影の労苦を誉れとし
中継行事を支える
役員の皆様に感謝!
体調管理を万全に
無事故の運営を頼む!
生死一大事血脈 P1337
『悦ばしい哉一仏二仏に非ず百仏二百仏に非ず千仏まで来迎し手を取り給はん事歓喜の感涙押え難し』
◇人生の座標
立派な書物との出合いも大切にしたい。だが、それ以上に、偉大な事跡をなした人物との出会いは「黄金の言葉」を聴く喜びがあるものだ。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第8回 シンガポールのビル群
幾多の苦難を乗り越え、発展を遂げてきたシンガポールは、「獅子の国」と呼ばれています。頭がライオン、体が魚のマーライオン像は、この海洋国のシンボルです。
なぜ、シンガポールが、「獅子の国」と呼ばれるようになったか。
言い伝えによると、一人の若き王が、新しい都の建設を目指し、仲間と航海している時、美しい島影を見つけたといいます。
ところが、大海原の彼方にこの島が見えた時、船は嵐に襲われました。仲間たちは船を少しでも軽くしようと、捨てられるものを全て捨てました。それでも船は難破寸前となります。他に捨てられるものはないか——その時、若き王は決然と、皆の命を助けるために、自らが戴していた王冠を投げ捨てました。すると、嵐はやみ、一人も欠けることなく、目的の島へと到着することができたのです。
上陸した後、1頭の悠然たる獅子に出あいました。若き王は、わが新しき都も、百獣の王である獅子の如くあれ、との思いを込めて、この島に「獅子の都」という意味の「シンガプラ」と名前を付けました。
これが、シンガポールの由来といわれています。
飾りの王冠など、いらない。友のため、皆のため、どんな試練も恐れず、獅子の心で前進していく。その若人にこそ、人間王者の真実の王冠が輝く——。人材の王国・シンガポールにふさわしい伝説といってよいでしょう。