2022年2月15日火曜日

2022.02.15 わが友に贈る

後輩を自分以上の人材に
との一念で先輩が支える。
そこに盤石な未来が!
広布を担う尊き友に
温かな声掛けと応援を!

上野殿御返事 P1540
『かまへておほきならん人申しいだしたるらんはあはれ法華経のよきかたきよ、優曇華か盲亀の浮木かとおぼしめしてしたたかに御返事あるべし』

【通解】
大身の人(身分や地位などの高い人)から、(圧迫を加えようとして)言いだしてきたことに対しては、「ああ、法華経のよい敵よ!(三千年に一度咲く)優曇華の花や、一眼の亀が奇跡的に巡り合える浮木(のように、あいがたい敵)である」とお考えになって、したたかに(強く)ご返事をなされるがよい。

名字の言 戸田先生の「地球民族主義」の提唱から70年 2022年2月15日
紛争の絶えないアフガニスタンでは、民家にも当然のように武器が置かれている。銃を手にする子どももいる。だが、誰も争いを望んでなどいない。人々の多くは花や詩を愛している。農民から王侯貴族まで一緒に集まり、季節の花をテーマに即興詩を吟じ合う光景は珍しくないという(中村哲著『希望の一滴』西日本新聞社)▼どんな国や地域にも、大切にしている文化がある。そして平和で豊かに安心して暮らしたいという庶民の願いに国境はない▼70年前の2月17日、第2代会長・戸田城聖先生は「地球民族主義」を提唱した。その理念を継いだ池田先生は国家、イデオロギー、歴史的背景などの差異を超えた対話によって、確かな友情と信頼の絆を世界で結んできた▼新入会の青年が語っていた。以前は紛争などのニュースに触れても無関心だったが、池田先生の思想と行動を学ぶうちに意識が変わったと。「もし自分がそこにいたら、犠牲者の家族だったら……。真剣に考え始め、平和への祈りと対話を決意しました」▼平和創造の戦いを"ひとごと"ではなく"わがこと"として捉え、足元の地域から行動を起こす創価のスクラムは、全世界に広がった。この絆こそ人類の安穏の未来を開く希望である。

寸鉄 2022年2月15日
「他人なれども、かたらいぬれば命にも替わる」御書。真の友情は生涯の宝(新1538・全1132)
変毒為薬できない試練など絶対にない—戸田先生 題目第一で諦めの壁破れ
本部幹部会のネット配信今日まで。共々に希望の春へ!大歓喜の飛躍を。
コロナ禍の影響で半数の若者が無気力に—調査。今こそ励ましの光を友へ
情報漏洩の原因は紛失と誤操作が半分以上。確認で防げるミス。意識強く

☆質問BOX 全ての人に恩があるのでしょうか?
◇回答
確かに、家族や友人だけでなく、あらゆる人に恩があると言われても、実感できないかもしれません。しかし、そう思えるように成長していけるのが、この信仰なのです。
日蓮大聖人は、御自身を讒言や迫害で苦しめてきた、悪人や国主がいたからこそ、経文通りの難を受け、法華経を身で読むことができたとされ、それらの人々を「恩深き人」(新1215・全937)とまで、仰せになりました。
次元は異なりますが、私たちもまた、日々の生活で関わる人々の中には、意見の合わない人や、苦手に思う人もいるでしょう。それでも、相手の幸せを祈り、誠実に接していけば、その人は自分の境涯を広げるための、きっかけとなります。全ての人は、自身の人間革命を成し遂げるための「恩深き人」となっていくのです。

☆みんなで学ぶ教学 第25回 報恩
◇何事にも負けない勇気が湧く
"恩を知り、恩に報いていくこと"は、自身の境涯を開き、豊かな人生を歩む源泉となっていきます。今回の「みんなで学ぶ教学」は、「報恩」がテーマです。悩みを抱え、唱題していた新入会者のリホさんは、支部女性部長のユリコさんに電話しているようです。

ユリコ こんばんは。どうしたのかしら?

リホ 実は、仕事で行き詰まって、悩んでいたんですけど、お題目を唱えていたら、いつも励ましてくれる地区の皆さんの顔が浮かんで、"負けずに頑張ろう"と前向きになれたんです。
改めて、"信心して良かったな""地区の皆さんと出会えて良かったな"と思って。そのことを誰かに伝えたかったんです。

ユリコ そう思えることは、すごいことよ! リホさんが成長している証拠ね。

リホ そうなんですか?

ユリコ そうよ。そのリホさんの思いは、信心において重要な「報恩」につながっているからなのよ。

リホ 「報恩」ですか……。会合でよく聞く言葉ですが、どういう意味でしたっけ?

