2021年1月15日金曜日

2021.01.15 わが友に贈る

「一人」の友の声に
徹底して耳を傾けるのが
「励まし」の第一歩だ。
相手の状況に思いをはせ
心の扉を開く声掛けを!

御義口伝巻下 P758
『日蓮が云く一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』

【通解】
一切衆生のさまざまな苦悩は、ことごとく日蓮一人の苦である。

名字の言 今、大切な三つの「つ」 2021年1月15日
今年の年賀状は例年より多かった。いつもは三が日を過ぎてから届く友も元日に届いた。ステイホームの年末だったからだろう▼「モゥー大変からモゥー安心の年に」などユーモラスなものもあれば、世界中で蔓延する新型コロナウイルスに憂いを抱きながら、「戦争を経験したからこそ、皆さまと心をつなぎ平和を祈りたい」と訴える90代の声楽家も▼目立ったのは「希望」の二文字。「この正月を希望に向かい続ける心の区切りとして素直に祝いたい」と記したのは、ある大学教授。間もなく東日本大震災から10年を迎えるが、心の復興に携わる岩手の友は「復興は道半ばです。何があろうとも全てを『希望』に変えます」と力強い▼先日、先輩が教えてくれた。今、大切なのは三つの「つ」——「つながる」「つたえる」「つづける」の実践。他者とつながり、励ましの心を伝える。この行動を続けることが「希望」になる、と。先が見えない不安の時だからこそ、孤絶した友を一人もつくってはならない。自分の悩みや悲しみなどを理解してくれる人がいないのが一番つらい▼直接会えなくても、電話や手紙、メールをはじめ、つながる手段は無数にある。人と人の距離が求められる中、心と心を結ぶ希望の行動を「今から」開始しよう。(側)

寸鉄 2021年1月15日
「一人もかけず仏に」御書題目を唱えれば、ありのままの生命が最高に輝く
中等部結成記念日。君の成長が未来の光。可能性は無限大。大樹と育て!
東京・新宿の日。常勝こそ本陣の使命!不屈の祈りで師弟勝利の歴史を綴れ
海洋プラごみ、生態系への影響深刻と。国境なき問題は国境超えた連帯で
防災とボランティア週間共助は社会の宝。地域の絆を強める貢献、地道に

〈社説〉 2021・1・15 地方版開始から65年
◇世界宗教を支える「地宝」の力
「"私たちの地方版"も、いよいよこれからが『本門』です」と、池田先生は昨秋の通信員大会にメッセージを寄せた。
常に「聖教魂」を燃やしながら奮闘する通信員と共に、創価家族の一人一人へ光を当てた記事を届けている地方版。
地区・ブロックの紹介や、未来部員の活躍、防災や防犯に貢献した友のエピソードなど、地域に根差したローカル性が魅力であり、強みでもある。
聖教新聞に地方版が新設されたのは、1956年、65年前のきょう。北日本・東京・西日本の3版からスタートし、各地の支社・支局の設置に伴い、各県版も次々と誕生。現在のような都道府県版・方面版になったのは78年からである。
今では、聖教電子版で、世界中の友が全ての地方版を読めるようになった。毎週金曜日の地方版から「わが地域・ふるさと」を感じる読者は多いだろう。
昨年、『池田大作研究——世界宗教への道を追う』(朝日新聞出版刊)を発刊した、元外交官で作家の佐藤優氏も、聖教電子版の愛読者の一人。
「電子版は地方版が全て読めるのがいい。世界宗教として、学会のグローバルな取り組みを紹介する一方で、最前線の会員さん一人一人の話題を各地から発信する。ここが大事なんです」と語っていた。
宝寿会(多宝会)メンバーが多い、第2総東京のある地区は、昨年、東京・山梨版に紹介記事が掲載されると決まり、「一丸となって折伏を頑張ろう」と皆で決意。元気に地域を歩く87歳の地区副婦人部長が掲載直前に弘教を実らせた。
地区の同志もさらに足取り軽く、本紙の購読推進に挑戦。幾重にも広布拡大の原動力となった。
宮崎版には、会場提供者への感謝を、写真に込めて紹介する連載がある。掲載された本人はもちろん、会場に集い合う多くの友にも喜びが広がる。
「わが地域の功労者」を宣揚する記事が、地道に信仰を貫く皆の希望につながっている。
池田先生は、かつて随筆につづった。
「『地方』とは、その土地の無数の宝がちりばめられて輝く、『地宝』ともいえようか。わが郷土が宝土であり、そこで共に生きる隣人が宝の人となるのだ」
世界宗教として飛翔を続ける創価学会。その学会を支えるのは、わが「地宝」を舞台に生き生きと広布に戦う、尊き同志の信心だ。
聖教の地方版は、その一人一人の人間革命のドラマをつづる、まさに「黄金の日記文書」といえよう。
世界各国の姉妹紙誌とも心を合わせ、"地域から地球へ"、勇気と希望を送り続けていきたい。それこそが、聖教新聞そして地方版の「本門」の使命であると確信して!

☆池田華陽会御書30編 阿仏房御書(宝塔御書)
◇前進の姿が友の希望に
さあ、誓願の学会創立100周年の勝利へ!——師匠の心と行動を受け継ぐ「新・人間革命」世代の誇りも高く、女子部は今月から、伝統の「池田華陽会御書30編」を心新たに学んでいきます。毎年10編ずつ、月ごとに掲げる「重点御書」の「読了・研さん」に挑戦し、3年間で全30編を学び深めていきましょう。
今月の重点御書は「阿仏房御書(宝塔御書)」です。池田先生は、本抄の講義につづられました。
「人間の尊厳を見る眼を、人類が持ち得たならば歴史は変わります。焦点は、一個の人間生命の尊厳に気づくことです。一人の存在がどれほど尊いか、目を開くことです」
"一人の尊さ"また"一人の無限の可能性"を心に刻み、「希望・勝利の年」を出発していきましょう。

◇本抄について
本抄は、日蓮大聖人が、佐渡の門下である阿仏房に宛てて認められたお手紙です。大聖人の佐渡流罪中の御執筆とされてきましたが、近年では、身延入山後の御著作と考えられています。
阿仏房は、大聖人が佐渡に流罪されていた時、妻の千日尼と共に、大聖人の生活を支え、懸命にお守りした門下です。
さらに、大聖人が身延に入山されてからも、阿仏房は高齢にもかかわらず幾度も大聖人のもとを訪れ、御供養の品々をお届けするなど、純粋な信心を貫きました。
本抄は、御供養への御礼であるとともに、法華経に説かれる「宝塔」や「多宝如来」とは、何を表しているのかとの阿仏房の問いに対する御返事です。

◇御文
『末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり、妙法蓮華経より外に宝塔なきなり、法華経の題目・宝塔なり宝塔又南無妙法蓮華経なり』(御書1304ページ6行目〜8行目)

◇通解
末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほかには宝塔はないのです。もしそうであるならば、貴賤上下にかかわらず、南無妙法蓮華経と唱える人は、わが身がそのまま宝塔であり、わが身がまた多宝如来なのです。
妙法蓮華経よりほかに宝塔はないのです。法華経の題目は宝塔であり、宝塔はまた南無妙法蓮華経です。

◇解説
一人の人が、どれほど尊く、偉大な存在であるか。そのことを示し切られたのが、日蓮大聖人の仏法です。
法華経見宝塔品第11には、突然、大地から巨大な宝塔が出現し、空中に浮かび上がる場面があります。
この宝塔は、大きさが地球の直径の3分の1にも及ぶとされ、金・銀・瑠璃などの七宝で飾られ、まばゆい輝きを放っています。
想像を絶するほどの、壮麗な姿をした宝塔。"これは一体、何を表しているのでしょうか"——。阿仏房は、そう大聖人にお尋ねせずにはいられなかったのでしょう。
阿仏房の問いに対し、大聖人は掲げた御文で"末法にあって、妙法を受持し、信心に励む人こそ、法華経に説かれる宝塔そのものである"と仰せです。
"偉大な宝塔とは、自分自身"——。この真実を知り、阿仏房は、驚きながらも、大きな感動に包まれたに違いありません。
法華経に説かれる宝塔は、その荘厳な姿をもって、一人の生命の限りない尊さを示し、その巨大さをもって、一人の生命に具わる無限の可能性を教えているのです。
大聖人は「すがたより外には宝塔なきなり」と、現実の「姿」を強調され、広布に前進する人の"ありのままの姿"こそ、輝く宝塔にほかならないことを示されています。
また「貴賤上下をえらばず」とも述べられ、題目を唱える人は、身分や社会的な立場にかかわらず、一人ももれなく尊い宝塔であり、さらに、法華経が真実であることを証明する多宝如来であると教えられています。
現実の悩みを抱えながらも、題目を唱え、負けずに前進する姿が、仏法の素晴らしさの証明であり、友に希望を送る光となるのです。
続いて大聖人は、宝塔とはまた「南無妙法蓮華経」であると仰せです。
宇宙の根源の法である「南無妙法蓮華経」を、大聖人は御本尊として顕されました。私たちは、御本尊を信じ、題目を唱えることで、本来具わる仏の生命を現し、自らを宝塔と輝かせていくことができます。
大事なことは、宝塔の涌現を"経文で説かれた話"あるいは"誰かに向けられた話"と捉えるのではなく、"自分自身のこと"であると知ることです。どんな時にも、自らの無限の可能性を信じ、"勇気の題目"を唱えるところから、私たちの「人間革命」の大いなる前進も始まります。
一人一人が尊い「宝塔」との確信で、友と励まし合いながら、希望の青春、負けない青春を歩んでいきましょう。

◇池田先生の指針から
一人の人間が「わが身」の真実の可能性を知った時に、一人の偉大な人間革命が始まります。自身の尊極にして偉大な可能性に目覚めた人は、他者の存在の尊さにも気づきます。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第10巻)
◇ ◆ ◇
妙法を持ち、信心に励む私たちの姿、振る舞いが、そのまま多宝如来としての行動となっていく。(中略)
悩んでいるなら、その姿のままで信心に励んでいけばいいのです。何があっても信心を貫き、断じて負けない生き方が、そのまま勝利の証であり、法華経の証明となるのです。(『調和と希望の仏法』)
◇ ◆ ◇
希望——それは、どこまでも「可能性を信じる意志」の異名です。この希望の最大の敵は、"どうせ自分なんて""自分は、こんなものだ"と「卑下する心」です。(中略)
信心とは、自分の可能性を信じ抜く戦いです。そして、題目は胸中の希望の力を強めてくれます。その挑戦の人が、幸福の宝塔、勝利の宝塔にならないわけがありません。(「未来ジャーナル」2019年8月号に掲載の「池田大作先生 誓いの明日へ——日蓮門下を語る」)

◇研さんのために
〇…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第10巻(聖教新聞社)
〇…『調和と希望の仏法』(同)

2021年1月14日木曜日

2021.01.14 わが友に贈る

「大悪をこれば
大善きたる」御書。
どんな困難があっても
変毒為薬できる仏法だ。
強き祈りから出発を!

太田左衛門尉御返事 P1015
『予が法門は四悉檀を心に懸けて申すならば強ちに成仏の理に違わざれば且らく世間普通の義を用ゆべきか』

【通解】
私の法門は四悉檀を心掛けて説くならば、成仏の理に大きく違わないのであれば、とりあえず、一般社会の道理を用いるべきである。

名字の言 膨大な日記を残した文豪トルストイ 2021年1月14日
日記帳の売り上げが伸びているという。コロナ禍が一因だそうだ。激変する社会の中で、自身を見つめ直した日々の軌跡を残したいということだろう▼文豪トルストイは、生涯にわたり膨大な日記を残したことで知られる。若き日には、作家として試行錯誤を繰り返した苦悩を赤裸々に記した。「書けず。すっかり萎えた拙い筆」「ほとんどひと月何も書かず」▼それでも「よかろうが、わるかろうが、つねに書かねばならぬ」とペンを執り続けた。そうすることで「仕事に慣れ、文体が出来てくる」からだ。反対に書いていないと心に迷いが生まれ、堕落してしまうと自戒した(中村融訳『トルストイ全集18 日記・書簡』河出書房新社)。池田先生は文豪の挑戦を通し、「ともかく『前へ』進むことである。そこに、『道』は開けていく」と訴えた▼御書には「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(1190ページ)と。人生も広布も一日一日が仏と魔との闘争。心に妥協や油断が生じた瞬間から、退歩が始まっている▼釈尊が弟子に託した遺言は「怠ることなく修行を完成なさい」(中村元訳『ブッダ最後の旅』岩波文庫)だった。どんな時も誓いの道を歩き続けよう。その人が、"黄金の自分史"をつづりゆく人である。(恭)

寸鉄 2021年1月14日
人類に尽くす若人を育てるのだ—恩師。青年よ大目的へ今日も確かな一歩
四国婦人部の日。民衆が築きし広布の城。試練の今こそ希望の連帯拡大!
「きわめて・まけじだまし(不負魂)の人」御書。不動の信心で活路を開け
資源なき日本は教育立国るべき—学者。聖業に挑む教育本部の使命深し
無症状でも誰もが感染の可能性。3密回避、マスク等、人にうつさぬ対策を

〈社説〉2021・1・14 あす「中等部結成記念日」
◇未来を生きる宝の友に伴走を
「"成人の日"の十五日は、各地とも晴天に恵まれ」——1965年1月15日に行われた中等部結成の集いを報じる本紙は、この書き出しから始まっている。
中等部が"産声"を上げた日が、当時の「成人の日」であったことに、感慨を深くする。結成から今日に至るまで、池田先生は一貫して「皆さんを"子ども"とは考えていません。日本の、世界の宝と思っています」と、中等部員に最大の尊敬を寄せてきたからである。
思想家ルソーは教育小説『エミール』の中で、10代の青春期を「第2の誕生」と呼んだ。母親の"産みの苦しみ"を伴って生を受ける瞬間が、「第1の誕生」だ。同書では第2の誕生の様子が次のように描かれる。「気分の変化、たびたびの興奮、たえまない精神の動揺が子どもをほとんど手におえなくする。まえには素直に従っていた人の声も子どもには聞こえなくなる。それは熱病にかかったライオンのようなものだ」(今野一雄訳)
いらだち、不安、葛藤——さながら、第2の誕生に伴う"陣痛のうめき"とも言えよう。自我に目覚めた子どもたちが発する"自分らしく生きたい"との心の叫びである。こうした時期を迎えるのは多くの場合、中学時代かもしれない。まして現代の中学生は、コロナ禍による環境の変化にもさらされている。その精神的な負担は推して知るべしだ。
しかし、ある調査によれば、中学生の5人に1人が「悩みを相談できる相手が誰もいない」と答えたという。
先の『エミール』の引用の続きには、「子どもは指導者をみとめず、指導されることを欲しなくなる」とある。彼ら・彼女らが求めているのは、同じ目線で共に悩み、祈り、一緒に歩み続けてくれる"伴走者"ではなかろうか。
ある男子部の友は、中学時代のいじめや不登校の経験を通し、未来部員の悩みに耳を傾けている。彼がいつも伝えるのは、池田先生が『希望対話』(普及版)で寄せた次の言葉だ。「勉強のことで悩み、友だちのことで悩み、親のことで悩み、将来のことで悩み……みなさんの話を聞いて、私は『みんな、何と真剣なのだろう!』と心から感動しました。真剣に生きている人だけが、真剣に悩む力をもっているからです。悩みがいっぱいあるということは、それだけ、心が大きく強く成長している証拠なのです」
人は、自分のありのままを受け入れてくれる存在を得た時に、「安心」する。自身の悩みに明日を開く意味があると感じた時に、「希望」が湧く。あす15日は56回目の"中等部の誕生日"——未来を生きる友に敬意を込めて、創価家族から"エールの花束"を贈りたい。

☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2021年1月9日
◇御文
『闇なれども灯入りぬれば明かなり』(四条金吾女房御書、1109ページ)

◇通解
闇であっても灯をともせば明るくなる。

◇教えて
苦難の時にも、希望をもって前へ進みたいです。

◇池田先生の指導
妙法を持ち、広宣流布に生きる皆さんは、全員が太陽です。清らかな妙法蓮華の当体です。これが「華陽」の生命なのです。
ですから、胸を張って自信満々と進むことです。わが生命を遠慮せずに輝かせていくことです。地味な仕事や陰の舞台でも構わない。自分の仏の生命が光っていれば、そこが本有常住の「寂光土」となります。(『御書と青年』)
◇ ◆ ◇ 
乱世を照らし、転換しゆく最強のエネルギーは何か。それは君たち若人の情熱である。
使命深き青春には、次々と試練の山が立ちはだかる。一つ一つに勇んで挑む若き不屈の情熱が、偉大な価値を創造していくのだ。(中略)
題目こそ、情熱の極致である。張りのある勤行・唱題で、大宇宙の究極のリズムに則り、生命力を満々と発揮していくのだ。
一日一日、挑戦である。地道な努力を続ける青年には、誰人も敵わない。信行学の基本を大切に、自分自身を大きく鍛え上げよう!(2016・7・20付、「創価新報」掲載の「勝利の人間学」)

☆創立100周年へ第1回本部幹部会 広宣流布大誓堂で開催
学会創立100周年へ出発する「第1回本部幹部会」が7日午後、「希望・勝利の年」の開幕を記念して、広宣流布大誓堂(東京・信濃町)の三代会長記念会議場で開催された。
池田大作先生はメッセージを贈り、日蓮仏法は全民衆の苦悩の闇を照らし晴らす、「世界平和」「永遠の幸福」の最極の哲理であると強調。誓願の国土の安穏と繁栄を祈り抜きながら、この十年を決しゆく勝負の一年、希望・勝利の「不二の旅」を共々に決意し合おうと呼び掛けた。
(全国配信は15日から24日〈配信の会場と時間等は各県・区で決定〉。同期間中、「モバイルSTB」「SOKAnet」でも視聴可能)

◇池田先生がメッセージ「希望・勝利の『不二の旅』を共々に
三代会長記念会議場に、映像を通して、音楽隊・創価ルネサンスバンガードの勇壮なファンファーレが鳴り響く。
いよいよ学会創立100周年への"勝負の十年"が開幕した!
本年は、日蓮大聖人の御聖誕800年。また初代会長・牧口常三郎先生の生誕150周年、戸田城聖先生の第2代会長就任70周年、池田先生の「大阪の戦い」「山口開拓指導」65周年。さらに、聖教新聞創刊70周年、壮年部結成55周年、婦人部・男子部・女子部結成70周年など、幾重にも意義深い節目を刻む。
池田先生はメッセージの中で、これからの十年は、地球の大難をも払い、「生命尊厳」「人間革命」を基軸とした「新たな人類文明」を建設しゆく大事な時であると言及。その勝利を決するのが本年であると強調した。
師への誓いを胸に、未来を見据えて「今なすべきこと」に全力を尽くす。新生の決意と不屈の挑戦に、広布と人生の栄冠は輝く。
その先頭に立つのが、創立100周年の主役である後継の青年だ。

◇未来部・青年部の代表が決意の書き初め
幹部会の冒頭、未来部・青年部の代表による、2030年への決意を記した"書き初め"の映像が映し出された。
「価値創造」としたためたのは、女子部の小松恵美さん。ファッションブランドの新作発表会「パリ・コレクション」にも出品する日本の洋服ブランドで、デザイナーとして奮闘。フランスでの"パリコレ"の舞台裏では通訳も務めた。
信心の原点は、高校時代のカナダ留学。周囲と自分を比べて落ち込んでいた時に読んだ小説『人間革命』『新・人間革命』だった。
「すべてのものには使命がある」——小説につづられた言葉に、小松さんは"どんなことがあっても一切を成長の糧にできる生き方を"と心に決めた。デザイナーを目指し始めたのもこの頃。1枚の布から多彩な洋服を生み出す仕事は、価値創造の哲学に通じると感じた。
「私の夢は、自身が立ち上げたブランドで"パリコレ"に出品すること。洋服を通して『創価』の哲学を世界に広げていきます!
男子部の東山亮さんは「弟子の道」の文字に決意を込めた。
昨年、大手銀行に就職。社会人1年目の緊張や重圧に加え、コロナ禍によって環境は変化の連続だった。
その中で、男子部大学校生として、先輩と共に池田先生の指導や小説『新・人間革命』を研さん。「信頼とは、日々の誠実な行動の積み重ねによって、獲得される」との言葉に心打たれた。以来、山本伸一の振る舞いに自身も挑戦。職場でのあいさつや、どんな仕事も積極的に引き受ける姿勢で周囲からの信頼を得た。
発展途上国のインフラ整備に携わり、貧困にあえぐ人々を救いたいと語る東山さん。「弟子の実践を貫き、必ず社会で勝利の実証を示します!」

◇人間革命の新たな文明建設を!
幹部会は、広宣流布大誓堂の三代会長記念会議場で、参加者のない形で行われた。
田代副会長(創価大学理事長)が、箱根駅伝で大躍進した創大駅伝部への応援に感謝を述べた。次いで、韓国SGIの田正美女子部長がコロナ禍の中で同志の絆を強めた活動体験を語る映像が流された。
特別企画「サンライズステージ」では、昨年12月に収録された、創価ルネサンスバンガードのファンファーレと圧巻の演技・演奏が披露された。
続いて、池田主任副会長が池田先生のメッセージを紹介した。
志賀青年部長は、師匠の誓願を受け継ぐ"「新・人間革命」世代"が挑む、友情と信頼の対話拡大が、創価の勝利を開き、社会の希望になると力説。
永石婦人部長は、自身の一念の変革から希望と勝利は生まれると述べ、「人間革命」即「立正安国」を目指し、朗らかに前進をと呼び掛けた。
原田会長は、冒頭、コロナ禍でさまざまな制約がある中で、懸命に奮闘する同志に心から感謝した。そして、試練に直面する今こそ、"希望の源泉""勝利への羅針盤"である池田先生の指導を身読していく挑戦に、変毒為薬への転換点があると強調。いかなる状況にあっても、心は一歩も退くことなく、人生と広布の勝利の一年にしていこうと訴えた。

※本部幹部会の「モバイルSTB」での配信は、15日午前0時から(インターネットを通してダウンロードが必要)。「SOKAnet」での配信は、同日午後4時からとなります。

2021年1月13日水曜日

2021.01.13 わが友に贈る

自らが一人立つ!
一人を励ます!
そこから共戦の同志も
「二人・三人・百人と」。
これが地涌の義なり!

顕仏未来記 P509
『願くは我を損ずる国主等をば最初に之を導かん』

【通解】
願わくは私を損ずる国主等を最初に成仏の道へ導いてあげたいものです。

名字の言 ロシアの詩人・プーシキン「太陽万歳 闇はかくれよ!」 2021年1月13日
「希望を持ちましょう、——希望を持つことはつねによいことなのです」(池田健太郎訳)。ロシアの詩人・プーシキンの言葉だ。彼が書簡にこう記した時、ロシアはコレラが大流行していた。その中で1831年の新年を迎えた▼1950年(昭和25年)、深刻な不況の打撃を受け、戸田先生の事業が破綻。学会の理事長の職を辞した。池田先生は、給料の遅配が続き、冬にオーバーさえ購入することができなかったが、恩師を支え続けた▼翌51年(同26年)1月6日、池田先生は日記につづった。「激越の、年も刻々と明けて来た。いかなる苦悩にも打ち勝ちて、男らしく、青年らしく、若人らしく、本年も戦いきろう。学会も、会社も、黎明の年であれ」。先生の激闘は、恩師の第2代会長就任への道を開いた▼コロナ禍のまま明けた本年は昨年に続き、変化の連続の一年となろう。社会に閉塞感が漂う時、人は希望を求める。だが、確たる希望は、他から与えられるものではない。自らつくり出すものだ。どんな状況をも勝ち越える力が人間にはある▼プーシキンは詠った。「太陽万歳 闇はかくれよ!」(金子幸彦訳)。闇が深いほど、暁は近いという。苦悩する友の心の闇を破り、希望を届ける存在として、一人一人が輝きたい。(嶺)

寸鉄 2021年1月13日
「学会には信心がある」戸田先生。この大確信が我らの原点。強き祈りで
逆境を経験して絆は固く—孔明。電話等でも真心は伝わる。支え合い前進
創価大学の一般入試出願の締め切り迫る。英才よ来れ!人間教育の殿堂に
110番通報、緊急性なしが2割と。照会・相談等なら「#9110」。使い分け
スマホの見過ぎで若者の目のトラブル増と。健康は宝。生活にメリハリを

☆御書の旭光を 第1回 地球を照らす希望はここに!
<御文>
『「我が滅度の後・後の五百歳の中に閻浮提に広宣流布せん」等云云、仏滅後の多怨は後五百歳に妙法蓮華経の流布せん時と見えて候』(呵責謗法滅罪抄、1130ページ)

<通解>
(法華経薬王品には)「わが滅度の後、後の五百歳のうちに閻浮提に広宣流布するであろう」等と述べられている。(今は)仏滅後で怨嫉が多いので、"後の五百歳に妙法蓮華経が流布する時"であると見える。

<池田先生が贈る指針>
妙法は、末法万年にわたり民衆の苦悩を打開する法理だ。時代の闇が深いほど、太陽の仏法の慈悲と智慧が光る。
地涌の生命という普遍の大地に立ち、差異を超えて尊敬し合い、苦難に挑む地球民族の連帯に、人類の希望がある。
さあ世界広布の誓願を胸に、御書と共に元初の旭光で我らの地球を照らしゆこう!

