リーダーは
勇んで最前線へ!
一人一人と語り合い
新たな人材の育成を!
前進の波動を起こせ!
船守弥三郎許御書 P1445
『法華経を行ぜん者をば諸天善神等或はをとことなり或は女となり形をかへさまざまに供養してたすくべし』
☆世界広布新時代第10回の各部代表者会議へのメッセージ
これには、池田名誉会長がメッセージを贈り、広島、京都、兵庫など、豪雨による甚大な被害を受けた地域の方々にお見舞いを述べるとともに、救援・復旧に先頭に立って懸命に尽力している友に、深く感謝した。
そして、「多事多難な時代にあって、日蓮大聖人の仰せの通り、『災い』をも『幸い』に転じゆく根源の力が妙法であり、その微動だにせぬ依怙依託となっていくのが、広布のリーダーである。辛労は尽きないけれども、一切が『立正安国』の不屈の大闘争だ。『能忍(能く忍ぶ)』という仏の心で、万事をよろしく頼みます」と語った。
続いて、名誉会長は入信記念日の「8・24」を迎えるたびに、心新たに拝してきた「御義口伝」の『師とは師匠授くるところの妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり作とはおこすと読むなり、末法にして南無妙法蓮華経を作すなり』(P748)の御聖訓を拝読。
「師弟不二といっても、所詮、師匠と弟子が、同じ心で、広宣流布の戦いを起こすこと以外にない。勇敢に声をあげ、叫ぶ以外にない」と力を込めた。
さらに、「いよいよ後半戦が始まり、わが同志は労苦を厭わず、行動を開始してくれている。その一人一人を心より尊敬し、最大に大事にしながら、元初の誓いのままに、歓喜踊躍して広宣拡大の戦を起こそう! 私も毎日、全同志に題目を送っている。共に題目の師子吼を、勇気凛々と轟かせ、満々たる折伏精神で戦い、進もうではないか」と力説した。
最後に、全世界、また、未来まで模範と光る、溌剌として清々しい振る舞いで、そして、明るく仲の良い団結で、新しい勝利の歴史を築いていっていただきたいと念願し、メッセージを結んだ。
2014年8月29日金曜日
2014年8月28日木曜日
2014.08.27 わが友に贈る
声の力は偉大だ。
弾む声、温かな声で
友の心に勇気と
希望の光を送ろう!
大生命力を燃やして!
法華証明抄 P1587
『鬼神めらめ此の人をなやますは剣をさかさまにのむか又大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか、あなかしこあなかしこ、此の人のやまいを忽になをしてかへりてまほりとなりて鬼道の大苦をぬくべきか』
◇希望の明日へ
世界は今、すさまじい勢いで変動している。"世紀末"を前にして、人類が、戦争と暴力の傷跡のしるされた二十世紀に、自らの手で、いち早く別れを告げようとしているかのようだ。新しい世紀−−それは、"話し合い(対話)"と"助け合い(協調)"による平和の世紀である。国境を越えた地球共同体の出現である。そうした共通の目標に向かって、世界は大河の流れを形成しつつある。
平3・9・19
弾む声、温かな声で
友の心に勇気と
希望の光を送ろう!
大生命力を燃やして!
法華証明抄 P1587
『鬼神めらめ此の人をなやますは剣をさかさまにのむか又大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか、あなかしこあなかしこ、此の人のやまいを忽になをしてかへりてまほりとなりて鬼道の大苦をぬくべきか』
◇希望の明日へ
世界は今、すさまじい勢いで変動している。"世紀末"を前にして、人類が、戦争と暴力の傷跡のしるされた二十世紀に、自らの手で、いち早く別れを告げようとしているかのようだ。新しい世紀−−それは、"話し合い(対話)"と"助け合い(協調)"による平和の世紀である。国境を越えた地球共同体の出現である。そうした共通の目標に向かって、世界は大河の流れを形成しつつある。
平3・9・19
2014.08.28 わが友に贈る
友のための行動は
全てが心の財と輝く。
「あの人がいたから」
そう讃えられる
誇り高き人生を!
さじき女房御返事 P1231
『たとへばはるの野の千里ばかりにくさのみちて候はんにすこしの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば一時に無量無辺の火となる』
◇希望の明日へ
今や世界的な潮流となっている「民主の時代」「民衆の時代」。この人類史的転換を、混乱と反動によって逆流させ、不幸な結果に終わらせてはならない。そのために、民主の時代の基盤となりうる、普遍的な人間学、宗教性、精神性の必要が、多くの識者の間に認識され始めている。いよいよ、日蓮大聖人の仏法が、世界の民衆から求められ、その偉大さが実証される時がきた。時代が仏法に近づいているのである。本格的な世界広宣流布の時がきたことを確信していただきたい。
平3・9・23
◎「希望の明日へ」は本日で最終回です(^_-)-☆
全てが心の財と輝く。
「あの人がいたから」
そう讃えられる
誇り高き人生を!
さじき女房御返事 P1231
『たとへばはるの野の千里ばかりにくさのみちて候はんにすこしの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば一時に無量無辺の火となる』
◇希望の明日へ
今や世界的な潮流となっている「民主の時代」「民衆の時代」。この人類史的転換を、混乱と反動によって逆流させ、不幸な結果に終わらせてはならない。そのために、民主の時代の基盤となりうる、普遍的な人間学、宗教性、精神性の必要が、多くの識者の間に認識され始めている。いよいよ、日蓮大聖人の仏法が、世界の民衆から求められ、その偉大さが実証される時がきた。時代が仏法に近づいているのである。本格的な世界広宣流布の時がきたことを確信していただきたい。
平3・9・23
◎「希望の明日へ」は本日で最終回です(^_-)-☆
2014年8月26日火曜日
2014.08.26 わが友に贈る
さあ 新たな前進へ
目標を明確に!
深き決意の祈り
具体的な行動が
広布発展の原動力だ。
法華証明抄 P1587
『上下万人にあるいはいさめ或はをどし候いつるについに捨つる心なくて候へばすでに仏になるべしと見へ候へば天魔外道が病をつけてをどさんと心み候か、命はかぎりある事なりすこしもをどろく事なかれ』
◇希望の明日へ
世界を動かしているのは人間である。また人間でなければならない。ゆえに、その人間が、どう生きているか、"人間の集団"がどう行動しているか、そこに世界の未来が大きく決定づけられてくる。威圧的な"ハード・パワー"の指導者ではなく、民主と文化の"ソフト・パワー"の指導力をこそ人々は望んでいるし、このいき方、思想が、民衆のなかに大河のうねりとなって、広がっていくとき、世界は真に人間を中心に回転を始めるであろう。「新たな国際秩序」の問題は「新たな文明のあり方」「新たな人間の生き方」と表裏一体である。
平3・5・10
☆名誉会長と共に新時代を開く 第31回 未来部は皆が希望の一番星
広島はじめ京都、兵庫など各地の甚大な豪雨被害に、重ねてお見舞い申し上げます。救援・復旧作業が進み、一日も早く安穏な生活となられますよう念願しております。
今こそ「変毒為薬」の法理を胸に、励まし合い、支え合って、一切を乗り越えゆかれんことを祈念してやみません。
◇未来部の友へ
晴れた夏の夜空には天の川が広がり、無数の星々がきらめいています。人間も、一人一人が自分にしかない輝きをもっています。
私が対談したブラジルの天文学者、ロナウド・モウラン博士は、「暗い時、苦しい時ほど、私たちの生命を、より輝かせるように努めていこう!」と呼び掛けていました。
わが未来部は一人ももれなく、輝きわたる希望の一番星です。日蓮大聖人は、御本尊に真剣に南無妙法蓮華経と唱え、信心に励むことが生命を磨くことになると教えられています(P384、「一生成仏抄」)
題目は「負けじ魂」の源泉であり、勝利への最大の力です。
若き日に、いろんなことに挑み、たとえ失敗しても、そこから立ち上がって、次の価値を創造していく。この不屈の挑戦が、「何でもこい!」という大きな自信となり、自分にしかない一番星の輝きとなります。今がその新たなスタートです。
皆さんの成長こそ、わが創価家族の最大の希望です。
私も、毎日、皆さん一人一人と、固く心の握手を交わし、一緒に青春の歌を歌いながら、全てを見守っています。
どうか健康第一で! 絶対無事故で! 新時代の大指導者である君たちよ、友情のスクラムも朗らかに、生命の勝利の光で世界を、未来を照らしゆけ!
目標を明確に!
深き決意の祈り
具体的な行動が
広布発展の原動力だ。
法華証明抄 P1587
『上下万人にあるいはいさめ或はをどし候いつるについに捨つる心なくて候へばすでに仏になるべしと見へ候へば天魔外道が病をつけてをどさんと心み候か、命はかぎりある事なりすこしもをどろく事なかれ』
◇希望の明日へ
世界を動かしているのは人間である。また人間でなければならない。ゆえに、その人間が、どう生きているか、"人間の集団"がどう行動しているか、そこに世界の未来が大きく決定づけられてくる。威圧的な"ハード・パワー"の指導者ではなく、民主と文化の"ソフト・パワー"の指導力をこそ人々は望んでいるし、このいき方、思想が、民衆のなかに大河のうねりとなって、広がっていくとき、世界は真に人間を中心に回転を始めるであろう。「新たな国際秩序」の問題は「新たな文明のあり方」「新たな人間の生き方」と表裏一体である。
平3・5・10
☆名誉会長と共に新時代を開く 第31回 未来部は皆が希望の一番星
広島はじめ京都、兵庫など各地の甚大な豪雨被害に、重ねてお見舞い申し上げます。救援・復旧作業が進み、一日も早く安穏な生活となられますよう念願しております。
今こそ「変毒為薬」の法理を胸に、励まし合い、支え合って、一切を乗り越えゆかれんことを祈念してやみません。
◇未来部の友へ
晴れた夏の夜空には天の川が広がり、無数の星々がきらめいています。人間も、一人一人が自分にしかない輝きをもっています。
私が対談したブラジルの天文学者、ロナウド・モウラン博士は、「暗い時、苦しい時ほど、私たちの生命を、より輝かせるように努めていこう!」と呼び掛けていました。
わが未来部は一人ももれなく、輝きわたる希望の一番星です。日蓮大聖人は、御本尊に真剣に南無妙法蓮華経と唱え、信心に励むことが生命を磨くことになると教えられています(P384、「一生成仏抄」)
題目は「負けじ魂」の源泉であり、勝利への最大の力です。
若き日に、いろんなことに挑み、たとえ失敗しても、そこから立ち上がって、次の価値を創造していく。この不屈の挑戦が、「何でもこい!」という大きな自信となり、自分にしかない一番星の輝きとなります。今がその新たなスタートです。
皆さんの成長こそ、わが創価家族の最大の希望です。
私も、毎日、皆さん一人一人と、固く心の握手を交わし、一緒に青春の歌を歌いながら、全てを見守っています。
どうか健康第一で! 絶対無事故で! 新時代の大指導者である君たちよ、友情のスクラムも朗らかに、生命の勝利の光で世界を、未来を照らしゆけ!
2014年8月25日月曜日
2014.08.25 わが友に贈る
◇今週のことば
「異体同心なれば
万事を成じ」
団結こそ希望の力だ。
和楽の座談会から
皆が勝利へスタートを!
2014年08月25日
持妙法華問答抄 P467
『「以何令衆生得入無上道」の御心のそこ順縁逆縁の御ことのは已に本懐なれば暫くも持つ者も又本意にかないぬ又本意に叶はば仏の恩を報ずるなり』
◇希望の明日へ
人類史は、今や"カ"から"対話"へ、権威の支配から道理の支配、理性の支配へと、一歩を進めつつある。どんな権力者も、権威でおさえつけるのではなく、道理のうえから、理性のうえから、人々を納得させていかなければならない。いわば新しき"言論の時代"の幕開けである。そして、仏教はつねに、武力でも権威でもなく、"言論の力"によって、法を弘め、平和と文化を拡大してきた。大聖人がそうであられた。創価学会の運動も同じである。言論の時代とは、こうした仏教の根本精神が、大きく花開く時代である。
平2・10・22
☆御書とともに� 第25回 姉弟共戦の人生に誉れ
『法華経は末法の始め五百年に弘まり給ふべきと聴聞仕り御弟子となると仰せ候事、師壇となる事は三世の契り種熟脱の三益別に人を求めんや』(秋元殿御返事、P1070)
◇通解
(お手紙の中に)"法華経は末法の始めの五百年に弘まると承って御弟子になりました"とあるが、師匠となり、弟子となることは三世にわたる契りである。(法華経に説かれる)下種益(げしゅやく)・熟益(じゅくやく)・脱益(だっちゃく)の三益の法理も別の人に求めてはならない。
◇同志への指針
大聖人の法門を聴き、弟子になると決意した門下に、師弟は「三世の契り」であり、正しき師匠を離れて成仏はありえないと仰せである。
仏法は師弟の宗教である。師にめぐりあい、師と共に誓願の人生を歩む以上の福徳はない。戸田先生とお会いして67年。不二の心で生き抜いた広布の人生は晴れやかだ。そして、後継の弟子が二陣・三陣と続いてくれている。
「異体同心なれば
万事を成じ」
団結こそ希望の力だ。
和楽の座談会から
皆が勝利へスタートを!
2014年08月25日
持妙法華問答抄 P467
『「以何令衆生得入無上道」の御心のそこ順縁逆縁の御ことのは已に本懐なれば暫くも持つ者も又本意にかないぬ又本意に叶はば仏の恩を報ずるなり』
◇希望の明日へ
人類史は、今や"カ"から"対話"へ、権威の支配から道理の支配、理性の支配へと、一歩を進めつつある。どんな権力者も、権威でおさえつけるのではなく、道理のうえから、理性のうえから、人々を納得させていかなければならない。いわば新しき"言論の時代"の幕開けである。そして、仏教はつねに、武力でも権威でもなく、"言論の力"によって、法を弘め、平和と文化を拡大してきた。大聖人がそうであられた。創価学会の運動も同じである。言論の時代とは、こうした仏教の根本精神が、大きく花開く時代である。
平2・10・22
☆御書とともに� 第25回 姉弟共戦の人生に誉れ
『法華経は末法の始め五百年に弘まり給ふべきと聴聞仕り御弟子となると仰せ候事、師壇となる事は三世の契り種熟脱の三益別に人を求めんや』(秋元殿御返事、P1070)
◇通解
(お手紙の中に)"法華経は末法の始めの五百年に弘まると承って御弟子になりました"とあるが、師匠となり、弟子となることは三世にわたる契りである。(法華経に説かれる)下種益(げしゅやく)・熟益(じゅくやく)・脱益(だっちゃく)の三益の法理も別の人に求めてはならない。
◇同志への指針
大聖人の法門を聴き、弟子になると決意した門下に、師弟は「三世の契り」であり、正しき師匠を離れて成仏はありえないと仰せである。
仏法は師弟の宗教である。師にめぐりあい、師と共に誓願の人生を歩む以上の福徳はない。戸田先生とお会いして67年。不二の心で生き抜いた広布の人生は晴れやかだ。そして、後継の弟子が二陣・三陣と続いてくれている。
2014.08.24 わが友に贈る
大境涯を開く信心だ。
行学の二道に徹すれば
全てに感謝できる自分
負けない自分に変わる。
人間革命の大道を進め!
御義口伝巻下 P769
『不軽菩薩の四衆を礼拝すれば上慢の四衆所具の仏性又不軽菩薩を礼拝するなり、鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり』
◇希望の明日へ
まさに、昨今の世界の動きは、民主の時代、民意の時代の到来を告げている。いよいよ民衆がより聡明に、より毅然として行動する時代に入った。権力に抑圧されても、民衆は、ただ黙り、耐えている−−そうした時代は終わった。ある意味で、沈黙は敗北である。不正や不合理に対しては、人々が、凛々しく立ち上がり、反抗し、正義と真実を雄弁に叫び切っていく。ここに本当の民衆の時代を開くカギがある。
平2・3・23
☆創価大学通信教育部新世紀第13回学光祭へのメッセージ
尊貴なる生命の輝きに満ちあふれた学光祭、誠に誠に、おめでとうございます。
猛暑の中、休みも返上して、本当に本当に、ご苦労さまです。
今、私も、日本そして世界から勇み集われた皆さん方と肩を並べて、ディスカバリーホールに馳せ参じる心でおります。
わが誉れの通教生の皆さん方こそ、不撓不屈の探究によって、偉大な「ディスカバリー」すなわち「発見」を積み重ねている「創造的人間」の鑑なりと、私は心からの喝采をお送りしたいのであります。
このディスカバリーホールには、先月、ノーベル平和賞受賞者の、バングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス博士も来訪されました。
「貧しき人たちのための銀行家」と謳われる博士は、語られています。
人間というのはそれぞれみな、まだ発掘されていない財宝のような存在だ」
「人それぞれに限りない可能性を秘めている」(猪熊弘子訳『ムハマド・ユヌス自伝 貧困なき世界をめざす銀行家』)と。
そして、この万人の"内なる財宝""限りない可能性"とは、「世界全体の人々の幸福を増やすために貢献しようという力」(猪熊弘子訳『貧困のない世界を創る ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義』)であると強調されているのであります。
まさしく、学の光でわが生命の財宝を照らし出し、自らの新たな可能性を発揮しながら、他者のため、社会のために価値を創造しゆく皆さん方の人生が、どれほど崇高であるか。
皆が休み、皆が遊んでいる時にも努力を続けることは、苦労も多いでしょうが、何ものにも代え難い充実があり、誇りがあり、喜びがあります。
創価大学では、昨年より新たに看護学部が開設されました。
思えば、「日本のナイチンゲール」と讃えられた看護の先駆者・萩原タケ先生も、若き日に、一家を支えるために働きながら、通信教育で学んだ女性です。
創価教育の父・牧口常三郎先生とほぼ同世代で、創大に近接した今の、あきる野市に生まれ、世界に友情を広げながら日本の看護界の発展に尽くされました。
「向学」と「献身」の人生を貫いた彼女は、「今日の後、今日は無し(今日之後無今日矣)」(森禮子著『献身 萩原タケの生涯』)との言葉を大切にしていました。かけがえのない今日という一日を、最大に輝かせ切っていく太陽こそ、皆さんが燃え上がらせておられる「学の光」でありましょう。
日本中、世界中の良き学友と共に、気高き「生涯学習」「生涯求道」「生涯貢献」「生涯創造」の大道を歩みゆかれる、使命深き通教生の皆さんと、私もさらに深く強く、心の信頼を通い合わせながら、健康とご多幸、学業の成就と人生の大勝利を、祈り抜いてまいります。
暑い日が続きますので、どうか、体を大事になさってください。お帰りになりましたら、送り出してくださったご家族や地域の皆様方に、くれぐれも宜しくお伝えください。
わが敬愛してやまぬ学光のスクラム、万歳!
行学の二道に徹すれば
全てに感謝できる自分
負けない自分に変わる。
人間革命の大道を進め!
御義口伝巻下 P769
『不軽菩薩の四衆を礼拝すれば上慢の四衆所具の仏性又不軽菩薩を礼拝するなり、鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり』
◇希望の明日へ
まさに、昨今の世界の動きは、民主の時代、民意の時代の到来を告げている。いよいよ民衆がより聡明に、より毅然として行動する時代に入った。権力に抑圧されても、民衆は、ただ黙り、耐えている−−そうした時代は終わった。ある意味で、沈黙は敗北である。不正や不合理に対しては、人々が、凛々しく立ち上がり、反抗し、正義と真実を雄弁に叫び切っていく。ここに本当の民衆の時代を開くカギがある。
平2・3・23
☆創価大学通信教育部新世紀第13回学光祭へのメッセージ
尊貴なる生命の輝きに満ちあふれた学光祭、誠に誠に、おめでとうございます。
猛暑の中、休みも返上して、本当に本当に、ご苦労さまです。
今、私も、日本そして世界から勇み集われた皆さん方と肩を並べて、ディスカバリーホールに馳せ参じる心でおります。
わが誉れの通教生の皆さん方こそ、不撓不屈の探究によって、偉大な「ディスカバリー」すなわち「発見」を積み重ねている「創造的人間」の鑑なりと、私は心からの喝采をお送りしたいのであります。
このディスカバリーホールには、先月、ノーベル平和賞受賞者の、バングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス博士も来訪されました。
「貧しき人たちのための銀行家」と謳われる博士は、語られています。
人間というのはそれぞれみな、まだ発掘されていない財宝のような存在だ」
「人それぞれに限りない可能性を秘めている」(猪熊弘子訳『ムハマド・ユヌス自伝 貧困なき世界をめざす銀行家』)と。
そして、この万人の"内なる財宝""限りない可能性"とは、「世界全体の人々の幸福を増やすために貢献しようという力」(猪熊弘子訳『貧困のない世界を創る ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義』)であると強調されているのであります。
まさしく、学の光でわが生命の財宝を照らし出し、自らの新たな可能性を発揮しながら、他者のため、社会のために価値を創造しゆく皆さん方の人生が、どれほど崇高であるか。
皆が休み、皆が遊んでいる時にも努力を続けることは、苦労も多いでしょうが、何ものにも代え難い充実があり、誇りがあり、喜びがあります。
創価大学では、昨年より新たに看護学部が開設されました。
思えば、「日本のナイチンゲール」と讃えられた看護の先駆者・萩原タケ先生も、若き日に、一家を支えるために働きながら、通信教育で学んだ女性です。
創価教育の父・牧口常三郎先生とほぼ同世代で、創大に近接した今の、あきる野市に生まれ、世界に友情を広げながら日本の看護界の発展に尽くされました。
「向学」と「献身」の人生を貫いた彼女は、「今日の後、今日は無し(今日之後無今日矣)」(森禮子著『献身 萩原タケの生涯』)との言葉を大切にしていました。かけがえのない今日という一日を、最大に輝かせ切っていく太陽こそ、皆さんが燃え上がらせておられる「学の光」でありましょう。
日本中、世界中の良き学友と共に、気高き「生涯学習」「生涯求道」「生涯貢献」「生涯創造」の大道を歩みゆかれる、使命深き通教生の皆さんと、私もさらに深く強く、心の信頼を通い合わせながら、健康とご多幸、学業の成就と人生の大勝利を、祈り抜いてまいります。
暑い日が続きますので、どうか、体を大事になさってください。お帰りになりましたら、送り出してくださったご家族や地域の皆様方に、くれぐれも宜しくお伝えください。
わが敬愛してやまぬ学光のスクラム、万歳!
