2014年11月25日火曜日

2014.11.24 わが友に贈る

◇今週のことば
戦う生命に恐れなし。
境涯革命の時を逃すな。
「賢者はよろこび」と
一日一日を強気で征け!
広布と人生の勝利劇を!
2014年11月24日

祈祷抄 P1345
『天は必ず戒を持ち善を修する者を守る』

◇人生の座標
ある人が言っていたが、「優」しいという字は、人偏に憂うと書く。「人を憂う」。つまり、人の悲しさ、苦しさ、さびしさを思いやる心が「優しさ」でしょう。
この字はまた優秀の「優」という字です。「優しい」人、人の心がわかる人が、人として「優秀な人」です。「優れた」人なんです。それが本当の「優等生」なんです。優しさとは、人間として一番人間らしい生き方であり、人格なのです。

☆随筆民衆凱歌の大行進No.14 行学で飾る創立の月�
昭和31年の"大阪の戦い"も、私は関西の友たちと御書を共に拝しつつ、確信の対話の波を起こしていった。
私たちは、御義口伝の『一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり』(P790)との一節を胸に刻み、日々の激戦に挑んだ。
この御文の意義を、実践に即して新入会の友に申し上げたことがある。
「わかりやすく言えば一瞬一瞬の信心の一念、生命の姿勢です。相手を思う真心といってもいい。誰に対しても大誠実を尽くして語り切っていく。この決意です」と。
断じて負けないと一念を決して走った、関西の戦友たちの誠実一路の奮闘が懐かしい。

先月、この大関西を、ブラジルSGIの友が訪れた。それはまさに"常勝の魂"が共鳴する交流となった。
ブラジルの国土面積は日本の20数倍。広大な天地で、メンバーの活動もスケールが大きい。
大都市サンパウロを中心とする地域には、「アルボラーダ(黎明)グループ」と呼ばれる、壮年部の人材グループがある。本年3月、全土137カ所にメンバーが飛び、現地で訪問激励、弘教拡大に走ったと伺った。
アマゾンへ、国境沿いの街へ──と。
結成は30年前。私が18年ぶりのブラジル訪問を果たした年だ。以来、都市部と地方の活発な交流を目的に、2年に1度のペースで地方交流を実施してきた。
皆、多忙な仕事をやり繰りして自ら志願し、臨んでくれている。
「大変な地域で頑張る同志に勇気を送ろう」「広布のためなら、どこへでも行こう!」と。何と神々しいことか。
大きく動けば、自分の境涯も大きくなる。友情も大きく広がる。大変な中で精魂を注いで戦った分だけ、大きな福徳が我が身を包む。
報恩抄には、『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』(P329)と仰せである。
わずか一日でも、今の戦いで百日分、千日分、万日分の価値を創造していくことができる。
これが大仏法の対話の真髄であり、醍醐味だ。

ドイツの文豪ゲーテは謳った。
「きみのおよぼす働きを味わいたければ 喜び勇んで仲間の中へまじり行け」
臆して立ち止まっていても、何も生まれない。友の中へ、人間の中へ、民衆の中へと、喜び勇んで飛び込むことだ。
どんどん人と会う。
どんどん友と語る。
形式ではない。真心を込めて語っていくのだ。この胸襟を開いた対話の中に、本当の民主主義の躍動もある。
一人、また一人と、新たな連帯を結びゆく道程には、あの友この友の、感謝と共感の笑顔が光っていくに違いない。
大聖人は、『元品の法性は梵天・帝釈等と顕われ』(P997、「治病大小権実違目」)と、生命の劇を洞察された。
思いもよらぬ困難が立ちはだかったその時、わが一念が怯めば、生命は元品の無明に覆われ、魔に負けてしまう。
しかし、題目の師子吼を唱え、広布の誓願のまま、勇猛に挑んでいくならば、わが生命の元品法性はいよいよ輝く。梵天・帝釈など、あらゆる諸天善神の加護を厳然と顕せる。魔を打ち破り、プラスに転じていける。

私も戸田先生のもと、いかなる激戦にも、喜び勇んで立ち向かった。
創価の師子奮迅の一念で猛然と祈り、戦いゆくところ、必ず一切を味方に変え、断固として勝利の道を切り開けるのだ。
創価の「創」の字は、「はじめる」とも読む。ならば、創立の月とは、出発の月だ。新たな戦いを「創める」のだ。敢然と「立つ」のだ。
23日には、教学部任用試験が行われる。受験者の皆様全員が妙法の大功徳に包まれ、「行学二道の大哲人」「幸福勝利の大博士」として、凱歌の人生の軌道を歩んでいかれることを、心から念願してやまない。
後継の君たち、貴女たちよ! 対話拡大に躍進する旭日の若人よ!
威風も堂々たる信念の父たちよ! 慈愛と智慧の太陽の母たちよ!
朗らかに、自分らしく、そして勇気凛々と、正義の大哲理を、語りに語り抜いてくれ給え!

天の秋(とき)
 世界の友と
  勝鬨を