尊き陰の尽力ありて
広布の連帯は拡大!
友の幸福のため
地道に祈り、歩き
語る人に最大の賞讃を!
単衣抄 P1514
『三十二より今年五十四に至るまで二十余年の間或は寺を追い出され或は処をおわれ或は親類を煩はされ或は夜打ちにあひ或は合戦にあひ或は悪口数をしらず或は打たれ或は手を負う或は弟子を殺され或は頚を切られんとし或は流罪両度に及べり、二十余年が間一時片時も心安き事なし』
◇希望の明日へ
二十一世紀もまた、新たな"大航海時代"となるに違いない。いわば「精神の大航海時代」「生命の大航海時代」である。絶えざる変化、変動。世界観の転換。個性の創造。かぎりない盛衰と新生のドラマ。心躍る冒険と発見の時代が、目前に迫っている。その激動期を、どのように乗り越え、勝ち進んでいくか。それは歴史に学ぶ以外にない。歴史を知る者は未来をも知る−−これが戸田先生の教えであり、一貫した信念でもあった。
平1・8・17
☆勝利の人間学 第58回 新入会の友よ朗らかに!
◇焦らずに粘り強く
新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。
67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。
しかし、戸田城聖先生の「青年らしく勉強し、実践してごらん」との言葉を信じて、勤行も、教学も、折伏も、一つ一つ先輩に教えてもらいながら挑戦していった。
その体験から、皆さんに申し上げたいことは、ともかく「焦らないで」「粘り強く」ということである。
すぐに祈りが叶う場合もあれば、すぐには叶わない場合もある。しかし「冥益」といって、時が経てば経つほど、すべて良い方向に進んできたことが、必ず実感できるものだ。
ゆえに、御書の通り、何があっても題目を忘れず、学会と共に前進していただきたい。
希望に燃えて、人生に勝つための信心である。自分自身が勝利者となり、一家眷属も幸福に栄えさせていくための仏法である。
新入会の皆さんが、自分に勝ち、社会で勝ち、人生を勝ち切って、「信心してよかった」と思えるよう、私も毎日、祈っている。
◇善き友、善き同志と共に
御書に『たすくる者強ければたうれず』(P1468、「三三蔵祈雨事」)と仰せの通り、信心を続けていく上で大切なのは、同志とのつながりである。
分からないことがあれば、何でも率直に、周囲の同志や先輩に聞いていただきたい。
また、忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていくなかで、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。
新入会の友のニューパワーで、広宣流布、すなわち世界の平和と人類の幸福へ、朗らかにニューウェーブを起こしてくれ給え!