2014.08.23 わが友に贈る
伸びゆく若き力こそ
未来の勝利の光だ。
行学錬磨に励む
男女青年部の成長を
全力で応援しよう!
蓮盛抄 P153
『仏は文字に依つて衆生を度し給うなり』
◇希望の明日へ
今、創価学会は「生命の世紀」−−全人類が平等に、真実の幸福と自由を満喫する新世紀をめざしている。仏法という根底的な、生命の「コモン・センス」(常識)を高らかに掲げて、自ら行動し、主張しているのである。その歩みは、平坦ではない。大きな山に登りゆく苦労がある。しかし仏法には無駄がない。苦労した分だけ、わが永遠の生命に黄金の文書が綴られ、刻まれていくのである。
平2・2・14
未来の勝利の光だ。
行学錬磨に励む
男女青年部の成長を
全力で応援しよう!
蓮盛抄 P153
『仏は文字に依つて衆生を度し給うなり』
◇希望の明日へ
今、創価学会は「生命の世紀」−−全人類が平等に、真実の幸福と自由を満喫する新世紀をめざしている。仏法という根底的な、生命の「コモン・センス」(常識)を高らかに掲げて、自ら行動し、主張しているのである。その歩みは、平坦ではない。大きな山に登りゆく苦労がある。しかし仏法には無駄がない。苦労した分だけ、わが永遠の生命に黄金の文書が綴られ、刻まれていくのである。
平2・2・14
2014.08.22 わが友に贈る
人類の宝である
未来部を育成する
担当者に心から感謝!
皆様こそ新時代の建設を
支える大功労者だ。
南条兵衛七郎殿御書 P1498
『もしさきにたたせ給はば梵天帝釈四大天王閻魔大王等にも申させ給うべし、日本第一の法華経の行者日蓮房の弟子なりとなのらせ給へ、よもはうしん(芳心)なき事は候はじ』
◇希望の明日へ
二十一世紀はどんな時代になるのか。それは、青年たちで決めていく以外にない。"どうなるか"ではなく"どうするか"である。もちろん、国際化の時代になることは間違いない。したがって、これからの人は、今まで以上に語学を身につけておかねばならない。また科学、知識が飛躍的に進歩する時代となろう。そこでは知力が不可欠の"武器"となる。それがなくては社会に負けてしまう。そして、その知力の源泉となる智慧を発揮させていくのが信心であることを忘れてはならない。さらに、二十一世紀は「人間主義」「生命主義」の時代にしていかなければならない。人格を磨き、探き哲学をもった"人間"指導者でなければ、人々から尊敬されないし、民衆をリードしていくことはできない。
平2・1・8
未来部を育成する
担当者に心から感謝!
皆様こそ新時代の建設を
支える大功労者だ。
南条兵衛七郎殿御書 P1498
『もしさきにたたせ給はば梵天帝釈四大天王閻魔大王等にも申させ給うべし、日本第一の法華経の行者日蓮房の弟子なりとなのらせ給へ、よもはうしん(芳心)なき事は候はじ』
◇希望の明日へ
二十一世紀はどんな時代になるのか。それは、青年たちで決めていく以外にない。"どうなるか"ではなく"どうするか"である。もちろん、国際化の時代になることは間違いない。したがって、これからの人は、今まで以上に語学を身につけておかねばならない。また科学、知識が飛躍的に進歩する時代となろう。そこでは知力が不可欠の"武器"となる。それがなくては社会に負けてしまう。そして、その知力の源泉となる智慧を発揮させていくのが信心であることを忘れてはならない。さらに、二十一世紀は「人間主義」「生命主義」の時代にしていかなければならない。人格を磨き、探き哲学をもった"人間"指導者でなければ、人々から尊敬されないし、民衆をリードしていくことはできない。
平2・1・8
2014年8月21日木曜日
2014.08.21 わが友に贈る
尊き陰の尽力ありて
広布の連帯は拡大!
友の幸福のため
地道に祈り、歩き
語る人に最大の賞讃を!
単衣抄 P1514
『三十二より今年五十四に至るまで二十余年の間或は寺を追い出され或は処をおわれ或は親類を煩はされ或は夜打ちにあひ或は合戦にあひ或は悪口数をしらず或は打たれ或は手を負う或は弟子を殺され或は頚を切られんとし或は流罪両度に及べり、二十余年が間一時片時も心安き事なし』
◇希望の明日へ
二十一世紀もまた、新たな"大航海時代"となるに違いない。いわば「精神の大航海時代」「生命の大航海時代」である。絶えざる変化、変動。世界観の転換。個性の創造。かぎりない盛衰と新生のドラマ。心躍る冒険と発見の時代が、目前に迫っている。その激動期を、どのように乗り越え、勝ち進んでいくか。それは歴史に学ぶ以外にない。歴史を知る者は未来をも知る−−これが戸田先生の教えであり、一貫した信念でもあった。
平1・8・17
☆勝利の人間学 第58回 新入会の友よ朗らかに!
◇焦らずに粘り強く
新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。
67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。
しかし、戸田城聖先生の「青年らしく勉強し、実践してごらん」との言葉を信じて、勤行も、教学も、折伏も、一つ一つ先輩に教えてもらいながら挑戦していった。
その体験から、皆さんに申し上げたいことは、ともかく「焦らないで」「粘り強く」ということである。
すぐに祈りが叶う場合もあれば、すぐには叶わない場合もある。しかし「冥益」といって、時が経てば経つほど、すべて良い方向に進んできたことが、必ず実感できるものだ。
ゆえに、御書の通り、何があっても題目を忘れず、学会と共に前進していただきたい。
希望に燃えて、人生に勝つための信心である。自分自身が勝利者となり、一家眷属も幸福に栄えさせていくための仏法である。
新入会の皆さんが、自分に勝ち、社会で勝ち、人生を勝ち切って、「信心してよかった」と思えるよう、私も毎日、祈っている。
◇善き友、善き同志と共に
御書に『たすくる者強ければたうれず』(P1468、「三三蔵祈雨事」)と仰せの通り、信心を続けていく上で大切なのは、同志とのつながりである。
分からないことがあれば、何でも率直に、周囲の同志や先輩に聞いていただきたい。
また、忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていくなかで、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。
新入会の友のニューパワーで、広宣流布、すなわち世界の平和と人類の幸福へ、朗らかにニューウェーブを起こしてくれ給え!
広布の連帯は拡大!
友の幸福のため
地道に祈り、歩き
語る人に最大の賞讃を!
単衣抄 P1514
『三十二より今年五十四に至るまで二十余年の間或は寺を追い出され或は処をおわれ或は親類を煩はされ或は夜打ちにあひ或は合戦にあひ或は悪口数をしらず或は打たれ或は手を負う或は弟子を殺され或は頚を切られんとし或は流罪両度に及べり、二十余年が間一時片時も心安き事なし』
◇希望の明日へ
二十一世紀もまた、新たな"大航海時代"となるに違いない。いわば「精神の大航海時代」「生命の大航海時代」である。絶えざる変化、変動。世界観の転換。個性の創造。かぎりない盛衰と新生のドラマ。心躍る冒険と発見の時代が、目前に迫っている。その激動期を、どのように乗り越え、勝ち進んでいくか。それは歴史に学ぶ以外にない。歴史を知る者は未来をも知る−−これが戸田先生の教えであり、一貫した信念でもあった。
平1・8・17
☆勝利の人間学 第58回 新入会の友よ朗らかに!
◇焦らずに粘り強く
新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。
67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。
しかし、戸田城聖先生の「青年らしく勉強し、実践してごらん」との言葉を信じて、勤行も、教学も、折伏も、一つ一つ先輩に教えてもらいながら挑戦していった。
その体験から、皆さんに申し上げたいことは、ともかく「焦らないで」「粘り強く」ということである。
すぐに祈りが叶う場合もあれば、すぐには叶わない場合もある。しかし「冥益」といって、時が経てば経つほど、すべて良い方向に進んできたことが、必ず実感できるものだ。
ゆえに、御書の通り、何があっても題目を忘れず、学会と共に前進していただきたい。
希望に燃えて、人生に勝つための信心である。自分自身が勝利者となり、一家眷属も幸福に栄えさせていくための仏法である。
新入会の皆さんが、自分に勝ち、社会で勝ち、人生を勝ち切って、「信心してよかった」と思えるよう、私も毎日、祈っている。
◇善き友、善き同志と共に
御書に『たすくる者強ければたうれず』(P1468、「三三蔵祈雨事」)と仰せの通り、信心を続けていく上で大切なのは、同志とのつながりである。
分からないことがあれば、何でも率直に、周囲の同志や先輩に聞いていただきたい。
また、忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていくなかで、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。
新入会の友のニューパワーで、広宣流布、すなわち世界の平和と人類の幸福へ、朗らかにニューウェーブを起こしてくれ給え!
2014年8月20日水曜日
2014.08.20 わが友に贈る
「父母に孝あるべし」
親孝行できる人が
偉大な人だ。
わが言葉と振る舞いで
感謝の心を伝えよう!
四条金吾殿御消息 P1113
『難にあう所ごとに仏土なるべきか、娑婆世界の中には日本国・日本国の中には相模の国・相模の国の中には片瀬・片瀬の中には竜口に日蓮が命をとどめをく事は法華経の御故なれば寂光土ともいうべきか』
◇希望の明日へ
時代の波は急速に動いている。その中で、来る二十一世紀にだれが勝つのか、だれが新世紀を手中にするのか。今、生き残り(サバイバル)をかけた熾烈な戦いが本格化している。経済界しかり、政界しかり、文化の世界も同様である。また、国も、団体も、個人においても、そうである。このときに、何が必要か。もっとも重要なものは"新鮮さ"の魅力である。新鮮であるかどうか、フレッシュかどうか−−ここに、勝敗の決め手がある。
平1・7・27
親孝行できる人が
偉大な人だ。
わが言葉と振る舞いで
感謝の心を伝えよう!
四条金吾殿御消息 P1113
『難にあう所ごとに仏土なるべきか、娑婆世界の中には日本国・日本国の中には相模の国・相模の国の中には片瀬・片瀬の中には竜口に日蓮が命をとどめをく事は法華経の御故なれば寂光土ともいうべきか』
◇希望の明日へ
時代の波は急速に動いている。その中で、来る二十一世紀にだれが勝つのか、だれが新世紀を手中にするのか。今、生き残り(サバイバル)をかけた熾烈な戦いが本格化している。経済界しかり、政界しかり、文化の世界も同様である。また、国も、団体も、個人においても、そうである。このときに、何が必要か。もっとも重要なものは"新鮮さ"の魅力である。新鮮であるかどうか、フレッシュかどうか−−ここに、勝敗の決め手がある。
平1・7・27
2014年8月19日火曜日
2014.08.19 わが友に贈る
生命尊厳の大哲学を
一人また一人と
語り広げよう!
それが真実の
平和を築く王道だ。
大悪大善御書 P1300
『上行菩薩の大地よりいで給いしにはをどりてこそいで給いしか』
◇希望の明日へ
人間自身に光が当てられていく時代の到来とともに、その人間の心を正しくリードしゆく英知の存在が、いちだんと強く求められていくといってよい。学会員は、「平和の世紀」「人間の時代」をリードしていく根本の道が、この仏法にあることをさらに世界の人々に示していきたい。
平2・1・8
☆名誉会長と共に新時代を開く 第30回 友情を結べ! 開かれた心で
よき友情を広げゆくことは、人生の大きな喜びである。
広布に生きる皆さんこそ、人間共和の太陽であり、友好の全権大使である。仏法の真髄は、人の振る舞いにあるからだ。
近隣の友と出会う。「いつもお世話になります」「お元気ですか」「お体を大切に」──何か一言、添えるだけでも、心が通う。久しぶりに会う古い友にも、初めての新しい友にも、励ましの声、温かな声を分け隔てなく掛けていくことである。
悩める友に、大誠実を尽くす。皆が喜ぶように力を注ぐ。慈悲があれば、智慧は、いくらでも出てくる。「あなたのことは忘れない。どんなことも相談してほしい。私も相談したい」という心のゆとり、心の広さをもっていきたい。
信じ合える心の絆は、人生の宝だ。善き友が多い人こそ、最も富める人であろう。
日蓮大聖人は、『一切衆生のさまざまな苦悩は、ことごとく日蓮一人の苦である』(P758、通解、「御義口伝」)と述べられ、平和と幸福の大法を残された。
世界にも、国家にも、個人にも、「悲惨」という文字が使われない時代を──これが恩師・戸田先生の願いであった。
全同志に功徳を受けきった生活をさせたい。全世界に向かって「創価の友の勝利の姿を見よ」と誇り高く訴えたい──これが恩師にとって総仕上げの戦いであった。
師は叫ばれた。
「一人として功徳を受けない者はない、みな功徳を受けているという実証輝く、信心の闘争をしようではないか」
私も、ただ祈るのは、友の幸福であり、世界の平和である。
道は遠いようでも、一人また一人と、開かれた心で語り、共に希望に生きる。その友情の広がりに永遠平和の直道がある。
一人また一人と
語り広げよう!
それが真実の
平和を築く王道だ。
大悪大善御書 P1300
『上行菩薩の大地よりいで給いしにはをどりてこそいで給いしか』
◇希望の明日へ
人間自身に光が当てられていく時代の到来とともに、その人間の心を正しくリードしゆく英知の存在が、いちだんと強く求められていくといってよい。学会員は、「平和の世紀」「人間の時代」をリードしていく根本の道が、この仏法にあることをさらに世界の人々に示していきたい。
平2・1・8
☆名誉会長と共に新時代を開く 第30回 友情を結べ! 開かれた心で
よき友情を広げゆくことは、人生の大きな喜びである。
広布に生きる皆さんこそ、人間共和の太陽であり、友好の全権大使である。仏法の真髄は、人の振る舞いにあるからだ。
近隣の友と出会う。「いつもお世話になります」「お元気ですか」「お体を大切に」──何か一言、添えるだけでも、心が通う。久しぶりに会う古い友にも、初めての新しい友にも、励ましの声、温かな声を分け隔てなく掛けていくことである。
悩める友に、大誠実を尽くす。皆が喜ぶように力を注ぐ。慈悲があれば、智慧は、いくらでも出てくる。「あなたのことは忘れない。どんなことも相談してほしい。私も相談したい」という心のゆとり、心の広さをもっていきたい。
信じ合える心の絆は、人生の宝だ。善き友が多い人こそ、最も富める人であろう。
日蓮大聖人は、『一切衆生のさまざまな苦悩は、ことごとく日蓮一人の苦である』(P758、通解、「御義口伝」)と述べられ、平和と幸福の大法を残された。
世界にも、国家にも、個人にも、「悲惨」という文字が使われない時代を──これが恩師・戸田先生の願いであった。
全同志に功徳を受けきった生活をさせたい。全世界に向かって「創価の友の勝利の姿を見よ」と誇り高く訴えたい──これが恩師にとって総仕上げの戦いであった。
師は叫ばれた。
「一人として功徳を受けない者はない、みな功徳を受けているという実証輝く、信心の闘争をしようではないか」
私も、ただ祈るのは、友の幸福であり、世界の平和である。
道は遠いようでも、一人また一人と、開かれた心で語り、共に希望に生きる。その友情の広がりに永遠平和の直道がある。
2014年8月18日月曜日
2014.08.18 わが友に贈る
◇今週のことば
「信心即生活」である。
油断や慢心を戒めよ!
全宇宙の財宝にも勝る
「一日の命」を
賢者として生きゆけ!
2014年08月10日
上野殿御返事 P1554
『こうへのどの(故上野殿)をこそいろあるをとこと人は申せしに其の御子なればくれないのこきよしをつたへ給えるか、あいよりもあをく水よりもつめたき冰かなとありがたしありがたし』
◇希望の明日へ
悪の権力者は、民衆が利口になることを恐れる。善の指導者は、民衆を賢明にして、民衆を救おうとする。利口にならねばならない。権力者に利用される歴史を断じて繰り返してはならない。
平6・2・16
☆御書とともに� 第24回 正法伝持の人は「国宝」
『伝持の人無れば猶木石の衣鉢を帯持せるが如し』(顕仏未来記、P508)
◇通解
(経典があっても)仏法を持ち、伝えていく人がいないので、それはちょうど木像や石像が法衣を着て、鉢を持っているようなもので、何の役にも立っていない。
◇同志への指針
後継を育てることは、未来を創ることだ。
学会の後継育成は、世界平和の種を植えることだ。
広布の人材が増えれば、地球上の悲惨を減らせる。
未来部の使命は、あまりにも大きい。
正法を伝持し、皆を照らす人は「国宝」ともいえる。
ならば、伝持の人を育てる人も「国宝」なり。いな。「世界第一の宝」である。
「信心即生活」である。
油断や慢心を戒めよ!
全宇宙の財宝にも勝る
「一日の命」を
賢者として生きゆけ!
2014年08月10日
上野殿御返事 P1554
『こうへのどの(故上野殿)をこそいろあるをとこと人は申せしに其の御子なればくれないのこきよしをつたへ給えるか、あいよりもあをく水よりもつめたき冰かなとありがたしありがたし』
◇希望の明日へ
悪の権力者は、民衆が利口になることを恐れる。善の指導者は、民衆を賢明にして、民衆を救おうとする。利口にならねばならない。権力者に利用される歴史を断じて繰り返してはならない。
平6・2・16
☆御書とともに� 第24回 正法伝持の人は「国宝」
『伝持の人無れば猶木石の衣鉢を帯持せるが如し』(顕仏未来記、P508)
◇通解
(経典があっても)仏法を持ち、伝えていく人がいないので、それはちょうど木像や石像が法衣を着て、鉢を持っているようなもので、何の役にも立っていない。
◇同志への指針
後継を育てることは、未来を創ることだ。
学会の後継育成は、世界平和の種を植えることだ。
広布の人材が増えれば、地球上の悲惨を減らせる。
未来部の使命は、あまりにも大きい。
正法を伝持し、皆を照らす人は「国宝」ともいえる。
ならば、伝持の人を育てる人も「国宝」なり。いな。「世界第一の宝」である。
2014年8月17日日曜日
2014.08.17 わが友に贈る
車での移動は
絶対に無事故で!
尊き使命の人生だ。
決して油断せず
安全第一の運転を。
撰時抄 P291
『されば我が弟子等心みに法華経のごとく身命もおしまず修行して此の度仏法を心みよ』
◇希望の明日へ
権力には魔性がある。それにとりつかれると威張り出す。ずるくなる。倣慢になる。他人を利用して自分だけ得をしようとする。こうした悪い権力、悪い権威とは戦わねばならない。大聖人のごとく。牧口先生のごとく。戸田先生のごとく。
平5・11・18
☆アメリカ創価大学新入生歓迎レセプションへのメッセージ
親愛なる14期生の皆さん、アメリカ創価大学(SUA)に、ようこそ!