☆箱根駅伝 創価大学の歴史的快挙の舞台裏——大躍進を支えたサポートメンバーのドラマ
第97回箱根駅伝で初の往路優勝、総合2位に輝いた創価大学。歴史的快挙の舞台裏には、幾つもの苦闘と挑戦のドラマがあった。

鈴木大海選手(4年)は、一昨年、関東学生連合チームとして3区を、昨年は創大で8区を力走し、今大会もチームの主力として活躍が期待されていた。
だが、大会直前の練習中、足にけがを負ってしまう。悩みに悩んだ末、エントリーメンバー発表の数日前、榎木監督に「チームのために自分を外してください」と伝えた。彼の努力を間近で見てきた監督には、その葛藤が痛いほど分かった。
メンバー発表の日、鈴木選手の名前は呼ばれなかった。言い知れぬ悔しさが募ったが、気持ちを切り替え、チームのサポートに徹することを決意した。
そう思えたのは、2度の箱根を経験したことで、サポートメンバーの存在の大きさを誰よりも理解していたからだ。"創大史上最強のサポートメンバーになる"——そう決めた彼は、選手の目線でエントリーメンバーにアドバイスを送り続けた。
大会では1区で福田選手の付き添い役を、7区で原富選手の給水役を担った。共に4年間、切磋琢磨してきた仲間。私生活でも多くの時間を一緒に過ごしたという福田選手は「スタート前、『いつも通り楽しめ』と声を掛けられたことで、気が楽になりました」と振り返る。
「向上心を持つことを学び、周囲のために尽くせる自分に成長できました。この経験を生かし、これからも頑張りたい」と鈴木選手。今後も競技者として陸上を続けていく。

飯嶌友哉選手(4年)にとって、この4年間は苦難の連続だった。
箱根路を走りたいとの一心で創大に入学したが、けがが続き、2年近く、満足に走れなかった。なかなか力が発揮できない中でも、榎木監督は「走ることができれば強い選手だ」と期待をかけてくれた。
昨年の夏合宿では、けがを乗り越え、大きな成長を実感。悲願の箱根路へさらなる練習に励んだ。
しかし、10月にアキレス腱を負傷し、医師から「箱根は諦めなければいけない」と告げられる。目の前が真っ暗になり、悔し涙に暮れた。
そんな中、チームメートや家族が励まし続けてくれ、"最後までサポートメンバーとして、一緒に走り抜こう"と心に誓った。
12月中旬、エントリーメンバーのみで行った直前の合宿。監督たちからの指名で、選外だった4年生のうち、飯嶌選手を含めた数人がサポートとして呼ばれた。「驚きと同時に、一緒に戦えるうれしさでいっぱいになりました」
大会中は、各中継所に選手の荷物などを運び、世話をする「競技者係」を任され、全区間を回った。「自信を持って走るんだ!」との思いを伝え、仲間を鼓舞し続けた。
競技者としては思うような結果が残せなかったものの、諦めずにやり抜いたからこそ、人間力が磨かれたと実感する飯嶌選手。卒業後は民間企業に就職し、新たな道を走りだす。「創大駅伝部で培った不屈の心で、社会でも困難に負けずに進んでいきます!」
「大波乱!!」「下克上」「ビックリ大躍進」「箱根新時代」——各スポーツ紙が驚きをもって報じた今回の"創価旋風"。その原動力はチーム一丸でつないだ"心のタスキリレー"だった。

2021年1月12日火曜日

2021.01.12 わが友に贈る

尊き配達員の皆様の
厳寒の中の奮闘に感謝!
積雪や路面凍結に注意し
無理せず安全第一で!
健康・無事故を祈ります。

如説修行抄 P504
『誰人にても坐せ諸経は無得道堕地獄の根源法華経独り成仏の法なりと音も惜まずよばはり給いて諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ三類の強敵来らん事疑い無し』

【通解】
だれ人であれ、諸経は成仏できない教えであり、人を地獄へ落す根源であり、ただ法華経だけが 成仏の教えである、と声を惜しまず叫んで、諸宗の人々とその邪法を折伏してごらんなさい。 三類の強敵が競い起こってくることは間違いない。

名字の言 「引き算の縁」から「足し算の縁」へ 2021年1月12日
フリーアナウンサーの笠井信輔さんは一昨年の冬、悪性リンパ腫に。昨年6月に完全寛解となるまで、先の見えない不安な心を支えたのが、本年3月で10年となる東日本大震災の取材で得た経験だった▼当初、被災者の多くは"あの人が亡くなった"と失った縁を語っていた。だがある時から"避難所であの人に会えた"と、足し算の縁を語る人が増えていった。氏は「苦境に立たされた時に『引き算の縁』から『足し算の縁』へのスイッチの切り替えをうまくできる人は困難を乗り越えることができる」と感じ、それが闘病の支えになったという(『生きる力』KADOKAWA)▼良き縁は、自身の成長の糧となり、苦境にあっては生きる勇気を呼び覚ます力となる。日蓮大聖人は「三因仏性は有りと雖も善知識の縁に値わざれば悟らず知らず顕れず」(御書574ページ)と仰せだ。私たちの生命に内在する仏性は、「善知識の縁」に触れることで現れる▼善き友と励まし合って進む人生に行き詰まりはない。自らが友の「善縁」となる。病など自分を苦しめる一切を、「善知識」へと変えていく。ここに、仏法者の生き方がある▼広宣流布の運動は、一人一人との縁を強く、深くすること。きょうも工夫して、善縁を広げる挑戦を重ねたい。(銘)

寸鉄 2021年1月12日
大局観を見失ってはならない—牧口先生。広布の為に今できる事を着実に
神奈川・湘南総県の日。立正安国こそ我らの使命希望と正義の哲理を語れ
目標を公言すれば達成しやすく—研究。今日の挑戦を明確に。日々発心を
街の書店が好調、コロナ禍で消費者が回帰と。良書は心の健康保つ"滋養"
商品届かない等、ネット通販のトラブル増。電話相談188も活用し撃退

☆第1回本部幹部会への池田先生のメッセージ
世界広布の久遠の使命を胸に
さあ出発! 「一年で百年分の歴史を」

一、「青年」こそ「希望」の異名です。
いかなる試練の挑戦があろうとも、青年がたくましく応戦し、成長してくれるならば、無限の希望が生まれ広がるからです。
新たな一年、我ら創価の大地には、いやまして凜々しく「青年」即「希望」の価値創造の連帯が躍動しています。
一、日蓮大聖人は、父君・母君のことを偲ばれつつ、法華経神力品の一節を引いておられます。
「太陽と月の光明が諸々の闇を除くことができるように、妙法を受持し弘通する地涌の菩薩は、世間の中で行動して、衆生の闇を滅することができる」(御書903ページ、趣意)と。
民衆仏法の御本仏であられる大聖人は、末法濁悪の闇が最も深い時をあえて選ばれ、「民が子」として「民の家」に誕生されました。
そして泥沼の如き現実社会に飛び込み、全民衆の苦悩を万年先、いな、尽未来際まで照らし晴らす「太陽の仏法」を説き顕してくださったのです。

◇太陽の仏法の大光赫々と 苦悩の民衆を照らせ!
一、この「太陽の仏法」の赫々たる陽光を、二度の世界大戦という前代未聞の大闘諍に喘ぐ20世紀の闇に、黎明の如く決然と放っていかれたのが、牧口先生と戸田先生であります。
創価の師弟は、「十界互具」「一念三千」という、人生観、社会観、生命観、宇宙観まで明かした最極の哲理を掲げて、一人一人の胸奥から元初の希望・勝利の太陽を昇らせていきました。
この人間革命と宿命転換の蘇生のドラマは、今や全地球で「月月・日日に」(同1190ページ)、強く生き生きと繰り広げられているのであります。

◇「地涌の菩薩」の勇気と智慧を
一、今年は、大聖人の御聖誕800年——。
私たちは不思議にも、「今この時」を選んで共に生まれ合わせ、「世界広宣流布」の戦いを起こしております。
久遠からのこの宿縁と使命を自覚するならば、何ものにも負けぬ偉大なる「地涌の菩薩」の勇気と智慧と慈悲が、一人一人に滾々と涌現しないわけがありません。
日蓮仏法は、「世界平和」と「永遠の幸福」という、全人類が力を合わせて目指すべき境涯の最高峰を照らし出し、そこへ至る道筋まで明確に示しております。
「衆生の闇」は、ますます深い。
だからこそ、私たちは「立正安国」「立正安世界」の信念の行動を貫きながら、地域へ社会へ未来へ「太陽の仏法」の大光を、いよいよ、たゆまず明るく温かく、そして普く惜しみなく贈っていこうではありませんか!

◇誓願の国土の安穏を勝ち開け
一、60年前、第3代会長として最初に迎えた元日、私は学会常住の「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の御本尊の御前にて、宣言しました。
「力の限り、戦いましょう! 私は、この一年で百年分の歴史をつくります」と。
そして年頭より関西を経由して九州へ入り、さらに東京・関東各地の支部結成を行って、初のアジア訪問へと出発しました。
日本全国を駆け巡り、ヨーロッパを初訪問したのも、この年の秋です。
「一年で百年分の歴史を」と誓った私の先駆の行動は、題目を唱え抜き、心で戸田先生と常に対話しながらの「不二の旅」でした。
御聖訓には、「よき師匠と、よき弟子と、よき法と、この三つが寄り合って祈りを成就し、国土の大難をも払うことができるのである」(同550ページ、趣意)とあります。
「師弟不二」にして「異体同心」なれば、力が湧きます。友が広がります。諸天も動き、勝利の道が開かれます。
あらゆる祈りを成就し、誓願の国土の安穏と繁栄を勝ち開いていくことができるのです。
一、これからの十年は、まさに地球の大難をも払い、「生命尊厳」そして「人間革命」を基軸とした「新たな人類文明」を建設しゆく大事な大事な時であります。
この十年を決しゆく勝負の一年、希望・勝利の「不二の旅」を共々に朗らかに決意し合って、私の年頭のメッセージとします。

2021年1月11日月曜日

2021.01.11 わが友に贈る

◇今週のことば
「冬は必ず春となる」
励ましの陽光を
同志に友人に届けよう!
忍耐の大地には
友情と信頼の花が。
2021年1月11日

佐渡御書 P959
『今謗法の酔さめて見れば酒に酔る者父母を打て悦しが酔さめて後歎しが如し歎けども甲斐なし此罪消がたし、何に況や過去の謗法の心中にそみけんをや』

【通解】
いま、正法誹謗の酔いがさめてみると、あたかも酒に酔った子が父母を打って喜んでいたのが、酒の酔いからさめてその行為を嘆いているようなものである。だが嘆いても意味がない。この謗法の罪は消えがたいのである。まして、久遠の昔から心中深く染まった謗法の罪はなおさらである。

名字の言 漢字文化研究の白川静氏が最も好んだ「遊」の字 2021年1月11日
小学校時代の楽しい思い出に「中休み」がある。授業の合間に設けられた20分の休み時間だ▼チャイムが鳴ると、校庭に勢いよく飛び出した。ドッジボール、サッカー、鬼ごっこ、大縄跳び……よくもあそこまで全力で遊んだものである。休み時間といっても、むしろ体を動かす時間であり、「遊び時間」と呼ぶ方がぴったりだ▼「遊」は、漢字文化研究の大家・白川静氏が最も好んだ一字だった。人間が遊ぶ印象の強い字だが、氏によれば、神の「出遊」に用いられていた字だという。本来動かざるものが動くという、厳かな意義だ。「遊は絶対の自由と、ゆたかな創造の世界である」と(『文字逍遥』平凡社)▼法華経には「遊」の字が数多く見られる。「遊行するに畏れ無きこと師子王の如く」「宝車に乗って四方に遊び」等々。「師子遊戯世菩薩」もいれば、「如来の神通遊戯」も説かれる。そして寿量品には「衆生所遊楽」と。人は、遊び楽しむためにこの世に生まれた。池田先生は言う。「どんな状況にあっても、"楽しみ"をつくっていける——その人こそ、幸福である。そうなるための信仰なのである」▼心は自由。祈りも自在だ。生命力が強ければ、苦難の環境も「遊楽」の舞台となる。価値創造の毎日を楽しく、たくましく!(之)

寸鉄 2021年1月11日
学会員は会長と共に進める事に誇りを持つべき—識者。共戦の道、悔いなく
「成人の日」おめでとう!創立100周年の主役は君。山本伸一の如く歴史開け
危難が優れた魂をつくる—文豪。"あの時があったから"と言える前進を今
テレワークで孤立や不安感じる人が増加と。求められる絆。地道に声掛け
偽報道を信じた—75%。巧妙故に拡散前に情報源認。悪意に加担するな

☆きょう「成人の日」 池田先生がメッセージ
一歩一歩進もう! 世界平和の大理想へ
わが新成人の皆さん、新たな門出、本当におめでとう!
21世紀の夜明けとともに、この地球に躍り出てきた皆さんこそ、人類の試練の闇を照らし晴らしゆく「希望・勝利」の太陽です。
使命が深いゆえに、今、学業や仕事、生活や就職などの苦労も、さぞかし多いことでしょう。
しかし、勝つために生まれてきた「地涌の菩薩」の皆さんです。私は、一人一人に届けと強盛に題目を送り、「断じて負けるな!」とエールを送っております。
日蓮大聖人は、厳然と仰せになられました。
「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書1190ページ)と。
どうか、若くして世界第一の希望と勇気の大哲学を持った皆さんは、「苦楽ともに思い合せて」(同1143ページ)題目を唱え、「師子王の心」を取り出して、どんな苦難にも負けない、価値創造の青春を飾っていってください。
そして、「広宣流布」即「世界平和」という最も偉大な理想を掲げて、良き友と励まし、切磋琢磨し合いながら、「生命尊厳の世紀」を創り開きゆく、誓いの力走を貫いていただきたいのであります。
結びに、今年、生誕満150年を迎える、創価の父・牧口先生の言葉を贈ります。
「地上を踏み占めて、一歩一歩進め」と。
ご家族の皆さま方にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
愛する宝の皆さんに——
健康と安穏あれ!
成長と勝利あれ!

☆2030年へ 後継の正義の走者に贈る
Toward 2030 To My Young Successors, the Torchbearers of Justice

◇未来を照らす「希望の太陽」たれ
Be Suns of Hope Illuminating the Future

「希望・勝利の年」の開幕です。
御書には「太陽がひとたび東の空に昇れば、世界の空は全て明るくなる。太陽が大いなる光を備えているからである」(※)と。
時代も社会も不安の闇が深まる今、どんな困難にも負けない希望の光は、どこにあるのか。それは、皆さん自身の生命の中にあります。題目を唱えるたびに、勇気の太陽が皆さんの胸中に赫々と昇りゆくのです。
曇りの日も雪の日も、太陽は自らを燃焼させ、光を放ちます。同じように心が悩みの雲に覆われ、苦難の吹雪に見舞われても、自分らしく、ありのままに輝いていけばよいのです。負けじ魂の太陽は、大変であればあるほど輝きを増して、周囲も明るく温かく照らし晴らせるのです。
さあ、新春の旭日とともに、勢いよく勝利の未来へ出発だ! 「希望は我にあり!」と。
※御書883ページにある一節の現代語訳(趣意)です

☆池田大作先生の2030年へ 希望の王子・王女に贈る
◇伸びゆく喜びと誇りを胸に!
「希望・勝利の年」、おめでとう!
みんなの笑顔こそ「希望」であり、みんなの成長こそが「勝利」です。
地球も、太陽を中心に新しい一年の回転を始めました。みんなも「これをやろう」「こうなりたい」など具体的な目標を決めて、前進していこう!
ぐんぐんと伸びていくことは、楽しく誇らしい。あきらめそうになっても、題目を唱えると、大宇宙を動かす力と同じ力が自分の生命にみなぎり、「必ずできる」と勇気がわいてきます。
「僕は勝った!」「私もできた!」と、希望そして勝利の一年であれ!

2021年1月10日日曜日

2021.01.10 わが友に贈る

"できないこと"より
"できること"を見つけ
前向きに行動しよう!
生命力を湧き出して
日々 勇気の挑戦を!

太田左衛門尉御返事 P1015
『結句は身命よりも此の経を大事と思食す事不思議が中の不思議なり』

【通解】
結局は身命よりもこの法華経を大事と思われるようになったことは不思議が中の不思議である。

名字の言 沖縄で初公開となったモネの「睡蓮」 2021年1月10日
沖縄で開催中の「名画を読み解く——珠玉の東京富士美術館コレクション」展が好評を博している。展示作品のうち、モネの「睡蓮」は沖縄では初公開だ▼モネが印象派の象徴である「睡蓮」の連作に、本格的に着手したのは60歳目前。フランスの自宅で庭の池に浮かぶ花を描き続けた。86歳で世を去るまでに制作した「睡蓮」は300点以上。天候や時間帯によって千変万化する"一瞬の美"を捉えた作品は、どれ一つとして今も色あせない▼官展への入選と落選を繰り返した青春時代、モネは芸術仲間への手紙につづっている。「たいていの人は、だいたいのところで満足してしまっているのではないかと思う。でもね君、僕は闘いたい」「発見に至るには、しつこい観察と省察しかないのだから」(シルヴィ・パタン著『モネ——印象派の誕生』創元社)▼何事であれ"もうこれでいい"と現状に甘んじてしまえば、自身の成長の可能性を狭めてしまう。反対に、何歳になっても挑戦の歩みを止めなければ、生き生きと自分らしく輝いていける▼睡蓮の花言葉の一つは「純粋な心」。日々、自分の使命を見つめ、果たし抜く挑戦を貫く中で、生命を清らかに高めていきたい。「今この瞬間」「今いる場所」を大切に、清新な息吹で進もう。(踊)

寸鉄 2021年1月10日
御書「よからんは不思議わるからんは一定」。覚悟定めた祈りに栄光は必ず
秋田・師弟原点の日。試練の時こそ社会に希望を!誇り高き共戦の魂は赤々
会員に信心して良かったとの喜びを—恩師。幹部はこまやかな激励を更に
自己成長は人生の充実感得る要件—心理学。清新な決意で新しい事に挑戦
雪下ろしの事故に注意。一人では作業せず周囲と協力。命綱の使用忘れず

〈社説〉 2021・1・10 あす「成人の日」
◇失敗も宝に 無限の希望を力に
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、8日から東京・千葉・埼玉・神奈川に緊急事態宣言が再発令された。例年、「成人の日」(今年は明11日)を中心に成人式が開催されるが、今年は中止を余儀なくされた地域も多い。身近な家族らと祝いつつ、思いを伝え合う機会としたい。
年頭の箱根駅伝での"創価旋風"は記憶に新しいが、"箱根駅伝の生みの親"金栗四三は、今年8月で生誕130年。彼がマラソンで日本初の五輪出場の資格をつかんだのは20歳の時だった。
翌1912年のストックホルム五輪はレース半ばで気を失い倒れた。直後の日記には「雨降って地固まるの日を待つのみ。人笑わば笑え」と悔しさがにじむ。だが金栗はこの時、練習法を立て直すことで日本人も世界と渡り合えることをつかんでいた(佐山和夫著『金栗四三』潮出版社)。
敗北の事実は消せないが、その意味を変えていくことはできる。後に「日本マラソンの父」と称される金栗にとって、この屈辱の経験は成功よりも価値ある"宝"となったに違いない。
今年10月で没後10年となる"IT界の革命児"スティーブ・ジョブズがアップル社を創業したのも、20歳から21歳にかけての頃だ。
彼もまた失敗を財産にした人。自身が大企業に育てたアップル社から30歳で見限られ、失意の底に沈んだのだ。その後、50歳になった彼は、会社を追われたことを「人生最良の出来事」と振り返った。"再び挑戦者となることで身軽になり、最も創造的な時期に入ることができた"と。実際、不遇の時代に手掛けた独創性あふれる仕事は、アップル社復帰後の成功の礎となった。
再起を諦めなかったのは「自分がしてきた仕事を愛していたから」とジョブズ。思えば、金栗が女性のスポーツの裾野を広げるなど、生涯、スポーツの喜びを人々に伝え続けた原動力も、マラソンへの愛、走ることへの愛だったのだろう。
今、夢がある人は失敗を恐れず挑戦してほしい。好きなことを探すさなかの人は、その歩みを止めないことだ。日々を大切に、眼前の一つ一つの課題に真剣に取り組む中で必ず見つかると信じて。
かつて池田先生は、若き後継の友に、未来への夢、そして希望こそが人生の道を開くカギであることを力説した。「『夢こそ力』です。『希望こそ力』です。人間は『絶対に、これだけはやりとげるんだ』と固く固く決意したら、たいていのことはできるものなんです」と。
人は、だれもが希望という宝を持っている。それを無限に引き出すのが信心だ。危機の時代にあっても、新成人の皆さんが、不屈の信心を胸に使命の航路を進みゆくことを念願してやまない。

☆1月度座談会拝読御書 四条金吾殿御返事(梵音声御書)
◇拝読御文
『此の法華経の一字の功徳は釈迦・多宝・十方の諸仏の御功徳を一字におさめ給う、たとへば如意宝珠の如し一珠も百珠も同じき事なり一珠も無量の宝を雨す百珠も又無尽の宝あり』(御書全集1121ページ14行目〜16行目、編年体御書510ページ7行目〜9行目)

[池田先生の指針から] 妙法に行き詰まりはない
(日蓮)大聖人は、「此の法華経の一字の功徳は釈迦・多宝・十方の諸仏の御功徳を一字におさめ給う」と明かされています。
なぜなら釈尊も多宝仏も三世十方の諸仏も、真実の法である法華経を行じて成道したのであり、南無妙法蓮華経の妙法こそ諸仏を成仏させゆく根源の法だからです。
この広大無辺な妙法の功徳を大聖人は「如意宝珠」に譬えられています。如意宝珠とは、無量の宝を意のままに取り出すことができる珠のことです。
この珠は、一珠であっても、百珠であっても、同じく無量・無尽の宝が得られると述べられています。
また別の譬えとして、百草をすって作った薬は、一丸であっても、病気を治せること、さらに大海の一滴であっても、あらゆる川の水を含んでいることを通して、妙法の功徳の大きさを示されています。
この「如意宝珠」について、かつて戸田先生が語ってくださった指導が忘れられません。
それは昭和30年(1955年)7月の杉並支部総会でのことです。
先生はまず、「如意宝珠とは、心のままに宝を出す珠のことをいうのです。家がほしいと思えば家ができ、金がほしいと思えば金ができ、なにひとつとして心のままにならぬものはないという珠を、無上宝珠というのです」と、私たちに分かりやすく教えてくださいました。必要な時に、広宣流布に必要なものは必ず実現します。
そして凜然と語られました。
「御本尊様は、しからば、なにごとを求めても得られるか。はっきりと私は申しあげます。いかなる願いも、かなわないことはないのです」
叶わない願いなど断じてない!——恩師の烈々たる宣言でした。
私たちも、この大確信で心して進んでまいりたい。
妙法を信じ抜き、題目を唱え抜き、果敢に実践し抜いていく限り、絶対に行き詰まりはありません。
信心があれば、私たちの胸中に如意宝珠の御本尊が厳然と輝きわたっているからです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第15巻)

◇真剣な唱題で人生を朗らかに
[キーワード1] 衆生を救う仏の声
拝読御文の直前で日蓮大聖人は、釈尊が説いた八万法蔵といわれる膨大な教えは全て真実であり、中でも法華経が最高の経典なので、疑うべきではないと教えられています。
それは、法華経が真実であることを、見宝塔品で多宝如来が証明(保証)を加え、如来神力品で諸仏が舌を梵天に付けて証明しているからであると仰せです。
釈尊、多宝如来、三世十方の諸仏も、真実の法である法華経を行じて成仏しました。
ゆえに拝読御文では、法華経の「一字」には無量の功徳が具わっている、と述べています。
つまり、法華経の肝心である「南無妙法蓮華経」を唱える中に、無量の功徳が納まっているのです。
大聖人は、別の御書で「滅せる梵音声かへって形をあらはして文字と成って衆生を利益するなり」(469ページ)と仰せです。仏が亡くなっても、"衆生を救おう"との慈悲の肉声が、そのまま形となって留められたのが経文の文字です。
「梵音声」とは、仏が具える三十二の勝れた身体的特質の一つで、本抄の拝読範囲後段に、三十二相の中で「第一の相」と示されています。
万人の成仏を願って発せられる「声」こそが梵音声です。「声仏事を為す」(御書708ページ)と説かれるように、声の力で仏の仕事ができるのです。
温かな声、確信の声、生命力あふれる声——友の心を包み、奮い立たせる"励ましの声"を響かせる中で、妙法の功徳は増してゆくのです。

[キーワード2] 御本尊の功徳は絶大
法華経方便品には、「諸仏の智慧は甚深無量なり。其の智慧の門は難解難入なり」(法華経106ページ)とあります。
この仏の難解で深遠な智慧は、日蓮大聖人が覚知された「南無妙法蓮華経」の一法に納まっています。
本抄では、この妙法の功徳の偉大さを、「如意宝珠」に譬えられています。
「如意」——自らの意のままに、自身が願った通りに、「無量(量ることができない)の宝」を取り出すことができる珠です。
偉大な功力のある妙法に巡り合い、題目を唱えられること自体が素晴らしいことなのです。
しかし、宝珠を持っていても、現実に宝を取り出せなければ意味をなしません。
私たちにとって、御本尊の絶大な功力を引き出す要諦は、南無妙法蓮華経の唱題行であり、「強き信心」です。
池田先生は次のように語っています。
「『本当にすごい仏法だ』と感じれば、祈りに感謝が生まれます。『叶わないわけがない』と腹が決まれば、祈りは歓喜に包まれます」
不信や迷い、臆病の心を打ち破る実践こそ、唱題行です。題目に徹した人は、自身の生活の上に仏の生命を自在に発揮し、行き詰まりのない境涯を悠々と開いていくことができます。
真剣な題目を唱え抜き、価値創造の人生を朗らかに歩んでいきましょう。

2021年1月9日土曜日

2021.01.09 わが友に贈る

大切な新成人の友よ!
"これだけは負けない"
といえる一剣を磨こう。
新生の時代を担う
大樹と育ちゆけ!

