変化の激しい時代。
さまざまな兆候を捉え
時を逃さず対処する。
これが発展の急所だ。
深き祈りで名指揮を!
四条金吾御書 P1176
『とがありともせうせうの失をばしらぬやうにてあるべし、又女るひはいかなる失ありとも一向に御けうくんまでもあるべからず』
☆女性に贈ることば 三月五日
命にはかぎりがある。だからこそ、何に命を使うかが重要です。
人間を育てることは、最高に尊いことではないだろうか。
☆今日のことば365 三月五日
友よ 強く雄々しく立てよ
僕が信ずる 君が心を
苦しい仕事 深夜の勉強
これも修行だ 苦は楽し
君が信念 情熱を
仏は じっとみているぞ
友よ 負けるな希望を高く
僕が信ずる 君が心を
努力 努力 また努力
あの日の誓い忘れるな
君の意気と若さとで
断じて進め あくまでも
友よ 忘るな微笑を
僕が信ずる 君が心を
清らかに 夢みつつ
進みゆく君が心の美しさ
ああ わが友よ強く
君が友よ
☆青年部のページ 励ましの対話が未来を開く 山口圏女子部 2017年2月21日
◇"婦女一体"で活動者が増加
昨年の7月以降、山口圏では女子部員の会合参加者が3倍以上になった。「折伏チャレンジャー」も増え、新任のリーダーも育っている。その理由を聞くと、皆が「"すずらん"が……」と口にする。何が起きているのか? 山口圏女子部の取り組みを追った。
◇「気付き」のある週1回の交流
「実は、母が病で……」
ある女子部員が漏らした言葉に、婦人部員が寄り添う。
「大丈夫。皆で祈ろうね。諦めないで」
その隣では別の女子部員と婦人部員が喜びに包まれていた。
「友人に聖教拡大できたんです!」
「すごーい! おめでとう」(拍手)
昨年7月から毎週1度、圏で行われている婦人・女子部の「すずらん唱題会」での一こま。皆で祈った後に、グループに分かれて「信心の原点」や「折伏で大切なこと」など、毎回異なるテーマでディスカッションをしている。
そこでは、女子部員から家庭や仕事での悩み、勇気の対話拡大の報告といった発言が。
その一つ一つに婦人部員が耳を傾け、苦しみや喜びを分かち合い、自らの体験を伝えながら確信の声で励ます。
「やっぱり信心ってすごい!」「悩みを乗り越えてみせる!」「私の人生はこれからだ!」——そんな"気付き"がここにはある。
今は、30人ほどの女子部員と本部や支部の婦人部リーダーたちで、にぎわうが、半年ほど前までは皆、想像もしなかったという。
◇勇気の一歩から歓喜が広がる
昨年10月は、若き日の池田先生が指揮を執った「山口開拓指導」から60周年の佳節だった。
対話拡大で荘厳しようと、圏女子部長の神田莉佳さんは年頭から心に深く決めていた。
しかし、婦女一体の取り組みで月1度の「すずらん唱題会」を始めても、女子部の参加者は10人程度。婦人部の方が多かった。
「婦人部の皆さんに申し訳なくて、悩んだこともありました。でも、"婦女一体の拡大で、先生に勝利の報告をする"という誓いは、絶対に捨てませんでした」
7月のある日、圏婦人部長の沖本万須美さんから提案があった。
「折伏といっても、まずは祈りから。毎週、皆で集まりましょう」
その後、女子部の「折伏チャレンジャー」一人一人に、婦人部の担当者を付けることにもなった。
神田さんは"拡大のチャンス到来"と思ったが正直、不安もあった。
人生経験が豊富な婦人部のアドバイスをプレッシャーに感じる女子部員もいるからだ。
「でも、女子部の皆には、婦人部の先輩方から、山口広布の歴史や先生の励ましの戦いを吸収して、女子部の使命を自覚してほしいと思ったんです」
神田さん自身、以前は婦人部と心の距離を感じることもあった。だが、折伏に行き詰まった時に、体当たりで応援してくれる姿に感動し、拡大への思いを強くした。
"婦人部の先輩と一緒なら壁を破れる"
その後、女子部メンバーには「悩みがあったら婦人部に相談してみよう!」と力強く声を掛けるようになった。
◇拡大の要因は報恩感謝の思い
「山口開拓指導」60周年の10月に向け、皆の絆は強くなっていった。
華陽リーダーの楢松淑子さんは対話を続けてきた先輩がいた。だが、平行線をたどるばかり。なぜか——。ある日、ディスカッションでの婦人部の言葉が心に刺さった。
「心を決めんと! 今しかないよ」
相手の幸福を真剣に祈る中、先輩は10月に入会。楢松さんは土木関係の家業を継ごうと、仕事にも精を出すようになった。同月には女子部部長の加藤万里子さんや松永律子さんも相次いで御本尊流布を成就。
「何年かかっても諦めない」「動かんと何も変わらんよ」——婦人部の真剣さに、女子部メンバーも本気で動き始めた。
女子部本部長(部長兼任)の坂本和子さんは、婦人部員に誘われて折伏の対話の場に飛び入り参加。喜びの中、入会した友の姿にさらに勇気が湧き、自らの友人2人に仏法対話をし、学会理解を広げた。
"婦人部の皆さんは本気で友人のことも私たちのことも思ってくれている"——メンバーに感謝の思いがあふれる中、気兼ねなく何でも相談できるようになり、いっそう「すずらん唱題会」が楽しくなった。
対話の勢いは増し、圏の女子部で"部1"に迫る弘教を達成した。
より多くの女子部員が「すずらん唱題会」に参加するリズムも生まれた。
女子部副本部長の今田妙子さんは、案内用紙や入場整理券を作り、メンバーに会合の魅力を話していった。参加するようになった池田由香里さんは昨年、今田さんの後任の部長に。先日は、対話した友人が入会を決意した。
以前は女子部への関わり方を模索していた婦人部員も、毎週の婦女の集まりを活動の軸にすることで、女子部員を訪ねては対話を重ね、新たなメンバーが会合に参加するようになった。
「婦人部の皆さんが大好きです! 力を合わせて青年拡大の新しい歴史を築いていきます」——にっこりと神田さんは語る。
婦女一体の「サン?フラワー キャンペーン」で山口から歓喜と勇気のドラマが繰り広げられていく。