晴れの入学、誠におめでとうございます。
最優秀の英才である皆さんが、世界の数ある大学の中からSUAを選び、勇んで集ってくれました。創立者として、これほど光栄な、これほど嬉しいことはありません。
かけがえのない宝の俊英を送り出してくださったご家族の皆様方にも、心からの御礼とお祝いを申し上げます。
いつも学生を温かく励ましながら、その限りない可能性と力を引き出してくださる教員の先生方、職員の皆様方も、本当にありがとうございます。
人類の"希望"であり、新たな"地球社会のリーダー"たる栄光の14期生を、どうかよろしくお願い申し上げます。
この5月、SUAは節目となる10期生を社会へと送り出しました。先輩たちが築いた「第一の10年」の良き伝統の上に、14期生の皆さんは、さらなる発展と飛翔の「第二の10年」を、誇りも高く切り開いていってください。
今日の門出にあたり、一人ももれなく、最高に有意義な学生生活を送られることを心から念願し、次の三点について訴えておきたい。
第一に、「自他共の生命に平和の砦を築きゆけ」ということであります。
本年は、第1次世界大戦が勃発してから100年となります。
SUAは、生命尊厳の思想を根本とし、人類の平和と幸福に貢献する世界市民を育む大学です。世界史の大きな節目に入学した皆さんは、「戦争の100年」を「平和の100年」へと転換しゆく崇高な使命を担われた一人一人であると、私は見つめております。
世界の恒久平和の実現のために、最も地道にして、最も確実な道とは何か──。
それは、大科学者アインシュタイン博士が「我々は、自らの心を変え、勇敢に声を発することによってのみ、他者の心を変えることができる」と語ったように、わが生命の中に、勇敢なる「平和の心」を鍛え上げていくことでありましょう。
一人の人間生命の変革は、わが家庭、わが地域、わが社会を変革し、やがて人類の未来をも変えていく。
わが生命に燃え上がらせる信念と情熱の炎こそが、一人、また一人と友の生命を輝かせながら、人類の前途を明るく照らしていくのです。
世界的な物理学者で、核兵器の廃絶のために戦い抜かれた、パグウォッシュ会議の指導者ロートブラット博士も、SUAの平和の理念に心から共感してくださった一人です。2001年10月、同時多発テロの直後に、1期生を前に講演してくださいました。この時、博士は、93歳になろうとしていました。
博士は、私との対談の中で、こう語っておられました。
「私は、人間は内在的に"善"であると信じます。これが最初から私を支えてきた哲学であり、この信条があればこそ、平和のために戦うことができたのです」(『地球平和への探究』)と。
平和を願い、愛する心。それは誰人の生命にも、厳然と輝いています。この人間生命への深い信頼を基盤として、世界市民の"善"の連帯を世界に広げていきたい──これが、私たち創価の人間教育の出発点であります。皆さんが、この4年間、多くの有意義な探究と対話を重ね、自らを錬磨しながら、自他共の生命に「平和の砦」を築きゆかれんことを、強く念願してやみません。
第二に申し上げたいのは、「不屈の大情熱で知性の宝剣を磨き抜け」ということであります。
私が対談した大歴史学者のトインビー博士が洞察した通り、人生も、社会も、文明も、試練からの挑戦に応戦していくなかにこそ、成長があり、発展があり、創造があります。
博士ご自身も、第1次世界大戦が起きた際、向学の志高き25歳の青年でした。この時、取り掛かっていた著作『ヘレニズム』の執筆は、戦渦によって中断を余儀なくされたのです。
しかし、戦争という時代の「野蛮な大変動」も、博士の探究の炎までは消せなかった。若き博士は、大著『歴史の研究』をはじめ、営々と執筆作業を続けます。
そして、『ヘレニズム』が出版の日の目を見たのは、第1次大戦から40年以上が経った時でした。
探究への不屈の大情熱を失わない限り、学問の可能性は、限りなく開かれています。
皆さんの大学生活も、順風満帆な時ばかりではないかもしれません。しかし、嵐の時、悲運の時や、思うようにいかない時があっても、心は晴れ晴れと未来を志向し、粘り強く、挑戦を続けゆくことです。
「負けない人」が勝利者です。最後まで前進し続ける人に、勝利の栄冠は輝くのであります。
世界人権宣言の起草者の一人としても有名な、アメリカの人権の母エレノア・ルーズベルトの言葉を、私は皆さんに贈ります。
「私が深く確信すること。それは"私たちの歴史は、私たちが創っている"ということです。歴史がどのような方向に進むかは、私たちの選択によって決まります。その選択は、人々の持つ思想、信念、価値観、そして夢から生まれてくるのです」
三点目に、私は、「開かれた心で、世界に友情の翼を広げよ」と申し上げたい。
世界との友情こそ、私が人生を賭けて信じ、君たちに託しゆく平和の翼です。
私が今、対談を進める、著名な経済学者で香港中文大学の劉遵義博士は、博士の父君が、友情について語った言葉を紹介されていました。
それは、「友のために、もうひと踏ん張りの努力をすべきだ」との信念です。誠に美しい言葉であると、深い感銘を受けました。
博士の父君は、一切の妥協を許さない、厳格な人柄であった。しかし、友人に対しては、常に丁寧で、礼儀正しく、それでいて気さくに接しておられた。そして常に、もっと友のために努力しよう、という信念の持ち主であられたというのです。
仏典には「人のために火を灯せば、自分の前も明るくなる」との一節があります。友のために行動する、その真心と誠実が、自らの人間性を輝かせ、赫々たる未来を照らし出していくのです。
14期生の皆さんは、世界の各地から集われた、不思議なる縁の学友です。どうか、互いに支え、励まし合いながら、さらなる友情の翼を、世界に広げていってください。私は、このアリソビエホの美しきキャンパスで、皆さん一人一人が最高に充実した価値ある大学生活を送られますことを、心から祈り、見守っております。
最後に、「愛する14期生よ、強くあれ! 悔いなき向学の青春を勝ち抜け!」と申し上げ、祝福のメッセージといたします。
絶対に無事故で!
尊き使命の人生だ。
決して油断せず
安全第一の運転を。
撰時抄 P291
『されば我が弟子等心みに法華経のごとく身命もおしまず修行して此の度仏法を心みよ』
◇希望の明日へ
権力には魔性がある。それにとりつかれると威張り出す。ずるくなる。倣慢になる。他人を利用して自分だけ得をしようとする。こうした悪い権力、悪い権威とは戦わねばならない。大聖人のごとく。牧口先生のごとく。戸田先生のごとく。
平5・11・18
☆アメリカ創価大学新入生歓迎レセプションへのメッセージ
親愛なる14期生の皆さん、アメリカ創価大学(SUA)に、ようこそ!
晴れの入学、誠におめでとうございます。
最優秀の英才である皆さんが、世界の数ある大学の中からSUAを選び、勇んで集ってくれました。創立者として、これほど光栄な、これほど嬉しいことはありません。
かけがえのない宝の俊英を送り出してくださったご家族の皆様方にも、心からの御礼とお祝いを申し上げます。
いつも学生を温かく励ましながら、その限りない可能性と力を引き出してくださる教員の先生方、職員の皆様方も、本当にありがとうございます。
人類の"希望"であり、新たな"地球社会のリーダー"たる栄光の14期生を、どうかよろしくお願い申し上げます。
この5月、SUAは節目となる10期生を社会へと送り出しました。先輩たちが築いた「第一の10年」の良き伝統の上に、14期生の皆さんは、さらなる発展と飛翔の「第二の10年」を、誇りも高く切り開いていってください。
今日の門出にあたり、一人ももれなく、最高に有意義な学生生活を送られることを心から念願し、次の三点について訴えておきたい。
第一に、「自他共の生命に平和の砦を築きゆけ」ということであります。
本年は、第1次世界大戦が勃発してから100年となります。
SUAは、生命尊厳の思想を根本とし、人類の平和と幸福に貢献する世界市民を育む大学です。世界史の大きな節目に入学した皆さんは、「戦争の100年」を「平和の100年」へと転換しゆく崇高な使命を担われた一人一人であると、私は見つめております。
世界の恒久平和の実現のために、最も地道にして、最も確実な道とは何か──。
それは、大科学者アインシュタイン博士が「我々は、自らの心を変え、勇敢に声を発することによってのみ、他者の心を変えることができる」と語ったように、わが生命の中に、勇敢なる「平和の心」を鍛え上げていくことでありましょう。
一人の人間生命の変革は、わが家庭、わが地域、わが社会を変革し、やがて人類の未来をも変えていく。
わが生命に燃え上がらせる信念と情熱の炎こそが、一人、また一人と友の生命を輝かせながら、人類の前途を明るく照らしていくのです。
世界的な物理学者で、核兵器の廃絶のために戦い抜かれた、パグウォッシュ会議の指導者ロートブラット博士も、SUAの平和の理念に心から共感してくださった一人です。2001年10月、同時多発テロの直後に、1期生を前に講演してくださいました。この時、博士は、93歳になろうとしていました。
博士は、私との対談の中で、こう語っておられました。
「私は、人間は内在的に"善"であると信じます。これが最初から私を支えてきた哲学であり、この信条があればこそ、平和のために戦うことができたのです」(『地球平和への探究』)と。
平和を願い、愛する心。それは誰人の生命にも、厳然と輝いています。この人間生命への深い信頼を基盤として、世界市民の"善"の連帯を世界に広げていきたい──これが、私たち創価の人間教育の出発点であります。皆さんが、この4年間、多くの有意義な探究と対話を重ね、自らを錬磨しながら、自他共の生命に「平和の砦」を築きゆかれんことを、強く念願してやみません。
第二に申し上げたいのは、「不屈の大情熱で知性の宝剣を磨き抜け」ということであります。
私が対談した大歴史学者のトインビー博士が洞察した通り、人生も、社会も、文明も、試練からの挑戦に応戦していくなかにこそ、成長があり、発展があり、創造があります。
博士ご自身も、第1次世界大戦が起きた際、向学の志高き25歳の青年でした。この時、取り掛かっていた著作『ヘレニズム』の執筆は、戦渦によって中断を余儀なくされたのです。
しかし、戦争という時代の「野蛮な大変動」も、博士の探究の炎までは消せなかった。若き博士は、大著『歴史の研究』をはじめ、営々と執筆作業を続けます。
そして、『ヘレニズム』が出版の日の目を見たのは、第1次大戦から40年以上が経った時でした。
探究への不屈の大情熱を失わない限り、学問の可能性は、限りなく開かれています。
皆さんの大学生活も、順風満帆な時ばかりではないかもしれません。しかし、嵐の時、悲運の時や、思うようにいかない時があっても、心は晴れ晴れと未来を志向し、粘り強く、挑戦を続けゆくことです。
「負けない人」が勝利者です。最後まで前進し続ける人に、勝利の栄冠は輝くのであります。
世界人権宣言の起草者の一人としても有名な、アメリカの人権の母エレノア・ルーズベルトの言葉を、私は皆さんに贈ります。
「私が深く確信すること。それは"私たちの歴史は、私たちが創っている"ということです。歴史がどのような方向に進むかは、私たちの選択によって決まります。その選択は、人々の持つ思想、信念、価値観、そして夢から生まれてくるのです」
三点目に、私は、「開かれた心で、世界に友情の翼を広げよ」と申し上げたい。
世界との友情こそ、私が人生を賭けて信じ、君たちに託しゆく平和の翼です。
私が今、対談を進める、著名な経済学者で香港中文大学の劉遵義博士は、博士の父君が、友情について語った言葉を紹介されていました。
それは、「友のために、もうひと踏ん張りの努力をすべきだ」との信念です。誠に美しい言葉であると、深い感銘を受けました。
博士の父君は、一切の妥協を許さない、厳格な人柄であった。しかし、友人に対しては、常に丁寧で、礼儀正しく、それでいて気さくに接しておられた。そして常に、もっと友のために努力しよう、という信念の持ち主であられたというのです。
仏典には「人のために火を灯せば、自分の前も明るくなる」との一節があります。友のために行動する、その真心と誠実が、自らの人間性を輝かせ、赫々たる未来を照らし出していくのです。
14期生の皆さんは、世界の各地から集われた、不思議なる縁の学友です。どうか、互いに支え、励まし合いながら、さらなる友情の翼を、世界に広げていってください。私は、このアリソビエホの美しきキャンパスで、皆さん一人一人が最高に充実した価値ある大学生活を送られますことを、心から祈り、見守っております。
最後に、「愛する14期生よ、強くあれ! 悔いなき向学の青春を勝ち抜け!」と申し上げ、祝福のメッセージといたします。
2014.08.16 わが友に贈る
各地の行事で熱演する
音楽隊・鼓笛隊の皆様
本当にありがとう!
心を潤す希望の妙音に
皆が感動! 皆が喝采!
四条金吾女房御書 P1109
『夫婦共に法華の持者なり法華経流布あるべきたねをつぐ所の玉の子出で生れん目出度覚え候ぞ』
◇希望の明日へ
権力には魔性がある。ゆえに権力に近づく人間は峻厳にわが身を律さねばならない。民衆は権力者を厳しく監視せねばならない。
平5・8・22
☆随筆民衆凱歌の大行進No.10 正しき人生とは
台風11号の甚大な被害に、重ねて心からお見舞いを申し上げます。
災害との闘いが続くなか、大切なわが宝友の無事安穏を、さらに一切の変毒為薬を、いやまして祈り抜いております。
広宣流布の大師匠たる戸田城聖先生に、私が初めてお会いしたのは、2度目の終戦の日を迎えようとする前夜であった。昭和22年の8月14日のことである。
この時、19歳の私には、どうしても知りたい命題があった。それは、「正しい人生とは」という一点である。そして遂に、この問いをぶつけることのできる信念の大哲人に巡り合えたのだ。
先生の答えは、まことに明快であった。
「人間の長い一生には、いろいろな難問題が起きてくる」と語られ、なかんずく「生老病死」という根本問題が正しく解決されなければ、真の正しい人生はあり得ないと結論なされた。
先生は私に「日蓮大聖人は、この人生の難問題、すなわち生命の本質を解決してくださっている」「実践してごらんなさい。青年じゃありませんか」と、力強く勧めてくださったのだ。
私は戸田先生を信じ、10日後の8月24日に入信した。
以来、67年。この上ない「正しい人生」を、師と共に、同志と共に歩み抜くことができたと、感謝は尽きない。
最極の
信仰持ちて
敢然と
正しき軌道を
進み勝ちゆけ
生まれる苦しみ。老いる苦しみ。病む苦しみ。死にゆく苦しみ……。
誰人も避け得ぬ「生老病死」という現実にあって、生命と宇宙を貫く大法則に則って前進する旅が、いかに心強いか。
私たち夫婦の忘れ得ぬ白樺グループ・白樺会(看護師の集い)の先駆の女性は、重い病と闘う病床にあっても、常に御書を拝した。とりわけ心に刻んでいた一節がある。
『命のある限り、南無妙法蓮華経と唱え抜いて死んでいくならば、その生命は、釈迦・多宝・十方の諸仏に瞬時に包まれる。そして、無数の諸天善神に守護されながら、確かに寂光の宝土へと送り届けられるのである』(P505、趣意、「如説修行抄」)
この仰せのままに、命の炎が燃え尽きるまで、妙法を唱え抜き、夕日が真っ赤に燃え上がるように使命を果たして、安らかに霊山へ旅立たれた。ご家族も後継の道を立派に勝ち進んでおられる。
イギリスの大歴史学者トインビー博士も、生死の苦悩から救われるためには、「何らかの宗教を持つ以外に方法はないと信じます」と強調されていた。さらに、「他人への愛や他人の幸福に対する思いやり」「自己を越えた何ものかを求めるように導くことによって、自己中心性から脱却させてくれる精神」が必要である、と。
まさに永遠不滅の妙法を抱き、目の前の一人を励まし、広布の大ロマンに生きる、創価の友の姿そのものではないか。
法華経では、生命尊厳の象徴として、壮麗なる宝塔が涌出する。
「御義口伝」には、この宝塔の四つの面とは、「生老病死」のことなりと仰せである(P740)。我らが一身の生命の宝塔は、実は、生老病死をもって荘厳されていると言われるのだ。
我らが妙法を唱えて生き抜く時、生老病死の流転の人生が、そのまま「常楽我浄」の香風に包まれていくのである。
皆、生身の人間である。体調を崩すこともある。年とともに、思うように体も動かなくなる。
しかし、わが生命そのものが、最も尊極なる宝塔である。何があっても題目さえ離さなければ、人生の四季折々に、すべてを「常楽我浄」へ転じつつ、自他共に宝塔を輝かせ切っていけるのだ。
そもそも法華経には、仏も「少病少悩」と説かれている。その意義を踏まえて、戸田先生は闘病中の人に語られた。
「衆生は皆、病気を抱えている。その衆生を励まし救うには、仏自身も病気を持っていないと、つきあいにくいのです」
あえて自ら病や悩みを引き受け、勝ち越えて、皆を勇気づけ、力づけていくというのである。
妙法の力用は絶大である。私たちには、その証明者である"多宝"の大先輩がいらっしゃる。
聖教新聞では、「生老病死を見つめて」という連載が始まっている。
「死を受け入れる」という難しいテーマに取り組み、大きな反響が寄せられていると伺った。
記事で、白樺会の友の言葉が紹介されていた。
「私は、"自分が受け持つ患者さんに出会えたことに感謝しよう"と常に心掛けてきました」「感謝の心があれば、亡くなっていく患者さんを包んでいける。臨終を恐れる患者さんの心境も、変えていけるのです」
本来、感謝される側が感謝の心に立つ。永遠の生命観の上から、祈りと真心で献身する。何と深遠な志であろうか。白樺の方々、またドクター部の振る舞いこそ、現代医療の光明なりと信ずる。
この8月15日、青年部主催の「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」。また東日本大震災の被災地・東北をはじめ、全国各地で「諸精霊追善勤行法要」が営まれる。
広宣流布の途上に逝いた同志や家族、縁ある方々に対し、最大の感謝を込めて、追善回向の題目を送っていきたい。
回向とは、自分自身が仏道修行で積んだ功徳善根を、他者に回らし向けることである。私たちが毎日の勤行と学会活動に励むこと自体が、尊い追善回向の儀式となる。
愛する方々と死別した悲しみは、容易に癒えるものではない。だが、生きている時も、四六時中、一緒にいられるわけではないであろう。
ところが、妙法で結ばれた故人の生命は、瞬時も離れず、わが胸奥に一体不二である。自分が朗々と唱えゆく題目が、そのまま故人を福徳で包みゆく力となる。自分が希望に燃えて前へ踏み出すことが、故人の未来を照らしゆく光となるのだ。
亡くなられた方々も、生きている方々も、共に歓喜し幸福になる。これが、偉大なる仏法の追善回向の本義である。
日本は今、急速な高齢社会を迎え、介護に当たる方も多い。老老介護などの現実も深刻であり、地域をあげ、社会全体で知恵を合わせ、力を合わせていくべき最重要の課題である。
時代の変化に呼応し、学会の男子部は、介護・福祉に従事する集い「妙護グループ」を発足し、社会貢献の人生を誇り高く歩んでくれている。
介護の心労は計り知れない。その人知れぬ苦闘を描いた名作に、アメリカのエレナ・ポーターの『スウ姉さん』がある。
主人公のスウ姉さんは、母親を亡くして、父親の介護や弟妹の世話などに追われ、自らの夢も、諦めざるを得なかった。
だが、その中で「いちばんの幸福は人に頼られ、人から求められること」と目覚めるのだ。皆に愛情と励ましを贈り続けるという生きがいに──。
尊き生命を護り支える労苦は、何と尊貴な輝きを放っていることか。
日蓮大聖人は、家族の介護に尽くした女性を労い、讃えられる御聖訓も留めてくださっている。
ともあれ、三世永遠の次元から、『陰徳あれば陽報あり』(P1178、「陰徳陽報御書」)との因果の理法を深く確信していきたい。
現代は「死を忘れた文明」といわれる。生死という苦悩から目を逸らすことは、生命軽視の温床となり、ひいては人間への無関心を助長する。
私が入信間もなく拝して、深く胸を打たれた「如説修行抄」には、『代は羲農の世となりて今生には不祥の災難を払ひ長生の術を得、人法共に不老不死の理顕れん時を各各御覧ぜよ』(P502)と仰せであられる。
日蓮大聖人は、戦乱のない平和世界、災難にも負けない民衆の連帯、そして人類が生死の苦悩を打開し、幸福長寿の人生を謳歌しゆく時代を志向されて、広宣流布の大理想を私たちに託してくださったのである。
私たちが友に語る仏法哲理こそ、生死の闇を照らす太陽となる。私たちが広げる助け合いの絆こそ、共生の社会建設の土台となるのだ。
本年は第1次世界大戦の勃発から100年。今こそ、人類の宿命を転換し、「平和の100年」を創り開いていく時である。
生命尊厳の思潮を全地球に広げる主役は我ら!
誉れも高く、自他共の幸福を築きゆく、正しき人生の道を前進しよう!
地域の同志と、仲良く朗らかに、励まし合いながら! 世界の同志と、希望のスクラムも固く!
生命の
生老病死の
鍵持てり
常楽我浄の
世界開けや
音楽隊・鼓笛隊の皆様
本当にありがとう!
心を潤す希望の妙音に
皆が感動! 皆が喝采!