上野殿御返事 P1544
『今の時法華経を信ずる人あり或は火のごとく信ずる人もあり或は水のごとく信ずる人もあり、聴聞する時はもへたつばかりをもへどもとをざかりぬればすつる心あり、水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり』

【通解】
今の時代に、法華経を信ずる人がいる。あるいは火の燃えるように信ずる人もあり、あるいは水が流れるように信ずる人もいる。教えを聴いた時は燃え立つばかりに思うが、遠ざかると、信心を捨てる心が起きてしまう。水のように信ずるとは、常に後退することなく信ずることをいう。

名字の言 「30年」——「世」の字義から考える 2021年1月9日
「世」という文字は、「30年」という時の長さや流れを指す意味も持つ。漢字の成り立ちが「十」を三つ並べた「丗」から来ていることからも理解できる▼「一世代」といった場合も約30年を意味する。"一世一代"で終わってしまう事業に永続性はない。偉業は、発展の節を刻みながら、世代から次の世代へ受け継がれてこそ、深遠な価値が広がっていくもの▼広布史も同様である。1930年、学会が誕生。その30年後、池田先生が第3代会長に就任し、恩師の遺志を継いで広布の構想を次々と実現していく。さらに30年後の創立60周年を勝ち開いた際、先生は語った。「1960年以来、約30年で、大聖人の御遺命である世界広宣流布の基盤をつくることができた」と。そして次代の広布を青年に託した▼第2次宗門事件が勃発したのも同時期だった。しかし、創価の同志は師と共に前進し、創立90周年を荘厳。そして今、新たな30年が開幕した。出発を期す今月の本部幹部会を「第1回」とする意義は大きい▼論語に「王者があるとするならば、きっと30年にしてあまねく人の道を守る社会となるであろう」とある。混沌とし、社会の確かな未来が見えない現代。真の人間主義の世界を築く"王者"の出現を、時代は渇望している。(城)

寸鉄 2021年1月9日
「結句は勝負を決せざらん」御書。困難に挑みゆく時こそ誓願の祈りで前へ
東京・目黒師弟正義の日。一人への励ましが壁破る力。真心の声掛け今日も
改めて感染予防、再確認。マスクの着用・3密回避・手洗い・換気。皆で実践
空気が乾燥、火災に呉々も注意。百千万億倍の用心で火の元確認がっちり
各地で大雪。無冠の友よ断じて無事故最優先で。いつも本当にありがとう

☆方面長会議での原田会長の指導 2021年1月7日
◇「立正安国」へ強き信心で出発 励まし拡大へ自ら波を起こそう
一、「希望・勝利の年」の開幕に当たり、創価大学駅伝部が箱根駅伝で見事、往路優勝、そして総合2位という快挙を成し遂げました。大変におめでとうございます!
私たちも創大生の力走に負けず、勇躍の出発を切っていきたいと思います。

一、昨年末の財務につきましては、皆さまの強き祈りと、温かな、また、こまやかな励ましにより、一切無事故で終了することができました。本当にありがとうございました。
コロナ禍にあって、厳しい経済状況が続く中、多くの同志が「創立90周年を飾り、池田先生の会長就任60周年の佳節をお祝いしたい」との気持ちで取り組んでくださいました。
改めて厚く御礼を申し上げます。
仏意仏勅の創価学会を守り、世界広布を支える広布部員の皆さまに福徳は無量です。まして、大変な経済状況の中、宿命転換を懸けて取り組んでくださった赤誠が、大きな功徳となって花開くことは間違いありません。
今後、受領証の配布も行われます。真心を込めて、丁寧にお渡ししていきたいと思います。

◇感染防止の再徹底を
一、創価大学駅伝部の快走に沸いた新年でありましたが、一方で、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で迎えた新年でもありました。年末年始の休みも返上し、国民の命を守る聖業に当たってくださっている医療従事者の皆さま、エッセンシャルワーカー(社会の維持に不可欠な仕事の従事者)の皆さまに、心からの御礼と感謝を申し上げます。
昨年末の青年部と医学者による会議でも、「医療現場を守るためにも、私たちにできることは、こうした医療従事者の置かれた状況を想像しながら、基本的な感染防止対策に努めること」と語り合われました。
私たちは改めて「マスクの着用」「身体的距離の確保」「手洗いの励行」「小まめな換気」、さらには「皆で集っての勤行・唱題はしない、学会歌は歌わない」「訪問・激励の際に飲食しない」などを確認・徹底したい。
その上で、首都圏の1都3県には7日にも緊急事態宣言の発令が決定される、と報道されています。宣言に伴う活動様式については該当の方面・県の皆さまと協議し、よく連携を取りながら進めていきたい。それ以外の方面・県については、感染防止に十分注意を払いながら、これまで通り諸活動を進めていきます。
信心の眼で見れば、日蓮大聖人は大疫病をはじめ大地震・大飢饉と、社会を覆う惨状に心を痛められ、「立正安国論」を御執筆されました。そしてコロナ禍にあって池田先生は、私たちの目指すべき指標を「立正安世界」と呼び掛けられ、昨年末の各部代表者会議でも、戸田先生の"全人類を幸福にしていかなくてはならない。そのために命をなげうとうと思うと、力が出る。元気になる。怖いものなど、何もなくなるんだよ"との言葉を紹介され、「これが、我ら創価の師弟の魂である」と教えてくださいました。
創立100周年へ人類の宿命転換を成し遂げる「勝負の10年」、その初陣となる本年です。私たちは、困難に立ち向かう今だからこそ、「結句は勝負を決せざらん外は此の災難止み難かるべし」(御書998ページ)の御金言を生命に刻み、「立正安国」「立正安世界」へ、強き信心で断じて広布を進めてまいりたい。この決意で、一年の出発を切っていきたいと思います。

◇衆望に応える党たれ
一、感染が拡大する中、政治家の言動が耳目を集めています。本年は衆院選・都議選が行われる年でもあり、今年一年を展望する新聞各紙の元日号の社説にも「政治の信頼」「民主政治の再生」が論じられていました。
危機に直面する激動の時代だからこそ、政治の役割は、ますます大きくなっている。その中で、連立与党の要である公明党の使命も、より重要になっています。公明新聞の元日号で山口代表と対談した一橋大学の中北浩爾教授も、次のように話していました。
「(政治指導者は)国民感情に寄り添い、勇気と安心感を広げる言葉を発することが大切です。同時に、地域の感染状況の実情を知る自治体の首長とも足並みをそろえなければなりません。国、地方の両方で与党の立場にいる公明党の役割は大きいと思います」
「政権に公明党がいるからこそ、政策的な広がりが生まれます」「公明党は『公助』があれば頑張れる人を大事にします。その姿勢は『大衆とともに』という結党以来の理念に根差していると感じます」
今や識者も高く評価する公明党の立党精神ですが、小説『新・人間革命』第9巻「衆望」の章には、公明党の結党、また議会改革に奮闘する都議会公明党の模様が描かれています。
明確なる「指導理念をもつ政党」。政治改革のための「清潔な政党」。そして「大衆の味方となり、仏法の慈悲の精神を政治に反映させゆく政党が、今こそ躍り出るべきであろう。それが衆望ではないか——山本伸一は、こう結論したのである。彼は、日本の政治の現状を検証していくなかで、公明党の結成の意志を固め、あえて嵐に向かって、船出しようとしていた」とつづられています。
公明党の議員には、この原点に立ち返って、政治の信頼を勝ち取り、民主政治を再生すべく、衆望に応える活躍を見せてもらいたい。そして私たちも、小説『新・人間革命』を通して、党の創立者である池田先生の思いを学び、立正安国への決意を固めてまいりたい。

◇師弟の覚悟を胸に
一、今後も感染防止に注意しながらの活動になりますが、本年一年間の活動基調として、学会活動の根本、そして今年の勝利を開く根本は、「一対一の励まし」にあることを改めて確認したい。
池田先生はかつて、「一対一で語り合ってこそ、本当のことが分かる。一対一の触発があってこそ、一人一人の持つ『大きな力』を引き出していくことができる」「友の励ましのために、一軒一軒、足を運ぶ。その地道な労苦によって起こした『一波』が、『万波』に広がっていくのだ」と指導してくださいました。
あの二月闘争も、そして本年65周年を迎える「大阪の戦い」も、若き先生は徹底して一人の同志のために動き、一対一の対話を重ねて、広布の歴史を開かれました。
翻って今、コロナ禍だからこそ、一人一人の状況をよく知ることが重要です。そして、皆が力を発揮できなければ、勝利は見えてこない。そのための要諦は、リーダーがどれだけ一人一人のもとに足を運び、一人一人を励ませるのか。これに尽きます。たとえ緊急事態宣言下であっても、電話やオンライン等で励ますことができる。
全ての地区で、担当幹部も含めて「誰が誰を励ますか」を明確にして、自らの激励の一波から万波へと波動を起こしてまいりたい。

一、本年の4月20日で、聖教新聞は創刊70周年の佳節を迎えます。コロナ禍の中でも聖教新聞の紙面充実は目覚ましく、反響の声も数多く届いています。
創刊記念日を目指し、聖教新聞の拡大に各方面・県で工夫しての取り組みを、よろしくお願いします。

一、1月号の「大白蓮華」巻頭言には、1951年(昭和26年)の1月6日、戸田先生が事業の最大の窮地にあって、「私の、この世に生まれた使命は、また君の使命なんだよ」「強く、強く、一緒に前へ進むのだ!」と、池田先生に一切の後事を託されたことをつづってくださいました。
70年前のきょう(6日)、若き日の池田先生が、深き師弟の覚悟を決めて、全てを打開されたように、私たちも師弟の誓いを新たにして出発してまいりたい。
さあ、「希望」を胸に、「勝利」に向けて、池田先生と共に「強く、強く、前へ進むのだ」——この決意で、勇んで出発しようではありませんか!

2021年1月8日金曜日

2021.01.08 わが友に贈る

試練の時にこそ
飛躍の因がつくられる。
感染防止に留意しながら
智慧と工夫で前進を!
"誓願の炎"を絶やさず。

撰時抄 P265
『教主釈尊記して云く末代悪世に法華経を弘通するものを悪口罵詈等せん人は我を一劫が間あだせん者の罪にも百千万億倍すぎたるべしととかせ給へり』

【通解】
教主釈尊が記して言うには、「末法の悪世に法華経を弘通する人を悪口罵詈等する者は、仏を一劫という長い間、あだむ者の罪よりも、百千万億倍以上の罪を得る」と、説いておられるのである。

名字の言 人生の新記録に向かって 2021年1月8日
"幻の沖縄初オリンピアン"と称された陸上円盤投げの宮城栄仁氏。1939年から日本記録を3度更新し、五輪日本代表入りを目前にしたが、戦渦にのまれ出場はついえた▼兵役を終えて帰郷し、沖縄戦の惨状を知った氏は"スポーツで故郷の復興を"と第二の人生を歩む。64年の東京五輪で投てき審判員を務め、米国統治下で沖縄陸上競技協会を設立。同協会の会長としても活躍した▼70歳の時には、同年代の円盤投げ日本新記録を樹立した。戦争に翻弄され、陰に徹した人生にあって、夢を失わず、新たな挑戦を続けた。その氏が後進に強調したこと——それは、成功への道を進むために、自己の秘められた可能性を開花させる努力を惜しまないということである▼人間の生命には、無限の可能性がある。その力を引き出すのは、努力に次ぐ努力だ。諦めや臆病など、自分の「弱い心」という「一丈のほり」(御書912ページ)を越え、挑戦を積み重ねていくことが、「十丈・二十丈のほり」(同ページ)という大きな課題を克服していくことにつながる▼コロナ禍の中、日常生活は大きな変化を強いられている。大変だからこそ、日々、足元を固め、今できることに全力を注ぎたい。その粘り強い前進から、人生の新記録は生まれる。(首)

寸鉄 2021年1月8日
学会は最極の和楽の世界—戸田先生。万人を包む創価家族の励まし今こそ
大阪・堺の日。常勝の電源地は不滅!嵐が吹くほど祈り深く。生命力満々と
希望の王国には冬はない—箴言。勝利へ走る我らの胸中に無限の勇気あり
良質な睡眠・食事で免疫機能が向上。負けない体づくりへ生活リズム整え
数年に一度の寒波到来。吹雪や凍結路、落雪等に注意。安全最優先、心して

〈社説〉2021・1・8 コロナ禍と戦う世界の創価の友
◇試練の時代に輝く希望の連帯
「池田先生は、『不安や恐怖は伝染するが、勇気もまた、伝播する』と言われています。ならば僕たちは、『勇気』を広げる一人一人でありたい」
コロナ禍の中で、多くの友に励ましを送るアメリカの男子部員が語っていた。
全世界の新型コロナウイルス感染者数は8600万人、死者数は185万人を超えた。とりわけアメリカや欧州など、寒さが厳しさを増す北半球の国々で感染拡大が著しい。日本ではこのたび、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に緊急事態宣言が再発令された。
経済状況の悪化に伴って生活に困窮する人々も増加しており、貧富の差の拡大も懸念されている。ウイルスへの対策を巡って、政治的な対立や分断が起きている国もある。
不安と困難が増す社会にあって、創価の友は世界のあらゆる地域で、仏法の哲理を根本に「勇気」と「希望」を広げてきた。厳しいロックダウン(都市封鎖)の中でも、オンラインでの座談会や御書学習会等を活発に開催。電話や手紙による励ましにも力を注いできた。
教育機関の閉鎖が長引いたアルゼンチンでは毎月1回、未来部の集いをオンラインで開催。ある支部では月を追うごとに参加者が増え、未入会家族や友人も参加。子どもたちからは「また参加したい!」との声が相次いでいるという。
コロナ禍と戦う各国のメンバーを取材する中で感じるのは、危機の時代だからこそ人々に生きる力を送り、新たな価値を創造していくのだとの強い決意である。立正安国論など御書の一節に触れつつ、"今こそ、より良き社会の建設に立ち上がる時です"と語る友が多くいた。
各国が相互依存を強めたグローバリゼーションの時代だからこそ、コロナが世界にもたらした被害は甚大なものとなった。人類全体が共通の困難に直面する中で、世界宗教である創価学会が果たすべき役割と使命は大きい。
東京大学の市川裕名誉教授は、次のように期待を述べていた。
「今回のコロナ禍に象徴されるように、これからの10年は、先行きが見えない『試練の10年』といえます。人類文明は、今後もさまざまな困難に直面することが予想されます。
その中にあって、創価学会の存在は、世界にとって大きな希望になると確信します。国や民族を超え、宗教的紐帯でつながったネットワークは、社会の分断や対立といった難局に歯止めをかける存在になるでしょう」
時代の闇が深いほど、創価の人間主義の連帯は輝きを増す。世界の友と共に、わが地域で希望の光を広げていきたい。

☆世界の新年勤行会への池田先生のメッセージ
◇仲良く朗らかなスクラムで前進 人々を希望と勇気の光で照らせ
「希望・勝利の年」の開幕、誠におめでとうございます!
創価学会創立100周年の2030年へ、全世界の地涌の同志が共々に、心に元初の太陽を昇らせ、清新にして不屈の息吹で出発することができました。
日蓮大聖人は、大難の連続の中で「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(御書1439ページ)と仰せです。
この御本仏のお心に連なり、創価の宝友は仏法史に燦然と輝く世界広布を実現してきました。打ち続くコロナ禍の試練にも勇んで挑み立ち、人々を希望と勇気の光で照らし続けています。
苦難の時こそ、「師子王の心」を取り出し、最大に「生命の底力」を発揮し、「異体同心の団結」で勝ち越えていく。これこそ、日蓮仏法の真髄であり、創価の師弟の誇りです。
大聖人は厳然と示されました。「所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり」(同498ページ)と。
広宣流布とは、自他共の仏性を呼び覚ます運動であり、人類を仏と同じ境涯に高めゆくための、間断なき、そして壮大な戦いです。
とりわけ、これからの10年は、末法万年尽未来際へ大河の流れを安定、恒久化させていく勝負の時であります。その出発となる重要な本年を、いよいよ仲良く、朗らかにスクラムを組んで前進し、一つ一つの課題に勝利していきたいと思うのであります。
一人一人が、後継の青年部・未来部を温かく、大らかに育みながら、共に青年の心で若々しく、福運に満ちて「心の財」を積んで「人間革命」の勝利の実証をいやまして打ち立てていきましょう!
そして、家庭を、地域を、職場を、社会を、妙法の大光で照らしながら「立正安国」「立正安世界」の希望、そして勝利の連帯を幾重にも広げていこうではありませんか!
私と妻も、より一層、皆さん方とご家族の健康、長寿、幸福、安穏を祈り抜いてまいります。どうか、お元気で!

2021年1月7日木曜日

2021.01.07 わが友に贈る

低気圧の急発達による
厳しい冷え込みに警戒!
暴風雪にも備えよう。
皆で声を掛け合い
安全第一の行動を!

上野殿御返事 P1540
『かまへておほきならん人申しいだしたるらんはあはれ法華経のよきかたきよ、優曇華か盲亀の浮木かとおぼしめしてしたたかに御返事あるべし』

【通解】
大身の人(身分や地位などの高い人)から、(圧迫を加えようとして)言いだしてきたことに対しては、「ああ、法華経のよい敵よ! (三千年に一度咲く)優曇華の花や、一眼の亀が奇跡的に巡り合える浮木(のように、あいがたい敵)である」とお考えになって、したたかに(強く)ご返事をなされるがよい。

名字の言 言葉の温度 2021年1月7日
最後の最後まで目が離せなかった人も多かっただろう。新春を飾る箱根駅伝。創価大学は4回目の出場で、初の往路優勝と総合2位に輝いた▼ネット等で話題になったが、テレビアナウンサーの実況も心に残った。創大の最終走者がゴールする直前の時の言葉。「目標は総合3位でした。目標達成とみれば、うれしい準優勝。ただ、悔しい準優勝となったか」。そして、「『2位で悔しい』と思えるチームになった!」と▼創大走者が口々に語っていた言葉がある。「タイムが走るのではない。人が走るんだ」との榎木監督の言葉だ。上位10人の1万メートルの平均タイムは、出場した全21チーム中、創大は13番目。しかし、厳しい練習を重ねた自分たちの力を信じ、力を出し切ったからこそ、今回のドラマは生まれた▼言葉には温度がある。自分のことを思っている言葉を聞けば、心は温かくなる。他者を顧みない自己中心的な言葉を聞けば、心は冷たくなる。言葉の温度が言葉の力であり、温度は言葉を発する人の「相手を思う気持ち」の強さで決まる▼限界の壁を突破した全走者が勝利者とたたえられる箱根駅伝。若人に勇気をもらった新しい一年、私たちも「今年こそは!」との決意で、「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ)をつづりたい。(川)

寸鉄 2021年1月7日
勝利の原理は勇気と忍耐と智慧—恩師。祈りから始め試練に打ち勝つ年に
現代のリーダーには共感力が不可欠と。友に寄り添い今日も励ましの一歩
国連「平和と信頼の国際年」。コロナ禍への応戦は世界の協調・協力が鍵だ
部屋の換気は戸や窓を少し開ける等、賢く。急激な温度変化は身体に負担大
昨年の交通事故死は過去最少も、高齢の犠牲者の割合高し。呉々も注意を

〈社説〉 2021・1・7 入試シーズン到来
◇受験生に真心のエールを
電車に乗ると、高校生が英語の参考書を真剣に読む姿に遭遇した。その集中ぶりに大学入試シーズン本番が目睫の間に迫っていることを痛感した。
今月16、17日、大学入学共通テストが実施される(新型コロナウイルスの影響での学業の遅れを在学する学校長から認められた者は30、31日に受験)。同テストは、大学入試センター試験が終了し、その後を受け「共通テスト」の形で行われるものだ。知識の理解の質が問われ、思考力・判断力・表現力等を発揮して解くことが求められる。
共通テストに限らず、3月までは受験の季節だ。中学や高校の入試もあり、個別の大学の入試もある。
近づく"勝負の日"——受験生の心には焦りや不安もあろう。特に本年度は新型コロナウイルスの影響で休校が続き、十分な学習時間も取れなかった。勉強の進度に、ある時は大丈夫だと思ったり、反対に合格との間に大きな隔たりを感じたり、気持ちは大きく起伏する。
受験生ばかりではない。親御さんにとっても、この時季は心配事が尽きない。どう言葉を掛け、どのような姿勢で接すればいいのか、真剣に悩む。
本紙の投稿欄には、そんな親の思いをつづった、母親が子どもの前で元気でいることが大事との感想や、自らの経験から"お子さんを信じて、最後まで笑顔で励ましを送ってほしい"とのアドバイスも寄せられている。受験生自身が、イライラしがちだった自分を、あえて映画に誘い、大笑いして気持ちを軽くしてくれた母への感謝を寄せた例もあった。
子どもの性格や状況、関係性により心に届く言葉や振る舞いには違いがあって当然だ。「勇気づけ子育てコーチング協会」のたなかみなこ代表理事は、受験生への関わり方には「子どもの味方」との意識が大切と語る。味方であれば、勉強に集中できていない姿を見ても、「どうして勉強しないの!」と言う前に、「何かあったの?」と気遣える。また「○○しなさい」と"上から目線"ではなく、対等の関係で話すと、子どもは話を受け入れやすくなるという。
池田大作先生は『希望対話』で、受験について、「みんな不安なんだよ。自分だけじゃない」と友に寄り添い、「最後まであきらめてはいけない。あせったり、なげやりになってはいけない。やるべきことを決めて、きちっと挑戦していけば、受験の日まで、学力は伸び続けます」と、最大の励ましを送る。
励ましは「万の力」。受験生の安心と力の発揮のために、親や未来部担当者を含めた周囲が温かな声掛けやSNS、手紙等で真心のエールを届けていきたい。

☆池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅 わが家わが街は常寂光の都 2021年1月4日
新春を飾る"箱根駅伝"——全ての若人の力走と団結に大喝采を送りたい。
我らの創価大学駅伝部は見事なチームワークで、感激の劇を創ってくれた。開学50周年という佳節に、皆で心を一つに勝ち開いた壮挙、誠におめでとう!
◇ ◆ ◇
年越しの厳しい寒波に見舞われ、北国・雪国の方々はご苦労もひとしおであろう。全国、全世界の宝友の健康と無事安穏を、いやまして強盛に祈らずにはいられない。
御本仏・日蓮大聖人は佐渡での厳冬を耐え忍ばれ、仰せになられた。
「我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」(御書1343ページ)
大聖人は、御自身があらゆる大難を乗り切られつつ、「冬は必ず春となる」(同1253ページ)と、いかなる逆境も絶対に打開できる「希望・勝利」の道を開いてくださった。
ゆえに、ありのままの自分が、今いるその場所から、妙法を行じていけばよいのだ。題目を唱えるわが生命が、さながら「宝塔」であり、御本尊ましますわが家が、広布を進めるわが街が、さながら「常寂光の都」なのである。
◇ ◆ ◇
恩師・戸田先生は、「今年こそは」という新年の決意を大切にされていた。
大宇宙と同じく我ら人間にも、一切をより良く転換させていける妙法の大生命力がある。信心をしていながら、それを自覚できなければ、自分が損をしてしまうからだ。
正月は、心新たに、この生命力のスイッチを入れる時である。そして、宇宙運行の妙なるリズムの軌道に乗り、その年の生活に、「人間革命」の実証を晴れ晴れと示すのだ、と恩師は教えられた。
まさに「一身一念法界に遍し」(同247ページ)である。
1956年(昭和31年)1月4日、戸田先生の名代として、私は「大阪の戦い」の出陣をした。
関西の不二の同志と「我らは勝った!」と宣言したのは、この日この時である。
「結句は勝負を決せざらん外は此の災難止み難かるべし」(同998ページ)との御聖訓を心肝に染め、民衆の幸福と平和のために、断じて勝利をと誓い合ったのだ。
65星霜を経て、生命尊厳の哲理を掲げる「立正安国」の対話の大光は、今や人類を遍く照らし始めている。
◇ ◆ ◇
凍てつくロシアの大地でも、わが友は意気軒高だ。
国内で10時間の時差がある広大な国土にあって、連携を取り合い、励まし合いながら、「異体同心」のスクラムで新年を出発したと、うれしい報告が届いた。
若き創価の世界市民を旗頭として、新たな一年、足元の地域社会にも、遠大な地球社会にも、人間主義の「希望・勝利」の連帯を、一段と築き広げていこうではないか!

2021年1月6日水曜日

2021.01.06 わが友に贈る

変化の時代に挑む
受験生とご家族に
温かなエールを!
勝利と健康を祈念し
栄光の春へ共に進もう!

上野殿御消息 P1527
『一切衆生の恩を報ぜよとは、されば昔は一切の男は父なり女は母なり然る間生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり』

【通解】
一切衆生の恩を報じなさいというのは、三世の生命からみれば、過去世には、今日の一切の男性は父であり、一切の女性は母であったからである。そこで、このように、生々世々に、皆、恩ある衆生であるのだから、「皆が仏になってほしい」と願うべきである。

名字の言 日本画家・東山魁夷のまなざし 2021年1月6日
手押し車で歩く道すがら、婦人は地面に落ちた花を拾って、家に飾る。土に汚れたツバキ、茎の折れたタンポポなど、誰も気に留めないような花も大切に生けている▼身長が低く、言葉の発達も遅れて育った。いじめに遭った。差別もされた。苦しかった青春時代。信心と出あい、自分の中にも尊極の仏界の生命があることを知った。「踏まれても、負けない人生を楽しく生きてきました」と婦人。現在は病や障がいと闘う人に尽くす日々を送る▼ありふれた山も、生きている呼吸を感じれば、十分に制作の対象になる——そう記したのは、日本画の巨匠・東山魁夷だった。彼いわく、風景を描くためには、自然をよく見なければならない。だが、それだけで終わりではない。山、海、川、平原、都会……。風景はどこにでもある。大切なのは、そこに息づく美しさを見いだす心を持つこと▼巨匠は、表現する技術の前に、描く側の内面を強調した。「心を深めるということは到達点のないことで、私たちの一生をかける問題であろう」と(『東山魁夷自選画文集』集英社)▼心が自在ならば、世界は美に満ちている。心を磨くことを忘れない人は、ありふれた日常にも美しさを見つけ、人生を彩り豊かに変えられる。希望の泉はわが胸中にある。(将)

寸鉄 2021年1月6日
御書「山谷曠野皆寂光土」今いる所で今いる同志と勝つ!この誓い胸に出発
異体同心の心は信ずる心—戸田先生。まず祈りを合わせる。これ常勝の要
創価班「師弟誓願の日」。広布の全責任担う雄よ!全軍を鼓舞する前進頼む
コロナ変異種も防御策は変わらず—専門家。3密回避・マスク等を心して
新年の挨拶装うウイルスメールに注意。見知らぬ相手の添付文書は開くな

〈社説〉 2021・1・6 「希望・勝利の年」が開幕
◇「体験の花」咲かせる一年に
学会創立100周年への出発となる「希望・勝利の年」が開幕した。今年は男子、女子、婦人の各部が結成70周年、壮年部が結成55周年と、幾重にも意義深き佳節を迎える。
また、3月11日には、東日本大震災から10年の歩みを刻む。被災地では震災の教訓を風化させることなく後世に伝える取り組みが進んでいる。
大白蓮華1月号に収録されている池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」には、「同志の体験こそ創価学会の永遠不朽の宝であり、大法弘通の推進力」とつづられている。
この一年、偉大な師匠と共に戦う喜びと感謝を胸に、人生勝利の体験の花を大いに咲かせていきたい。
池田先生は昨年夏、2030年に向けた10年間について「人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時」との指標を示した。
だが「勝負の10年」が開幕した今、コロナ禍に対し、世界が一丸となって立ち向かう「苦闘」が続く。
誰もが変化と困難を免れない中でも、そこに希望を見いだし、新たな価値をいかに創造するかが問われている。
本年は初代会長・牧口常三郎先生の生誕150周年となる。学会創立には、大災害の中で生まれた師弟の歴史があった。
第2代会長・戸田城聖先生は22歳の若き日、大学進学の学費を工面するため、教員を辞めて生命保険の外交員として働き始める。
だが戸田先生の教育への情熱と才能を惜しんだ牧口先生は、幼稚園の一室で私塾を開くように勧めた。幼稚園の地主と直接、交渉したのも牧口先生だった。
こうして戸田先生は、会社に勤めながら小さな塾を始めたのである。
こうした中、1923年(大正12年)9月、戸田先生は東京・京橋での仕事中、関東大震災に遭う。
しかし、この甚大な被害を及ぼした震災が大きな転機となった。保険会社を退職し、10月には震災で休んでいた塾を再開。本格的に教育に取り組むようになり、「時習学館」と名付けた。
翌年には木造2階建てを新築。この学びやが、後に師の教育学の偉大さを証明する「実践の場」となり、師弟共戦の大舞台となっていったのである。(『評伝 戸田城聖(上)』第三文明社など参照)
池田先生はかつて、「一番の試練の時に、一番の偉大な価値を創造していく。これが、変毒為薬の妙法を体した創価の師弟である」と語っている。
逆境をはね返す勇気の前進が、希望の未来を開く。
「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」との『人間革命』の主題を胸に、眼前の課題に挑んでいきたい。

☆「希望・勝利の年」開幕 創立100周年へ"広布の山"を登ろう!
2021年 6・10 「婦人部の日」70周年
2021年 7・11 「男子部結成記念日」70周年
2021年 7・19 「女子部結成記念日」70周年
2023年 6・10 「群馬県の日」50周年
2024年 2・16 「千葉の日」50周年
2026年 3・5 「壮年部結成記念日」60周年
2026年 6・6 「関東婦人部の日」25周年
2026年 9・22 「栃木広布原点の日」80周年
2027年 2月7〜12日 厳寒の茨城指導 40周年
2027年 5・8 「常勝埼玉師弟の日」20周年
2027年 6・30 「学生部結成記念日」70周年
2028年 関東各県 県歌発表 50周年
2030年 8・14 「関東の日」30周年
2030年 11・18 「学会創立記念日」100周年

創価学会創立100周年へ、勇んで"広布の山"を登りゆこう!——「希望・勝利の年」の2021年が晴れやかに開幕し、勢いよくスタートを切った関東の友。ここでは、2030年までに迎える埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の各県の、広布史の節目に合わせ、代表メンバーに抱負を語ってもらった。

◇新春あいさつ 中井関東長 大高婦人部長 太田青年部長 野中男子部長 齋藤女子部長 佐藤学生部長
明けましておめでとうございます。本年は学会創立100周年への、大事な10年の出発の一年です。まずは幹部率先の訪問・激励で1月をスタートダッシュしていきたい。そして「伝統の2月」から「3・16」へ勢いよく友好拡大に駆け、栄光の「5・3」を圧倒的な広布拡大で荘厳しましょう。
特に今年は、6・6「関東婦人部の日」を定めていただいて20周年です。かつて池田先生は関東の同志に、「『師子王の心』で、不滅の歴史を残していただきたい。『全世界の模範』になっていただきたい」と期待を寄せてくださいました。
さあ、青年を先頭に各県・各部が団結して敢闘精神を燃え上がらせ、歴史に残る連続勝利の一年にしていこうではありませんか。

☆創大駅伝部・榎木監督 箱根駅伝終了後のインタビュー
◇「誇れる準優勝。さらに強く」
——レースを終えた率直な思いは?

