平和建設の原動力は
生命哲学の賢者たる
女性のスクラム!
慈愛と確信の声で
地域に幸福の花園を!
開目抄下 P237
『教主釈尊の一切の外道に大悪人と罵詈せられさせ給い天台大師の南北並びに得一に三寸の舌もつて五尺の身をたつと伝教大師の南京の諸人に「最澄未だ唐都を見ず」等といはれさせ給いし皆法華経のゆへなればはぢならず愚人にほめられたるは第一のはぢなり』
◇人生の座標
「心こそ大切」です。
どこまでも弱く、移ろいやすく、醜いのも人間の心。しかし、どこまでも強く、揺るがず、崇高になれるのもまた人間の心なのです。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第8回 シンガポールのビル群
世界地図を見れば、シンガポールは、北緯1度、マレー半島の南端にあって、ほぼ赤道直下に位置します。面積は東京の23区ほどで、その美しさから「南洋の宝石」とも呼ばれています。この活気あふれる国を、私はこれまでに3度、訪れました。
人口は約540万人。主に、中華系、マレー系、インド系からなる多民族・多言語国家です。アジアでナンバーワン、世界でもトップクラスの競争力を誇ります。
小さな漁村から始まったシンガポールは、太平洋とインド洋を結ぶ東西文明の十字路にあり、貿易の要衝として発展してきました。イギリスの植民地時代に、多くの移民がシンガポールで生計を立てるようになり、今の国の形がつくられていったのです。
第2次世界大戦の時、日本軍はシンガポールを侵略し、その圧政に、多くの人が苦しみ、尊い命が犠牲になりましt。
終戦後、シンガポールで独立の気運が高まります。1963年まではイギリスの自治領でしたが、マレーシア連邦の一部として、独立を果たしました。
しかし2年後、突然、マレーシアから分離独立を言い渡されます。それは、資源の乏しいシンガポールにとって、険しい道のりの始まりでした。
飲料水も食料も、満足にない。自給できない国家で、どう暮らしていけばいいのか。多くの民族が集まった国家が、いかにしてこの苦難を乗り越えていくのか。
シンガポールの人たちが選んだもの——それは、「人材」という資源を最大限に生かすこと。そして、断固と「団結」することでした。