四条金吾女房御書 P1109
『夫婦共に法華の持者なり法華経流布あるべきたねをつぐ所の玉の子出で生れん目出度覚え候ぞ』
◇希望の明日へ
権力には魔性がある。ゆえに権力に近づく人間は峻厳にわが身を律さねばならない。民衆は権力者を厳しく監視せねばならない。
平5・8・22
☆随筆民衆凱歌の大行進No.10 正しき人生とは
台風11号の甚大な被害に、重ねて心からお見舞いを申し上げます。
災害との闘いが続くなか、大切なわが宝友の無事安穏を、さらに一切の変毒為薬を、いやまして祈り抜いております。
広宣流布の大師匠たる戸田城聖先生に、私が初めてお会いしたのは、2度目の終戦の日を迎えようとする前夜であった。昭和22年の8月14日のことである。
この時、19歳の私には、どうしても知りたい命題があった。それは、「正しい人生とは」という一点である。そして遂に、この問いをぶつけることのできる信念の大哲人に巡り合えたのだ。
先生の答えは、まことに明快であった。
「人間の長い一生には、いろいろな難問題が起きてくる」と語られ、なかんずく「生老病死」という根本問題が正しく解決されなければ、真の正しい人生はあり得ないと結論なされた。
先生は私に「日蓮大聖人は、この人生の難問題、すなわち生命の本質を解決してくださっている」「実践してごらんなさい。青年じゃありませんか」と、力強く勧めてくださったのだ。
私は戸田先生を信じ、10日後の8月24日に入信した。
以来、67年。この上ない「正しい人生」を、師と共に、同志と共に歩み抜くことができたと、感謝は尽きない。
最極の
信仰持ちて
敢然と
正しき軌道を
進み勝ちゆけ
生まれる苦しみ。老いる苦しみ。病む苦しみ。死にゆく苦しみ……。
誰人も避け得ぬ「生老病死」という現実にあって、生命と宇宙を貫く大法則に則って前進する旅が、いかに心強いか。
私たち夫婦の忘れ得ぬ白樺グループ・白樺会(看護師の集い)の先駆の女性は、重い病と闘う病床にあっても、常に御書を拝した。とりわけ心に刻んでいた一節がある。
『命のある限り、南無妙法蓮華経と唱え抜いて死んでいくならば、その生命は、釈迦・多宝・十方の諸仏に瞬時に包まれる。そして、無数の諸天善神に守護されながら、確かに寂光の宝土へと送り届けられるのである』(P505、趣意、「如説修行抄」)
この仰せのままに、命の炎が燃え尽きるまで、妙法を唱え抜き、夕日が真っ赤に燃え上がるように使命を果たして、安らかに霊山へ旅立たれた。ご家族も後継の道を立派に勝ち進んでおられる。
イギリスの大歴史学者トインビー博士も、生死の苦悩から救われるためには、「何らかの宗教を持つ以外に方法はないと信じます」と強調されていた。さらに、「他人への愛や他人の幸福に対する思いやり」「自己を越えた何ものかを求めるように導くことによって、自己中心性から脱却させてくれる精神」が必要である、と。
まさに永遠不滅の妙法を抱き、目の前の一人を励まし、広布の大ロマンに生きる、創価の友の姿そのものではないか。
法華経では、生命尊厳の象徴として、壮麗なる宝塔が涌出する。
「御義口伝」には、この宝塔の四つの面とは、「生老病死」のことなりと仰せである(P740)。我らが一身の生命の宝塔は、実は、生老病死をもって荘厳されていると言われるのだ。
我らが妙法を唱えて生き抜く時、生老病死の流転の人生が、そのまま「常楽我浄」の香風に包まれていくのである。
皆、生身の人間である。体調を崩すこともある。年とともに、思うように体も動かなくなる。
しかし、わが生命そのものが、最も尊極なる宝塔である。何があっても題目さえ離さなければ、人生の四季折々に、すべてを「常楽我浄」へ転じつつ、自他共に宝塔を輝かせ切っていけるのだ。
そもそも法華経には、仏も「少病少悩」と説かれている。その意義を踏まえて、戸田先生は闘病中の人に語られた。
「衆生は皆、病気を抱えている。その衆生を励まし救うには、仏自身も病気を持っていないと、つきあいにくいのです」
あえて自ら病や悩みを引き受け、勝ち越えて、皆を勇気づけ、力づけていくというのである。
妙法の力用は絶大である。私たちには、その証明者である"多宝"の大先輩がいらっしゃる。
聖教新聞では、「生老病死を見つめて」という連載が始まっている。
「死を受け入れる」という難しいテーマに取り組み、大きな反響が寄せられていると伺った。
記事で、白樺会の友の言葉が紹介されていた。
「私は、"自分が受け持つ患者さんに出会えたことに感謝しよう"と常に心掛けてきました」「感謝の心があれば、亡くなっていく患者さんを包んでいける。臨終を恐れる患者さんの心境も、変えていけるのです」
本来、感謝される側が感謝の心に立つ。永遠の生命観の上から、祈りと真心で献身する。何と深遠な志であろうか。白樺の方々、またドクター部の振る舞いこそ、現代医療の光明なりと信ずる。
この8月15日、青年部主催の「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」。また東日本大震災の被災地・東北をはじめ、全国各地で「諸精霊追善勤行法要」が営まれる。
広宣流布の途上に逝いた同志や家族、縁ある方々に対し、最大の感謝を込めて、追善回向の題目を送っていきたい。
回向とは、自分自身が仏道修行で積んだ功徳善根を、他者に回らし向けることである。私たちが毎日の勤行と学会活動に励むこと自体が、尊い追善回向の儀式となる。
愛する方々と死別した悲しみは、容易に癒えるものではない。だが、生きている時も、四六時中、一緒にいられるわけではないであろう。
ところが、妙法で結ばれた故人の生命は、瞬時も離れず、わが胸奥に一体不二である。自分が朗々と唱えゆく題目が、そのまま故人を福徳で包みゆく力となる。自分が希望に燃えて前へ踏み出すことが、故人の未来を照らしゆく光となるのだ。
亡くなられた方々も、生きている方々も、共に歓喜し幸福になる。これが、偉大なる仏法の追善回向の本義である。
日本は今、急速な高齢社会を迎え、介護に当たる方も多い。老老介護などの現実も深刻であり、地域をあげ、社会全体で知恵を合わせ、力を合わせていくべき最重要の課題である。
時代の変化に呼応し、学会の男子部は、介護・福祉に従事する集い「妙護グループ」を発足し、社会貢献の人生を誇り高く歩んでくれている。
介護の心労は計り知れない。その人知れぬ苦闘を描いた名作に、アメリカのエレナ・ポーターの『スウ姉さん』がある。
主人公のスウ姉さんは、母親を亡くして、父親の介護や弟妹の世話などに追われ、自らの夢も、諦めざるを得なかった。
だが、その中で「いちばんの幸福は人に頼られ、人から求められること」と目覚めるのだ。皆に愛情と励ましを贈り続けるという生きがいに──。
尊き生命を護り支える労苦は、何と尊貴な輝きを放っていることか。
日蓮大聖人は、家族の介護に尽くした女性を労い、讃えられる御聖訓も留めてくださっている。
ともあれ、三世永遠の次元から、『陰徳あれば陽報あり』(P1178、「陰徳陽報御書」)との因果の理法を深く確信していきたい。
現代は「死を忘れた文明」といわれる。生死という苦悩から目を逸らすことは、生命軽視の温床となり、ひいては人間への無関心を助長する。
私が入信間もなく拝して、深く胸を打たれた「如説修行抄」には、『代は羲農の世となりて今生には不祥の災難を払ひ長生の術を得、人法共に不老不死の理顕れん時を各各御覧ぜよ』(P502)と仰せであられる。
日蓮大聖人は、戦乱のない平和世界、災難にも負けない民衆の連帯、そして人類が生死の苦悩を打開し、幸福長寿の人生を謳歌しゆく時代を志向されて、広宣流布の大理想を私たちに託してくださったのである。
私たちが友に語る仏法哲理こそ、生死の闇を照らす太陽となる。私たちが広げる助け合いの絆こそ、共生の社会建設の土台となるのだ。
本年は第1次世界大戦の勃発から100年。今こそ、人類の宿命を転換し、「平和の100年」を創り開いていく時である。
生命尊厳の思潮を全地球に広げる主役は我ら!
誉れも高く、自他共の幸福を築きゆく、正しき人生の道を前進しよう!
地域の同志と、仲良く朗らかに、励まし合いながら! 世界の同志と、希望のスクラムも固く!
生命の
生老病死の
鍵持てり
常楽我浄の
世界開けや
2014.08.15 わが友に贈る
夏は信心継承の好機!
親子で勤行・唱題を。
じっくりと話を聴き
家族の広布史を語ろう。
一日一日を有意義に!
御義口伝巻上 P725
『信は価の如く解は宝の如し三世の諸仏の智慧をかうは信の一字なり』
◇希望の明日へ
"絶対服従"を強要する権威・権力と戦う−−人間としての、当然の行為である。権利であり、道理である。勇んで悪と戦った人こそ、真の善人なのである。
平3・11・23
☆創価大学通信教育部夏期スクーリング開講式へのメッセージ
尊き学びの「黄金の汗」光る、伝統の夏期スクーリング、誠に誠にご苦労さまでございます。
台風など悪天候が続く中、日本全国をはじめ、遠く海外からも、本当によく集ってくださいました。多忙なところ、懸命にやりくりして参加されていることも痛いほど分かっております。偉大な学究と求道の大情熱に、心からの喝采を送りつつ、私も八王子のキャンパスで、皆さんと一緒に学び合う思いで一切を見守っております。
全力で講義に臨んでくださる先生方、また真心からサポートしてくださる職員の方々、いつもいつも、ありがとうございます。
常に瑞々しい生命の輝きは、どこから生まれるか。それは、向学の挑戦でありましょう。
常に新鮮なる価値創造の光は、どこから広がるか。それは、学び続ける努力ではないでしょうか。
今、東京富士美術館では「発明王エジソン展」が開催されていますが、エジソンもまた、弛まず学び続けた、偉大な挑戦の人でした。
その生涯において、蓄音機や白熱電球をはじめ、およそ1,300の発明を成し遂げ、世界を明るく照らしたことは、皆さんもご存じの通りです。
学校に通ったのは小学校のわずか3カ月だけで、あとは全て、働きながら学び抜き、学びながら働き抜いた、崇高な労学一体の人生でした。若くして、耳が不自由になるという試練にも遭いました。
しかしエジソンは、朗らかに語っています。
「人間にとって考えながら、働くことほど楽しいことはない」(ヘンリー幸田著『天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール』)と。
白熱電球の発明では、じつに1万回以上も失敗を重ね、周囲からも、もうやめた方がいいと呆(あき)れられたほどでした。けれども、人の何培、何十倍もの挑戦と努力、創意工夫で、"生みの苦しみ"を突破していったのです。
晩年、自ら築き上げてきた研究所が火事に見舞われた時も、「自分はまだ67歳でしかない。明日から早速、ゼロからやり直す覚悟だ」「意気消沈などしているヒマはない」(浜田和幸著『快人エジソン』と、新たな開拓に奮い立っていったのです。
目指しゆく山が高ければ高いほど、その途上は苦しく厳しい。その分、やがて眼下に広がる光景は、より壮大に、より荘厳に開かれていくものでありましょう。
どうか、私と同じ誇り高き使命と充実の登攀に挑みゆかれる通教の皆さんは、不撓不屈の負けじ魂と、明朗快活なる創価の心を明々と燃やしながら、最高に意義ある価値創造の光を放っていってください。
たとえ、どんなに地味なようであっても、皆さんの"学の光"こそが、不滅の光です。一家眷属を、地域社会を、世界を赫々と照らしゆかれることは、絶対に間違いありません。
暑い日が続きますので、疲れをためないよう、水分と休憩、睡眠を十分にとって、聡明にお願いします。
結びに誉れの通教生に、
挑み勝て
歓喜の生命の
学光道
と贈り、私のメッセージといたします。
わが不二の学友・通教生に、健康あれ! 幸福あれ! 栄光あれ!
親子で勤行・唱題を。
じっくりと話を聴き
家族の広布史を語ろう。
一日一日を有意義に!
御義口伝巻上 P725
『信は価の如く解は宝の如し三世の諸仏の智慧をかうは信の一字なり』
◇希望の明日へ
"絶対服従"を強要する権威・権力と戦う−−人間としての、当然の行為である。権利であり、道理である。勇んで悪と戦った人こそ、真の善人なのである。
平3・11・23
☆創価大学通信教育部夏期スクーリング開講式へのメッセージ
尊き学びの「黄金の汗」光る、伝統の夏期スクーリング、誠に誠にご苦労さまでございます。
台風など悪天候が続く中、日本全国をはじめ、遠く海外からも、本当によく集ってくださいました。多忙なところ、懸命にやりくりして参加されていることも痛いほど分かっております。偉大な学究と求道の大情熱に、心からの喝采を送りつつ、私も八王子のキャンパスで、皆さんと一緒に学び合う思いで一切を見守っております。
全力で講義に臨んでくださる先生方、また真心からサポートしてくださる職員の方々、いつもいつも、ありがとうございます。
常に瑞々しい生命の輝きは、どこから生まれるか。それは、向学の挑戦でありましょう。
常に新鮮なる価値創造の光は、どこから広がるか。それは、学び続ける努力ではないでしょうか。
今、東京富士美術館では「発明王エジソン展」が開催されていますが、エジソンもまた、弛まず学び続けた、偉大な挑戦の人でした。
その生涯において、蓄音機や白熱電球をはじめ、およそ1,300の発明を成し遂げ、世界を明るく照らしたことは、皆さんもご存じの通りです。
学校に通ったのは小学校のわずか3カ月だけで、あとは全て、働きながら学び抜き、学びながら働き抜いた、崇高な労学一体の人生でした。若くして、耳が不自由になるという試練にも遭いました。
しかしエジソンは、朗らかに語っています。
「人間にとって考えながら、働くことほど楽しいことはない」(ヘンリー幸田著『天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール』)と。
白熱電球の発明では、じつに1万回以上も失敗を重ね、周囲からも、もうやめた方がいいと呆(あき)れられたほどでした。けれども、人の何培、何十倍もの挑戦と努力、創意工夫で、"生みの苦しみ"を突破していったのです。
晩年、自ら築き上げてきた研究所が火事に見舞われた時も、「自分はまだ67歳でしかない。明日から早速、ゼロからやり直す覚悟だ」「意気消沈などしているヒマはない」(浜田和幸著『快人エジソン』と、新たな開拓に奮い立っていったのです。
目指しゆく山が高ければ高いほど、その途上は苦しく厳しい。その分、やがて眼下に広がる光景は、より壮大に、より荘厳に開かれていくものでありましょう。
どうか、私と同じ誇り高き使命と充実の登攀に挑みゆかれる通教の皆さんは、不撓不屈の負けじ魂と、明朗快活なる創価の心を明々と燃やしながら、最高に意義ある価値創造の光を放っていってください。
たとえ、どんなに地味なようであっても、皆さんの"学の光"こそが、不滅の光です。一家眷属を、地域社会を、世界を赫々と照らしゆかれることは、絶対に間違いありません。
暑い日が続きますので、疲れをためないよう、水分と休憩、睡眠を十分にとって、聡明にお願いします。
結びに誉れの通教生に、
挑み勝て
歓喜の生命の
学光道
と贈り、私のメッセージといたします。
わが不二の学友・通教生に、健康あれ! 幸福あれ! 栄光あれ!
2014.08.14 わが友に贈る
家族と地域を守り
社会の荒波と戦う
壮年部の友よ!
どこまでも健康第一で
創価の人間王者と光れ!
実相寺御書 P1453
『而るに彼の阿闍梨等は自科を顧みざる者にして嫉妬するの間自眼を回転して大山を眩ると観るか』
◇希望の明日へ
まさに、社会の混乱は、正しき法に従わず、人に従わせようとする倣憶から生まれる。法をゆがめ、無視し、逸脱し、自らのエゴを通そうとする人の放縦、横暴−−。それは権力の魔性そのものの姿である。歴史上、つねに見られた悲劇である。
平3・7・25
☆名誉会長と共に新時代を開く 第29回 妙法の生命の絆は三世永遠
各地の大雨や台風の被害に、あらためてお見舞い申し上げます。皆様の無事安全を心から祈っております。
まだ暑い日が続くので、熱中症にくれぐれも注意され、健康第一で、価値光る一日一日を、と念願してやみません。
新暦の8月の盂蘭盆(お盆)を迎え、学会の墓地公園や納骨堂では諸精霊追善勤行法要が厳粛に営まれる。豊かな自然に包まれ、多くの方々が、すがすがしく集われる姿を、故人もきっと喜ばれるに違いない。
日蓮大聖人は、夫に先立たれ、わが子までも失い、悲しみに暮れる南条時光の母に、その心中を思いやられて、仰せである。『同じ妙法蓮華経の種を心に孕まれるなら、同じ妙法蓮華経の国へお生まれになるでしょう。あなたがた親子三人が顔をお揃えになる時のそのお悦びは、どれほどか嬉しく思われることでしょう』(P1570、通解、「上野殿母御前御返事」)
生命は永遠である。信心を貫いた人は、新しい生命で、新しい使命をもって、また生まれてくる。必ず、すぐそばで喜び合っていける。それが妙法の偉大な力用なのである。
大事なことは、亡き人をわが胸にしっかりと抱いて、徹して広布の道に生き抜くことだ。
思えば、終戦当時、誰もが前途に希望を持てなかった。だが戸田先生は、5年、10年たてば、どんな苦労も皆、夢のようなものだと語り、こう励まされた。
「絶対に、人生の苦難に屈してはならない。負けてはならない。必ずや、あとになれば、あのとき、頑張りぬいて本当に良かったと、さわやかに思い返せるものだ」
時には、もうこれまでかと落胆することもあろう。しかし、苦しい時ほど、同志と共に、師弟の魂を燃え上がらせて進むのだ。平和のために、全ての生命が輝く世界を築くために!
社会の荒波と戦う
壮年部の友よ!
どこまでも健康第一で
創価の人間王者と光れ!
実相寺御書 P1453
『而るに彼の阿闍梨等は自科を顧みざる者にして嫉妬するの間自眼を回転して大山を眩ると観るか』
◇希望の明日へ
まさに、社会の混乱は、正しき法に従わず、人に従わせようとする倣憶から生まれる。法をゆがめ、無視し、逸脱し、自らのエゴを通そうとする人の放縦、横暴−−。それは権力の魔性そのものの姿である。歴史上、つねに見られた悲劇である。
平3・7・25
☆名誉会長と共に新時代を開く 第29回 妙法の生命の絆は三世永遠
各地の大雨や台風の被害に、あらためてお見舞い申し上げます。皆様の無事安全を心から祈っております。
まだ暑い日が続くので、熱中症にくれぐれも注意され、健康第一で、価値光る一日一日を、と念願してやみません。
新暦の8月の盂蘭盆(お盆)を迎え、学会の墓地公園や納骨堂では諸精霊追善勤行法要が厳粛に営まれる。豊かな自然に包まれ、多くの方々が、すがすがしく集われる姿を、故人もきっと喜ばれるに違いない。
日蓮大聖人は、夫に先立たれ、わが子までも失い、悲しみに暮れる南条時光の母に、その心中を思いやられて、仰せである。『同じ妙法蓮華経の種を心に孕まれるなら、同じ妙法蓮華経の国へお生まれになるでしょう。あなたがた親子三人が顔をお揃えになる時のそのお悦びは、どれほどか嬉しく思われることでしょう』(P1570、通解、「上野殿母御前御返事」)
生命は永遠である。信心を貫いた人は、新しい生命で、新しい使命をもって、また生まれてくる。必ず、すぐそばで喜び合っていける。それが妙法の偉大な力用なのである。
大事なことは、亡き人をわが胸にしっかりと抱いて、徹して広布の道に生き抜くことだ。
思えば、終戦当時、誰もが前途に希望を持てなかった。だが戸田先生は、5年、10年たてば、どんな苦労も皆、夢のようなものだと語り、こう励まされた。
「絶対に、人生の苦難に屈してはならない。負けてはならない。必ずや、あとになれば、あのとき、頑張りぬいて本当に良かったと、さわやかに思い返せるものだ」
時には、もうこれまでかと落胆することもあろう。しかし、苦しい時ほど、同志と共に、師弟の魂を燃え上がらせて進むのだ。平和のために、全ての生命が輝く世界を築くために!
2014年8月13日水曜日
2014.08.13 わが友に贈る
尊き使命の天地で
社会貢献に率先する
地域部・団地部に感謝!
人間の絆を広げゆく
希望の灯台と輝け!
法門申さるべき様の事 P1268
『総じて日蓮が弟子は京にのぼりぬれば始はわすれぬやうにて後には天魔つきて物にくるうせう房がごとし』
◇希望の明日へ
権力者に正論が通るとはかぎらない。否、正論が通らないのが権力者である。正しい意見を聞けなくなるのが権力の魔性である。そればかりか、その行為が正当であればあるほど憎しみがわく。自分に従うものだけが正しく、従わないものは悪とする。善悪・道理が、基準ではなく、自分の小さな感情と面子が基準となってしまう。しかも、その狂いが自分ではわからない。
平3・5・5
☆御書とともに� 第23回 「孝養第一」の振る舞い
『今年は又七月一日身延山に登りて慈父のはかを拝見す、子にすぎたる財なし・子にすぎたる財なし』(千日尼御返事、P1322)
◇通解
(あなたの子息・藤九郎守綱が)今年もまた7月1日に身延山に登って、慈父(阿仏房)の墓参りをしていました。子ども以上の宝はありません。子ども以上の宝はありません。
◇同志への指針
大聖人は千日尼に仰せである。"あなたの子息・藤九郎守綱が、昨年に引き続き今年も、遠く佐渡から身延へ、亡くなった慈父・阿仏房の墓前に弔いに来られました"と。そして、この立派な孝養の子息と母を賞讃されている。
孝養第一こそ仏法者の振る舞いである。妙法は、父母をはじめ自分に縁した全ての人に最高の善根を送り、三世の安穏を約束する大法なのだ。
社会貢献に率先する
地域部・団地部に感謝!
人間の絆を広げゆく
希望の灯台と輝け!
法門申さるべき様の事 P1268
『総じて日蓮が弟子は京にのぼりぬれば始はわすれぬやうにて後には天魔つきて物にくるうせう房がごとし』
◇希望の明日へ
権力者に正論が通るとはかぎらない。否、正論が通らないのが権力者である。正しい意見を聞けなくなるのが権力の魔性である。そればかりか、その行為が正当であればあるほど憎しみがわく。自分に従うものだけが正しく、従わないものは悪とする。善悪・道理が、基準ではなく、自分の小さな感情と面子が基準となってしまう。しかも、その狂いが自分ではわからない。
平3・5・5
☆御書とともに� 第23回 「孝養第一」の振る舞い
『今年は又七月一日身延山に登りて慈父のはかを拝見す、子にすぎたる財なし・子にすぎたる財なし』(千日尼御返事、P1322)
◇通解
(あなたの子息・藤九郎守綱が)今年もまた7月1日に身延山に登って、慈父(阿仏房)の墓参りをしていました。子ども以上の宝はありません。子ども以上の宝はありません。
◇同志への指針
大聖人は千日尼に仰せである。"あなたの子息・藤九郎守綱が、昨年に引き続き今年も、遠く佐渡から身延へ、亡くなった慈父・阿仏房の墓前に弔いに来られました"と。そして、この立派な孝養の子息と母を賞讃されている。
孝養第一こそ仏法者の振る舞いである。妙法は、父母をはじめ自分に縁した全ての人に最高の善根を送り、三世の安穏を約束する大法なのだ。
2014年8月12日火曜日
2014.08.12 わが友に贈る
不規則な生活や
偏った食事は
体の不調の原因に。
聡明な自己管理で
心身共に充実の日々を!
