「信心するは随喜なり」
わが信仰体験を
生き生きと伝えよう!
歓喜と確信は伝播する。
友の胸中に決意の炎を!
妙心尼御前御返事 P1479
『この仏不死の薬をとかせ給へり今の妙法蓮華経の五字是なり、しかもこの五字をば閻浮提人病之良薬とこそとかれて候へ』
【通解】
この仏は不死の薬を説かれたのである。今の妙法蓮華経の五字がこれである。しかも、この五字こそ閻浮提の人の病の良薬と説かれている。
〈寸鉄〉 2019年5月17日
民衆万年の幸福を確立する事が我らの使命—恩師皆が未聞の事業の先覚者
「言と云うは心の思いを響かして声を顕す」御書。真剣、誠実、大情熱で語れ
学会の会館は信心錬磨の道場。「守る会」「宝城会」の皆様の献身に福徳燦然
世界高血圧デー。食事や運動、正しい生活リズムで健康人生を。日々賢く
「幼保無償化」今秋開始。公明が力強く推進。子供の未来を守る施策さらに
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 如説修行抄(下) 2019年5月11日
◇師弟不二の祈りと実践で勝利! 強き信心で障魔を破る
今月は、「如説修行抄」の後半を学びます。
池田先生は、本抄の講義の中で語っています。
「いよいよ、この創価の魂のバトンを青年が受け継ぐ時を迎えました。君たち青年が、末法万年の広宣流布の一切を継承しゆく段階に入っています。全世界に平和と人道の連帯を結びゆく使命を担う青年が立ち上がることを、人類は待望しています。ついに創価の青年が、自ら勝ち開いた凱歌とともに本舞台に躍り出る時が到来したのです」
師弟不二の誓いも新たに、6・4「世界池田華陽会の日」へ、希望に燃えて進んでいきましょう。(拝読範囲は、502ページ10行目〜本抄末尾です)
◇本抄について
本抄は、文永10年(1273年)5月、日蓮大聖人が流罪地の佐渡・一谷で著され、門下一同に与えられた書です。
題号の「如説修行」とは、「仏の説の如く修行する」との意です。「仏」とは釈尊のことですが、大聖人門下にとっては、末法の御本仏・日蓮大聖人のことと拝されます。
佐渡流罪という命に及ぶ大難の渦中で大聖人は、「開目抄」「観心本尊抄」を認められ、末法万年に民衆を救いゆく仏法の骨格を確立されます。
そして、両書の後に書かれた本抄では、三類の強敵が競うのは、真実の「如説修行の行者」の証しであり、門下に対し、大聖人と同じ不退の心で、折伏の実践を貫くよう、渾身の激励をされています。
◇御文
是等の大難には竜樹・天台・伝教も争か及び給うべき、されば如説修行の法華経の行者には三類の強敵打ち定んで有る可しと知り給へ、されば釈尊御入滅の後二千余年が間に如説修行の行者は釈尊・天台・伝教の三人は・さてをき候ぬ、末法に入っては日蓮並びに弟子檀那等是なり、我等を如説修行の者といはずば釈尊・天台・伝教等の三人も如説修行の人なるべからず(御書504ページ8行目〜11行目)
◇通解
(日蓮大聖人が受けられた)これらの大難には、竜樹や天台大師、伝教大師もどうして及ぶであろうか。したがって、如説修行の法華経の行者には、三類の強敵が必ず競い起こると知りなさい。
ゆえに、釈尊滅後の二千余年の間で、如説修行の行者は、釈尊・天台大師・伝教大師の三人はさておいて、末法に入ってからは日蓮ならびにその弟子檀那だけである。我らを如説修行の者と言わないならば、釈尊・天台大師・伝教大師の三人も如説修行の人とはならないのである。
◇解説
掲げた御文の直前から日蓮大聖人は、像法時代に法華経を弘めた天台大師や伝教大師と、御自身とを比較され、"私ほどの大難を受けてきた者はいない"との大確信を述べられます。
末法は、仏の正しい教えが見失われ、人々が法華経(実教)以外の仮の教え(権教)に執着する「権実雑乱」の時代です。
そうした中、大聖人は、末法の全ての人々の成仏を可能とする唯一の大法である「南無妙法蓮華経」を説き弘められました。
この結果、妙法への反発が強まり、天台・伝教よりも激しい大難が起きたのです。
重要なのは、そうした大難を勝ち越えてこそ、真の法華経の行者であり、弘める法の力も証明できるということです。
大聖人は、末法の全ての人々を救おうとの大慈悲から、あらゆる大難を乗り越え、不惜身命で妙法を弘められました。
大聖人は、その御境涯の上から、末法の如説修行の行者は、「日蓮並びに弟子檀那」だけであると御断言です。
本抄御執筆の当時は、大聖人門下への弾圧も過酷さを増していました。その中で"皆私と同じ、真の如説修行の行者である"との、慈愛と信頼あふれる大聖人の呼び掛けに、門下はどれほど奮い立ったことでしょう。
師弟不二の「如説修行」に徹する中に、一生成仏、すなわち人生の幸福勝利が開かれます。そして、「如説修行」の弟子が続いてこそ、広宣流布の限りない未来は開かれるのです。
創価三代の師弟は、大聖人の御精神を現代に受け継ぎ、あらゆる障魔を勝ち越え、世界広布の大道を開かれました。その道に続くのが私たちです。
「わが真正の弟子の勝利を祈りつつ」——池田先生は、本抄の講義の結びにこう記されました。私たちは、今こそ「如説修行」の信心で、祈り、語り、正義を示していきましょう!
★池田先生の講義から
万人平等の尊極な生命を開く法華経は、「民衆凱歌」の経典です。
あらゆる差異を超えて、人間の尊厳と社会の調和をもたらす「人類共生」の経典です。
現実の娑婆世界を寂光土へと変革する立正安国を謳い上げる「永遠平和」の経典です。
ゆえに、一人一人の生命の宝塔を打ち立て、善の連帯を広げ、人間讃歌の輝きの世界を構築していくところに、経文通りの真実の「如説修行」の後継があります。(2018年3月号「大白蓮華」掲載の「世界を照らす太陽の仏法」)
◇ ◆ ◇
師匠の願いはただ一つです。それは、不二の弟子が誕生することです。
そして、師匠と同じ志に立った地涌の群像が、ここかしこで活躍することです。
本物の弟子を求めるゆえに、あえて同じ労苦の道を歩めと、師匠は厳命するのです。(中略)
正義の中の正義であるがゆえに、戦い続けなければならない。そして断固、勝たねばならない。
これこそ三代の師弟に脈打つ学会精神であり、「宗教界の王者」たる学会の如説修行の魂です。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第5巻)
研さんのために
○…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第5巻(聖教新聞社)
○…『御書の世界』第3巻(同)