。すでに日蓮は「勝った」という気持ちである。このように利生のはっきりしていることは、ほかに求められない。
〈寸鉄〉 2018年3月18日
皆が周囲の幸福に尽くす学会は平和の模範の団体—総長。偉大な誇り胸に
東京・杉並の日。信心とは勇気の異名なり!勇んで対話に走る創価の名門よ
福井婦人部の日。郷土に友情の花は爛漫。信強き母達ありて幸の城は盤石
ストーカーの被害相談が過去最多と。女性の10帰運動を励行。幹部は配慮
日顕宗坊主が供養収奪に蠢く彼岸。謗法への布施は与同罪に。共々に銘記
☆3月度座談会拝読御書 寂日房御書
一人一人が尊い誉れの大聖人門下
地涌の菩薩の自覚で勇んで広布の拡大へ
◇本抄について
本抄は、日蓮大聖人が弘安2年(1279年)9月16日、弟子の寂日房を介して在家の門下に送られたお手紙です。
内容から、お手紙を頂いた人は、大聖人の御両親との縁がある女性門下であると推定されます。その縁故から、この女性は大聖人の故郷の安房(千葉県南部)方面に住む人である可能性が高いと考えられます。
本抄の最後で大聖人は、衣が肌を覆い隠すように、死後も自身の身を包み守ってくれるのが御本尊であるとされ、妙法の現当二世にわたる功徳を説かれています。このことから、大聖人は御本尊を、この女性門下に授与されるに際し、本抄を送られたと拝察することができます。
本抄は、大聖人が地涌の菩薩の上首(指導者、中心者)である上行菩薩に当たることを示され、師匠である大聖人と共に妙法弘通に生き抜く尊さを教えられています。
拝読御文
『かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり、法華経の行者といはれぬる事はや不祥なりまぬかれがたき身なり』御書全集 903ページ7行目〜9行目
◇上行菩薩
上行菩薩は、法華経従地涌出品第15で出現し、如来神力品第21で釈尊から仏滅後における仏法弘通の使命を託された地涌の菩薩の上首です。
従地涌出品で、他方の国土からきた菩薩たちが釈尊に仏滅後の法華経弘通を申し出ますが、釈尊は「止みね。善男子よ」(法華経451ページ)と、その申し出を厳しく退けます。そして娑婆世界には六万恒河沙という無数の菩薩がいて、その菩薩たちこそが仏滅後に法華経を弘めるのであると宣言します。
その時、娑婆世界の三千大千世界が震動し、大地の下から涌出してきたのが地涌の菩薩です。この菩薩の身は金色であり、三十二相を備え、釈尊よりも偉大な姿であったと説かれています。
如来神力品で釈尊は、無量無数色の光を放って十方世界を照らすなどの十神力を現した後、地涌の菩薩に法華経の要法を付嘱します(これを結要付嘱といいます)。この「法華経の要法」とは、法華経の文の底に秘し沈められた、成仏の根源の法である南無妙法蓮華経のことであり、その弘通を上行菩薩に託したのです。
この結要付嘱は重大な意味をもっています。仏滅後なかんずく末法には地涌の上首である上行菩薩が出現して南無妙法蓮華経を弘通することを予言する内容になっているからです。
つまり結要付属は、釈尊から地涌の菩薩、なかんずくそのリーダーである上行菩薩へと教主が交代することを示す儀式といえます。
この法華経の予言通りに上行菩薩として末法に出現し、南無妙法蓮華経の大法を弘通されたのが、末法の御本仏である日蓮大聖人です。
◇誓願
「法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)と仰せのように、拝読御文は、人々を救う広宣流布の実践を門下に教えています。
仏や菩薩が民衆を幸福にしたいと誓い、その成就を願う「誓願」——釈尊は法華経において、「如我等無異(我が如く等しくして異なること無からしめん)」(法華経130ページ)という誓願を胸に仏法を弘めてきたことを明かしています。
この言葉は、全ての人を自身(釈尊)と同じ仏にして異なることがないようにしたいという意味です。すなわち、万人の生命に具わる仏の境涯を開かせたいとの趣旨です。
また、法華経如来寿量品第16の最後には、釈尊の永遠の願いが、「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身」(同493ページ)と述べられます。「仏は常に、どのようにすれば、衆生を無上の道に入らせ、速やかに仏の身を成就させることができるかと念じている」という意味です。
法華経では、さらに釈尊滅後の悪世に妙法弘通を担う地涌の菩薩が登場します。如来神力品第21で地涌の菩薩は、滅後弘通を勧める釈尊に応えて、成仏の肝要の法を人々に教え弘めていくことを誓願します。
そして末法において、日蓮大聖人は自らが地涌の菩薩であるとの自覚に立ち、どこまでも民衆救済の誓願を貫いて大難を乗り越え、御自身の生命に仏の境涯を開き、末法広宣流布を進められました。
大聖人の仏法は「誓願の宗教」です。人々を苦悩から救おうとする誓願を何があっても貫く中に、自らの一生成仏と広布の前進があり、民衆の幸福の拡大があるのです。
◇「日蓮と同じく」
日蓮大聖人は諸御抄で繰り返し、門下に向かって"私と共に広布に進もう"と呼び掛けられています。こうした呼び掛けは、拝読御文の「日蓮と同じく」(御書903ページ)との仰せのほか、例えば次のような御金言があります。
「日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ」(同989ページ)
「日蓮が一門となりとをし給うべし、日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(同1360ページ)
これらの仰せには、仏法の根幹ともいうべき"師弟の精神"が脈打っています。
そもそも法華経には、師である仏の心が、次のように描かれています。
"一切衆生を自身と等しい仏の境涯にまで高めたい""師である仏と同じ側に立って、民衆を救いゆく「不二の弟子」の生き方を歩んでほしい"と。
創価学会は草創以来、「日蓮と同じく」「日蓮が如く」との仰せの通り、末法の御本仏である大聖人を根本の師と拝し、大聖人の御精神を体現した三代の会長を師として広布への前進を続けてきました。
創価学会は、"師弟の道"を貫いてきたゆえに、大聖人の御遺命である一閻浮提広宣流布(世界広宣流布)を現実のものとすることができたのです。
★池田先生の指針から 人々の幸福に尽くす最極の人生
日蓮大聖人は、「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)と仰せである。
広宣流布こそ、大聖人の大願であり、その実践にこそ、門下の根本要件がある。したがって、日蓮仏法の仏道修行とは、自行化他であり、布教が不可欠な実践となるのである。
日興上人の御遺誡にも、「未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事」(同1618ページ)とある。広宣流布に生き抜く人こそが、本当の大聖人の弟子であり、信心の継承者となるのだ。
いかに日蓮大聖人の門流を名乗り、権威を振り回そうが、広宣流布への実践がなければ、そこには、大聖人の御精神はない。それは、儀式化した"死せる宗教"に等しい。
広宣流布の使命を自覚し、人びとに救済の手を差し伸べる、弘教という行動のなかに、大聖人の大精神が、地涌の菩薩の大生命が脈動するのである。(小説『新・人間革命』第24巻「厳護」の章)
◇ ◆ ◇
「あなた方が法華経の行者と言われていることは、もはや不運なことである」と仰せです。ここでは大聖人の門下となり、法華経のゆえに難を受けることは、世間の価値観からすれば不運であり、災難であるとの趣旨です。
しかし、仏法の眼から宿縁の深さを見る時、地涌の菩薩として大聖人の御精神の通りに、広布に前進できること以上の喜びはありません。使命の道を貫くがゆえに、大闘争の途上において難に遭うことは、必然の名誉であり、ゆえに、決定した信心に立つことが重要となるのです。
私たちは、どこまでも「日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」との仰せのままに、縁する友に仏法を語っていくのです。
この世に生まれて、人々の幸福に尽くし、多くの人から「あなたのおかげで救われた」と言われる貢献の人生を歩むことができる。ここに人間としての最も尊い価値があります。(中略)
大事なのは、相手が信心してもしなくても、誠実に堂々と仏法を語り抜くことです。粘り強く、真心を込めていくことです。そうすれば、相手の生命に植えた仏の種は、必ず大きく育っていくのです。(『信仰の基本「信行学」』)
参考文献
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻、「寂日房御書」(聖教新聞社)
〇…『信仰の基本「信行学」』51ページ(同)
強き祈りから出発し
毎日を誓いの原点に!
生まれ変わった決意で
挑戦の日々を歩もう
四条金吾釈迦仏供養事 P1146
『日蓮も又此の天を恃みてたてまつり日本国にたてあひて数年なり、既に日蓮かちぬべき心地す利生のあらたなる事外にもとむべきにあらず』
【通解】
日蓮もまた、この天(日天子)を頼みとして、日本国と戦って数年になる。すでに日蓮は「勝った」という気持ちである。このように利生のはっきりしていることは、ほかに求められない。
〈寸鉄〉 2018年3月18日
皆が周囲の幸福に尽くす学会は平和の模範の団体—総長。偉大な誇り胸に
東京・杉並の日。信心とは勇気の異名なり!勇んで対話に走る創価の名門よ
福井婦人部の日。郷土に友情の花は爛漫。信強き母達ありて幸の城は盤石
ストーカーの被害相談が過去最多と。女性の10帰運動を励行。幹部は配慮
日顕宗坊主が供養収奪に蠢く彼岸。謗法への布施は与同罪に。共々に銘記
☆3月度座談会拝読御書 寂日房御書
一人一人が尊い誉れの大聖人門下
地涌の菩薩の自覚で勇んで広布の拡大へ
◇本抄について
本抄は、日蓮大聖人が弘安2年(1279年)9月16日、弟子の寂日房を介して在家の門下に送られたお手紙です。
内容から、お手紙を頂いた人は、大聖人の御両親との縁がある女性門下であると推定されます。その縁故から、この女性は大聖人の故郷の安房(千葉県南部)方面に住む人である可能性が高いと考えられます。
本抄の最後で大聖人は、衣が肌を覆い隠すように、死後も自身の身を包み守ってくれるのが御本尊であるとされ、妙法の現当二世にわたる功徳を説かれています。このことから、大聖人は御本尊を、この女性門下に授与されるに際し、本抄を送られたと拝察することができます。
本抄は、大聖人が地涌の菩薩の上首(指導者、中心者)である上行菩薩に当たることを示され、師匠である大聖人と共に妙法弘通に生き抜く尊さを教えられています。
拝読御文
『かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり、法華経の行者といはれぬる事はや不祥なりまぬかれがたき身なり』御書全集 903ページ7行目〜9行目
◇上行菩薩
上行菩薩は、法華経従地涌出品第15で出現し、如来神力品第21で釈尊から仏滅後における仏法弘通の使命を託された地涌の菩薩の上首です。
従地涌出品で、他方の国土からきた菩薩たちが釈尊に仏滅後の法華経弘通を申し出ますが、釈尊は「止みね。善男子よ」(法華経451ページ)と、その申し出を厳しく退けます。そして娑婆世界には六万恒河沙という無数の菩薩がいて、その菩薩たちこそが仏滅後に法華経を弘めるのであると宣言します。
その時、娑婆世界の三千大千世界が震動し、大地の下から涌出してきたのが地涌の菩薩です。この菩薩の身は金色であり、三十二相を備え、釈尊よりも偉大な姿であったと説かれています。
如来神力品で釈尊は、無量無数色の光を放って十方世界を照らすなどの十神力を現した後、地涌の菩薩に法華経の要法を付嘱します(これを結要付嘱といいます)。この「法華経の要法」とは、法華経の文の底に秘し沈められた、成仏の根源の法である南無妙法蓮華経のことであり、その弘通を上行菩薩に託したのです。
この結要付嘱は重大な意味をもっています。仏滅後なかんずく末法には地涌の上首である上行菩薩が出現して南無妙法蓮華経を弘通することを予言する内容になっているからです。
つまり結要付属は、釈尊から地涌の菩薩、なかんずくそのリーダーである上行菩薩へと教主が交代することを示す儀式といえます。
この法華経の予言通りに上行菩薩として末法に出現し、南無妙法蓮華経の大法を弘通されたのが、末法の御本仏である日蓮大聖人です。
◇誓願
「法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)と仰せのように、拝読御文は、人々を救う広宣流布の実践を門下に教えています。
仏や菩薩が民衆を幸福にしたいと誓い、その成就を願う「誓願」——釈尊は法華経において、「如我等無異(我が如く等しくして異なること無からしめん)」(法華経130ページ)という誓願を胸に仏法を弘めてきたことを明かしています。
この言葉は、全ての人を自身(釈尊)と同じ仏にして異なることがないようにしたいという意味です。すなわち、万人の生命に具わる仏の境涯を開かせたいとの趣旨です。
また、法華経如来寿量品第16の最後には、釈尊の永遠の願いが、「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身」(同493ページ)と述べられます。「仏は常に、どのようにすれば、衆生を無上の道に入らせ、速やかに仏の身を成就させることができるかと念じている」という意味です。
法華経では、さらに釈尊滅後の悪世に妙法弘通を担う地涌の菩薩が登場します。如来神力品第21で地涌の菩薩は、滅後弘通を勧める釈尊に応えて、成仏の肝要の法を人々に教え弘めていくことを誓願します。
そして末法において、日蓮大聖人は自らが地涌の菩薩であるとの自覚に立ち、どこまでも民衆救済の誓願を貫いて大難を乗り越え、御自身の生命に仏の境涯を開き、末法広宣流布を進められました。
大聖人の仏法は「誓願の宗教」です。人々を苦悩から救おうとする誓願を何があっても貫く中に、自らの一生成仏と広布の前進があり、民衆の幸福の拡大があるのです。
◇「日蓮と同じく」
日蓮大聖人は諸御抄で繰り返し、門下に向かって"私と共に広布に進もう"と呼び掛けられています。こうした呼び掛けは、拝読御文の「日蓮と同じく」(御書903ページ)との仰せのほか、例えば次のような御金言があります。
「日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ」(同989ページ)
「日蓮が一門となりとをし給うべし、日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(同1360ページ)
これらの仰せには、仏法の根幹ともいうべき"師弟の精神"が脈打っています。
そもそも法華経には、師である仏の心が、次のように描かれています。
"一切衆生を自身と等しい仏の境涯にまで高めたい""師である仏と同じ側に立って、民衆を救いゆく「不二の弟子」の生き方を歩んでほしい"と。
創価学会は草創以来、「日蓮と同じく」「日蓮が如く」との仰せの通り、末法の御本仏である大聖人を根本の師と拝し、大聖人の御精神を体現した三代の会長を師として広布への前進を続けてきました。
創価学会は、"師弟の道"を貫いてきたゆえに、大聖人の御遺命である一閻浮提広宣流布(世界広宣流布)を現実のものとすることができたのです。
★池田先生の指針から 人々の幸福に尽くす最極の人生
日蓮大聖人は、「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)と仰せである。
広宣流布こそ、大聖人の大願であり、その実践にこそ、門下の根本要件がある。したがって、日蓮仏法の仏道修行とは、自行化他であり、布教が不可欠な実践となるのである。
日興上人の御遺誡にも、「未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事」(同1618ページ)とある。広宣流布に生き抜く人こそが、本当の大聖人の弟子であり、信心の継承者となるのだ。
いかに日蓮大聖人の門流を名乗り、権威を振り回そうが、広宣流布への実践がなければ、そこには、大聖人の御精神はない。それは、儀式化した"死せる宗教"に等しい。
広宣流布の使命を自覚し、人びとに救済の手を差し伸べる、弘教という行動のなかに、大聖人の大精神が、地涌の菩薩の大生命が脈動するのである。(小説『新・人間革命』第24巻「厳護」の章)
◇ ◆ ◇
「あなた方が法華経の行者と言われていることは、もはや不運なことである」と仰せです。ここでは大聖人の門下となり、法華経のゆえに難を受けることは、世間の価値観からすれば不運であり、災難であるとの趣旨です。
しかし、仏法の眼から宿縁の深さを見る時、地涌の菩薩として大聖人の御精神の通りに、広布に前進できること以上の喜びはありません。使命の道を貫くがゆえに、大闘争の途上において難に遭うことは、必然の名誉であり、ゆえに、決定した信心に立つことが重要となるのです。
私たちは、どこまでも「日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」との仰せのままに、縁する友に仏法を語っていくのです。
この世に生まれて、人々の幸福に尽くし、多くの人から「あなたのおかげで救われた」と言われる貢献の人生を歩むことができる。ここに人間としての最も尊い価値があります。(中略)
大事なのは、相手が信心してもしなくても、誠実に堂々と仏法を語り抜くことです。粘り強く、真心を込めていくことです。そうすれば、相手の生命に植えた仏の種は、必ず大きく育っていくのです。(『信仰の基本「信行学」』)
参考文献
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻、「寂日房御書」(聖教新聞社)
〇…『信仰の基本「信行学」』51ページ(同)
2018年3月17日土曜日
2018.03.17 わが友に贈る
我らの座談会は
一人一人が主役だ。
「仏の如く互いに敬うべし」
皆で心から称え合い
対話の花を満開に!
諸法実相抄 P1359
『たえて弘めん者をば衣を以て釈迦仏をほひ給うべきぞ、諸天は供養をいたすべきぞかたにかけせなかにをふべきぞ大善根の者にてあるぞ』
【通解】
(三類の強敵による大難に)耐えて、妙法を弘める人を、釈迦仏は必ずや衣で覆い守ってくださるであろう。諸天は必ず、その人に供養するであろう。また肩にかけ、背中に負って守るであろう。その人こそ、大善根の人である。
〈寸鉄〉 2018年3月17日
東西の創価学園で晴れの卒業式。君の舞台は世界。努力を忘れぬ挑戦王たれ
「近き現証を引いて遠き信を取るべし」御書。身近な体験が力。堂々語ろう
「健康寿命」が社会参加の広がり等で最長を更新。地域で光る多宝会は模範
熊本地震の仮住まい被災者が4万人と。復興は道半ば。励ましの声を強く
「液体ミルク」が解禁へ。育児の味方。公明よ生活者の声聞く政治の加速を
☆千葉日報特別寄稿 最先端の大地から希望の旭日は昇る
◇千葉に漲る「新たな時代を創る力」
「チバニアン。それは母なる地球からの励ましのメッセージ」。約77万年から12万6千年前までの地質年代がチバニアンと命名される見通しとなり、池田大作創価学会名誉会長は「愛する千葉の天地に秘められた力を自覚せよ、そして解き放て」とその声を読み解く。太平洋に突き出た最先端の地、房総半島に住む旭日のような青年たちが平和と栄光の「千葉時代」を切り開くことを願い、エールを送る。
「チバニアン(千葉時代)」−−それは、46億歳の母なる地球から贈られてきた励ましのメッセージではないでしょうか。
不思議にも、市原市の養老渓谷で探究されてきた断崖の地層は、地球の磁場の最新の逆転劇を見事に示しているといいます。
その意義が高く評価され、約77万年から12万6千年前の地質年代が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しになったとのニュースに、日本中が沸き返りました。
貴重な研究を重ねてこられた方々、また郷土の宝を守 り宣揚されてきた方々をはじめ、関係者の尊い陰の「尽力に対し、私は感謝と敬意を表する一人です。
遠大な学術上の意義とともに、愛する干葉の天地に秘められた無窮の力を自覚せよ、そして解き放てと、地球が呼び掛けてくれているように思えてならないのです。
◇
干葉には「新たな時代を創る力」が漲っています。
南房総市に「日本の酪農発祥の地」があり、千葉市の花見川区と九十九里町には、サツマイモの栽培発祥の地があります。
不屈の挑戦で命の恵みをもたらしてきた千葉の農漁業の誇りは、今も脈々と受け継がれています。
茂原市の私の友は、ブロッコリーの病気の蔓延をきっかけに品種改良に取り組みました。地道な努力を粘り強く続けて、遂に病気に強い新品種の栽培に成功した彼は、淡々と語っています。
「植物は無言ですが、私たちに"逆境にぶつかった時はチャンス"と言っているように思うのです」と。
また、私の妻が見守ってきた千葉市の乙女は、地域に光る「農ガール」としてヘルシーな新鮮食材の生産など、新しい農業の創造に、はつらつと挑んでいます。
さらに、千葉市は「ロケット研究発祥の地」としても有名です。
その苦闘と栄光の歴史を偲びつつ、「わたしと宇宙展−奇跡の地球に生きる」と銘打った展示会を幕張で行った友人たちは、異口同音に感謝していました。
「宇宙に心を広げることは、私たちの生命の宇宙大の可能性を見つめることと一体ですね」と。
◇母なる地球が呼び掛ける励ましのメッセージ
独創的な地理学者であった、私の先師・牧口常三郎先生は「半島こそ文明の起点」と着眼しました。
大海原に突き出た「最先端の地」である半島には、スケールの大きな変革の人材を生み、新しい歴史を創り出すエネルギーが湧き立つと洞察したのです。
−ギリシャしかり、ローマしかり、そして房総しかり、と。
房総を愛し、市川市に住まわれた巨匠・東山魁夷画伯が、犬吠崎の灯台に向かう道に心ひかれていたことが思い起こされます。
戦中・戦後と、筆舌に尽くせぬ苦労をされた画伯です。荒々しい潮風が吹きつのる中、黒潮と親潮が行き交う太平洋を見晴らしゆく道に、ご自身の「艱難」即「創造」の人生を重ね合わされていたのでしょう。
画伯の代表作「這」は、「これまで歩んできた道」ではなくして、「これから歩いて行く方向の道」を描かれたものです。
私も若人たちと犬吠埼や富津で野外研修を行った忘れ得ぬ思い出があります。この時、約し合った通り、わが友は自らの使命の道を歩み通し、それぞれに地域と社会の灯台となって、希望の光を放ってきました。
そして、この心を干葉の後継の世代が受け継いでくれていることが、私の何よりの喜びです。
今年の正月も、青年たちが清々しい新春の決意とともに、犬吠埼の「初日の出」の写真を届けてくれました。
黄・千葉日報が、このほど始められた「CHIBAこども新聞コンクール」は、新聞つくりを通して、若き命の豊かな創造性と情報発信力を育みゆく試みとして注目されています。
千葉のアルファベットの始まりは「C」です。
ディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーは、夢を叶える鍵を4つの「C」で示しました。
「Curiosity(好奇心)」
「Confidence(自信)」
「Courage(勇気)」
「Constancy(一貫性)」
なかでも、ディズニーが一番大切にしたのは「自信」であったといいます。
どの子も胸を張り、自信を持って学び、成長し、夢を叶えていけるよう、私たちは、たゆまず応援の励ましを贈り続けたいと思うのです。
壮大なる地球の歴史に、今、「チバニアン」という名前が誉れも高く刻まれようとしています。
安房に誕生した大先哲は「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」と強く訴えられました。
今この時、夢広がる干葉の天地で育ちゆく宝の子どもたち、青年たちが、旭日の如く地球の未来を照らし、平和と栄光の「千葉時代」を創り開いてくれることを、私は信じてやみません。
☆御書と歩む� 第9回 真の「励まし」を広げよ
『我がわかき身に親にはやくをくれて教訓をもうけ給はらざるらんと・御心のうちをしはかるこそなみだもとまり候はね』(上野殿御返事、1509ページ)
◇通解
"自分は若い身で親に早く先立たれ、教訓をも承ることがなかった"という、あなた(南条時光)の御心中を推し量ると、涙を抑えることができない。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、若くして親を亡くした青年へ、心に染み入る激励を重ねられた。
誠実に寄り添って同苦し、共に祈ることが「励まし」の根幹である。
我らには、尊敬と信頼に満ちた、久遠よりの同志の絆がある。苦も楽も分かち合い、最極の誓願を共有して前進するのだ。この創価の地涌の連帯に、社会を蘇生させゆく希望の光がある。
一人一人が主役だ。
「仏の如く互いに敬うべし」
皆で心から称え合い
対話の花を満開に!
諸法実相抄 P1359
『たえて弘めん者をば衣を以て釈迦仏をほひ給うべきぞ、諸天は供養をいたすべきぞかたにかけせなかにをふべきぞ大善根の者にてあるぞ』
【通解】
(三類の強敵による大難に)耐えて、妙法を弘める人を、釈迦仏は必ずや衣で覆い守ってくださるであろう。諸天は必ず、その人に供養するであろう。また肩にかけ、背中に負って守るであろう。その人こそ、大善根の人である。
〈寸鉄〉 2018年3月17日
東西の創価学園で晴れの卒業式。君の舞台は世界。努力を忘れぬ挑戦王たれ
「近き現証を引いて遠き信を取るべし」御書。身近な体験が力。堂々語ろう
「健康寿命」が社会参加の広がり等で最長を更新。地域で光る多宝会は模範
熊本地震の仮住まい被災者が4万人と。復興は道半ば。励ましの声を強く
「液体ミルク」が解禁へ。育児の味方。公明よ生活者の声聞く政治の加速を
☆千葉日報特別寄稿 最先端の大地から希望の旭日は昇る
◇千葉に漲る「新たな時代を創る力」
「チバニアン。それは母なる地球からの励ましのメッセージ」。約77万年から12万6千年前までの地質年代がチバニアンと命名される見通しとなり、池田大作創価学会名誉会長は「愛する千葉の天地に秘められた力を自覚せよ、そして解き放て」とその声を読み解く。太平洋に突き出た最先端の地、房総半島に住む旭日のような青年たちが平和と栄光の「千葉時代」を切り開くことを願い、エールを送る。
「チバニアン(千葉時代)」−−それは、46億歳の母なる地球から贈られてきた励ましのメッセージではないでしょうか。
不思議にも、市原市の養老渓谷で探究されてきた断崖の地層は、地球の磁場の最新の逆転劇を見事に示しているといいます。
その意義が高く評価され、約77万年から12万6千年前の地質年代が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しになったとのニュースに、日本中が沸き返りました。
貴重な研究を重ねてこられた方々、また郷土の宝を守 り宣揚されてきた方々をはじめ、関係者の尊い陰の「尽力に対し、私は感謝と敬意を表する一人です。
遠大な学術上の意義とともに、愛する干葉の天地に秘められた無窮の力を自覚せよ、そして解き放てと、地球が呼び掛けてくれているように思えてならないのです。
◇
干葉には「新たな時代を創る力」が漲っています。
南房総市に「日本の酪農発祥の地」があり、千葉市の花見川区と九十九里町には、サツマイモの栽培発祥の地があります。
不屈の挑戦で命の恵みをもたらしてきた千葉の農漁業の誇りは、今も脈々と受け継がれています。
茂原市の私の友は、ブロッコリーの病気の蔓延をきっかけに品種改良に取り組みました。地道な努力を粘り強く続けて、遂に病気に強い新品種の栽培に成功した彼は、淡々と語っています。
「植物は無言ですが、私たちに"逆境にぶつかった時はチャンス"と言っているように思うのです」と。
また、私の妻が見守ってきた千葉市の乙女は、地域に光る「農ガール」としてヘルシーな新鮮食材の生産など、新しい農業の創造に、はつらつと挑んでいます。
さらに、千葉市は「ロケット研究発祥の地」としても有名です。
その苦闘と栄光の歴史を偲びつつ、「わたしと宇宙展−奇跡の地球に生きる」と銘打った展示会を幕張で行った友人たちは、異口同音に感謝していました。
「宇宙に心を広げることは、私たちの生命の宇宙大の可能性を見つめることと一体ですね」と。
◇母なる地球が呼び掛ける励ましのメッセージ
独創的な地理学者であった、私の先師・牧口常三郎先生は「半島こそ文明の起点」と着眼しました。
大海原に突き出た「最先端の地」である半島には、スケールの大きな変革の人材を生み、新しい歴史を創り出すエネルギーが湧き立つと洞察したのです。
−ギリシャしかり、ローマしかり、そして房総しかり、と。
房総を愛し、市川市に住まわれた巨匠・東山魁夷画伯が、犬吠崎の灯台に向かう道に心ひかれていたことが思い起こされます。
戦中・戦後と、筆舌に尽くせぬ苦労をされた画伯です。荒々しい潮風が吹きつのる中、黒潮と親潮が行き交う太平洋を見晴らしゆく道に、ご自身の「艱難」即「創造」の人生を重ね合わされていたのでしょう。
画伯の代表作「這」は、「これまで歩んできた道」ではなくして、「これから歩いて行く方向の道」を描かれたものです。
私も若人たちと犬吠埼や富津で野外研修を行った忘れ得ぬ思い出があります。この時、約し合った通り、わが友は自らの使命の道を歩み通し、それぞれに地域と社会の灯台となって、希望の光を放ってきました。
そして、この心を干葉の後継の世代が受け継いでくれていることが、私の何よりの喜びです。
今年の正月も、青年たちが清々しい新春の決意とともに、犬吠埼の「初日の出」の写真を届けてくれました。
黄・千葉日報が、このほど始められた「CHIBAこども新聞コンクール」は、新聞つくりを通して、若き命の豊かな創造性と情報発信力を育みゆく試みとして注目されています。
千葉のアルファベットの始まりは「C」です。
ディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーは、夢を叶える鍵を4つの「C」で示しました。
「Curiosity(好奇心)」
「Confidence(自信)」
「Courage(勇気)」
「Constancy(一貫性)」
なかでも、ディズニーが一番大切にしたのは「自信」であったといいます。
どの子も胸を張り、自信を持って学び、成長し、夢を叶えていけるよう、私たちは、たゆまず応援の励ましを贈り続けたいと思うのです。
壮大なる地球の歴史に、今、「チバニアン」という名前が誉れも高く刻まれようとしています。
安房に誕生した大先哲は「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」と強く訴えられました。
今この時、夢広がる干葉の天地で育ちゆく宝の子どもたち、青年たちが、旭日の如く地球の未来を照らし、平和と栄光の「千葉時代」を創り開いてくれることを、私は信じてやみません。
☆御書と歩む� 第9回 真の「励まし」を広げよ
『我がわかき身に親にはやくをくれて教訓をもうけ給はらざるらんと・御心のうちをしはかるこそなみだもとまり候はね』(上野殿御返事、1509ページ)
◇通解
"自分は若い身で親に早く先立たれ、教訓をも承ることがなかった"という、あなた(南条時光)の御心中を推し量ると、涙を抑えることができない。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、若くして親を亡くした青年へ、心に染み入る激励を重ねられた。
誠実に寄り添って同苦し、共に祈ることが「励まし」の根幹である。
我らには、尊敬と信頼に満ちた、久遠よりの同志の絆がある。苦も楽も分かち合い、最極の誓願を共有して前進するのだ。この創価の地涌の連帯に、社会を蘇生させゆく希望の光がある。
2018年3月16日金曜日
2018.03.16 わが友に贈る
新しき時代を創るのは
青年の「熱」と「力」だ!
