◇今週のことば
教学は幸福への羅針盤。
今日も御書を拝し
正しき人生の軌道を!
青年とともに学び
成長と歓喜の前進を!
2014年08月04日
千日尼御前御返事 P1316
『人は臨終の時地獄に堕つる者は黒色となる上其の身重き事千引の石の如し善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども臨終に色変じて白色となる』
◇希望の明日へ
社会的権威や権力に、媚び諂ったり、従順であることは、決して正しい信仰者の生き方ではない。それらと妥協せず、真実の人間の生き方を求めて戦っていくのが信仰の精神である。
平1・8・17
☆随筆民衆凱歌の大行進No.9 � 伸びゆけ未来部!
日蓮大聖人は、仏の願いを、こう仰せである。
『未来に法華経を弘めて未来の一切の仏子にあたえんと・おぼしめす』(P236、「開目抄」)
広宣流布とは、『未来一万年の衆生まで成仏せしむる』(P720、「御義口伝」)聖業なのだ。その生命線は、未来を開く後継の人材が、澎湃と育ちゆくことにほかならない。
今、目の前の一人の未来部員を大切にし、全力で育てることが、御本仏に直結し、崇高な仏の振る舞いにも通ずることを、誉れ高く確信していただきたい。
「世界広布新時代 開幕の年」である本年。
日本の「未来部の日」に合わせ、ブラジルやイタリアなど海外の未来部から応援のメッセージが届くなど、未来部の成長と前進もまた"世界同時進行"である。
ブラジル創価学園に通う、一人の少女部員の話を伺った。
本年、彼女は最愛の母を、がんで亡くした。病がわかった時、母は、幼い娘に精いっぱいの笑顔を見せた。「負けないよ。先生の弟子だもの」
闘病中、夫を入会に導き、自宅も広布の会場に提供。悩める友がいれば、何を差し置いてでも激励に飛んでいった。
「みんなを幸せにできる人になろうね」——これが、母と娘が交わした約束だったという。
数年に及ぶ闘病生活を生き抜き、使命を果たし抜いた母は、娘の頬に手をあて、優しく語った。
「お母さんはとっても幸せだったわ」
そして、創価の師弟に生き抜き、同志と後継者に恵まれた喜びを伝え、言葉を継いだ。「あなたも幸せになるのよ」
少女部員は先日、未来部の会合に参加し、笑顔で語ったという。
「私の胸に、お母さんは生きています。側には、いつも励ましてくれる学会の優しいお兄さん・お姉さんたちがいます。だから負けません」
彼女は今、父と毎日、勤行に挑戦中という。そして一生懸命、勉強に励みながら、将来の夢である"平和の心を伝える歌手"を目指して努力を続けている。
「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」
これは、わが師・戸田城聖先生が繰り返し訴えておられた、信心継承の要諦である。
学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。
そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚を持つことができる哲理である。
「生命とは」「使命とは」「師弟とは」——担当者が真剣に語る言葉は、たとえその時は全てが理解できずとも、若き心の大地に成長の種として植わり、信心の根を深く広げていくものだ。
何より、子どもたちが鋭敏な生命で感じ取っているのは、大人たちの「自他共の幸福を目指す真剣な生き方」であり、「正義の道を貫く勇気と信仰の喜び」であろう。
さあ、後継者育成の夏、共に成長の夏だ。大切な未来部を皆で励まそう! 宝の師子の子を、全力で育てよう!
ここにこそ、広宣流布の永遠の前進と勝利の大道があると確信して!
学会は
人材湧き立つ
大地なり
皆で正義の
大樹育てむ