富木殿御書 P970
『我が門家は夜は眠りを断ち昼は暇を止めて之を案ぜよ一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』
◇希望の明日へ
抑圧的な権力者−−彼らの本質は、じつは臆病なのである。臆病だからこそ、自らを守る"威厳のよろい"として、権威を求める。また人々に尊敬され、忠誠を誓わせないと安心ができない。だからこそ、なおさら彼らは、権威もいらぬ、名誉も財産も何もいらぬ、命さえいらぬという"信念の人"が恐ろしい。自分の権威を認めない者がいることが気になってしかたがないのである。そして、自らの臆病と不安を人々に悟られることを、また強く恐れている−−。
平2・12・9
☆勝利の人間学 第57回 一人から平和の大潮流を
◇民衆の声を力に
絶対に平和であらねばならない。
戦争だけはしない、させないということを、人類の共通の理念にしていくべきである。
ラテン語の格言には「平和を願うならば、戦争の準備をせよ」とあった。
しかし、断じてそうではない。「平和を願うならば、平和の準備をせよ」である。
「平和の準備」とは何か。それは、平和を願う民衆の声を結集していくことだ。なかんずく、青年の大情熱の声こそが力だ。
日蓮大聖人は、『輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり』(P733、「御義口伝」)と仰せである。
「声」こそ「輪宝(車輪をかたどった宝器)」である。この「非暴力の武器」「文化の武器」を使って、我らは21世紀を「平和の世紀」「生命尊厳の世紀」としていくのだ。
◇鍵は全て人間にあり
平和を壊すのも人間、平和を創るのも人間である。解決の鍵は、全て人間にある。
ゆえに、我らは人間の「内なる悪」と戦い、仏という極善の生命を開発する道を選ぶ。この人間革命の道が即、平和の道であるからだ。
平和は違い彼方にあるものではない。
自分が今いる場所で、友と会い、誠実に対話を重ねる。どこまでも、一人を大切にする。そこから、平和の大潮流は生まれるのだ。
特に、聡明な女性たちの"草の根の語らい"こそ、その最も確かな原動力である。
◇自他共の喜びの青春
御本仏は、『すべての衆生が受ける、それぞれ異なる苦しみは、ことごとく日蓮一人の苦しみである』(P758、通解、「御義口伝」)と仰せになられた。
なんという大慈大悲であろうか。仏法とは、究極の「慈悲」の法である。御本尊に祈り、勇気をもって広宣流布に励むなかで、人を深く思いやる境涯を開くことができる。
人の不幸の上に、自分の幸福を築かない。自他共に喜びあふれる青春を進みゆくのだ。
生命尊厳の哲理を持つ青年よ、悩める友へ、苦しむ友へ、励ましと希望の光を送ろう! 君たちの友情で、平和の地球を輝かせるのだ。
偏った食事は
体の不調の原因に。
聡明な自己管理で
心身共に充実の日々を!
富木殿御書 P970
『我が門家は夜は眠りを断ち昼は暇を止めて之を案ぜよ一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』
◇希望の明日へ
抑圧的な権力者−−彼らの本質は、じつは臆病なのである。臆病だからこそ、自らを守る"威厳のよろい"として、権威を求める。また人々に尊敬され、忠誠を誓わせないと安心ができない。だからこそ、なおさら彼らは、権威もいらぬ、名誉も財産も何もいらぬ、命さえいらぬという"信念の人"が恐ろしい。自分の権威を認めない者がいることが気になってしかたがないのである。そして、自らの臆病と不安を人々に悟られることを、また強く恐れている−−。
平2・12・9
☆勝利の人間学 第57回 一人から平和の大潮流を
◇民衆の声を力に
絶対に平和であらねばならない。
戦争だけはしない、させないということを、人類の共通の理念にしていくべきである。
ラテン語の格言には「平和を願うならば、戦争の準備をせよ」とあった。
しかし、断じてそうではない。「平和を願うならば、平和の準備をせよ」である。
「平和の準備」とは何か。それは、平和を願う民衆の声を結集していくことだ。なかんずく、青年の大情熱の声こそが力だ。
日蓮大聖人は、『輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり』(P733、「御義口伝」)と仰せである。
「声」こそ「輪宝(車輪をかたどった宝器)」である。この「非暴力の武器」「文化の武器」を使って、我らは21世紀を「平和の世紀」「生命尊厳の世紀」としていくのだ。
◇鍵は全て人間にあり
平和を壊すのも人間、平和を創るのも人間である。解決の鍵は、全て人間にある。
ゆえに、我らは人間の「内なる悪」と戦い、仏という極善の生命を開発する道を選ぶ。この人間革命の道が即、平和の道であるからだ。
平和は違い彼方にあるものではない。
自分が今いる場所で、友と会い、誠実に対話を重ねる。どこまでも、一人を大切にする。そこから、平和の大潮流は生まれるのだ。
特に、聡明な女性たちの"草の根の語らい"こそ、その最も確かな原動力である。
◇自他共の喜びの青春
御本仏は、『すべての衆生が受ける、それぞれ異なる苦しみは、ことごとく日蓮一人の苦しみである』(P758、通解、「御義口伝」)と仰せになられた。
なんという大慈大悲であろうか。仏法とは、究極の「慈悲」の法である。御本尊に祈り、勇気をもって広宣流布に励むなかで、人を深く思いやる境涯を開くことができる。
人の不幸の上に、自分の幸福を築かない。自他共に喜びあふれる青春を進みゆくのだ。
生命尊厳の哲理を持つ青年よ、悩める友へ、苦しむ友へ、励ましと希望の光を送ろう! 君たちの友情で、平和の地球を輝かせるのだ。
2014年8月11日月曜日
2014.08.11 わが友に贈る
新聞休刊日
兄弟抄 P1084
『がうじやうにはがみをしてたゆむ心なかれ、例せば日蓮が平左衛門の尉がもとにてうちふるまいいゐしがごとくすこしもをづる心なかれ』
◇希望の明日へ
民衆の心に背いた横暴な独裁は、自滅する−−。これが歴史の鉄則である。近年の世界的な"民主化"の潮流も、民衆を苦しめてきた"独裁"への反発であり、その崩壊の姿にはかならない。
平2・10・10
☆御書とともに� 第22回 油断排し、絶対無事故で
『家へかへらんにはさきに人を入れてとのわきはしのしたむまやのしり・たかどの一切くらきところを・みせて入るべし』(四条金吾御書、P1175)
◇通解
家へ帰る時には、先に人を館に入れて戸の脇、橋の下、馬小屋の後ろ、高楼など、いっさい暗い所を見させてから入りなさい。
◇同志への指針
大聖人は、敵に付け狙われている四条金吾に、幾度も繰り返し注意なされた。
その御注意は一つ一つ具体的であり、これほどまでにというほど、こまやかである。これが「百千万億倍・御用心」という信心の姿勢である。
「このぐらい」とか、「いつもこうだから」などの、心の隙や慢心を排したい。
絶対無事故で、悔いなき価値の日々であれ!
◎台風の被害は大丈夫でしたか? いい加減、週末に天気が悪くなるのは、勘弁してほしいですね(^_-)-☆
兄弟抄 P1084
『がうじやうにはがみをしてたゆむ心なかれ、例せば日蓮が平左衛門の尉がもとにてうちふるまいいゐしがごとくすこしもをづる心なかれ』
◇希望の明日へ
民衆の心に背いた横暴な独裁は、自滅する−−。これが歴史の鉄則である。近年の世界的な"民主化"の潮流も、民衆を苦しめてきた"独裁"への反発であり、その崩壊の姿にはかならない。
平2・10・10
☆御書とともに� 第22回 油断排し、絶対無事故で
『家へかへらんにはさきに人を入れてとのわきはしのしたむまやのしり・たかどの一切くらきところを・みせて入るべし』(四条金吾御書、P1175)
◇通解
家へ帰る時には、先に人を館に入れて戸の脇、橋の下、馬小屋の後ろ、高楼など、いっさい暗い所を見させてから入りなさい。
◇同志への指針
大聖人は、敵に付け狙われている四条金吾に、幾度も繰り返し注意なされた。
その御注意は一つ一つ具体的であり、これほどまでにというほど、こまやかである。これが「百千万億倍・御用心」という信心の姿勢である。
「このぐらい」とか、「いつもこうだから」などの、心の隙や慢心を排したい。
絶対無事故で、悔いなき価値の日々であれ!
◎台風の被害は大丈夫でしたか? いい加減、週末に天気が悪くなるのは、勘弁してほしいですね(^_-)-☆
2014年8月10日日曜日
2014.08.10 わが友に贈る
◇今週のことば
新たな友好の扉を開く
爽やかな挨拶を!
「声仏事を為す」
心通う交流を重ね
友情と信頼を広げよう!
2014年08月10日
同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず、大罪小罪大功徳小功徳すこしもおとさずかはるかはる天にのぼて申し候と』
◇希望の明日へ
権力者は、外来文化だけでなく、人間の尊厳と平和を訴える思想をも封じ込めようとする。第二次大戦当時、日本の軍国主義政策によって、牧口初代会長、戸田第二代会長は不当にも牢獄に入れられた。初代会長は、獄中で亡くなっている。私も多感な青春時代を、権力者たちに圧迫され、傷つけられた一人である。権力の魔性という"亡霊"のために、正義も善意も踏みにじられ、人間の心が従えられてしまう−−。このようなことは、絶対に許してはならない。そうした"亡霊"とどこまでも戦い、本当の人間の時代、民主の時代を築いていくのが、"知性"の役目である。
平2・9・26
☆全国未来部夏季研修会へのメッセージ
日本全国から、わが高等部の最優秀の英才が創価大学に集まってくれました。これほど心躍り、これほど希望あふれる研修会はありません。皆、ありがとう!
今年は、私が第3代会長に就任して真っ先に高等部を結成してより50年。今この時に、これからの50年先の世界広宣流布を担い立たんと、さっそうと躍り出てくれた若き地涌の菩薩こそ、まぎれもなく君たちです。なんと偉大な使命の青年か! なんと不思議な宿縁の若人か!私は、皆さんに最敬礼します。
日蓮大聖人は仰せになりました。
『金は大火にも焼けず、大水にも流されず、朽ちることもない。鉄は水にも火にも堪えることができない。賢人は金、愚人は鉄のようなものである。あなたはまさに真金ではないか。法華経の金を持つ故だろうか』(P1337、通解、「生死一大事血脈抄」)と。
若くして生命尊厳の大仏法を探究し、題目の師子吼を唱える皆さんは、一人ももれなく、最高の大賢人と育ちゆくリーダーです。日々のたゆまぬ勉学も、努力も、労苦も、一つ一つが、わが生命を磨き、黄金に輝かせていく光です。立ちはだかる苦難も、障害も、失敗さえも、全部が、わが生命を強くし、金剛不壊に鍛え上げていく試練です。
ともあれ、一番不幸な人を救うために、そして世界の平和という人類の夢を実現するために立ち上がった団体が、この創価学会です。どんな権力にも屈せず、財宝や名声などにもとらわれない、最も美しく崇高な世界なのです。
このかけがえのない学会の未来を、今日ここに集った皆さんに私は託します。
皆さんが不退転の誓いを貫いてくれるならば、世界の広宣流布の前途は明るい。何があっても朗らかな負けじ魂で、良き友と励まし合い、前進していってください。今は、学びに学び、思う存分、力をつけてくれたまえ!
皆さんを送り出してくださったご家族に、くれぐれもよろしくお伝えください。担当者の方々も、お世話になります。未来部に尽くしてくださる皆さんのご一家は、陰徳陽報の法理に照らし、必ずや子々孫々まで勝ち栄えていかれるでしょう。
終わりに、若き愛弟子に
わが後継
輝き光る
金の汗
鍛え伸びゆけ
勝利の夏を
と贈り、私のメッセージといたします。
新たな友好の扉を開く
爽やかな挨拶を!
「声仏事を為す」
心通う交流を重ね
友情と信頼を広げよう!
2014年08月10日
同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず、大罪小罪大功徳小功徳すこしもおとさずかはるかはる天にのぼて申し候と』
◇希望の明日へ
権力者は、外来文化だけでなく、人間の尊厳と平和を訴える思想をも封じ込めようとする。第二次大戦当時、日本の軍国主義政策によって、牧口初代会長、戸田第二代会長は不当にも牢獄に入れられた。初代会長は、獄中で亡くなっている。私も多感な青春時代を、権力者たちに圧迫され、傷つけられた一人である。権力の魔性という"亡霊"のために、正義も善意も踏みにじられ、人間の心が従えられてしまう−−。このようなことは、絶対に許してはならない。そうした"亡霊"とどこまでも戦い、本当の人間の時代、民主の時代を築いていくのが、"知性"の役目である。
平2・9・26
☆全国未来部夏季研修会へのメッセージ
日本全国から、わが高等部の最優秀の英才が創価大学に集まってくれました。これほど心躍り、これほど希望あふれる研修会はありません。皆、ありがとう!
今年は、私が第3代会長に就任して真っ先に高等部を結成してより50年。今この時に、これからの50年先の世界広宣流布を担い立たんと、さっそうと躍り出てくれた若き地涌の菩薩こそ、まぎれもなく君たちです。なんと偉大な使命の青年か! なんと不思議な宿縁の若人か!私は、皆さんに最敬礼します。
日蓮大聖人は仰せになりました。
『金は大火にも焼けず、大水にも流されず、朽ちることもない。鉄は水にも火にも堪えることができない。賢人は金、愚人は鉄のようなものである。あなたはまさに真金ではないか。法華経の金を持つ故だろうか』(P1337、通解、「生死一大事血脈抄」)と。
若くして生命尊厳の大仏法を探究し、題目の師子吼を唱える皆さんは、一人ももれなく、最高の大賢人と育ちゆくリーダーです。日々のたゆまぬ勉学も、努力も、労苦も、一つ一つが、わが生命を磨き、黄金に輝かせていく光です。立ちはだかる苦難も、障害も、失敗さえも、全部が、わが生命を強くし、金剛不壊に鍛え上げていく試練です。
ともあれ、一番不幸な人を救うために、そして世界の平和という人類の夢を実現するために立ち上がった団体が、この創価学会です。どんな権力にも屈せず、財宝や名声などにもとらわれない、最も美しく崇高な世界なのです。
このかけがえのない学会の未来を、今日ここに集った皆さんに私は託します。
皆さんが不退転の誓いを貫いてくれるならば、世界の広宣流布の前途は明るい。何があっても朗らかな負けじ魂で、良き友と励まし合い、前進していってください。今は、学びに学び、思う存分、力をつけてくれたまえ!
皆さんを送り出してくださったご家族に、くれぐれもよろしくお伝えください。担当者の方々も、お世話になります。未来部に尽くしてくださる皆さんのご一家は、陰徳陽報の法理に照らし、必ずや子々孫々まで勝ち栄えていかれるでしょう。
終わりに、若き愛弟子に
わが後継
輝き光る
金の汗
鍛え伸びゆけ
勝利の夏を
と贈り、私のメッセージといたします。
2014.08.09 わが友に贈る
大雨や洪水、落雷
土砂崩れ等に警戒!
危険な場所には
決して近づくな。
賢明に安全を守れ!
内房女房御返事 P1421
『南無と申す字は敬う心なり随う心なり、故に阿難尊者は一切経の如是の二字の上に南無等云云』
◇希望の明日へ
人を権威や策で動かそうとする人は、心卑しき人である。最後は、自らが策に倒れ、みすぼらしい人生の姿となっていくに違いない。また、権威や権力で、倣慢に人々を見くだすような人には絶対になってはならない。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」(福沢諭吉・小幡篤次郎「学問のすヽめ」)とは福沢諭吉らの言葉であるが、仏法は平等大慧の大法であり、すべての人々は、御本尊のもとに平等である。互いに尊敬しあっていくべきである。それを"自分は偉い、他の人は自分より劣っている"と思って、人々を見くだそうとするのは、魔性の心である。この心は多くの権力者に備わる心である。学会員は、絶対にだまされてはならない。
平2・7・9
☆名誉会長と共に新時代を開く 第28回 朗々たる勤行で日々勝利
勤行・唱題は、自分と大宇宙が交流しゆく儀式である。
自分の中にある「宝の蔵」を開ききっていく。わが生命の泉から、限りない智慧と慈悲と勇気をくみだしていくのだ。
朗々たる勤行で、満々たる生命力が湧かないわけがない。
日蓮大聖人は仰せである。
『白馬がいななくのは、我らが唱える南無妙法蓮華経の声である。この唱題の声を聞かれた梵天、帝釈、日月、四天等が、どうして、色つやを増し、輝きを強くされないはずがあろうか。どうして我らを守護されないはずがあろうかと、強く強く思われるがよい』(P1065、通解、「曾谷殿御返事」)
我らの題目は、諸天善神を動かし、我らを、そして一家を、社会を守り、栄えさせていく。
強い強い信心があれば、必ず一切の道が開かれていく。
たとえ、苦しいことや嫌なことがあっても、いかなる状況になろうとも、題目を唱え抜いていくのだ。どんなことも祈り抜いていくのだ。御本尊に語り掛けるように祈るのだ。
目には見えなくとも、願いを叶えるために、全宇宙が動く。一番、悩んだ人が、一番、偉大な人生となっていくのである。
祈りから、全ては始まる。
青年部をはじめ、秋の教学試験への取り組みも進んでいる。
教学を学ぶ人は、「哲学者」である。哲学とは、よりよく生きる「智慧」である。戸田先生は「仏法で学んだことは、どしどし口に出して話しなさい。そうすれば、やがて身につくものです」と語られていた。
先生の教学は、どこまでも、「実践の教学」であり、「広宣流布の教学」であった。今こそ正義を学び抜き、生涯不退の原点を築いていただきたい。
暑い日が続く。健康は智慧である。聡明に工夫し、心晴れ晴れと大成長の日々を送ろう!
土砂崩れ等に警戒!
危険な場所には
決して近づくな。
賢明に安全を守れ!
内房女房御返事 P1421
『南無と申す字は敬う心なり随う心なり、故に阿難尊者は一切経の如是の二字の上に南無等云云』
◇希望の明日へ
人を権威や策で動かそうとする人は、心卑しき人である。最後は、自らが策に倒れ、みすぼらしい人生の姿となっていくに違いない。また、権威や権力で、倣慢に人々を見くだすような人には絶対になってはならない。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」(福沢諭吉・小幡篤次郎「学問のすヽめ」)とは福沢諭吉らの言葉であるが、仏法は平等大慧の大法であり、すべての人々は、御本尊のもとに平等である。互いに尊敬しあっていくべきである。それを"自分は偉い、他の人は自分より劣っている"と思って、人々を見くだそうとするのは、魔性の心である。この心は多くの権力者に備わる心である。学会員は、絶対にだまされてはならない。
平2・7・9
☆名誉会長と共に新時代を開く 第28回 朗々たる勤行で日々勝利
勤行・唱題は、自分と大宇宙が交流しゆく儀式である。
自分の中にある「宝の蔵」を開ききっていく。わが生命の泉から、限りない智慧と慈悲と勇気をくみだしていくのだ。
朗々たる勤行で、満々たる生命力が湧かないわけがない。
日蓮大聖人は仰せである。
『白馬がいななくのは、我らが唱える南無妙法蓮華経の声である。この唱題の声を聞かれた梵天、帝釈、日月、四天等が、どうして、色つやを増し、輝きを強くされないはずがあろうか。どうして我らを守護されないはずがあろうかと、強く強く思われるがよい』(P1065、通解、「曾谷殿御返事」)
我らの題目は、諸天善神を動かし、我らを、そして一家を、社会を守り、栄えさせていく。
強い強い信心があれば、必ず一切の道が開かれていく。
たとえ、苦しいことや嫌なことがあっても、いかなる状況になろうとも、題目を唱え抜いていくのだ。どんなことも祈り抜いていくのだ。御本尊に語り掛けるように祈るのだ。
目には見えなくとも、願いを叶えるために、全宇宙が動く。一番、悩んだ人が、一番、偉大な人生となっていくのである。
祈りから、全ては始まる。
青年部をはじめ、秋の教学試験への取り組みも進んでいる。
教学を学ぶ人は、「哲学者」である。哲学とは、よりよく生きる「智慧」である。戸田先生は「仏法で学んだことは、どしどし口に出して話しなさい。そうすれば、やがて身につくものです」と語られていた。
先生の教学は、どこまでも、「実践の教学」であり、「広宣流布の教学」であった。今こそ正義を学び抜き、生涯不退の原点を築いていただきたい。
暑い日が続く。健康は智慧である。聡明に工夫し、心晴れ晴れと大成長の日々を送ろう!
2014年8月8日金曜日
2014.08.08 わが友に贈る
暑い日も 雨の日も
朝一番に広布に駆ける
配達員の皆様に感謝!
どうか健康第一で!
無冠の勇者に栄光あれ!
撰時抄 P283
『漢土日本に智慧すぐれ才能いみじき聖人は度度ありしかどもいまだ日蓮ほど法華経のかたうどして国土に強敵多くまうけたる者なきなり、まづ眼前の事をもつて日蓮は閻浮提第一の者としるべし』
◇希望の明日へ
権力者とか権威者には、真実の人は決してだまされない。心からは信服しないものである。いわんや現代はなおさらである。時代は民衆のほうが賢明になってしまったからである。
平2・6・26
☆御書とともに�第21回 行学練磨の有意義な夏を
『然れども此等の人人には・ゆづり給はずして地涌の菩薩に譲り給へり、されば能く能く心をきたはせ給うにや』(四条金吾殿御返事、P1186)
◇通解
しかしながら、仏はこれらの人々(舎利弗や迦葉、観音や妙音等の菩薩)には妙法を譲られないで、地涌の菩薩に譲られたのである。ゆえに、これら地涌の菩薩は、よくよく心を鍛えておられたのであろう。
◇同志への指針
大聖人は断言なされた。
なぜ釈尊は、地涌の菩薩に付嘱したのか。それは、地涌の菩薩が心を強く鍛えていたからである、と。心を鍛えずして、悪世末法の広宣流布を成就することはできない。
創価学会も、この精神のままに行学錬磨に励んできた。とりわけ夏の鍛錬は牧口先生以来の伝統である。
張りのある勤行からスタートし、有意義な成長の夏に!
朝一番に広布に駆ける
配達員の皆様に感謝!
どうか健康第一で!
無冠の勇者に栄光あれ!
撰時抄 P283
『漢土日本に智慧すぐれ才能いみじき聖人は度度ありしかどもいまだ日蓮ほど法華経のかたうどして国土に強敵多くまうけたる者なきなり、まづ眼前の事をもつて日蓮は閻浮提第一の者としるべし』
◇希望の明日へ
権力者とか権威者には、真実の人は決してだまされない。心からは信服しないものである。いわんや現代はなおさらである。時代は民衆のほうが賢明になってしまったからである。
平2・6・26
☆御書とともに�第21回 行学練磨の有意義な夏を
『然れども此等の人人には・ゆづり給はずして地涌の菩薩に譲り給へり、されば能く能く心をきたはせ給うにや』(四条金吾殿御返事、P1186)
◇通解
しかしながら、仏はこれらの人々(舎利弗や迦葉、観音や妙音等の菩薩)には妙法を譲られないで、地涌の菩薩に譲られたのである。ゆえに、これら地涌の菩薩は、よくよく心を鍛えておられたのであろう。
◇同志への指針
大聖人は断言なされた。
なぜ釈尊は、地涌の菩薩に付嘱したのか。それは、地涌の菩薩が心を強く鍛えていたからである、と。心を鍛えずして、悪世末法の広宣流布を成就することはできない。
創価学会も、この精神のままに行学錬磨に励んできた。とりわけ夏の鍛錬は牧口先生以来の伝統である。
張りのある勤行からスタートし、有意義な成長の夏に!