全世界の平和共生へ
全人類の宿命転換へ
勇猛精進の歴史を綴れ!
秋元殿御返事 P1070
『此くの如く心得て南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ現世安穏後生善処疑なかるべし、法華経の行者をば一切の諸天不退に守護すべき経文分明なり』
【通解】
このように心得て南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。現世は安穏であり後生は善処に生まれることは疑いないことである。
法華経の行者を一切の諸天が不退に守護することは経文に明らかである。
〈寸鉄〉 2018年3月16日
後継の「3・16」60周年。広布誓願の会座は、今に厳然。王者の誇りで進め
池田華陽会11期が結成。貴女の幸福勝利が創価の勝利。誓春の道を颯爽と
「法華経の行者は日輪と師子との如し」御書。闇を照らす希望の対話を拡大
紀伊半島で新種の桜発見「身近な所に群生」していたと。我らは人材の花を
18歳から成人へ—政府。飲酒等は20歳以上を維持若者を守る施策も入念に
☆随筆永遠なれ創価の大城 第29回 燦たり 幸と希望の天地
◇「不屈の東北」に陰徳陽報の春
◇人華爛漫の理想郷と世界に輝け
今、私の胸に響いて、離れない御聖訓がある。
「陰徳あれば陽報あり」(御書一一七八ページ)——これは、打ち続く苦難と忍耐強く戦い抜いて、遂に勝利の実証を示しゆかんとしていた四条金吾への仰せであった。
「竜の口の法難」から七年を経てのお手紙である。「まことの時」に命懸けでお供した愛弟子の労苦と栄光を、日蓮大聖人は労い讃えられたのだ。
未曽有の東日本大震災から七年。「陰徳あれば陽報あり」とは、大信念と大誠実を貫く東北家族への御本仏の御照覧であり、御賞讃であると、拝されてならない。
◇
思えば創価学会は、一九三〇年(昭和五年)の創立以来、「七年」ごとに大きな節を刻んできた。
この前進の鐘を打ち鳴らすリズムの中で、一九五一年(同二十六年)、戸田先生は第二代会長に就任なされた。
それから七年、七十五万世帯の大法弘通という願業を成就された師のもとに地涌の若人が集い、「広宣流布の記念式典」が挙行されたのである。
七年の「七」というリズムは、宇宙根源の法たる「南無妙法蓮華経」の七文字にも通じようか。
この生死一大事を貫く妙法を唱え抜き、風雪を耐え抜いてきた東北の全宝友の"七歳"を思う時、私は、一人ひとりの手を取り、最敬礼して「よくぞ、よくぞ」と讃嘆したい。
そして、誉れも高き「地涌の旗頭」として、世界が仰ぎ見る人材城、後継の青年城をこの七年で堂々と築かれた奮闘に、私は、声を大にして叫びたいのだ。
「みちのくの天地に、『冬は必ず春となる』と蘇生の曲は鳴り渡った。いやまして栄光の勝ち鬨轟く春が来た!」と。
◇青年の心で共に
六十年前の「3・16」の記念式典に、東北の地から勇んで参加した友が、福島県の南相馬市にいる。当時、彼は決然と誓った。「学会と共に、何があっても広布に生き抜くのだ!」と。
その後、人生の試練は繰り返し襲いかかってきた。長男を病で亡くし、自身もがんにかかった。
七十九歳の年に大震災に遭い、大変なご苦労をされてきた。それでも悲嘆の涙を見せず、不退の歩みを進めておられる。
青春時代に不動の誓願を立てた命は強い。
先日、八十六歳となるこの丈夫から、嬉しい報告を頂いた。今、二十四歳の若者と仏法対話をしているというのである。「世界青年部総会」へ進む後輩たちの力になりたい——その祈りの中で出会った青年である。
実は、この壮年が入会したのも二十四歳の時だったという。青年と若き日の自分の姿を重ね合わせながらの楽しき対話である。青年を励まし慈しみ、そして共に歩む。
ここに、人材城・大東北のよき伝統がある。
◇妙法の種を継ぐ
今月号の「少年少女きぼう新聞」の表紙を飾ってくれたのは、宮城県の気仙沼地域で活動する少年少女部の合唱団のとびきりの笑顔であった。
震災の苦難の中で、「復興」の歩み、「福光」の広がりとともに、成長の足跡を刻んできた王子王女たちである。
昨秋、復興の象徴・気仙沼文化会館が開館した折には、少年部歌「Be Brave! 獅子の心で」を歌い上げ、皆に勇気と希望を広げた。
震災で肉親を亡くしたメンバーもいる。立派に成長した子どもたちの歌声に接して、励まし見守ってきた同志の感慨もひとしおであったろう。
日蓮大聖人は、幼くして父を失った南条時光に仰せである。
「(父上は)お形見に、わが身を若くして、子息を残しおかれたのでしょうか。姿も違わないばかりか、(立派な)お心まで似ておられることは言いようもありません」(御書一五〇七ページ、通解)
さらに後には"藍よりも青し"と、時光の「従藍而青」の成長を心から賞讃されたのである。
東北の若人たちは、まさに「不撓不屈のみちのく魂」を受け継ぐ、地涌の菩薩にほかならない。
大聖人はまた、時光のお母さんに、「一つ種は一つ種・別の種は別の種・同じ妙法蓮華経の種を心に・はら(孕)ませ給いなば・同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし」(同一五七〇ページ)とも仰せになられた。
妙法の同志は、生死を超えて一体である。亡くなられたご家族の生命とも、ご友人の生命とも、題目で結ばれている。
後継の人材群が広布のため、友のため、社会のために進み働く姿を、霊山から喜び見つめておられるに違いない。常楽我浄の生命の旅を永遠に一緒に続けていけるのだ。
◇題目の功徳莫大
大聖人は、最愛の子どもに先立たれた親御さんに語りかけられた。
「南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢んぬ、いとをしみ(最愛)の御子を霊山浄土へ決定無有疑と送りまいらせんがためなり」(同一四三五ページ)と。
一遍の題目に無量無辺の大功力を込めて、「あなたのお子さんは絶対に間違いなく成仏されましたよ」と大確信で励まされているのである。
戸田先生は、この御文を通して教えられた。
「いかに題目が力強いかということを、お示しになったお言葉と拝します」と。
言うに言われぬ悲しみや不安のただ中にある人にとっては、時に、御本尊の前に座ることさえままならぬこともあるだろう。一遍の題目を、絞り出すように唱える時もあるかもしれない。
だが御書には、厳然と「妙法蓮華経の五字を唱うる功徳莫大なり」(一三ページ)と仰せである。
いわんや、大試練に屈せず、広布に生き抜く東北の同志が唱えゆく自行化他の唱題の一声に、どれほどの功徳があるか計り知れない。
みちのくの光彩
三十年前(一九八八年)の三月、私は東北の友に長編詩「みちのくの幸の光彩」を詠み贈った。
〈私は 君たちを信じている
私は 君たちを待っている
いま 世界の人々が
東北を見つめている
東北にあこがれている
東北には
真の「平和」がある
真の「人間」がいる
真の厚き「友情」があると
東北の発展を
世界の人々が祈っている〉
——まさに今、「世界の人々」が、東北の前進と人材城を仰ぎ見ているではないか!
東北の同志に、平和と友情と人間主義の究極の理想を見出しているではないか!
偉大なる創価の父母たちの励ましと応援を受けながら、東北の青年たちが若芽のごとく伸び伸びと躍動している。
宮城で! 岩手で!
青森で! 秋田で!
山形で!
そして福島で!
我らは「地涌の義」のままに、人華爛漫の理想郷を築いているのだ。
◇広布誓願の総会
大震災から七年に当たる三月十一日、世界青年部総会が開催される意義は、あまりにも大きい。
震災直後から「東北、負けるな! 頑張れ!」と、世界の友はエールを送り続けてくれた。
その若き世界市民が、今再び心を一つに、東北をはじめ地球を結んで、人類の平和と幸福と安穏を祈り、固く誓い合うのである。心と心をつなぐ青年の連帯のドラマに、私の胸は熱くなる。
創価の父・牧口先生と親交を結んだ東北出身の偉人・新渡戸稲造博士は「希望」と「信仰」、さらに「創像(創造)」の力なくして、人間としての最も重大な使命は全うし得ないと訴えていた。
若くして世界第一の信仰を持ち、「平和の地球」の未来を創るという、人間として最も尊き使命に生きる創価の青年たちこそ、人類の希望である。
今日の青年部総会は、この揺るぎなき確信と誓願を、全世界に向かって宣言する場となる。
◇
かの「陰徳陽報御書」で、大聖人は、さらにこう約束くださっている。
「此は物のはしなり大果報は又来るべしとおぼしめせ」(御書一一七八ページ)と。
不死鳥の負けじ魂で偉大な「陰徳」を積み上げてきた東北家族が、ますます偉大な「陽報」「大果報」に包まれゆくのだ。
さあ、我らは共に、人間の尊厳が輝く「福光」の新時代を大きく開く、一歩また一歩を、力強く踏み出そう!
尊き東北家族の歩みそのものが、末法万年尽未来際までも照らす「幸と希望の光彩」を放っていくとの大確信で!
青年の「熱」と「力」だ!
全世界の平和共生へ
全人類の宿命転換へ
勇猛精進の歴史を綴れ!
秋元殿御返事 P1070
『此くの如く心得て南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ現世安穏後生善処疑なかるべし、法華経の行者をば一切の諸天不退に守護すべき経文分明なり』
【通解】
このように心得て南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。現世は安穏であり後生は善処に生まれることは疑いないことである。
法華経の行者を一切の諸天が不退に守護することは経文に明らかである。
〈寸鉄〉 2018年3月16日
後継の「3・16」60周年。広布誓願の会座は、今に厳然。王者の誇りで進め
池田華陽会11期が結成。貴女の幸福勝利が創価の勝利。誓春の道を颯爽と
「法華経の行者は日輪と師子との如し」御書。闇を照らす希望の対話を拡大
紀伊半島で新種の桜発見「身近な所に群生」していたと。我らは人材の花を
18歳から成人へ—政府。飲酒等は20歳以上を維持若者を守る施策も入念に
☆随筆永遠なれ創価の大城 第29回 燦たり 幸と希望の天地
◇「不屈の東北」に陰徳陽報の春
◇人華爛漫の理想郷と世界に輝け
今、私の胸に響いて、離れない御聖訓がある。
「陰徳あれば陽報あり」(御書一一七八ページ)——これは、打ち続く苦難と忍耐強く戦い抜いて、遂に勝利の実証を示しゆかんとしていた四条金吾への仰せであった。
「竜の口の法難」から七年を経てのお手紙である。「まことの時」に命懸けでお供した愛弟子の労苦と栄光を、日蓮大聖人は労い讃えられたのだ。
未曽有の東日本大震災から七年。「陰徳あれば陽報あり」とは、大信念と大誠実を貫く東北家族への御本仏の御照覧であり、御賞讃であると、拝されてならない。
◇
思えば創価学会は、一九三〇年(昭和五年)の創立以来、「七年」ごとに大きな節を刻んできた。
この前進の鐘を打ち鳴らすリズムの中で、一九五一年(同二十六年)、戸田先生は第二代会長に就任なされた。
それから七年、七十五万世帯の大法弘通という願業を成就された師のもとに地涌の若人が集い、「広宣流布の記念式典」が挙行されたのである。
七年の「七」というリズムは、宇宙根源の法たる「南無妙法蓮華経」の七文字にも通じようか。
この生死一大事を貫く妙法を唱え抜き、風雪を耐え抜いてきた東北の全宝友の"七歳"を思う時、私は、一人ひとりの手を取り、最敬礼して「よくぞ、よくぞ」と讃嘆したい。
そして、誉れも高き「地涌の旗頭」として、世界が仰ぎ見る人材城、後継の青年城をこの七年で堂々と築かれた奮闘に、私は、声を大にして叫びたいのだ。
「みちのくの天地に、『冬は必ず春となる』と蘇生の曲は鳴り渡った。いやまして栄光の勝ち鬨轟く春が来た!」と。
◇青年の心で共に
六十年前の「3・16」の記念式典に、東北の地から勇んで参加した友が、福島県の南相馬市にいる。当時、彼は決然と誓った。「学会と共に、何があっても広布に生き抜くのだ!」と。
その後、人生の試練は繰り返し襲いかかってきた。長男を病で亡くし、自身もがんにかかった。
七十九歳の年に大震災に遭い、大変なご苦労をされてきた。それでも悲嘆の涙を見せず、不退の歩みを進めておられる。
青春時代に不動の誓願を立てた命は強い。
先日、八十六歳となるこの丈夫から、嬉しい報告を頂いた。今、二十四歳の若者と仏法対話をしているというのである。「世界青年部総会」へ進む後輩たちの力になりたい——その祈りの中で出会った青年である。
実は、この壮年が入会したのも二十四歳の時だったという。青年と若き日の自分の姿を重ね合わせながらの楽しき対話である。青年を励まし慈しみ、そして共に歩む。
ここに、人材城・大東北のよき伝統がある。
◇妙法の種を継ぐ
今月号の「少年少女きぼう新聞」の表紙を飾ってくれたのは、宮城県の気仙沼地域で活動する少年少女部の合唱団のとびきりの笑顔であった。
震災の苦難の中で、「復興」の歩み、「福光」の広がりとともに、成長の足跡を刻んできた王子王女たちである。
昨秋、復興の象徴・気仙沼文化会館が開館した折には、少年部歌「Be Brave! 獅子の心で」を歌い上げ、皆に勇気と希望を広げた。
震災で肉親を亡くしたメンバーもいる。立派に成長した子どもたちの歌声に接して、励まし見守ってきた同志の感慨もひとしおであったろう。
日蓮大聖人は、幼くして父を失った南条時光に仰せである。
「(父上は)お形見に、わが身を若くして、子息を残しおかれたのでしょうか。姿も違わないばかりか、(立派な)お心まで似ておられることは言いようもありません」(御書一五〇七ページ、通解)
さらに後には"藍よりも青し"と、時光の「従藍而青」の成長を心から賞讃されたのである。
東北の若人たちは、まさに「不撓不屈のみちのく魂」を受け継ぐ、地涌の菩薩にほかならない。
大聖人はまた、時光のお母さんに、「一つ種は一つ種・別の種は別の種・同じ妙法蓮華経の種を心に・はら(孕)ませ給いなば・同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし」(同一五七〇ページ)とも仰せになられた。
妙法の同志は、生死を超えて一体である。亡くなられたご家族の生命とも、ご友人の生命とも、題目で結ばれている。
後継の人材群が広布のため、友のため、社会のために進み働く姿を、霊山から喜び見つめておられるに違いない。常楽我浄の生命の旅を永遠に一緒に続けていけるのだ。
◇題目の功徳莫大
大聖人は、最愛の子どもに先立たれた親御さんに語りかけられた。
「南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢んぬ、いとをしみ(最愛)の御子を霊山浄土へ決定無有疑と送りまいらせんがためなり」(同一四三五ページ)と。
一遍の題目に無量無辺の大功力を込めて、「あなたのお子さんは絶対に間違いなく成仏されましたよ」と大確信で励まされているのである。
戸田先生は、この御文を通して教えられた。
「いかに題目が力強いかということを、お示しになったお言葉と拝します」と。
言うに言われぬ悲しみや不安のただ中にある人にとっては、時に、御本尊の前に座ることさえままならぬこともあるだろう。一遍の題目を、絞り出すように唱える時もあるかもしれない。
だが御書には、厳然と「妙法蓮華経の五字を唱うる功徳莫大なり」(一三ページ)と仰せである。
いわんや、大試練に屈せず、広布に生き抜く東北の同志が唱えゆく自行化他の唱題の一声に、どれほどの功徳があるか計り知れない。
みちのくの光彩
三十年前(一九八八年)の三月、私は東北の友に長編詩「みちのくの幸の光彩」を詠み贈った。
〈私は 君たちを信じている
私は 君たちを待っている
いま 世界の人々が
東北を見つめている
東北にあこがれている
東北には
真の「平和」がある
真の「人間」がいる
真の厚き「友情」があると
東北の発展を
世界の人々が祈っている〉
——まさに今、「世界の人々」が、東北の前進と人材城を仰ぎ見ているではないか!
東北の同志に、平和と友情と人間主義の究極の理想を見出しているではないか!
偉大なる創価の父母たちの励ましと応援を受けながら、東北の青年たちが若芽のごとく伸び伸びと躍動している。
宮城で! 岩手で!
青森で! 秋田で!
山形で!
そして福島で!
我らは「地涌の義」のままに、人華爛漫の理想郷を築いているのだ。
◇広布誓願の総会
大震災から七年に当たる三月十一日、世界青年部総会が開催される意義は、あまりにも大きい。
震災直後から「東北、負けるな! 頑張れ!」と、世界の友はエールを送り続けてくれた。
その若き世界市民が、今再び心を一つに、東北をはじめ地球を結んで、人類の平和と幸福と安穏を祈り、固く誓い合うのである。心と心をつなぐ青年の連帯のドラマに、私の胸は熱くなる。
創価の父・牧口先生と親交を結んだ東北出身の偉人・新渡戸稲造博士は「希望」と「信仰」、さらに「創像(創造)」の力なくして、人間としての最も重大な使命は全うし得ないと訴えていた。
若くして世界第一の信仰を持ち、「平和の地球」の未来を創るという、人間として最も尊き使命に生きる創価の青年たちこそ、人類の希望である。
今日の青年部総会は、この揺るぎなき確信と誓願を、全世界に向かって宣言する場となる。
◇
かの「陰徳陽報御書」で、大聖人は、さらにこう約束くださっている。
「此は物のはしなり大果報は又来るべしとおぼしめせ」(御書一一七八ページ)と。
不死鳥の負けじ魂で偉大な「陰徳」を積み上げてきた東北家族が、ますます偉大な「陽報」「大果報」に包まれゆくのだ。
さあ、我らは共に、人間の尊厳が輝く「福光」の新時代を大きく開く、一歩また一歩を、力強く踏み出そう!
尊き東北家族の歩みそのものが、末法万年尽未来際までも照らす「幸と希望の光彩」を放っていくとの大確信で!
2018年3月15日木曜日
2018.03.15 わが友に贈る
「陰徳あれば陽報あり」
誰が見ていなくても
地道な広布への労苦に
無量の福徳は燦然!
誇り高く誓いの道を!
妙密上人御消息 P1239
『然るに日蓮は何の宗の元祖にもあらず又末葉にもあらず持戒破戒にも闕て無戒の僧有智無智にもはづれたる牛羊の如くなる者なり』
【通解】
ところが日蓮は、いずれの宗も元祖でもない。またその流れを汲むものでもない。持戒破戒の者でもなく、無戒の僧であり、有智・無智という概念からもかけ離れた牛羊のような者である。
〈寸鉄〉 2018年3月15日
会長は一対一の対話貫き平和の地平開いた—韓国市長。心結ぶ闘争に続け
救済に燃える我々を何者も止めることはできぬ—英雄。さあ拡大また拡大
妙法を唱え、人に語る人は「教主釈尊の御使」御書幹部は尊き同志を讃えよ
花粉症の季節。マスク・嗽・服薬等の対策賢く。症状が出たら早めに受診
大学3年生らの就職活動開始。入念な準備で悔いなき挑戦を。栄冠つかめ
☆ジャカレパグア統合大学「名誉教授」称号授与式 池田先生の謝辞 2018年3月7日
◇相手を信じ抜く勇気こそ人間の可能性開く鍵
一、今日3月3日は、日本では「桃の節句」とされ、おひなさまという人形を飾り、女の子たちの健やかな成長と幸福を願う日です。
「女子は門をひらく」とは、大聖哲の宣言でありました。
すなわち、家庭はもちろん、社会においても、世界においても、女性には幸福の門、希望の門、平和の門を開き、皆を栄えさせていく力があるという意義であります。
今、私の心には、貴国ブラジルの人間教育の門を広々と開かれた、一人の偉大な女性が浮かび上がってまいります。
14歳の若さでフランス語の教師となって以来、生涯をかけて幾多の人材を育て抜かれた先生です。逝去された後も、敬い慕う教え子や教師たちからの宣揚の熱情によって、模範の学舎に、その名が冠され、大きく顕彰された方であります。
その女性教育者こそ、貴・ジャカレパグア統合大学の原点と仰がれる、ステラ・マトゥチナ先生なのであります。
そして、その気高き教育の母の志を脈々と受け継がれ、いやまして素晴らしき英才育成の栄光の門を開いておられるのが、本日、ここにお迎えした、理事長、副理事長のマフラ・トリンダーデ姉妹ご一家であられます(大拍手)。
一、本日、世界が憧れる美しき文化の都・リオデジャネイロにそびえる、気高き人間教育の殿堂たる貴・ジャカレパグア統合大学より、栄えある名誉教授の称号を賜りました。
私は、わが不二の宝友であるブラジルSGIの同志と共に、謹んで拝受させていただきます。
なかんずく、いかなる試練にも負けず、「人間革命」という幸の門を開いてこられたブラジルの創価の女性たち、母たちにささげさせていただけることは、何よりの喜びであります。
先生方、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。
一、貴大学は、モットーに、「価値を創造し、才能を伸ばす」と掲げておられます。
ここで、その誉れある伝統と歴史に学びながら、自他共に豊かな価値を創造しゆく道を確認し合いたいのであります。
それは、「信じ抜く勇気の道」であります。
貴大学の淵源は、ステラ・マトゥチナ先生と夫君のジェズス・マフラ先生が開設された、ひとり親の子どものための学校であったと伺いました。
そこから拡大され、軍事政権時代の苦境をも乗り越えて、今日の大発展を築かれたのであります。
心血を注ぎ、命を賭して教育の道を守り抜いてこられた両先生に、私は境遇を問わず、若き生命一人一人の無限の可能性を信じ抜く、計り知れない慈愛を感じずにいられません。
一、リオデジャネイロゆかりの大詩人マヌエル・バンデイラは謳いました。
「生は奇蹟である。すべての花は その形 その色 その香りとともに すべての花は奇蹟である」(福嶋伸洋著『魔法使いの国の掟——リオデジャネイロの詩と時』慶應義塾大学出版会)と。
人間もまた誰もが、奇跡としかいいようのない使命の花を咲かせることができます。
そして「桜梅桃李」という個性輝く平和の花園を広げながら、人生も、社会も、時代も変えていける力があります。
では、この可能性の扉を開く鍵はいったい何か。
それは、勇気です。どこまでも相手の可能性を信じ抜く勇気であります。
そして同時に、子どもたち、青年たち自身が、何があっても自らの可能性を信じ抜く、不屈の勇気であります。
副理事長は学生を励ます際、健康に留意すること、焦点を持つこと、全体性を大切にすることとともに、「強い決意を持つこと」を訴えておられると伺いました。
この強き決意、燃え上がる勇気こそが、価値創造の源ではないでしょうか。
一、とともに、貴大学は、社会への奉仕を志向して、「挑戦し抜く勇気の道」を進まれています。
その一つが、ブラジルの広大な大地の隅々にまで学ぶ喜びを伝えるべく、先駆的な通信教育に長年、力を入れてこられたことです。さらにまた周辺諸国の深刻な看護師不足の解消のために、数年前、看護学部を開設されました。
わが創価大学においても2013年から看護学部を開設し、すでに1期生が社会で貢献の人生を歩み始めており、深き縁を感じずにいられません。
貴大学はそのように、あらゆる分野で活躍する人材を育むため、少しでもよりよい教育環境をつくりたいと、さらなる挑戦を勇敢に、たゆみなく貫かれているのであります。
何と崇高な信念の足跡でありましょうか(大拍手)。
一、私の人生の師・戸田城聖先生は青年時代、ブラジルへの移住も真剣に考えられていました。
その戸田先生が、よく言われていました。
「勇気が、慈悲に代わる。勇気がある限り、智慧もまた滾々と湧き出ずる。勇気の力で青年を励まし、勇気の連帯で、社会を、世界を変えていくのだ」と。
本日より私も、貴大学の栄えある一員として、勇気の炎をいよいよ燃え上がらせて、人類共通の新たな価値を創造し、地球民族の共存共栄の新時代を築きゆくために、愛するブラジルの友と力を尽くしていく決心であります。
その誓いを、ブラジル文学アカデミー初代総裁である大文豪マシャード・デ・アシスの言葉に託させていただきます。
「嵐は弱き者のみを恐れさせる。強き者は、嵐に勇猛に立ち向かい、雷にも目を背けない」
最後に、貴大学のますますの栄光、そして私が永遠の心の故郷と愛してやまないブラジルのいよいよの平和と繁栄を心の底よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変に、大変に、ありがとうございました!」)(大拍手)
誰が見ていなくても
地道な広布への労苦に
無量の福徳は燦然!
誇り高く誓いの道を!
妙密上人御消息 P1239
『然るに日蓮は何の宗の元祖にもあらず又末葉にもあらず持戒破戒にも闕て無戒の僧有智無智にもはづれたる牛羊の如くなる者なり』
【通解】
ところが日蓮は、いずれの宗も元祖でもない。またその流れを汲むものでもない。持戒破戒の者でもなく、無戒の僧であり、有智・無智という概念からもかけ離れた牛羊のような者である。
〈寸鉄〉 2018年3月15日
会長は一対一の対話貫き平和の地平開いた—韓国市長。心結ぶ闘争に続け
救済に燃える我々を何者も止めることはできぬ—英雄。さあ拡大また拡大
妙法を唱え、人に語る人は「教主釈尊の御使」御書幹部は尊き同志を讃えよ
花粉症の季節。マスク・嗽・服薬等の対策賢く。症状が出たら早めに受診
大学3年生らの就職活動開始。入念な準備で悔いなき挑戦を。栄冠つかめ
☆ジャカレパグア統合大学「名誉教授」称号授与式 池田先生の謝辞 2018年3月7日
◇相手を信じ抜く勇気こそ人間の可能性開く鍵
一、今日3月3日は、日本では「桃の節句」とされ、おひなさまという人形を飾り、女の子たちの健やかな成長と幸福を願う日です。
「女子は門をひらく」とは、大聖哲の宣言でありました。
すなわち、家庭はもちろん、社会においても、世界においても、女性には幸福の門、希望の門、平和の門を開き、皆を栄えさせていく力があるという意義であります。
今、私の心には、貴国ブラジルの人間教育の門を広々と開かれた、一人の偉大な女性が浮かび上がってまいります。
14歳の若さでフランス語の教師となって以来、生涯をかけて幾多の人材を育て抜かれた先生です。逝去された後も、敬い慕う教え子や教師たちからの宣揚の熱情によって、模範の学舎に、その名が冠され、大きく顕彰された方であります。
その女性教育者こそ、貴・ジャカレパグア統合大学の原点と仰がれる、ステラ・マトゥチナ先生なのであります。
そして、その気高き教育の母の志を脈々と受け継がれ、いやまして素晴らしき英才育成の栄光の門を開いておられるのが、本日、ここにお迎えした、理事長、副理事長のマフラ・トリンダーデ姉妹ご一家であられます(大拍手)。
一、本日、世界が憧れる美しき文化の都・リオデジャネイロにそびえる、気高き人間教育の殿堂たる貴・ジャカレパグア統合大学より、栄えある名誉教授の称号を賜りました。
私は、わが不二の宝友であるブラジルSGIの同志と共に、謹んで拝受させていただきます。
なかんずく、いかなる試練にも負けず、「人間革命」という幸の門を開いてこられたブラジルの創価の女性たち、母たちにささげさせていただけることは、何よりの喜びであります。
先生方、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。
一、貴大学は、モットーに、「価値を創造し、才能を伸ばす」と掲げておられます。
ここで、その誉れある伝統と歴史に学びながら、自他共に豊かな価値を創造しゆく道を確認し合いたいのであります。
それは、「信じ抜く勇気の道」であります。
貴大学の淵源は、ステラ・マトゥチナ先生と夫君のジェズス・マフラ先生が開設された、ひとり親の子どものための学校であったと伺いました。
そこから拡大され、軍事政権時代の苦境をも乗り越えて、今日の大発展を築かれたのであります。
心血を注ぎ、命を賭して教育の道を守り抜いてこられた両先生に、私は境遇を問わず、若き生命一人一人の無限の可能性を信じ抜く、計り知れない慈愛を感じずにいられません。
一、リオデジャネイロゆかりの大詩人マヌエル・バンデイラは謳いました。
「生は奇蹟である。すべての花は その形 その色 その香りとともに すべての花は奇蹟である」(福嶋伸洋著『魔法使いの国の掟——リオデジャネイロの詩と時』慶應義塾大学出版会)と。
人間もまた誰もが、奇跡としかいいようのない使命の花を咲かせることができます。
そして「桜梅桃李」という個性輝く平和の花園を広げながら、人生も、社会も、時代も変えていける力があります。
では、この可能性の扉を開く鍵はいったい何か。
それは、勇気です。どこまでも相手の可能性を信じ抜く勇気であります。
そして同時に、子どもたち、青年たち自身が、何があっても自らの可能性を信じ抜く、不屈の勇気であります。
副理事長は学生を励ます際、健康に留意すること、焦点を持つこと、全体性を大切にすることとともに、「強い決意を持つこと」を訴えておられると伺いました。
この強き決意、燃え上がる勇気こそが、価値創造の源ではないでしょうか。
一、とともに、貴大学は、社会への奉仕を志向して、「挑戦し抜く勇気の道」を進まれています。
その一つが、ブラジルの広大な大地の隅々にまで学ぶ喜びを伝えるべく、先駆的な通信教育に長年、力を入れてこられたことです。さらにまた周辺諸国の深刻な看護師不足の解消のために、数年前、看護学部を開設されました。
わが創価大学においても2013年から看護学部を開設し、すでに1期生が社会で貢献の人生を歩み始めており、深き縁を感じずにいられません。
貴大学はそのように、あらゆる分野で活躍する人材を育むため、少しでもよりよい教育環境をつくりたいと、さらなる挑戦を勇敢に、たゆみなく貫かれているのであります。
何と崇高な信念の足跡でありましょうか(大拍手)。
一、私の人生の師・戸田城聖先生は青年時代、ブラジルへの移住も真剣に考えられていました。
その戸田先生が、よく言われていました。
「勇気が、慈悲に代わる。勇気がある限り、智慧もまた滾々と湧き出ずる。勇気の力で青年を励まし、勇気の連帯で、社会を、世界を変えていくのだ」と。
本日より私も、貴大学の栄えある一員として、勇気の炎をいよいよ燃え上がらせて、人類共通の新たな価値を創造し、地球民族の共存共栄の新時代を築きゆくために、愛するブラジルの友と力を尽くしていく決心であります。
その誓いを、ブラジル文学アカデミー初代総裁である大文豪マシャード・デ・アシスの言葉に託させていただきます。
「嵐は弱き者のみを恐れさせる。強き者は、嵐に勇猛に立ち向かい、雷にも目を背けない」
最後に、貴大学のますますの栄光、そして私が永遠の心の故郷と愛してやまないブラジルのいよいよの平和と繁栄を心の底よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変に、大変に、ありがとうございました!」)(大拍手)
2018年3月14日水曜日
2018.03.14 わが友に贈る
学会の個人会館は
地域広布の灯台
人材育成の宝城だ。
提供者の真心に感謝し
家族や近隣にも配慮を!
