2014年8月7日木曜日

2014.08.07 わが友に贈る

創価班・牙城会の
大学校生が弘教に奮闘!
人間革命への挑戦を
皆で讃え応援しよう。
人材拡大の大潮流を!

佐渡御書 P957
『畜生の心は弱きをおどし強きをおそる当世の学者等は畜生の如し』

◇希望の明日へ
人間を外から縛ろうとする宗教の悪の面に対して、人間の内面から、かぎりなく挑戦し、打ち破っていく。この真実の信心を、民衆に教え、根づかせているのが、創価学会である。要するに、宗教は権力の悪にも打ち勝つ力をもつ。その宗教の悪に打ち勝つ力、人間解放の究極の力が信心である。学会員は、この信心の力を奮い起こして、幾たびとなく策謀や悪知識の権威に勝ってきたのである。
平2・1・28

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第5回 ハワイの浜辺�
アリヨシ州知事は、「違うから争うのではなく、違うからお互いを理解し合う、これがハワイの生き方です」と訴えられました。
そのハワイから、断じて平和の世紀をと、私は誓い、行動してきました。
初めてハワイを訪れた際、私はホノルルの町を一望するパンチボウルの丘にある「国立太平洋記念墓地」を訪問しました。そこには、真珠湾をはじめとする第二次世界大戦、朝鮮戦争やベトナム戦争などの戦没者が眠っています。
私は墓地を一巡して、それぞれの墓に刻まれた名前を胸にとどめ、仏法者として深い祈りを捧げました。その後も、ハワイを訪問した折、ここを訪れました。
81年に真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの記念館を訪れた際にも、私は戦没者の氏名が刻まれた場所に献花し、犠牲になられた一人一人の名前を見つめて、題目を唱えました。
「祈り」とは「誓願」です。断じて平和な世界を築くことを、私はその方々に固く誓いました。
2,000万人を超える太平洋戦争の犠牲者には、その一人一人に名前がありました。その誕生を喜んだ家族がいました。愛する友がいました。そうした人々と共に、「いのち」という最高の宝をもって生きていました。

アメリカ人である前に、日本人である前に、皆、同じ「人間」だったのです。
95年1月17日、阪神・淡路大震災が起きました。私は当初、予定されていたハワイヘの出発をぎりぎりまで遅らせて、被災地への救援の手を打ちました。ハワイでの予定を最短に凝縮し、終了後、関西に直行するようにしました。
ハワイ到着の翌日、私は英知の殿堂・東西センターでの講演に臨みました。私は、まさに武器を手に戦いを始めようとする二つの部族の間に平和をもたらした釈尊の勇気の対話に触れ、語りました。
──人間を分断するのではなくして、人間としての共通の地平を見いだそうとする智慧が、今こそ要請されている、と。
たとえすぐに分かり合えなくとも、「人間」という次元で話し合えば、分かり合える。必ず戦争はなくせる──これが私の信念です。この「信念の松明」を、私の命である皆さんに託したいのです。

ハワイの英知の言葉は、こう教えます。
「いのちはいつでも新しい可能性を見せてくれる」
なかんずく、若き「いのち」である皆さんは、いつでも新しい「無限の可能性」に満ちています。ゆえに、自らを決して卑下してはならない。
若い皆さんが、生きて生きて、生き抜くこと、それ自体が「平和の光」です。
皆さんが生き生きと躍動していくならば、世界は、いくらでも変えていけるのです。
日蓮大聖人は、『命というものは一切の財の中で第一の財である』『宇宙全体に満ちた財も、命には替えられないのである』(P1596、通解、「白米一俵御書」)と仰せです。
「いのち」の中に、すべてが入っています。その宇宙一の宝物である「いのち」を、君も、貴女も輝かせることができるのです。
「人生」は、「人が生きる」と書きますが、「人と生きる」とも読めます。
自分は誰と生きているのか──ご両親、兄弟姉妹、クラスメート、クラブの仲間、地域の創価家族、未来部の同志……具体的な名前をあげて、その人を思い浮かべてみましょう。
その一人一人を大切にすることが「平和」そのものです。

父母の笑顔、笑い声。
あの子の優しさ、強さ。
この友の輝く瞳、頑張る背中。
わが同志の真心の励まし。

その一つ一つを当たり前と思わず、「おかげさまで」と感謝し、応えていくこと。それが最も正しく、最も確かな「平和の一歩」です。
ハワイのことわざには、こうあります。
「その花は小さいけれど、周囲の草によい香りを運ぶ」
どんなに小さくとも花は花です。周りをよき香りで包むことができる。皆さんが、親孝行で、友情で、笑顔の花を咲かせれば、そこを必ず、「平和の楽園」「幸福の花園」にしていけるのです。
さあ、勇気のエンジンを始動させ、世界の友と「平和の地球」をつくる大航海に出発しよう!