2014年8月7日木曜日
2014.08.07 わが友に贈る
創価班・牙城会の
大学校生が弘教に奮闘!
人間革命への挑戦を
皆で讃え応援しよう。
人材拡大の大潮流を!
佐渡御書 P957
『畜生の心は弱きをおどし強きをおそる当世の学者等は畜生の如し』
◇希望の明日へ
人間を外から縛ろうとする宗教の悪の面に対して、人間の内面から、かぎりなく挑戦し、打ち破っていく。この真実の信心を、民衆に教え、根づかせているのが、創価学会である。要するに、宗教は権力の悪にも打ち勝つ力をもつ。その宗教の悪に打ち勝つ力、人間解放の究極の力が信心である。学会員は、この信心の力を奮い起こして、幾たびとなく策謀や悪知識の権威に勝ってきたのである。
平2・1・28
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第5回 ハワイの浜辺�
アリヨシ州知事は、「違うから争うのではなく、違うからお互いを理解し合う、これがハワイの生き方です」と訴えられました。
そのハワイから、断じて平和の世紀をと、私は誓い、行動してきました。
初めてハワイを訪れた際、私はホノルルの町を一望するパンチボウルの丘にある「国立太平洋記念墓地」を訪問しました。そこには、真珠湾をはじめとする第二次世界大戦、朝鮮戦争やベトナム戦争などの戦没者が眠っています。
私は墓地を一巡して、それぞれの墓に刻まれた名前を胸にとどめ、仏法者として深い祈りを捧げました。その後も、ハワイを訪問した折、ここを訪れました。
81年に真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの記念館を訪れた際にも、私は戦没者の氏名が刻まれた場所に献花し、犠牲になられた一人一人の名前を見つめて、題目を唱えました。
「祈り」とは「誓願」です。断じて平和な世界を築くことを、私はその方々に固く誓いました。
2,000万人を超える太平洋戦争の犠牲者には、その一人一人に名前がありました。その誕生を喜んだ家族がいました。愛する友がいました。そうした人々と共に、「いのち」という最高の宝をもって生きていました。
アメリカ人である前に、日本人である前に、皆、同じ「人間」だったのです。
95年1月17日、阪神・淡路大震災が起きました。私は当初、予定されていたハワイヘの出発をぎりぎりまで遅らせて、被災地への救援の手を打ちました。ハワイでの予定を最短に凝縮し、終了後、関西に直行するようにしました。
ハワイ到着の翌日、私は英知の殿堂・東西センターでの講演に臨みました。私は、まさに武器を手に戦いを始めようとする二つの部族の間に平和をもたらした釈尊の勇気の対話に触れ、語りました。
──人間を分断するのではなくして、人間としての共通の地平を見いだそうとする智慧が、今こそ要請されている、と。
たとえすぐに分かり合えなくとも、「人間」という次元で話し合えば、分かり合える。必ず戦争はなくせる──これが私の信念です。この「信念の松明」を、私の命である皆さんに託したいのです。
ハワイの英知の言葉は、こう教えます。
「いのちはいつでも新しい可能性を見せてくれる」
なかんずく、若き「いのち」である皆さんは、いつでも新しい「無限の可能性」に満ちています。ゆえに、自らを決して卑下してはならない。
若い皆さんが、生きて生きて、生き抜くこと、それ自体が「平和の光」です。
皆さんが生き生きと躍動していくならば、世界は、いくらでも変えていけるのです。
日蓮大聖人は、『命というものは一切の財の中で第一の財である』『宇宙全体に満ちた財も、命には替えられないのである』(P1596、通解、「白米一俵御書」)と仰せです。
「いのち」の中に、すべてが入っています。その宇宙一の宝物である「いのち」を、君も、貴女も輝かせることができるのです。
「人生」は、「人が生きる」と書きますが、「人と生きる」とも読めます。
自分は誰と生きているのか──ご両親、兄弟姉妹、クラスメート、クラブの仲間、地域の創価家族、未来部の同志……具体的な名前をあげて、その人を思い浮かべてみましょう。
その一人一人を大切にすることが「平和」そのものです。
父母の笑顔、笑い声。
あの子の優しさ、強さ。
この友の輝く瞳、頑張る背中。
わが同志の真心の励まし。
その一つ一つを当たり前と思わず、「おかげさまで」と感謝し、応えていくこと。それが最も正しく、最も確かな「平和の一歩」です。
ハワイのことわざには、こうあります。
「その花は小さいけれど、周囲の草によい香りを運ぶ」
どんなに小さくとも花は花です。周りをよき香りで包むことができる。皆さんが、親孝行で、友情で、笑顔の花を咲かせれば、そこを必ず、「平和の楽園」「幸福の花園」にしていけるのです。
さあ、勇気のエンジンを始動させ、世界の友と「平和の地球」をつくる大航海に出発しよう!
大学校生が弘教に奮闘!
人間革命への挑戦を
皆で讃え応援しよう。
人材拡大の大潮流を!
佐渡御書 P957
『畜生の心は弱きをおどし強きをおそる当世の学者等は畜生の如し』
◇希望の明日へ
人間を外から縛ろうとする宗教の悪の面に対して、人間の内面から、かぎりなく挑戦し、打ち破っていく。この真実の信心を、民衆に教え、根づかせているのが、創価学会である。要するに、宗教は権力の悪にも打ち勝つ力をもつ。その宗教の悪に打ち勝つ力、人間解放の究極の力が信心である。学会員は、この信心の力を奮い起こして、幾たびとなく策謀や悪知識の権威に勝ってきたのである。
平2・1・28
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第5回 ハワイの浜辺�
アリヨシ州知事は、「違うから争うのではなく、違うからお互いを理解し合う、これがハワイの生き方です」と訴えられました。
そのハワイから、断じて平和の世紀をと、私は誓い、行動してきました。
初めてハワイを訪れた際、私はホノルルの町を一望するパンチボウルの丘にある「国立太平洋記念墓地」を訪問しました。そこには、真珠湾をはじめとする第二次世界大戦、朝鮮戦争やベトナム戦争などの戦没者が眠っています。
私は墓地を一巡して、それぞれの墓に刻まれた名前を胸にとどめ、仏法者として深い祈りを捧げました。その後も、ハワイを訪問した折、ここを訪れました。
81年に真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの記念館を訪れた際にも、私は戦没者の氏名が刻まれた場所に献花し、犠牲になられた一人一人の名前を見つめて、題目を唱えました。
「祈り」とは「誓願」です。断じて平和な世界を築くことを、私はその方々に固く誓いました。
2,000万人を超える太平洋戦争の犠牲者には、その一人一人に名前がありました。その誕生を喜んだ家族がいました。愛する友がいました。そうした人々と共に、「いのち」という最高の宝をもって生きていました。
アメリカ人である前に、日本人である前に、皆、同じ「人間」だったのです。
95年1月17日、阪神・淡路大震災が起きました。私は当初、予定されていたハワイヘの出発をぎりぎりまで遅らせて、被災地への救援の手を打ちました。ハワイでの予定を最短に凝縮し、終了後、関西に直行するようにしました。
ハワイ到着の翌日、私は英知の殿堂・東西センターでの講演に臨みました。私は、まさに武器を手に戦いを始めようとする二つの部族の間に平和をもたらした釈尊の勇気の対話に触れ、語りました。
──人間を分断するのではなくして、人間としての共通の地平を見いだそうとする智慧が、今こそ要請されている、と。
たとえすぐに分かり合えなくとも、「人間」という次元で話し合えば、分かり合える。必ず戦争はなくせる──これが私の信念です。この「信念の松明」を、私の命である皆さんに託したいのです。
ハワイの英知の言葉は、こう教えます。
「いのちはいつでも新しい可能性を見せてくれる」
なかんずく、若き「いのち」である皆さんは、いつでも新しい「無限の可能性」に満ちています。ゆえに、自らを決して卑下してはならない。
若い皆さんが、生きて生きて、生き抜くこと、それ自体が「平和の光」です。
皆さんが生き生きと躍動していくならば、世界は、いくらでも変えていけるのです。
日蓮大聖人は、『命というものは一切の財の中で第一の財である』『宇宙全体に満ちた財も、命には替えられないのである』(P1596、通解、「白米一俵御書」)と仰せです。
「いのち」の中に、すべてが入っています。その宇宙一の宝物である「いのち」を、君も、貴女も輝かせることができるのです。
「人生」は、「人が生きる」と書きますが、「人と生きる」とも読めます。
自分は誰と生きているのか──ご両親、兄弟姉妹、クラスメート、クラブの仲間、地域の創価家族、未来部の同志……具体的な名前をあげて、その人を思い浮かべてみましょう。
その一人一人を大切にすることが「平和」そのものです。
父母の笑顔、笑い声。
あの子の優しさ、強さ。
この友の輝く瞳、頑張る背中。
わが同志の真心の励まし。
その一つ一つを当たり前と思わず、「おかげさまで」と感謝し、応えていくこと。それが最も正しく、最も確かな「平和の一歩」です。
ハワイのことわざには、こうあります。
「その花は小さいけれど、周囲の草によい香りを運ぶ」
どんなに小さくとも花は花です。周りをよき香りで包むことができる。皆さんが、親孝行で、友情で、笑顔の花を咲かせれば、そこを必ず、「平和の楽園」「幸福の花園」にしていけるのです。
さあ、勇気のエンジンを始動させ、世界の友と「平和の地球」をつくる大航海に出発しよう!
2014年8月6日水曜日
2014.08.06 わが友に贈る
良書との出合いが
心を潤し 心を広げる。
読書は人生の財産。
古今の名著に学び
充実と成長の夏を!
閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』
◇希望の明日へ
キバをむき出した権力ほど残酷なものはない。この権力の魔性に、罪もなき民衆が、どれほど泣き、苦しめられ、命さえ奪われてきたことか−−。恐るべきは権威・権力の魔性である。幾度となく繰り返されてきた民衆抑圧の歴史−−その悲しき宿命を転換しゆくのも民衆の力である。
平1・10・15
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第5回 ハワイの浜辺�
夏は、若き皆さんの生命が白馬のように躍動する季節です。
白馬といえば、ハワイで不思議な白馬に出あいました。
1985年の7月、諸行事の合間に、ホノルル市内の宿舎から、波音や歓声でにぎやかなビーチに目をやった時のことです。
さっきまで何もなかったはずの砂浜に、美しく、たくましい白馬が生まれていました。無名の芸術家が彫ったレリーフ(浮き彫り)です。今にも立ち上がって、駆け出しそうな英姿がありました。
御書には、『白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえなり』(P1065、「曾谷殿御返事」)と仰せです。
白馬のいななくような朗々たる勤行・唱題から、新しい挑戦の生命が弾みます。
さあ、今日も、白馬のように、題目を唱えながら、「勝利の夏」を元気いっぱい前進していこう!
ハワイは、州都ホノルルのあるオアフ島や、最も大きいハワイ島など、六つの島を中心に成り立つ、世界有数の観光地です。
日本との関係も深く、古くは1868年(明治元年)からハワイに移住する人たちがいました。
だから、「ベントー(弁当)」「シバイ(芝居)」「ジャンケンポー(じゃんけん)」「ボン・ダンス(盆踊り)」など、日本人になじみのある言葉が今も使われています。
あいさつの言葉は「アロハ!」です。出会った時も、別れる時も、こうあいさつします。「ようこそ」「こんにちは」「さようなら」……すべて「アロハ」と声をかけます。「お互いに愛情と敬意をもつ」という意味が込められています。
ハワイでは、さまざまな民族が仲良く生きています。アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系、そして、ハワイアン(先住ハワイ人)。
そんな人たちが、「アロハ」とあいさつを交わし、アロハの心」で結ばれた世界平和の縮図の島こそ、ハワイです。自然を愛し、家族を愛し、友を愛し、平和を愛する、友情と共生の島なのです。
しかし、その島を舞台に非道な戦争が始まりました。1941年(昭和16年)12月7日の朝(日本時間8日未明)、ハワイにある真珠湾(パール・ハーバー)への日本軍の攻撃から、太平洋戦争が開戦したのです。
当時、13歳の私は、兄たちを兵隊にとられて苦しい家計を助けるために新聞配達をしていました。開戦を告げる紙面を、今も忘れられません。
ハワイでは、日系人の方たちが苦労して懸命に築き上げてきた「信頼」が、一気に崩れていきました。その不信をはね返し、アメリカヘの忠誠を証明するために、日系2世の志願兵の部隊が結成されました。勇猛果敢な攻撃で最も多くの勲章を受けましたが、最も多くの犠牲者を出しました。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
——これは、私が小説『人間革命』の冒頭に書き記した一節です。
戦争は、あの地この地に、あの家この家に、暗闇のような悲劇をもたらしました。
太平洋戦争での日本人の死者・行方不明者は250万人、日本の侵略を受けたアジア諸国での死者は1,800万人ともいわれる。日本でもアジア諸国でも、おおよそ30人に1人が戦争で亡くなったことになります。
戦争には、勝者も、敗者もありません。
悲惨な戦争が終わったのは、1945年(同20年)8月15日です。私は17歳になっていました。
わが家も、私の大好きだった長兄が、ビルマ(現在のミャンマー)戦線で亡くなりました。終戦から2年もたって、その知らせを聞いた時、母が悲しみをこらえて小さな肩を震わせていた姿は、私の瞼(まぶた)から消えません。これが私の平和闘争の原点です。
私は、1960年(同35年)10月2日、世界平和の道を開く第一歩を、ハワイから始めました。
「この地球上から『悲惨』の二字をなくしたい」と願われた、わが恩師・戸田城聖先生の写真を胸のポケットにしのばせて──。
ホテルに着いた翌日の早朝、日の光が夜の闇を打ち破るころ、私は一人、海岸を散策しました。
そして、かつて(1954年夏)戸田先生の青春の故郷・北海道の厚田の浜辺に二人して立ち、私に言われた言葉を思い起こしていました。
「この海の向こうには、大陸が広がっている。世界は広い。そこには苦悩にあえぐ民衆がいる。
君は、世界の広宣流布の道を開くんだ。この私に代わって」
恩師の遺志を継ぎ、会長となった32歳の私は、ハワイの旭日を仰ぎながら、世界平和への絶え間なき闘争を、強く心に誓ったのです。
アロハの精神は、人種、言語等、一切の差別を超えて、人間がお互いに人間として手を結び合うところに、意義があります」
私が親しく語り合ったハワイ州のジョージ・アリヨシ州知事が、アメリカSGI(創価学会インタナショナル)の総会で紹介してくださった言葉です。その理想の姿を、SGIに見いだされたのです。
初めての出会いは、1975年1月22日。SGIが結成される、4日前のことでした。すらりとした長身で、九州出身のご両親の血を継いだ、凜々しく、若々しい顔立ち。前年に、日系人として初めて州知事に就任したばかりで、まさに"ハワイ新時代"の大海原へ出発された時でした。
若き日の知事には、「弁護士になる」という夢がありました。しかし、話すことが大の苦手。"話し方を直さなければ、弁護士にはなれない"と思っていた中学生の時、学校の先生が、付きっきりで特訓してくれました。そのおかげで、悩みを克服し、弁護士になる夢をかなえることができたのです。
そんな知事が、大切にしている言葉がありました。それは、お父さまの口ぐせでもあった「おかげさまで」という日本語です。「あなたがいて、私がいる」という人間への信頼が脈打つ言葉です。
現実社会に目を向ければ、他人を不幸にしてでも、自分さえよければいいという、わびしい姿が多いかもしれない。その中にあって、「おかげさまで」という感謝の気持ちこそ、心の砂漠に潤(うるお)いを贈ります。平和の原動力ともいえましょう。
感謝の人は、恩を知り、その恩に報いようとする。だから、人のために自分が動きます。
反対に、感謝を忘れた人は、自分のために人を動かしてしまう。その「自己中心性」「エゴイズム」が、他者への想像力を失わせ、戦争を生み出してしまう。
未来部の皆さんは、身近な人に感謝し、「ありがとう」の心と言葉を伝えていける「ピース・メーカー(平和をつくる人)」であっていただきたい。
特に、お父さん、お母さんには、計り知れないほどの恩があります。皆さんは、ぜひとも親孝行を、お願いします。
心を潤し 心を広げる。
読書は人生の財産。
古今の名著に学び
充実と成長の夏を!
閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』
◇希望の明日へ
キバをむき出した権力ほど残酷なものはない。この権力の魔性に、罪もなき民衆が、どれほど泣き、苦しめられ、命さえ奪われてきたことか−−。恐るべきは権威・権力の魔性である。幾度となく繰り返されてきた民衆抑圧の歴史−−その悲しき宿命を転換しゆくのも民衆の力である。
平1・10・15
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第5回 ハワイの浜辺�
夏は、若き皆さんの生命が白馬のように躍動する季節です。
白馬といえば、ハワイで不思議な白馬に出あいました。
1985年の7月、諸行事の合間に、ホノルル市内の宿舎から、波音や歓声でにぎやかなビーチに目をやった時のことです。
さっきまで何もなかったはずの砂浜に、美しく、たくましい白馬が生まれていました。無名の芸術家が彫ったレリーフ(浮き彫り)です。今にも立ち上がって、駆け出しそうな英姿がありました。
御書には、『白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえなり』(P1065、「曾谷殿御返事」)と仰せです。
白馬のいななくような朗々たる勤行・唱題から、新しい挑戦の生命が弾みます。
さあ、今日も、白馬のように、題目を唱えながら、「勝利の夏」を元気いっぱい前進していこう!
ハワイは、州都ホノルルのあるオアフ島や、最も大きいハワイ島など、六つの島を中心に成り立つ、世界有数の観光地です。
日本との関係も深く、古くは1868年(明治元年)からハワイに移住する人たちがいました。
だから、「ベントー(弁当)」「シバイ(芝居)」「ジャンケンポー(じゃんけん)」「ボン・ダンス(盆踊り)」など、日本人になじみのある言葉が今も使われています。
あいさつの言葉は「アロハ!」です。出会った時も、別れる時も、こうあいさつします。「ようこそ」「こんにちは」「さようなら」……すべて「アロハ」と声をかけます。「お互いに愛情と敬意をもつ」という意味が込められています。
ハワイでは、さまざまな民族が仲良く生きています。アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系、そして、ハワイアン(先住ハワイ人)。
そんな人たちが、「アロハ」とあいさつを交わし、アロハの心」で結ばれた世界平和の縮図の島こそ、ハワイです。自然を愛し、家族を愛し、友を愛し、平和を愛する、友情と共生の島なのです。
しかし、その島を舞台に非道な戦争が始まりました。1941年(昭和16年)12月7日の朝(日本時間8日未明)、ハワイにある真珠湾(パール・ハーバー)への日本軍の攻撃から、太平洋戦争が開戦したのです。
当時、13歳の私は、兄たちを兵隊にとられて苦しい家計を助けるために新聞配達をしていました。開戦を告げる紙面を、今も忘れられません。
ハワイでは、日系人の方たちが苦労して懸命に築き上げてきた「信頼」が、一気に崩れていきました。その不信をはね返し、アメリカヘの忠誠を証明するために、日系2世の志願兵の部隊が結成されました。勇猛果敢な攻撃で最も多くの勲章を受けましたが、最も多くの犠牲者を出しました。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
——これは、私が小説『人間革命』の冒頭に書き記した一節です。
戦争は、あの地この地に、あの家この家に、暗闇のような悲劇をもたらしました。
太平洋戦争での日本人の死者・行方不明者は250万人、日本の侵略を受けたアジア諸国での死者は1,800万人ともいわれる。日本でもアジア諸国でも、おおよそ30人に1人が戦争で亡くなったことになります。
戦争には、勝者も、敗者もありません。
悲惨な戦争が終わったのは、1945年(同20年)8月15日です。私は17歳になっていました。
わが家も、私の大好きだった長兄が、ビルマ(現在のミャンマー)戦線で亡くなりました。終戦から2年もたって、その知らせを聞いた時、母が悲しみをこらえて小さな肩を震わせていた姿は、私の瞼(まぶた)から消えません。これが私の平和闘争の原点です。
私は、1960年(同35年)10月2日、世界平和の道を開く第一歩を、ハワイから始めました。
「この地球上から『悲惨』の二字をなくしたい」と願われた、わが恩師・戸田城聖先生の写真を胸のポケットにしのばせて──。
ホテルに着いた翌日の早朝、日の光が夜の闇を打ち破るころ、私は一人、海岸を散策しました。
そして、かつて(1954年夏)戸田先生の青春の故郷・北海道の厚田の浜辺に二人して立ち、私に言われた言葉を思い起こしていました。
「この海の向こうには、大陸が広がっている。世界は広い。そこには苦悩にあえぐ民衆がいる。
君は、世界の広宣流布の道を開くんだ。この私に代わって」
恩師の遺志を継ぎ、会長となった32歳の私は、ハワイの旭日を仰ぎながら、世界平和への絶え間なき闘争を、強く心に誓ったのです。
アロハの精神は、人種、言語等、一切の差別を超えて、人間がお互いに人間として手を結び合うところに、意義があります」
私が親しく語り合ったハワイ州のジョージ・アリヨシ州知事が、アメリカSGI(創価学会インタナショナル)の総会で紹介してくださった言葉です。その理想の姿を、SGIに見いだされたのです。
初めての出会いは、1975年1月22日。SGIが結成される、4日前のことでした。すらりとした長身で、九州出身のご両親の血を継いだ、凜々しく、若々しい顔立ち。前年に、日系人として初めて州知事に就任したばかりで、まさに"ハワイ新時代"の大海原へ出発された時でした。
若き日の知事には、「弁護士になる」という夢がありました。しかし、話すことが大の苦手。"話し方を直さなければ、弁護士にはなれない"と思っていた中学生の時、学校の先生が、付きっきりで特訓してくれました。そのおかげで、悩みを克服し、弁護士になる夢をかなえることができたのです。
そんな知事が、大切にしている言葉がありました。それは、お父さまの口ぐせでもあった「おかげさまで」という日本語です。「あなたがいて、私がいる」という人間への信頼が脈打つ言葉です。
現実社会に目を向ければ、他人を不幸にしてでも、自分さえよければいいという、わびしい姿が多いかもしれない。その中にあって、「おかげさまで」という感謝の気持ちこそ、心の砂漠に潤(うるお)いを贈ります。平和の原動力ともいえましょう。
感謝の人は、恩を知り、その恩に報いようとする。だから、人のために自分が動きます。
反対に、感謝を忘れた人は、自分のために人を動かしてしまう。その「自己中心性」「エゴイズム」が、他者への想像力を失わせ、戦争を生み出してしまう。
未来部の皆さんは、身近な人に感謝し、「ありがとう」の心と言葉を伝えていける「ピース・メーカー(平和をつくる人)」であっていただきたい。
特に、お父さん、お母さんには、計り知れないほどの恩があります。皆さんは、ぜひとも親孝行を、お願いします。
2014年8月5日火曜日
2014.08.05 わが友に贈る
季節の便りや
帰省時の語らいなど
未入会の家族や親類と
有意義に交流する夏に。
誠実に共感を広げよ!