法華初心成仏抄 P553
『なにしにか仏は強いて法華経を説いて謗ずるも信ずるも利益あるべしと説き我不愛身命とは仰せらるべきや、よくよく此等を道心ましまさん人は御心得あるべきなり』
【通解】
(もし権教によって仏になれるのであれば)どうして仏は、強いて法華経を説いて、膀るも信ずるも利益があると説き、経文には「我身命を愛せず」と説かれたのであろうか。仏の悟りを求める心がある人は、よくよくこれらのことを心得なければならない。
〈寸鉄〉 2018年3月14日
列島で「3・16」記念座談会。後継の友と心一つに全員が青年の決意で進め
情熱は情熱を生む—文豪励まし、育成、拡大の波動を更に!鉄は熱いうちに
京都婦人部の日。民衆の楽土築く母よ!あの友この友に希望と幸の花束を
新入会員の成長を応援!使命深き地涌の菩薩だ。堂々と勝利の大道を共進
親の学ぶ姿勢が子供の好奇心を育む—専門家。教育は自らが模範となって
☆第1回「池田シンポジウム」への池田先生のメッセージ 2018年2月27日
◇教育交流こそ、平和創造の大地 人類の前途を照らしゆく太陽
一、人類の栄光の未来に向かって、平和と持続可能な開発のための社会を展望しゆく、第1回の国際シンポジウム、誠におめでとうございます。
貴国フィリピンの誇るグローバル人材育成の名門イースト大学との共催により、意義深きシンポジウムが行われますことを、創価大学の創立者として何よりも光栄に思っております。
尊敬するルシオ・タン理事長、エスター・ガルシア総長、リンダ・サンチャゴ学長、ゾシモ・バタッド学長はじめ、ご尽力を賜りました関係者の皆様方に、心より御礼を申し上げます。
本日は、貴国の教育界を代表される、多くの偉大な教育指導者、各分野の碩学の先生方を、ここマニラ国際平和会館にお迎えすることができました。
記念の講演を行ってくださる、尊敬するヒラリオ・ダビデ最高裁判所元長官をはじめ、ご登壇くださる諸先生方、そして全てのご来賓、ご友人の皆様方にも、厚く感謝を申し上げます。
会場には、フィリピンの未来を担いゆく英才方、さらに創価大学からの研修の学生の皆さんも参加され、これほどうれしいことはありません。
一、私の胸に深く刻まれている、貴国の偉大な英雄ホセ・リサール博士の獅子吼があります。
それは、「人間にとっての大地であり、太陽である、教育と自由なくして、いかなる改革も、成し遂げることはできない」と。
だからこそ、国を超え、民族を超え、宗教を超え、文明をも超えた教育の交流こそが、世界平和を創り広げる大地となり、人類の前途を照らし晴らしゆく太陽となる——。この信念を、私は、共に対談集を発刊した、尊敬するフィリピン大学元総長のアブエバ博士、リサール協会元会長のキアンバオ博士をはじめ、多くの貴国の知性の先生方と、深く強く分かち合ってまいりました。
諸先生方と手を携えて、一緒に築き上げてきた世界市民教育のネットワークは、何ものにも代え難い宝であると思っております。
一、かけがえのない友情と交流を結ばせていただいた先生方が集われる今回のシンポジウムでは、「平和の価値を生かした持続可能で包括的な成長に向けて」をテーマに、国連が目指すSDGs(持続可能な開発目標)の理念を踏まえ、討議が進められると伺っております。
これまで私は、国連を中心とした地球的課題の解決を目指し、1983年以来、毎年、提言を発表してきました。
◇使命に目覚めた青年の熱と連帯
36回目となる本年は、気候保全のための自治体ネットワークの形成など、SDGsを加速させる提案を行い、若い世代の活躍を呼び掛けました。
SDGsには、貧困や飢餓の解決をはじめ17分野・169項目にわたる目標が掲げられています。注目すべきは、これらの目標が、世界の市民社会の多くの青年たちの声も踏まえて、盛り込まれたという事実ではないでしょうか。
制定作業にあたって国連が実施した調査には、700万人以上の声が届けられ、その7割以上を30歳未満の若い世代が占めております。さらにSDGsを定めた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、若者を"変革のための重要な主体"と位置づけ、その力の発揮に大いなる期待を寄せているのであります。
かつてダビデ元長官が創価大学を訪問してくださった際、学生たちに訴えられた言葉がよみがえります。
「皆さんの明白なる使命は、深刻な危機にさらされている人類の前に立ちはだかる挑戦に立ち向かうこと」であり、「平和と真実と正義を愛し、掲げる人のみが、人類と世界を救うことができる」と。
まさしくSDGsが掲げる「誰も置き去りにしない」との理念に基づく地球社会の実現は、ひとえに崇高な使命に目覚めた青年たちの情熱と創造力の連帯にかかっているといっても過言ではないでありましょう。
その大きな原動力として、本年の提言で、私は「喜びの共有」というビジョンを挙げました。仏法では、「喜とは自他共に喜ぶ事なり」「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(御書761ページ)と示されております。
この「喜びの共有」、さらに「智慧」と「慈悲」の連帯を展望するうえで、私は敬愛してやまない貴国の先生方、また友人たちとの交流が思い起こされてならないのであります。
貴国には「マブハイ(ようこそ)!」と友を笑顔で迎え、歓待せずにはおかない「ホスピタリティー」の精神が脈打っております。さらに生命を慈しむ思いやりと智慧、そして、かの英雄リサール青年が生き生きと体現していた向学の魂と、開かれた世界市民のエートス(道徳的気風)が漲っております。
今、創価大学も、世界市民の育成や、国際看護教育のプログラムにおいて、貴国の豊穣なるソフトパワーから大いに学ばせていただき、汲めども尽きぬ啓発を受けております。
このたびのシンポジウムが、フィリピンと日本、さらにアジア、そして世界の若人たちに、大いなる知性の啓発、そして勇気を贈り、新たな変革への連帯を育みゆく「喜びの共有」の広場となれば、これほどうれしいことはありません。
私は貴国の知性の先生方と、これからもさらに、共に力を合わせながら、地球社会の明日を開きゆく人材の潮流を、いや増して起こしてまいる決心であります。
最後に、本日、ご出席を賜りました、全ての皆様方のますますの御健勝と御多幸、そして貴フィリピン共和国の永遠無窮の発展と栄光を心よりお祈り申し上げ、私の御礼のメッセージとさせていただきます。
マラミン・サラマッポ!(フィリピノ語で「誠にありがとうございました!」)(大拍手)
地域広布の灯台
人材育成の宝城だ。
提供者の真心に感謝し
家族や近隣にも配慮を!
法華初心成仏抄 P553
『なにしにか仏は強いて法華経を説いて謗ずるも信ずるも利益あるべしと説き我不愛身命とは仰せらるべきや、よくよく此等を道心ましまさん人は御心得あるべきなり』
【通解】
(もし権教によって仏になれるのであれば)どうして仏は、強いて法華経を説いて、膀るも信ずるも利益があると説き、経文には「我身命を愛せず」と説かれたのであろうか。仏の悟りを求める心がある人は、よくよくこれらのことを心得なければならない。
〈寸鉄〉 2018年3月14日
列島で「3・16」記念座談会。後継の友と心一つに全員が青年の決意で進め
情熱は情熱を生む—文豪励まし、育成、拡大の波動を更に!鉄は熱いうちに
京都婦人部の日。民衆の楽土築く母よ!あの友この友に希望と幸の花束を
新入会員の成長を応援!使命深き地涌の菩薩だ。堂々と勝利の大道を共進
親の学ぶ姿勢が子供の好奇心を育む—専門家。教育は自らが模範となって
☆第1回「池田シンポジウム」への池田先生のメッセージ 2018年2月27日
◇教育交流こそ、平和創造の大地 人類の前途を照らしゆく太陽
一、人類の栄光の未来に向かって、平和と持続可能な開発のための社会を展望しゆく、第1回の国際シンポジウム、誠におめでとうございます。
貴国フィリピンの誇るグローバル人材育成の名門イースト大学との共催により、意義深きシンポジウムが行われますことを、創価大学の創立者として何よりも光栄に思っております。
尊敬するルシオ・タン理事長、エスター・ガルシア総長、リンダ・サンチャゴ学長、ゾシモ・バタッド学長はじめ、ご尽力を賜りました関係者の皆様方に、心より御礼を申し上げます。
本日は、貴国の教育界を代表される、多くの偉大な教育指導者、各分野の碩学の先生方を、ここマニラ国際平和会館にお迎えすることができました。
記念の講演を行ってくださる、尊敬するヒラリオ・ダビデ最高裁判所元長官をはじめ、ご登壇くださる諸先生方、そして全てのご来賓、ご友人の皆様方にも、厚く感謝を申し上げます。
会場には、フィリピンの未来を担いゆく英才方、さらに創価大学からの研修の学生の皆さんも参加され、これほどうれしいことはありません。
一、私の胸に深く刻まれている、貴国の偉大な英雄ホセ・リサール博士の獅子吼があります。
それは、「人間にとっての大地であり、太陽である、教育と自由なくして、いかなる改革も、成し遂げることはできない」と。
だからこそ、国を超え、民族を超え、宗教を超え、文明をも超えた教育の交流こそが、世界平和を創り広げる大地となり、人類の前途を照らし晴らしゆく太陽となる——。この信念を、私は、共に対談集を発刊した、尊敬するフィリピン大学元総長のアブエバ博士、リサール協会元会長のキアンバオ博士をはじめ、多くの貴国の知性の先生方と、深く強く分かち合ってまいりました。
諸先生方と手を携えて、一緒に築き上げてきた世界市民教育のネットワークは、何ものにも代え難い宝であると思っております。
一、かけがえのない友情と交流を結ばせていただいた先生方が集われる今回のシンポジウムでは、「平和の価値を生かした持続可能で包括的な成長に向けて」をテーマに、国連が目指すSDGs(持続可能な開発目標)の理念を踏まえ、討議が進められると伺っております。
これまで私は、国連を中心とした地球的課題の解決を目指し、1983年以来、毎年、提言を発表してきました。
◇使命に目覚めた青年の熱と連帯
36回目となる本年は、気候保全のための自治体ネットワークの形成など、SDGsを加速させる提案を行い、若い世代の活躍を呼び掛けました。
SDGsには、貧困や飢餓の解決をはじめ17分野・169項目にわたる目標が掲げられています。注目すべきは、これらの目標が、世界の市民社会の多くの青年たちの声も踏まえて、盛り込まれたという事実ではないでしょうか。
制定作業にあたって国連が実施した調査には、700万人以上の声が届けられ、その7割以上を30歳未満の若い世代が占めております。さらにSDGsを定めた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、若者を"変革のための重要な主体"と位置づけ、その力の発揮に大いなる期待を寄せているのであります。
かつてダビデ元長官が創価大学を訪問してくださった際、学生たちに訴えられた言葉がよみがえります。
「皆さんの明白なる使命は、深刻な危機にさらされている人類の前に立ちはだかる挑戦に立ち向かうこと」であり、「平和と真実と正義を愛し、掲げる人のみが、人類と世界を救うことができる」と。
まさしくSDGsが掲げる「誰も置き去りにしない」との理念に基づく地球社会の実現は、ひとえに崇高な使命に目覚めた青年たちの情熱と創造力の連帯にかかっているといっても過言ではないでありましょう。
その大きな原動力として、本年の提言で、私は「喜びの共有」というビジョンを挙げました。仏法では、「喜とは自他共に喜ぶ事なり」「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(御書761ページ)と示されております。
この「喜びの共有」、さらに「智慧」と「慈悲」の連帯を展望するうえで、私は敬愛してやまない貴国の先生方、また友人たちとの交流が思い起こされてならないのであります。
貴国には「マブハイ(ようこそ)!」と友を笑顔で迎え、歓待せずにはおかない「ホスピタリティー」の精神が脈打っております。さらに生命を慈しむ思いやりと智慧、そして、かの英雄リサール青年が生き生きと体現していた向学の魂と、開かれた世界市民のエートス(道徳的気風)が漲っております。
今、創価大学も、世界市民の育成や、国際看護教育のプログラムにおいて、貴国の豊穣なるソフトパワーから大いに学ばせていただき、汲めども尽きぬ啓発を受けております。
このたびのシンポジウムが、フィリピンと日本、さらにアジア、そして世界の若人たちに、大いなる知性の啓発、そして勇気を贈り、新たな変革への連帯を育みゆく「喜びの共有」の広場となれば、これほどうれしいことはありません。
私は貴国の知性の先生方と、これからもさらに、共に力を合わせながら、地球社会の明日を開きゆく人材の潮流を、いや増して起こしてまいる決心であります。
最後に、本日、ご出席を賜りました、全ての皆様方のますますの御健勝と御多幸、そして貴フィリピン共和国の永遠無窮の発展と栄光を心よりお祈り申し上げ、私の御礼のメッセージとさせていただきます。
マラミン・サラマッポ!(フィリピノ語で「誠にありがとうございました!」)(大拍手)
2018年3月13日火曜日
2018.03.13 わが友に贈る
新入会のメンバーを
大切に! 幸福に!
「信心して良かった」と
友が思えるその日まで
皆で温かな励ましを!
同一鹹味御書 P1447
『百味の肴膳を調ふといへども一つの鹹の味なければ大王の膳とならず、山海の珍物も鹹なければ気味なし』
【通解】
たとえ百味の料理を調えたとしても、一つの塩味がなければ大王の膳とはならない。山海の珍物も、塩がなければ何の風味もない。
〈寸鉄〉 2018年3月13日
「いよいよ・はげまして」御書。学会は常に前進!「5・3」へ強盛な祈りで
職場でなくてはならない人に—恩師。青年よ信心は即生活だ。信頼広げよ
東京・品川が「広布誓願の日」。さあ新たな拡大へ!創価源流の強さはここに
人間革命の哲学こそ恒久平和を実現する鍵—州議我らが先覚者と胸を張れ
疲れは事故や病気の元。睡眠・食事を賢く。寒暖差激しい時こそ健康に留意
☆世界青年部総会への池田先生のメッセージ
◇青年ありて創価の未来は盤石
◇力の限り人間革命の勝利劇を!
一、「青年」は、人類の希望の宝である。
「青春」は、生命の栄光の舞である。
そして「若さ」は、大宇宙の創造の力である。
我らの地球を壮大に結ぶ地涌の青春の大スクラム、誠におめでとう!
みんな、よくぞ祈り、よくぞ走り、よくぞ語り、よくぞ広げ、よくぞ集い合った。よくぞ戦い、よくぞ勝った。
ありがとう! 本当にありがとう!
あの法華経の会座で、釈尊の慈愛の励ましに応えて、「万人成仏」への道を開いたのは、誰か。それは、誓願の乙女・竜女であります。
御本仏・日蓮大聖人の最晩年、師弟不二の勇気ある信心で「民衆仏法」の凱歌を轟かせたのは、誰か。それは、大願の青年・南条時光であります。
こよなく青年を愛される大聖人も、釈尊も、はたまた三世十方の仏菩薩も、きょうの総会を、どれほど喜ばれ、どれほど讃えておられることか。
今朝、私と妻は御本尊に向かい、ご報告しました。
「牧口先生、戸田先生、わが後継の青年たちは、これほど立派に成長し、これほど大きな広がりとなりました。学会の未来は盤石です。一閻浮提の広宣流布は、末法万年尽未来際へ限りなく開かれています」と。
◇歓喜の中の大歓喜
一、この総会に連なる全ての青年と拝したい「御義口伝」の一節があります。
それは「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」(御書788ページ)との仰せであります。
一人一人の青年が、自らの心に秘められた、この最も尊い仏の生命に目覚め、「歓喜の中の大歓喜」に躍動しながら、何ものにも負けない勇気と智慧と慈悲を発揮して、新たなる価値を創造する。
そして、社会を、世界を、一歩一歩、変革し、人類の境涯を高めて、国土の宿命をも転換していく。
これが、「人間革命」即「広宣流布」の大運動なのであります。
どんなに時代が混迷し、分断や対立の亀裂を深めようとも、生命尊厳の大哲理を掲げ、自行化他の題目を轟かせゆく、創価の若人の平和・文化・教育の大連帯があれば、必ずや世界の民衆を強く明るく照らし、地球の明日を賢く朗らかに晴らしていくことができる。
こう高らかに宣言したいと思うが、みんな、どうだろうか!(大拍手)
一、いつもいつも青年部・未来部を温かく励まし、本日の無事故・大成功を祈り、支えてくれている、全国、全世界の学会家族に、改めて感謝を捧げたい。
あの「3月16日」の式典より、「毎日が3・16」と決めて、この60年間、一日また一日、広宣流布に邁進し、今なお元気いっぱい、学会活動に励んでいる誉れの同志も、たくさんいます。
こうした無名にして最も偉大な父母たちと、悪口罵詈、猶多怨嫉の難を受けながら、汗と涙で築き上げてきた人間共和の世界が、創価学会です。
この「奇跡中の奇跡」というべき異体同心の団結を、後継の皆さんは何よりの誇りとし、断固と守り抜いていただきたい。
そして、国を超え、民族を超え、あらゆる差異を超えて、喜びを共有する創価の世界市民の人権と人道の陣列を、いやまして拡大していただきたいのであります。
◇不退の信心を貫け
一、大聖人は、勇んで苦難に立ち向かう若き弟子・南条時光に仰せになられました。
「しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし」(同1565ページ)と。
どんなに苦しいことがあっても、断じて乗り越えられる。どんな苦労も全部、「心の財」に変えられる。ここに「変毒為薬の妙法」があり、「絶対勝利の信心」があります。私が信頼してやまない東北家族が、この7年間、不撓不屈の負けじ魂で示し切ってくれた通りであります。
ここで、東北の凱歌の友に万感の大拍手を送ろうではありませんか!(大拍手)
きょう、この総会に集い合った、かけがえのない皆さん一人一人が、一人ももれなく、水の流れる如く不退の信心を貫き通していけるように祈っています。
そして健康で、希望に燃えて、仲良く大福運を積みながら、これ以上ないという幸福栄光の人生を勝ち光らせていけるように、これからも祈り続けてまいります。
「妙法流布」という師弟の誓願に生き抜く生命は、永遠に青春である。
ゆえに私も、「誓いの青年」たちと共に、どこまでも世界広宣流布の大道を開き、人類の幸と平和の春を創りゆく決心です。一緒に戦おうではないか!
「従藍而青」の青年部、万歳! 力の限り人間革命の勝利の劇を飾りゆけ!(大拍手)
大切に! 幸福に!
「信心して良かった」と
友が思えるその日まで
皆で温かな励ましを!
同一鹹味御書 P1447
『百味の肴膳を調ふといへども一つの鹹の味なければ大王の膳とならず、山海の珍物も鹹なければ気味なし』
【通解】
たとえ百味の料理を調えたとしても、一つの塩味がなければ大王の膳とはならない。山海の珍物も、塩がなければ何の風味もない。
〈寸鉄〉 2018年3月13日
「いよいよ・はげまして」御書。学会は常に前進!「5・3」へ強盛な祈りで
職場でなくてはならない人に—恩師。青年よ信心は即生活だ。信頼広げよ
東京・品川が「広布誓願の日」。さあ新たな拡大へ!創価源流の強さはここに
人間革命の哲学こそ恒久平和を実現する鍵—州議我らが先覚者と胸を張れ
疲れは事故や病気の元。睡眠・食事を賢く。寒暖差激しい時こそ健康に留意
☆世界青年部総会への池田先生のメッセージ
◇青年ありて創価の未来は盤石
◇力の限り人間革命の勝利劇を!
一、「青年」は、人類の希望の宝である。
「青春」は、生命の栄光の舞である。
そして「若さ」は、大宇宙の創造の力である。
我らの地球を壮大に結ぶ地涌の青春の大スクラム、誠におめでとう!
みんな、よくぞ祈り、よくぞ走り、よくぞ語り、よくぞ広げ、よくぞ集い合った。よくぞ戦い、よくぞ勝った。
ありがとう! 本当にありがとう!
あの法華経の会座で、釈尊の慈愛の励ましに応えて、「万人成仏」への道を開いたのは、誰か。それは、誓願の乙女・竜女であります。
御本仏・日蓮大聖人の最晩年、師弟不二の勇気ある信心で「民衆仏法」の凱歌を轟かせたのは、誰か。それは、大願の青年・南条時光であります。
こよなく青年を愛される大聖人も、釈尊も、はたまた三世十方の仏菩薩も、きょうの総会を、どれほど喜ばれ、どれほど讃えておられることか。
今朝、私と妻は御本尊に向かい、ご報告しました。
「牧口先生、戸田先生、わが後継の青年たちは、これほど立派に成長し、これほど大きな広がりとなりました。学会の未来は盤石です。一閻浮提の広宣流布は、末法万年尽未来際へ限りなく開かれています」と。
◇歓喜の中の大歓喜
一、この総会に連なる全ての青年と拝したい「御義口伝」の一節があります。
それは「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」(御書788ページ)との仰せであります。
一人一人の青年が、自らの心に秘められた、この最も尊い仏の生命に目覚め、「歓喜の中の大歓喜」に躍動しながら、何ものにも負けない勇気と智慧と慈悲を発揮して、新たなる価値を創造する。
そして、社会を、世界を、一歩一歩、変革し、人類の境涯を高めて、国土の宿命をも転換していく。
これが、「人間革命」即「広宣流布」の大運動なのであります。
どんなに時代が混迷し、分断や対立の亀裂を深めようとも、生命尊厳の大哲理を掲げ、自行化他の題目を轟かせゆく、創価の若人の平和・文化・教育の大連帯があれば、必ずや世界の民衆を強く明るく照らし、地球の明日を賢く朗らかに晴らしていくことができる。
こう高らかに宣言したいと思うが、みんな、どうだろうか!(大拍手)
一、いつもいつも青年部・未来部を温かく励まし、本日の無事故・大成功を祈り、支えてくれている、全国、全世界の学会家族に、改めて感謝を捧げたい。
あの「3月16日」の式典より、「毎日が3・16」と決めて、この60年間、一日また一日、広宣流布に邁進し、今なお元気いっぱい、学会活動に励んでいる誉れの同志も、たくさんいます。
こうした無名にして最も偉大な父母たちと、悪口罵詈、猶多怨嫉の難を受けながら、汗と涙で築き上げてきた人間共和の世界が、創価学会です。
この「奇跡中の奇跡」というべき異体同心の団結を、後継の皆さんは何よりの誇りとし、断固と守り抜いていただきたい。
そして、国を超え、民族を超え、あらゆる差異を超えて、喜びを共有する創価の世界市民の人権と人道の陣列を、いやまして拡大していただきたいのであります。
◇不退の信心を貫け
一、大聖人は、勇んで苦難に立ち向かう若き弟子・南条時光に仰せになられました。
「しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし」(同1565ページ)と。
どんなに苦しいことがあっても、断じて乗り越えられる。どんな苦労も全部、「心の財」に変えられる。ここに「変毒為薬の妙法」があり、「絶対勝利の信心」があります。私が信頼してやまない東北家族が、この7年間、不撓不屈の負けじ魂で示し切ってくれた通りであります。
ここで、東北の凱歌の友に万感の大拍手を送ろうではありませんか!(大拍手)
きょう、この総会に集い合った、かけがえのない皆さん一人一人が、一人ももれなく、水の流れる如く不退の信心を貫き通していけるように祈っています。
そして健康で、希望に燃えて、仲良く大福運を積みながら、これ以上ないという幸福栄光の人生を勝ち光らせていけるように、これからも祈り続けてまいります。
「妙法流布」という師弟の誓願に生き抜く生命は、永遠に青春である。
ゆえに私も、「誓いの青年」たちと共に、どこまでも世界広宣流布の大道を開き、人類の幸と平和の春を創りゆく決心です。一緒に戦おうではないか!
「従藍而青」の青年部、万歳! 力の限り人間革命の勝利の劇を飾りゆけ!(大拍手)
2018年3月12日月曜日
2018.03.12 わが友に贈る
◇今週のことば
「3・16」の魂みなぎる
広布誓願の座談会を!
我らは宗教界の王者だ。
喜びと誇りに胸張り
楽しく語り合おう!
2018年3月12日
妙密上人御消息 P1238
『譬えば大医の一切の病の根源薬の浅深は弁へたれども故なく大事の薬をつかふ事なく病に随ふが如し』
【通解】
名医は一切の病の根源や薬の効能をわきまえていて、やたらと重病用の薬を使うことはしないで、病気によって薬を使い分ける。
〈寸鉄〉 2018年3月12日
「3・16」60周年を拡大で飾った青年部総会。広布のバトンは君らに厳たり
若い世代が生き生きとする学会こそ社会の希望—総長。頼もしき前進、益々
青年の活躍の陰には必ず育てた人がいる—恩師。創価の父母たちに最敬礼
感動呼ぶ障がい者五輪。人間の力はかくも偉大!我らも更なる限界突破へ
健康寿命、女性は愛知県が1位—日々の運動習慣が奏功。友の為に歩こう
☆中国文化大学国際フォーラムへの池田先生のメッセージ 2018年3月3日
◇中国思想に脈打つ共生の智慧に学べ
◇「大同」の大地に立てば「小異」も豊穣をもたらす
一、私たちが敬愛してやまない、貴・中国文化大学の創立者・張其�博士は、「人類の思想はすべてに努力して前進することを求めるものである」(張其�著『中華五千年史 孔子と現代』岡田武彦監訳・文言社)と宣言されました。
この張博士の励ましにお応えする意味からも、「平和・文化・教育」をテーマに掲げた今回のフォーラムが、人類の希望の前進を、さらに加速する契機となりゆくことを、私は心から願っております。
一、「平和・文化・教育」という命題に思いを致すとき、よみがえる語らいがあります。1974年、当時のソ連を初訪問して、コスイギン首相と会見した折のことです。
鋭い眼光で「あなたの根本的なイデオロギーは何ですか?」と尋ねる首相に、私は即答しました。「平和主義であり、文化主義であり、教育主義です。その根底は人間主義です」と。
深くうなずかれて「その思想を私たちソ連も実現すべきであると思います」と応じてくださった首相の顔を、懐かしく思い出します。
「平和・文化・教育」という、人類普遍の善性の次元を志向するならば、国家も、体制も、民族も、宗教も、文明さえも超えて、世界市民の対話を広げ、友情を結び、新たな価値を創造することができる。ここに、私の生涯を貫く大確信があります。
一、ここで、私たちは今再び、張其�博士が「中国古代のもっとも卓越した学説」(同)と述べられた、『礼記』礼運篇の「大同思想」を思い起こしたいと思うのであります。それは、自己と他者の差異へのこだわりを乗り越え、排他や対立を大きく見下ろして、互いに助け合い、平和の世界を創りゆかんとする潮流の源となってきました。
「大同」——この中国思想に脈打つおおらかな共生の智慧は、「生命の尊厳」という最も深く広い共通の大地を示唆してくれております。この生命の大地に立脚するならば、互いの「小異」は対立をもたらすものではなく、尊重し合い、学び合って、豊かさをもたらすものとなりましょう。
その豊饒な大地からは、多彩な「文化」の宝樹が林立します。そこに、「教育」という赫々たる太陽の慈光を注いでいく時に、青年の創造性の花園は生き生きと広がるに違いありません。そして、ここにこそ、「人類大同」という世界平和を推進する活力が湧き出ずるのではないでしょうか。
◇青年の開かれた心を
一、昨年、「核兵器禁止条約」が国連で採択され、尽力してきたICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞しました。私たちSGIも、ICANが発足した2007年から国際パートナーとして共に活動を進めてきました。その原動力となったのも、平和を願う青年たちの連帯であります。
核兵器の廃絶に挑戦を続ける「常に若々しいアプローチ」の源泉は、どこにあるか。
ICANのベアトリス・フィン事務局長は、青年たちが、さまざまな差異や違いを持ちながらも、「新しいアイデアをもたらし、新たな方法や技術に対して開かれた心を持っている」ことを強調されていました。
この世界の青年の「開かれた心」を大切にして、その計り知れない創造力が伸びやかに発揮できるよう、心を砕き手を打っていくのが、私たちの責務でありましょう。
一、そこで、私は仏法で説かれる「主師親の三徳」という視点から、「平和・文化・教育」の指標を実践的に捉えていきたいと思うのであります。
◇責任感・智慧・慈悲
この点については、インド文化国際アカデミーの理事長で、世界的な哲学者として名高いロケッシュ・チャンドラ博士との対談集(『東洋の哲学を語る』第三文明社)でも語り合いました。
もとより封建的な道徳の範疇などではなくして、人類が規範としていくべき徳目として明かされております。敷衍して申し上げるならば——
「主の徳」とは「人々の生命を守る」力であり、「平和」への責任感であります。
「師の徳」とは「人々を幸福へ導く」力であり、「教育」の智慧であります。
「親の徳」とは「人々を育み慈しむ」力であり、「文化」の慈悲であります。
この「責任感」と「智慧」と「慈悲」を兼ね備えた最高の人格が仏であり、この三徳を体現して社会で行動しゆくことが、仏法で説かれる菩薩の実像なのであります。それは、アメリカのコロンビア大学での講演でも申し上げた通り、21世紀の世界市民の条件にも合致しております。
さらに、仏法では、「主師親の三徳」を、それぞれ、わかりやすく「柱」「眼目」「大船」に譬えております。
それを踏まえ、私は、世界192カ国・地域の創価の青年たちに「地球民族の平和の柱たれ!」「生命尊厳の哲理の眼目たれ!」「人道勝利の栄光の大船たれ!」との指標を贈りました。
その先頭に立つのが、私が信頼してやまない台湾SGIの青年たちであります。今回の台湾東部地震に際して、尊き救援に尽力してきたことも伺っております。
一、ともあれ、混迷を深め、分断や対立の危機に直面する世界の希望は、青年の連帯であります。
若き世界市民のスクラムのさらなる拡大を願って、私自身、一生涯、「平和・文化・教育」の具体的な交流の道を開いていく決心であります。
不屈の信念の大詩人・白楽天は友情を詠い上げました。「賢に交わって 方に汲汲たり、直を友として 毎に偲偲たり(互いに賢者として交わって正に熱心に相手を学び、心の正直な友としていつも互いにはげましあった)」(岡村繁著『新釈漢文大系99 白氏文集3』明治書院、現代表記に改めた)と。
この詩さながらに、尊敬する張理事長をはじめ、先生方と結んできた、英知と誠実の友情を、私は次の世代へ伝え託していきたいと念願しております。
結びに、ご参加くださった皆さま方のますますのご健勝、さらに、貴・中国文化大学をはじめ各大学の無窮の発展と栄光、そして、愛する台湾の限りない安穏とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)
「3・16」の魂みなぎる
広布誓願の座談会を!