準優勝は誇れる結果だと思っています。まず、往路の優勝で勢いをつけてくれました。正直、優勝までは考えていませんでしたが、本当に選手たちが上を上をと目指してくれた結果です。そこは選手たちの成長を感じます。復路も、往路の2分の"貯金"を崩さないよう、前に前にという攻めの走りをしてくれた結果が、準優勝につながり、目標としていた総合3位をクリアできました。選手たちのおかげだと思います。

——最終10区では、小野寺選手が、苦しみながらも最後まで走り抜きました。

本人も一生懸命走っている中で、緊張などいろいろな要素があって、最後、体が動かなくなってしまいました。悔しい思いはあるかもしれないけど、"この悔しい思いをしたからこそ、今の自分があるんだ"と言えるような、これから先の競技生活を送ってもらいたい。ここで下を向くのではなくて、前を向いて進んでいこう——という話をさせてもらいました。

——就任2年目で総合2位の結果を残せたことを、どう捉えていますか。

私の指導というよりも、選手たちが純粋に"箱根に出たい""シードを取りたい""3位を目指したい"と真摯に取り組んでくれ、普段の苦しい練習に耐えてくれた結果が、選手たちの成長につながっていると思っています。

——準優勝校として新たな一年が始まります。

勝てるチャンスがある中で、最後、勝ち切れなかった。王者の駒澤さんには"優勝の味"を知っているという「経験の差」を感じました。選手たちの成長を願いつつ、強い創価大学をつくり直して、来年の箱根に挑戦したいと考えています。

——多くのスタッフやサポートメンバーをはじめ、関係者への思いは?

16人のエントリーメンバーを選出しましたが、それ以外の約3分の2の選手は箱根駅伝に出場できず、悔しい思いをしました。

その中でも、12月の試合で自己記録を更新する選手が多く出ました。箱根駅伝では、よく"ゼロ区"という言い方をしますが、箱根の前の、サポートに回った選手たちの活躍が、箱根を走った選手たちに勢いをつけてくれたと思っています。「次は、自分たちがこの箱根路を走るんだ」という強い気持ちで、来年の箱根に挑戦してほしい。今回のチームの成長の波に乗って、走れなかったメンバーが強くなってくれることを願っています。

また、8人のマネジャーの献身的なサポートのおかげで、選手たちは日々の練習ができています。彼ら彼女らの支えなくしては我々スタッフの仕事もできません。裏方に徹してくれるマネジャーたちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

——聖教新聞の読者にメッセージをお願いします。

皆さまのテレビの前でのご声援が選手たちに響いていたと確信しています。引き続き、応援をよろしくお願いします!

2021年1月5日火曜日

2021.01.05 わが友に贈る

「励ましの絆」こそ
困難に打ち勝ち
未来を創る礎だ。
自他共の幸福を祈り抜き
心と心を強く結ぼう!

立正安国論 P33
『唯我が信ずるのみに非ず又他の誤りをも誡めんのみ』

【通解】
ただ私だけが信じるのではなく、それに加えて、他の人々の誤りをも制止していこう。

名字の言 「牛になる事はどうしても必要です」——夏目漱石の言葉 2021年1月5日
今年の干支の丑は、動物では牛を当てる。牛で思い出すのは、夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄に宛てた手紙。「牛になる事はどうしても必要です。吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れないです」「牛は超然として押して行くのです。何を押すかと聞くなら申します。人間を押すのです。文士を押すのではありません」(『漱石全集』岩波書店)▼期待する若い2人へ、焦ることなく、地位や肩書によらず、"人間"を相手にし、自身も人間として勝負していく生き方を助言したとも読み取れる▼かつて、折伏の場で深い悩みを吐露した知人がいた。周囲の励ましにも表情は曇ったまま。その時、ある多宝会の先輩が静かな口調ながら確信を込めて言った。「題目で必ず乗り越えられます」。顔を上げた知人は後日、入会した。透徹した真心が、再起を望む人間の背中を押したのだろう▼先日、その多宝会の先輩が今年の目標を語った。「題目を唱え抜き、題目を流布し、題目をあげる友と一緒に広布に生きることが、私の"希望・勝利"の証しです」▼法華経の行者が乗る大白牛車について、御書には「車とは法華経なり牛とは南無妙法蓮華経なり」(724ページ)とある。唱題根本に確かな一歩一歩を刻む一年でありたい。(白)

寸鉄 2021年1月5日
会長は良心で世界を善へ導く模範の存在—博士。信頼深める振舞を我らも
各国の指導者から新年状が続々。人類を結ぶ学会に期待の声。決意新たに
常に新しい何かを生み出すのが信仰—戸田先生。幹部率先で新しい挑戦を
年末年始も顧みず命守るドクター部、白樺の友に最敬礼。皆で健康を祈念
休暇明けは生活リズムが乱れやすい。睡眠・食事を賢く。満々たる生命力で

☆箱根駅伝 総合2位の創価大学 選手、スタッフの声
笑顔と感動をありがとう! 第97回箱根駅伝(2、3日)に出場し、往路優勝・総合2位の新たな歴史をつくった創価大学。ここでは選手、スタッフの声を紹介する。(榎木和貴監督の声は4日付に掲載)

1区 福田悠一選手(4年、出身=鳥取)
序盤から超スローペースのレースで、先に集団から飛び出すと、"後で痛い目に遭う"と思い、じっと我慢の走りを続けました。終盤、ペースが上がるタイミングで勝負を懸けました。

自分にとって、今回が"最後の箱根"です。1秒でも早くタスキを渡したいと、全力で走り抜きました。「区間5位、トップと20秒差以内」を目指していたので、「区間3位、トップと15秒差」という結果に満足しています。

2区 フィリップ・ムルワ選手(2年、ケニア)
タスキを受け取った瞬間、"次は自分の番だ"と力が入りました。7キロ手前で同じケニア出身のヴィンセント選手(東京国際大)が一気に抜いていきました。

強い選手と走れる喜びを感じながら、必死に食らいつきました。最後で離されましたが、とても勉強になりました。走る前、SNSで多くの方から応援のメッセージをもらい、励まされました。今後、もっと実力を磨いていきます。

3区 葛西潤選手(2年、愛知)
5キロ地点まで、とても速いペースで走っていたので、正直、7キロあたりが一番きつく感じました。そこで焦らず一度、ペースを落とし、リズムを整えました。

10キロ地点から普段通りの走りに戻り、最後まで駆け抜けることができました。運営管理車の監督から"1年間の全てを出し切れ"と言われ、力が湧きました。1秒でも前との差を縮めて、タスキをつなぎたいと頑張りました。

4区 嶋津雄大選手(3年、東京)
2区のフィリップ、3区の葛西が共に2位でタスキをつないでくれたので、"よくやってくれたな。ここからは任せておけ!"と走りだしました。

山上りの5区に挑む三上のためにできるだけ余裕をつくっておきたいとの思いでトップを追い掛け、序盤で追い抜くことができました。最終盤で左脚がつり、とても不安でしたが、なんとかタスキを1位でつなげられ、安心しました。

5区 三上雄太選手(3年、広島)
山上りは得意でしたが、実際走ってみると、あまりに厳しいコースで、正直ギリギリの状態でした。

1位でタスキを受け取るとは予想していなかったのですが、"仲間の力走に応えたい"との思いが支えになり、区間2位の成績につながったと思います。自身にとって初めての箱根で、大学史上初の往路優勝のゴールテープを切ることができ、とても良い思い出になりました。

6区 濱野将基選手(2年、神奈川)
高校・大学を通して、初めて大きな舞台で走ることができ、本当にうれしかった。6区の山下りに向けて1年間、準備してきましたが、走ってみると思った以上に脚への負担が大きく、残りの3キロは苦しかったです。それでも目標タイムを40秒も上回り、自身の役目を果たせました。

両親に連絡すると、「良かったね。ほっとしたよ」と言ってもらえました。一つ、親孝行ができました。

7区 原富慶季選手(4年、福岡)
去年の箱根では満足のいく走りができなかったので、今回は区間賞と2秒差となる区間2位の結果を出せて、うれしい。15キロの給水地点で、同学年の鈴木大海選手がボトルを渡してくれました。これまで一緒に苦楽を共にしてきた仲間と並走できたことで、とても元気になりました。

ラストスパートは苦しいはずなのに、自然と笑顔で走っていました。トップで走れて、楽しかったです。

8区 永井大育選手(3年、鹿児島)
1位でタスキを受けた時は、緊張よりも楽しいという感情の方が大きかったです。駒澤大学が追ってきているのは分かりましたが、焦ることなく、粘り強い走りを心掛けました。

同学年の嶋津と同じく、「網膜色素変性症」という難病を抱えています。これまで二人で切磋琢磨してきたので、"昨日(2日)の嶋津の走りに負けたくない"との思いがモチベーションになって、頑張り抜くことができました。

9区 石津佳晃選手(4年、静岡)
昨年同様、9区に挑みました。前回は、コースの特徴をうまく把握できていなかったのですが、今回は"耐えるポイント"を押さえて走りました。前半はハイペース、後半は我慢の走りと決めていました。

終盤、区間記録が見えてきた時、監督から「ここで伝説を作るぞ」と鼓舞され、必死に走りました。陸上人生最後のレースで区間賞を勝ち取り、チームに貢献できて、うれしかったです。

10区 小野寺勇樹選手(3年、埼玉)
最初の入りは落ち着いて臨めたのですが、5キロ過ぎから十分な汗をかくことができず、体に違和感を持ちました。8キロ以降、体が重たくなり、全身に力が入らず、その後の記憶があまりありません。気付けば駒澤大学に抜かれていました。

ゴール後、鈴木主将が抱きかかえて、励ましてくれました。その時の言葉は絶対に忘れません。実力と自信をつけて、来年必ずリベンジしたいと思います。

鈴木渓太主将(4年、山形)
目標の総合3位を上回ることができ、本当にうれしいです。競技者として、箱根を走れなかったことに対する悔しさはあります。それでも、チームがどれだけ結果を出せるのか——キャプテンの役割はそこにあると決めて、できることに挑戦してきました。

仲間には「準優勝のキャプテンにしてくれて、ありがとう」と伝えました。ここまで着実に成長してきたチームを、後輩たちが一回りも二回りも強くしてくれることを信じています。

豊福妙香主務(4年、福岡)
大会中はチームがトップを走っているという実感が湧かず、大手町でのゴールシーンを見て初めて、往路優勝・総合2位になった喜びが込み上げてきました。

4年間で陰の仕事の大変さを学び、人を支える喜びを知りました。特にこの一年はマネジャーを統括する主務として、選手のサポートに加え、大会関係者との連携やマスメディアの取材対応など、多くの方々と接する機会があり、人間的に大きく成長できました。

瀬上雄然総監督
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沿道での応援自粛が促される中、テレビの前で真心の声援を送ってくださり、心から感謝申し上げます。選手たちは自身のやるべきことを頭に入れ、それぞれの役目をしっかりと果たしてくれました。彼らの努力と皆さまの思いが重なって勝ち得た準優勝だったと思います。

支えてくださった全ての方々のために、総合優勝を目指せるチーム作りに地道に挑戦していきます。

☆新年の御書 上野殿御返事(正月三日御書)
『花は開いて果となり・月は出でて必ずみち・燈は油をさせば光を増し・草木は雨ふればさかう・人は善根をなせば必ずさかう』(御書1562ページ、編年体御書1252ページ)

【通解】花は咲いて果となり、月は出て必ず満ち、燈は油をさせば光を増し、草木は雨が降れば茂る。人は善根を積めば必ず栄える。

◇拝読の手引き
本抄は、弘安3年(1280年)の1月、日蓮大聖人が、師弟共戦の不屈の信念を胸に一年の出発を切った若き南条時光に送られた御書です。
ここでいう「善根」とは、「善い果をもたらす因」ということで、福運と言えるでしょう。大聖人は、広宣流布に生きるという最高の大善根を積みゆく門下が、必ず無量の大福徳に包まれることを、花が実を結ぶなどの自然の道理に例えて教えられています。
日々、法のため、人のため、広宣流布のために精いっぱい力を尽くす。その真心の信心が功徳善根となって、生命に幾重にも積み重なり、わが人生を勝利の花で飾っていくのです。
学会創立100周年への出発となる、重要なこの一年。
師と共に、同志と共に、広布に励む日々こそ、最高の幸福の軌道であることを深く確信し、希望と勝利の息吹あふれる「人間革命」の歓喜のドラマを繰り広げていきましょう。

☆新春随想 日蓮大聖人御聖誕800年に誓う 教学部長 森中理晃
◇地涌の青年こそ人類の希望
末法万年を救う日蓮大聖人の"太陽の仏法"は、今、地球全体を照らし、世界各地に陽光を降り注いでいる。貞応元年(1222年)2月16日、大聖人が安房国(今の千葉県南部)で御聖誕されてから、本年は数えで800年。新たな年の開幕に当たり、御本仏に連なる創価学会の使命を深めていきたい。

◇世界に広がる人間尊厳の哲理
日蓮大聖人の御聖誕700年の時には、産声を上げていなかった創価学会が、この約1世紀で、御遺命の一閻浮提広宣流布を現実のものとした軌跡は、後世の宗教史に燦然と輝くことは間違いない。
ハーバード大学の宗教学者、ハービー・コックス名誉教授が「創価学会は、すでに世界宗教である」と強く語っていたことが印象に残っている。
世界宗教とは、さまざまに定義されるが、一般に文化や言語の差異を超えて、普遍性をもって多地域や多民族に広がっていることが条件とされている。
学会が世界192カ国・地域に広がり、各人が信仰を深めるとともに、開かれた心で対話を積み重ね、社会貢献に積極的に取り組んでいることにも多くの識者から高い評価と信頼が寄せられている。
それが実質的に半世紀余りの出来事であることに、皆、驚きを隠せないのだ。そして池田先生の偉大なリーダーシップによって、各地・各分野に大勢の共鳴者を生み、自発能動的な信仰者を誕生させていること——さらに言えば、「菩薩の集団」を現実につくり上げてきた事実に、誰もが賛嘆を惜しまないのである。
壮大な世界広布の展望を抱かれた先生が、その第一歩をしるされた1960年(昭和35年)は、大聖人が「立正安国論」によって国主諫暁をされてから満700年に当たる節目であった。
草創から、師匠と共に戦ってきた諸先輩の大激闘のおかげで、各地に妙法の功徳の大輪が咲き、世界広布を推進する堂々たる陣列が厳然と築かれた。法華経に説かれる「地涌」の自覚のままに生きる民衆が、世界五大州に誕生したことの仏法的な意義は、計り知れない。

◇「同時涌出」を証明
法華経には、無数の地涌の菩薩が「三千大千の国土」から「同時に涌出」し、虚空に遍満すると説かれている。経典に約束されている「同時涌出」を、今、まさしく創価学会が地球を覆う形で証明したとは言えまいか。
「諸法実相抄」には、「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(御書1360ページ)と仰せだ。地涌の菩薩は、他者の地涌の生命を呼び覚ます。
「地涌の義」のままに一閻浮提広宣流布が大きく進む舞台に、私たちは居合わせることができた。この時に巡り合える以上の福徳はない。
もちろん世界といっても、一律ではない。四悉檀(仏の4種類の説法教化の方法)や、随方毘尼(仏法の本義にたがわない限り、地域の習俗や時代の風俗に従うべきであるという考え)の智慧を生かしつつも、ますます「同心」の哲学として重要性を増していく共通の普遍的な理念が、「人間革命の行動」と「人間主義の思想」であることは論をまたない。

◇仏法に基づく生き方
今年は、創価学会が、人間を隷属させる悪しき宗門の鉄鎖を断ち切り、「魂の独立」を果たしてから30年でもある。以来、「新しき人間主義の哲理」は厳然と世界各地で確立され、興隆している。
学会が世界宗教として大きく飛翔する今、各国・各地の教学研さんの意欲が一層高まっている。メンバーが喜々として学び、深く求めている哲学こそ、まさに「人間主義の教学」なのである。
人間・ブッダから始まる「人間の宗教」の系譜を追うなかで、万人の尊厳性を見つめる不軽菩薩の「人を敬う」振る舞いに、ひときわ衆目が集まっているように思う。
一人の凡夫が、その身のままで、人間の尊極性と豊かな可能性を開いていく仏法の人間観を、友人や知人に語るたびに、強い手応えを感じているメンバーも多い。
事実、昨今、各国が困難な危機に直面しているなかでも、弘教が進んでいる。多くの人が人間主義の仏法に希望を見いだし、自身の人間革命の挑戦を開始しているのだ。
"困難を乗り越える力(レジリエンス)を高め、人間の内なる可能性を開く宗教"として着目されているということであろう。
私自身、感動を禁じ得ないのは、世界五大州のメンバーと教学を学び合う際、年を追うごとに、人間主義の仏法の理解が一段と深い次元で進んでいるという事実である。
それは、納得や、活発な質疑応答の様子から知ることができる。
具体例を挙げると、御本尊への唱題が自行化他にわたる誓いの題目であること。日蓮仏法の宿業の捉え方が、宿命転換の希望の法門であること。自分が変われば周囲が変わるという一念三千の哲学を持つ人生の意味を知ること。
さらには、信心の実践の真髄が、"立正安国に始まり立正安国に終わる"こと。われらは地涌の誓願に立脚して、今世の願兼於業の使命を果たし抜くこと。永遠の師弟共戦の人生に生き抜くこと等々と——。
こうした人間主義の教学が一人一人に定着している。例えば、「宿命を使命に変えて」との考え方が深く根差している。多くの体験発表の中で力強く披歴されているそのさまは、まさに地涌の自覚なくしてありえない出来事であろう。
「実践の教学」も世界共通語だが、一人一人が、人間主義の仏法に基づく確たる生き方を、確信をもって堂々と貫いていく基盤が整ったと思えてならないのである。

◇注視される宗教の役割
仏法への理解と行動が一段と深まりゆくなかで、昨年、アメリカをはじめ、各国で研さんを深め合った池田先生の長編詩がある。

自らのルーツを索めて
社会は千々に分裂し
隣人と隣人が
袂を分かちゆかんとするならば
さらに深く 我が生命の奥深く
自身のルーツを徹して索めよ
人間の"根源のルーツ"を索めよ
そのとき 君は見いだすにちがいない
我らが己心の奥底に
厳として広がりゆくは
「地涌」の大地——と!

その大地こそ
人間の根源的実在の故郷
国境もなく 人種・性別もない
ただ「人間」としてのみの
真実の証の世界だ
"根源のルーツ"をたどれば
すべては同胞!
それに気づくを「地涌」という!
(長編詩「新生の天地に地涌の太陽」、『池田大作全集』第43巻所収)

人種や民族にルーツを求めるのではなく、人類共通の"生命の故郷"を求めよ、それが地涌の生命なのだというメッセージを、世界の友は、この時代だからこそ、より強く受け止め、行動の指針としている。
人類は皆、地涌の生命をもっている。言い換えれば、誰もが、自他共の尊厳性に目覚めゆく可能性がある。だからこそ、地涌の生命の触発を起こす対話が必要なのだ、と。
この新たな挑戦に呼応するかのように、各国の青年部が、昨年9月、「世界青年部総会」で立ち上がり、"「新・人間革命」世代"としての連帯を広げた。
フランス語版「御書」の総合監修を務めた神学者、デニス・ジラ博士は、青年部総会をリアルタイムで視聴し、期待の声を寄せている。
博士は、"世界に開かれた宗教には、精神性や伝統を受け継ぐ、若き後継者の存在が欠かせない"と指摘した上で、「この青年たちこそ、人類の未来であるとの希望を抱きました」と述べたのである。
後継者が続くことも、世界宗教の要件である。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中で、飢餓や貧富の差が広がり、分断の危機が高まっている。また、気候変動問題も深刻化している。世界の諸宗教も「連帯」の重要性を呼び掛け始めているのは、危機の時代にあって宗教の役割が注視されているからだ。
だからこそ、地涌の青年の「同時涌出」、つまり世界的な創価の連帯に、私たちの希望の回答があるのではないかと思えてならないのだ。
この人間主義の潮流を一層深く広げるためにも、私たちは、一対一の対話から力強く一歩を踏みだしていきたい。

2021年1月4日月曜日

2021.01.04 わが友に贈る

◇今週のことば
希望そして勝利は
我らの「一念」にあり。
さあ「月月・日日に」
法華経の兵法で征け!
誓願の力走を誇らかに。
2021年1月4日

妙一尼御前御消息 P1254
『大月輪の中か大日輪の中か天鏡をもつて妻子の身を浮べて十二時に御らんあるらん』

【通解】
(亡くなったご主人は)大月輪(月)の中か、大日輪(太陽)の中か、天の鏡にあなた方、妻子の姿を浮かべて一日中、見守っておられることでしょう。

名字の言 大躍進した創価大学駅伝部 2021年1月4日
「駅伝にまぐれはない」とは、前・早稲田大学駅伝監督の渡辺康幸氏の言葉。「必要なのは粘り強さ。地道な練習で、環境に左右されない足作りが必要」と(3日付スポーツ報知)▼本年の箱根駅伝は、その言葉通りの創価大学の走りだった。上位10人の1万メートルの平均タイムは出場21チーム中、13番目。昨年の全日本大学駅伝では、上位8人のタイムによる書類選考で落選。その悔しさをバネに「目標は箱根一本」と団結したことが、大躍進の一因となった▼榎木和貴監督は「あらゆる条件の中で、100%自分たちの力を発揮するということを、練習の中でも取り組んできた結果」と振り返る。明確な目標と、それに向けた地道で堅実な練習が、出場4回目での往路優勝、さらに総合2位の快挙につながった▼創大に限らず、出場した選手一人一人の力走に、勇気づけられた人も多いことだろう。筆者も"選手たちに負けないよう、自分も新しい挑戦を"と決意した一人だ▼池田先生は「祈りとは本来、『誓願』である。『必ずこうする』という誓いであり、明確な目標に挑み立つ宣言である」と。「希望・勝利の年」が開幕した。師弟共戦の祈りと誓いという"襷"を胸に、栄光のゴールを目指して、勢いよくスタートしよう。(巍)

寸鉄 2021年1月4日
創大が箱根駅伝で堂々の準優勝。歴史築いた一頁。皆が感動、皆が大喝采!
断固として一緒に戦おうじゃないか—戸田先生。立正安国の大理想へ勇躍
誠実が人を人らしくする—文豪。仏法は人の振舞。爽やかな挨拶を自分から
寒風の中、希望を届ける無冠の皆様ありがとう!使命の道を絶対無事故で
目標を持つと「やる気」も向上—心理学。具体的な祈りから新春をスタート

☆〈箱根駅伝〉 創価大学が往路優勝・総合2位
◇開学50周年飾る快挙
おめでとう! 開学50周年を飾る歴史的快挙!
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われ、創価大学が同校初の「往路優勝」を成し遂げ、堂々の総合2位に輝いた(復路は5位)。4度目の出場での往路制覇は戦後最短の偉業。総合タイムは10時間56分56秒だった。
チーム一丸で駆け抜けた「217・1キロ」だった。
2日の往路。1区の福田悠一選手(4年)が区間3位の好走を見せる。エースが生んだ勢いを、2区のフィリップ・ムルワ選手(2年)、3区の葛西潤選手(同)が加速させ、2位の好位置でタスキをつないだ。
4区・嶋津雄大選手(3年)は5・5キロ過ぎで先頭を捉え、ついにトップに。山上りの5区を任された三上雄太選手(同)がそのまま独走し、史上19校目の往路優勝を果たした。
3日の復路では、山下りの6区を濱野将基選手(2年)が粘りの走りで駆け下りると、続く7区の原富慶季選手(4年)が区間2位の力走。8区・永井大育選手(3年)も堅実に首位を保った。
2年連続の9区となった石津佳晃選手(4年)は「区間1位」の好記録をたたき出し、勝負の最終10区へ。アンカーを託された小野寺勇樹選手(3年)は強豪・駒澤大学に逆転を許すも、チーム全員でつないだ赤と青のタスキを身にまとい、過去最高の総合2位でゴールテープを切った。

☆心に御書を 第100回 第一線の尊き宝友に最敬礼
<御文>
『過去に法華経の結縁強盛なる故に現在に此の経を受持す、未来に仏果を成就せん事疑有るべからず』(生死一大事血脈抄、1337ページ)

<通解>
過去世において、強盛に法華経に結縁していたので、今世において、この経(御本尊)を受持することができたのである。未来世において、仏果を成就することは疑いない。

<池田先生が贈る指針>
妙法を受持し広布の第一線を走る宿縁が、どれほど深く尊いか。
なかんずく、地区部長・婦人部長をはじめ、苦難の一年、友を守り、地域に尽くされた各地の幸福責任者を、最敬礼して讃えたい。
すぐに結果が出なくても、未来の仏果は絶対に間違いない。新たな年も勇気に燃え、希望そして勝利の因を共々に!