四菩薩造立抄 P988
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり』
◇希望の明日へ
権力に生きる人間は時とともに硬直化し、保守化し、自らを狭い世界と視野に閉じ込めてしまう。一方、精神をわがすみかとする人間は、年とともに、いよいよ熟き情熱で理想を追求し、自らの世界を高め、深め、拡大していくことができる。ひとたび心に権力や財力の甘い蜜を染み込ませてしまえば、もはやその魔力から脱することは難しい。堕落と保身への汚染が生命をむしばむ。
平1・9・6
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第5回 昆虫学者ファーブル
みなさん、夏休みを元気にすごしていますか?
健康で、無事故で、楽しい思い出を、いっぱいつくってください!
夏になると、セミの元気な声がひびきますね。
「ミーンミンミンミー」
「ジージー」「ツクツクホーシ」
「カナカナカナ」
小さな体から大きな声を出して、一生けんめいに鳴いています。
セミがどこから来るのか、どうやって大きくなったか、みなさんは考えたことがありますか。
セミのことを調べに調べて、"暗い地下で何年間も働いてから、やっと明るい太陽の下で短い幸せを歌っているんだ"と、セミの気持ちを思いやった人がいます。
フランスの偉大な昆虫学者アンリ・ファーブルです。
今回は、100年以上も世界中で読まれている『昆虫記』の作者ファーブルのことを学んでいきましょう!
ファーブルは、1823年、いなかの小さな村で生まれました。
両親と弟の4人家族。まずしいくらしでしたが、家のまわりには、ゆたかな自然がありました。野原や小川が遊び場で、虫や鳥など、たくさんの生き物にかこまれ、ファーブル少年はすくすくと成長しました。
中学校では、しんけんに勉強して、成績はクラスで一番になりました。しかし、お父さんの仕事がうまくいかず、学校に通えなくなり、働くことになってしまいました。朝から晩まで働いて、くたくたになりました。
そんなファーブルの心の支えとなった"友だち"がいました。
それは、小さなころから大好きだった"虫たち"です。見たことのない虫を見つけると、心がワクワク、ドキドキしました。
ファーブルは、小さな虫の「命」に大きな「希望」を見いだしました。そして苦労に負けず、学び続けていったのです。やがて、小学校の先生になりました。
のちにファーブルは、「歩きつづけさえすれば、行きつくところに行けるのだ。そして、たえず歩きさえすれば、力が自然にわいてくる」と語っています。
ねばり強く努力を続ければ、必ず自分のなかに眠っている力を出せるようになるんだね。
ファーブルが本格的に昆虫の研究をするきっかけになったのは、野外授業の時でした。子どもたちから、ハチが巣のなかにあまいミツをためていることを教えられたのです。
ファーブルはもっと知りたいと思い、高価な昆虫の本を思い切って買いました。その本を読んだ感動が、昆虫学者のとびらを開いたのです。
それから、中学校や高校で理科を教えながら、仕事の合間をぬって昆虫の研究をするようになりました。
そうして『昆虫記』の第1巻ができたのは、ファーブルが55歳の時です。そこから、さらに約30年をかけて全10巻を発刊しました。人生のすべてをかけて生みだされた本なのです。
『昆虫記』には、1,500種ほどの虫たちや動植物が登場します。私も以前から、少年少女のみなさんにすすめてきた本です。
この本には、むずかしい言葉は使われていません。"だれにも分かりやすく、親しみやすい内容に"という思いで書かれたからです。また、だからこそ、世界中に多くの読者を広げることができたのです。
やがてフランスでは、大統領も大臣も、この偉人ファーブルのもとを訪れ、最敬礼して功労に感謝しました。
じつは、日本の高名な学者が、この歴史を通して、私たち創価学会の初代会長である牧口常三郎先生のことを、「国の誇り」とたたえました。
"小学校の先生としてがんばりながら『昆虫記』を書いたファーブルをフランスが国をあげてたたえたように、同じく小学校の先生として立派な本『創価教育学体系』を書いた牧口先生のことを、日本は大事にすべきである"といわれたのです。
ところが、当時の日本は、仏法を広めて「命の尊さ」を説く牧口先生を大事にするどころか、戦争をおし進める国の考えに反対した人物として、牢獄で死なせたのです。そのことを、牧口先生の弟子である第2代会長の戸田城聖先生は、いつも怒りで体をふるわせて語られていました。
今年は牧口先生が亡くなられて70年になります。牧口先生の心を受けついで命の尊さを訴える創価学会が、世界から信頼される時代になっています。
ファーブルは、「命の尊さ」をよく知っていました。
観察が終わると、虫の大好きなものを与えてから「よくいろいろなことを教えてくれたね、さようなら」と詰りかけ、自然にもどしたというのです。
『昆虫記』に、こうあります。
「一番ちっぽけなものの生命にしても、それは尊いものだ」
この『昆虫記』からは、虫たちへの愛情や、命の力への驚きが伝わってきます。
──ミノムシのお母さんは、タマゴを産むと、自分が着ていた綿毛の服をぬぎます。その服でタマゴをくるみ、温めるのです。さらに子どもたちのために、葉っぱや、くきで作った家をあけわたし、子を守るようにして亡くなります。
また、ホタルはむかしの人に「おしりにランプをもっている虫」と呼ばれていました。ある種るいのホタルのランプは、体から切りはなされても光り続けます——
ホタルといえば、私が創立した関西創価学園や創価大学では、長年にわたり、ホタルを大事に育て、命のすばらしさを、友だちや地域の人と学びあっています。
日蓮大聖人は『命というものは一切の財の中で第一の財である』(P1596、意味、「白米一俵御書」)といわれています。
命は、私たち人間の一人一人も、また、どんな小さな虫たちも、もっている最高の宝物です。
ミノムシのお母さんも、命をかけて子どもを守っています。
みなさんも、お母さんがどれほど、自分のことを大事に守ってくれているか、思いおこしてみてください。
みんな、かけがえのない命なのです。
ホタルのランプが光り続けたように、どんな困難のなかでも、自分を光り輝かす力を、みなさんもまた、もっています。
みんな、すばらしい命なのです。
もちろん、悪いことをする虫もいるし、虫が苦手な人や、きらいな人もいるでしょう。ただ、たとえば、花粉を運ぶミツバチがいなくなったら、多くの植物が、地上から姿を消してしまうといわれています。植物がなくなれば酸素がなくなって、私たち人間も生きていけなくなります。
小さな虫であっても、大きな役目をはたしています。
みんな、命はつながっているのです。
だからこそ、まわりの"命"を大切にする人は、自分の命を大切にできる人です。そして、命は、みんないっしよに生きていくのです。
この夏休み、みなさんも近くの公園や野原や水辺に行ったり、家族で旅行に行ったりした時に、たくさんの命とふれあってください。そして、もっともっと元気いっぱい、自分の夢や目標に、一生けんめい挑戦してください。
一匹の虫から大いなる希望を生みだしたファーブルのように!
帰省時の語らいなど
未入会の家族や親類と
有意義に交流する夏に。
誠実に共感を広げよ!
四菩薩造立抄 P988
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり』
◇希望の明日へ
権力に生きる人間は時とともに硬直化し、保守化し、自らを狭い世界と視野に閉じ込めてしまう。一方、精神をわがすみかとする人間は、年とともに、いよいよ熟き情熱で理想を追求し、自らの世界を高め、深め、拡大していくことができる。ひとたび心に権力や財力の甘い蜜を染み込ませてしまえば、もはやその魔力から脱することは難しい。堕落と保身への汚染が生命をむしばむ。
平1・9・6
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第5回 昆虫学者ファーブル
みなさん、夏休みを元気にすごしていますか?
健康で、無事故で、楽しい思い出を、いっぱいつくってください!
夏になると、セミの元気な声がひびきますね。
「ミーンミンミンミー」
「ジージー」「ツクツクホーシ」
「カナカナカナ」
小さな体から大きな声を出して、一生けんめいに鳴いています。
セミがどこから来るのか、どうやって大きくなったか、みなさんは考えたことがありますか。
セミのことを調べに調べて、"暗い地下で何年間も働いてから、やっと明るい太陽の下で短い幸せを歌っているんだ"と、セミの気持ちを思いやった人がいます。
フランスの偉大な昆虫学者アンリ・ファーブルです。
今回は、100年以上も世界中で読まれている『昆虫記』の作者ファーブルのことを学んでいきましょう!
ファーブルは、1823年、いなかの小さな村で生まれました。
両親と弟の4人家族。まずしいくらしでしたが、家のまわりには、ゆたかな自然がありました。野原や小川が遊び場で、虫や鳥など、たくさんの生き物にかこまれ、ファーブル少年はすくすくと成長しました。
中学校では、しんけんに勉強して、成績はクラスで一番になりました。しかし、お父さんの仕事がうまくいかず、学校に通えなくなり、働くことになってしまいました。朝から晩まで働いて、くたくたになりました。
そんなファーブルの心の支えとなった"友だち"がいました。
それは、小さなころから大好きだった"虫たち"です。見たことのない虫を見つけると、心がワクワク、ドキドキしました。
ファーブルは、小さな虫の「命」に大きな「希望」を見いだしました。そして苦労に負けず、学び続けていったのです。やがて、小学校の先生になりました。
のちにファーブルは、「歩きつづけさえすれば、行きつくところに行けるのだ。そして、たえず歩きさえすれば、力が自然にわいてくる」と語っています。
ねばり強く努力を続ければ、必ず自分のなかに眠っている力を出せるようになるんだね。
ファーブルが本格的に昆虫の研究をするきっかけになったのは、野外授業の時でした。子どもたちから、ハチが巣のなかにあまいミツをためていることを教えられたのです。
ファーブルはもっと知りたいと思い、高価な昆虫の本を思い切って買いました。その本を読んだ感動が、昆虫学者のとびらを開いたのです。
それから、中学校や高校で理科を教えながら、仕事の合間をぬって昆虫の研究をするようになりました。
そうして『昆虫記』の第1巻ができたのは、ファーブルが55歳の時です。そこから、さらに約30年をかけて全10巻を発刊しました。人生のすべてをかけて生みだされた本なのです。
『昆虫記』には、1,500種ほどの虫たちや動植物が登場します。私も以前から、少年少女のみなさんにすすめてきた本です。
この本には、むずかしい言葉は使われていません。"だれにも分かりやすく、親しみやすい内容に"という思いで書かれたからです。また、だからこそ、世界中に多くの読者を広げることができたのです。
やがてフランスでは、大統領も大臣も、この偉人ファーブルのもとを訪れ、最敬礼して功労に感謝しました。
じつは、日本の高名な学者が、この歴史を通して、私たち創価学会の初代会長である牧口常三郎先生のことを、「国の誇り」とたたえました。
"小学校の先生としてがんばりながら『昆虫記』を書いたファーブルをフランスが国をあげてたたえたように、同じく小学校の先生として立派な本『創価教育学体系』を書いた牧口先生のことを、日本は大事にすべきである"といわれたのです。
ところが、当時の日本は、仏法を広めて「命の尊さ」を説く牧口先生を大事にするどころか、戦争をおし進める国の考えに反対した人物として、牢獄で死なせたのです。そのことを、牧口先生の弟子である第2代会長の戸田城聖先生は、いつも怒りで体をふるわせて語られていました。
今年は牧口先生が亡くなられて70年になります。牧口先生の心を受けついで命の尊さを訴える創価学会が、世界から信頼される時代になっています。
ファーブルは、「命の尊さ」をよく知っていました。
観察が終わると、虫の大好きなものを与えてから「よくいろいろなことを教えてくれたね、さようなら」と詰りかけ、自然にもどしたというのです。
『昆虫記』に、こうあります。
「一番ちっぽけなものの生命にしても、それは尊いものだ」
この『昆虫記』からは、虫たちへの愛情や、命の力への驚きが伝わってきます。
──ミノムシのお母さんは、タマゴを産むと、自分が着ていた綿毛の服をぬぎます。その服でタマゴをくるみ、温めるのです。さらに子どもたちのために、葉っぱや、くきで作った家をあけわたし、子を守るようにして亡くなります。
また、ホタルはむかしの人に「おしりにランプをもっている虫」と呼ばれていました。ある種るいのホタルのランプは、体から切りはなされても光り続けます——
ホタルといえば、私が創立した関西創価学園や創価大学では、長年にわたり、ホタルを大事に育て、命のすばらしさを、友だちや地域の人と学びあっています。
日蓮大聖人は『命というものは一切の財の中で第一の財である』(P1596、意味、「白米一俵御書」)といわれています。
命は、私たち人間の一人一人も、また、どんな小さな虫たちも、もっている最高の宝物です。
ミノムシのお母さんも、命をかけて子どもを守っています。
みなさんも、お母さんがどれほど、自分のことを大事に守ってくれているか、思いおこしてみてください。
みんな、かけがえのない命なのです。
ホタルのランプが光り続けたように、どんな困難のなかでも、自分を光り輝かす力を、みなさんもまた、もっています。
みんな、すばらしい命なのです。
もちろん、悪いことをする虫もいるし、虫が苦手な人や、きらいな人もいるでしょう。ただ、たとえば、花粉を運ぶミツバチがいなくなったら、多くの植物が、地上から姿を消してしまうといわれています。植物がなくなれば酸素がなくなって、私たち人間も生きていけなくなります。
小さな虫であっても、大きな役目をはたしています。
みんな、命はつながっているのです。
だからこそ、まわりの"命"を大切にする人は、自分の命を大切にできる人です。そして、命は、みんないっしよに生きていくのです。
この夏休み、みなさんも近くの公園や野原や水辺に行ったり、家族で旅行に行ったりした時に、たくさんの命とふれあってください。そして、もっともっと元気いっぱい、自分の夢や目標に、一生けんめい挑戦してください。
一匹の虫から大いなる希望を生みだしたファーブルのように!
2014年8月4日月曜日
2014.08.04 わが友に贈る
◇今週のことば
教学は幸福への羅針盤。
今日も御書を拝し
正しき人生の軌道を!
青年とともに学び
成長と歓喜の前進を!
2014年08月04日
千日尼御前御返事 P1316
『人は臨終の時地獄に堕つる者は黒色となる上其の身重き事千引の石の如し善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども臨終に色変じて白色となる』
◇希望の明日へ
社会的権威や権力に、媚び諂ったり、従順であることは、決して正しい信仰者の生き方ではない。それらと妥協せず、真実の人間の生き方を求めて戦っていくのが信仰の精神である。
平1・8・17
☆随筆民衆凱歌の大行進No.9 � 伸びゆけ未来部!
日蓮大聖人は、仏の願いを、こう仰せである。
『未来に法華経を弘めて未来の一切の仏子にあたえんと・おぼしめす』(P236、「開目抄」)
広宣流布とは、『未来一万年の衆生まで成仏せしむる』(P720、「御義口伝」)聖業なのだ。その生命線は、未来を開く後継の人材が、澎湃と育ちゆくことにほかならない。
今、目の前の一人の未来部員を大切にし、全力で育てることが、御本仏に直結し、崇高な仏の振る舞いにも通ずることを、誉れ高く確信していただきたい。
「世界広布新時代 開幕の年」である本年。
日本の「未来部の日」に合わせ、ブラジルやイタリアなど海外の未来部から応援のメッセージが届くなど、未来部の成長と前進もまた"世界同時進行"である。
ブラジル創価学園に通う、一人の少女部員の話を伺った。
本年、彼女は最愛の母を、がんで亡くした。病がわかった時、母は、幼い娘に精いっぱいの笑顔を見せた。「負けないよ。先生の弟子だもの」
闘病中、夫を入会に導き、自宅も広布の会場に提供。悩める友がいれば、何を差し置いてでも激励に飛んでいった。
「みんなを幸せにできる人になろうね」——これが、母と娘が交わした約束だったという。
数年に及ぶ闘病生活を生き抜き、使命を果たし抜いた母は、娘の頬に手をあて、優しく語った。
「お母さんはとっても幸せだったわ」
そして、創価の師弟に生き抜き、同志と後継者に恵まれた喜びを伝え、言葉を継いだ。「あなたも幸せになるのよ」
少女部員は先日、未来部の会合に参加し、笑顔で語ったという。
「私の胸に、お母さんは生きています。側には、いつも励ましてくれる学会の優しいお兄さん・お姉さんたちがいます。だから負けません」
彼女は今、父と毎日、勤行に挑戦中という。そして一生懸命、勉強に励みながら、将来の夢である"平和の心を伝える歌手"を目指して努力を続けている。
「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」
これは、わが師・戸田城聖先生が繰り返し訴えておられた、信心継承の要諦である。
学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。
そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚を持つことができる哲理である。
「生命とは」「使命とは」「師弟とは」——担当者が真剣に語る言葉は、たとえその時は全てが理解できずとも、若き心の大地に成長の種として植わり、信心の根を深く広げていくものだ。
何より、子どもたちが鋭敏な生命で感じ取っているのは、大人たちの「自他共の幸福を目指す真剣な生き方」であり、「正義の道を貫く勇気と信仰の喜び」であろう。
さあ、後継者育成の夏、共に成長の夏だ。大切な未来部を皆で励まそう! 宝の師子の子を、全力で育てよう!
ここにこそ、広宣流布の永遠の前進と勝利の大道があると確信して!
学会は
人材湧き立つ
大地なり
皆で正義の
大樹育てむ
教学は幸福への羅針盤。
今日も御書を拝し
正しき人生の軌道を!
青年とともに学び
成長と歓喜の前進を!
2014年08月04日
千日尼御前御返事 P1316
『人は臨終の時地獄に堕つる者は黒色となる上其の身重き事千引の石の如し善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども臨終に色変じて白色となる』
◇希望の明日へ
社会的権威や権力に、媚び諂ったり、従順であることは、決して正しい信仰者の生き方ではない。それらと妥協せず、真実の人間の生き方を求めて戦っていくのが信仰の精神である。
平1・8・17
☆随筆民衆凱歌の大行進No.9 � 伸びゆけ未来部!
日蓮大聖人は、仏の願いを、こう仰せである。
『未来に法華経を弘めて未来の一切の仏子にあたえんと・おぼしめす』(P236、「開目抄」)
広宣流布とは、『未来一万年の衆生まで成仏せしむる』(P720、「御義口伝」)聖業なのだ。その生命線は、未来を開く後継の人材が、澎湃と育ちゆくことにほかならない。
今、目の前の一人の未来部員を大切にし、全力で育てることが、御本仏に直結し、崇高な仏の振る舞いにも通ずることを、誉れ高く確信していただきたい。
「世界広布新時代 開幕の年」である本年。
日本の「未来部の日」に合わせ、ブラジルやイタリアなど海外の未来部から応援のメッセージが届くなど、未来部の成長と前進もまた"世界同時進行"である。
ブラジル創価学園に通う、一人の少女部員の話を伺った。
本年、彼女は最愛の母を、がんで亡くした。病がわかった時、母は、幼い娘に精いっぱいの笑顔を見せた。「負けないよ。先生の弟子だもの」
闘病中、夫を入会に導き、自宅も広布の会場に提供。悩める友がいれば、何を差し置いてでも激励に飛んでいった。
「みんなを幸せにできる人になろうね」——これが、母と娘が交わした約束だったという。
数年に及ぶ闘病生活を生き抜き、使命を果たし抜いた母は、娘の頬に手をあて、優しく語った。
「お母さんはとっても幸せだったわ」
そして、創価の師弟に生き抜き、同志と後継者に恵まれた喜びを伝え、言葉を継いだ。「あなたも幸せになるのよ」
少女部員は先日、未来部の会合に参加し、笑顔で語ったという。
「私の胸に、お母さんは生きています。側には、いつも励ましてくれる学会の優しいお兄さん・お姉さんたちがいます。だから負けません」
彼女は今、父と毎日、勤行に挑戦中という。そして一生懸命、勉強に励みながら、将来の夢である"平和の心を伝える歌手"を目指して努力を続けている。
「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」
これは、わが師・戸田城聖先生が繰り返し訴えておられた、信心継承の要諦である。
学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。
そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚を持つことができる哲理である。
「生命とは」「使命とは」「師弟とは」——担当者が真剣に語る言葉は、たとえその時は全てが理解できずとも、若き心の大地に成長の種として植わり、信心の根を深く広げていくものだ。
何より、子どもたちが鋭敏な生命で感じ取っているのは、大人たちの「自他共の幸福を目指す真剣な生き方」であり、「正義の道を貫く勇気と信仰の喜び」であろう。
さあ、後継者育成の夏、共に成長の夏だ。大切な未来部を皆で励まそう! 宝の師子の子を、全力で育てよう!