我らは宗教界の王者だ。
喜びと誇りに胸張り
楽しく語り合おう!
2018年3月12日
妙密上人御消息 P1238
『譬えば大医の一切の病の根源薬の浅深は弁へたれども故なく大事の薬をつかふ事なく病に随ふが如し』
【通解】
名医は一切の病の根源や薬の効能をわきまえていて、やたらと重病用の薬を使うことはしないで、病気によって薬を使い分ける。
〈寸鉄〉 2018年3月12日
「3・16」60周年を拡大で飾った青年部総会。広布のバトンは君らに厳たり
若い世代が生き生きとする学会こそ社会の希望—総長。頼もしき前進、益々
青年の活躍の陰には必ず育てた人がいる—恩師。創価の父母たちに最敬礼
感動呼ぶ障がい者五輪。人間の力はかくも偉大!我らも更なる限界突破へ
健康寿命、女性は愛知県が1位—日々の運動習慣が奏功。友の為に歩こう
☆中国文化大学国際フォーラムへの池田先生のメッセージ 2018年3月3日
◇中国思想に脈打つ共生の智慧に学べ
◇「大同」の大地に立てば「小異」も豊穣をもたらす
一、私たちが敬愛してやまない、貴・中国文化大学の創立者・張其�博士は、「人類の思想はすべてに努力して前進することを求めるものである」(張其�著『中華五千年史 孔子と現代』岡田武彦監訳・文言社)と宣言されました。
この張博士の励ましにお応えする意味からも、「平和・文化・教育」をテーマに掲げた今回のフォーラムが、人類の希望の前進を、さらに加速する契機となりゆくことを、私は心から願っております。
一、「平和・文化・教育」という命題に思いを致すとき、よみがえる語らいがあります。1974年、当時のソ連を初訪問して、コスイギン首相と会見した折のことです。
鋭い眼光で「あなたの根本的なイデオロギーは何ですか?」と尋ねる首相に、私は即答しました。「平和主義であり、文化主義であり、教育主義です。その根底は人間主義です」と。
深くうなずかれて「その思想を私たちソ連も実現すべきであると思います」と応じてくださった首相の顔を、懐かしく思い出します。
「平和・文化・教育」という、人類普遍の善性の次元を志向するならば、国家も、体制も、民族も、宗教も、文明さえも超えて、世界市民の対話を広げ、友情を結び、新たな価値を創造することができる。ここに、私の生涯を貫く大確信があります。
一、ここで、私たちは今再び、張其�博士が「中国古代のもっとも卓越した学説」(同)と述べられた、『礼記』礼運篇の「大同思想」を思い起こしたいと思うのであります。それは、自己と他者の差異へのこだわりを乗り越え、排他や対立を大きく見下ろして、互いに助け合い、平和の世界を創りゆかんとする潮流の源となってきました。
「大同」——この中国思想に脈打つおおらかな共生の智慧は、「生命の尊厳」という最も深く広い共通の大地を示唆してくれております。この生命の大地に立脚するならば、互いの「小異」は対立をもたらすものではなく、尊重し合い、学び合って、豊かさをもたらすものとなりましょう。
その豊饒な大地からは、多彩な「文化」の宝樹が林立します。そこに、「教育」という赫々たる太陽の慈光を注いでいく時に、青年の創造性の花園は生き生きと広がるに違いありません。そして、ここにこそ、「人類大同」という世界平和を推進する活力が湧き出ずるのではないでしょうか。
◇青年の開かれた心を
一、昨年、「核兵器禁止条約」が国連で採択され、尽力してきたICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞しました。私たちSGIも、ICANが発足した2007年から国際パートナーとして共に活動を進めてきました。その原動力となったのも、平和を願う青年たちの連帯であります。
核兵器の廃絶に挑戦を続ける「常に若々しいアプローチ」の源泉は、どこにあるか。
ICANのベアトリス・フィン事務局長は、青年たちが、さまざまな差異や違いを持ちながらも、「新しいアイデアをもたらし、新たな方法や技術に対して開かれた心を持っている」ことを強調されていました。
この世界の青年の「開かれた心」を大切にして、その計り知れない創造力が伸びやかに発揮できるよう、心を砕き手を打っていくのが、私たちの責務でありましょう。
一、そこで、私は仏法で説かれる「主師親の三徳」という視点から、「平和・文化・教育」の指標を実践的に捉えていきたいと思うのであります。
◇責任感・智慧・慈悲
この点については、インド文化国際アカデミーの理事長で、世界的な哲学者として名高いロケッシュ・チャンドラ博士との対談集(『東洋の哲学を語る』第三文明社)でも語り合いました。
もとより封建的な道徳の範疇などではなくして、人類が規範としていくべき徳目として明かされております。敷衍して申し上げるならば——
「主の徳」とは「人々の生命を守る」力であり、「平和」への責任感であります。
「師の徳」とは「人々を幸福へ導く」力であり、「教育」の智慧であります。
「親の徳」とは「人々を育み慈しむ」力であり、「文化」の慈悲であります。
この「責任感」と「智慧」と「慈悲」を兼ね備えた最高の人格が仏であり、この三徳を体現して社会で行動しゆくことが、仏法で説かれる菩薩の実像なのであります。それは、アメリカのコロンビア大学での講演でも申し上げた通り、21世紀の世界市民の条件にも合致しております。
さらに、仏法では、「主師親の三徳」を、それぞれ、わかりやすく「柱」「眼目」「大船」に譬えております。
それを踏まえ、私は、世界192カ国・地域の創価の青年たちに「地球民族の平和の柱たれ!」「生命尊厳の哲理の眼目たれ!」「人道勝利の栄光の大船たれ!」との指標を贈りました。
その先頭に立つのが、私が信頼してやまない台湾SGIの青年たちであります。今回の台湾東部地震に際して、尊き救援に尽力してきたことも伺っております。
一、ともあれ、混迷を深め、分断や対立の危機に直面する世界の希望は、青年の連帯であります。
若き世界市民のスクラムのさらなる拡大を願って、私自身、一生涯、「平和・文化・教育」の具体的な交流の道を開いていく決心であります。
不屈の信念の大詩人・白楽天は友情を詠い上げました。「賢に交わって 方に汲汲たり、直を友として 毎に偲偲たり(互いに賢者として交わって正に熱心に相手を学び、心の正直な友としていつも互いにはげましあった)」(岡村繁著『新釈漢文大系99 白氏文集3』明治書院、現代表記に改めた)と。
この詩さながらに、尊敬する張理事長をはじめ、先生方と結んできた、英知と誠実の友情を、私は次の世代へ伝え託していきたいと念願しております。
結びに、ご参加くださった皆さま方のますますのご健勝、さらに、貴・中国文化大学をはじめ各大学の無窮の発展と栄光、そして、愛する台湾の限りない安穏とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)
2018年3月11日日曜日
2018.03.11 わが友に贈る
青年は世界平和の「柱」
人類の未来を開く「眼目」
苦悩の民衆を救う「大船」
創価の若人と共に
生命輝く共生の地球を!
四条金吾殿御消息 P1114
『法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ』
【通解】
法華経法師品には、「仏がさまざまな姿の人を派遣して、必ず法華経の行者を守らせる」と説かれている。疑ってはならない。また、安楽行品には「(法華経の行者を)刀や杖などで害することはできない」とあり、普門品には「(きりつけようとする)刀は、すぐにいくつにも折れてしまう」とある。これらは、よもや嘘ではあるまい。
〈寸鉄〉 2018年3月11日
大震災から7年。犠牲者の冥福と被災地の復興を祈念。春告げる前進必ず
首都圏で世界の青年部と交歓会。師弟共戦の志に国境なし。絆強く拡大へ
今日という日の再びきたらざることを思え—詩人一日一日、悔いなく挑戦
小樽問答の日。破邪顕正の師子吼こそ勝負決する要。正義を叫ぶ後継たれ
ネットの誤情報は正しい報道より20倍速く拡散—米研究。真偽見抜く目を
☆台湾・致理科技大学「名誉教授」称号授与式での池田先生の謝辞 2018年3月2日
◇人類への貢献こそ最高学府の使命
一、はじめに、先月の台湾東部地震で犠牲になられた方々に、あらためて深い哀悼の意を表します。
さらに、全ての被災者の皆さま、ご家族、ご友人に、心からのお見舞いを申し上げるとともに、花蓮県をはじめ、被災地の一日も早い復興を、お祈りするものであります。
7年前の3月、東日本大震災に際して、台湾の皆さま方から直ちに差し伸べていただいたご厚情を、決して忘れてはおりません。私たちの心は、いつも台湾の皆さま方と共にあります。
一、本日、光栄にも、名門の誉れも高き致理科技大学より、最高に栄えある「名誉教授」称号を賜りました。
このたびの栄誉を、貴大学とご一緒に文化活動を推進するなど、社会の発展に貢献を続ける台湾SGIの同志と共に、分かち合わせていただけることが、私の何よりの喜びであり、誇りであります。
誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。
貴大学は、古典の『大学』に由来する「致理」との名称を掲げられております。
「致知」という、真理を徹して追い求める学究精神と、「明理」という、人としての社会正義の信念を併せ持つ人材育成の理想が、高らかに謳い上げられているのであります。
貴大学の崇高な理念と建学の歴史に思いをはせる時、梁聖時理事長の父君であられる梁秉権前理事長の苦闘の歩みが、わが胸に迫ってまいります。社会の安定と発展には、教育以外にない——。この透徹した信条から、梁秉権先生は、創立以来、人生をささげ、命を賭して、一貫して貴大学を守り抜かれ、教育の事業に打ち込まれたのであります。
「常に為すならば、事の多きを恐れず、日々行くならば、路の遠きを恐れず」とは、梁秉権先生が卒業生に贈られた、誠に感銘深い言葉であります。
この尊き精神を受け継がれた、梁聖時理事長、尚世昌学長の卓越したリーダーシップのもと、貴大学は、10年連続で「教学卓越計画」の認定を獲得されたほか、技術教育最高の栄誉である「技職の光」賞の連続受賞等々、見事な成果を示してこられました。さらに、就職率の高さが群を抜いていることも、よく承っております。
とりわけ、私が着目したいのは、「卒業生に対する雇用主の満足度」、あるいは「企業が最も好む学生」などの各メディアの調査で、貴大学の名がトップクラスに挙げられていることです。
卒業生がさまざまな分野で活躍し、職場で"いなくてはならない人""どうしても、いてほしい人"として高く賞讃されている——。これこそ、貴大学の教育の大いなる結実ではないでしょうか。
わが創価大学の誇りも、同じであります。
一、貴大学が「教育目標」として掲げ、挑戦されている「五つのラーニング(学び)」に、私は深い感銘を覚えるのであります。
すなわち——
「知ることを学ぶ」
「実行することを学ぶ」
「共生することを学ぶ」
「発展することを学ぶ」
「変わることを学ぶ」
であります。
尚世昌学長は、貴大学の教育哲学を、端的に「顔に笑みあり、心に愛あり」と表現されました。
すなわち、知識だけでなく、豊かな人間性と、深き感謝の心をもって、社会に貢献しゆく人間の育成——優れた全人教育、生命教育にこそ、貴大学の特色があるといわれるのであります。
「品徳教育」特色学校賞、「生命教育」特色学校賞など、輝く実績を勝ち取られていることは、その偉大な証左でありましょう。
わが創価教育の創始者である牧口常三郎先生も、自らの信条を、こう述べておりました。
"教育は、人生最高にして至難の技術であり、芸術である。教育こそが、この世で何ものにも代え難い「生命」という無上の宝を育てるからだ"と。
第2次世界大戦中、日本の軍部政府と戦い、生命尊厳の信念に殉じた牧口先生は、若き日の大著『人生地理学』でも、台湾に深い関心を寄せていました。
牧口先生も、今日の式典を、きっと笑顔で見守ってくださっていると、私は確信してやまないのであります。
偉大なる指導者・孫文先生が「聡明さや才能の大きなものは大きいだけ、その能力の限りをつくして、千万人のために服務し、千万人の幸福をはからなければならない」(伊地智善継・山口一郎監修『孫文選集第1巻』社会思想社刊)と叫ばれたように、人類貢献こそ、最も尊貴にして最も重要な、最高学府の使命でありましょう。
一、本日、私は、誉れある貴大学の一員とならせていただきました。尊敬する諸先生方と共々に、人類の平和と幸福に貢献しゆく世界市民の育成に、さらに献身しゆくことを、お誓い申し上げます。
そして、これからも、貴・致理科技大学の万古長春のご繁栄と、貴大学の同窓の皆さま方のますますのご健勝とご多幸を、祈ってまいります。
貴大学への尽きせぬ敬意と、満腔の感謝を一詩に託し、結びとさせていただきます。
宝島煌煌致理光
為人誠信亦為商
独立独創独開路
独以精勤成棟梁
(宝島に煌煌たるは致理の光
為人誠信なりて亦た商を為す
独立独創にして独り路を開き
独り精勤を以って棟梁と成れり)
[大意]
〈宝島(台湾)に致理の光が煌々と放つ
誠信な人格形成を誇り、商業にも長ける
独立、独創、そして自らの道を開拓
独創的な教育に、勤勉で力をつけ、社会の指導者となる〉
本日は、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。
人類の未来を開く「眼目」
苦悩の民衆を救う「大船」
創価の若人と共に
生命輝く共生の地球を!
四条金吾殿御消息 P1114
『法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ』
【通解】
法華経法師品には、「仏がさまざまな姿の人を派遣して、必ず法華経の行者を守らせる」と説かれている。疑ってはならない。また、安楽行品には「(法華経の行者を)刀や杖などで害することはできない」とあり、普門品には「(きりつけようとする)刀は、すぐにいくつにも折れてしまう」とある。これらは、よもや嘘ではあるまい。
〈寸鉄〉 2018年3月11日
大震災から7年。犠牲者の冥福と被災地の復興を祈念。春告げる前進必ず
首都圏で世界の青年部と交歓会。師弟共戦の志に国境なし。絆強く拡大へ
今日という日の再びきたらざることを思え—詩人一日一日、悔いなく挑戦
小樽問答の日。破邪顕正の師子吼こそ勝負決する要。正義を叫ぶ後継たれ
ネットの誤情報は正しい報道より20倍速く拡散—米研究。真偽見抜く目を
☆台湾・致理科技大学「名誉教授」称号授与式での池田先生の謝辞 2018年3月2日
◇人類への貢献こそ最高学府の使命
一、はじめに、先月の台湾東部地震で犠牲になられた方々に、あらためて深い哀悼の意を表します。
さらに、全ての被災者の皆さま、ご家族、ご友人に、心からのお見舞いを申し上げるとともに、花蓮県をはじめ、被災地の一日も早い復興を、お祈りするものであります。
7年前の3月、東日本大震災に際して、台湾の皆さま方から直ちに差し伸べていただいたご厚情を、決して忘れてはおりません。私たちの心は、いつも台湾の皆さま方と共にあります。
一、本日、光栄にも、名門の誉れも高き致理科技大学より、最高に栄えある「名誉教授」称号を賜りました。
このたびの栄誉を、貴大学とご一緒に文化活動を推進するなど、社会の発展に貢献を続ける台湾SGIの同志と共に、分かち合わせていただけることが、私の何よりの喜びであり、誇りであります。
誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。
貴大学は、古典の『大学』に由来する「致理」との名称を掲げられております。
「致知」という、真理を徹して追い求める学究精神と、「明理」という、人としての社会正義の信念を併せ持つ人材育成の理想が、高らかに謳い上げられているのであります。
貴大学の崇高な理念と建学の歴史に思いをはせる時、梁聖時理事長の父君であられる梁秉権前理事長の苦闘の歩みが、わが胸に迫ってまいります。社会の安定と発展には、教育以外にない——。この透徹した信条から、梁秉権先生は、創立以来、人生をささげ、命を賭して、一貫して貴大学を守り抜かれ、教育の事業に打ち込まれたのであります。
「常に為すならば、事の多きを恐れず、日々行くならば、路の遠きを恐れず」とは、梁秉権先生が卒業生に贈られた、誠に感銘深い言葉であります。
この尊き精神を受け継がれた、梁聖時理事長、尚世昌学長の卓越したリーダーシップのもと、貴大学は、10年連続で「教学卓越計画」の認定を獲得されたほか、技術教育最高の栄誉である「技職の光」賞の連続受賞等々、見事な成果を示してこられました。さらに、就職率の高さが群を抜いていることも、よく承っております。
とりわけ、私が着目したいのは、「卒業生に対する雇用主の満足度」、あるいは「企業が最も好む学生」などの各メディアの調査で、貴大学の名がトップクラスに挙げられていることです。
卒業生がさまざまな分野で活躍し、職場で"いなくてはならない人""どうしても、いてほしい人"として高く賞讃されている——。これこそ、貴大学の教育の大いなる結実ではないでしょうか。
わが創価大学の誇りも、同じであります。
一、貴大学が「教育目標」として掲げ、挑戦されている「五つのラーニング(学び)」に、私は深い感銘を覚えるのであります。
すなわち——
「知ることを学ぶ」
「実行することを学ぶ」
「共生することを学ぶ」
「発展することを学ぶ」
「変わることを学ぶ」
であります。
尚世昌学長は、貴大学の教育哲学を、端的に「顔に笑みあり、心に愛あり」と表現されました。
すなわち、知識だけでなく、豊かな人間性と、深き感謝の心をもって、社会に貢献しゆく人間の育成——優れた全人教育、生命教育にこそ、貴大学の特色があるといわれるのであります。
「品徳教育」特色学校賞、「生命教育」特色学校賞など、輝く実績を勝ち取られていることは、その偉大な証左でありましょう。
わが創価教育の創始者である牧口常三郎先生も、自らの信条を、こう述べておりました。
"教育は、人生最高にして至難の技術であり、芸術である。教育こそが、この世で何ものにも代え難い「生命」という無上の宝を育てるからだ"と。
第2次世界大戦中、日本の軍部政府と戦い、生命尊厳の信念に殉じた牧口先生は、若き日の大著『人生地理学』でも、台湾に深い関心を寄せていました。
牧口先生も、今日の式典を、きっと笑顔で見守ってくださっていると、私は確信してやまないのであります。
偉大なる指導者・孫文先生が「聡明さや才能の大きなものは大きいだけ、その能力の限りをつくして、千万人のために服務し、千万人の幸福をはからなければならない」(伊地智善継・山口一郎監修『孫文選集第1巻』社会思想社刊)と叫ばれたように、人類貢献こそ、最も尊貴にして最も重要な、最高学府の使命でありましょう。
一、本日、私は、誉れある貴大学の一員とならせていただきました。尊敬する諸先生方と共々に、人類の平和と幸福に貢献しゆく世界市民の育成に、さらに献身しゆくことを、お誓い申し上げます。
そして、これからも、貴・致理科技大学の万古長春のご繁栄と、貴大学の同窓の皆さま方のますますのご健勝とご多幸を、祈ってまいります。
貴大学への尽きせぬ敬意と、満腔の感謝を一詩に託し、結びとさせていただきます。
宝島煌煌致理光
為人誠信亦為商
独立独創独開路
独以精勤成棟梁
(宝島に煌煌たるは致理の光
為人誠信なりて亦た商を為す
独立独創にして独り路を開き
独り精勤を以って棟梁と成れり)
[大意]
〈宝島(台湾)に致理の光が煌々と放つ
誠信な人格形成を誇り、商業にも長ける
独立、独創、そして自らの道を開拓
独創的な教育に、勤勉で力をつけ、社会の指導者となる〉
本日は、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。
2018年3月10日土曜日
2018.03.10 わが友に贈る
必死の一人に姿が
友の生命を鼓舞する。
あと一歩の努力
もう一歩の執念で
広布拡大の大潮流を!
上野殿御返事 P1561
『とにかくに死は一定なり、其の時のなげきはたうじのごとし、をなじくはかりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへちりを大地にうづむとをもへ』
【通解】
ともかく、死は必ず訪れるものなのである。そのときの嘆きは、現在の苦しみと同じなのである。同じく死ぬのであるならば、かりにも法華経のために命を捧げなさい。それこそ、あたかも露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものであると思いなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月10日
「大願とは法華弘通なり」御聖訓。誓いの青年よ、今こそ師弟誓願の旗高く
男子部大学校生、華陽リーダーが奮闘!皆の成長こそ希望。挑み舞いゆけ
農山漁村女性の日。地域照らす農漁光部の友よ!使命の地で信頼の灯台に
きょう東京大空襲の日。不戦の世紀へ決意を新たに。若人が平和の心、継承
桜の開花予想、平年より早い、と。我らの対話の花は全国、全世界で満開
☆男子部大学校入校式への池田先生のメッセージ 2018年3月1日
◇偉大な青春の挑戦を
今月の世界青年部総会を目指し、弘教・人材の拡大に奮闘する男子部の友。列島各地で、「男子部大学校」の入校式が1月末から2月にかけて意気高く行われ、1万人を超える大学校生が誕生した。ここでは、池田先生が入校式に贈ったメッセージを紹介する。
新しき歴史を創りゆく、男子部大学校の入校式、誠におめでとう! 誓願凜々しき諸君は、何でも良き先輩に相談し、良き仲間と励まし合いながら、喜び勇んで偉大な青春の挑戦を貫いていってもらいたい。
諸君の晴れの門出に当たり、御本仏・日蓮大聖人が、青年・南条時光に贈られた御聖訓を拝したい。
「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)
「をなじくは・かり(仮)にも法華経のゆへに命をすてよ、つゆ(露)を大海にあつらへ・ちり(塵)を大地にうづ(埋)むとをもへ、法華経の第三に云く『願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん』云云」(同ページ)と。
世界第一の生命尊厳の大哲学に、若き大情熱をかけ、自身を鍛えることほど、素晴らしい栄光の青春は絶対にない。
この大仏法を語り、スクラムを広げゆくなかで、共に大海のように境涯を開き、共々に大地のように功徳を積みながら、縁する人々を、一人また一人、幸福の道へ、必ず導いていけるのである。
今、地涌の若人が、世界各地で、澎湃と立ち上がっている。
その先頭に立つ諸君は、勇敢に胸を張って世界をリードし、朗らかに堂々と進んでもらいたい。
広宣流布のための訓練と労苦を、最高の誉れの歴史とし、一人ももれなく、使命の場所で、断固、戦い勝ってくれ給え!
体を大切に! 親孝行を忘れずに!
愛する大学校生、万歳! 世界広布の若き英雄、万歳!
友の生命を鼓舞する。
あと一歩の努力
もう一歩の執念で
広布拡大の大潮流を!
上野殿御返事 P1561
『とにかくに死は一定なり、其の時のなげきはたうじのごとし、をなじくはかりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへちりを大地にうづむとをもへ』
【通解】
ともかく、死は必ず訪れるものなのである。そのときの嘆きは、現在の苦しみと同じなのである。同じく死ぬのであるならば、かりにも法華経のために命を捧げなさい。それこそ、あたかも露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものであると思いなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月10日
「大願とは法華弘通なり」御聖訓。誓いの青年よ、今こそ師弟誓願の旗高く
男子部大学校生、華陽リーダーが奮闘!皆の成長こそ希望。挑み舞いゆけ
農山漁村女性の日。地域照らす農漁光部の友よ!使命の地で信頼の灯台に
きょう東京大空襲の日。不戦の世紀へ決意を新たに。若人が平和の心、継承
桜の開花予想、平年より早い、と。我らの対話の花は全国、全世界で満開
☆男子部大学校入校式への池田先生のメッセージ 2018年3月1日
◇偉大な青春の挑戦を
今月の世界青年部総会を目指し、弘教・人材の拡大に奮闘する男子部の友。列島各地で、「男子部大学校」の入校式が1月末から2月にかけて意気高く行われ、1万人を超える大学校生が誕生した。ここでは、池田先生が入校式に贈ったメッセージを紹介する。
新しき歴史を創りゆく、男子部大学校の入校式、誠におめでとう! 誓願凜々しき諸君は、何でも良き先輩に相談し、良き仲間と励まし合いながら、喜び勇んで偉大な青春の挑戦を貫いていってもらいたい。
諸君の晴れの門出に当たり、御本仏・日蓮大聖人が、青年・南条時光に贈られた御聖訓を拝したい。
「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)
「をなじくは・かり(仮)にも法華経のゆへに命をすてよ、つゆ(露)を大海にあつらへ・ちり(塵)を大地にうづ(埋)むとをもへ、法華経の第三に云く『願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん』云云」(同ページ)と。
世界第一の生命尊厳の大哲学に、若き大情熱をかけ、自身を鍛えることほど、素晴らしい栄光の青春は絶対にない。
この大仏法を語り、スクラムを広げゆくなかで、共に大海のように境涯を開き、共々に大地のように功徳を積みながら、縁する人々を、一人また一人、幸福の道へ、必ず導いていけるのである。
今、地涌の若人が、世界各地で、澎湃と立ち上がっている。
その先頭に立つ諸君は、勇敢に胸を張って世界をリードし、朗らかに堂々と進んでもらいたい。
広宣流布のための訓練と労苦を、最高の誉れの歴史とし、一人ももれなく、使命の場所で、断固、戦い勝ってくれ給え!
体を大切に! 親孝行を忘れずに!
愛する大学校生、万歳! 世界広布の若き英雄、万歳!
2018年3月9日金曜日
2018.03.09 わが友に贈る
人を心kら励ませば
自分も強く元気になる。
「喜とは自他共に喜ぶ事」
この学会活動の醍醐味を
あの友や同志にも!