ユリコ 「報恩」とは、"恩を知り、恩に報いていくこと"よ。
現代では、あまりなじみのない言葉かもしれないけれど、仏法では、とても大切なことなの。

リホ 確かに、普段の生活の中では聞き慣れないです。

ユリコ 池田先生は「信心とは、ある意味で、『自己中心性』との戦いです。報恩がなければ、自己の殻を破れないし、人間革命の完成もないのです」とつづられているの。
"恩に報いていこう"という心がなければ、"自分さえ良ければいい"というような狭い境涯を打ち破り、人間革命していくことはできないわ。

リホ なるほど……。とても大切なことなんですね。

ユリコ 日蓮大聖人は「仏法を修学する人は、知恩、報恩がなくてはならない」(新58・全192、通解)と仰せよ。
仏法者は、自分が関わる、全ての存在からの恩を知るべきであると教えられているの。「報恩」に生きることで、全ての人に感謝できるような、大きな境涯を開いていけるのよ。

リホ 数え切れないくらい、多くの人に恩がある……。

ユリコ そして恩を知ったからこそ、今度は自分が周囲の恩に報いていくべきであると仰せよ。「この大恩に報いるには、必ず仏法の奥底を学び行じて、智者とならなければならない」(新212・全293、通解)ともつづられているの。
民衆の幸福を実現しゆく、広宣流布に生き抜くことこそが、人間として最高の報恩となることを教えられているのよ。

リホ "恩に報いる"ことの大切さが分かりました。

ユリコ だから、恩を知れば、感謝の気持ちになって自分の見ている世界が明るくなっていくわ。さらに一歩深く、報恩を誓うと、何があっても負けない勇気が湧いてくるのよ。私は今、"報恩の心"で、かつてない対話の拡大をしていこうと決意しているわ。

リホ 分かりました。
私も、お世話になっている地区の皆さんに、勝利の報告をするためにも、学会活動に挑戦しながら、必ず仕事の行き詰まりを突破していきます!

☆大学校生とナットクTALK テーマ:自行化他
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「自行化他」。部活の席上、中村団長が島田ニュー・リーダーと語り合います。

登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。35歳。
島田ニュー・リーダー 部活や座談会によく参加する男子部大学校4期生。27歳。

Q.題目と折伏両方やらないとダメ?
A.自他共の幸福こそ学会の目的
中村区男子部大学校団長 いよいよ伝統の2月だね。今年は、池田先生が恩師・戸田先生の願業成就へ拡大の突破口を開いた「二月闘争」70周年。お互い、題目根本に折伏にも取り組んでいこう。

島田ニュー・リーダー 気合が入っていますね(笑い)。部活や座談会に参加したり、勤行・唱題にチャレンジしたりしていて、自分としては学会活動を頑張っているつもりなんですけど……。やっぱり折伏も挑戦しないとダメなんですかね?

中村 創価学会の信仰は「自他共の幸福」の実現を目指しているからね。島田君は任用試験で「信・行・学」について勉強したと思うけど、「行」には「自行」と「化他行」があることって覚えているかな?

島田 うーん、なんとなく……。

中村 「自行」は自分が法の功徳を得るために修行すること。「化他行」とは他人に功徳を受けさせるために仏法を教える実践をいうんだ。

島田 つまり、「自行」が勤行・唱題で、「化他行」が折伏っていうことですよね?

中村 その通り! この二つは、車の両輪のようなものなんだ。両方を実践することで、車が前進するように僕たちの人間革命や宿命転換も進んでいく。

島田 正直、友人に信仰の話をする勇気がなかなか出ないんです。その分、題目をあげる時、大事な友人の幸せも一緒に祈っています。

中村 島田君は優しいね。「仏になる法華経を耳にふれぬれば、これを種として必ず仏になるなり」(新697・全552)と仰せだよ。友人の幸せのためにも信心を伝えていくことが大事なんだ。

島田 折伏した相手は、必ず幸せになれるっていうことですか?

中村 そう。その時は信心をしなくても、いつか必ず発心する時がくる。だから、「一文一句」(新1793・全1361)でも語っていくんだ。友人の幸福を願い、信じて仏法を語ることは最高に尊い行動だよ。その挑戦で、自身の生命にも仏や菩薩の境涯を呼び起こし、成長することができる。学会活動に真面目に取り組んできた島田君ならできるよ!

島田 分かりました! この2月は、もっと信心の確信をつかんでいくためにも、勇気を出して折伏に挑戦していきます!

中村 島田君のような「新しい人」だからこそ「新しい力」を持っている。池田先生は、そうした「新しい力」と共に、「二月闘争」に臨まれたんだ。題目と折伏の実践を通し、令和という新時代の「二月闘争」を勝利で飾ろう!