☆ロータスラウンジ——法華経への旅 第21回 如来寿量品第十六(上)
◇永遠の生命を信じ、生きて生きて生きぬくのが寿量品の心
■大要
「従地涌出品第十五」での弥勒菩薩の質問に対して、「如来寿量品第十六」では、釈尊の真実の成道が久遠の昔であること(久遠実成)を明かし、常に娑婆世界で衆生を導いてきたと述べます。
さらに「良医病子の譬え」を通して、仏が入滅を現じるのは衆生を教え導くための方便であることを語ります。それでは内容を追ってみましょう。

その時、釈尊は、菩薩や一切の大衆に告げます。
「如来が語る真実の言葉を信じ、理解しなさい」
再び大衆に呼び掛けます。
「如来が語る真実の言葉を信じ、理解しなさい」
さらに重ねて大衆に語ります。
「如来が語る真実の言葉を信じ、理解しなさい」
この時、菩薩や大衆は、弥勒菩薩を先頭に、合掌して仏に言います。
「どうか、如来の真実を説いてください。私たちは、仏の言葉を信じ、受持します」
この言葉を3度繰り返し、さらに重ねて願います。
「どうか、如来の真実を説いてください。私たちは、仏の言葉を信じ、受持します」
その時、釈尊は、菩薩たちが懇願を止めないことを知り、告げます。
「明らかに聴きなさい。如来の秘密、神通の力を」
そして続けて語ります。
「天界、人界、修羅界の衆生は、"今の釈尊は、王宮を出て、伽耶城から遠くない道場で修行し、阿耨多羅三藐三菩提(仏の完全な覚り)を得た"(始成正覚)と思っている。
しかし私は"実に成仏してから、無量無辺百千万億那由他劫という長遠の時を経ている"(久遠実成)」
釈尊は本来の境地を明かします。始成正覚という仮の姿(迹)を発いて、久遠実成という真実の姿(本)を顕したので、「発迹顕本」といいます。
続いて釈尊は、"どれほど長遠の昔に成仏したか"、すなわち久遠を譬喩によって表現します。
「譬えば、ある人が、五百千万億那由他阿僧祇という無数の三千大千世界をすり砕いて細かい塵とし、その塵を持って東の方へ行き、五百千万億那由他阿僧祇という無数の国を過ぎるごとに、その塵を一粒ずつ落としていく。
このように、東へ行き、この塵を全て落とし尽くしたとする。この間に通り過ぎた世界の数は、どれほどあると思うか。その数を知ることができるだろうか」
弥勒菩薩たちが、釈尊に言います。
「今語られた世界の数は、無量無辺で、計算して知ることもできません。また、心の力も及びません。
一切の声聞や縁覚、そして不退の位にいる菩薩であっても知ることができず、ただ無量無辺としか言えません」
その時、釈尊は、菩薩や大衆に告げます。
「今まさに、はっきりと語ろう。
この多くの通り過ぎた世界、すなわち細かな塵を置いた世界も、置かなかった世界も、ことごとく、また砕いて塵とし、その一粒の塵を一劫(劫は、計りがたい長遠な時間の単位)として数えよう。
私が成仏してから、現在に至るまでの時間は、また、これよりも百千万億那由他阿僧祇劫も多いのだ」(ここで表現された久遠の時を、最初にすりつぶす五百千万億那由他阿僧祇の三千大千世界にちなんで「五百塵点劫」といいます)
さらに釈尊は、如来の真実を説いていきます。
「私は、久遠の昔に成仏して以来、常に、この娑婆世界で人々に法を説き、教え導いてきた。
他の百千万億那由他阿僧祇という無数の国土でも衆生を導き、利益してきた」
具体的に、過去の振る舞いを述べます。
「(久遠の昔から今に至るまでの)この中間において、私は燃灯仏などのことを説き、また、涅槃に入るとも言った。このようなことは、全て方便を用いて説いたことである」
なぜ、方便を用いたのか。
「私は仏眼によって、衆生の信や機根が鋭いか鈍いかを明らかに見て、救うべきやり方に従って、それぞれの所において、自ら異なった名前や種々の寿命の長さを述べ、『まさに涅槃に入るだろう』と言い、種々の方便を用いて如来の真実の妙法を説き、よく衆生に歓喜の心を起こさせてきた」
「多くの衆生が、低い教えを好み、徳が薄く、煩悩の垢が重いのを見て、『若い時に出家し、初めて無上の覚りを得た』と説いた。衆生を仏道に教え導くために、方便として説くのだ」
「如来が説く教えは全て、衆生を救い覚らせるためである。
"あるいはわが身を説き、あるいは他の身を説き、あるいはわが身を示し、あるいは他の身を示し、あるいは自分の事を示し、あるいは他人の事を示す"」
「このようにして説く全ての教えは真実であって、ウソではない。その理由は何であろうか。
如来は如実(あるがまま)に三界(衆生が生死流転する現実世界)の相を知見しているからである。
生や死というが、この三界から退き去ることも、この三界に出現することもない。また世に在る者、滅度した者という区別もない。
この三界のありさまは、真実でもない。だからといって虚妄でもない。"このようである"ということもない。"このようではない"ということもない。
如来は、三界を、三界の衆生が見ているようには見ていない。如来は三界を明らかに見ていて、誤りがないのである」
「衆生には、さまざまな性質、欲求、行い、観念や判断の違いがあるから、全ての衆生に全ての善根を生じさせようと望んで、多くの因縁、譬えや言葉を用いて、さまざまに教えを説くのである。
その仏の行いは、いまだかつて瞬時も止まったことはない」
((中)に続く)

【『法華経の智慧』から】 この一生を勝利
生きるか死ぬかという瀬戸際に、人間として何を語れるのか。そこに真の「哲学」がある。

人生は長い。晴天の日だけではない。雨の日も、烈風の日もある。しかし何が起ころうと、信心があれば、最後は全部、功徳に変わる。
戸田先生は言われていた。「信心さえあれば、ことごとく功徳なのだよ。信心なくして疑えば、すべて罰だよ」と。
「永遠の生命」を信じて、この一生を生きて生きて生きぬいていくのです。この一生を勝利しきって、その姿でもって「永遠の生命」を証明するのです。それが法華経です。寿量品です。
何があろうと、生きて生きて生きぬくのが「寿量品の心」なのです。

大生命力で生きぬくことです。永遠にして宇宙大の「大いなる生命」の実在を明かしたのが寿量品です。
その「大いなる生命」を、現実の我が身のうえに顕していくのが寿量品の実践です。
(普及版<中>「如来寿量品」)

【コラム】秘密と神通力——人を救う智慧と力
「如来寿量品」で釈尊は、「汝等よ。諦らかに聴け。如来の秘密・神通の力を」(法華経477ページ)と、弟子たちに宣言します。
秘密は何か特別なもの、神通力は超能力のようなものを想像させます。しかし、誰も知らないようなことを知っていたとしても、超人的な力をもっていたとしても、それだけで幸福が決まるわけではありません。
法華経での秘密と神通力は、一切衆生を成仏へ導くために現じてきた仏の偉大な力と深い智慧のことです。人を救う力です。
日蓮大聖人は「御義口伝」で「成仏するより外の神通と秘密とは之れ無きなり」(御書753ページ)と仰せです。皆が平等に、凡夫のままの姿で成仏できる——これ以外の「秘密」の力、「神通」の力はないのです。
ゆえに大聖人は、御本尊を顕され、誰もが実践できる唱題行を確立し、自他共の幸福の大道を開かれたのです。いわゆる神秘主義とは対極にあるのです。

☆箱根駅伝 初の往路優勝を果たした創価大学・榎木監督へインタビュー
第97回箱根駅伝で初の往路優勝を果たした創価大学駅伝部。往路ゴール直後、榎木和貴監督にオンラインでインタビューしました。

——創価大学史上、初の往路優勝、大変におめでとうございます。選手たちが往路の全ての区間で、6位以内の安定した走りを見せました。勝因は何だったとお考えですか?

あらゆる条件の中で、100%自分たちの力を発揮するということを、練習の中でも取り組んできた結果が、実際に、一人でも後半にも崩れず、しっかり走れたというところに、生かされたと思っています。

——監督が運営管理車から選手たちに訴えたことは?

しっかりやってきた練習を100%出し切ることに集中させていたので、特別、やってないことをやらせるよりも、練習でやってきたことをしっかり出し切るということを伝えさせてもらいました。

——選手たちの見事な走りを運営管理車から見守る中、監督自身が往路優勝を意識したタイミングはいつでしたか?

4区の嶋津に(2位で)渡って、すぐ前(1位)に追いついて引き離しにかかった時に、この勢いだったら、(5区の)三上の状態も良かったので、4区の10キロ地点から往路優勝もいけるのかと考えていました。

——実際に往路優勝を果たした今、どのようなお気持ちですか。

総合3位にたどりつくためには、往路で3位以内というのが、選手たちに求めていたところだったんですが、それ以上に、選手たちがきょうは力を発揮し、誰もミスすることなくつないでくれて、私からすると予想以上の走りをしてくれたかなと思っています。

——もし、一人、選手をあげるとしたら、どの選手が勝利を導いてくれた要因だったとお考えですか?

誰がというよりも、きょう走った全員が100%以上の走りをしてくれました。それぞれの選手が適材適所で、自分たちの良さを発揮してくれたと思っています。

——明日の復路の意気込みをぜひ、お聞かせください。

復路に関しては、どれだけ耐えられるかというところの勝負だと思います。復路のメンバーもいい練習ができていますので、往路のメンバーがつくってくれた2分以上の差をどこまで守り切るかという走りに徹してほしい。
また、往路と同じように。今までやってきた練習の成果を100%出し切る走りに集中してほしいなと思います。

——聖教新聞の読者の皆さんに一言いただけないでしょうか?

皆様方の温かい声援のおかげで選手たちもこのような走りをすることができています。また、明日も沿道での声援は控えていただき、テレビの前から熱い声援を送って、総合優勝を目指す選手たちへの後押しをお願いいたします。
明日も全力で頑張りますので、ご声援、よろしくお願いします。

2021年1月3日日曜日

2021.01.03 わが友に贈る

新聞休刊日

諸経と法華経と難易の事 P992
『仏法やうやく顛倒しければ世間も又濁乱せり、仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり、幸なるは我が一門仏意に随つて自然に薩般若海に流入す、世間の学者の若きは随他意を信じて苦海に沈まんことなり』

【通解】
それなのに、どうしたわけか弘法・慈覚・智証の義を根本にしてしまったから、日本では法華経最勝の義が隠れてしまい、すでに四百余年がたった。これはちょうど、珠を石に替え、栴檀の香木を凡木に替えたようなものである。
仏法がこのように次第次第に顛倒したので、世間もまた濁り乱れてしまった。仏法は本体であり世間法はその影のようなものである。体が曲がれば影は斜めになる。幸に我が一門は仏の御本意に随って自然に涅槃の海に入ることができるが、世間の学者達は随他意の経を信じて苦海に沈むことになる。

☆心に御書を 第99回 大生命力で病魔に負けるな!
<御文>
『此の経を受持し奉る者は病即消滅疑無きなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者是なり』(御義口伝、774ページ)

<通解>
この法華経(御本尊)を受持する者は、(三毒の病をはじめ一切の)病が消滅することは疑いない。いま日蓮と門下のように南無妙法蓮華経と唱える者がこれである。

<池田先生が贈る指針>
妙法は無量無辺の希望である。題目の師子吼から尽きせぬ勇気が湧き上がる。誓願の祈りと仏界の涌現は一体なのだ。
病との闘いは避けられない。しかし、いかなる病魔にも断じて屈しない色心不二の大生命力を出せるのが信仰である。
宿命をも使命に転じ、自他共に生命の宝塔を「常楽我浄」の香で荘厳しゆくのだ。

★★★★★ 創価大学が箱根駅伝往路優勝 ★★★★★
◇史上初、開学50周年飾る快挙
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路が2日に行われ、4度目の出場となった創価大学が5時間28分8秒で、同校初となる「往路優勝」を果たした。
箱根初出場から6年の時を経て、「1月2日」につかんだ栄冠! 目標の「総合3位」、さらにそれを上回る成績へ、あすの復路に向けて最高の流れをつくった。
午前8時。大手町の読売新聞社前で、全21チームによる5区間107・5キロのタスキリレーの号砲が鳴った。
創価大学の1区を託されたのは、福田悠一選手(4年)。同校の1万メートルと5000メートルの日本人歴代記録を更新したエースは終始、安定感のある落ち着いた走りを見せる。
序盤は選手たちが互いにけん制し合い、史上まれに見るスローペースの展開に。「何度も前に出ようとした」という福田選手だったが、「終盤が勝負所になる」とレースを冷静に見極め、我慢の走りで"時"を待った。
その狙い通り、残り3キロ付近の六郷橋からスパートをかけた他大学に競り勝ち、「区間5位以内」の目標を上回る3位で鶴見中継所に飛び込んだ。
「90点の走りです。満足しています」と福田選手。この日本人エースが生んだ勢いを、「花の2区」でケニア人留学生のフィリップ・ムルワ選手(2年)が加速させた。
7キロ手前で、後方から追い上げてきた東京国際大学の留学生に、ぴったりと張り付く。そして10キロ付近で、そのままそろって先頭に立った。
初出場ながら、中盤までトップ争いを演じる力走。区間6位で、1区からの"勝利の流れ"を3区の葛西潤選手(2年)に託した。
序盤は前を走る東海大学に差を広げられ、駒澤大学からの追い上げもあった。しかし、「臆することなく、良いリズムで走れた」と語る葛西選手は、後続を突き放し、力強い走りを見せる。
16・3キロ付近で2位に順位を上げると、先頭との差を34秒に縮める快走で、4区の嶋津雄大選手(3年)にタスキをつないだ。
区間3位でレースを終えた葛西選手は「自分の仕事ができたと思う。後を走る選手には自信を持って走ってほしい」と笑顔で。
続く嶋津選手は、10区の区間新記録をたたき出した前回大会の勢いを彷彿させる激走を見せる。
「2位でタスキを受け、1位の大学が見えて気持ちが高まった」と、5・5キロ過ぎで先頭の東海大学をとらえ、ついに創価大学が逆転。残り1キロ付近、左太ももをたたきながら苦しい表情を見せるも、粘りの走りで2位以下との差を広げ、トップで小田原中継所に入った。
区間2位の大健闘。「初心に戻って素直に競技に向き合えた一年間だった」と、これまでの歩みを振り返りつつ、「チームメートや周囲の支えがあって、ここまで来ることができました」と会心の笑みを浮かべた。
トップでタスキを受けたのは、5区・三上雄太選手(3年)だ。後を追う2位の東洋大学の選手は、前回大会で5区の区間新記録を更新している。
だが、三上選手は昨秋、"仮想箱根5区"の大会「激坂最速王決定戦2020」で優勝し、山上りへの自信を深めていた。
焦らずに走ることを意識し、首位を独走。終盤の下り坂は「脚が動かなくなるくらい、つらかった」と振り返るが、最後まで力強い走りを見せ、史上19校目となる「往路優勝」のゴールテープを切った。
往路を終えた榎木和貴監督は「予想以上の走りをしてくれた選手たちを頼もしく思います」と。そして、復路に向けての意気込みを語った。
「先頭を走る喜びを楽しみながら、他の大学とのタイム差は意識せず、自分たちの100パーセントの力を出し切ることに集中したい」
復路は、あす3日午前8時にスタートする。
2位・東洋大学との差は2分14秒。開学50周年の佳節を飾った創価大学のさらなる力走に期待したい。

☆創価大学駅伝部・榎木監督×お笑い芸人・ナイツ
◇箱根路に"もう一花咲か創価"
第97回箱根駅伝(1月2、3日)に2年連続4度目の出場を果たす創価大学駅伝部。今大会への同部のスローガンは「もう一花咲か創価」。新春特別企画では、創大OBのお笑いコンビ「ナイツ」が、大会に向けた同部の戦略や目標などを榎木和貴監督に聞きました。
〈ナイツ〉 榎木監督、どうぞ、よろしくお願いします。
〈榎木〉 よろしくお願いします。
〈塙〉 さっきね、監督から名刺いただいたんですけど、自分の名前が「エノキ」なのに間違えて「シメジです」って言ってきたんですよ。
〈土屋〉 それ、ボケですよ(笑)。僕らのためにわざとボケてくれたんですよ。
〈榎木〉 お二人のファンなので、僕なりに精いっぱいボケてみました(笑)。
〈土屋〉 ありがたいですね。さて本題に入りますが、今大会へは新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、今までとは違う対応が必要だったと思いますが。
〈榎木〉 そうですね。公式試合が少なかったので、選手たちのモチベーションの保つのが難しかったです。お笑いやエンタメもそうだと思いますが、人に披露する場がないのは、苦しいものです。ただありがたいことに、練習が継続できるよう対応していただきましたので、チーム独自で試合形式のタイムトライアルを行いました。その中で自己ベストを更新する選手が出るなど、切磋琢磨してモチベーションを保ったのです。また、シード権を獲得したことも、いい意味で選手のプライドになりました。
〈塙〉 去年の箱根で、創大が1区を1位で通過したじゃないですか。浅草の寄席の楽屋のテレビで見てたんですけど、他の芸人たちが「創価大学が1位だよ! ナイツ、おい、すげーな!」って盛り上がって。すごくうれしかったですね。
〈榎木〉 まさか区間賞を取るとは思っていなかったですね。米満が5位以内で2区にタスキをつなげば「いい仕事したな」と褒めようと思ってたくらいです。だから、あの時は選手の後ろを走る運営管理車の中で、瀬上総監督とハイタッチして大喜びしました。

◇前半区間から勝負をかける
〈土屋〉 今年はどのような戦略ですか。
〈榎木〉 強い選手を最初から並べていきたいと思います。留学生のフィリップ、4年生の福田を中心に、最初からいい流れをつくる。去年もそうでしたが、前半区間に上位にいることで、後を走る選手に勢いがつきます。戦力を出し惜しみせず、バンバン投入しようと思います。
〈塙〉 じゃあ俺たちも、みんなで応援に行きましょう!
〈土屋〉 それを今年は自粛しようと言われてるんですよ! ダメですよ、行っちゃ! 話を戻しますが、ライバル校はどの大学ですか?
〈榎木〉 私たちはどこの大学と、どう勝負するかというよりも、とにかく自分たちの走りを精いっぱいすることを意識しています。優勝争いをする大学は、お互いライバル校を意識しますが、私たちは、とにかく選手たちが100%の力を出し切ることに集中していきます。
〈土屋〉 それでも、前半にいい選手を集めるってことは、優勝候補の集団をかき回す展開になりますから、楽しみです。
〈榎木〉 今年のチーム目標は「総合3位」を掲げました。その意味では、往路で3位以上の走りをしないと達成できません。
〈塙〉 目標を決めるって勇気がいるじゃないですか。監督として相当な決意をしたんじゃないですか?
〈榎木〉 箱根のシード権を取ったことも初めてですし、出場自体、まだ4回目です。この目標を出した時、多分、周りの皆さんが"監督、暴走してるんじゃないか"と驚いたと思います。ですが、去年の箱根駅伝は3位から6位までが混戦で、9位の私たちとのタイム差が3分半程度。距離で約1キロちょっとです。うまく走れなかった区間もあったので、そこの強化を1年かけてしっかりやれば、3位争いをしていた大学と張り合える実力はつく。そう考えて、自信を持って3位という目標を選手たちと共有しています。
〈土屋〉 箱根駅伝というと「山」がポイントになりますよね。
〈榎木〉 うちはこれまで5、6区の山が課題でしたが、先日、「激坂最速王決定戦2020」という箱根を走る大会があり、うちの選手が優勝しました。実際のコースとは違いますが、対策の兆しが見えてきました。山で一番、差がつきますから、柱となる選手ができたのは強みです。
〈塙〉 上りと下りでどちらが大変ですか。
〈榎木〉 それぞれ違う"きつさ"があります。16キロ以上続く箱根の上りでは、脚に乳酸が溜まって、心肺機能、呼吸がきつくなる。下りでは常に、脚に体重の4、5倍の負荷が衝撃として掛かり続けますので、ゴール手前では脚の筋肉が動かなくなるほどつらいんです。

◇団結力で強くなったチーム
〈土屋〉 創大の監督に就任されて、2月で満2年ですが、創大の印象はいかがですか。
〈榎木〉 選手たちが素直で、純粋な気持ちで競技と向き合っているというのが最初の印象です。箱根に行きたいという強い思いを持っている学生ばかりなので、それに応えるために皆と頑張ってきたのですが、箱根への思いはどの大学にも負けないんじゃないかと思っています。
〈塙〉 強いチームは「個の力」と「チームの団結力」、どちらが重要なんでしょうか。
〈榎木〉 私は「団結力」だと思っています。創大は、高校トップの選手が入ってくるチームではないので、個の力でチームを引き上げるよりも、そこまで力があったわけじゃない選手が、切磋琢磨して高め合ってチームづくりをしてきた。皆の力で強くなってきたチームだと思います。
〈塙〉 高校野球を見ても、甲子園では意外に個の力が強いチームが途中で負けたりしますね。やっぱり最後はチームワークが大切なんですね。
〈土屋〉 創大の環境的にはどうですか。
〈榎木〉 監督に就く前、どんな環境で練習をしているのかと思い、見学しました。大学の立地や、グラウンドの施設を見た時、「この環境なら、選手を絶対に強くできる」と確信しました。構内だけでも相当きつい練習コースが作れるので、就任してから、私自身が構内や周辺を走ってコースをつくっています。選手たちからは「また監督がきついコースを見つけてきた」と言われていますが(笑)。
〈土屋〉 監督自身が走って、練習コースをつくるんですか?
〈榎木〉 はい。自分で走って、こういうところを走ったら面白いなと考えながら。実際、箱根駅伝の4区までの区間は、創大の周辺にもあるような上り下りなんですよ。さすがに5、6区の山だけは、再現できないですが。
〈土屋〉 僕ら学生の時、創大は、めちゃくちゃ坂を登ったところにあるなと思ってましたけど(笑)。
〈塙〉 しかも、歩こうとすら思わず、原付バイクで通ってたよね(笑)。創大ならではの地形を生かしてトレーニングができるのはいいですね。

◇勝負どころを見定める感性
〈榎木〉 さきほど、練習を見ていただきましたが、ナイツのお二人は、どのように漫才を磨いているのですか。一つのネタをじっくり練習されたりしていますか。
〈塙〉 僕たちにとっては、ネタづくりが練習に当たると思います。細かい作り込みの練習はしませんが、「呼吸」を大事にして、「テンポ」を合わせるようにしています。そのテンポの良さが、お客さんからしたら「芸」であって、"自分ではできないな"と思わせるのが、アマチュアとプロの違いにならないといけないと思っています。
〈榎木〉 ナイツさんを見ていると、感性を大事にしていて、そこが面白いな思っています。今の話、参考になります。選手も、練習したことを100%出すようにするわけですが、最後はやっぱり自分の感性なんです。常に運営管理車から指示は出せませんから。私が選手に言っているのは、「考える力を大事にしてほしい」ということです。指示待ちではなく、「ここが勝負どころ」と感じたら、自分の感性を信じて攻めていくのです。
〈塙〉 強い選手はそれができますか。
〈榎木〉 はい。レース中、私がイメージしていることを伝えなくても、選手が自分の体やペースを考え、自分の感覚で勝負に出ます。そういうのを見ると、監督としてうれしいです。
〈塙〉 去年の区間賞を取った米満くんなんて、まさにそうでしたね。
〈榎木〉 そうです。
〈土屋〉 さて、間もなく本番ですが、当日朝とか選手はどうやって過ごすのですか?
〈榎木〉 当日は、選手は朝の8時に走り出しますので、午前2時とか3時に起きて、準備を始めます。
〈ナイツ〉 えええ!
〈榎木〉 スタートから逆算して、朝食を食べたり、ウオーミングアップを開始したりと、体を動かしていくんです。それを大会当日だけではなく、1週間前から、そういうサイクルに変えます。勝負にこだわるなら、それくらいの準備が必要です。

◇総合3位を目指して
〈土屋〉 では最後に、箱根駅伝への意気込みを教えてください。
〈榎木〉 駅伝というのは、「いかに流れをうまくつくるか」が重要な競技でもあります。ですから、前半から上位争いを思い描き、しっかり山で勝負する。これを選手たちと共有していきます。往路は、ずっとテレビに映る位置で走るというのが選手への期待であり、私の理想です。
〈塙〉 楽しみですね! 僕らもM—1グランプリの過去最高が3位だったので、創大も僕らに追い付いていただいて(笑)。
〈土屋〉 違うでしょ(笑)。
〈榎木〉 いや、追い付きたいです!(笑)
〈塙〉 1月2・3日、自宅のテレビで、しっかり応援しますよ!
〈土屋〉 榎木監督、そして選手たちの皆さん、頑張ってください。全国の読者が勝利を祈っています!

2021年1月1日金曜日

2021.01.01 わが友に贈る

一年の計は元旦にあり!
真剣な祈りこそ
わが人間革命の源泉だ。
黄金の自分史の建設へ
朗々たる勤行から出発!

兄弟抄 P1088
『心の師とはなるとも心を師とせざれ』

【通解】
心の師となることはあっても、自分の心を師としてはいけない。

名字の言 「VUCAの時代」に問われるもの 2021年1月1日
「変動性・不確実性・複雑性・曖昧性」の英語の頭文字を取り、現代は「VUCAの時代」といわれる。次の一年を予測することすら難しい時代だ。昨年の元日、今の世界の危機を誰が予測し得ただろう▼未来への見通しを立てることが困難な時、社会は不安に覆われる。だが、未来は予測が決めるわけではない。「今、どうするか」の先にある。大いなる希望を抱き、前へ進む。その行動が未来を創造する▼「元朝に 祈るアジアの 広布かな」。60年前の1961年(昭和36年)元日、池田先生は詠んだ。この年、先生は初のアジア訪問へ。それは、日蓮大聖人の「仏法西還」、恩師・戸田先生の「アジアの民に 日をぞ送らん」との悲願を実現する平和旅であった▼このインド訪問時、同国にメンバーは一人もいなかった。先生はガンジス川のほとりで、未来を見据えた。「無数の地涌の菩薩を出現させてみせる」——と。その誓いに呼び出されたかのように今、インドの大地には幾十万の地涌の陣列が誕生している▼「希望・勝利の年」の幕が開けた。コロナ禍によって、「利他」「連帯」という普遍的な価値を社会の礎とする、新たな時代への転換を迫られている。この一年を、人類の宿命転換を成し遂げる元年に——その決意で祈り出発したい。(芯)

寸鉄 2021年1月1日
さあ万代の広布へ勝負の10年。自分が主役の気概で堂々と!誓願抱き進め
山に山をかさね波に波をたみ—御書。嵐は誉れ。題目第一の勇者は負けず
「婦人部」「男女青年部」結成70周年。師弟直結の人材城こそ希望の砦なり
本年で本紙創刊70周年。全読者の皆様に大感謝。励まし送る紙面充実誓う
あす「箱根駅伝」の号砲。走者よ悔いなく。われらも勝利の頂へダッシュ!