四条金吾殿御返事 P1193
『何となくとも殿の事は後生菩提疑なし、何事よりも文永八年の御勘気の時既に相模の国竜の口にて頚切られんとせし時にも殿は馬の口に付いて足歩赤足にて泣き悲み給いし事実にならば腹きらんとの気色なりしをばいつの世にか思い忘るべき』
【通解】
なにはともあれ、あなたの未来世の幸福境涯は間違いない。なによりも、文永八年のあの御勘気の時、相模の国の竜の口で私の頸が切られようとした時にも、あなたは馬のロにとりついて、はだしで供をし、泣き悲しまれた。そして、私が頸を切られることが現実となってしまったならば、自分も腹を切ろうとの様子であったことを、いつの世にも思い忘れることができようか。
〈寸鉄〉 2018年3月9日
日に日に向上して、心に笑む可きのみ—戸田先生常に成長する人こそ青年
壮年部の「王城会の日」。皆を安心で包む人柄と厳護の魂光る黄金柱に感謝
中国方面「女性の日」。勝利の人生は爽快!福徳溢れる婦女の連帯を更に
多くの人が同時に感じる感情は伝染—哲人。破竹の勢いで歓喜の語らいを
三寒四温の時節、体調管理を賢く。弛みなき祈りを根本にはつらつと前進
☆クエンカ・デル・プラタ大学「名誉博士号」授与式での池田先生の謝辞 2018年2月28日
◇他者への献身は人間革命の翼
◇「自他共の幸福」のために生きよ
一、心と心は、いかなる距離も越えて、自在に結び合うことができます。
最も遠く、約1万8千キロ離れた貴国アルゼンチン共和国と日本との友情は、その何よりの象徴であると、私は思ってきた一人であります。
貴国と日本の外交が樹立されてより、今月で120周年を迎えました。
折しも、日本では、私が創立した民主音楽協会の招へいで、半世紀に及ぶタンゴ・シリーズの公演が今年も各地で行われており、魂の交流の音律と舞が繰り広げられております(拍手)。
この意義深き佳節に、貴国アルゼンチンの誇り高き知性の殿堂・貴クエンカ・デル・プラタ大学より、栄えある「名誉博士号」を拝受し、私は感慨無量であります。
心より尊敬申し上げるアンヘル・エンリケ・ロドリゲス総長はじめ、貴クエンカ・デル・プラタ大学の諸先生方に、心からの感謝を申し上げます。
私は、この栄誉を、敬愛してやまないアルゼンチンSGIの宝友をはじめ、世界192カ国・地域のSGIの世界市民と、謹んで分かち合わせていただきます。
誠に、誠にありがとうございます(大拍手)。
一、貴大学のメインキャンパスが広がるコリエンテス州は、パラナ川をはじめ雄大なラプラタの水系に抱かれ、私がかねてより憧憬の思いを抱いてきた天地であります。
タンゴとならび、民衆から愛されてやまないフォルクローレ(民族音楽)の「チャマメ」が誕生したのも、コリエンテス州と伺っております。
「コリエンテスの若人に」と題する、私の好きなチャマメは、誇らかに歌い上げております。
「祖父母、両親、兄弟を愛し、自らのルーツを守れ。困難に屈するな。友好の握手を進んで交わし、生きるのだ」
「勇気を出して風に叫べ。我は、コリエンテスの人間なり。それで、十分ではないか」(大拍手)
豊穣にして詩情あふれる景勝の地に聳える貴大学は、民衆に広く開かれた人間教育の最高学府として、目覚ましい発展を遂げてこられました。
「学びは、あなたの人生を変える」とは、貴大学の崇高にして希望あふれるモットーであります。
この理念のままに、貴大学は学生一人一人の限りない可能性を引き出し、人間性を高めゆく「授業改革」に取り組みながら、進取の気性に富む、幾多の最優秀の英才を育成してこられました。
一、尊敬するロドリゲス総長が、卒業生に贈られた励ましに、私は感銘と共鳴を禁じ得ません。
すなわち、社会に出て問われるものは何か。それは——「最先端の技術があるかどうかではない。自分の中で、知識と社会への貢献を融合させ、自らの悩みや困難だけでなく、他者の抱える問題の解決に、いかにつなげていくかなのです」と。
この尊き信条は、価値創造と民衆貢献の世界市民の育成を目指す、私ども創価教育とも、深く強く響き合うものです。
科学技術の進展が、いやましてスピードを加速する現代世界において、その英知と力を、人間の利己的な「欲望」や「争い」ではなく、人類の「平和」と「幸福」のために、いかにリードし、いかに生かし切っていくことができるか——。
重要な基軸となるものこそ、ロドリゲス総長が訴え、貴大学が挑戦してこられた、他者への貢献と地域社会の繁栄のための教育——つまり「自他共の幸福」のための人間教育であり、実践哲学であると、私は確信してやまないのであります。
一、英知は闇を破る太陽です。他者への献身は人間革命への大いなる翼です。
コリエンテス州の生んだ、貴国の大英雄サンマルチンは、叫びました。
「勝利とは、敵を打ち負かすことなり。されど、それにも勝る勝利とは、自身に打ち勝つことなり」と。
教育こそ、未来を担う青年に、この「自身に勝つ力」を贈りゆく光源でありましょう。
第2次世界大戦中、平和と人道の大信念に殉じて獄死を遂げた創価教育の父・牧口常三郎先生は、教育の勝利こそが「人類の永遠の勝利」をもたらすと師子吼しました。
きょうより私も、誇り高き貴大学の一員として、尊敬する先生方と共に、そしてまた、愛してやまないアルゼンチンの友と一緒に、「人類の永遠の勝利」へ向かって、いよいよ邁進しゆく決意であります。
結びに、貴大学の無窮の発展と、本日ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心からお祈り申し上げ、謝辞とさせていただきます。
ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変にありがとうございました!」)(大拍手)
自分も強く元気になる。
「喜とは自他共に喜ぶ事」
この学会活動の醍醐味を
あの友や同志にも!
四条金吾殿御返事 P1193
『何となくとも殿の事は後生菩提疑なし、何事よりも文永八年の御勘気の時既に相模の国竜の口にて頚切られんとせし時にも殿は馬の口に付いて足歩赤足にて泣き悲み給いし事実にならば腹きらんとの気色なりしをばいつの世にか思い忘るべき』
【通解】
なにはともあれ、あなたの未来世の幸福境涯は間違いない。なによりも、文永八年のあの御勘気の時、相模の国の竜の口で私の頸が切られようとした時にも、あなたは馬のロにとりついて、はだしで供をし、泣き悲しまれた。そして、私が頸を切られることが現実となってしまったならば、自分も腹を切ろうとの様子であったことを、いつの世にも思い忘れることができようか。
〈寸鉄〉 2018年3月9日
日に日に向上して、心に笑む可きのみ—戸田先生常に成長する人こそ青年
壮年部の「王城会の日」。皆を安心で包む人柄と厳護の魂光る黄金柱に感謝
中国方面「女性の日」。勝利の人生は爽快!福徳溢れる婦女の連帯を更に
多くの人が同時に感じる感情は伝染—哲人。破竹の勢いで歓喜の語らいを
三寒四温の時節、体調管理を賢く。弛みなき祈りを根本にはつらつと前進
☆クエンカ・デル・プラタ大学「名誉博士号」授与式での池田先生の謝辞 2018年2月28日
◇他者への献身は人間革命の翼
◇「自他共の幸福」のために生きよ
一、心と心は、いかなる距離も越えて、自在に結び合うことができます。
最も遠く、約1万8千キロ離れた貴国アルゼンチン共和国と日本との友情は、その何よりの象徴であると、私は思ってきた一人であります。
貴国と日本の外交が樹立されてより、今月で120周年を迎えました。
折しも、日本では、私が創立した民主音楽協会の招へいで、半世紀に及ぶタンゴ・シリーズの公演が今年も各地で行われており、魂の交流の音律と舞が繰り広げられております(拍手)。
この意義深き佳節に、貴国アルゼンチンの誇り高き知性の殿堂・貴クエンカ・デル・プラタ大学より、栄えある「名誉博士号」を拝受し、私は感慨無量であります。
心より尊敬申し上げるアンヘル・エンリケ・ロドリゲス総長はじめ、貴クエンカ・デル・プラタ大学の諸先生方に、心からの感謝を申し上げます。
私は、この栄誉を、敬愛してやまないアルゼンチンSGIの宝友をはじめ、世界192カ国・地域のSGIの世界市民と、謹んで分かち合わせていただきます。
誠に、誠にありがとうございます(大拍手)。
一、貴大学のメインキャンパスが広がるコリエンテス州は、パラナ川をはじめ雄大なラプラタの水系に抱かれ、私がかねてより憧憬の思いを抱いてきた天地であります。
タンゴとならび、民衆から愛されてやまないフォルクローレ(民族音楽)の「チャマメ」が誕生したのも、コリエンテス州と伺っております。
「コリエンテスの若人に」と題する、私の好きなチャマメは、誇らかに歌い上げております。
「祖父母、両親、兄弟を愛し、自らのルーツを守れ。困難に屈するな。友好の握手を進んで交わし、生きるのだ」
「勇気を出して風に叫べ。我は、コリエンテスの人間なり。それで、十分ではないか」(大拍手)
豊穣にして詩情あふれる景勝の地に聳える貴大学は、民衆に広く開かれた人間教育の最高学府として、目覚ましい発展を遂げてこられました。
「学びは、あなたの人生を変える」とは、貴大学の崇高にして希望あふれるモットーであります。
この理念のままに、貴大学は学生一人一人の限りない可能性を引き出し、人間性を高めゆく「授業改革」に取り組みながら、進取の気性に富む、幾多の最優秀の英才を育成してこられました。
一、尊敬するロドリゲス総長が、卒業生に贈られた励ましに、私は感銘と共鳴を禁じ得ません。
すなわち、社会に出て問われるものは何か。それは——「最先端の技術があるかどうかではない。自分の中で、知識と社会への貢献を融合させ、自らの悩みや困難だけでなく、他者の抱える問題の解決に、いかにつなげていくかなのです」と。
この尊き信条は、価値創造と民衆貢献の世界市民の育成を目指す、私ども創価教育とも、深く強く響き合うものです。
科学技術の進展が、いやましてスピードを加速する現代世界において、その英知と力を、人間の利己的な「欲望」や「争い」ではなく、人類の「平和」と「幸福」のために、いかにリードし、いかに生かし切っていくことができるか——。
重要な基軸となるものこそ、ロドリゲス総長が訴え、貴大学が挑戦してこられた、他者への貢献と地域社会の繁栄のための教育——つまり「自他共の幸福」のための人間教育であり、実践哲学であると、私は確信してやまないのであります。
一、英知は闇を破る太陽です。他者への献身は人間革命への大いなる翼です。
コリエンテス州の生んだ、貴国の大英雄サンマルチンは、叫びました。
「勝利とは、敵を打ち負かすことなり。されど、それにも勝る勝利とは、自身に打ち勝つことなり」と。
教育こそ、未来を担う青年に、この「自身に勝つ力」を贈りゆく光源でありましょう。
第2次世界大戦中、平和と人道の大信念に殉じて獄死を遂げた創価教育の父・牧口常三郎先生は、教育の勝利こそが「人類の永遠の勝利」をもたらすと師子吼しました。
きょうより私も、誇り高き貴大学の一員として、尊敬する先生方と共に、そしてまた、愛してやまないアルゼンチンの友と一緒に、「人類の永遠の勝利」へ向かって、いよいよ邁進しゆく決意であります。
結びに、貴大学の無窮の発展と、本日ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心からお祈り申し上げ、謝辞とさせていただきます。
ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変にありがとうございました!」)(大拍手)
2018年3月8日木曜日
2018.03.08 わが友に贈る
交通事故、火災、詐欺
引ったくりに注意!
「百千万億倍・
御用心あるべし」
皆で声を掛け合おう!
椎地四郎殿御書 P1448
『此の経を一文一句なりとも聴聞して神(たましい)にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし』
【通解】
この経を一文一句でも聴聞して心に染める人は、生死の大海を渡ることのできる船なのである。
〈寸鉄〉 2018年3月8日
「日蓮が如くにし候へ」御聖訓。世界の青年よ!広布後継の証示す時は今
きょう芸術部の日。勇気と希望送る妙法の名優。わが使命の舞台で輝け!
自分に打ち勝つことより大きな勝利はない—哲人挑戦即成長。悔い残すな
国際女性デー。婦人部・女子部は社会照らす太陽。平和と幸福の連帯を拡大
家庭の防災関連費3割増も、「0円」の家庭は依然半数以上。備えしっかり
☆随筆永遠なれ創価の大城 第28回 広布の先陣・男子部
◇さあ出発だ! 共に栄光勝利の春へ
◇「従藍而青」の弟子よ 澎湃と涌出せよ
その鮮烈なる歌声は、わが生命から離れない。
世界の同志と
我らは団結し
広宣流布の灯は
永遠に燃え続ける
師と共に
我らは師子と立つ
(原詩は英語)
「We are the lions」——。
今月の本部幹部会の席上、アメリカの男女青年部が「正義の師子の誓い」を凛然と歌い上げてくれた。メンバーの大半が二十代である。
壁を破る弘教に挑んだ歓喜踊躍の若人たちを、同じく大拡大を成し遂げた関西の友が私の心を体して、大歓迎してくれた。
大阪での"本幹"前日には、十の会館で世界広布新時代の「関西ワールド総会」が行われ、参加した多くの友人が入会を決意されたと伺っている。
思い返せば、二十五年前(一九九三年)の一月、ロサンゼルスで行われた初の「関西ワールド総会」で、私は恩師・戸田城聖先生の指導を紹介した。
「悩みのある人は、真剣に願いなさい。仏法は真剣勝負です。万が一、実行しても解決しなければ、戸田の生命をあげよう」——よく語られていた指導である。
この大確信の折伏精神を脈々と受け継ぎ、アメリカで、関西で、そして全国、全世界で、若き「正義の師子」たちが立ち上がっている。
今この場所から
今この瞬間から
誓いに生き抜こう——その英姿が、何より頼もしい限りである。
◇自信満々と語れ
御本仏は仰せられた。
「仏と申す事も我等の心の内にをはします・譬へば石の中に火あり珠の中に財のあるがごとし」(御書一四九一ページ)
一人ひとりの青年の心の中に、まぎれもなく最も尊い仏の生命がある。
しかし、最も近い睫毛を見ることができず、最も遠くまで広がる天空も見極められないように、この宝の命に気づかぬまま、青春を過ごし、一生を終えてしまうことが、いかにもったいないか。
多くの人びとが自信を持てず、自らの居場所も見出せずに、先行きの見えない不安を抱える現代にあって、「汝自身の内なる最極の生命に目覚め給え!」と旭日の大光で照らしゆくのが、我らの仏法対話だ。創価の人間復興の運動こそ、かけがえのない希望なのである。
今月、雪の北海道の約百五十会場で開催されてきた伝統の青年主張大会でも、妙法を受持した若人の「人間革命」の蘇生のドラマが、また愛する郷土への貢献の実証が、感動を広げている。
第一回大会から三十六年、体験主張を行ったメンバーだけでも一万五千人を超える。かつて登壇した友のお子さんやお孫さんが発表する、親子二代、三代にわたる継承も何と嬉しいことか。
臆さず、自信満々と語ることだ。「体験」に勝る「雄弁」はないからだ。
◇
「青年の活躍の陰には必ず育ててくれた人がいる。励まし続けてくれている人がいる。その方々に最敬礼するんだよ」
これもまた、忘れ得ぬ恩師の教えであった。
今回のアメリカ青年部の研修にも、深い真心で送り出し、題目を送り続けてくれた、尊き父母や地域の同志がおられる。
今、いずこでも、青年部を全力で激励し、応援してくださる創価の父母たちの熱情が、私と妻には痛いほど迫ってくる。
特に、今年は例年にない強い寒波に見舞われ、各地で記録的な豪雪となっている。
妻も先日(二十二日)、創価世界女性会館で、全国の各方面の婦人部長の方々と懇談した折、北陸をはじめ雪国の宝友のご苦労の一端をあらためて伺った。そして「雪にも負けず頑張ります!」と、三月の「世界青年部総会」へ大応援の決意を語られる創価の母たちの心意気に胸を熱くしていた。
妻と二人して朝な夕な感謝の祈りを捧げるとともに、折々に「母」の曲をピアノで弾いて、その「不思議な豊富な力」に合掌する日々である。
◇新しい人と力を
父母の祈りと励ましに応えて、時あたかも、日本全国で一万人に及ぶ「男子部大学校生」も堂々と立ち上がった。新鮮な青年の太陽が昇ったのだ。
「新しい人」だからこそ、「新しい力」を発揮できる——これが私の変わらざる確信である。
一九五二年、蒲田支部で私が広布拡大の突破口を開いた「二月闘争」も、「新しい人」を見つけ、眼前の友の「新しい力」を信じて、励まし抜く戦いであった。
仏法では、「一身一念法界に遍し」(同二四七ページ)と説かれる。
一人の「一身一念」は、家族にも友人にも、職場にも地域にも、さらには国土、世界にまでも波動を起こしていけるのだ。
「一人」から始まる。
「一人」から変わる。
「一人」から開ける。
ゆえに、まず一人と「会う」ことだ。「語る」ことだ。そして「一緒に行動する」のだ。
「少子化」の時代であるからこそ、むしろ一人の青年を大事にできる。さらに今度は、その一人から、次の新しい青年を呼んでいくのだ。
そして「従藍而青」と示されている通りに、「自分以上の人材」を澎湃と育て上げるのだ。この精神で学会は進んできたからこそ、今がある。
◇"城普請"の逸話
「二月闘争」の翌年の一九五三年、私は戸田先生より男子部の第一部隊長の任命を拝した。
これも、恩師の願業である七十五万世帯の達成へ、若き力を糾合し、新たな人材を育てる戦いであった。
育成のホシは何か。それは、信心に励む理由を明確にすることである。
先師・牧口常三郎先生も「目的は手段を生む」と言われ、的を明確にして矢を放ってこそ、的中すると教えられている。
私の部隊長時代、あるリーダーが、懸命に努力を重ねてもなかなか成果を出せず、悩んでいた。
私は、その奮闘を労い讃えながら、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の有名な"城普請"の逸話を例に励ました。
——主君・織田信長の居城である清洲城の塀や石垣が暴風雨で崩れ、藤吉郎は三日間での修理完了を約束した。
だが一日目。躍起になって工事を急かしたが、修復は思うように進まなかった。藤吉郎は焦る自分を反省し、何が足りないのかを考える。次の日、心新たに棟梁たちに切々と訴えた。
"塀や石垣を修理し、一日も早く完成させることは、外敵から国を守ることになり、それはすなわち自分を守り、ひいては大切な家族を守ることになるのだ"と。
この呼び掛けが、皆の"本気"に火を点した。そして自ら率先して修復に汗する藤吉郎の姿に続き、一丸となって工事に臨み、見事、約束通り、修理を完遂することができたというのである。
私は、友に語った。
「信心も同じだよ。戦いの目的が明確であれば、必ず団結できる。
なぜ勤行をするのか。なぜ折伏をするのか。どうして、信心で人生を勝ち開くことができるのか等々、この根本の目的が納得できれば、決して人にやらされるのではなく、主体的に取り組んでいける。そこに、本当の力が出るんだ」と。
ともあれ、皆の成長を願い、胸襟を開いて語り合うことだ。一人ひとりに心を配り、足を運ぶことだ。その祈りと行動があるところ、どんな心の扉も、必ず開かれていくのだ。
この年、私たちは一年間で三倍の人材拡大を果たし、年末の男子部総会を一千人結集の栄光勝利で飾ったのである。
しかし、何にもまして私が誇らしかったのは、戦友ともいうべき多くの同志と共に、戸田先生の弟子として生き抜き、広宣流布の大叙事詩を共に綴りゆく誓願を共有できたことであった。
◇厳護の英雄たれ
かつて戸田先生が、獄中で読まれたという「水象」の伝説を話してくださったことがある。
——水象とは、川の底に棲み、なかなか姿を見せないという象である。しかし、ひとたび陸に上がって真の姿を現したならば、いかなる獣も恐れをなして逃げてしまう。
いざ世に現れた時の威容——本当の英雄とは、そういうものだ。これが、勇んで陰の労苦に徹する、学会厳護の男子部の雄姿なのだ、と。
四十年前(一九七八年)の二月、立川文化会館で私は、雪が舞う駐車場に立つ創価班の友に気づいた。有り難いな——と思う瞬間、一句が生まれた。
「寒風に 一人立ちたり 創価班」
今月、結成記念日を迎えた牙城会と共に、私が一切を託しゆく正義の陣列がここにある。
同年二月、雪国の信越から、立川文化会館にいた私のもとへ、男子部の友が駆け集ってくれた。この時、皆に贈ったホイットマンの詩の一節を、私は今再び、本門の丈夫たちと確認し合いたい。
「さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」
君よ、君たちよ、「今ここから」、雄々しく、朗らかに、満々たる生命力で出発だ。我らの新しき栄光勝利の春へ、世界の友と高らかに勝ち鬨を上げようではないか!
引ったくりに注意!
「百千万億倍・
御用心あるべし」
皆で声を掛け合おう!
椎地四郎殿御書 P1448
『此の経を一文一句なりとも聴聞して神(たましい)にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし』
【通解】
この経を一文一句でも聴聞して心に染める人は、生死の大海を渡ることのできる船なのである。
〈寸鉄〉 2018年3月8日
「日蓮が如くにし候へ」御聖訓。世界の青年よ!広布後継の証示す時は今
きょう芸術部の日。勇気と希望送る妙法の名優。わが使命の舞台で輝け!
自分に打ち勝つことより大きな勝利はない—哲人挑戦即成長。悔い残すな
国際女性デー。婦人部・女子部は社会照らす太陽。平和と幸福の連帯を拡大
家庭の防災関連費3割増も、「0円」の家庭は依然半数以上。備えしっかり
☆随筆永遠なれ創価の大城 第28回 広布の先陣・男子部
◇さあ出発だ! 共に栄光勝利の春へ
◇「従藍而青」の弟子よ 澎湃と涌出せよ
その鮮烈なる歌声は、わが生命から離れない。
世界の同志と
我らは団結し
広宣流布の灯は
永遠に燃え続ける
師と共に
我らは師子と立つ
(原詩は英語)
「We are the lions」——。
今月の本部幹部会の席上、アメリカの男女青年部が「正義の師子の誓い」を凛然と歌い上げてくれた。メンバーの大半が二十代である。
壁を破る弘教に挑んだ歓喜踊躍の若人たちを、同じく大拡大を成し遂げた関西の友が私の心を体して、大歓迎してくれた。
大阪での"本幹"前日には、十の会館で世界広布新時代の「関西ワールド総会」が行われ、参加した多くの友人が入会を決意されたと伺っている。
思い返せば、二十五年前(一九九三年)の一月、ロサンゼルスで行われた初の「関西ワールド総会」で、私は恩師・戸田城聖先生の指導を紹介した。
「悩みのある人は、真剣に願いなさい。仏法は真剣勝負です。万が一、実行しても解決しなければ、戸田の生命をあげよう」——よく語られていた指導である。
この大確信の折伏精神を脈々と受け継ぎ、アメリカで、関西で、そして全国、全世界で、若き「正義の師子」たちが立ち上がっている。
今この場所から
今この瞬間から
誓いに生き抜こう——その英姿が、何より頼もしい限りである。
◇自信満々と語れ
御本仏は仰せられた。
「仏と申す事も我等の心の内にをはします・譬へば石の中に火あり珠の中に財のあるがごとし」(御書一四九一ページ)
一人ひとりの青年の心の中に、まぎれもなく最も尊い仏の生命がある。
しかし、最も近い睫毛を見ることができず、最も遠くまで広がる天空も見極められないように、この宝の命に気づかぬまま、青春を過ごし、一生を終えてしまうことが、いかにもったいないか。
多くの人びとが自信を持てず、自らの居場所も見出せずに、先行きの見えない不安を抱える現代にあって、「汝自身の内なる最極の生命に目覚め給え!」と旭日の大光で照らしゆくのが、我らの仏法対話だ。創価の人間復興の運動こそ、かけがえのない希望なのである。
今月、雪の北海道の約百五十会場で開催されてきた伝統の青年主張大会でも、妙法を受持した若人の「人間革命」の蘇生のドラマが、また愛する郷土への貢献の実証が、感動を広げている。
第一回大会から三十六年、体験主張を行ったメンバーだけでも一万五千人を超える。かつて登壇した友のお子さんやお孫さんが発表する、親子二代、三代にわたる継承も何と嬉しいことか。
臆さず、自信満々と語ることだ。「体験」に勝る「雄弁」はないからだ。
◇
「青年の活躍の陰には必ず育ててくれた人がいる。励まし続けてくれている人がいる。その方々に最敬礼するんだよ」
これもまた、忘れ得ぬ恩師の教えであった。
今回のアメリカ青年部の研修にも、深い真心で送り出し、題目を送り続けてくれた、尊き父母や地域の同志がおられる。
今、いずこでも、青年部を全力で激励し、応援してくださる創価の父母たちの熱情が、私と妻には痛いほど迫ってくる。
特に、今年は例年にない強い寒波に見舞われ、各地で記録的な豪雪となっている。
妻も先日(二十二日)、創価世界女性会館で、全国の各方面の婦人部長の方々と懇談した折、北陸をはじめ雪国の宝友のご苦労の一端をあらためて伺った。そして「雪にも負けず頑張ります!」と、三月の「世界青年部総会」へ大応援の決意を語られる創価の母たちの心意気に胸を熱くしていた。
妻と二人して朝な夕な感謝の祈りを捧げるとともに、折々に「母」の曲をピアノで弾いて、その「不思議な豊富な力」に合掌する日々である。
◇新しい人と力を
父母の祈りと励ましに応えて、時あたかも、日本全国で一万人に及ぶ「男子部大学校生」も堂々と立ち上がった。新鮮な青年の太陽が昇ったのだ。
「新しい人」だからこそ、「新しい力」を発揮できる——これが私の変わらざる確信である。
一九五二年、蒲田支部で私が広布拡大の突破口を開いた「二月闘争」も、「新しい人」を見つけ、眼前の友の「新しい力」を信じて、励まし抜く戦いであった。
仏法では、「一身一念法界に遍し」(同二四七ページ)と説かれる。
一人の「一身一念」は、家族にも友人にも、職場にも地域にも、さらには国土、世界にまでも波動を起こしていけるのだ。
「一人」から始まる。
「一人」から変わる。
「一人」から開ける。
ゆえに、まず一人と「会う」ことだ。「語る」ことだ。そして「一緒に行動する」のだ。
「少子化」の時代であるからこそ、むしろ一人の青年を大事にできる。さらに今度は、その一人から、次の新しい青年を呼んでいくのだ。
そして「従藍而青」と示されている通りに、「自分以上の人材」を澎湃と育て上げるのだ。この精神で学会は進んできたからこそ、今がある。
◇"城普請"の逸話
「二月闘争」の翌年の一九五三年、私は戸田先生より男子部の第一部隊長の任命を拝した。
これも、恩師の願業である七十五万世帯の達成へ、若き力を糾合し、新たな人材を育てる戦いであった。
育成のホシは何か。それは、信心に励む理由を明確にすることである。
先師・牧口常三郎先生も「目的は手段を生む」と言われ、的を明確にして矢を放ってこそ、的中すると教えられている。
私の部隊長時代、あるリーダーが、懸命に努力を重ねてもなかなか成果を出せず、悩んでいた。
私は、その奮闘を労い讃えながら、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の有名な"城普請"の逸話を例に励ました。
——主君・織田信長の居城である清洲城の塀や石垣が暴風雨で崩れ、藤吉郎は三日間での修理完了を約束した。
だが一日目。躍起になって工事を急かしたが、修復は思うように進まなかった。藤吉郎は焦る自分を反省し、何が足りないのかを考える。次の日、心新たに棟梁たちに切々と訴えた。
"塀や石垣を修理し、一日も早く完成させることは、外敵から国を守ることになり、それはすなわち自分を守り、ひいては大切な家族を守ることになるのだ"と。
この呼び掛けが、皆の"本気"に火を点した。そして自ら率先して修復に汗する藤吉郎の姿に続き、一丸となって工事に臨み、見事、約束通り、修理を完遂することができたというのである。
私は、友に語った。
「信心も同じだよ。戦いの目的が明確であれば、必ず団結できる。
なぜ勤行をするのか。なぜ折伏をするのか。どうして、信心で人生を勝ち開くことができるのか等々、この根本の目的が納得できれば、決して人にやらされるのではなく、主体的に取り組んでいける。そこに、本当の力が出るんだ」と。
ともあれ、皆の成長を願い、胸襟を開いて語り合うことだ。一人ひとりに心を配り、足を運ぶことだ。その祈りと行動があるところ、どんな心の扉も、必ず開かれていくのだ。
この年、私たちは一年間で三倍の人材拡大を果たし、年末の男子部総会を一千人結集の栄光勝利で飾ったのである。
しかし、何にもまして私が誇らしかったのは、戦友ともいうべき多くの同志と共に、戸田先生の弟子として生き抜き、広宣流布の大叙事詩を共に綴りゆく誓願を共有できたことであった。
◇厳護の英雄たれ
かつて戸田先生が、獄中で読まれたという「水象」の伝説を話してくださったことがある。
——水象とは、川の底に棲み、なかなか姿を見せないという象である。しかし、ひとたび陸に上がって真の姿を現したならば、いかなる獣も恐れをなして逃げてしまう。
いざ世に現れた時の威容——本当の英雄とは、そういうものだ。これが、勇んで陰の労苦に徹する、学会厳護の男子部の雄姿なのだ、と。
四十年前(一九七八年)の二月、立川文化会館で私は、雪が舞う駐車場に立つ創価班の友に気づいた。有り難いな——と思う瞬間、一句が生まれた。
「寒風に 一人立ちたり 創価班」
今月、結成記念日を迎えた牙城会と共に、私が一切を託しゆく正義の陣列がここにある。
同年二月、雪国の信越から、立川文化会館にいた私のもとへ、男子部の友が駆け集ってくれた。この時、皆に贈ったホイットマンの詩の一節を、私は今再び、本門の丈夫たちと確認し合いたい。
「さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」
君よ、君たちよ、「今ここから」、雄々しく、朗らかに、満々たる生命力で出発だ。我らの新しき栄光勝利の春へ、世界の友と高らかに勝ち鬨を上げようではないか!
2018年3月7日水曜日
2018.03.07 わが友に贈る
折伏は難事中の難事。
だからこそ粘り強く
挑戦を重ねよう!
