2017年11月7日火曜日

2017.11.07 わが友に贈る

題目こそ
価値創造の源泉だ。
いかなる苦難も
成長の糧に変えゆく
絶対的幸福の人生を!

立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』

☆女性に贈ることば 十一月七日
四十代からが、女性のひとつの勝負です。それまでは、焦らず、着々と、崩れざる福徳の土台を固めていくことです。

☆今日のことば365 十一月七日
先輩よ 真の勇気ある人になれ
われも 平凡のなかに勇気ある人になりたし
これ後輩に対する責任なり

☆御書と歩む 第91回 一念を定めて祈り抜け
『南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり』(新池御書、1443ページ)

◇通解
「南無妙法蓮華経」と、他の事にとらわれることなく唱えていく時に、自然と三十二相・八十種好を具えるのである。「如我等無異」(我が如く等しくして異なること無からしめん)といって、釈尊のような仏にやすやすと成るのである。

◇同志への指針
一念を定めて妙法を唱え抜けば、ありのままの凡夫の姿で仏と同じ生命を具えていけるとのお約束である。
広布に進みゆく学会活動の中でこそ、互いの仏性を触発して、皆が人間革命することができる。
誰も差別なく、置き去りにしない。「如我等無異」という仏の誓願に連なって、我らは題目を響かせ、向上と幸福のスクラムを広げゆくのだ!

☆世界写真紀行 第26回 シンガポール マリーナ・ベイ地区
◇挑戦の心で新たな出発を
半世紀前、誰がこの街の様子を想像できただろうか。「奇跡」と呼ぶにふさわしい、堂々たる発展ぶりだ。
シンガポールのマリーナ・ベイ地区。
3棟のビルに"船"が乗った独創的なデザインは、複合施設「マリーナ・ベイ・サンズ」。付近には、美術館や博物館、コンサートホールなどの文化施設や、大型ショッピングセンターがあり、世界中から多くの人が訪れる。
日本の淡路島ほどの国土に、中国系、マレー系、インド系など500万人が暮らす。一人当たりの名目国内総生産(GDP)は日本の約1・4倍。世界的な経済大国だ。
その建国の歩みは、苦難に満ちたものだった。
1965年8月、シンガポールは、マレーシア連邦から独立した。資源はない。水や食糧も満足になかった。
建国の父リー・クアンユー首相は、池田先生との会見(88年)で振り返った。
「地理的にも小さく、人口も少ない。一国として成り立つには、すべて小さい。その課題を克服するためには、世界各国とリンク(連携)を結んでいかねばならなかった」
この言葉通り、首相自身が各国を回り、友好関係を築いていった。"人こそ最大の資源"と、英語教育を取り入れ、海外からも幅広く人材を受け入れた。こうした政策により、同国は目覚ましい経済成長を遂げていく。
2000年11月、池田先生がシンガポールへ。5年ぶり3度目の訪問である。街は至る所で建設が進み、活気にあふれていた。
シンガポール創価学会(SSA)もまた、足並みをそろえるように発展。毎年のシンガポールの独立国家式典には、政府の要請を受けたSSAのメンバーが出演するなど、社会貢献の連帯に絶大な信頼が寄せられている。
26日のリーダーの集いに出席した先生は、シンガポールの国民が心を一つにして独立後の試練に挑み、国家を建設してきた歴史に言及。困難に立ち向かう「挑戦の心」こそ、同国の精神の柱であると強調した。
さらに先生は、SGIの躍進の様子をたたえた上で、こう語った。
「『創業は易く、守成は難し』という言葉がある。人間の傾向として、いったん基盤ができあがると、たくましい挑戦心を失い、どうしても守りに入ってしまいがちである。だが、それからが本当の戦いであり、本当の挑戦が始まるのである。いかに環境が整おうが、建設期のみずみずしい情熱を、開拓の心を、決して忘れてはならない」
挑戦の心が燃える人は、何があっても負けない。どこまでも朗らかに、「いよいよだ!」「さあ、これからだ!」と前へ進むことができる。
きょうも師と共に、尊い同志と共に、はつらつと出発しよう。広布の大理想を胸に、自分自身の挑戦を開始しよう。このたくましい前進と向上の心こそ、永遠の学会精神である。