若き君よ親孝行であれ!
感謝の心があれば
限りなく向上できる。
報恩の人生に
行き詰まりはない!
四条金吾女房御書 P1109
『たとへば秘薬なりとも毒を入れぬれば薬の用すくなし、つるぎなれどもわるびれたる人のためには何かせん』
☆女性に贈ることば 三月十八日
岩にさえぎられた苗木は、まっすぐに伸びることはできない。かといって、温室で育てたものは、早く生長するが、風雪に対する抵抗力が弱いものである。
伸び伸びと、自由な空気のなかで、しかも、自然な試練のなかに、鍛えられていくことが、子どもにとつて幸せな道ではないだろうか。
☆今日のことば365 三月十八日
今日の目標は
その日のうちに必ず達成することだ
それがまた
明日の戦いへの勝利の因である
☆全国学生部総会から 2017年3月5日
◇君よ永遠に勝利の光源であれ
全国学生部総会に、各地から喜々として集い合った俊英たち。広布に駆ける友の活躍を紹介する。
東京・練馬総区の関谷諒介さんは先月、父を入会に導いた。
両親が離婚し、母と妹の3人で暮らしてきた関谷さん。家族を支えるために懸命に働き、御本尊に向かう母の背中を見るたびに誓った。"俺が一家の柱として家族を守る!"
大学に入学し、家計も苦しかったが、"今こそ宿命転換の時"と決め、学会活動に歩きながら、通学時間などを使って猛勉強した。その結果、学科で最優秀の成績を修め、特待生として奨学金を取得。信心の確信を深めた。
「学生部結成60周年に、境涯を大きく開きたい」
真剣に祈る中で、頭に浮かんだのは、何年も連絡を絶っていた父の存在。勇気を出して会い、真正面からあふれる思いをぶつけた。
「お父さん、一緒に幸せになろう!」
思いは届いた。
関谷さんは語る。
「今までの経験を誇りに、親孝行の人生を歩み抜いていきます!」
◇
「つらかった時、いつも同志が寄り添ってくれたから、今の自分があります」と振り返るのは、大阪・北摂総県の玉井敦司さん。
昨年3月、玉井さんの運転するバイクが車に追突した。すぐさま病院に搬送され、緊急手術を。一命は取り留めたものの、10日間の入院とリハビリ生活を余儀なくされた。その間、地域の同志は、毎日のように見舞いに来て、温かな励ましを送ってくれた。
ここまでしてくれるのか——感動で心が震えた玉井さんに、ある思いが芽生えた。「励ましを送れる側になろう。それがみんなへの恩返しだ」
退院後は、学会活動に積極的に参加。昨年の12月には、悩みを打ち明けてくれた友人に、人生初の弘教を実らせることができた。
先月、学生部の部長の任命を受け、訪問激励に奮闘する玉井さんは、力を込めた。「結成60周年の6・30へ、創価の励ましのスクラムを、より一層広げ、強くしてみせます!」
◇
満面の笑みで会場に集ったのは、長崎総県の岩本寛希さん。求道の心に燃え、元気いっぱいの姿が印象的な岩本さんだが、昨年は悲しみを抑えきれない出来事が起こった。母に、がんが見つかったのだ。
しかし母は気丈だった。強盛な祈りで病魔に立ち向かっていた。その母の姿や周囲の同志の励ましに支えられ、岩本さんは立ち上がった。"自分の戦った福運で母を治してみせる!"
唱題をあげては勇気を奮い立たせ、友人に語った。断られる度に、一層強く祈り、再び対話に挑戦した。
「この信心で幸せになろう!」。岩本さんの熱意が伝わり、友人は先月、晴れやかに入会した。
対話に挑む中で、母の病も徐々に回復。昨年受けた手術も見事に成功した。
岩本さんは語った。
「同志の励ましが前進の活力になりました。報恩の思いで、後輩の模範になれるよう成長していきます」
◇
国際色豊かな大学院で、神経生物学の研究に当たる沖縄総県の平良正和さん。世界への雄飛を誓って大学に入ったものの、入学当初は環境の変化や授業のレベルの高さに行き詰まった。
そんな時、いつも思い出す曲があった。創価学園の愛唱歌「負けじ魂ここにあり」である。池田先生が新たに5番の歌詞を作詞し、学園生に贈ったのは、2009年3月。当時、平良さんは創価中学生だった。
「学べ勝ち抜け 世界まで……」。愛唱歌を口ずさみながら勉学に励んだ。
また、悩みと向き合いながらも懸命に戦う同志の姿に触れ、決意が深まった。
「俺も負けられない。研究でも活動でも必ず勝つ」
学会活動に走りながら、研究に打ち込む日々。先月は県内の11の大学や高等教育機関に通う学生が集い、一つのテーマをもとに議論し交流を深める「沖縄学生サミット」に、大学の代表として参加。企画・運営にも携わり、成功に導いた。
平良さんの決意は固い。「将来は、世界に通用する脳科学者となって、先生にお応えしていきます!」