☆池田大作先生が「新年の歌」
大聖と
 共に師子吼の
  わが創価
 人類高め
  平和の宝処へ

妙法の
 三変土田の
  大光を
 あの街この国
  地涌の我らは

時は今
 万事を頼む
  愛弟子よ
 勝って築けや
  青年の大城を

二〇二一年 元旦

本年は、学会創立100周年に向かう「勝負の10年」の初陣となる一年。
一人一人が人間革命の実証を打ち立て、地域社会に善友の連帯を広げながら、「広宣流布」即「世界平和」の潮流を大きく起こしていこう!
立正安国の旗を掲げて勇猛精進の一年に池田先生と対談したトインビー博士は、文明の興亡と高等宗教の誕生の関係を明かした独自の史観で、歴史学に巨歩をしるした。
いわく"全ての文明の盛衰は、環境の大きな変化などの「挑戦」に、いかに「応戦」するかで決まる"と。そして人類の危機を救う可能性を持つ高等宗教として、東洋の大乗仏教に注目した。
翻って現代に目を向ければ、世界規模での感染症の流行、気候変動による災害の激甚化等、人類は今、幾多の試練に直面している。
こうした未曽有の挑戦に、どう応戦していくのか——先行き不透明な時代にあって、「創価の連帯こそが、社会を支える力」(ノーベル平和賞受賞者・エスキベル博士)、「創価学会の存在は、世界にとって大きな希望」(東京大学・市川裕名誉教授)等、192カ国・地域に広がる人間主義のネットワークに期待が高まる。
日蓮大聖人の御聖誕800年など、幾重にも意義深き節目を刻む本年。全世界の同志と共に、立正安国の旗を掲げる我らの祈りと勇気の師子吼で、社会に「希望」を送り、人類の宿命転換という「勝利」へ勇猛精進する一年にしていきたい。

大白蓮華巻頭言2021年1月号 人間尊敬の師弟旅を勇敢に!
広宣流布は、久遠元初より木来永遠に前進しゆく師弟旅である。来る年来る年、新たな地涌の友を招き寄せ、さらに強くスクラムを組み、明るく賑やかに進むのだ。
法華経二十八品の最終章に、無量百千万億の種種の音楽を奏でつつ大勢の仲問と駆けつけたのが、普賢菩薩である。普賢菩薩は遅れて来たことを収り返すような意気込みで、師と仰ぐ釈尊に誓いを立てた。
「閻浮提の内に、広く流布せしめて、断絶せざらしめん」
世界広布の誓願を、師はこの上なく喜び讃えられた。そして最後に、普賢をはじめ弟子一同に留められたのが、「当起遠迎、当如敬仏」の八字だったのである。すなわち、妙法受持の人を大切に守護し、「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」との遺誡である。
日蓮大聖人は、この「当起遠迎、当如敬仏」の教えを「最上第一の相伝」とされ、「釈尊八箇年の法華経を八字に留めて末代の衆生に譲り給うなり」(P781)と仰せである。
釈尊そして御本仏からの「最上第一の相伝」を、そのままに実践し抜いてきたのが、我ら創価の師弟の誉れだ。
「貧乏人と病人の集まり」との揶揄をむしろ誇りとし、宿命と戦い大法を弘める健気な庶民を最大に敬ってきた。
とともに「一切衆生に仏性あり」(P1382)との大確信に立って、あらゆる差異を超えて「人問尊敬」の対話を貫き、平和・文化・教育の次元で人類を結んできたのだ。
法華経の真髄が脈打つ学会と世界広布に生きる。その時、自他共に最極の生命を開き、無量の功徳を生み出せる。功徳は、自らの行動そのものから発し広がるものだ。
一九五一年(昭和二十六年)の一月六日、戸田先生は事業の最大の窮地にあって、私に一切の後事を託された。
「私の、この世に生まれた使命は、また君の使命なんだよ」「強く、強く、一緒に前へ進むのだ!」
この師弟の覚悟から全てを打開し、第二代会長就任の五月三日を飾って七十年。全世界の"山本仲一"たちと「普く賢い」英知を地球社会にいよいよ光らせゆくのだ。

感激の
 同志と共に
  春の曲
 普賢の智慧で
  闇を晴らして

☆2021年 主な学会史
「大阪の戦い」65周年
「山口開拓指導」65周年

<1〜2月>
アジア初訪問60周年

<3月5日>
壮年部結成55周年

<4月20日>
聖教新聞創刊70周年

<5月3日>
戸田城聖先生第2代会長就任70周年

<5月5日>
「創価学会後継者の日」制定45周年

<5月19日>
創価学会常住御本尊記念日70周年

<6月6日>
牧口常三郎先生生誕150周年

<6月10日>
婦人部結成70周年

<7月11日>
男子部結成70周年

<7月19日>
女子部結成70周年

<8月5日>
「母」の歌発表45周年

<9月26日>
米ハーバード大学での初講演30周年

<10月>
欧州初訪問60周年

<11月28日>
「魂の独立」30周年

<12月10日>
長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」発表40周年

☆〈学ぼう 1月の学会史 2021〉
◎1・1 小説『人間革命』連載開始
1965年(昭和40年)元日、池田大作先生が法悟空のペンネームでつづった小説『人間革命』の連載が聖教新聞紙上で開始。93年2月11日に連載回数1509回(全12巻)で完結。続編の『新・人間革命』は2018年9月8日、6469回(全30巻)で完結した。
※参考資料=小説『新・人間革命』第9巻「衆望」/VOD【広布史】「小説『人間革命』の執筆」

◎1・2 池田先生が男子部の第1部隊長に就任
1953年(昭和28年)1月2日、25歳の池田先生が男子部の第1部隊長に就任。翌54年3月までに、部員数を当初の4倍近くにまで拡大した。
※参考資料=『新・人間革命』第17巻「民衆城」

◎1・10〜15 雪の秋田指導
1982年(昭和57年)1月10日からの6日間、池田先生は障魔の嵐に耐えた秋田の同志のもとへ。渾身の励ましを送り、正義の勝ち鬨を上げた。
※参考資料=『新・人間革命』第30巻〈下〉「勝ち鬨」

◎1・14 「さんふらわあ7」号で四国の同志が師のもとへ
1980年(昭和55年)1月14日、第1次宗門事件の渦中、四国4県の代表約800人が客船「さんふらわあ7」号に乗り、池田先生の待つ神奈川を訪れた。同年5月にも2度、訪れている。
※参考資料=『新・人間革命』第30巻〈上〉「雌伏」

◎1・15「中等部結成記念日」
1965年(昭和40年)1月15日、中等部結成を記念する集いが全国で行われた。
※参考資料=『新・人間革命』第9巻「鳳雛」

◎1・25 「大阪事件」無罪判決
1957年(昭和32年)7月3日、池田先生は参議院大阪地方区の補欠選挙における選挙違反という事実無根の容疑で不当逮捕された。15日間に及ぶ獄中闘争の後、7月17日に出獄した。4年半の法廷審理を経て、62年1月25日、大阪地裁の無罪判決が出た。同年2月8日、検察は控訴を断念し、無罪が確定した。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「獅子」/VOD【広布史】「信心しきった者が勝つ」

◎1・26「SGIの日」
1975年(昭和50年)1月26日、グアムに世界51カ国・地域の代表が集まって開かれた第1回「世界平和会議」で、「SGI(創価学会インタナショナル)」が発足。池田先生はこの日に寄せ、83年から毎年、記念提言を発表している。
※参考資料=『新・人間革命』第21巻「SGI」

◎1・28 アジア初訪問60周年
1961年(昭和36年)1月28日、池田先生は、東洋広布を熱願していた第2代会長の戸田城聖先生の思いを胸に、アジアを初訪問。2021年1月で60周年となる。
※参考資料=『新・人間革命』第3巻「仏法西還」「月氏」「仏陀」「平和の光」

♪「希望・勝利の年」が開幕! 明けましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。(^^♪

2021.01.02 わが友に贈る

新聞休刊日

法華行者逢難事 P965
『各各我が弟子たらん者は深く此の由を存ぜよ設い身命に及ぶとも退転すること莫れ』

【通解】
おのおの我が弟子であろうとする者は深くこのことを承知しておきなさい。たとえ大難が身命に及んでも退転してはならない。

☆新春あいさつ 原田稔会長
◇「創価の善の連帯こそ社会の希望」
世界の友と「生命の世紀」を勝ち開くための10年が、いよいよ始まります。
「希望・勝利の年」の開幕、おめでとうございます。
21世紀となって、はや20年。時代はますます大きく、急速に変化しています。こうした時に広宣流布を進めるうえで大切なことは何か。
かつて池田先生はご指導くださいました。
「(学会は)時代を見通し、迅速に手を打ち、休みなく行動してきた」「あらゆる状況の変化に、電光石火のスピードで対処し、勝って勝って勝ち抜いてきた。だからこそ、世界中から賞讃され、期待される"平和と文化の大連帯"を築きあげることができたのである」と。
先生のもと、時代の変化という挑戦に勇んで応戦し、学会は世界192カ国・地域に同志の連帯を広げてきました。創立100周年までの「勝負の10年」、この先見の叡智と電光石火の行動を、実践の中で受け継ぐことこそ、我ら池田門下の使命であります。
先生は、こうも語られました。
「希望あるところ、勝利あるところに、自然と人は集まる」と。
御書に「仏法と申すは勝負をさきとし」(1165ページ)と仰せのごとく、「断じて勝つ」との信念なくして、「私は勝った」との勝利の実証なくして、本物の「希望」は生まれません。どこまでも題目を根本に、まず自らが勝ち、その歓喜の姿で周囲に希望を送ってまいりたい。その一人一人の人間革命の実践が必ずや善の連帯を広げ、人類の宿命転換に直結すると確信します。
さあ、この一年、わが希望、わが勝利で、地域を、社会を、明るく照らしゆこうではありませんか。

☆永石貴美子婦人部長
◇「慈愛の陽光で友を照らしゆこう」
お元気な池田先生、奥さまと共に、学会創立100周年への出発ができ、こんなにうれしいことはありません。
1963年(昭和38年)の1月、35歳になられたばかりの先生は「人類の希望の大道を開く」との決意で、アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアと、世界一周の平和旅に出発されました。
アメリカでは、広布に走る女性リーダーが、まだメンバーも少なく、まるで太平洋の水をスプーンですくっているようなもどかしさを感じていました。
「先生、アメリカは広いんです……」と言うと、先生は、"仏法の宇宙大の大きさから見れば、庭先のようなものだ。大事なことは、自分の境涯の革命だよ"と言われました。彼女は、"そうだ、私の境涯が狭く、小さいために、現実の厳しさに負けていた"と、目の前の霧がすっと晴れたといいます。
かつて池田先生はつづられました。「地道な、また、ひたぶるな祈りと行動は、一国そして世界の宿命をも転換しゆく偉大なる力となる」と。
婦人部結成70周年を迎える今、先生がまき続けてくださった希望の種が、世界中で笑顔の花となって咲いています。
私たちの使命は、一人でも多くの人の心を、希望の陽光で照らし、どんな苦難や絶望の闇をも晴らしていくことです。
御書に、「悲母をば大地に譬へたり」(1311ページ)とあるように、母の力は「大地」の力です。大地が草木を茂らせ、花を咲かせ、果実を実らせるように、創価の母は、宝の青年を、後輩たちを、慈愛で包み、大切に伸ばし、希望の未来を開いていこうではありませんか。
さあ! 希望と勝利輝く一年の出発です。今日も元気で、朗らかに、仏縁を広げゆく使命の道を歩み抜いてまいりましょう!

☆志賀昭靖青年部長
◇「師弟誓願の青年が新時代を開く」
学会創立100周年への開幕を告げる本年は、「新たな青年学会建設の10年」の船出であり、男女青年部結成70周年の佳節を迎える重要な一年です。
世界広布の歴史は、池田先生と共に、常に青年が戦いの先頭に立ち、勝利の突破口を開いてきました。それが学会青年部の誉れの伝統です。
コロナ禍という未曽有の危機にあっても、世界の青年部は広布の歩みを止めることなく、昨年、"必ずや人類の宿命転換を成し遂げる"との決意で「世界青年部総会」を開催。五大州130万人以上の友が誓いに燃えて「永遠の師弟旅」を開始しました。
本年、青年部は「新・人間革命」世代プロジェクトを掲げ、一人一人が広布の闘争の中で小説『新・人間革命』を学び深め、師弟の精神を心肝に染めて、新たな栄光の歴史を築いてまいります。
池田先生は「必ずや世界広宣流布を成し遂げてみせる!——この誓願に地涌の青年が一人立つところ、いずこであれ、『人間革命』と『宿命転換』の新たな劇が幕を開ける」とつづられました。
青春の全てを懸け、恩師・戸田城聖先生をお守りした池田先生の心を継ぎ、"我こそ「新時代の山本伸一」なり"との強き自覚で、共戦の弟子の陣列を幾重にも広げていきたい。困難な時代だからこそ、創価の哲学がいやまして輝く時であると確信し、今こそ縁する全ての人に勇気と希望を送る対話に大きく打って出ます。
創立100周年の峰を目指し、絶対勝利の信心を燃やして、「新・人間革命」世代の大行進を堂々と開始してまいります。

2020年12月31日木曜日

2020.12.31 わが友に贈る

新聞休刊日

四条金吾殿御返事 P1163
『一生はゆめの上明日をごせずいかなる乞食にはなるとも法華経にきずをつけ給うべからず』

【通解】
一生は夢の上の出来事のようであり、明日のこともわからない。どのような乞食にはなっても法華経に傷をつけてはならない。

☆四季の励まし 誓願の祈りが幸福を開く 2020年12月27日
◇池田先生の言葉
朗々と題目を唱える時、
わが胸中に太陽が昇る。
力があふれる。
慈愛がわく。
歓喜が燃える。
智慧が輝く。
諸仏・諸天が
いっせいに動き始める。
「仏法は勝負」である。
「人生も勝負」である。
その勝利を決める
一番の根本は唱題である。

唱題に徹すれば、
無量の功徳に包まれる。
たとえ今、
苦境にあっても、
何も恐れる必要はない。
唱題こそ、
幸福への大直道なのだ。

妙法の祈りとは、
「誓願」である。
最も強靱な精神の力だ。
祈りが心に
満ち満ちているところ、
いかなる臆病も、
あきらめも、弱音も、
入り込む隙などない。
祈りとは、
「必ず成し遂げる!」
という信念である。
「絶対に負けない!」
という確信である。
自分には無理だという
不信の壁を打ち破り、
「断じて戦い勝つ!」
という究極の勇気なのだ。

願いが叶うかどうかは、
どこまでも
自分自身の信心による。
大いなる希望と、
具体的な目標をもった、
強い祈りを
貫くことである。
祈りのとおり、
行動することである。

我らは"光の走者"だ。
いかなる乱世の闇も
打ち破り、赫々と
社会を照らしながら、
民衆の中へ走ろう!
友情と信頼の輪を、
地域にも、職場にも、
故郷にも広げゆこう!
わが敬愛する同志の皆様、
この一年、
本当にご苦労様!
ありがとう!
お体を大切に。
風邪などひかないように。
聡明に、元気に、快活に、
希望あふれる新春を!

【写真説明】紺碧の空に、一直線の飛行機雲。太陽の光を浴びながら、白い軌跡が彼方に伸びていく。21世紀を迎えた2001年(平成13年)1月、池田大作先生が東京・八王子市内でカメラに収めた。
鉄の塊である飛行機は、エンジンをフル回転させて得た推進力と翼が生み出す揚力で、地球の重力に打ち勝ち、厚い雲も突き抜けていく。
人生にも、試練や困難を乗り越える"前進のエンジン"が必要だ。その向上の原動力こそ、「南無妙法蓮華経」の題目である。
日蓮大聖人は「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1352ページ)と。この大確信を胸に、師弟誓願の祈りから新たな年を出発しよう。

☆2021年 未来部・未来本部の活動
◇後継者の育成に全力を挙げる
2021年「希望・勝利の年」は、池田大作先生が5月5日を「創価学会後継者の日」とすることを発表されてから45周年を迎える。
後継者を育てることは、未来を開くことにほかならない。池田先生は、コロナ禍の大きな困難から人類が力強く立ち上がろうとする今、「高等部、中等部、少年少女部の皆さんの前進こそ、全世界の次代の黎明を告げる暁鐘である」(大白蓮華2020年8月号「世界を照らす太陽の仏法」)と宣言された。目の前にいる一人の未来部員の成長が世界の「希望」となり、師弟の「勝利」となることを確信し、後継者の育成に全力を挙げる。
未来部担当者を中心に各部の友と協力して未来部員と「創価家族のつながり」を築き、日常生活の中で励ましの声を届けたい。また、未来部員同士が支え励まし合える「同世代のつながり」を築き、後継者としての自覚をより深めていけるよう、「未来部員会」や「少年少女部合唱団の集い」などの充実・工夫に力を注ぎたい。

【1】未来部員(高等部員・中等部員・少年少女部員)の取り組み
池田先生から贈られた「未来部7つの指針」を胸に、次の3点に取り組む。
�未来部時代に信仰の土台を築く
�創価後継の研さん目標に挑戦
�勉学・語学・読書に挑戦

【未来部7つの指針】
一、健康でいこう
一、本を読もう
一、常識を忘れないでいこう
一、決して焦らないでいこう
一、友人をたくさんつくろう
一、まず自らが福運をつけよう
一、親孝行しよう

�未来部時代に信仰の土台を築く
○勤行・唱題に挑戦しよう
☆一人一人が夢や目標に向かって、信心根本に努力する中で体験と確信をつかむ
○部員会等(未来部の会合)に参加しよう
☆同世代の連帯を築き、主体的に参加する中で、後継者としての自覚を深めていく
○座談会、本部幹部会(中継ならびに配信)に参加しよう
☆温かい創価家族の輪の中で、信仰の大切さを学び、後継の決意を固めていく

�創価後継の研さん目標に挑戦
○師弟の心を学ぼう
☆中・高等部は小説『人間革命』『新・人間革命』をはじめ『未来対話』『青春対話』『希望対話』『未来の翼』、少年少女部は『希望の大空へ』『希望の翼』『希望の虹』や、池田先生の創作物語などを読む
☆未来部機関紙「未来ジャーナル」「少年少女きぼう新聞」に掲載される池田先生の指針を学ぶ
○教学に挑戦しよう
☆中・高等部は「未来ジャーナル」に連載中の「ビクトリー御書」を、少年少女部は「少年少女きぼう新聞」に連載中の「師子王御書」を研さんする

�勉学・語学・読書に挑戦
○各種コンクールに挑戦しよう
※応募期間は7・8月の予定
<少・中・高>
・E-1グランプリ(E-1フェスティバル)
<中・高等部>
・読書感想文コンクール
<少年少女部>
・少年少女希望絵画展
・きぼう作文コンクール

【2】家庭での信心の継承の取り組み
親から、祖父母から、子や孫が信心を継承してゆく流れを確実に進める。未来部世代や未就学世代の未入会家族の入会にも取り組んでいきたい。ファミリー座談会などを通して家族で信仰体験やわが家の広布史を語り合う機会も積極的につくる。

【SOKAファミリー・チャレンジ】
一、家族で勤行・唱題を行う
一、家族で座談会・本部幹部会(中継ならびに配信)・部員会に参加する
一、家族で信仰体験やわが家の広布史を語り合うなど触れ合いの機会をつくる

【3】各部一体での未来部育成の取り組み
池田先生の「未来部育成の指針」を胸に、未来部機関紙や聖教新聞「未来部育成のページ」等を活用し、各部一体となって日常的に未来部員に声掛けを行い、未来部育成に全力で取り組んでいく。

【未来部育成の指針】
皆が宝! 皆に使命が! 皆を人材に!
一、学会の庭で守り育む
一、未来の勝利を信じ祈る
一、創価の心を語り伝える
一、家族を温かく励ます
一、師弟の道を共に歩む

�「未来部の日」を中心とした取り組みの充実
○「創価学会後継者の日」45周年記念行事の開催
○「(高等部)部長交代式」(2月を中心に)
○「少年少女部合唱団 入卒団式」「卒業部員会」(3月)
○「新入生歓迎の集い」(4月)の開催
○「創価ファミリー大会」(7・8月)の開催
○「座談会」「本部幹部会(中継ならびに配信)」への参加を推進
○「未来部員会」「未来リーダー研修会」などを開催
※「未来部の日」は、各部一体で未来部育成に取り組み、未来部の会合を最優先する
※各種会合の開催にあたっては、未来部員が主体的に取り組めるよう、工夫する
※「未来部員会」を行わない月は「少年少女部員会」の開催も検討する

�進学・進路への応援に全力
○創価一貫教育をはじめ進学推進に全力を挙げる
○未来部員全員が、進路に対し勝利できるよう応援する
○受験生を抱える家族へ最大の配慮と励ましを行う
※未来部希望月間中(3月)に未来部から青年部(男・女・学)へ移行する未来部員については各部がよく連携を取る(男女学生部については進学者カードを活用)

�家庭教育の応援
○教育本部と連携の上、「家庭教育懇談会(オンラインを含む)」等を通し、子育て世代の家庭をサポート
○各部と連携し、親子で参加できる子育て行事を検討する

�各部一体での未来部育成を協議
○各地域の運営会議、未来部育成会議等を開催

♪♪本年も、わが友メールをご愛読・ご利用いただき、誠に有難うございました。
明年も、コロナ禍に負けず、頑張っていきましょう!(^_-)-☆

2020年12月30日水曜日

2020.12.30 わが友に贈る

新聞休刊日

千日尼御前御返事 P1312
『たすけんとする日蓮かへりて大怨敵とをもわるるゆへに女人こぞりて国主に讒言して伊豆の国へながせし上又佐渡の国へながされぬ』

【通解】
(一切の女性を救おうとしている)日蓮を、かえって大怨敵と思われるゆえに、女性たちが、こぞって国主に讒言をして、伊豆の国に流罪したうえ、また佐渡の国にも流罪したのである。

☆随筆「人間革命」光あれ 新しき朝へ勇み進め 2020年12月25日
◇「創価」とは「希望」の光なり
我らの「価値創造」に限界はない!

私は
 誰にも負けない
   紅葉かな

かつて、人生と社会の戦野で奮闘する友に贈った句である。
炎のように真っ赤な枝葉を広げる紅葉の姿は、あまりにもけなげで、凜々しく、まぶしい。
何があろうが、誰が何と言おうが、断じて負けない——この不撓不屈の生命力が紅に染まったように見える。
やがて大地に散り落ちた葉は土壌を豊かにし、次の春、仲間の木々が勢いよく新しい枝葉を伸ばし、生長するための力となっていく。鮮やかな紅葉は、命のバトンタッチを見事に成し遂げた勝ち鬨ともいえよう。
まさしく、この試練の一年を耐え抜き、赤々と「負けじ魂」を燃え上がらせてきた、わが創価家族の英姿と重なり合う。
友の身を案じ、無事を祈り、声をかけ、励ましを送る。自分ができることからと、賢く朗らかに足取り軽く行動する。
いずこであっても、わが同志は「信心即生活」「仏法即社会」なりと一念を定めて実証を示し、世のため、人のため、家族のため、未来のために、粘り強く戦い続けている。
真正の「地涌の菩薩」でなければ、決してなし得ぬ行動である。
この「自他共の幸福」を願って動く、世界市民の連帯の壮大な広がりは、さながら御本仏が「地涌の義」と仰せの姿そのものであると、私は確信してやまない。
なかんずく、尊い命を守らんと医療現場で戦い続けるドクター部、白樺の友をはじめ、社会・地域の最前線で、日夜、献身されている方々のご苦労をあらためて労いたい。
また各界の識者からも"コロナ禍における希望と良識の言論"等と共鳴される聖教新聞を、日々配達してくださる「無冠の友」に感謝は尽きない。
さらに、聡明に"新様式"で工夫しながら、会館での会合を運営し、同志を守ってくれた、男女青年部の創価班、牙城会、白蓮グループの皆さん、本当にありがとう!
壮年部王城会、婦人部香城会、会館守る会、サテライトグループの方々をはじめ、広布の活動を支えてくださった全ての宝友の陰の戦いこそ、後世に語り継がれゆく創価の真実の姿なのである。

◇広布へ一人立つ
栄光の学会創立百周年へ、"勝負の十年"を決する「希望・勝利の年」がいよいよ幕を開ける。
「創価」とは、まさに無限の「希望」そのものだ。
一九四五年(昭和二十年)七月、出獄した恩師・戸田先生は、戦禍の焼け野原に立たれた。
先師・牧口先生は獄死。自らも衰弱し、事業は多額の負債を抱えていた。
国中が絶望に覆われ、希望の欠片も見えない。その暗闇の世に、たった一人、「今こそ広宣流布の時なり!」と心を定め、学会再建の戦いを開始されたのだ。
戸田先生は語られた。
「南無妙法蓮華経は、永劫永遠の根本法則である。大宇宙の本源力であり、無上道である。
ゆえに、この妙法を持ち、信じ、行動していく人に、断じて不幸はない。完璧なる幸福境涯になることは間違いない」と。
この最極の希望の行進に、先生は地涌の若人を、一人また一人と呼び出していかれたのである。
十九歳で先生の弟子となった私は、その後の学会存亡の危機にお供し、一九五一年(昭和二十六年)の五月三日、戸田先生の第二代会長就任の時を師弟して勝ち開いた。
希望ある限り、道は必ず開ける。相次ぐ苦難をも飛躍の転機へと変えていける。その汲めども尽きぬ希望の源泉こそが、妙法の信仰なのだ。

◇楽聖も逆境から
「自分に課せられていると感ぜられる創造を、全部やり遂げずにこの世を去ることはできない」
今月、生誕二百五十周年を迎えた楽聖ベートーベンの言葉である。難聴を患い、音楽家の命である聴力が日ごとに失われる中で認められた。
彼は聴覚を失っても、なお創造の使命を貫き、「第九」をはじめとする傑作を世に送り出した。いな、この逆境がなければ、「第九」も生まれなかったかもしれない。
楽聖を楽聖たらしめたのは、"わが魂はこれに打ち勝たねばならぬ"との誓いの炎であった。
人間の真価は、最大の逆境においてこそ鍛え顕すことができる。御聖訓にも「鉄は炎打てば剣となる」(御書九五八ページ)と仰せの通りだ。
ベートーベンは生涯、「情愛深い母」を慕い、感謝していた。母亡き後にも、「ああ、お母さんという美しい言葉を、私がまだ口にしていたり、それが聞こえたりしていた頃の私にも増して幸福な者があったでしょうか」と綴っている。
ベートーベンが人類に贈ってくれた「歓喜の歌」も、母の慈愛あればこそ誕生したのである。
明年は、「希望の太陽」たる婦人部の結成から、晴れの七十周年となる。
どんな大変な時にも、微笑みを忘れず、皆を温かく包んでくれる創価の母たちに、私は、あの「歓喜の歌」を捧げたい思いである。

◇困難な時にこそ
日蓮大聖人の御聖誕の八百年を前にした、この師走、木星と土星が仲良く大接近して、夕空に輝きを放った。
実は、目に見えて、これほど近づくのは約八百年ぶりということだ。前回は一二二六年(嘉禄二年)で、数え年五歳であられた大聖人も御覧になったかもしれないと、ロマンは広がる。
二十七年前(一九九三年)、御本仏御聖誕の二月十六日を、日本から地理的に最も遠い南米アルゼンチンの友と祝賀したことが思い出される。
共々に「日輪・東方の空に出でさせ給へば南浮の空・皆明かなり大光を備へ給へる故なり」(御書八八三ページ)の御聖訓を拝し、「心広々と太陽のように明るく、全国土、全民衆に希望の光彩を送ろう」と語り合った。
その通り、アルゼンチンをはじめ中南米さらに全世界の同志は、「太陽の仏法」の大光でいよいよ社会を照らしている。
同国の人権活動家エスキベル博士も学会の創立記念日にメッセージを寄せ、不安、絶望等の迷宮の中で大切なのは、異なる視点から"出口を見つける"力だと強調された。
そして、「どうか、人生において笑顔を絶やさないでください。最も困難な時こそ、前進し続けなくてはなりません。私たちは常にその『希望の力』で、より良い世界を築くことができるのです」と語ってくださった。
その希望の担い手として、博士が讃えられたのが創価の青年である。
五大州を結んだ世界青年部総会を経て、男子部も、女子部も、学生部も、皆、新時代開拓へ先駆してくれた。未来部も立派に成長している。
新たに始動した青年部の「新・人間革命」世代プロジェクトも、皆で最大に応援していきたい。

◇いざ「勝利」へ!
この苦難の一年にあっても、後継の若人たちを先頭に、世界広布は確実に進んでいる。我らの価値の創造に限界はない。
「大智度論」には、大乗菩薩の根本精神として、「大誓願あり、心動かす可からず、精進して退かず、是の三事を以て、名けて菩提薩?と為す」と記されている。
第一に「広布の誓い」。
第二に「不退の決意」。
第三に「勇猛精進」。
この三条件のもとで、我らの胸中に宿る偉大な力が脈動し始めるのだ。
文豪ビクトル・ユゴーは、亡命の苦難の渦中、民衆へ呼び掛けた。
「逆境にあっては、まさに、かく叫ばねばならぬ、『希望! 希望! また希望!』と」
そして、「仏法は勝負」であるがゆえに、我らはいやまして誇り高く——「勝利! 勝利! また勝利!」と、勇んで出発しようではないか。新しき朝へ、元初の誓いの「希望・勝利の峰」へ!

2020年12月29日火曜日

2020.12.29 わが友に贈る

危機の時代に挑んだ一年
尊き皆さまに感謝合掌!
年越し寒波や降雪にも
注意と準備を怠らず
無事故・安穏の新年を!

