2017年2月14日火曜日

2017.02.14 わが友に贈る

誓願と感謝の
勤行・唱題から
一日を出発しよう!
「苦楽ともに思い合せて」
生命練磨の日々を!

生死一大事血脈抄 P1338
『相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経臨終正念と祈念し給へ、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ』

☆女性に贈ることば 二月十四日
人間は自分一人で生まれてくることはできない。また附して、たった一人で一人前の人間になれるものでもない。家族のなかに生まれ、家族のなかで育ち、やがて一個の人間として成長していく。夫婦も、親子も、兄弟姉妹も、日に見えぬひとつの法則で結ばれているともいえる。その心の絆こそ、真の家族の結晶であるに違いない。

☆今日のことば365 二月十四日
高山を征服しようという意欲はあっても、登山の技術をもたなければ、暴挙にすぎなくなってしまう。それと同じく、人生のあらゆる障害も、それを克服するには、どうすれば、もっとも確実に、価値的に目的を達成できるかを知らなければなるまい。

☆2月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 椎地四郎殿御書 2017年1月28日
嵐にも揺るがぬ信心を!
"行き詰まりの壁"を破れ
2月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「椎地四郎殿御書」を研さん。大難に直面しても、強盛な信心を起こして喜び勇んで戦っていくのが「法華経の行者」であることを学ぶ。

◇御文
『末法には法華経の行者必ず出来すべし、但し大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし、火に薪をくわへんにさかんなる事なかるべしや』(御書1448ページ)

◇通解
末法には法華経の行者が必ず出現する。ただし大難が起こったならば、強盛の信心で、いよいよ喜んでいくのである。火に薪を加えれば、燃え盛らないことがあろうか。

◇背景と大意
本抄は、椎地四郎に与えられたお手紙で、弘長元年(1261年)4月の御執筆と伝えられるが、詳細は不明である。
四条金吾や富木常忍に宛てた御書に、椎地四郎の名があることから、同志と共に地道に弘教に励んできた人物だと考えられる。
本抄で大聖人は、大難を受けることは「法華経の行者」の証しであると述べられた後、法華経を一文一句でも説き語る人は「如来の使」であり、椎地四郎自身も、その最高に尊い使命に生きる人であると称賛されている。
また、法華経を一文一句でも魂に染め抜いた人は、苦悩の生死の大海を越える「妙法蓮華経の船」に乗った人であり、大聖人の門下こそ、その人であると教えられている。

◇解説
拝読御文の冒頭で大聖人は、「末法には法華経の行者必ず出来すべし」と仰せである。
釈尊が"末法に必ず出現する"と予見した「法華経の行者」とは誰か——。それは五濁悪世の時代に妙法を流布し、民衆救済の実践に立ち上がる人のこと。具体的には、あらゆる大難を勝ち越え、末法万年の正法流布の道を切り開いた大聖人であり、その大聖人の尊き御精神のままに、現実の上で世界広布を進める、私たち創価学会員にほかならない。
同じ御書で「大難なくば法華経の行者にはあらじ」(1448ページ)と仰せのように、法華経の行者に大難が起こるのは、必定である。
ゆえに大聖人は拝読御文で、難が起こった時こそ、強き信心を奮い起こし、喜び勇んで進んでいくべきであると教えられている。
また、大難に挑む法華経の行者の境涯を「火」に、大難を「薪」に譬えられ、火に薪をくべれば火の勢いが盛んになるように、難が起これば、信心の炎はいやまして燃え上がり、法華経の行者としての自覚と確信も強固になっていくことを示されている。
かつて池田先生は、この御聖訓を通して、次のようにつづられた。
「人生は、どこまでいっても、行き詰まりとの戦いです。(中略)一つ一つ行き詰まりを、喜び勇んで打開しながら、一歩また一歩と、粘り強く仏の境涯を開いていく。これが、私たちの『発迹顕本』です」
私たちにとっての「大難」とは、人生のさまざまな場面で直面する"行き詰まりの壁"と言い換えることもできる。仕事、家庭、病気、経済苦、人間関係……。人生の途上には時に、幾多の"壁"が立ちはだかる。
また、末法の現代において友に仏法を語れば、偏見や無理解による中傷、悪口を受けることも少なくない。
しかし、その時にこそ"信心で、絶対に乗り越えられる!"との大確信に立ち、「強盛の信心」を奮い起こして進んでいきたい。その人は、どんな逆境も自身の成長への原動力としていける。また、難との戦いがあればこそ、嵐に揺るがぬ信心を築くことができる。
間もなく"伝統の2月"。1952年(昭和27年)1月29日、蒲田支部の緊急組長会で、24歳の池田先生は力強く訴えた。
「戸田先生の指導があって、今の私たちがあります。ご恩返しをするには、広宣流布の戦いしかない。戸田先生の52回目の誕生の月を、なんとしても歴史的金字塔で荘厳しましょう!」と。
"青年拡大の年"の本年、池田門下の私たちも、報恩の決意で拡大の突破口を開いていきたい。あらゆる苦難や試練にも負けず、一人一人が「新時代の二月闘争」に断じて勝利していこう!