2017年2月13日月曜日

2017.02.13 わが友に贈る

新聞休刊日

種種御振舞御書 P911
『わづかの小島のぬしらがをどさんををぢては閻魔王のせめをばいかんがすべき、仏の御使となのりながらをくせんは無下の人人なり』

☆女性に贈ることば 二月十三日
時間がたくさんあるからといって、いい子育てができるわけではない。
たとえ時間が限られていても、聡明な心があれば、子どもとの凝結した触れあいはつくれるものでしょう。

☆今日のことば365 二月十三日
青年は、望みが大きすぎるくらいで、ちょうどよいのだ。この人生で実現できるのは、自分の考えの何分の一かだ。初めから、望みが小さいようでは、なにもできないで終わる。

☆御書の解説 教学TALK 十界論� 2017年1月28日
Q イライラしてしまいます
A 自身の境涯で、捉え方が変わる
信心の素朴な疑問に答える「教学TALK」。今回も、「十界論」をテーマに語らいを広げる。新井男子部本部長が、牙城会大学校生の斉藤くんの自宅を訪れ、激励しています。

【登場人物】
●新井男子部本部長
学会3世の36歳。20代半ばまで学会活動をしていなかったらしい。
●斉藤くん
24歳。今月から牙城会大学校生に。職場では、新入社員の育成を任されている。

新井男子部本部長 なんだか元気がないようだね。一体、どうしたんだい?
斉藤くん 職場の上司が怒りっぽくて、困っているんです。普段から、ちょっとしたことで怒鳴ったり、部下を頭ごなしに大声でしかりつけたり……。
新井 ヘコむなあ。
斉藤 職場の雰囲気も悪くて、そのせいか僕もついイライラして、後輩への当たりがキツくなってしまって。悪循環ですよね。
新井 なるほど、それで元気がなかったんだね。もしかして斉藤くんは、その上司がいなくなれば環境が良くなると思ってないかい?
斉藤 えっ? 何で分かるんですか(笑い)。
新井 昔、僕も、しょっちゅうイライラしては、上司や同僚が変わってほしいって思っていたんだ。だから、斉藤くんの気持ちはよく分かるよ。今思えば、当時は「地獄界」の境涯だったのかもしれない。
斉藤 新井さんにもそんな時期があったんですね。「地獄界」は、教学部任用試験を受ける時に勉強しました。「瞋るは地獄」(御書241ページ)ですよね。
新井 「瞋る」って、自分に苦しみをもたらすものへの「瞋り」だよね。やっかいなのは、その不幸をもたらす原因が、決して自分にあるとは捉えられない点だ。池田先生は「そうとらえるだけの生命力がない」と語られている。
斉藤 ちょ、ちょっと待ってください。上司が悪いんじゃなくて、僕に原因があるってことですか?
新井 そう捉えられるかどうかが、境涯だといえるね。日蓮大聖人は、浄土でも穢れた地でも、それは「只我等が心の善悪によると見えたり」(同384ページ)と教えられている。つまり、自分自身の境涯によって、同じ環境でも捉え方、感じ方が異なってくるんだ。
斉藤 う〜ん。職場が嫌だと感じていたのは、僕自身が地獄界の生命に引っ張られていたということですか。
新井 僕は自己中心的な傾向が強かったけど、学会活動のおかげで、人に尽くし、相手の立場に立って物事を考える喜びを教えてもらったと思っている。上司から怒られた時に、「駄目なところを教えてもらえたから、もっと成長できる」って捉え、もっと頑張ろうと感じられるようになった。気付いたら職場に行くのが楽しくなっていたんだよ。
斉藤 会社に行くのが楽しいだなんて、すごいですね! 正直、僕は、会社に行くのが今つらいですから。
新井 仕事どころか、池田先生は「信心を貫けば、生きていること自体が楽しいという人生になる」と指導されている。さあ、境涯を大きく広げる学会活動に一緒に挑戦していこう!

◎今日明日と千葉県の高校入試、受験生のみんな全力で頑張れ(^^♪