呵責謗法滅罪抄 P1126
『過去の謗法の我が身にある事疑いなし此の罪を今生に消さずば未来争か地獄の苦をば免るべき』

【通解】
過去の謗法が我が身にあることは疑いない。この罪を今生で消さなければ、どうして未来に地獄の苦しみをまぬかれることができようか。

名字の言 沖縄・婦人部員の蘇生劇 2020年12月29日
一日の日照時間が最短となり、太陽の勢いが最も衰えると考えられてきた冬至(21日)。琉球王国時代の沖縄ではこの日を元日と同様に重視し、「冬至正月」と称して新年を祝う儀式が催された▼起源とされる浦添城跡の王稜「浦添ようどれ」には、冬至の朝の光が差し込むように作られた門がある。先人たちは冬至を"太陽が生まれ変わる日"とし、再生した太陽に命の誕生や蘇生を願ったという▼沖縄のある婦人部員は6年前、子宮がんと診断された。その後も腸閉塞、脳動脈瘤を発症し、さらに夫も咽頭がんに。だが試練のたびに宿命転換を懸けて祈り抜き、今年に入り全てを乗り越えた。「病のおかげで新しい自分に生まれ変わることができました」と婦人。その蘇生劇に触れ、友人が入会した▼御書に「日輪・東方の空に出でさせ給へば南浮の空・皆明かなり」(883ページ)と。ひとたび太陽が輝けば、闇は消え去る。同じように自分が太陽となれば、周囲を励ましの陽光で照らしていける。仏法は苦悩の暗雲を晴らす「太陽の法門」である▼新しい一年の開幕は近い。コロナ禍のため会館での新年勤行会は行われないが、広布の誓願を新たにし、わが胸中に元初の旭日を赫々と昇らせよう。生まれ変わった生命で、共々に希望の新出発を!(首)

寸鉄 2020年12月29日
試練の年を智慧と団結で戦った同志に拍手!讃え合い「希望・勝利の年」へ
「勝負を以て詮と為し」御書。自分に勝つ因を今。目標定め大信力で前進!
水滴は水流をつくり、やがて大河に—渋沢栄一。歴史は勇気の一人が開く
未入会家族に感謝の言葉を。思いは"声に出して"こそ。一番身近な理解者
火災や交通事故に警戒。感染防止も隙なく継続。小事が大事、健康第一だ

☆心に御書を 第98回 社会を照らす創価の菩薩行
<御文>
『一代の肝心は法華経・法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり』(崇峻天皇御書、1174ページ)

<通解>
釈尊一代の説法の肝心は法華経である。法華経の修行の肝心は不軽品である。

<池田先生が贈る指針>
法華経の真髄を生きる。これが創価の人生だ。自らも悩みを抱えながら、友のため、社会のため、苦難に挑み行動する——わが同志こそ、現代の尊き菩薩なりと謳いたい。
不軽菩薩さながらに、善意を尽くして、たとえ反発されても屈しない。聡明に自在に創意工夫し、朗らかに信念と誠実の対話を貫くのだ。

☆ONE GOSHO 上野殿後家尼御返事
◇日々たゆまぬ挑戦を
2021年「希望・勝利の年」は、男子部結成70周年の佳節を迎え、2030年の学会創立100周年に向けた栄光の船出となる意義深き一年。今回は、広布の舞台で、たゆまぬ挑戦を貫くことの大切さを学ぶ。

◇御文
『法華経の法門をきくにつけて・なをなを信心をはげむを・まことの道心者とは申すなり、天台云く「従藍而青」云云、此の釈の心はあいは葉のときよりも・なをそむれば・いよいよあをし、法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし』(御書1505ページ)

◇通解
法華経の法門を聞くたびに、ますます信心に励んでいく人を真の求道の人というのである。
天台大師は「青は藍から出て、藍よりも青い」と言われている。この言葉の意味は、植物の藍は、その葉からとった染料で重ねて染めれば、葉の時よりも、ますます青みが深まるということである。法華経は藍のようなもので、修行が深まるのは、ますます青くなるようなものである。

◇背景
本抄は、日蓮大聖人が、駿河国(静岡県中央部)の門下であり、南条時光の母親の上野尼御前に送られたお手紙である。
本抄の御執筆は、文永11年(1274年)ともいわれてきたが、内容等から、尼御前の夫・南条兵衛七郎が病のために亡くなったすぐ後の文永2年(1265年)7月の御述作と考えられている。
兵衛七郎の逝去時、後に家督を継ぐ次男の時光は7歳、末の息子はまだ尼御前の胎内にいた。
大聖人は本抄で、苦境に置かれた尼御前を包み込むように激励しながら、仏の境涯を開くため、強盛な信心に、より一層、励むよう指導されている。

◇解説
日蓮大聖人が、幼子を抱えながら苦闘する上野尼御前に、「即身成仏」「地獄即寂光」との仏法の法理から、亡き夫は間違いなく成仏し、苦悩を免れていることを教えられたのが本抄である。"生きる希望"を送るためにつづられた励ましが、どれほど尼御前を勇気づけたであろうか。
今回の拝読御文では「この法華経の法門を聞くにつけて、ますます信心に励む人こそ、仏道を求める心を持つ、真の人である」(趣旨)と説かれている。尼御前が、真剣に信心の実践を貫き、偉大な妙法の力を示すことで、幸福境涯を開いてほしいとの大聖人の御慈愛を拝することができる。
続いて大聖人は、天台大師の『摩訶止観』に引用されている「従藍而青」の言葉を用いている。これは、「藍よりして而も青し」と読み、もともとは中国の紀元前3世紀ごろの思想家・荀子の本にある言葉である。
植物の藍の葉は、薄く青みがかった緑色をしている。藍という葉を使った「藍染め」は、何度も重ねて染めることで、色が濃く鮮やかな青になる。このことを荀子は「青はこれを藍より取りて、しかも藍より青し」と述べた。
大聖人は、これを比喩に用いて、「法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし」と仰せになった。信心を深め、「いよいよ」との決意で仏道修行を重ねていくことで、自身の生命が妙法に染め抜かれ、何ものにも揺るがない、仏の境涯を開いていけるのだ。
ここで青年部として拝していくべきは、弟子の生き方である。荀子が藍の表現を用いた意味は、教えを受けた人が、教えた人よりも優れること、つまり、"弟子がたゆまず学び続けることの大切さ"を譬えたものである。
弟子が、師の教えを不断に実践し続けていけるかどうか——「希望・勝利の年」の開幕に当たり、後継の弟子の証しとは、"たゆまぬ挑戦"にあることを、共々に確認したい。
池田先生は、今回の御文を通して指導されている。
「我らの信仰は、たゆまず成長し、前進するためのエンジンである。
『この一年、生まれ変わった決意で!』『もう一歩、自分の殻を破ろう!』——その清新なる誓いが、因果倶時で勝利を開く力となる。
いよいよ戦い続ける信心が、日蓮仏法の真髄である。たゆまぬ発心、そして挑戦の繰り返しこそ、わが生命を永遠に輝く仏界に染め抜いていくのだ」
男子部結成70周年の佳節を刻む2021年、「いよいよ」の志を我が胸に刻み、広宣流布・立正安国の実現へ、勇気の挑戦を重ねていきたい。師が後継の弟子につづり残した小説『新・人間革命』を日々ひもときながら、前へ前へとひたむきに努力の歩みを進め、一人一人が師弟の勝利劇を演じていこう!

2020年12月28日月曜日

2020.12.28 わが友に贈る

◇今週のことば
年末年始のあいさつは
大切な人間外交だ。
「法華を識る者は
世法を得可きか」
心の交流を明るく賢く!
2020年12月28日

四条金吾殿御返事 P1168
『又我が此の一門の中にも申しとをらせ給はざらん人人はかへりて失あるべし』

【通解】
わが一門の中でも、信心を貫き通せない人々は、(初めから信じないよりも)かえって罪がある

名字の言 どうしたら子どもは本を読むのか 2020年12月28日
子どもを本好きにするには、どうしたらいいか——この問いに「わたしの答えは、いつもきまっています」と語るのは、東京子ども図書館名誉理事長の松岡享子氏だ▼氏の答えは「生活のなかに本があること」「おとなが本を読んでやること」の二つ。「うちのなかに本があり、親が本を読んでいる姿を見る。それが、子どもには、本への第一歩です」と(『子どもと本』岩波新書)▼昨年、兵庫県加古川市教育委員会が行ったアンケート調査では、家族が読書する姿に接している子どもほど「読書好き」との結果が出た。例えば、小学5・6年生で「家の人がふだんからよく本を読んでいる」と答えた児童のうち、読書が「好き」と答えたのは62・4%。反対に「家の人がふだんから本をあまり読んでいない」と答えた児童で、読書が「好き」と答えたのは38・2%にとどまった▼子どもに「本を読みなさい」と言うのは簡単である。だが親の姿以上に、雄弁なものはない。日頃から読書に親しむ姿を見せることが大切であろう。そうすれば、子どもは自然に本と触れ合うようになるものだ▼普段は忙しい大人も、年末年始には子どもと一緒に過ごす時間が増える。家庭で本に親しむ大人の姿は、子どもに贈る最高のプレゼントの一つである。(誼)

寸鉄 2020年12月28日
露で「自然との対話」展。持続可能な社会へ。写真が伝える大地と生きる心
「毒薬変じて甘露となる」御書。これが妙法の力!苦しい時こそ祈りを強く
勇気を欠くことは喜びを欠くこと—教育者。一歩前進!この志に真の充実
子と生涯で一緒に過ごす時間、父親は実質3年と。黄金の思い出刻む一時を
大掃除の転倒・落下事故等に注意。高所での作業は無理せず。安全が第一

〈社説〉2020・12・28 師と共に新たな年へ
◇自らが闇を破る希望の光に
未曽有のコロナ禍で人類が大きな岐路に直面した2020年は暮れ、新たな年を迎えようとしている。今なお感染拡大に歯止めがかからない中で、誰もが不安を抱えていよう。しかし、それにもかかわらず、いな、だからこそ、私たちは「希望」の力を強く訴えたい。
顧みれば、創価の師弟の前進は、大難の連続であった。その中にあって、妙法広布の大願という、消えることなき「希望」の誓火を掲げ抜いてきたのだ。激動の一年の最後に、この真実を、改めて確認しておきたい。
新たな10年の船出となる明2021年は、戸田城聖先生の第2代会長就任から70周年の佳節を刻む。
昭和25年(1950年)、戦後不況のあおりで、戸田先生の事業は窮地に陥った。莫大な負債を抱え、給料は遅配。暴言を浴びせて去る者もいた。その中で、先生は学会の理事長を辞任する。
翌26年(51年)の1月6日、戸田先生は23歳の池田先生を自宅に呼んで告げた。
「私に、もし万一のことがあったら、学会のことも、事業のことも、いっさい、君に任せるから、全部、引き受けてくれないか」「私のこの世に生まれた使命は、また君の使命なんだ。私と君とが使命に生きるならば、きっと大聖人の御遺命も達成する時が来るだろう」
第2代会長が誕生する、わずか4カ月前の出来事である。聖教新聞の創刊、婦人部や男女青年部の結成など、広布史に燦然と輝く昭和26年。その年頭は、実は先の見えない真っ暗闇の中にあった。
だが、池田先生はいかなる苦境も"わが使命"と捉え、広布の突破口を断じて開こうと、師を支えた。その奮闘によって状況は好転。戸田先生は同年5月3日、第2代会長に就任した。そこから"20世紀の奇跡"とも言われた、創価の民衆勝利の万波が広がったのだ。
池田先生はつづった。「師を思えば、人は力が湧く。勇気がみなぎり、喜びがあふれる。背中を押してもらったように、胸を張って前に進めるのだ」と。
ここに希望がある。師弟共戦の魂がある限り、学会は永遠に発展していく。
今、私たちの眼前にも、コロナ禍という混沌とした状況が広がっている。苦悩も尽きない。しかし、闇が深ければ深いほど暁は近いという。自らが闇を破る希望の光となるのが妙法の信仰だ。「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(御書1360ページ)と仰せの通り、私たちは尊き使命を持った地涌の同志である。全てを変毒為薬した戸田先生、池田先生のように強く朗らかに生き抜きたい。
さあ師と共に、胸を張り、突き進もう。「希望・勝利の年」に向かって!

☆ストーリーズ 師弟が紡ぐ広布史 第3回 写真——友に希望の光を
◇月天子よ、広布に走る同志を守れ!
フランスは「写真発祥の地」といわれる。そのフランスの「ヴァル・ド・ビエーブル写真クラブ」から1998年、池田先生に「名誉写真芸術会員」の証書が届けられた。
同クラブの創立者は、ジャン・ファージュ氏と子息のアンドレ・ファージュ氏。2人はフランスで最初の写真博物館も創立したことで知られる。
90年5月、先生の作品を紹介する「自然との対話」写真展が同博物館で開かれた。アンドレ・ファージュ氏は、先生の写真について述べている。
「ただただ、非常に美しく、多くを語る必要はありません。それは、撮られた写真だけが美しいのではなく、SGI会長の生命、存在、人間性そのものが美しいのです」

「自然との対話」写真展の出発点となったのは、1971年6月9日。この日、先生は北海道の大沼研修所(現・函館研修道場)にいた。
翌10日は研修所の開所式。その準備に当たっていた先生は、午後8時過ぎ、周囲の視察のため車に乗った。漆黒の夜空だったが、山の向こうだけが明るい。
「あの光は何だろう」。先生の問い掛けに、同行の友は「函館の街の明かりでしょう」。
車は光の方へ進んだ。しばらくすると、雲の切れ間から、月天子が姿を現した。暗闇の中の輝きは、人工の光ではなく、満月であった。湖の水面には月光が金波、銀波となってきらめき、揺れていた。
先生は車に置いてあったカメラに手を伸ばした。湖畔を移動しながらシャッターを切り、フィルム数本分を撮影した。
それから10日後、先生は東京の男子部との記念撮影会に臨んだ。この折、代表のメンバーに、北海道で収めた月の写真を贈り語った。
——日夜、戦っている学会員の皆さま方が、この月の光に照らされて、英知輝く人になってほしい。月天子よ、わが友を見守ってくれ! こういう願いを込めて撮影したのです。

◇写真は一瞬の真剣勝負 人生も「今を勝つ戦い」
「自然との対話」写真展は、これまで世界41カ国・地域の151都市で行われてきた。初の海外での開催は1988年5月、フランスのジャックマール・アンドレ美術館である。
同美術館で写真展を開くことを提案したのは、館長のルネ・ユイグ氏。30歳でルーブル美術館の絵画部長に就任し、第2次世界大戦の時には、ナチスから「モナ・リザ」をはじめ、ルーブルの至宝を守り抜いた。アカデミー・フランセーズの会員であり、フランス学術界の頂点に立つ教育機関「コレージュ・ド・フランス」の教授も務めた。
欧州を代表する知の巨人が、池田先生の写真を「眼で詠まれた詩」と高く評価した。氏は写真の選定から額装に至るまで、自分で行った。
開会の前夜も、照明の角度や写真の配列など、細かく指示を出した。その姿には、先生の写真の芸術性を最大限に引き出そうとする情熱があふれていた。
開会式には、フランス写真博物館のファージュ館長の姿もあった。美術館での開催が、同博物館で先生の写真展が開かれるきっかけとなった。その事実は一つの文化交流が、心響き合う友情を育むことを示している。

1997年6月、台湾・台北で「自然との対話」写真展が開かれた。会場の国父記念館は、台湾随一の美の殿堂でもある。
6日間で3万人を超す市民が鑑賞。大きな反響を広げたが、アンケートの中に、こんな声があった。「心洗われる写真ばかりでしたが、台湾を写した作品がなくて残念でした」
池田先生が台湾の地を踏んだのは、1963年1月の1回のみ。しかも、飛行機の給油というわずかな時間である。ところが、鑑賞者の声を知った先生から伝言が届いた。
「私は台湾の写真を撮ったよ。台湾の皆さんの幸せを願って、シャッターを切ったよ」
写真展のスタッフは、思いもよらない伝言に驚いた。急いで、先生が過去に撮影した写真を調べ直した。すると、機中から撮影した、場所が判明しない数枚の写真が出てきた。電送され、台湾のメンバーが確認した。
写真は、瑠璃色に輝く台湾の山河を映し出していた。95年11月17日、香港から日本への帰路に撮影したものである。
台北での開催から2カ月後、台湾を代表する港湾都市・高雄で写真展が行われた。
入り口の一番近くに、機中の写真が飾られた。「台湾上空」とのタイトルが付けられた、その作品には、多くの人だかりができた。大粒の涙を流す台湾広布の草創の友もいた。
2009年、台湾SGIの本部・至善文化会館が開館。先生は「台湾上空」の写真とともに、「偉大なる われらの台湾 光あれ 広布と功徳に 一生包まれ」との和歌を贈った。
「皆さんの幸せを願って」先生が撮影した写真は今、同会館で、来館する友に希望の光を送り続けている。

71年の北海道訪問から、池田先生が本格的に写真を撮り始めたことを喜んだ写真家がいる。日本写真家協会の会長を務めた三木淳氏である。
学会員との交流の中で、氏は創価学会に関心を持つようになる。しばらくして、聖教新聞社から写真技術の指導を依頼され、先生との交流が始まった。
氏は先生の姿を追った。「民衆の指導者は"かくあれ"という姿を、映像で後世に残したい」との思いからである。海外で信心に励むメンバーの日常もカメラに収めた。68年、『写真 創価学会』を出版する。
氏は写真集に「私の見た創価学会」と題する一文を寄せた。その中で、67年8月20日、北海道・旭川市で行われた記念撮影会に言及している。
「場内二か所に記念撮影のためのスタンドが設けられ、一つのスタンドに三五〇人ほどの人々が登る。池田さんは、その一つのグループの前で対話をする」
「こうした記念撮影を一日に二〇組やり、その一つ一つに親切な指導を行っていく。たいへんな重労働である」
撮影会終了後、札幌への帰途、先生は砂川市にある「滝川公園」へ。園内を散策し、公園を後にしようとした時、一人の婦人が駆け寄ってきた。
夫は信心していたが、婦人は未入会だった。先生は婦人が抱いていた幼い次女の名前を尋ね、親子に温かな励ましを。感激した婦人は、4カ月後に入会。今、長女は婦人部本部長、次女は支部婦人部長として、北海道広布の最前線で幸福の連帯を広げている。
先生の行動を見ていた三木氏は、気に掛かることがあった。"なぜ、わざわざ滝川公園に行ったのか"。後日、その疑問をぶつけると、先生は答えた。
——以前、北海道で大変な広布の戦いがあった。旭川から札幌へ向かう途中、ある友が大変に疲れていた。その時、休息したのが、あの公園だった。
この言葉を聞き、氏はこう述べている。
「多忙の真っ只中にあっても、池田さんはそうした想い出をたいせつにする人である。このような思い遣りの一つ一つの集積が、(1960年の第3代会長就任から)わずか八年のうちに学会員一四◯万世帯を六五〇万世帯に伸ばした一つの理由ともいえよう」

73年3月21日、北九州市での第1回「九州青年部総会」。参加した九州鼓笛隊のメンバー全員のもとに、先生が撮影した美しい月の写真が届いた。
先生は折に触れ、自らが撮影した写真を、広布に献身する友に贈る。一枚の写真が、闇夜を照らす月光のように、座談会へ、友のもとへと向かう同志の心に希望をともし、人生勝利のドラマを生む原動力になった。
先生は記している。
「写真が一瞬の真剣勝負であるように、人生も『今を勝つ戦い』である。『今日を勝つ戦い』である」

【引用・参考文献】池田大作著『新・人間革命』第15巻、同著『忘れ得ぬ出会い』(『池田大作全集第21巻』所収)、『民衆こそ王者——池田大作とその時代』第4巻(潮出版社)

【編集余話】
1975年5月3日、池田先生の第3代会長就任15周年を祝す式典前のこと。先生は創価大学のロータリーで車から降りると、三木淳氏の姿を見つけた。
「三木先生、よく頑張られましたね。いつも健康を祈っています。お互い、もう少し長生きしましょう!」
氏は目頭を熱くしながら、声を振り絞った。
「おかげさまで、ここまで元気になりました。ありがとうございます……」

73年、氏は脳腫瘍の手術を受けた。カメラマンとして第一線に立つため、懸命にリハビリに励んだ。再起を支えたのが、「幸せになるために、人の3倍働こう」との先生の言葉である。
その言葉を耳にしたのは、67年8月20日、北海道・旭川での記念撮影会。北海道の友への先生の渾身の励ましは、6年後、闘病中の氏を奮い立たせたのである。

先生が撮影した写真について、氏はこう述べている。
「われわれ写真家は技術的に高度のものをもっているかも知れないが、表現の精神が果して充分であるかどうか名誉会長の作品から大いに反省させられる」
「数多くの作品を拝見して私が痛感したのはこれは指導者の写真作品であるということだ」

2020年12月27日日曜日

2020.12.26 わが友に贈る

明年の飛躍の勢いは
万全の助走で決まる。
真摯に課題を見つめ
緻密な計画を立てよう!
"静かな闘志"燃やして!

開目抄 P231
『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』

【通解】
過去の因を知りたいと思うなら、その現在の果を見なさい。未来の果を知りたいと思うなら、その現在の因を見なさい。

名字の言 成長度ランキング第1位に輝いた創価大学駅伝部 2020年12月27日
4年間で「5000メートル」のタイムがどれだけ伸びたか。過去10年で箱根駅伝に2回以上出場した大学を対象に、エントリーした4年生選手の「成長度ランキング」が発表され、創価大学が第1位に選ばれた▼高校生ランナーの多くが記録を持つ5000メートル。駅伝の世界では、この距離での伸びを「育成力」の指標としている。2015年以来、3回出場した創大は、これまで計9人の4年生がエントリー。全員が4年間で10秒以上タイムを更新し、高校時代から平均33秒39も縮めている(「Number」2021年1月7日号)▼「今年は4年生の勢いが違います」。創大の榎木和貴監督が語っていた。夏以降、4年生は目標だった5000メートルでの14分30秒切りを全員が達成。その勢いが全体に波及し、チームの底上げにつながったという▼「高校のトップレベルの選手が入るチームではなかった。だから皆で切磋琢磨しながら、個々の力を引き上げていった。それがうちの誇りです」と榎木監督。数字の上で示された創大の育成力とは「団結力」ともいえよう▼「応援したいから、応援にいかない。」——今大会のスローガンには特別な意味が込められている。創大はもちろん、全選手の力走に自宅からエールを送り、伝統ある箱根駅伝の成功を応援したい。(仁)

寸鉄 2020年12月27日
「体曲れば影ななめなり」御書。今日も題目根本に。年末年始もリズム正しく
絆を強めることは我らの力を何倍にも強く—英雄試練の時に励ましの声を
外出自粛による運動不足は心身に悪影響—医師。体を動かす習慣を聡明に
書類・データは「捨て方」が大切。大掃除の時期。情報管理の意識を忘れず
宗門は世界宗教たる学会の"足枷"だった—識者。C作戦30年。歴史の慶事

〈社説〉 2020・12・27 世界広布の勢いが加速
◇迫害を越えて輝く人間主義の光
コロナ禍に見舞われた本年も、世界中の同志が、オンラインを活用するなど工夫を凝らしながら広布を推進してきた。とどまるところを知らない世界広布の勢いが加速した契機の一つが、"衣の権威"との決別だった。
日顕宗(日蓮正宗宗門)が、池田先生の法華講総講頭職を一方的に罷免したのは、30年前の1990年(平成2年)12月27日。いわゆる「C作戦」(創価学会分離作戦)の謀略の発動であった。日顕宗は、話し合いを頑なに拒否したうえ、その後、学会を"破門"し、学会員への御本尊下付を停止するという暴挙に及んだ。
御本尊が欲しければ宗門につけ——。「一閻浮提の一切衆生」(御書840ページ)のために顕された御本尊を、あろうことか"信徒脅しの道具"にして、日顕が求めたもの。それは、法主に土下座のごとくひざまずく「伏せ拝」に象徴される、「宗教的権威に隷属する信徒」であった。
"衣の権威"を悪用して供養搾取の対象を増やそうとする日顕宗に、「一切衆生の同一苦は悉く是日蓮一人の苦と申すべし」(同587ページ)とまでおっしゃった日蓮大聖人の大慈大悲は、かけらもないことは言うまでもない。彼らが、宗祖の御精神を裏切った、師敵対の邪宗門に転落したのは、ある意味「必然」であった。
ハーバード大学名誉教授であるヌール・ヤーマン博士は、池田先生の哲学を"世界の人々が傾聴すべき「崇高なヒューマニズム(人間主義)」"とたたえた上で、次のように述べている。
「もしも創価学会の両肩に(宗門という権威主義の)"聖なる衣"がかかっていれば、それは大きな重荷となったでしょう。宗門から脱却し、超越していったことが、学会を『崇高なヒューマニズム』へと引き上げていったのです」
信心に出合えた喜びを語る、海外の友の「自分の可能性を信じ、成長していけることがこの信心の魅力です」「困難との戦いは、全てが自身の境涯を変革するための『人間革命』の戦いであると捉えられるようになりました」等の言葉に、人類普遍の「崇高なヒューマニズム」がいかなるものであるかが表現されている。
そもそも、「万人を幸福に」との日蓮仏法の精神を現代によみがえらせたのは創価学会である。その尊い軌跡を描いた小説『人間革命』『新・人間革命』を今、世界の同志が学び、一人一人が山本伸一との自覚で、自身の宿命転換と友への励ましに挑戦している。これこそ「人間主義」の宗教が開花した姿であろう。
われらは、民衆蔑視の極悪を踏み越え、社会に「希望」を送り、万人が「勝利」する法理を広げていく使命と誇りを胸に、世界広布の道をひた走りたい。

☆2021年 学生部の活動
【スローガン】
地涌のスクラム強く 広布拡大の先駆たれ!

【実践項目】
一、勇気と歓喜の折伏に挑む!
一、民衆厳護の英知を磨く!
一、人間革命の哲理を学ぶ!