苦労した分だけ
絶大な功徳が積まれる。
中興入道消息 P1333
『水は濁れども又すみ月は雲かくせども又はるることはりなれば、科なき事すでにあらわれていゐし事もむなしからざりける』
【通解】
水は濁っても再び澄み、月は雲に隠れてもまた晴れるのが自然の道理であるように、日蓮に罪科のないことはもはや明白となった。
〈寸鉄〉 2018年3月7日
全幹部が「励まし週間」に全力。師との絆、同志の絆強く。青年部総会を応援
青年の情熱は必ず周囲に伝わり、社会変革の力に—校長。希望の哲理語れ
親から子への信心の継承が万代の広布の礎なり。成長を願う深き祈りから
公明の女性議員は全国で920人超。緻密な連携と実行力で皆の声を形に
火災に要注意。たこ足配線やコンセントの埃等の再点検を。小事を重ねて
☆藍よりも青く 「3・16」60周年へ走る 東海道の若き友 2018年2月24日
◇正義のバトン継ぐ大連帯
池田先生は語った。「東海道は、日蓮大聖人が大法戦を展開された凱歌の天地である。大言論戦の鎌倉も、御本仏としての発迹顕本の地・竜の口も、『法華経の行者』の証を示された流罪の伊豆も、すべて東海道にある」
宗祖・大聖人以来、大法戦の天地であり、破邪顕正の戦いの最前線として歴史を刻んできた東海道。時代を超え、世代を超えて受け継がれる「立正安国」の魂が、東海道青年部の誇りである。
60年前、戸田先生から池田先生への広布後継の儀式も、東海道が舞台であった。
神奈川、静岡の友は、いざ再びの決意で集うべく広布に駆けている。
◆◇◆
「3・16」の舞台となった富士宮を含む静岡・富士総県の富士広布圏では、男子部の拡大が目覚ましい。原動力は、毎月開催している「ハピネス座談会」だ。型にはまらない内容が、新来者に大きな反響を呼んでいる。
柱となっているのは、信仰体験とメンバーによる出し物。仕事や弘教等さまざまな分野で奮闘する友を表彰し、挑戦をたたえ合うほか、音楽やダンスなど、参加者が自由に特技を披露するコーナーも設けている。
毎回ゲストとして参加する担当幹部も、同じ目線で、車座の輪に入って信仰体験を語る。
成功した経験よりも、苦しいことや悩みにどう立ち向かったかを、ありのままに紹介するようにしている。
一昨年11月にスタートした当初、集まったのはわずか7人だった。各部一体の取り組みを進めるため、口頭で呼び掛けるだけではなく、有志がチラシを制作。折々の会合で壮年・婦人に紹介し、結集を重ねてきた。
現在は毎月30人近くが参加するまでに。毎回の集いに、初めて学会の会合に参加するメンバーの姿がある。
新たな触発が生まれ、本年の男子部大学校には、一昨年の5倍を超えるメンバーを輩出し、総静岡をけん引する模範の拡大を遂げた。
先日、大学校を卒校した鈴木亜久里さん(ニュー・リーダー)も、ハピネス座談会に積極的に携わってきた一人。病によって動きが制限されるため、かつては体調を理由に苦手なことは避けがちだった。しかし創価家族の励ましの輪の中で、自分に自信が持てた。職場の上司や周囲から"最近、変わったね"と声を掛けられるほどに。
今は牙城会員として活躍している。
前嶋佑哉圏男子部長は語る。「池田先生は、この地で戸田先生から広布のバトンを受け継がれました。今度は私たちが、後継の誓いのままに折伏に挑戦し抜き、青年部総会当日を迎えます!」
◆◇◆
神奈川・相模南総区の女子部では、25歳以下のメンバーである「ブリリアント・リーダーズ」が躍動している。
総区女子部で達成した本部2の弘教・入会決意のうち、実に4分の3を25歳以下のメンバーが推進。喜々として折伏に挑戦するメンバーが増えている。躍進の後押しとなっているのが、総区として一昨年から取り組んでいる毎月の「ファミリーサミット」だ。
これは、定例の協議会とは別に、総区、分区、本部、支部等それぞれの単位で、各部のリーダーが集うもの。人材育成のために、まずは"何でも話せる家族のような関係を築こう"と、取り組みを開始。座談会や協議会に、どうしたら青年世代が参加しやすい形になるか等、青年部が壮年・婦人部に率直に意見を伝える場となっている。
「皆でたくさんの体験をつかみ、信心の喜び広がる総区に」(長岡久美子総区女子部長)と、知恵を出し合っている。
昨年には、青年部の提案から地元に根差した地域行事も実現。何より、サミットを通して日頃から青年部の意見に耳を傾ける習慣が定着した。
各部の応援を受けて、勝利のドラマも多く生まれている。松河美紀さん(女子部本部長)は、思うようにいかない就職活動の最中、創価家族の励ましに支えられ、奮起。信心で使命の道を開こうと努力を重ね、希望が全てかなう進路を勝ち取った。歓喜の心で信仰体験を語り、先日には友人が入会決意を。弘教に向けて対話を続けている。
「広宣流布の最重要地域」「東海道の戦いを、日本中、いな、世界中が見つめている」——師の万感の期待を胸に、正義のバトンを継ぐ若き友は今日も広布に走る。
だからこそ粘り強く
挑戦を重ねよう!
苦労した分だけ
絶大な功徳が積まれる。
中興入道消息 P1333
『水は濁れども又すみ月は雲かくせども又はるることはりなれば、科なき事すでにあらわれていゐし事もむなしからざりける』
【通解】
水は濁っても再び澄み、月は雲に隠れてもまた晴れるのが自然の道理であるように、日蓮に罪科のないことはもはや明白となった。
〈寸鉄〉 2018年3月7日
全幹部が「励まし週間」に全力。師との絆、同志の絆強く。青年部総会を応援
青年の情熱は必ず周囲に伝わり、社会変革の力に—校長。希望の哲理語れ
親から子への信心の継承が万代の広布の礎なり。成長を願う深き祈りから
公明の女性議員は全国で920人超。緻密な連携と実行力で皆の声を形に
火災に要注意。たこ足配線やコンセントの埃等の再点検を。小事を重ねて
☆藍よりも青く 「3・16」60周年へ走る 東海道の若き友 2018年2月24日
◇正義のバトン継ぐ大連帯
池田先生は語った。「東海道は、日蓮大聖人が大法戦を展開された凱歌の天地である。大言論戦の鎌倉も、御本仏としての発迹顕本の地・竜の口も、『法華経の行者』の証を示された流罪の伊豆も、すべて東海道にある」
宗祖・大聖人以来、大法戦の天地であり、破邪顕正の戦いの最前線として歴史を刻んできた東海道。時代を超え、世代を超えて受け継がれる「立正安国」の魂が、東海道青年部の誇りである。
60年前、戸田先生から池田先生への広布後継の儀式も、東海道が舞台であった。
神奈川、静岡の友は、いざ再びの決意で集うべく広布に駆けている。
◆◇◆
「3・16」の舞台となった富士宮を含む静岡・富士総県の富士広布圏では、男子部の拡大が目覚ましい。原動力は、毎月開催している「ハピネス座談会」だ。型にはまらない内容が、新来者に大きな反響を呼んでいる。
柱となっているのは、信仰体験とメンバーによる出し物。仕事や弘教等さまざまな分野で奮闘する友を表彰し、挑戦をたたえ合うほか、音楽やダンスなど、参加者が自由に特技を披露するコーナーも設けている。
毎回ゲストとして参加する担当幹部も、同じ目線で、車座の輪に入って信仰体験を語る。
成功した経験よりも、苦しいことや悩みにどう立ち向かったかを、ありのままに紹介するようにしている。
一昨年11月にスタートした当初、集まったのはわずか7人だった。各部一体の取り組みを進めるため、口頭で呼び掛けるだけではなく、有志がチラシを制作。折々の会合で壮年・婦人に紹介し、結集を重ねてきた。
現在は毎月30人近くが参加するまでに。毎回の集いに、初めて学会の会合に参加するメンバーの姿がある。
新たな触発が生まれ、本年の男子部大学校には、一昨年の5倍を超えるメンバーを輩出し、総静岡をけん引する模範の拡大を遂げた。
先日、大学校を卒校した鈴木亜久里さん(ニュー・リーダー)も、ハピネス座談会に積極的に携わってきた一人。病によって動きが制限されるため、かつては体調を理由に苦手なことは避けがちだった。しかし創価家族の励ましの輪の中で、自分に自信が持てた。職場の上司や周囲から"最近、変わったね"と声を掛けられるほどに。
今は牙城会員として活躍している。
前嶋佑哉圏男子部長は語る。「池田先生は、この地で戸田先生から広布のバトンを受け継がれました。今度は私たちが、後継の誓いのままに折伏に挑戦し抜き、青年部総会当日を迎えます!」
◆◇◆
神奈川・相模南総区の女子部では、25歳以下のメンバーである「ブリリアント・リーダーズ」が躍動している。
総区女子部で達成した本部2の弘教・入会決意のうち、実に4分の3を25歳以下のメンバーが推進。喜々として折伏に挑戦するメンバーが増えている。躍進の後押しとなっているのが、総区として一昨年から取り組んでいる毎月の「ファミリーサミット」だ。
これは、定例の協議会とは別に、総区、分区、本部、支部等それぞれの単位で、各部のリーダーが集うもの。人材育成のために、まずは"何でも話せる家族のような関係を築こう"と、取り組みを開始。座談会や協議会に、どうしたら青年世代が参加しやすい形になるか等、青年部が壮年・婦人部に率直に意見を伝える場となっている。
「皆でたくさんの体験をつかみ、信心の喜び広がる総区に」(長岡久美子総区女子部長)と、知恵を出し合っている。
昨年には、青年部の提案から地元に根差した地域行事も実現。何より、サミットを通して日頃から青年部の意見に耳を傾ける習慣が定着した。
各部の応援を受けて、勝利のドラマも多く生まれている。松河美紀さん(女子部本部長)は、思うようにいかない就職活動の最中、創価家族の励ましに支えられ、奮起。信心で使命の道を開こうと努力を重ね、希望が全てかなう進路を勝ち取った。歓喜の心で信仰体験を語り、先日には友人が入会決意を。弘教に向けて対話を続けている。
「広宣流布の最重要地域」「東海道の戦いを、日本中、いな、世界中が見つめている」——師の万感の期待を胸に、正義のバトンを継ぐ若き友は今日も広布に走る。
2018年3月6日火曜日
2018.03.06 わが友に贈る
季節の変わり目。
激しい寒暖差に注意し
賢明な体調管理を
誓願の祈りも強く
はつらつと進もう!
四条金吾殿御返事 P1164
『すこしもへつらはず振舞仰せあるべし』
【通解】
少しもへつらわずに振る舞い、語っていきなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月6日
世界に向かってまことの信心の力を示す時—戸田先生。これ後継の大使命
一対一の対話こそ友情の実行と成就に欠かせない—哲人。颯爽と友の中へ
「年は・わかうなり福はかさなり」御書。信心一筋の多宝会は"幸齢社会"の鑑
利他の行動の源は「痛み」の脳領域に—研究。今の苦闘がわが人格を錬磨す
"冬春同居"、融雪による雪崩、屋根からの落雪等に警戒。「前前の用心」を
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 池田先生の指針に学ぶ 下 2018年2月24日
◇自分の中に学会がある
世界の池田門下の青年たちが、「世界青年部総会」へ向けて、広布拡大に駆けている。ここでは、前回に続き、「3・16」に関する池田先生の随筆やスピーチ等を、後継の誓いに燃える友の指針として紹介する。また、長谷川理事長に「3・16」の精神などについて聞いた。
◇毎日が決意の出発
師匠の教えを実現してこそ弟子である。誓いを果たしてこそ弟子である。そこに、私の最大最高の誇りがある。
日蓮大聖人は、「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)と仰せである。
決意の一念が、現在の行動が未来を決する。
「3・16」とは、弟子が立ち上がる、永遠の「本因の原点」の日だ。
私にとっては、毎日が新しき決意の出発であり、毎日が「3・16」であった。
(『池田大作全集』第129巻所収、随筆「新・人間革命」 「3・16」の大儀式を偲びつつ)
◇重厚な人材群
青春には翼がある。嵐の海をも過り、天空の奥まで翔ける。
青空には果てがない。青春の力にも限りがない。
青空は世界を包む。青年の気概には全世界さえも狭い。
たとえ雲厚くとも、天の高みには「永遠の青空」が輝いている。
広布の遠征に風強くとも、「永遠の青春」の翼ある限り、目的地へと烈風をも自在に操れる。
学会の「永遠の青春」の原点。師から弟子へ、生命から生命へ、御本仏の御遺命たる「世界広宣流布」への魂を伝えゆく日、それが「3・16」である。
三十三年前(一九五八年=昭和三十三年)のこの日、恩師のもと、広布の模擬的儀式が行われた。
六千の地涌の若人の集ったこの日を、私どもは「広宣流布記念の日」と名づけた。
この年の初め、恩師はつぶやいた。
「もう何もいらない。ただ、人材が欲しい」
今、私もまったく同じ気持ちである。いな戦野が世界に広がった現在、それ以上に、何百倍、何千倍の重厚な人材群が必要となっている。
(1991年3月16日付聖教新聞、池田先生のメッセージ「『魂の炎のバトン』を君たちに」)
◇誇り高き魂
五十年前の三月十六日も、わが音楽隊、わが鼓笛隊の友は、「少しでも師匠に喜んでいただきたい」「同志を鼓舞したい」と、渾身の演奏を続けてくれた。
この日、儀式の場には入らず、終日にわたって駐車場でバスの整理や警備に当たった青年もいる。人知れぬ陰の舞台で、幾多の精鋭たちが、私の分身となって同志に尽くし、この歴史的行事を美事に無事故で運営してくれた。
師を思い、心で題目を唱え、真剣に大成功と無事故を祈り抜きながら——。
この誇り高き「3・16」の魂が、創価班、牙城会、白蓮グループなど、学会の宝の人材群に厳として受け継がれていることが、私は何よりも嬉しく、何よりも頼もしい。
(『池田大作全集』第139巻所収、随筆「人間世紀の光」 永遠の師弟の原点「3・16」)
◇連続勝利のリズム
式典から満一年の三月十六日。私は恩師を偲び、青年たちに万感の心を語った。
「この日を、広宣流布への記念の節にしていこう。青々とした麦のような青年の季節たる三月に、師のもとに青年部が大結集したことに、不思議な意義があるんだよ」
さらに、私は、二周年の三月十六日には、創価学会は、「3・16」「4・2」そして「5・3」と、連続勝利のリズムで、永遠に勝ち進むことを宣言したのである。
勝つことこそが、後継の最大の証であるからだ。
仏典には、仏の尊称として「戦勝」「勝導師」「勝陣」「健勝破陣」等々と説かれている。すべてを勝ち切っていく最強最尊の人間王者こそが、「仏」なのである。
(『池田大作全集』第138巻所収、随筆「人間世紀の光」 「3・16」に弟子は立つ)
◇主体者の自覚
私は、今、わが弟子である全青年部員の、広布に戦う尊き一人ひとりの頭に宝冠を捧げたい心境である。
ともあれ、戦いに勝ってこそ、栄えある後継の冠を受ける資格がある。
そのために大事なことは、第一に、生涯にわたって、仏勅のわが学会と共に生き抜いていくことだ。
生涯、わが使命を貫き、信念の大道を堂々と走り抜いた人には、なんの悔いもない。
古代中国の歴史家・司馬遷が叫んだごとく、「万ず戮せ被ると雖ども、豈に悔い有らんや」(必ず殺されようとも、どうして後悔などしようか)である。
第二に、広宣流布の全責任を担って立つことである。
「学会の中に自分がある」のではない。「自分の中に学会がある」という、主体者の自覚が大事なのである。
青春時代より、私も、そうしてきた。たとえ、役職が最前線の一幹部であっても、学会のことは全部、わが課題であるととらえ、どうすれば一番、広宣流布が進むのかを悩み、考え、祈った。
また、戸田先生ならどうされるだろうか、どうお考えになるだろうかと、広宣流布の大将軍である先生のお立場に立って、万事に対処していった。それが、勇気ある広宣流布の王者の道である。
(『池田大作全集』第130巻所収、随筆「新・人間革命」 創価の戴冠式「3・16」)
◇会座は永遠
創価学会の「宗教界の王者」の大行進は、あの昭和三十三年(一九五八年)の三月十六日、戸田城聖先生と私たちの峻厳なる師弟の誓願から始まったのだ。
そして、新たな五十年へ、壮大な勝利の大遠征が、今、私と君たち本門の青年部との不二の結合によって始まっているのだ。
「御義口伝」には「霊山一会儼然未散」(霊山一会儼然として未だ散らず=御書757ページ)と引かれている。
過去、現在、未来を貫いて、師と共に広宣流布を誓い、決然と師子奮迅の行動を起こしゆく生命の中に、「三・一六」の会座は永遠に蘇り、継承される。
その弟子の赤誠をば、師は王者の山・富士の如く厳として見守っているのだ。
(『栄光への指針』)
激しい寒暖差に注意し
賢明な体調管理を
誓願の祈りも強く
はつらつと進もう!
四条金吾殿御返事 P1164
『すこしもへつらはず振舞仰せあるべし』
【通解】
少しもへつらわずに振る舞い、語っていきなさい。
〈寸鉄〉 2018年3月6日
世界に向かってまことの信心の力を示す時—戸田先生。これ後継の大使命
一対一の対話こそ友情の実行と成就に欠かせない—哲人。颯爽と友の中へ
「年は・わかうなり福はかさなり」御書。信心一筋の多宝会は"幸齢社会"の鑑
利他の行動の源は「痛み」の脳領域に—研究。今の苦闘がわが人格を錬磨す
"冬春同居"、融雪による雪崩、屋根からの落雪等に警戒。「前前の用心」を
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 池田先生の指針に学ぶ 下 2018年2月24日
◇自分の中に学会がある
世界の池田門下の青年たちが、「世界青年部総会」へ向けて、広布拡大に駆けている。ここでは、前回に続き、「3・16」に関する池田先生の随筆やスピーチ等を、後継の誓いに燃える友の指針として紹介する。また、長谷川理事長に「3・16」の精神などについて聞いた。
◇毎日が決意の出発
師匠の教えを実現してこそ弟子である。誓いを果たしてこそ弟子である。そこに、私の最大最高の誇りがある。
日蓮大聖人は、「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)と仰せである。
決意の一念が、現在の行動が未来を決する。
「3・16」とは、弟子が立ち上がる、永遠の「本因の原点」の日だ。
私にとっては、毎日が新しき決意の出発であり、毎日が「3・16」であった。
(『池田大作全集』第129巻所収、随筆「新・人間革命」 「3・16」の大儀式を偲びつつ)
◇重厚な人材群
青春には翼がある。嵐の海をも過り、天空の奥まで翔ける。
青空には果てがない。青春の力にも限りがない。
青空は世界を包む。青年の気概には全世界さえも狭い。
たとえ雲厚くとも、天の高みには「永遠の青空」が輝いている。
広布の遠征に風強くとも、「永遠の青春」の翼ある限り、目的地へと烈風をも自在に操れる。
学会の「永遠の青春」の原点。師から弟子へ、生命から生命へ、御本仏の御遺命たる「世界広宣流布」への魂を伝えゆく日、それが「3・16」である。
三十三年前(一九五八年=昭和三十三年)のこの日、恩師のもと、広布の模擬的儀式が行われた。
六千の地涌の若人の集ったこの日を、私どもは「広宣流布記念の日」と名づけた。
この年の初め、恩師はつぶやいた。
「もう何もいらない。ただ、人材が欲しい」
今、私もまったく同じ気持ちである。いな戦野が世界に広がった現在、それ以上に、何百倍、何千倍の重厚な人材群が必要となっている。
(1991年3月16日付聖教新聞、池田先生のメッセージ「『魂の炎のバトン』を君たちに」)
◇誇り高き魂
五十年前の三月十六日も、わが音楽隊、わが鼓笛隊の友は、「少しでも師匠に喜んでいただきたい」「同志を鼓舞したい」と、渾身の演奏を続けてくれた。
この日、儀式の場には入らず、終日にわたって駐車場でバスの整理や警備に当たった青年もいる。人知れぬ陰の舞台で、幾多の精鋭たちが、私の分身となって同志に尽くし、この歴史的行事を美事に無事故で運営してくれた。
師を思い、心で題目を唱え、真剣に大成功と無事故を祈り抜きながら——。
この誇り高き「3・16」の魂が、創価班、牙城会、白蓮グループなど、学会の宝の人材群に厳として受け継がれていることが、私は何よりも嬉しく、何よりも頼もしい。
(『池田大作全集』第139巻所収、随筆「人間世紀の光」 永遠の師弟の原点「3・16」)
◇連続勝利のリズム
式典から満一年の三月十六日。私は恩師を偲び、青年たちに万感の心を語った。
「この日を、広宣流布への記念の節にしていこう。青々とした麦のような青年の季節たる三月に、師のもとに青年部が大結集したことに、不思議な意義があるんだよ」
さらに、私は、二周年の三月十六日には、創価学会は、「3・16」「4・2」そして「5・3」と、連続勝利のリズムで、永遠に勝ち進むことを宣言したのである。
勝つことこそが、後継の最大の証であるからだ。
仏典には、仏の尊称として「戦勝」「勝導師」「勝陣」「健勝破陣」等々と説かれている。すべてを勝ち切っていく最強最尊の人間王者こそが、「仏」なのである。
(『池田大作全集』第138巻所収、随筆「人間世紀の光」 「3・16」に弟子は立つ)
◇主体者の自覚
私は、今、わが弟子である全青年部員の、広布に戦う尊き一人ひとりの頭に宝冠を捧げたい心境である。
ともあれ、戦いに勝ってこそ、栄えある後継の冠を受ける資格がある。
そのために大事なことは、第一に、生涯にわたって、仏勅のわが学会と共に生き抜いていくことだ。
生涯、わが使命を貫き、信念の大道を堂々と走り抜いた人には、なんの悔いもない。
古代中国の歴史家・司馬遷が叫んだごとく、「万ず戮せ被ると雖ども、豈に悔い有らんや」(必ず殺されようとも、どうして後悔などしようか)である。
第二に、広宣流布の全責任を担って立つことである。
「学会の中に自分がある」のではない。「自分の中に学会がある」という、主体者の自覚が大事なのである。
青春時代より、私も、そうしてきた。たとえ、役職が最前線の一幹部であっても、学会のことは全部、わが課題であるととらえ、どうすれば一番、広宣流布が進むのかを悩み、考え、祈った。
また、戸田先生ならどうされるだろうか、どうお考えになるだろうかと、広宣流布の大将軍である先生のお立場に立って、万事に対処していった。それが、勇気ある広宣流布の王者の道である。
(『池田大作全集』第130巻所収、随筆「新・人間革命」 創価の戴冠式「3・16」)
◇会座は永遠
創価学会の「宗教界の王者」の大行進は、あの昭和三十三年(一九五八年)の三月十六日、戸田城聖先生と私たちの峻厳なる師弟の誓願から始まったのだ。
そして、新たな五十年へ、壮大な勝利の大遠征が、今、私と君たち本門の青年部との不二の結合によって始まっているのだ。
「御義口伝」には「霊山一会儼然未散」(霊山一会儼然として未だ散らず=御書757ページ)と引かれている。
過去、現在、未来を貫いて、師と共に広宣流布を誓い、決然と師子奮迅の行動を起こしゆく生命の中に、「三・一六」の会座は永遠に蘇り、継承される。
その弟子の赤誠をば、師は王者の山・富士の如く厳として見守っているのだ。
(『栄光への指針』)
2018年3月5日月曜日
2018.03.05 わが友に贈る
◇今週のことば
さあ世界青年部総会だ。
地涌の若人の総結集だ。
我ら黄金柱の壮年部も
いよいよ若々しく
後継の友の大応援を!
2018年3月5日
妙心尼御前御返事 P1480
『このやまひは仏の御はからひかそのゆへは浄名経涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり』
【通解】
この病は仏の御はからいであろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。
〈寸鉄〉 2018年3月5日
「勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ」文豪。誓願の祈りで新しき朝へ
壮年部結成記念日。体験と確信の声は皆を元気に歴戦の闘将の力を今こそ
「仏と申す事も我等の心の内にをはします」御書。友の生命に元初の大光を
東北被災地の農地、漁港復興は9割近くと。心の"福光"へ励ましをさらに
スマホやテレビ…子供の近視率が過去最高。過度な利用は思考に悪影響も
☆四季の励まし 3・5「壮年部結成記念日」 勝利の総仕上げの道を
創価学会が、
諸難ありとも、微動だにせず、
大発展を遂げてきたのは、
「黄金柱」たる壮年が、
いずこの地にも
雄々しく屹立しているからである。
いかなる社会と人生の
烈風が吹き荒れようとも、
歯を食いしばって厳然と、
創価の城を支えてくれた
尊き父たちのことを、
どうして忘れられようか。
人生経験の豊富な壮年部は、
友のさまざまな悩みにも、
奥行きのある指導ができる。
皆の気がつかない
心の機微を捉えた配慮もできる。
地域に、
信頼できる壮年部がいれば、
皆が安心である。
どうか円熟と
包容力、安心感の紳士として、
生き生きと、心豊かに
活躍していただきたい。
創価の王者に恐れはない。
逡巡もない。
気取りもなければ、
威張りもない。
ありのままの人間味で、
庶民と共に、庶民のために、
毀誉褒貶など
豪快に笑い飛ばして戦う。
現実社会の只中で、
法華経の兵法を掲げて
大闘争を続ける。
そして後継の宝の若人を慈しみ、
自分以上の大人材へと
育てゆくのだ。
広宣流布に生き抜き、
戦い抜いた師弟には、
三世永遠の成仏が決定している。
どこまでも「師弟の道」を
真っ直ぐに歩み通すことこそ、
人間として究極の
「勝利の総仕上げの道」なのだ。
陽光に映える新緑の芝生。その中を、一本の小道がどこまでも延びていく——1981年(昭和56年)5月、池田大作先生がモスクワで撮影した。
ロシアの文豪トルストイはつづった。「この世における使命を完うせんがために、われわれの仕事を明日に繰り延べる事なく、あらゆる瞬間において、自己の全力を傾注して生きなければならない」(原久一郎訳『人生の道』岩波書店)
「壮年部結成記念日」の3月5日は、数字を反対に置くと5月3日、「創価学会の日」「創価学会母の日」。壮年部は、青年部と婦人部を全力で支えゆく広布の黄金柱である。壮年部の真剣な行動から、広布の道は開かれる。3月の「世界青年部総会」へ、黄金柱の本領発揮の時は今だ!
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 長谷川理事長に聞く 2018年2月24日
◇師との誓い果たす弟子に
60年前の1958年(昭和33年)3月、男子部の先輩が「すごい儀式だったよ!」と満面の笑みで、「3・16」の式典に参加した感想を語っていたことを、今も鮮明に覚えています。
当時、高校生だった私は、式典に参加できませんでした。学生部、男子部と活動に励む中で、「自分にとっての『3・16』とは」を問うようになりました。
式典に参加できなかったからこそ、青年部時代から、「3・16」の精神を、池田先生の指導に求め、学びました。学べば学ぶほど、先生の「3・16」に対する深い思いが胸に迫ってきました。
今、私たちが「3・16」の精神を知ることができるのは、池田先生の戦いがあったればこそです。
◆◇◆
「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしておこうではないか!」
同年3月、時の首相の来訪が決まった折、戸田先生が語られた言葉です。
戸田先生は「模擬試験」「予行演習」とおっしゃいました。では、いつ「本番」の日が来るのか——そうした思いが、私の心の中にありました。
池田先生は、こう述べられています。
「『今』という、かけがえのないこの時こそ、三世を勝ちゆく儀式の時なのだ」
「青年が『大願』に奮い立った時、新しい世紀は始まる。その時こそ、まさに『今』だ」
「本番」とは「いつか」ではなく、「今」なのです。瞬間瞬間、自身の人間革命に挑むことが、「3・16」に脈打つ精神です。
広宣流布は、「流れの到達点」ではなく、「流れそれ自体」です。だからこそ、「3・16」もまた、自分自身の勝利をもって迎える日であり、次なる勝利へ誓い新たに出発する日です。
「3・16」の式典が終わった後、戸田先生は池田先生に「我々は、戦おうじゃないか!」と語られました。この闘争精神こそ、青年部が心に刻むべき魂です。
今回の「世界青年部総会」を荘厳するのは、他の誰でもなく、戦い切った一人一人の「私の勝利」です。その歓喜雀躍とした姿こそが、「3・16」60周年を光り輝かせます。
◆◇◆
「3・16」から40年が経過した98年(平成10年)3月、池田先生は、随筆「新・人間革命」の冒頭につづられました。
「我は、師弟の誓いを果たしたり。
我は、同志の誓いを果たしたり。
我は、わが信念の目的を果たしたり」
60年前の式典で、戸田先生は「創価学会は宗教界の王者である」と宣言されました。それから40年が経過した時に、池田先生もご自身の勝利を高らかに宣言されたのです。時を超えた師弟のドラマに感動を禁じ得ません。
この随筆を拝読しながら、"師匠に「誓いを果たしました」と言い切れる弟子に成長しよう"と決意を新たにしました。
ある時、池田先生は「私よりも何十倍も力ある本物の人材を育てたい」「100年、1000年の基盤をつくるために、青年を育てたい」と、万感の思いを語られたことがあります。
牧口先生を宣揚したのは、戸田先生です。そして、池田先生は、牧口先生、戸田先生の偉大さを世界に示しました。
師を宣揚できるのは、「師の心」を「わが心」とする人です。どうか、青年部の皆さんは、一人一人が、その力ある人材へと成長してほしい。私も生涯、創価三代の会長の偉大さを語り抜いていきます。
さあ世界青年部総会だ。
地涌の若人の総結集だ。
我ら黄金柱の壮年部も
いよいよ若々しく
後継の友の大応援を!
