互いに讃え合い
喜びと感謝の
対話を広げよう。
次の勝因は今にあり
法華経題目抄 P947
『女人は在世・正像末総じて一切の諸仏の一切経の中に法華経を・はなれて仏になるべからず』
◇希望の明日へ
家庭訪問する、個人指導に歩く、弘教に励む、同志の面倒をみる−−こうした基本の活動が、信心の基礎体力をつけていく。したがって、いくら役職を持ち、巧妙に組織のなかで戦っているような姿をみせても、基本となる仏道修行を怠り、広布の組織活動をないがしろにする人は、結局行き詰まり、信心の軌道から離れていくのである。
◇今日のことば365
豊かな土壌には、たくさんの作物が実り、草木が繁茂する。痩せた土地には、発育不全の貧弱な作物しか育たない。政治でも、経済でも、芸術でも、大切なのは、その基調となる思想である。思想には、高低浅深が必ずある。
☆民主主義の父 リンカーン
リンカーンは正義の弁舌で戦った。当意即妙のユーモアを交え、虚偽を毅然と正した。
獅子の雄弁の前に、相手は一目散に退散したという。
「言論の自由」は民主主義の誇り高き柱の一つである。
それは、根拠のない虚偽を流す自由ではない。人々を騙す欺瞞を語る権利でもない。真実と公正な社会を築くためにあるのだ。ゆえに、リンカーンは、言論の暴力を許さなかった。
世界に開かれ、世界のために貢献する。人類とつながり、人類から信頼される。
この世界市民の先駆の道を、リンカーン大統領は歩んだ。
自分を選んでくれた人民に、いかに応えてゆくか──。出発点が明快であった。
さらにまた、リンカーンは、大統領の就任式で宣言した。
「なぜ、国民の究極の正義をあくまでも信頼しようとする姿勢がないのでしょうか?
それ以上の、あるいはそれに匹敵する希望がこの世に存在するでしょうか?」
すべての為政者が耳を傾け、心すべき警鐘であろう。
リンカーンには、この確固たる哲学があった。理念があった。ゆえに、現実処理のみに追われ、自己保身に汲々とするのではない。現実に深く根差しつつ、常に人民を信じ、人民のためにと、リーダーシップを発揮していった。