スピードこそ
勝利を決する力!
誉れのリーダーよ
迅速・果敢な行動で
歴史に輝く名指揮を!
立正安国論 P26
『予少量為りと雖も忝くも大乗を学す蒼蝿驥尾に附して万里を渡り碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ』
◇人生の座標
「生命とはなにか?」「生命は、どこからきたのか?」。やさしいようでいて、実は誰もわからない問題である。しかし、わからないからといって、そのままにしておけるものでもない。
まして現代は、「生の力」というよりも「生を狭める力」のほうが強まりつつある時代といえよう。言葉を換えれば「人間が、ますます人間から遠ざかりつつある時代」である。
だからこそ人間は、その壁を打ち破らなければならない。生きとし生けるものへの感動を取り戻し、「いのちの力」を押し広げていかなければならない。
ゆえに今こそ生命という永遠なるもの、広大無辺なるものに大きく日を開いていきたい。
☆勝利の人間学第63回 地湧の底力を発揮せよ!
◇我らには幸福勝利の秘術あり
広布と社会の第一線を走る創価の青年は、責任が大きい分、苦労も多い。仕事や生活の悩み、また病魔と闘う友もいることだろう。
しかし、日蓮大聖人は、『真実に、一切衆生にとって、色心の留難を打ち破る秘術は、ただ南無妙法蓮華経以外にない』(P1170、通解、「四条金吾殿御返事」)と断言なされた。
学術・医術・技術・芸術などの全ての術を生かし切って、最大に勝てる秘術が、信心である。無限に行き詰まらない、一切を変毒為薬できる幸福勝利の秘術なのだ。
いかなる時も題目を忘れず、自らの技や英知を磨きながら、強気で進んでもらいたい。
◇宿命を使命に変える劇を
仏法では『願兼於業(願いが業を兼ねる)』と説く。人々を救うために、自ら願って、あえて悪世に生まれ、宿業と戦っていくのだ。そして、その挑戦と勝利の現証を通して、仏法の偉大さ、生命の尊厳と広大無辺の可能性を、一人また一人に示し切っていくのである。
どんな宿命であれ、必ず勝つと決めて立ち向かえば、それは尊き使命に変えられる。
ゆえに、何があっても嘆かずに、『煩悩即菩提』の哲理を抱いて、広宣流布の大闘争に挑みゆくのだ。ここに、悩める友を励まし、平和の連帯を広げゆく道がある。これほど生き甲斐、戦い甲斐のある青春の劇はない。
◇新たな希望のスクラムを開け
「諸法実相抄」には、『皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり』(P1360)と仰せである。
わが恩師・戸田城聖先生は語られていた。
「御本仏・日蓮大聖人より、末法現代の広宣流布を託された地涌の菩薩の集いであり、仏意仏勅の団体こそ、創価学会なのだ」と。
「我、地涌の菩薩なり!」との深き自覚をもって、真剣に祈る時、無限の勇気と智慧が湧いてこないはずがない。
菩薩とは行動である。地涌の底力を発揮し、新たな希望のスクラムを開いていくのだ!