2018年3月5日
妙心尼御前御返事 P1480
『このやまひは仏の御はからひかそのゆへは浄名経涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり』
【通解】
この病は仏の御はからいであろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。
〈寸鉄〉 2018年3月5日
「勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ」文豪。誓願の祈りで新しき朝へ
壮年部結成記念日。体験と確信の声は皆を元気に歴戦の闘将の力を今こそ
「仏と申す事も我等の心の内にをはします」御書。友の生命に元初の大光を
東北被災地の農地、漁港復興は9割近くと。心の"福光"へ励ましをさらに
スマホやテレビ…子供の近視率が過去最高。過度な利用は思考に悪影響も
☆四季の励まし 3・5「壮年部結成記念日」 勝利の総仕上げの道を
創価学会が、
諸難ありとも、微動だにせず、
大発展を遂げてきたのは、
「黄金柱」たる壮年が、
いずこの地にも
雄々しく屹立しているからである。
いかなる社会と人生の
烈風が吹き荒れようとも、
歯を食いしばって厳然と、
創価の城を支えてくれた
尊き父たちのことを、
どうして忘れられようか。
人生経験の豊富な壮年部は、
友のさまざまな悩みにも、
奥行きのある指導ができる。
皆の気がつかない
心の機微を捉えた配慮もできる。
地域に、
信頼できる壮年部がいれば、
皆が安心である。
どうか円熟と
包容力、安心感の紳士として、
生き生きと、心豊かに
活躍していただきたい。
創価の王者に恐れはない。
逡巡もない。
気取りもなければ、
威張りもない。
ありのままの人間味で、
庶民と共に、庶民のために、
毀誉褒貶など
豪快に笑い飛ばして戦う。
現実社会の只中で、
法華経の兵法を掲げて
大闘争を続ける。
そして後継の宝の若人を慈しみ、
自分以上の大人材へと
育てゆくのだ。
広宣流布に生き抜き、
戦い抜いた師弟には、
三世永遠の成仏が決定している。
どこまでも「師弟の道」を
真っ直ぐに歩み通すことこそ、
人間として究極の
「勝利の総仕上げの道」なのだ。
陽光に映える新緑の芝生。その中を、一本の小道がどこまでも延びていく——1981年(昭和56年)5月、池田大作先生がモスクワで撮影した。
ロシアの文豪トルストイはつづった。「この世における使命を完うせんがために、われわれの仕事を明日に繰り延べる事なく、あらゆる瞬間において、自己の全力を傾注して生きなければならない」(原久一郎訳『人生の道』岩波書店)
「壮年部結成記念日」の3月5日は、数字を反対に置くと5月3日、「創価学会の日」「創価学会母の日」。壮年部は、青年部と婦人部を全力で支えゆく広布の黄金柱である。壮年部の真剣な行動から、広布の道は開かれる。3月の「世界青年部総会」へ、黄金柱の本領発揮の時は今だ!
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 長谷川理事長に聞く 2018年2月24日
◇師との誓い果たす弟子に
60年前の1958年(昭和33年)3月、男子部の先輩が「すごい儀式だったよ!」と満面の笑みで、「3・16」の式典に参加した感想を語っていたことを、今も鮮明に覚えています。
当時、高校生だった私は、式典に参加できませんでした。学生部、男子部と活動に励む中で、「自分にとっての『3・16』とは」を問うようになりました。
式典に参加できなかったからこそ、青年部時代から、「3・16」の精神を、池田先生の指導に求め、学びました。学べば学ぶほど、先生の「3・16」に対する深い思いが胸に迫ってきました。
今、私たちが「3・16」の精神を知ることができるのは、池田先生の戦いがあったればこそです。
◆◇◆
「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしておこうではないか!」
同年3月、時の首相の来訪が決まった折、戸田先生が語られた言葉です。
戸田先生は「模擬試験」「予行演習」とおっしゃいました。では、いつ「本番」の日が来るのか——そうした思いが、私の心の中にありました。
池田先生は、こう述べられています。
「『今』という、かけがえのないこの時こそ、三世を勝ちゆく儀式の時なのだ」
「青年が『大願』に奮い立った時、新しい世紀は始まる。その時こそ、まさに『今』だ」
「本番」とは「いつか」ではなく、「今」なのです。瞬間瞬間、自身の人間革命に挑むことが、「3・16」に脈打つ精神です。
広宣流布は、「流れの到達点」ではなく、「流れそれ自体」です。だからこそ、「3・16」もまた、自分自身の勝利をもって迎える日であり、次なる勝利へ誓い新たに出発する日です。
「3・16」の式典が終わった後、戸田先生は池田先生に「我々は、戦おうじゃないか!」と語られました。この闘争精神こそ、青年部が心に刻むべき魂です。
今回の「世界青年部総会」を荘厳するのは、他の誰でもなく、戦い切った一人一人の「私の勝利」です。その歓喜雀躍とした姿こそが、「3・16」60周年を光り輝かせます。
◆◇◆
「3・16」から40年が経過した98年(平成10年)3月、池田先生は、随筆「新・人間革命」の冒頭につづられました。
「我は、師弟の誓いを果たしたり。
我は、同志の誓いを果たしたり。
我は、わが信念の目的を果たしたり」
60年前の式典で、戸田先生は「創価学会は宗教界の王者である」と宣言されました。それから40年が経過した時に、池田先生もご自身の勝利を高らかに宣言されたのです。時を超えた師弟のドラマに感動を禁じ得ません。
この随筆を拝読しながら、"師匠に「誓いを果たしました」と言い切れる弟子に成長しよう"と決意を新たにしました。
ある時、池田先生は「私よりも何十倍も力ある本物の人材を育てたい」「100年、1000年の基盤をつくるために、青年を育てたい」と、万感の思いを語られたことがあります。
牧口先生を宣揚したのは、戸田先生です。そして、池田先生は、牧口先生、戸田先生の偉大さを世界に示しました。
師を宣揚できるのは、「師の心」を「わが心」とする人です。どうか、青年部の皆さんは、一人一人が、その力ある人材へと成長してほしい。私も生涯、創価三代の会長の偉大さを語り抜いていきます。
2018年3月4日日曜日
2018.03.04 わが友に贈る
「よからんは不思議
わるからんは一定」
苦難に直面した時こそ
信仰者の本領発揮だ。
不屈の信念で進もう!
佐渡御書 P956
『魚は命を惜む故に池にすむに池の浅き事を歎きて池の底に穴をほりてすむしかれどもゑにばかされて釣をのむ鳥は木にすむ木のひきき事をおじて木の上枝にすむしかれどもゑにばかされて網にかかる、人も又是くの如し世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし』
【通解】
魚は、命を惜しむために、栖としている池が浅いことを嘆いて、池の底に穴を掘って棲んでいます。しかし、餌に騙されて、釣り針を呑んでしまいます。鳥は、栖としている木が低いことを恐れて、木の上枝に棲んでいます。しかし、餌に騙されて、網にかかってしまいます。
人間も、また、これと同じことです。世間の浅い物事のために、身命を失うことはあっても、大事な仏法のためには、身命を捨てることが難しいものです。故に、仏になる人もいないのであります。
〈寸鉄〉 2018年3月4日
青年の強みは、燃ゆるが如き情熱なり—戸田先生勝利の最高峰へ粘り強く
東京・世田谷の日。凱歌の春へ前進!永久に崩れぬ人間共和のスクラム築け
励ましは「万の力」。誠実と熱意が友の心動かす。さあ弾む生命で語ろう!
不要なリフォームを迫る悪徳商法が増加と。「無料点検」等、甘い文句に注意
平均正社員数が過去最多—調査。安定・安心こそ希望。公明が更に牽引を
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 池田先生の指針に学ぶ 上 2018年2月21日
◇君自身が「炎の走者」と立て
来月行われる「世界青年部総会」を目指し、全国、全世界の青年が広布拡大に奔走し、自らの人間革命に挑んでいる。ここでは「3・16」に関する池田先生の随筆やスピーチ等を、後継を誓う友の指針として上下2回に分けて紹介する。また、原田会長に「3・16」の意義などについて聞いた。
◇闘魂を継承
「三・一六」それは——
「広宣流布の闘魂」を継承する日である。
「正義の王者の誇り」に奮い立つ日である。
「師弟不二の完勝」へ出発する日である。
あの日あの時、わが師・戸田城聖先生は師子吼なされた。「創価学会は宗教界の王者なり」と。それは、七十五万世帯の妙法流布の願業を成就なされた偉大な師の大勝利宣言であった。
御聖訓には、「天・地・人を貫きて少しも傾かざるを王とは名けたり」(御書1422ページ)と仰せである。
王者の富士の如く、何があっても微動だにしない。何ものも恐れず、広宣流布の大遠征へ舞いゆく王者の宝冠が、弟子に授けられたのだ。(『栄光への指針』)
◇世界が共鳴
三月の上旬、時の総理大臣の参詣が十六日と決まった時、戸田先生は、私に言われた。
「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしておこうではないか!」
先生は「大梵天王・帝釈等も来下して……」(御書1022ページ)と御聖訓に仰せの、広宣流布の一つの姿を、青年に教えておきたいとのお心であった。
梵天・帝釈等の諸天善神の働きをする社会の指導者たちが、やがて御本尊に帰依する日が来ることを、儀式として示そうとされたのである。
それは、「仏法の人間主義」に共鳴して、世界中の指導者が集い、友情を結び、人類の平和と幸福の実現を誓い合う姿と見ることもできる。
今や、全世界から、国家や民族の違いを超え、政治、経済、教育、文化など、あらゆる分野の指導者が、我らSGIの理念と行動に、絶大なる共感と賛同をもって、仏意の創価学会を永遠に顕彰するために訪れてくださる。
誉れある、その一つ一つの儀式は、あの「3・16」の儀式の、精神の継承といってよいだろう。
(『池田大作全集』第130巻所収、随筆「新・人間革命」 創価の戴冠式「3・16」)
◇宗教界の王者
「宗教界の王者」とは、思想界、哲学界の王者という意義である。
王者の「王」の字は、横に「三」を書き、「一」の字を縦に書く。
「三・一六」の「三」と「一」に通じようか。
また、「六」とは、集い来った六千の使命の若人、そして、後に続く六万恒河沙の地涌の同志なるか。
「3・16」の大儀式は、「霊山一会儼然未散」(霊山一会儼然として未だ散らず)の姿さながらに、われらには思えた。(『池田大作全集』第129巻所収、随筆「新・人間革命」 「3・16」の大儀式を偲びつつ)
◇師との絆とは
青年よ、ちっぽけな世の波騒を見おろしながら、大胆に生きよう。何ものも恐れず、壮快に動こう。堂々と真実を叫ぼう。
君が燃えなければ、時代を覆う生命の闇は燃やしつくせない。君が走らなければ、正義の炎は、人々のいのちに届かない。君自身が、一個の「炎の走者」と立ち、動き、祈り、語り始めること、そこに「3・16」の本義があるのだ。
諸君の力走の果てに、民衆の「栄光」と「勝利」の山脈が、都市が姿を現す時——その時こそ、わが「永遠の3・16」の儀式は、諸君の胸中に鮮やかに蘇り、新しき不滅の光を放ち始めるだろう。
その時、私と諸君との真の絆が固まる。
その日を私は祈りて待つ。信じて待つ。ひとり戦いながら待つ。(1991年3月16日付聖教新聞、池田先生のメッセージ「『魂の炎のバトン』を君たちに」)
◇自身の歴史を
青年部の世紀である。広宣流布の全責任を担い立ち、死にもの狂いで、自分自身の勝利の金字塔を打ち立ててもらいたい。
今がチャンスである。何でもいい、何かで歴史をつくることだ。やれば自分が得をする。やらないで損するのも自分である。諸君の戦いを、だれが見ていなくとも、御本尊が御照覧である。私は見守っている。
今の十倍、いな百倍の勢いで、頭脳を回転させ、猛然と動き、正義を語りぬいていくことだ。あえて苦労を求め、みずからを鍛え、速度を増して成長していってほしい。それ以外にない。諸君の成長いかんで、学会の命運が決まるからである。(『普及版 池田大作全集 スピーチ』2001年〔1〕)
◇不二の誓願
弟子が自分中心の「小願」にとどまっている限り、師匠と不二にはならない。小さく、狭い自分で終わってしまう。
「大願」とは、師匠と同じ誓願に立つことだ。法華経の行者である師匠と、心を合わせて行動することだ。
その時、露を大海に注ぎ、塵を大地に埋めるように、計り知れない雄大な境涯が開かれていくのだ。
私は戸田先生と同じ心で、「一閻浮提広宣流布の大願」に立った! そして、勝って勝って、勝ちまくってきた!
一年また一年、「3・16」に、新たな勝利と出発の節を刻み、ここに五十星霜の大絵巻が綴られたのだ。(『池田大作全集』第139巻所収、随筆「人間世紀の光」 永遠の師弟の原点「3・16」)
わるからんは一定」
苦難に直面した時こそ
信仰者の本領発揮だ。
不屈の信念で進もう!
佐渡御書 P956
『魚は命を惜む故に池にすむに池の浅き事を歎きて池の底に穴をほりてすむしかれどもゑにばかされて釣をのむ鳥は木にすむ木のひきき事をおじて木の上枝にすむしかれどもゑにばかされて網にかかる、人も又是くの如し世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし』
【通解】
魚は、命を惜しむために、栖としている池が浅いことを嘆いて、池の底に穴を掘って棲んでいます。しかし、餌に騙されて、釣り針を呑んでしまいます。鳥は、栖としている木が低いことを恐れて、木の上枝に棲んでいます。しかし、餌に騙されて、網にかかってしまいます。
人間も、また、これと同じことです。世間の浅い物事のために、身命を失うことはあっても、大事な仏法のためには、身命を捨てることが難しいものです。故に、仏になる人もいないのであります。
〈寸鉄〉 2018年3月4日
青年の強みは、燃ゆるが如き情熱なり—戸田先生勝利の最高峰へ粘り強く
東京・世田谷の日。凱歌の春へ前進!永久に崩れぬ人間共和のスクラム築け
励ましは「万の力」。誠実と熱意が友の心動かす。さあ弾む生命で語ろう!
不要なリフォームを迫る悪徳商法が増加と。「無料点検」等、甘い文句に注意
平均正社員数が過去最多—調査。安定・安心こそ希望。公明が更に牽引を
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 池田先生の指針に学ぶ 上 2018年2月21日
◇君自身が「炎の走者」と立て
来月行われる「世界青年部総会」を目指し、全国、全世界の青年が広布拡大に奔走し、自らの人間革命に挑んでいる。ここでは「3・16」に関する池田先生の随筆やスピーチ等を、後継を誓う友の指針として上下2回に分けて紹介する。また、原田会長に「3・16」の意義などについて聞いた。
◇闘魂を継承
「三・一六」それは——
「広宣流布の闘魂」を継承する日である。
「正義の王者の誇り」に奮い立つ日である。
「師弟不二の完勝」へ出発する日である。
あの日あの時、わが師・戸田城聖先生は師子吼なされた。「創価学会は宗教界の王者なり」と。それは、七十五万世帯の妙法流布の願業を成就なされた偉大な師の大勝利宣言であった。
御聖訓には、「天・地・人を貫きて少しも傾かざるを王とは名けたり」(御書1422ページ)と仰せである。
王者の富士の如く、何があっても微動だにしない。何ものも恐れず、広宣流布の大遠征へ舞いゆく王者の宝冠が、弟子に授けられたのだ。(『栄光への指針』)
◇世界が共鳴
三月の上旬、時の総理大臣の参詣が十六日と決まった時、戸田先生は、私に言われた。
「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をしておこうではないか!」
先生は「大梵天王・帝釈等も来下して……」(御書1022ページ)と御聖訓に仰せの、広宣流布の一つの姿を、青年に教えておきたいとのお心であった。
梵天・帝釈等の諸天善神の働きをする社会の指導者たちが、やがて御本尊に帰依する日が来ることを、儀式として示そうとされたのである。
それは、「仏法の人間主義」に共鳴して、世界中の指導者が集い、友情を結び、人類の平和と幸福の実現を誓い合う姿と見ることもできる。
今や、全世界から、国家や民族の違いを超え、政治、経済、教育、文化など、あらゆる分野の指導者が、我らSGIの理念と行動に、絶大なる共感と賛同をもって、仏意の創価学会を永遠に顕彰するために訪れてくださる。
誉れある、その一つ一つの儀式は、あの「3・16」の儀式の、精神の継承といってよいだろう。
(『池田大作全集』第130巻所収、随筆「新・人間革命」 創価の戴冠式「3・16」)
◇宗教界の王者
「宗教界の王者」とは、思想界、哲学界の王者という意義である。
王者の「王」の字は、横に「三」を書き、「一」の字を縦に書く。
「三・一六」の「三」と「一」に通じようか。
また、「六」とは、集い来った六千の使命の若人、そして、後に続く六万恒河沙の地涌の同志なるか。
「3・16」の大儀式は、「霊山一会儼然未散」(霊山一会儼然として未だ散らず)の姿さながらに、われらには思えた。(『池田大作全集』第129巻所収、随筆「新・人間革命」 「3・16」の大儀式を偲びつつ)
◇師との絆とは
青年よ、ちっぽけな世の波騒を見おろしながら、大胆に生きよう。何ものも恐れず、壮快に動こう。堂々と真実を叫ぼう。
君が燃えなければ、時代を覆う生命の闇は燃やしつくせない。君が走らなければ、正義の炎は、人々のいのちに届かない。君自身が、一個の「炎の走者」と立ち、動き、祈り、語り始めること、そこに「3・16」の本義があるのだ。
諸君の力走の果てに、民衆の「栄光」と「勝利」の山脈が、都市が姿を現す時——その時こそ、わが「永遠の3・16」の儀式は、諸君の胸中に鮮やかに蘇り、新しき不滅の光を放ち始めるだろう。
その時、私と諸君との真の絆が固まる。
その日を私は祈りて待つ。信じて待つ。ひとり戦いながら待つ。(1991年3月16日付聖教新聞、池田先生のメッセージ「『魂の炎のバトン』を君たちに」)
◇自身の歴史を
青年部の世紀である。広宣流布の全責任を担い立ち、死にもの狂いで、自分自身の勝利の金字塔を打ち立ててもらいたい。
今がチャンスである。何でもいい、何かで歴史をつくることだ。やれば自分が得をする。やらないで損するのも自分である。諸君の戦いを、だれが見ていなくとも、御本尊が御照覧である。私は見守っている。
今の十倍、いな百倍の勢いで、頭脳を回転させ、猛然と動き、正義を語りぬいていくことだ。あえて苦労を求め、みずからを鍛え、速度を増して成長していってほしい。それ以外にない。諸君の成長いかんで、学会の命運が決まるからである。(『普及版 池田大作全集 スピーチ』2001年〔1〕)
◇不二の誓願
弟子が自分中心の「小願」にとどまっている限り、師匠と不二にはならない。小さく、狭い自分で終わってしまう。
「大願」とは、師匠と同じ誓願に立つことだ。法華経の行者である師匠と、心を合わせて行動することだ。
その時、露を大海に注ぎ、塵を大地に埋めるように、計り知れない雄大な境涯が開かれていくのだ。
私は戸田先生と同じ心で、「一閻浮提広宣流布の大願」に立った! そして、勝って勝って、勝ちまくってきた!
一年また一年、「3・16」に、新たな勝利と出発の節を刻み、ここに五十星霜の大絵巻が綴られたのだ。(『池田大作全集』第139巻所収、随筆「人間世紀の光」 永遠の師弟の原点「3・16」)
2018年3月3日土曜日
2018.03.03 わが友に贈る
「もう無理だ」という
諦めの心を打ち破ろう!
勝負は常にこれからだ。
決めて祈って動けば
力が湧き全てが変わる。
上野殿御消息 P1527
『生落されて乳をのむ事一百八十余石三年が間は父母の膝に遊び人となりて仏教を信ずれば先づ此の父と母との恩を報ずべし』
〈寸鉄〉 2018年3月3日
華陽姉妹の「誓春の日」。平和と幸の連帯は世界へ共に広宣の華と舞いゆけ
大阪婦人部の日。常勝の太陽が輝けば地域は明るい。今再びの勝利へ驀進
各地で春一番。さあ対話拡大の好機到来。希望と励まし送る春風を私から
折伏の要諦は①勇気②感謝③誠実。肩肘張らず、自分らしく。堂々と語れ
子どものネット利用時間最長。成長への悪影響も懸念。ルール決め賢明に
☆総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2018年2月23日
◇小説「新・人間革命」を日々研さん
◇大誠実の励ましで折伏の大波を
一、記録的な豪雪となった福井や北陸をはじめ、日本海側を中心とした広い地域で大雪が降り、生活にも多くの影響が出ています。心からお見舞い申し上げます。健康・安全・無事故を優先して、諸活動を進めていただきたいと思います。
特に、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」の皆さまに、厚く御礼を申し上げます。絶対に無理をせず、配達は無事故最優先で、お願いいたします。
そして私たちは、無冠の友の皆さまの健康・無事故を真剣に祈るとともに、真心の激励と感謝をお届けしていきたい。
◇指導集を激励の鑑に
一、戸田先生の生誕の日である2月11日、池田先生は恩師記念会館で勤行・唱題をしてくださいました。
その同じ日の聖教新聞に大きく報道された通り、小説『新・人間革命』第30巻は、上・下2分冊で刊行されることが決定しました。
『新・人間革命』執筆開始から25年、池田先生が命を削る思いで紡ぎ出してくださった"師弟不二の大叙事詩"は、いよいよ完結を迎えます。
私たちは、先生に心からの感謝を捧げるとともに、今この時、先生と同じ時代に生き、崇高なる師弟の精神を学ばせていただけることを最大の喜びとして、小説『新・人間革命』の研さんに取り組んでいきたい。
まずは聖教新聞で、師弟共戦・反転攻勢の歴史が描かれている「勝ち鬨」の章を、そして最終章となる「誓願」の章を熟読し、日々、先生と呼吸を合わせてまいりたい。
そして6月に上巻、11月に下巻が発刊される第30巻をしっかり学ぶとともに、第1巻から全30巻の読了・熟読を皆で進めながら、真の学会精神を生命に刻んでいきたいと思います。
リーダーの読了・研さんの糧となるよう、このたび『小説「新・人間革命」に学ぶ 広布と勝利と幸福への指針』が発刊されることになりました。
指導集の最初には、地区部長・地区婦人部長を最大にたたえる、池田先生の長編詩が掲載されています。私たちも、広布の第一線で学会の要として戦ってくださる、地区部長・地区婦人部長を最大にたたえ、励ましてまいりたい。
また指導集は、私たちの個人指導の最大の鑑となることは間違いありません。
リーダーが率先して『新・人間革命』の熟読に励むことは言うまでもないことですが、より重要なことは、師と同じ実践に移すことです。いな、実践に移してこそ、『新・人間革命』を生命に刻み付けたことになります。
第7巻「早春」の章には、雪がしんしんと降るなか、スイス・ジュネーブを訪問した山本伸一会長の激励行がつづられています。
「わざわざ私たちのために、寒いさなか、スイスまでおいでくださるなんて感激です」と語る婦人部2人に、山本会長は、こう語り掛けられます。
「大切な会員が一人でもいるならば、どこまでも激励に行くというのが、学会の会長の精神であり、幹部の在り方です」
「先輩が一人ひとりのメンバーを"宝"のごとく思い、全魂を傾け、大誠実をもって、守り、励まし、育んでいくところに、学会の強さ、美しさがある。皆さんが、それがわかってくだされば、私がここに来た意味は十分にあります。私と同じ心の人が、二人も誕生したことになるんですから」
今月から「励まし週間」も始まりました。私も心からの激励をしようと一軒一軒、訪問させていただいております。励ましこそがリーダーの責務であり、学会の強さです。
そして、先生の思いをわが思いとして、どれだけ励ましを続けられるか。さらには、私たちの励ましで、師匠と同じ心を持つ人を、どれだけ増やせるのか。
先生が『新・人間革命』で最大の励ましを送ってくださる今だからこそ、私たちも多くの友への激励に動き、また共に『新・人間革命』を学びながら、人材の拡大に総力を挙げて取り組んでまいりたい。
一、現在、婦人部・女子部一体の「サン❀フラワー キャンペーン」が、朗らかに進んでいます。
「全国女子部主事」の任命があり、各方面・各組織の「女子部主事」の任命も行われていきますが、女子部員の個人指導や御書講義など、女子部の激励体制をしっかり築いてまいりたいと思います。
◇青年結集と聖教拡大
一、3月11日の世界青年部総会を目指し、各方面・県ともに、各部一体での折伏、そして青年部の結集を進めていただき、本当にありがとうございます。
弘教・拡大と併せて、「3・16」60周年の佳節にどれだけ多くの後継の青年部・未来部を集わせることができるのか。これこそ「未来までの栄光」を開く大事な試金石になります。
『新・人間革命』第14巻「使命」の章に、「いつの時代でも、学会のリーダーは、後継の育成に全精魂を傾けなければならない――これは、私の遺言として語っておきたい」と書き記されているように、壮年・婦人の責任で、歴史的な総会の青年部の最大結集を成し遂げてまいりたい。
そして、世界青年部総会を大勝利したあとは、「3・16」から「4・2」「5・3」へと拡大の勢いを増していきたい。
第26巻「奮迅」の章には、二月闘争を振り返り、つづっておられます。
「私が叫び抜いたのは、『宿命転換、境涯革命のための戦いを起こそう!』ということでした」
「皆が、"師に応えよう"との一念で、宿命の転換を懸け、勇んで戦うことによって、蒲田支部は大前進することができた」と。
「折伏で師匠にお応えしよう」――これこそが、拡大の原動力です。「折伏をもってして、解決できない悩みなどない」――これこそが、創価の大確信です。まさに、本年は折伏・弘教の絶好の機会、それは宿命転換・境涯革命の絶好の機会でもあります。
温かな創価家族の座談会に参加すれば、必ず共感が広がります。モバイルSTBで創価の真実を知れば、必ず理解が深まります。
今こそ「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき」(御書467ページ)の御文を深く心肝に染めながら、折伏の大波を広げていきたいと思います。
併せて、4月20日の創刊記念日に向けて、聖教新聞の拡大にも力を入れてまいりたい。
先生はかつて、次のように随筆につづられました。
「『聖教なくしては、広宣流布はできない!』と高らかに宣言したい。仏法の真髄中の真髄を、現代の世界に展開しゆく聖教の拡大は、それ自体、大折伏に通ずる。功徳も計り知れない」
先生が"精神の正史"である小説『新・人間革命』を連載してくださっている今こそ、一人でも多くの友人・知人に、また激励に歩く中で未購読の内部の方に、新たに立ち上がった青年部などには「セイキョウオンライン」も活用しながら、聖教拡大にも勇んで挑戦してまいりたい。
4月1日からは、教学部任用試験(仏法入門)の申し込みも始まります。世界青年部総会に参加した青年部や、励まし週間をはじめとする訪問激励で立ち上がった新しいメンバーに受験を促すとともに、何よりも会友受験を強力に進めて、人材拡大の任用試験としてまいりたい。
さあ、二月闘争を勝ち越えて、いよいよ対話の春到来です。
世界青年部総会を大勝利する「折伏の第1波」から、任用試験・婦人部総会などを通じての「折伏の第2波」へ――。栄光の「5・3」を目指し、拡大の勢いを大きく増しながら、世界広布新時代を堂々と進みゆこうではありませんか!(拍手)
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 原田会長に聞く 2018年2月21日
◇広布拡大こそ後継の証し
「3・16」とは、単なる歴史の一こまではない。毎日が「3・16」の決意で戦うことが大事なんだ――私が青年部の時、池田先生から、そう教えていただいたことが、今も心に深く焼き付いています。
「3・16」は、「広布拡大の証し」で荘厳する日であり、「4・2」「5・3」へと、新たな出発を開始する日です。
戸田先生は第2代会長に就任された時、「75万世帯の弘教」を宣言しました。
この日、戸田先生の会長就任を自らの拡大で荘厳しようと、池田先生は折伏を成就しています。まさに、「75万世帯の弘教」の先陣を切ったのです。
戸田先生の宣言を、池田先生は「わが誓願」とし、75万世帯達成の道を切り開かれました。
池田先生は、こうつづられています。
「弘教七十五万世帯は、師弟の誓願であった」「もし師弟の誓願が達成できていなければ、『3・16』の式典――あの後継の大儀式は完成されなかった」
広布のバトンの継承は、師の心に呼応した弟子の勝利の実証をもってなしえる――その精神は今、世界にも広がっています。
◆◇◆
昨年3月、「3・16」の意義をとどめ、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアの青年部が集い、「南アジア青年部幹部会」がインド・デリー近郊の創価菩提樹園で開催されました。
席上、インドのサブー男子部長が「先生! 私たちは何があっても、世界広布実現のために、師子となって前進します!」と宣言しました。それから半年が経過した昨秋、インド青年部は見事に、10万人の青年の陣列を築きました。
今月、研修で来日したアメリカ青年部の友も意気軒高でした。この日を目指し、577世帯の弘教を実らせました。
冬季五輪が行われている韓国でも、青年部が喜び勇んで社会貢献に尽力し、それぞれの地で広布を推進しています。
過日の聖教新聞(2月7日付)で紹介された長編詩「青は藍よりも青し」に、「君よ 世界を頼むよ」との一節があります。
戸田先生は、池田先生に世界広布を託されました。池田先生の死身弘法の闘争によって今、創価学会は世界教団として、いよいよ名実ともに世界に飛翔しゆく基盤が出来上がりました。
世界宗教としての創価学会の中核を担っていくのは、青年部の皆さんです。使命が大きいからこそ、"毎日が「3・16」"との決意で、前進してもらいたいと思います。
◆◇◆
「3・16」の後、戸田先生は池田先生に「追撃の手を緩めるな」と指導されました。
昭和50年代に吹き荒れた第1次宗門事件の折、池田先生から「『追撃の手を緩めるな』との戸田先生の指導は、宗門に対してのことだったんだよ」と教えていただきました。
師弟の分断を謀る悪僧や退転・反逆者を許してはいけない。今、小説『新・人間革命』でつづってくださっている「勝ち鬨」の章にも通じる精神です。
「破邪顕正」の闘魂を失えば、創価学会という和合の世界は破壊される。だからこそ、師の遺訓を永遠に忘れてはなりません。
「3・16」から60星霜。今この時に、世界青年部総会が開催される意義の大きさは計り知れません。
青年部の皆さんは日々、「師弟の誓願」に立ち返り、「自身の人間革命」の挑戦の中で、生涯の原点を刻んでいただきたい。
池田先生が、青年部の勝利を祈り、待っています。「3・16」へ、私も皆さんと共に、広布拡大に戦っていきます。
諦めの心を打ち破ろう!