ここにこそ、広宣流布の永遠の前進と勝利の大道があると確信して!
学会は
人材湧き立つ
大地なり
皆で正義の
大樹育てむ
2014.08.03 わが友に贈る
仏の別名は
「能忍」。
環境に紛動されるな!
自ら誓った使命の道を
辛抱強く歩み抜け!
祈祷抄 P1352
『法華経の行者を諸の菩薩人天八部等二聖二天十羅刹等千に一も来つてまほり給はぬ事侍らば、上は釈迦諸仏をあなづり奉り下は九界をたぼらかす失あり』
◇希望の明日へ
エリート意識で民衆を見くだす指導者ほど、嫌悪すべき存在はない。創価学会は断固、そうした権威の指導者と戦っていかなければならない。庶民の心を知らず、時代の底流の動きをつかめぬ指導者は、往々にして、悪しき形式主義に陥る。庶民の願いを未来に実現しようとする責任感ではなく、自分勝手な理想を押しつけようとする虚栄が、行動の原動力になってしまうのである。
昭62・11・2
☆随筆民衆凱歌の大行進No.9 � 伸びゆけ未来部!
ひまわりの
笑顔の花の
未来部よ
希望の青空
強く伸びゆけ
大地に根を張り、たくましく芽を出し、嵐にも怯まず、ついに開花の時を迎えた喜びを、太陽に向かって全身で表現するひまわりの花——。
その姿は、私が心から愛し、信頼する未来部の皆さんの輝きと二重写しに見えてならない。
先日、東西の創価中学校から、校内に植えられた「ど根性ひまわり」が咲き誇っている、との"花便り"をいただいた。
宮城・石巻市の青年から贈られた種の一部を、学園生たちが丹精込めて育ててくれたのだ。
この種は、東日本大震災の津波によって、海水をかぶった石巻の土地に流れ着いたもので、がれきの中で、凛として大輪の花を咲かせた。
「ど根性」とは、どんな困難があろうとも、強く朗らかに乗り越えていく「負けじ魂」であろう。
未来部の君たち貴女たちが、苦難にも負けず、勝利の花と咲き開くその姿は、父母の喜びであり、私の誇りであり、世界の希望であるのだ。
後継の友を励ます「未来部躍進月間」にあって、少年少女部は「きぼう作文コンクール」と「少年少女希望絵画展」、中・高等部は「読書感想文コンクール」などへの挑戦を通し、成長の節を刻んでいる。
学会の新たな伝統になった「創価ファミリー大会」も、列島各地で賑(にぎ)やかに行われている。
結成50年を迎えた高等部では、全国から代表が創価大学に集い、「夏季研修会」が行われる。無事故で、麗しい友情の連帯を広げながら、生涯にわたる原点と、かけがえのない金の思い出を築いていただきたい。
ロシアの文豪ドストエフスキーは綴った。
「子どものときから大事にしてきたすばらしい神聖な思い出、もしかするとそれこそが、一番よい教育なのかもしれません」と。
創価家族の温かな思い出を、感受性豊かな子どもたちの心に、どれほど多く残しゆけるか——。壮年・婦人の未来本部長の方々、男女青年部の二十一世紀使命会の諸君、さらに教育本部の皆様方の最大の励ましを、切にお願いしたい。
現在の未来部の友は、学会創立100周年の2030年を青年部の中核となって迎える、大事な大事な世代である。その希望の使者たる未来部の担当者の皆さまこそ、末法万年の広宣流布の沃野を切り開く誉れの先駆者だ。
福井の景勝・三方五湖を擁するある支部では、未来部をはじめ若い力が陸続と育っている。
この支部には、未来部育成にあたり、初代支部長の時代から継承されてきた伝統がある。
それを三つの柱に分ければ、第一に「座談会こそ後継者育成の舞台」という取り組みであろうか。
初代支部長も、座談会を通して子どもたちを育てようと真剣だった。
御書の拝読なども積極的に子どもたちに担ってもらう。大人はこまやかに見守り、健気な奮闘を皆で心から讃える。
学校で頑張った報告があれば、惜しみない拍手を送る。子どもたちの顔は次第に自信に輝き、座談会が楽しみになる。
第二の柱は「未来部は皆わが息子・わが娘」。
支部の壮年・婦人は、とても面倒見がいい。よく褒めてくれる。褒めるだけでなく、もしも人として過った道に迷いかけた子がいたら、あえて叱る時もある。普段、大人の言うことに耳を貸さない子も、"学会のおじさん・おばさん"には、なぜか素直になるそうだ。
わが地域の子どもたちを信じ、幸福を祈り抜いて、生命と向き合う真剣勝負——だからこそ若き心に届くのだろう。
三つ目の柱は「郷土愛を育む」。
自分たちが住む地域に、どんな広布の歴史があるのか。先達たちがどれほどの苦労を重ねて、今の地域広布の土台を築いてくれたのか。大人たちは、常日頃から子どもたちに誇りをもって語り聞かせている。
支部内の地域で生まれ育ち、創価女子短期大学を卒業後、地元に戻って活躍する、女子部のリーダーは振り返る。
未来部時代。勉強でも部活でも、彼女が目標を達成できたと言うと、学会のおばさん、お姉さんたちが共に喜び、「よく頑張ったね!」と抱きしめてくれた。反対に悲嘆に暮れた時には、「つらかったやろ……」と涙を浮かべて、嬉しかった時以上に、ぎゅっと抱きしめてくれた。
自分も、大好きな故郷に尽くしていきたい——彼女は、感謝の心で華陽の友を励ます日々だ。
この地域では、創価の学舎に、大切なお子さん方を毎年のように送り出してくださっているとも伺った。創立者として、厚く御礼申し上げたい。
「能忍」。
環境に紛動されるな!
自ら誓った使命の道を
辛抱強く歩み抜け!
祈祷抄 P1352
『法華経の行者を諸の菩薩人天八部等二聖二天十羅刹等千に一も来つてまほり給はぬ事侍らば、上は釈迦諸仏をあなづり奉り下は九界をたぼらかす失あり』
◇希望の明日へ
エリート意識で民衆を見くだす指導者ほど、嫌悪すべき存在はない。創価学会は断固、そうした権威の指導者と戦っていかなければならない。庶民の心を知らず、時代の底流の動きをつかめぬ指導者は、往々にして、悪しき形式主義に陥る。庶民の願いを未来に実現しようとする責任感ではなく、自分勝手な理想を押しつけようとする虚栄が、行動の原動力になってしまうのである。
昭62・11・2
☆随筆民衆凱歌の大行進No.9 � 伸びゆけ未来部!
ひまわりの
笑顔の花の
未来部よ
希望の青空
強く伸びゆけ
大地に根を張り、たくましく芽を出し、嵐にも怯まず、ついに開花の時を迎えた喜びを、太陽に向かって全身で表現するひまわりの花——。
その姿は、私が心から愛し、信頼する未来部の皆さんの輝きと二重写しに見えてならない。
先日、東西の創価中学校から、校内に植えられた「ど根性ひまわり」が咲き誇っている、との"花便り"をいただいた。
宮城・石巻市の青年から贈られた種の一部を、学園生たちが丹精込めて育ててくれたのだ。
この種は、東日本大震災の津波によって、海水をかぶった石巻の土地に流れ着いたもので、がれきの中で、凛として大輪の花を咲かせた。
「ど根性」とは、どんな困難があろうとも、強く朗らかに乗り越えていく「負けじ魂」であろう。
未来部の君たち貴女たちが、苦難にも負けず、勝利の花と咲き開くその姿は、父母の喜びであり、私の誇りであり、世界の希望であるのだ。
後継の友を励ます「未来部躍進月間」にあって、少年少女部は「きぼう作文コンクール」と「少年少女希望絵画展」、中・高等部は「読書感想文コンクール」などへの挑戦を通し、成長の節を刻んでいる。
学会の新たな伝統になった「創価ファミリー大会」も、列島各地で賑(にぎ)やかに行われている。
結成50年を迎えた高等部では、全国から代表が創価大学に集い、「夏季研修会」が行われる。無事故で、麗しい友情の連帯を広げながら、生涯にわたる原点と、かけがえのない金の思い出を築いていただきたい。
ロシアの文豪ドストエフスキーは綴った。
「子どものときから大事にしてきたすばらしい神聖な思い出、もしかするとそれこそが、一番よい教育なのかもしれません」と。
創価家族の温かな思い出を、感受性豊かな子どもたちの心に、どれほど多く残しゆけるか——。壮年・婦人の未来本部長の方々、男女青年部の二十一世紀使命会の諸君、さらに教育本部の皆様方の最大の励ましを、切にお願いしたい。
現在の未来部の友は、学会創立100周年の2030年を青年部の中核となって迎える、大事な大事な世代である。その希望の使者たる未来部の担当者の皆さまこそ、末法万年の広宣流布の沃野を切り開く誉れの先駆者だ。
福井の景勝・三方五湖を擁するある支部では、未来部をはじめ若い力が陸続と育っている。
この支部には、未来部育成にあたり、初代支部長の時代から継承されてきた伝統がある。
それを三つの柱に分ければ、第一に「座談会こそ後継者育成の舞台」という取り組みであろうか。
初代支部長も、座談会を通して子どもたちを育てようと真剣だった。
御書の拝読なども積極的に子どもたちに担ってもらう。大人はこまやかに見守り、健気な奮闘を皆で心から讃える。
学校で頑張った報告があれば、惜しみない拍手を送る。子どもたちの顔は次第に自信に輝き、座談会が楽しみになる。
第二の柱は「未来部は皆わが息子・わが娘」。
支部の壮年・婦人は、とても面倒見がいい。よく褒めてくれる。褒めるだけでなく、もしも人として過った道に迷いかけた子がいたら、あえて叱る時もある。普段、大人の言うことに耳を貸さない子も、"学会のおじさん・おばさん"には、なぜか素直になるそうだ。
わが地域の子どもたちを信じ、幸福を祈り抜いて、生命と向き合う真剣勝負——だからこそ若き心に届くのだろう。
三つ目の柱は「郷土愛を育む」。
自分たちが住む地域に、どんな広布の歴史があるのか。先達たちがどれほどの苦労を重ねて、今の地域広布の土台を築いてくれたのか。大人たちは、常日頃から子どもたちに誇りをもって語り聞かせている。
支部内の地域で生まれ育ち、創価女子短期大学を卒業後、地元に戻って活躍する、女子部のリーダーは振り返る。
未来部時代。勉強でも部活でも、彼女が目標を達成できたと言うと、学会のおばさん、お姉さんたちが共に喜び、「よく頑張ったね!」と抱きしめてくれた。反対に悲嘆に暮れた時には、「つらかったやろ……」と涙を浮かべて、嬉しかった時以上に、ぎゅっと抱きしめてくれた。
自分も、大好きな故郷に尽くしていきたい——彼女は、感謝の心で華陽の友を励ます日々だ。
この地域では、創価の学舎に、大切なお子さん方を毎年のように送り出してくださっているとも伺った。創立者として、厚く御礼申し上げたい。
2014.08.02 わが友に贈る
さあ友好拡大の時!
新たな出会いは
人生を豊かにする。
古き友人を大切に
垣根のない交流を!
法蓮抄 P1046
『譬えば竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るる』
◇希望の明日へ
議員は、本来、公僕である。民衆の幸福のために仕えるのが使命である。決して威張らせてはならない。厳しく、監視しなければならない。いわんや、学会員の支援で議員になったにもかかわらず、その大恩を忘れ、学会員をバカにしたり、利用したり、裏切る人間は最低である。
平5・6・15
☆青年部最高協議会へのメッセージ
「わが青年部の真剣な祈りと戦いが、新たな地涌の菩薩を陸続と呼び出してくれている。君たちのスクラムによって、21世紀の学会は、昇りゆく朝日の如く輝きをいや増している。こんな嬉しいことはない。各地の壮年部、婦人部も、何より喜んでくれている。青年部、ありがとう!
難しい時代であり、いろいろと大変だろうけれども、悩み、苦しんで、創ったものが、全部、自分自身の本物の力になる。永遠の福運になる」と力説した。
さらに「開目抄」の一節『種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし、我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』(P232)との御金言を拝読。
「日蓮大聖人の御遺命の通り、広宣流布を進めている創価学会は、平和建設の揺るぎなき柱である。生命尊厳の大哲学運動の眼目である。民衆勝利の歴史を創る大船である。
この自信と誇りに胸を張って、君たちは誓いを貫き、世界一、明るく楽しく希望に燃える青年の連帯を、伸び伸びと広げていってもらいたい」と訴えた。
最後に、「勝って兜の緒を締めて、これからの戦いも一つ一つ勝利を頼みます。私の総仕上げに未来の一切を託しゆく従藍而青の愛弟子が、君たちである。不二の師弟に漲る無限にして無敵の力を、いよいよ発揮して、強く賢く朗らかに勝ち進んでくれ給え!」と呼び掛けた。
新たな出会いは
人生を豊かにする。
古き友人を大切に
垣根のない交流を!
法蓮抄 P1046
『譬えば竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るる』
◇希望の明日へ
議員は、本来、公僕である。民衆の幸福のために仕えるのが使命である。決して威張らせてはならない。厳しく、監視しなければならない。いわんや、学会員の支援で議員になったにもかかわらず、その大恩を忘れ、学会員をバカにしたり、利用したり、裏切る人間は最低である。
平5・6・15
☆青年部最高協議会へのメッセージ
「わが青年部の真剣な祈りと戦いが、新たな地涌の菩薩を陸続と呼び出してくれている。君たちのスクラムによって、21世紀の学会は、昇りゆく朝日の如く輝きをいや増している。こんな嬉しいことはない。各地の壮年部、婦人部も、何より喜んでくれている。青年部、ありがとう!
難しい時代であり、いろいろと大変だろうけれども、悩み、苦しんで、創ったものが、全部、自分自身の本物の力になる。永遠の福運になる」と力説した。
さらに「開目抄」の一節『種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし、我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』(P232)との御金言を拝読。
「日蓮大聖人の御遺命の通り、広宣流布を進めている創価学会は、平和建設の揺るぎなき柱である。生命尊厳の大哲学運動の眼目である。民衆勝利の歴史を創る大船である。
この自信と誇りに胸を張って、君たちは誓いを貫き、世界一、明るく楽しく希望に燃える青年の連帯を、伸び伸びと広げていってもらいたい」と訴えた。
最後に、「勝って兜の緒を締めて、これからの戦いも一つ一つ勝利を頼みます。私の総仕上げに未来の一切を託しゆく従藍而青の愛弟子が、君たちである。不二の師弟に漲る無限にして無敵の力を、いよいよ発揮して、強く賢く朗らかに勝ち進んでくれ給え!」と呼び掛けた。
2014.08.01 わが友に贈る
朝の挨拶を爽やかに!
「まず自分から」
「心を込めて元気よく」
清々しい声と笑顔で
快活に友情を結べ!
撰時抄 P289
『現に勝れたるを勝れたりという事は慢ににて大功徳なりけるか』
◇希望の明日へ
政治家が一個の人間として偉大であることは現実には、極めて難しいかもしれない。しかし、権謀術数だけの政治では民衆は永遠に不幸である。「人間的政治の実現」「政治と哲学、政治と文化の同盟」−−そこに民衆の願いがある。
平3・6・7
☆大白蓮華巻頭言 2014年8月「未来部は地球家族の旭日なり」
一人の生命が誕生する。それは、全宇宙から地球に贈られた、かけがえのない宝といってよい。
「子どもこそ人類の創造者」と謳ったイタリアの教育者マリア・モンテッソーリは語っている。
「子どもには、いまだ知られていない力が秘められており、私たち人類を輝く未来に導いてくれます」と。
仏法の明鏡に照らすならば、今この時代に生まれ、育ちゆく子どもたちは、21世紀のこれからの世界をリードする大力を帯びて登場してくれたのだ。
それゆえに、「桜梅桃李」の法理の如く、それぞれの子どもが持つ多彩な、計り知れない可能性を、健やかに個性豊に発揮していけるよう、私たちは真剣に祈り、心を尽くし、力を合わせていきたい。
法華経の会座で、「即身成仏」の現証を最初に示して、「万人成仏」の道を踏み開け、衆生の心を大いに歓喜させたのは、8歳の竜女であった。
日蓮大聖人は、南条時光兄弟、乙御前、月満御前、経王御前など、門下の子らを最大に慈しまれていた。
『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との仰せは、夫に先立たれた妙一尼と共に、幼子たちへの励ましでもあると拝される。
子どもは、いくらでも伸びる。劇的に変わる。
師・戸田城聖先生は、「手のかかる子ほど立派に育つものだ。親も子も共に、大聖人の仏子である。学会の庭で子どもと一緒に伸びていこう! この一念から変わっていくんだよ」と言われていた。
未来部は第三代の私の手作りである。草創の未来部の友と『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地湧の義に非ずや』(P1360、「諸法実相抄」)との一節を学び合い、私は申し上げた。
——大切なのは一人です。一人から広がるのが「地湧の義」です。その一人になっていただきたい、と。
いかなる時も、いずこにあっても、一人の若き生命を励ませば、そこから希望の未来が生まれる。
現代社会には、若人を惑わす悪縁が渦巻いている。身近な地域にあって、一人一人を信頼の眼差しで見守り、温かな声をかけ、成長を願い、待ち、喜んでくれる創価家族こそ、絶対勝利への安全地帯である。
半世紀前、未来部結成と時を同じくして渡米した母は、食事代にもこと欠く中、広布に走り抜いた。長男は、英語の苦手な母の通訳となり、体の不自由な弟を支えた。どんな苦労にも負けない母から学んだ学会精神で、勉学と活動に挑み、全米の高等部長、青年部長も務めた。周囲の激励への感謝を胸に、今、アメリカ創価大学で英才の薫陶に励んでいる。
限りない宿縁と福運に満ちた地湧の友が、澎湃と世界中で躍り出る時が来た。『法華経の命を継ぐ』(P1169、「四条金吾殿御返事」)誓いのリレーで、我らは断固と勝ち続ける。
地球家族の希望の旭日たる未来部の君たち、貴女たちよ! 「広宣流布」という大願を果たし、人類の平和と幸福の朝をもたらしてくれ給え!
勉学の
翼を広げて
君ぞ翔べ
未来の空に
凱歌の虹を
「まず自分から」
「心を込めて元気よく」
清々しい声と笑顔で
快活に友情を結べ!
撰時抄 P289
『現に勝れたるを勝れたりという事は慢ににて大功徳なりけるか』
◇希望の明日へ
政治家が一個の人間として偉大であることは現実には、極めて難しいかもしれない。しかし、権謀術数だけの政治では民衆は永遠に不幸である。「人間的政治の実現」「政治と哲学、政治と文化の同盟」−−そこに民衆の願いがある。
平3・6・7
☆大白蓮華巻頭言 2014年8月「未来部は地球家族の旭日なり」
一人の生命が誕生する。それは、全宇宙から地球に贈られた、かけがえのない宝といってよい。
「子どもこそ人類の創造者」と謳ったイタリアの教育者マリア・モンテッソーリは語っている。
「子どもには、いまだ知られていない力が秘められており、私たち人類を輝く未来に導いてくれます」と。
仏法の明鏡に照らすならば、今この時代に生まれ、育ちゆく子どもたちは、21世紀のこれからの世界をリードする大力を帯びて登場してくれたのだ。
それゆえに、「桜梅桃李」の法理の如く、それぞれの子どもが持つ多彩な、計り知れない可能性を、健やかに個性豊に発揮していけるよう、私たちは真剣に祈り、心を尽くし、力を合わせていきたい。
法華経の会座で、「即身成仏」の現証を最初に示して、「万人成仏」の道を踏み開け、衆生の心を大いに歓喜させたのは、8歳の竜女であった。
日蓮大聖人は、南条時光兄弟、乙御前、月満御前、経王御前など、門下の子らを最大に慈しまれていた。
『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との仰せは、夫に先立たれた妙一尼と共に、幼子たちへの励ましでもあると拝される。
子どもは、いくらでも伸びる。劇的に変わる。
師・戸田城聖先生は、「手のかかる子ほど立派に育つものだ。親も子も共に、大聖人の仏子である。学会の庭で子どもと一緒に伸びていこう! この一念から変わっていくんだよ」と言われていた。
未来部は第三代の私の手作りである。草創の未来部の友と『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地湧の義に非ずや』(P1360、「諸法実相抄」)との一節を学び合い、私は申し上げた。
——大切なのは一人です。一人から広がるのが「地湧の義」です。その一人になっていただきたい、と。
いかなる時も、いずこにあっても、一人の若き生命を励ませば、そこから希望の未来が生まれる。
現代社会には、若人を惑わす悪縁が渦巻いている。身近な地域にあって、一人一人を信頼の眼差しで見守り、温かな声をかけ、成長を願い、待ち、喜んでくれる創価家族こそ、絶対勝利への安全地帯である。
半世紀前、未来部結成と時を同じくして渡米した母は、食事代にもこと欠く中、広布に走り抜いた。長男は、英語の苦手な母の通訳となり、体の不自由な弟を支えた。どんな苦労にも負けない母から学んだ学会精神で、勉学と活動に挑み、全米の高等部長、青年部長も務めた。周囲の激励への感謝を胸に、今、アメリカ創価大学で英才の薫陶に励んでいる。
限りない宿縁と福運に満ちた地湧の友が、澎湃と世界中で躍り出る時が来た。『法華経の命を継ぐ』(P1169、「四条金吾殿御返事」)誓いのリレーで、我らは断固と勝ち続ける。
地球家族の希望の旭日たる未来部の君たち、貴女たちよ! 「広宣流布」という大願を果たし、人類の平和と幸福の朝をもたらしてくれ給え!
勉学の
翼を広げて
君ぞ翔べ
未来の空に
凱歌の虹を
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