2014年11月28日金曜日

2014.11.27 わが友に贈る

勇敢なる大中部は
広布先駆の一番星!
諸天を動かす
強き信力・行力で
堅塁城に栄光の旗を!

崇峻天皇御書 P1174
『一代の肝心は法華経法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』

◇人生の座標
幸福はだれかが与えてくれるものではない。自分が強くなった分だけしか、幸福はない。「優しい人」といっても、本当の優しさは強くなければ貫けない。
薄っぺらな人間にだけはなってほしくない。人を外見で決めつけるような人間にだけはなってほしくない。大きな人間になってもらいたい。

☆創価学園「英知の日」 創立者のメッセージ
「創価教育の父」である牧口常三郎先生が、軍国主義と戦い抜いて、平和と正義の信念を貫き通されてより、満70年——。
今朝、私は妻と、牧口先生に捧げる思いで、学園の各校の校歌や愛唱歌のCDを、ずっと流しながら、一緒に口ずさんでおりました。
君たちの決意みなぎる、そして希望と勇気あふれる歌声を、牧口先生もどれほど喜ばれていることでしょうか。若き英知の世界市民と伸びゆく、わが学園生のスクラムこそ、永遠に輝きわたる牧口先生の勝利と栄光の証しだからであります。
皆、元気いっぱいに学び、大きく成長してくれて、本当にありがとう!
今日は、「英知の日」に寄せて、3点、エールを送ります。
第一に、「皆を幸福にする英知を磨きゆけ!」ということであります。
人間は、誰もが幸福になるために生まれてきた。皆が幸福になるために学ぶのだ。皆を幸福にするために学ぶのだ。
牧口先生は、このことを高らかに宣言されました。
牧口先生ご自身が、迫害されて囚われた牢獄にあっても、「青年時代からあこがれていた本が読めるので、かえって幸いである」と言われ、最後の最後まで学び抜いておられたのであります。
この先生のご苦労を偲べば、皆さんも、たとえ、どんなに苦しい逆境にあっても、勉強はできる。今の皆さんには、じっくりと学ぶことが、幸福のための戦いです。
いやなことや、がっかりすることがあっても、じっとこらえて今に見よと、英知を磨いた分だけ、自分が幸福になり、お父さんやお母さんを幸福にできる。そして、未来に皆を幸福にしていく大いなる力を持つことができるからです。
第二に申し上げたいのは、「世界を平和にする英知を広げゆけ!」ということです。
今、私は、ブルガリアの名門ソフィア大学の教授で、芸術の歴史を探究する英知の女性・ジュロヴァ博士と、平和を願う対談を続けております。博士の師匠は常々、"人間と人間の間に平和の橋を築け!"と教えておられたといいます。
まさしく英知は、国家や民族など、あらゆる違いを超え、人類を結ぶ架け橋です。いまだに世界は、人間を引き裂き、生命を傷つける野蛮な暴力の闇に覆われているからこそ、若き皆さんが、いよいよ英知の太陽を旭日のごとく昇らせていただきたいのであります。世界のリーダーとして自由自在に羽ばたいていく翼である語学も、いっそう快活に身につけていってください。
とともに、ジュロヴァ博士をはじめ多くの知性の方々が異口同音に強調されるのは、勉学においては「疑問点に対して質問することを恐れないこと」「問いを発する勇気を持つこと」です。この積極果敢な探究心によって、新しい価値創造、すなわち「創価」の英知は、こんこんと湧き出でてくるのです。
第三のエールは、「人類の夢を実現する英知を鍛えゆけ!」ということです。
私が出会いを重ねたアフリカの人権の大英雄マンデラ元大統領は語られました。
「私の夢を支えているのは、人類の英知である」と。
マンデラ元大統領は、27年半にもおよぶ投獄を耐え抜き、さらに、その後も打ち続く幾多の困難を乗り越えて、人間の平等と尊厳という夢を現実にしてきました。それを支えたのは、若き日から学びに学んできた「人類の英知」だったのです。
理想を掲げ、たゆまず粘り強く学び続ける青年は、「人類の英知」を味方にして、「人類の夢」を実現していくことができる。学園生は、その先頭に立つ英才です。
牧口先生は、「教育の勝利」が、「人類の永遠の勝利」を開くと展望されていました。
わが学園生の勝利こそ21世紀の人類を照らす希望であると、私は大確信しております。君たち学園生の前進と向上を何よりの喜びとし、エネルギーとして、私もますます元気に道を開いていきます。
終わりに、真の英知の人とは、明るく賢い「親孝行」の人であり、そして、「良き友情」で朗らかに前へ前へ進みゆく人であると申し上げ、私のメッセージといたします。
君たち一人一人と、心の握手を固く交わしつつ。