勝負は常にこれからだ。
決めて祈って動けば
力が湧き全てが変わる。
上野殿御消息 P1527
『生落されて乳をのむ事一百八十余石三年が間は父母の膝に遊び人となりて仏教を信ずれば先づ此の父と母との恩を報ずべし』
〈寸鉄〉 2018年3月3日
華陽姉妹の「誓春の日」。平和と幸の連帯は世界へ共に広宣の華と舞いゆけ
大阪婦人部の日。常勝の太陽が輝けば地域は明るい。今再びの勝利へ驀進
各地で春一番。さあ対話拡大の好機到来。希望と励まし送る春風を私から
折伏の要諦は①勇気②感謝③誠実。肩肘張らず、自分らしく。堂々と語れ
子どものネット利用時間最長。成長への悪影響も懸念。ルール決め賢明に
☆総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2018年2月23日
◇小説「新・人間革命」を日々研さん
◇大誠実の励ましで折伏の大波を
一、記録的な豪雪となった福井や北陸をはじめ、日本海側を中心とした広い地域で大雪が降り、生活にも多くの影響が出ています。心からお見舞い申し上げます。健康・安全・無事故を優先して、諸活動を進めていただきたいと思います。
特に、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」の皆さまに、厚く御礼を申し上げます。絶対に無理をせず、配達は無事故最優先で、お願いいたします。
そして私たちは、無冠の友の皆さまの健康・無事故を真剣に祈るとともに、真心の激励と感謝をお届けしていきたい。
◇指導集を激励の鑑に
一、戸田先生の生誕の日である2月11日、池田先生は恩師記念会館で勤行・唱題をしてくださいました。
その同じ日の聖教新聞に大きく報道された通り、小説『新・人間革命』第30巻は、上・下2分冊で刊行されることが決定しました。
『新・人間革命』執筆開始から25年、池田先生が命を削る思いで紡ぎ出してくださった"師弟不二の大叙事詩"は、いよいよ完結を迎えます。
私たちは、先生に心からの感謝を捧げるとともに、今この時、先生と同じ時代に生き、崇高なる師弟の精神を学ばせていただけることを最大の喜びとして、小説『新・人間革命』の研さんに取り組んでいきたい。
まずは聖教新聞で、師弟共戦・反転攻勢の歴史が描かれている「勝ち鬨」の章を、そして最終章となる「誓願」の章を熟読し、日々、先生と呼吸を合わせてまいりたい。
そして6月に上巻、11月に下巻が発刊される第30巻をしっかり学ぶとともに、第1巻から全30巻の読了・熟読を皆で進めながら、真の学会精神を生命に刻んでいきたいと思います。
リーダーの読了・研さんの糧となるよう、このたび『小説「新・人間革命」に学ぶ 広布と勝利と幸福への指針』が発刊されることになりました。
指導集の最初には、地区部長・地区婦人部長を最大にたたえる、池田先生の長編詩が掲載されています。私たちも、広布の第一線で学会の要として戦ってくださる、地区部長・地区婦人部長を最大にたたえ、励ましてまいりたい。
また指導集は、私たちの個人指導の最大の鑑となることは間違いありません。
リーダーが率先して『新・人間革命』の熟読に励むことは言うまでもないことですが、より重要なことは、師と同じ実践に移すことです。いな、実践に移してこそ、『新・人間革命』を生命に刻み付けたことになります。
第7巻「早春」の章には、雪がしんしんと降るなか、スイス・ジュネーブを訪問した山本伸一会長の激励行がつづられています。
「わざわざ私たちのために、寒いさなか、スイスまでおいでくださるなんて感激です」と語る婦人部2人に、山本会長は、こう語り掛けられます。
「大切な会員が一人でもいるならば、どこまでも激励に行くというのが、学会の会長の精神であり、幹部の在り方です」
「先輩が一人ひとりのメンバーを"宝"のごとく思い、全魂を傾け、大誠実をもって、守り、励まし、育んでいくところに、学会の強さ、美しさがある。皆さんが、それがわかってくだされば、私がここに来た意味は十分にあります。私と同じ心の人が、二人も誕生したことになるんですから」
今月から「励まし週間」も始まりました。私も心からの激励をしようと一軒一軒、訪問させていただいております。励ましこそがリーダーの責務であり、学会の強さです。
そして、先生の思いをわが思いとして、どれだけ励ましを続けられるか。さらには、私たちの励ましで、師匠と同じ心を持つ人を、どれだけ増やせるのか。
先生が『新・人間革命』で最大の励ましを送ってくださる今だからこそ、私たちも多くの友への激励に動き、また共に『新・人間革命』を学びながら、人材の拡大に総力を挙げて取り組んでまいりたい。
一、現在、婦人部・女子部一体の「サン❀フラワー キャンペーン」が、朗らかに進んでいます。
「全国女子部主事」の任命があり、各方面・各組織の「女子部主事」の任命も行われていきますが、女子部員の個人指導や御書講義など、女子部の激励体制をしっかり築いてまいりたいと思います。
◇青年結集と聖教拡大
一、3月11日の世界青年部総会を目指し、各方面・県ともに、各部一体での折伏、そして青年部の結集を進めていただき、本当にありがとうございます。
弘教・拡大と併せて、「3・16」60周年の佳節にどれだけ多くの後継の青年部・未来部を集わせることができるのか。これこそ「未来までの栄光」を開く大事な試金石になります。
『新・人間革命』第14巻「使命」の章に、「いつの時代でも、学会のリーダーは、後継の育成に全精魂を傾けなければならない――これは、私の遺言として語っておきたい」と書き記されているように、壮年・婦人の責任で、歴史的な総会の青年部の最大結集を成し遂げてまいりたい。
そして、世界青年部総会を大勝利したあとは、「3・16」から「4・2」「5・3」へと拡大の勢いを増していきたい。
第26巻「奮迅」の章には、二月闘争を振り返り、つづっておられます。
「私が叫び抜いたのは、『宿命転換、境涯革命のための戦いを起こそう!』ということでした」
「皆が、"師に応えよう"との一念で、宿命の転換を懸け、勇んで戦うことによって、蒲田支部は大前進することができた」と。
「折伏で師匠にお応えしよう」――これこそが、拡大の原動力です。「折伏をもってして、解決できない悩みなどない」――これこそが、創価の大確信です。まさに、本年は折伏・弘教の絶好の機会、それは宿命転換・境涯革命の絶好の機会でもあります。
温かな創価家族の座談会に参加すれば、必ず共感が広がります。モバイルSTBで創価の真実を知れば、必ず理解が深まります。
今こそ「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき」(御書467ページ)の御文を深く心肝に染めながら、折伏の大波を広げていきたいと思います。
併せて、4月20日の創刊記念日に向けて、聖教新聞の拡大にも力を入れてまいりたい。
先生はかつて、次のように随筆につづられました。
「『聖教なくしては、広宣流布はできない!』と高らかに宣言したい。仏法の真髄中の真髄を、現代の世界に展開しゆく聖教の拡大は、それ自体、大折伏に通ずる。功徳も計り知れない」
先生が"精神の正史"である小説『新・人間革命』を連載してくださっている今こそ、一人でも多くの友人・知人に、また激励に歩く中で未購読の内部の方に、新たに立ち上がった青年部などには「セイキョウオンライン」も活用しながら、聖教拡大にも勇んで挑戦してまいりたい。
4月1日からは、教学部任用試験(仏法入門)の申し込みも始まります。世界青年部総会に参加した青年部や、励まし週間をはじめとする訪問激励で立ち上がった新しいメンバーに受験を促すとともに、何よりも会友受験を強力に進めて、人材拡大の任用試験としてまいりたい。
さあ、二月闘争を勝ち越えて、いよいよ対話の春到来です。
世界青年部総会を大勝利する「折伏の第1波」から、任用試験・婦人部総会などを通じての「折伏の第2波」へ――。栄光の「5・3」を目指し、拡大の勢いを大きく増しながら、世界広布新時代を堂々と進みゆこうではありませんか!(拍手)
☆藍よりも青く 「3・16」研さんのために 原田会長に聞く 2018年2月21日
◇広布拡大こそ後継の証し
「3・16」とは、単なる歴史の一こまではない。毎日が「3・16」の決意で戦うことが大事なんだ――私が青年部の時、池田先生から、そう教えていただいたことが、今も心に深く焼き付いています。
「3・16」は、「広布拡大の証し」で荘厳する日であり、「4・2」「5・3」へと、新たな出発を開始する日です。
戸田先生は第2代会長に就任された時、「75万世帯の弘教」を宣言しました。
この日、戸田先生の会長就任を自らの拡大で荘厳しようと、池田先生は折伏を成就しています。まさに、「75万世帯の弘教」の先陣を切ったのです。
戸田先生の宣言を、池田先生は「わが誓願」とし、75万世帯達成の道を切り開かれました。
池田先生は、こうつづられています。
「弘教七十五万世帯は、師弟の誓願であった」「もし師弟の誓願が達成できていなければ、『3・16』の式典――あの後継の大儀式は完成されなかった」
広布のバトンの継承は、師の心に呼応した弟子の勝利の実証をもってなしえる――その精神は今、世界にも広がっています。
◆◇◆
昨年3月、「3・16」の意義をとどめ、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアの青年部が集い、「南アジア青年部幹部会」がインド・デリー近郊の創価菩提樹園で開催されました。
席上、インドのサブー男子部長が「先生! 私たちは何があっても、世界広布実現のために、師子となって前進します!」と宣言しました。それから半年が経過した昨秋、インド青年部は見事に、10万人の青年の陣列を築きました。
今月、研修で来日したアメリカ青年部の友も意気軒高でした。この日を目指し、577世帯の弘教を実らせました。
冬季五輪が行われている韓国でも、青年部が喜び勇んで社会貢献に尽力し、それぞれの地で広布を推進しています。
過日の聖教新聞(2月7日付)で紹介された長編詩「青は藍よりも青し」に、「君よ 世界を頼むよ」との一節があります。
戸田先生は、池田先生に世界広布を託されました。池田先生の死身弘法の闘争によって今、創価学会は世界教団として、いよいよ名実ともに世界に飛翔しゆく基盤が出来上がりました。
世界宗教としての創価学会の中核を担っていくのは、青年部の皆さんです。使命が大きいからこそ、"毎日が「3・16」"との決意で、前進してもらいたいと思います。
◆◇◆
「3・16」の後、戸田先生は池田先生に「追撃の手を緩めるな」と指導されました。
昭和50年代に吹き荒れた第1次宗門事件の折、池田先生から「『追撃の手を緩めるな』との戸田先生の指導は、宗門に対してのことだったんだよ」と教えていただきました。
師弟の分断を謀る悪僧や退転・反逆者を許してはいけない。今、小説『新・人間革命』でつづってくださっている「勝ち鬨」の章にも通じる精神です。
「破邪顕正」の闘魂を失えば、創価学会という和合の世界は破壊される。だからこそ、師の遺訓を永遠に忘れてはなりません。
「3・16」から60星霜。今この時に、世界青年部総会が開催される意義の大きさは計り知れません。
青年部の皆さんは日々、「師弟の誓願」に立ち返り、「自身の人間革命」の挑戦の中で、生涯の原点を刻んでいただきたい。
池田先生が、青年部の勝利を祈り、待っています。「3・16」へ、私も皆さんと共に、広布拡大に戦っていきます。
2018年3月2日金曜日
2018.03.02 わが友に贈る
世界青年部総会へ
麗しき学会家族が躍動!
励ましの陽光の中で
皆が成長 皆が歓喜。
永遠に栄える創価城を!
松野殿御返事 P1381
『末世には狗犬の僧尼は恒沙の如しと仏は説かせ給いて候なり、文の意は末世の僧比丘尼は名聞名利に著し上には袈裟衣を著たれば形は僧比丘尼に似たれども内心には邪見の剣を提げて我が出入する檀那の所へ余の僧尼をよせじと無量の讒言を致す、余の僧尼を寄せずして檀那を惜まん事譬えば犬が前に人の家に至て物を得て食ふが、後に犬の来るを見ていがみほへ食合が如くなるべしと云う心なり、是くの如きの僧尼は皆皆悪道に堕すべきなり』
〈寸鉄〉 2018年3月2日
「ついには・たのしかるべし」御書。最後に勝つ信心だ。大確信で前進!
埼玉男子部の日。破邪顕正の言論は炎の如く!鉄桶の団結で断固勝ち鬨を
幸福は一人の利益でなく全体の利益の中に—詩人自他共の幸を開く菩薩道
北半球の永久凍土の水銀が温暖化で溶け出す恐れと。国境超え英知集めよ
自殺対策月間、SNSの相談窓口を開設と。今こそ社会の絆を二重三重に
☆御書と歩む� 第8回 協議・連携が広布躍進の要
『四条金吾殿に見参候はば能く能く語り給い候へ、委くは又又申すべく候』(椎地四郎殿御書、1449ページ)
◇通解
四条金吾殿に会われたなら、よくよく語っていきなさい。くわしくは、また申しあげる。
◇同志への指針
同志との異体同心の語らいが、いかに大切か。率直な励まし合いが一生成仏の力であり、綿密な協議・連携が広宣流布の要である。
形式にとらわれず、新しい声を尊重する。意見の違いがあれば、題目の団結で乗り越える。調和と和楽の創価の組織こそ、人間共和のモデルだ。
皆が縦横無尽に活躍できるよう、"仲良く""賢く"を合言葉に価値創造を!
☆世界写真紀行 第30回 ポルトガル・リスボンの街並み
◇わが臆病の岬を越えよ
立ち並ぶ赤い屋根が美しい。市街の向こうに見える川は、ほどなく大西洋に注ぐ。きょうも数多くの船が、ここから広大な世界へと出航していく。
ポルトガルの首都リスボン。高台に立つ「サン・ジョルジェ城跡」からの眺めである。
リスボンは、海上交易の拠点として、紀元前の昔から栄えてきた。
河口の近くには「新航路発見の記念碑」がある。完成は1960年。大航海時代を開いたエンリケ航海王子(1394年〜1460年)の没後500年を記念したものである。
"資源の少ない小国"にすぎなかったポルトガル。21歳のエンリケ王子は、大ポルトガルをつくるため、東方への「新航路」を発見しようと決意していく。海岸近くに移り住み、優秀な学者・技師・船乗りを集め、最先端の航海術・地理学などを取り入れた。
実験航海を繰り返すものの"新航路"はなかなか見つからない。実は船乗りたちが、ある地点以上に進もうとしなかったのである。
それが「ボジャドール岬」。そこから先は、怪物たちが住み、海は煮えたぎり、滝となって落下していると、中世以来、信じられてきた。エンリケが岬を越えるよう命じても、船乗りたちは背き続けた。エンリケをだまして別の針路をとる者もいた。
15年目、とうとうエンリケは言った。
「もしかりに、世界でいわれているような噂が、すこしでも根拠のあるものならば、わたしもおまえたちをこれほどまでに責めはしない。しかしおまえたちの話を聞いていると、ごくわずかの航海者たちの意見に過ぎないではないか。しかもその連中というのは(中略)羅針盤も航海用の海図も使い方がわからない連中ばかりなのだ」(ダンカン・カースルレイ著、生田滋訳『図説 探検の世界史1』集英社)
何も知らない者たちのうわさにだまされるな!——エンリケの叱咤に、一人が声を上げた。
「行こう! 岬を越えよう!」
そして1434年、ついに岬を越えたのである。
実際に行くと、"向こう側"には、穏やかな海が広がっていた。カナリア諸島から、わずか240キロなのだから、当然ともいえる。
だが、ボジャドール岬を越えた意味は大きかった。中世の迷信が打ち破られたからである。エンリケの死後、アフリカ南端の喜望峰の発見(88年)、インドへの新航路発見(98年)と続き、ポルトガルは"海の覇者""時代の勝者"となっていった——。
池田先生は1965年10月27日、ポルトガルを訪問。リスボンにあるサン・ジョルジェ城跡や、「新航路発見の記念碑」へ足を運んだ。
小説『新・人間革命』「新航路」の章に、その時の様子がつづられている。
山本伸一は記念碑を見上げつつ、同行の友にエンリケ王子の事績と後のポルトガルの繁栄を語り、こう続けた。
「ポルトガルの歴史は、臆病では、前進も勝利もないことを教えている。
大聖人が『日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(御書1282ページ)と仰せのように、広宣流布も臆病では絶対にできない。
広布の新航路を開くのは勇気だ。自身の心の"臆病の岬"を越えることだ」
先生の訪問当時、ポルトガルにSGIメンバーは一人もいなかった。
その後、ポルトガルSGIの友は、この先生の指針を胸に、広布と友情を拡大。2009年には、法人として正式に登録された。今や青年部が拡大の先頭に立つ、世界模範の"青年学会"として躍進する。
広布と人生を開くのは勇気。人と会うにも、対話をするにも勇気が必要だ。だが、それは相手に対してではない。"新しい挑戦を恐れる自分""苦労を避けようとする自分"との戦いだ。
万事、やってみなければ分からない。思い切って足を踏み出せば、必ず新しい景色や新しい自分が見えてくる。
本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないこと。さあ、わが"臆病の岬"を越え、栄光の大航海に出発しよう。
麗しき学会家族が躍動!
励ましの陽光の中で
皆が成長 皆が歓喜。
永遠に栄える創価城を!
松野殿御返事 P1381
『末世には狗犬の僧尼は恒沙の如しと仏は説かせ給いて候なり、文の意は末世の僧比丘尼は名聞名利に著し上には袈裟衣を著たれば形は僧比丘尼に似たれども内心には邪見の剣を提げて我が出入する檀那の所へ余の僧尼をよせじと無量の讒言を致す、余の僧尼を寄せずして檀那を惜まん事譬えば犬が前に人の家に至て物を得て食ふが、後に犬の来るを見ていがみほへ食合が如くなるべしと云う心なり、是くの如きの僧尼は皆皆悪道に堕すべきなり』
〈寸鉄〉 2018年3月2日
「ついには・たのしかるべし」御書。最後に勝つ信心だ。大確信で前進!
埼玉男子部の日。破邪顕正の言論は炎の如く!鉄桶の団結で断固勝ち鬨を
幸福は一人の利益でなく全体の利益の中に—詩人自他共の幸を開く菩薩道
北半球の永久凍土の水銀が温暖化で溶け出す恐れと。国境超え英知集めよ
自殺対策月間、SNSの相談窓口を開設と。今こそ社会の絆を二重三重に
☆御書と歩む� 第8回 協議・連携が広布躍進の要
『四条金吾殿に見参候はば能く能く語り給い候へ、委くは又又申すべく候』(椎地四郎殿御書、1449ページ)
◇通解
四条金吾殿に会われたなら、よくよく語っていきなさい。くわしくは、また申しあげる。
◇同志への指針
同志との異体同心の語らいが、いかに大切か。率直な励まし合いが一生成仏の力であり、綿密な協議・連携が広宣流布の要である。
形式にとらわれず、新しい声を尊重する。意見の違いがあれば、題目の団結で乗り越える。調和と和楽の創価の組織こそ、人間共和のモデルだ。
皆が縦横無尽に活躍できるよう、"仲良く""賢く"を合言葉に価値創造を!
☆世界写真紀行 第30回 ポルトガル・リスボンの街並み
◇わが臆病の岬を越えよ
立ち並ぶ赤い屋根が美しい。市街の向こうに見える川は、ほどなく大西洋に注ぐ。きょうも数多くの船が、ここから広大な世界へと出航していく。
ポルトガルの首都リスボン。高台に立つ「サン・ジョルジェ城跡」からの眺めである。
リスボンは、海上交易の拠点として、紀元前の昔から栄えてきた。
河口の近くには「新航路発見の記念碑」がある。完成は1960年。大航海時代を開いたエンリケ航海王子(1394年〜1460年)の没後500年を記念したものである。
"資源の少ない小国"にすぎなかったポルトガル。21歳のエンリケ王子は、大ポルトガルをつくるため、東方への「新航路」を発見しようと決意していく。海岸近くに移り住み、優秀な学者・技師・船乗りを集め、最先端の航海術・地理学などを取り入れた。
実験航海を繰り返すものの"新航路"はなかなか見つからない。実は船乗りたちが、ある地点以上に進もうとしなかったのである。
それが「ボジャドール岬」。そこから先は、怪物たちが住み、海は煮えたぎり、滝となって落下していると、中世以来、信じられてきた。エンリケが岬を越えるよう命じても、船乗りたちは背き続けた。エンリケをだまして別の針路をとる者もいた。
15年目、とうとうエンリケは言った。
「もしかりに、世界でいわれているような噂が、すこしでも根拠のあるものならば、わたしもおまえたちをこれほどまでに責めはしない。しかしおまえたちの話を聞いていると、ごくわずかの航海者たちの意見に過ぎないではないか。しかもその連中というのは(中略)羅針盤も航海用の海図も使い方がわからない連中ばかりなのだ」(ダンカン・カースルレイ著、生田滋訳『図説 探検の世界史1』集英社)
何も知らない者たちのうわさにだまされるな!——エンリケの叱咤に、一人が声を上げた。
「行こう! 岬を越えよう!」
そして1434年、ついに岬を越えたのである。
実際に行くと、"向こう側"には、穏やかな海が広がっていた。カナリア諸島から、わずか240キロなのだから、当然ともいえる。
だが、ボジャドール岬を越えた意味は大きかった。中世の迷信が打ち破られたからである。エンリケの死後、アフリカ南端の喜望峰の発見(88年)、インドへの新航路発見(98年)と続き、ポルトガルは"海の覇者""時代の勝者"となっていった——。
池田先生は1965年10月27日、ポルトガルを訪問。リスボンにあるサン・ジョルジェ城跡や、「新航路発見の記念碑」へ足を運んだ。
小説『新・人間革命』「新航路」の章に、その時の様子がつづられている。
山本伸一は記念碑を見上げつつ、同行の友にエンリケ王子の事績と後のポルトガルの繁栄を語り、こう続けた。
「ポルトガルの歴史は、臆病では、前進も勝利もないことを教えている。
大聖人が『日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(御書1282ページ)と仰せのように、広宣流布も臆病では絶対にできない。
広布の新航路を開くのは勇気だ。自身の心の"臆病の岬"を越えることだ」
先生の訪問当時、ポルトガルにSGIメンバーは一人もいなかった。
その後、ポルトガルSGIの友は、この先生の指針を胸に、広布と友情を拡大。2009年には、法人として正式に登録された。今や青年部が拡大の先頭に立つ、世界模範の"青年学会"として躍進する。
広布と人生を開くのは勇気。人と会うにも、対話をするにも勇気が必要だ。だが、それは相手に対してではない。"新しい挑戦を恐れる自分""苦労を避けようとする自分"との戦いだ。
万事、やってみなければ分からない。思い切って足を踏み出せば、必ず新しい景色や新しい自分が見えてくる。
本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないこと。さあ、わが"臆病の岬"を越え、栄光の大航海に出発しよう。
2018年3月1日木曜日
2018.03.01 わが友に贈る
苦難なくして
充実の人生はない。
いかなる時も
喜び勇んで進む
負けじ魂の人たれ!
聖愚問答抄上 P498
『世間のことわざにも一は万が母といへり』
〈寸鉄〉 2018年3月1日
「此の事にあはん為なりけり」御書。誓願の3月。師弟勝利の青年城を構築
未来部希望月間が開幕!わが地域の宝に真心の励ましを。各部一体で前進
才能とは自分自身の力を信ずる事—作家。皆に無限の可能性。挑戦王たれ
大学生の半数以上が読書時間ゼロと。良書読み心の錬磨を。青春時代こそ
春の全国火災予防運動。強風・乾燥の時期。火の元の確認等、用心重ねて
☆大白蓮華巻頭言 2018年3月号 励ましが奏でる「春の曲」を♪
「冬は必ず春となる」PT253)
御本仏・日蓮大聖人が贈ってくださった一言は、人類の心に太陽を昇らせゆく励ましである。
どんなに厳しい宿命の冬にも負けない勇気と、何としても喜びの春を呼ぶ希望の光源が、ここにある。
この鰍ましの陽光を、来る日も来る日も、皆の心へ届けているのが、誉れの創価家族である。
草創期、東北のけなげな女子部の友から、「どうすれば世界広布の役に立てますか?」と真剣な質問を受けたことがある。「そう悩む心それ自体が、仏の心だよ」と讃えつつ、私は申し上げた。
「目の前の一人を真心こめて励ますことから、全ては始まる。そこから、必ず道は開かれる」と。
「一人」の生命は、かけがえのない宝塔である。
その一人が、「十界互具」「百界千如」「一念三千」の尊極の仏の当体に他ならない。
ゆえに一人を励ますことは、地域を変え、国土を変え、未来までも変えて、わが師・戸田城聖先生が夢見た「人類の境涯」を高めゆく、最も地道にして最も着実な仏の大聖業なのである。
御璽訓には、「一字一句をも之を開きし人仏にならざるはなし」(P1046)と仰せである。
この御本仏のお心のまま、一人一人の仏性を信じ抜いて、諦めず、退かず、たゆまずに、わが地区で、わがブロックで、跡ましに徹し抜いてきたゆえに、今日の世界広布の壮大な広がりがあるのだ。
今日もまた
万のカを
贈りゆけ
励まし王者は
声も惜しまず
いずこの天地にも、創価の励ましの達人がいる。
一人一人の個人指導、一軒一軒の家庭訪問という仏道修行をやり切ってきた多宝の父母たちは、何という尊貴な生命の輝きを放っていることか。
たとえ、その時は相手の心に響いていないようでも、あとになって「あの励ましがあったからこそ」と感謝されることも、多々あるものだ。
「人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて行きやすくするように教えるのである」(P1574、通解)。この御書に示された人間教育の極意を学びながら、皆がいよいよ心軽やかに前へ前へ進めるよう、誠実に祈り、聡明に対話を重ねていきたい。
「自他不二」なるがゆえに、友を励ますことは、自分を励まし、お互いの仏性を強めることである。
大聖人は、女性の門下を励まされた際、「日蓮よりも強盛の御志どもあり」(P1126)とまで賛嘆されている。この御振る舞いを拝し、励ましとは、その人を尊敬し、その人に学ぼうとする一念から出発すると、私は心に期してきた。
人と人の絆が引き裂かれる「闘諍言訟」の悪世にあって、奇跡の如く、あらゆる差異を超えて、幸と平和の大連帯を広げゆくのが、創価の励ましである。
今この時に躍り出てくれた不思議な地浦の若人たちを、いやまして鰍まし、歓喜と栄光の「春の曲」を明るく賑やかに奏でゆこうではないか!
充実の人生はない。
いかなる時も
喜び勇んで進む
負けじ魂の人たれ!
聖愚問答抄上 P498
『世間のことわざにも一は万が母といへり』
〈寸鉄〉 2018年3月1日
「此の事にあはん為なりけり」御書。誓願の3月。師弟勝利の青年城を構築
未来部希望月間が開幕!わが地域の宝に真心の励ましを。各部一体で前進
才能とは自分自身の力を信ずる事—作家。皆に無限の可能性。挑戦王たれ
大学生の半数以上が読書時間ゼロと。良書読み心の錬磨を。青春時代こそ
春の全国火災予防運動。強風・乾燥の時期。火の元の確認等、用心重ねて
☆大白蓮華巻頭言 2018年3月号 励ましが奏でる「春の曲」を♪
「冬は必ず春となる」PT253)
御本仏・日蓮大聖人が贈ってくださった一言は、人類の心に太陽を昇らせゆく励ましである。
どんなに厳しい宿命の冬にも負けない勇気と、何としても喜びの春を呼ぶ希望の光源が、ここにある。
この鰍ましの陽光を、来る日も来る日も、皆の心へ届けているのが、誉れの創価家族である。
草創期、東北のけなげな女子部の友から、「どうすれば世界広布の役に立てますか?」と真剣な質問を受けたことがある。「そう悩む心それ自体が、仏の心だよ」と讃えつつ、私は申し上げた。
「目の前の一人を真心こめて励ますことから、全ては始まる。そこから、必ず道は開かれる」と。
「一人」の生命は、かけがえのない宝塔である。
その一人が、「十界互具」「百界千如」「一念三千」の尊極の仏の当体に他ならない。
ゆえに一人を励ますことは、地域を変え、国土を変え、未来までも変えて、わが師・戸田城聖先生が夢見た「人類の境涯」を高めゆく、最も地道にして最も着実な仏の大聖業なのである。
御璽訓には、「一字一句をも之を開きし人仏にならざるはなし」(P1046)と仰せである。
この御本仏のお心のまま、一人一人の仏性を信じ抜いて、諦めず、退かず、たゆまずに、わが地区で、わがブロックで、跡ましに徹し抜いてきたゆえに、今日の世界広布の壮大な広がりがあるのだ。
今日もまた
万のカを
贈りゆけ
励まし王者は
声も惜しまず
いずこの天地にも、創価の励ましの達人がいる。
一人一人の個人指導、一軒一軒の家庭訪問という仏道修行をやり切ってきた多宝の父母たちは、何という尊貴な生命の輝きを放っていることか。
たとえ、その時は相手の心に響いていないようでも、あとになって「あの励ましがあったからこそ」と感謝されることも、多々あるものだ。
「人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて行きやすくするように教えるのである」(P1574、通解)。この御書に示された人間教育の極意を学びながら、皆がいよいよ心軽やかに前へ前へ進めるよう、誠実に祈り、聡明に対話を重ねていきたい。
「自他不二」なるがゆえに、友を励ますことは、自分を励まし、お互いの仏性を強めることである。
大聖人は、女性の門下を励まされた際、「日蓮よりも強盛の御志どもあり」(P1126)とまで賛嘆されている。この御振る舞いを拝し、励ましとは、その人を尊敬し、その人に学ぼうとする一念から出発すると、私は心に期してきた。
人と人の絆が引き裂かれる「闘諍言訟」の悪世にあって、奇跡の如く、あらゆる差異を超えて、幸と平和の大連帯を広げゆくのが、創価の励ましである。
今この時に躍り出てくれた不思議な地浦の若人たちを、いやまして鰍まし、歓喜と栄光の「春の曲」を明るく賑やかに奏でゆこうではないか!
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