2017年3月6日月曜日

2017.03.06 わが友に贈る

◇今週のことば
一番 苦労した人が
一番 幸せになる。
これが妙法の大功力だ。
「陰徳あれば陽報あり」
きょうも「心の財」を!
2017年3月6日

王日女殿御返事 P1263
『仏は真に尊くして物によらず、昔の得勝童子は沙の餅を仏に供養し奉りて阿育大王と生れて一閻浮提の主たりき、貧女の我がかしらをおろして油と成せしが須弥山を吹きぬきし風も此の火をけさず』

☆女性に贈ることば 三月六日
正義に生きる女性の魂ほど、尊く強く美しく、不滅のものはない。

☆今日のことば365 三月六日
獅子は猛獣に立ち向かっても、蟻の子一匹に向かっても、変わることなく猛然と三歩前進しては一歩退き、しかる後に決然と満身の力で獲物に襲いかかっていくという。それは絶対に過つことがない動作だ。

◇真心の声掛けで心の距離縮める
福井の友が大切にしていることがある。それは、メンバー一人一人と心を通わせること。「『一人』を徹底して大切にしていくことである」との師匠の指針を、どうすれば実現できるのかと、リーダーは日々心を砕きながら活動に突き進んでいる。
若狭勝利県若狭圏・東小浜常勝部の平田信一部長もその一人。地区部長、地区婦人部長との連携も密にし、メンバーに何かあると聞けば、すぐに激励に駆け付けてきた。
昨年の秋、地域の同志から「男子部の林和也さんに会ってほしい」との連絡を受けた平田さんは、林さんのもとへ。
話してみると、同年、母親を亡くしたことが心の傷になっていることを知る。平田さんは父子家庭で育った自身の体験を伝えながら、「信心で乗り越えてほしい」と励まし、信心の確信をつかむためにも教学部任用試験(仏法入門)の受験を、と勧めると林さんは受験を決意した。
週1回の勉強会で、平田さんは林さんと心を通わせることを大切にした。これまでの状況などに耳を傾けながら、信心の確信や信仰体験などを伝え続けた。やがて林さんは、学会活動から遠ざかっていた時の思いなども語るようになった。
勉強会にもより真剣に取り組む中で、林さんは試験に合格。こうした関わりがきっかけとなり、林さんは、さらに成長したいと、今年から牙城会大学校生となった。
昨年の任用試験には福井総県男子部の友が多く受験したが、その陰には、受験の推進はもとより、勉強会を通して、"信心の確信を伝えていこう""メンバーと心の距離を縮めていこう"とのリーダーの戦いがあった。
吉岡伸広圏男子部長は語る。
「この信心で幸せになってもらいたい。その思いだけなんです」
その一念が任用試験を通して形となり、今年も部1人の大学校生の輩出につながったのだ。

◇悩みを共有し共に祈り戦う
越前武生圏(越前大光県)の集いでは、リーダーが自身の苦い人生経験とともに、発心・入会動機を語る光景がよく見られる。それは、"どうすれば、メンバー同士が心を通わせられるようになるのか"との思いの中で出てきた一つの形。
「プライドとか見えを捨てて、自分の弱さまでもさらけ出す。そうすることで、皆、安心して話せるんですよ」と、高木清紀圏男子部長(県男子部長兼任)は笑顔で語る。
圏の集いは必ず大学校の指導会の直後に開催するため、大学校生は毎回参加。男子部の先輩たちの飾らない話や、悩みを真剣に聞こうとする姿勢——そうした真心に触れ、「実は自分も……」と悩みを打ち明ける大学校生もいる。また、部や本部を越えて、悩んでいるメンバーにアドバイスすることも珍しくない。
悩みを共有し、その克服のために共に祈り、共に戦う。そうした中で、メンバー同士の仲の良さ、団結が自然と生まれた。
圏の指導会と圏の集い、この1時間ほどの会合が大学校生をはじめ、一人一人にとって確かな成長の節となってきた。
中には、皆の前で、悩みを打ち明けられない友もいる。そうしたメンバーを見つけると、リーダーはすぐに話し掛け、個別に話を聴くように心掛けている。

◇壮婦の大声援が前進の原動力に
「常勝関西の北の砦」——福井にはその誇りがある。さらに、師弟の道を貫く生き方を、青年たちへ伝えていこうとする、壮年・婦人部の惜しみない声援がある。
青年部の活動を応援するのみならず、大学校生が研修として会館に着任していると聞けば駆け付け、「ありがとう」「応援しているからね」と、積極的に声を掛ける。大学校生からは、「会員の皆さんを会館に迎え入れる役割の私たちが、逆に励まされているようでした」と感謝の声も。
こうした何げない日々の関わりも、メンバーが一歩前進する原動力となっている。
昨年、創価班大学校を卒業したあるメンバーは、「先輩方が、どんな思いで広布のために戦っていたのかを知り、自分もその精神を受け継ごうと思ったのです」と、仕事も学会活動にも一歩も引かずに挑戦する。
一人を大切にする。一人に皆で関わる。その伝統が生きる福井総県では、人口減少が進む中にあって、ほぼ全ての地域で、部長が立ち、若いリーダーも続々と誕生している。
藤本和紀総県男子部長は力説する。
「メンバー同士の心を、そして何より先生とメンバーの心をつなげることを常に意識しています。壮年・婦人部の先輩方から教わった、人間としての絆が福井男子部の誇りです」
心通う創価家族の中でこそ、世界広布を担う人材は育っていく。