新しい世紀を創るのは
青年の熱と力なり。
縦覧而青の君たちよ
新たな広布の峰を
勇んで登攀しよう!
経王殿御返事 P112
『経王御前にはわざはひも転じて幸となるべし、あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、何事か成就せざるべき)』
【通解】
経王御前には、災いも転じて幸いとなるであろう。心して信心を奮い起こし、この御本尊に祈念していきなさい。何事か成就しないことがあろうか。
〈寸鉄〉 2019年5月9日
世界に人間的な連帯築く学会こそ時代の最先端—教授。心結ぶ対話を更に
音楽隊の日。勇気の旋律を奏でて65年。同志と共に永遠に勝利の行進曲を
中継行事を支える役員の皆様ありがとう!尊き陰の献身に冥の照覧は絶対
御書「弱兵を先んずれば強敵倍力を得る」。新たな拡大へ!幹部が模範示せ
ひったくり被害、午後9時前後が多いと。かばんは建物側に。警戒怠らず
☆知性の架け橋 キューバ ハバナ大学 2019年4月26日
◇1996年6月25日
池田先生がキューバ・ハバナ大学で「新世紀へ 大いなる精神の架橋を」と題して講演したのは、1996年6月25日の夕刻のことだった。
会場のアウラ・マグナ(大講堂)は、"革命の国"の知の殿堂にふさわしい威厳をたたえていた。
講演に先立ち、同大学名誉博士号の授与式が行われた。突如、雷鳴と豪雨が鳴り響いた。講演の冒頭、先生はこう語った。
「雷鳴——何と素晴らしき天の音楽でありましょう! 『平和の勝利』への人類の大行進を、天が祝福してくれている『ドラムの響き』です! 『大交響楽』です! また、何と素晴らしき雨でありましょう! 苦難に負けてはならない、苦難の嵐の中を堂々と進めと、天が我らに教えてくれているようではありませんか!」
次いで先生は訴えた。詩心によって小宇宙(人間)と大宇宙の架橋を。菩薩の心で人間と人間を結ぶ架橋を。そして、人間をつくる教育こそ、未来への架橋である——と。
終了後、大拍手が起こり、握手を求めて人々が押し寄せた。ベシーノ高等教育大臣(当時)は言った。「まさに、私たちの進むべき未来への進路をも示す講演であったといえるでしょう」
当時のキューバは、文字通り、嵐の中を進んでいた。同じ社会主義のソ連が崩壊し、国際社会で孤立。自国の領空でキューバ軍機が米民間機を撃墜する事件が起こり、緊張が高まっていた。経済はどん底だった。
先生は周囲の反対を押し切りキューバへ。「私は決断した。『行こう!』——私自身が『架け橋』になろうと。一人の人間と会い、一対一の友情を結ぶ。すべての道は、そこから始まる」と。
先生はハバナ大学を辞した後、フィデル・カストロ国家評議会議長(同)を表敬。
議長は「国内の公式行事で軍服をぬいだのは、革命以来、初めて」(当時のロイター電)とのスーツ姿で遇した。
池田先生が築いた友情と知性の架け橋を今、ハバナ大学と創価大学の留学生が往来する。
また、同国の同志は先生の歴史的な訪問を最大の誇りに幸福を広げている。
講演から
仏教は、人間の内なる「小宇宙」と、外なる「大宇宙」との密接不可分な関係性を、精妙に説いているのであります。それは、大宇宙のリズムに調和し、共鳴しゆく、人間の「生の全体性」であります。
宇宙の森羅万象は、"一念"、すなわち、人間の「心」に包括される。と同時に、その"一念"は、森羅万象に脈動し展開していくのであります。
この法理は、「人間は統一された宇宙」というホセ・マルティの洞察とも呼応しております。
わが"一念"の変革は、「詩心」の薫発とも連動しております。この"一念"の拡大が、他者と共感し、周囲へ貢献を広げつつ、生命の内奥から、智慧と慈悲の太陽を輝かせていくのであります。これこそ、万人に平等に開かれた、「人間の尊厳」また「生命の尊厳」の光彩でありましょう。
この内なる太陽を昇らせゆく「人間革命」こそが、"人間"の連帯を強め、"社会"の繁栄をもたらす。そして、"世界"の平和を創出する基点となるにちがいありません。