2021年「希望・勝利の年」は、2030年への10年間を決定づける重要な一年となる。人類が未曽有の困難に立ち向かう時だからこそ、学生部は、生命尊厳の仏法を学び、社会変革の英知を磨きながら、人類の幸福に貢献する有為な人材を育成していきたい。
青年部の新たな取り組みである、「新・人間革命」世代プロジェクトを通し、池田大作先生が命懸けでつづってくださった、小説『人間革命』『新・人間革命』を胸に刻み、自身の舞台で実践する中で、誓願に生き抜く人生の揺るがぬ土台を築いていきたい。
今こそ「地涌のスクラム強く 広布拡大の先駆たれ!」とのスローガンのもと、創立100周年の勝利の決定打を放つのは学生部であると決め、異体同心の団結で、圧倒的な拡大の金字塔を打ち立てていきたい。

◇弘教拡大
�「方面学生部幹部会」「青年部幹部会」等を目指し、折伏・弘教に挑戦する
�リーダー率先の折伏で拡大の突破口を開く
�座談会に友人を招き、各部とも協力して、折伏・弘教を推進する
�「モバイルSTB」を仏法対話に積極的に活用する
�「聖教電子版」や「インスタグラム」の学会公式チャンネルを活用し、学会理解を広げる

◇人材育成
�徹底した「訪問・激励」で新たな人材を拡大
�座談会へ積極的に参加し、創価家族の歓喜のスクラムを拡大
�方面・県の人材育成グループに焦点を当て、広布後継のリーダーを育成
�各種グループ(院生会議、社会委員会、医将会等)の活動を強化し、次代の社会を担う多彩な人材を輩出

◇「新・人間革命」世代プロジェクト
�学生部についてつづられている章の研さんに取り組む
�毎月の第1週を「New Human Revolution week」(NHR week=「新・人間革命」週間)とし、研さんのリズムを定着させる

◇新入生の育成
�「進学者カード」で新入生を早期把握し、活動に一緒に参加する
�学生部結成記念日を目指し、新入生の「ビクトリー・リーダー」を輩出する
�方面・県の「1年生人材育成グループ」への入団生増加に努める

◇進学推進を強化
�各地域の「運営会議」「未来部連絡協議会」等を軸に、未来部担当者との連携を密にし、未来部員・大学受験生を把握する
�3月に開催される「未来部卒業部員会」に参加し、激励する
�夏の「未来部進学推進」を中心に、未来部員・大学受験生を訪問・激励する

◇教学力の育成
�学生部年間拝読御書「顕仏未来記」「立正安国論」「聖人御難事」、「大白蓮華」掲載の池田先生の御書講義等を研さん
�「全国部長講義」を開催し、リーダーの教学力を強化
�各種会合でリーダーが御書講義に取り組む
�ライブ講義「学生部スタディーチャンネル」を視聴し、全学生部員が研さんに励む
�8月に「学生部教学実力試験」を実施

◇学問の探究
�池田先生の識者との対談集、海外の大学・学術機関での講演を学ぶ
�古今東西の良書に触れ、世界市民としての教養を身に付ける
�語学の習得に努め、世界広布を担いゆく人材へと成長する
�国際社会で求められる幅広い教養や専門性、創造力、言論力を身に付ける

◇平和・文化・教育運動
�1・26「SGIの日」記念提言の勉強会等を実施
�学識者を招いての「学生部連続シンポジウム」を開催
�展示活動等を通し、同年代の学生・留学生と平和の連帯を構築
�SDGs(持続可能な開発目標)達成に向け、学生世代への普及と推進に貢献

◇年間主要行事
1、新入生歓迎大会(5月・各地)
2、ビクトリー・リーダー大会(6月・各地)
3、学生部教学実力試験(8月)
4、方面学生部幹部会(各地)
5、人材育成グループ総会(各地)

☆明日を照らす テーマ:希望を紡ぐ
今回の「明日を照らす」は、「希望を紡ぐ」がテーマです。
池田先生は「『希望』——それは、明日への前進の源だ。蘇生の原動力である。『希望』とは、自らが創り出していくものだ。志を同じくする友と、強く深く、育み合っていくものである」とつづられました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、いまだ先の見えない状況だからこそ、創価の励ましの力が求められています。どんな困難をも勝ち越え、自他共に希望の未来を開く仏法の哲理を学んでいきましょう。

妙法尼御前御返事
『水の底なる石に火のあるが如く百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる』(御書1403ページ)

苦悩を晴らす題目の光
【通解】(どんな十界の衆生も即身成仏できることは)水底に沈んでいる石でも、たたけば火を発するように、百千万年の間、闇に閉ざされていた所でも、灯を入れれば明るくなるようなものである。

南無妙法蓮華経と唱えるだけで仏になることができるのでしょうか——。
本抄は、妙法尼が抱いていた疑問に対する御返事です。
日蓮大聖人はまず、法華経について質問したことを「ありがたき大善根」(御書1402ページ)とたたえられています。"そんなことを聞いてもよいのだろうか"と思っていたかもしれない妙法尼は、どれほど安心したことでしょうか。「ありがたき」との一言に、どこまでも門下に寄り添い、励まされていた、大聖人の慈悲の振る舞いを拝することができます。
さらに大聖人は、法華経を受持する人は、必ず即身成仏すると述べられ、「南無妙法蓮華経の題目の内には法華経一部八巻二十八品の六万九千三百八十四の文字が一字ももれず、欠けず、収められているのです」(同1402ページ、通解)と示されます。だからこそ、何があっても妙法を信じ抜く、確信の祈りが希望を生み出していきます。
水の底にあった石でも、たたけば火を発するように、長遠な期間、闇に覆われた場所も、明かりをともせば明るくなるように、題目の力によって即身成仏は間違いないと、妙法尼に渾身の励ましを送られているのです。
どれほど深い苦悩の闇に覆われていようとも、法華経の題目を唱えれば、太陽が昇るがごとく、一瞬にして希望の光が差し込みます。
真剣な唱題から、自身の胸中に希望の旭日を生み出していきましょう。

食物三徳御書
『人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし』(御書1598ページ)

「自他共」の心に灯を
【通解】人のために灯をともせば、自分の前も明るくなるようなものである。

今こそ、地域・社会に希望を送ろうと、日本中、世界中の学会員がそれぞれの地域で奮闘しています。
本抄は断簡(切れ切れになった手紙)が現存しているのみで、いつ認められ、誰に宛てられた御書なのか、詳しいことは分かっていません。しかしその内容から、日蓮大聖人に食物を供養した門下へ与えられたものと拝されます。
人のために灯をともせば、その人の前は明るくなります。それは同時に自分の前を明るくすることにもなります。仏法に説かれる「利他の実践」は、必ず自分の功徳善根ともなっていくとの仰せです。
本年、創立90周年を迎えた創価学会の歴史とは、「自他共の幸福」を世界中に広げてきた歴史であると言えます。いかなる困難に遭っても、創価三代の師弟に連なる、学会員の一人一人が、不屈の精神で周囲に希望を広げてきました。
人々に不安が広がる社会状況にあって、「なんとしても友を励まそう」という仏法の実践は、自身の境涯を広げる、人間革命のドラマとなっていきます。そこに悲壮感はありません。むしろ学会員は"もっと工夫できるのではないか"と智慧を湧かせ、「自他共の幸福」を目指して希望を紡ぎ、朗らかに前進しています。
池田先生は「菩薩の行動には、無上の喜びがあります。随喜の連鎖となるのです。『喜とは自他共に喜ぶ事なり』『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(御書761ページ)です。これが大乗仏教、なかんずく法華経の真髄の実践なのです」と語っています。
今日も「自他共」の心に灯をともす、希望あふれる挑戦をしていきましょう。

2020年12月26日土曜日

2020.12.27 わが友に贈る

親子の時間を大切に。
夢や抱負を語り合うなど
宝の思い出をつくろう。
絆を強める冬休みから
信心継承のドラマを!

一生成仏抄 P384
『此の旨を深く信じて妙法蓮華経と唱へば一生成仏更に疑あるべからず、故に経文には「我が滅度の後に於て応に斯の経を受持すべし是の人仏道に於て決定して疑有る事無けん」とのべたり、努努不審をなすべからず』

【通解】
この旨を深く信じて、「妙法蓮華経」と唱えれば、一生成仏は、更に疑いがありません。 故に、経文(神力品)には、「我が滅度の後に於いて、まさに、この経を受持するべきである。この人は、仏道に於いて、決定して成仏することは疑いない。」 と、お述べになられています。ゆめゆめ、不審を抱いてはなりません。

名字の言 おおいぬ座の1等星「シリウス」の語源 2020年12月26日
"太陽の次に明るい恒星"をこの季節、南の夜空に見ることができる。おおいぬ座の1等星「シリウス」だ▼語源はギリシャ語の「セイリオス」で「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」の意味という。夜の街の明るさを得た代償に、星空の輝きを失った現代の都会からも、十分に堪能できる。まして、いにしえの人々が闇夜に見たシリウスの輝きは、畏敬の念さえ抱かせるものだったろう▼ブラジルの天文学者モウラン博士が子どもの頃に見つけた最初の星も、シリウスだった。池田先生との対談で「好きな星」として挙げ、こう語った。「私の夢は、絶望や闇から立ち上がる人間の魂や精神が、空で最も明るく輝くシリウスのように、最も強く輝いてほしいということです」▼苦悩の底にいるとき、人はその悩みにとらわれ、下ばかり向きがちになるもの。そんな時に見上げる星空は、生命の尊厳に、生きていることそれ自体の素晴らしさに、目を見開かせてくれるに違いない。視座の転換である▼御書に「所詮・万法は己心に収まりて」「日月・衆星も己心にあり」(1473ページ)と。我らは生命の中に、壮大なる宇宙を抱いている。コロナ禍の中で苦闘した一年も間もなく終わる。朗々たる唱題で、わが生命を輝かせ、新しき一年へ進もう。(之)

寸鉄 2020年12月26日
「桜梅桃李の己己の当体を改めずして」御書。皆の持ち味引き出す励ましを
燃え上がる信心でなければ祈りは叶わない—戸田先生。誓願の題目で前進
感染対策の急所は飲食—専門家。少人数、短時間、会話の時はマスクを徹底
信頼する組織・機関は日米で「病院」が1位—調査奮闘の医療従事者に感謝
餅を喉に詰まらせる事故に注意を。小さく切る、先に喉を潤す等の工夫励行

☆ストーリーズ 師弟が紡ぐ広布史 第2回 「分断」を乗り越える
◇30年後には、ベルリンの壁は取り払われているだろう
雨のベルリンを、池田先生を乗せた車が走っていた。1961年(昭和36年)10月8日、欧州初訪問の折のことである。
その2カ月前から、街を分断する「壁」が作られ始めていた。「冷戦」の渦中である。ベルリンは東西両陣営の思惑がぶつかり合う象徴だった。
先生が訪問する3日前には、亡命を決行した4人が銃撃され、命を落とした。いつ、どこから銃弾が飛んでくるか分からない——そんな危険な状況の中でのベルリン訪問だった。
ブランデンブルク門の近くに到着すると、先生は車から降りた。周囲にはイギリス軍の装甲車が走り、西ドイツの警察官が目を光らせていた。
先生は再び乗車し、「ベルリンの壁」に沿って移動した。弾痕が残る街角の柱、東ベルリンの方に向かって手を振る人の姿……。運転手も、東ベルリンに住む叔母と突然、会えなくなっていた。
「俺たちが望んだことじゃない」。そうこぼすと、運転手は肩を落とした。目に浮かんだ涙が、自由を奪われ、家族や同胞が引き裂かれる悲惨を物語っていた。
先生はもう一度、ブランデンブルク門の近くに立った。いつしか雨はやみ、空は美しい夕焼けに染まっていた。
先生一行が空を眺めていると、運転手は笑顔で語った。
——私たちは、こんな時には「空から天使が降りてきた」って言うんですよ。
夕焼けには、「西」も「東」もなかった。門を仰ぎながら、先生は同行の友に強い口調で訴えた。
「30年後には、きっと、このベルリンの壁は取り払われているだろう」
その言葉は、単なる未来予測などではなかった。必ずそうしてみせる、との決意の表明である。
先生は門の方に向かって、深い祈りをささげた。ベルリンの夕焼けに、先生の唱題の声が響いた。

◇私の心には「西」も「東」もない
池田先生のベルリン訪問から1年余が経過した1963年1月、ドイツに初の支部が結成された。結成大会の1月12日、先生はアメリカから伝言を贈った。
「支部名はドイツ支部にしたい。私の心には西ドイツも、東ドイツもありません。あのベルリンの壁をなくして、平和を建設していくことが皆さんの使命です」
 
ベルリンで仏法の実践が広がり始めたのは、70年代に入ってから。当時の座談会会場の一つが、ミルトン・アイロンスさんが経営するダンススタジオである。
アメリカ出身のミルトンさんは、先輩から「ベルリンの折伏の王になろう」と励ましを受け、対話に駆けるようになる。
ミルトンさんの紹介で入会した一人が、アンドレアス・ドイマーさん。祖父は、ブランデンブルク門から車で10分ほどの場所にある菓子工場を経営していた。
第2次世界大戦でドイツが降伏した後、ベルリンが東西に分割されると、工場の土地は東ベルリン側に入った。直後、祖父がチェコの収容所へ連行された。
祖父は解放された1週間後に急死。祖母は子どもたちを連れて、「壁」が建設される前の西ベルリンへ移り住んだ。
「壁」に囲まれた生活は、アンドレアスさんの心に暗い影を落とした。大学進学後も、気持ちは晴れなかった。そんな時、ミルトンさんに誘われ、座談会に参加。仏法の「桜梅桃李」「煩悩即菩提」などの法理に心から感銘し、信心を始めた。
家族も自分も、東西の分断で地獄を味わわされた。だからこそ、悲劇の街を、平和の楽土にしたい——人一倍強い思いで、アンドレアスさんは、ドイツ広布に走った。

カントやヘーゲル、ショーペンハウアーなど、ドイツは世界に名だたる哲学者を多く輩出している「哲学の国」である。
マティアス・グレーニンガーさんは、ベルリンの座談会で聞いた話が忘れられない。
——目の前に二つのドアがあるとしよう。一つ目のドアには「幸福」、二つ目のドアには「どうしたら幸福になれるのか」と書いてある。ドイツ人の多くは、二つ目を選ぶ。でも、幸福になる理論を知っていても、幸福になれるわけではない。
マティアスさんにとって、ベルリンは「大きな刑務所」のようだった。そこから逃れるように、フランスの大学へ留学。その時、仏法に巡り合った。
御本尊を受持してから3年後、マティアスさんに宿業の嵐が襲い掛かってきた。原因不明の神経衰弱で入院したのである。
医師から「一生、入退院を繰り返すだろう」と宣告された。だが、懸命に祈り続け、2カ月ほどで病を克服。信心の力を実感した。
84年、ベルリン支部の支部長の任命を受ける。翌年には弁護士資格を取得。ベルリンを東西融合の"平和の象徴"にする使命に燃え、友の激励に奔走した。

冷戦時代、先生は東ドイツの要人との会見に臨み、ソ連(当時)を訪問するなど、「東側」とも語らいを重ねた。それは、ドイツのメンバーの大きな希望となった。
——師は「壁」の向こう側で、「壁」を破る戦いをしている。
——私たちは、ドイツの中から「壁」を破る戦いをしよう。
先生の平和行動に呼応して、友は目の前の一人と心の絆を結び、人間主義の連帯を築いていった。
ドイツ広布の流れが水かさを増す中、想像しなかったことが起こる。89年11月9日、東ドイツが即日、自由出国を認めると発表した。翌日から出国ビザの申請を認めるという内容を、広報担当者が間違えたのである。
市民が西ベルリンになだれ込んだ。さらに、「ベルリンの壁」が打ち壊されていった。28年もの間、人間と人間を切り裂いていた「壁」は、瞬く間になくなった。

82年、先生のもとに、西ベルリンのヴァイツゼッカー市長から、招へいの手紙が届いた。
市長は、「壁」を「人間性を拒否する政治が石となった」ものと見ていた。「壁」の崩壊は、「人間性の勝利」にほかならなかった。先生もまた、その要因を「権力の魔性に対する人間性の勝利」と洞察した。
二人の会見が実現したのは、91年6月12日。東西のドイツが統一されて、8カ月後のことである。市長は、統一ドイツの初代大統領に就任していた。
先生は会見の焦点を決めていた。「次は『心の壁』を、どう壊すか」である。戦後45年の間、東西に分断されてきた人々が、果たして融和できるのか。ドイツの歩みは、「冷戦後の世界」を占う試金石でもあった。
当時、資本主義の西は優れ、社会主義の東は劣っているといわれた。先生は「むしろ、私がお聞きしたいのは、東のほうが西よりも優れている点は何かということです」と尋ねた。
大統領は即答した。
「大切なのは、互いに尊敬し合って、見つめ合うことです。相手を見下すことは許されません」
さらに、旧東ドイツの人々は、専制的な政治体制であったために、民衆の連帯の力が強いことを指摘し、「そうした連帯は西が必要としているものです」と語った。大統領の言葉に、先生は大きくうなずいた。
「ベルリンの壁」の崩壊から3年が過ぎた92年、旧東ドイツの地域で、初めての広布の集いが開催された。
社会主義の現実を目の当たりにしてきた旧東ドイツの人々は、"組織"に対する強烈な不信感があった。既存の社会に失望し、言葉ではなく事実をもって、幸福になる道を求めていた。メンバーは、自身の振る舞いを通して、仏法の哲理を広げていった。
2001年5月3日、旧東ドイツで初の支部となる「チュザンザ支部」が結成された。そして18年、同支部は「チュザンザ本部」へと発展。日本の九州と四国を合わせた面積と、ほぼ同じという広大な地域で、友は喜々として信心に励んでいる。
「次は『心の壁』を、どう壊すか」——ドイツと欧州のメンバーの挑戦は、人類史に燦然と輝く、崇高な歴史となるに違いない。

【引用・参考文献】池田大作著『新・人間革命』第4巻・第5巻・第7巻、同著『私の世界交友録』読売新聞社(『池田大作全集第122巻』所収)、『民衆こそ王者——池田大作とその時代』第11巻(潮出版社)、クリストファー・ヒルトン著『ベルリンの壁の物語』鈴木主税訳(原書房)、加藤常昭著『ヴァイツゼッカー』(清水書院)

2020年12月25日金曜日

2020.12.25 わが友に贈る

未曽有の苦難の中
不屈の絆を結んだ一年。
皆の奮闘に心から感謝!
培った忍耐力と創造力は
人類の未来を開く力だ!

富木尼御前御返事 P976
『我れ等は仏に疑いなしとをぼせばなにのなげきか有るべき、きさきになりてもなにかせん天に生れてもようしなし、竜女があとをつぎ摩訶波舎波堤比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれしあらうれし』

【通解】
私たちは必ず仏になると思えば、何の嘆きがあろうか。たとえ妃になっても何になろう。天上界に生まれても何の意味があろう。我らは(女人成仏の道を開いた)竜女の跡を継ぎ、(釈尊の最初の女性の弟子である)魔訶波舎波提比丘尼の列に並ぶことができるのである。何と嬉しいことであろうか。

名字の言 日記を付け始めた男子部員の決意 2020年12月25日
世界各地の訪問記を残したイザベラ・バードが旅行を始めた理由は、病弱な体を健康にするためだった。初来日は1878年。移動する船の甲板で「富士山が見える」という乗客の声に、左右を見渡したが見つからない▼ふと見上げると、そこに巨大な富士はあった。「その高さと雄大さを減殺するものが何物もないのである」(高梨健吉訳)という驚きぶりだった。想像を超える高みを知り、畏怖の念さえ抱く。自分の到達点の低さを思い知り、一層の精進を誓う。人生にはそんな局面がある▼ある男子部員が日記を付け始めたのは、自身の成長の軌跡を残すためだった。彼はまず年譜『栄光の共戦譜』をひもとく。池田先生が今の自分と同じ年齢だった何月何日は、どのような広布の指揮を執られたかを書き写し、その下段に自身の今日の出来事をつづる▼「先生の行動のスケールの大きさに圧倒され、私が書くのは反省と決意ばかりです」と彼。だがその目には"偉大な師匠を日々仰ぎ、一歩でも一ミリでも「師という大山」に近づこう"との決意が光っていた▼そんな彼が最近購入したという来年の日記帳を見せてくれた。誓いを果たした実証を、たくさん書き加えようとの意気込みだろう。今年のものよりサイズが少し大きかった。(代)

寸鉄 2020年12月25日
勝利の要諦は「一人なれども心のつよき故」御書。後継よ正義の旗持ち立て
常勝の源流「中大阪の日」負けじ魂とは勇気!必ず試練に勝つとの確信胸に
良書は善に対する意欲をかき立てる—文豪。じっり挑み思索深める好機
感染しない・させない為、マスクと距離確保が重要互いに配慮し充実の年末
交通事故死が都内で増、特にバイク関連多しと。慌てず無理せず安全運転

〈社説〉 2020・12・25 学会を支える友に感謝
◇希望は、新たな挑戦の中に
感染症の世界的流行に見舞われた本年は、「変化」の一年だったと言える。
マスクの着用が常態化し、テレワークが急速に広がるなど、私たちの生活様式は、大きく刷新された。
学会活動にも大きな変化があった。会合開催や訪問による激励などがしづらいときには、オンラインによる集いや励ましに挑戦。SOKAnet等を活用した御書講義なども好評を得た。
各地では7月以降、社会状況に鑑みて、池田先生の会長就任60周年「記念映像上映会」を皮切りに、会館の使用が徐々に再開された。"コロナ前"とは異なり、来館者への検温・アルコール消毒、身体的距離を保っての椅子席の設置、会合前後の換気など、感染対策が徹底されての運営となった。本紙にも、久しぶりの会館での集いに対する喜びの声が、多く寄せられた。
その後、座談会や本部幹部会の中継行事等も工夫を凝らして再開され、訪問による激励なども元気に行われる中、"新しい形式"での会合や会館使用の在り方が定着しつつある。
こうした挑戦の裏には、青年部の創価班や牙城会をはじめとする、会館を支える各種グループの友の奮闘があった。誰もが初めての経験で、戸惑いや不安もあっただろう。それでも、"広宣流布のため、絶対無事故のため"との思いで、果敢に応戦してきた皆さまの尽力に、改めて感謝申し上げたい。
御書には「須弥山の始を尋ぬれば一塵なり・大海の初は一露なり・一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祇の母は唯・一なるべし」(1237ページ)とある。
広宣流布という遠大な流れも、一歩の挑戦から始まる。コロナ禍における会館運営の工夫や取り組みも、一つ一つは、地道なことかもしれない。しかし、その積み重ねが、コロナ禍を経験して以降の広宣流布の在り方を、確実に形づくっていくことは間違いない。
今なお社会に閉塞感が漂う。どこに希望を見いだすかは、人類共通の課題であろう。社会心理学者の碓井真史氏は、本紙のインタビューで、「私たち人間の生き方に、新たな変化を生み出すことができると考えれば、そこに大きな希望を見いだせるのでは」と語る(9月26日付)。
そう考えた時、未知の感染症の流行という難しい事態にあっても、学会員が柔軟に対応し、励ましを広げ続けてきたこと自体、一つの希望の形といえよう。
変化を「生」の方へ、「善」の方へ、「幸福」の方へと動かす根源の智慧と力が妙法だ。我らは臨機応変に挑戦を続け、人間勝利の光道を開いていきたい。

☆2021年 女子学生部の活動
【スローガン】
希望の新時代! 福智輝くスクラムで 今日も誓いの前進を!!

「希望・勝利の年」が晴れやかに開幕します! 2021年は、学会創立100周年の2030年に向かう「勝負の10年」の出発の年。福智輝く女子学生部として、広宣流布の未来にとって大事な"時"を迎える今この時に、生まれ合わせた使命と喜びは計り知れません。
10年後、職場、地域、社会などで"要の世代"として活躍していくのが私たち女子学生部です。女子学生部員として過ごす宝の青春時代、信心根本に勉学や課外活動、就職活動など、あらゆることに挑戦する中で、自分自身を磨き抜き、一人一人が希望と勝利の人生を開いていきましょう!
池田大作先生は、「心広々と世界を結ぶ女子学生部のスクラムこそ、人類と未来の大いなる希望であり、私たち創価家族の最高の宝です。(中略)何があろうと、自他共に、大宇宙の根本の法則である題目を朗々と唱え抜いていくことです。どこまでも、世界中に広がる学会の善き仲間と共に、学び合い、励まし合って、世界広宣流布という最極の理想へ進んでいくことです」(本紙2020年9月12日付、9・9「女子学生部の日」45周年記念大会メッセージ)と、私たち女子学生部に対して限りない期待を寄せてくださっています。
私たちは、小説『新・人間革命』を日々、学び続ける中で、世界広布の誓いをますます燃え上がらせ、池田先生の平和の構想を実現しゆく弟子へと成長していきたい。
そして、今いる場所で、目の前の一人の友の幸福のために走り抜く中、自身の境涯も大きく広げ、何があっても負けない人生の土台を築いていきましょう!

【活動のポイント】
�目の前の一人を大切に、勇気と希望を送る真心の対話に挑戦しよう!
<指針>
大聖人の「立正安国論」は「一対一」の対話形式で展開されている。民衆一人ひとりの心に正義を打ち立てることを、「立正安国」の究極の方途として示されたのである。
ゆえに、私たちも眼前の一人の友と生命の共鳴を奏でることから一切の変革を始めようと、決心していた。桜梅桃李の友情と尊敬のスクラムこそ希望の礎なのである。
(本紙2020年7月7日付、「随筆『人間革命』光あれ」〈青年に無限の力あり〉)

�朝晩の勤行・唱題と、日々の学会活動の中で、「心の財」を積もう
�信心の喜びを語る対話・折伏に挑戦し、地域・キャンパスで友情と信頼を広げよう
�「青年部幹部会」を勝利のリズムに、各地域の華陽姉妹の輪の中で勇気の対話拡大に挑戦しよう

�御書、小説「新・人間革命」を通して、師弟の精神を学び、自身の実践に変えよう!
<指針>
『新・人間革命』に託した私の真情は、「戸田大学」で恩師から一対一の薫陶を受けたように、日本中、世界中の青年たちと、この書を通して命と命の対話を交わしたいということであった。
嬉しいことに、その願いの通り、今、いずこの地でも地涌の若人が「人間革命」の精神を学び、「山本伸一」の心を体して、人生と広布に、栄光の実証を威風堂々と勝ち示してくれている。
(本紙2018年9月15日付、「随筆 永遠なれ創価の大城」〈「人間革命」の大光〉)

�「池田華陽会御書30編」の研さんを通し、崩れぬ幸福の土台を築こう
�小説『新・人間革命』の研さん・熟読に挑戦し、師弟共戦の歴史を刻もう

◇小説「新・人間革命」を学び前進!「マイレボ☆タイム」
自己研さんや女学座談会で、小説『新・人間革命』を学び、日々の実践の中で師弟の精神を心に刻もう!
★「新・人間革命」世代プロジェクトに先駆し、「私の人間革命」で、今いる場所から希望を広げよう!
★学生部指導集『先駆の誇り』に収録されている、第6巻「若鷲」、第13巻「金の橋」、第22巻「波濤」、第28巻「広宣譜」の章を通して、学生部の使命をより深く学ぼう!
※マイレボ=マイ・ヒューマン・レボリューション(私の人間革命)の略

�池田先生の人間主義の哲理を学び、今いる場所から「平和への一歩」を踏み出そう!
<指針>
根が深く、しっかりしていてこそ、枝は伸び葉も茂る。平和運動も同じである。多くの人が平和を願い、平和を叫びはする。しかし、根となる哲理なき運動ははかない。私たち創価学会の平和運動には、生命の尊厳を説き明かした、仏法という偉大なる哲理の根がある。
(小説『新・人間革命』第30巻<下>「暁鐘」の章)

�1・26「SGIの日」記念提言を研さん
�池田先生の世界の識者との対談集、大学・学術機関での講演を研さん

◇年間主要行事
2月 女子学生部大会
5月 新入生歓迎部員会
9月 女子学生部大会
※5月、8月、12月に教学大学校の開催/教材=「開目抄」

☆心に御書を 第97回 妙法の功力は無量無辺
〈御文〉
『毒薬変じて薬となり衆生変じて仏となる故に妙法と申す』(新池殿御消息、1437ページ)

〈通解〉
毒薬が変じて薬となり、衆生が変じて仏となる。ゆえに妙法というのである。

〈池田先生が贈る指針〉
最愛の家族を亡くした門下へのお手紙である。
妙法の功力は無量無辺だ。ゆえに、生老病死のどんな苦しみも、必ず変毒為薬できる。どんな宿命も転換し、絶対に共に成仏できる。
悩みや悲しみを越え、今、踏み出す一歩こそ、皆を永遠の幸福境涯へ導く道程の出発なのだ。
何があっても、題目を唱え抜いて前へ!

☆対話のツボ 【問い】自分のことだけで精いっぱいです……。
多忙になる時期ですし、苦難の渦中にいる人にとってはなおさら、自分のことだけで手いっぱいになってしまうものです。
しかし、大変な時、苦しい時だからこそ、あえて広宣流布という"大きな祈り"を実践することも必要ではないでしょうか。
日蓮大聖人は「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)と訴えられました。また「大願とは法華弘通なり」(同736ページ)とも仰せです。
大聖人の大願に連なり、広布に生き抜くことによって、自身に具わる仏の智慧、力を湧かせて、あらゆる苦悩を勝ち越えていくことができます。
忙しさで小さく押し込まれたようになってしまった自身の境涯を、大きく切り開くことができるのです。
池田先生は「自らの悩みを抱えながら、それに押しつぶされない。『難来るを以て安楽』(同750ページ)と、広宣流布のため真剣に祈り、勇敢に学会活動に打って出る。広布の祈りは、仏・菩薩の祈りです。
大きな悩みを引き受け、大きく祈った分だけ、大きな境涯を開くことができる。気が付いたら、小さな悩みは全部、包まれ、乗り越えられている」と語っています。
"広布のため"との一念を定め、御本尊に祈り戦う中で、大きく境涯を広げ、人間革命していくことができるのです。