朝の挨拶を爽やかに!
「まず自分から」
「心を込めて元気よく」
清々しい声と笑顔で
快活に友情を結べ!
撰時抄 P289
『現に勝れたるを勝れたりという事は慢ににて大功徳なりけるか』
◇希望の明日へ
政治家が一個の人間として偉大であることは現実には、極めて難しいかもしれない。しかし、権謀術数だけの政治では民衆は永遠に不幸である。「人間的政治の実現」「政治と哲学、政治と文化の同盟」−−そこに民衆の願いがある。
平3・6・7
☆大白蓮華巻頭言 2014年8月「未来部は地球家族の旭日なり」
一人の生命が誕生する。それは、全宇宙から地球に贈られた、かけがえのない宝といってよい。
「子どもこそ人類の創造者」と謳ったイタリアの教育者マリア・モンテッソーリは語っている。
「子どもには、いまだ知られていない力が秘められており、私たち人類を輝く未来に導いてくれます」と。
仏法の明鏡に照らすならば、今この時代に生まれ、育ちゆく子どもたちは、21世紀のこれからの世界をリードする大力を帯びて登場してくれたのだ。
それゆえに、「桜梅桃李」の法理の如く、それぞれの子どもが持つ多彩な、計り知れない可能性を、健やかに個性豊に発揮していけるよう、私たちは真剣に祈り、心を尽くし、力を合わせていきたい。
法華経の会座で、「即身成仏」の現証を最初に示して、「万人成仏」の道を踏み開け、衆生の心を大いに歓喜させたのは、8歳の竜女であった。
日蓮大聖人は、南条時光兄弟、乙御前、月満御前、経王御前など、門下の子らを最大に慈しまれていた。
『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との仰せは、夫に先立たれた妙一尼と共に、幼子たちへの励ましでもあると拝される。
子どもは、いくらでも伸びる。劇的に変わる。
師・戸田城聖先生は、「手のかかる子ほど立派に育つものだ。親も子も共に、大聖人の仏子である。学会の庭で子どもと一緒に伸びていこう! この一念から変わっていくんだよ」と言われていた。
未来部は第三代の私の手作りである。草創の未来部の友と『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地湧の義に非ずや』(P1360、「諸法実相抄」)との一節を学び合い、私は申し上げた。
——大切なのは一人です。一人から広がるのが「地湧の義」です。その一人になっていただきたい、と。
いかなる時も、いずこにあっても、一人の若き生命を励ませば、そこから希望の未来が生まれる。
現代社会には、若人を惑わす悪縁が渦巻いている。身近な地域にあって、一人一人を信頼の眼差しで見守り、温かな声をかけ、成長を願い、待ち、喜んでくれる創価家族こそ、絶対勝利への安全地帯である。
半世紀前、未来部結成と時を同じくして渡米した母は、食事代にもこと欠く中、広布に走り抜いた。長男は、英語の苦手な母の通訳となり、体の不自由な弟を支えた。どんな苦労にも負けない母から学んだ学会精神で、勉学と活動に挑み、全米の高等部長、青年部長も務めた。周囲の激励への感謝を胸に、今、アメリカ創価大学で英才の薫陶に励んでいる。
限りない宿縁と福運に満ちた地湧の友が、澎湃と世界中で躍り出る時が来た。『法華経の命を継ぐ』(P1169、「四条金吾殿御返事」)誓いのリレーで、我らは断固と勝ち続ける。
地球家族の希望の旭日たる未来部の君たち、貴女たちよ! 「広宣流布」という大願を果たし、人類の平和と幸福の朝をもたらしてくれ給え!
勉学の
翼を広げて
君ぞ翔べ
未来の空に
凱歌の虹を