◇今週のことば
多宝の長者に最敬礼!
「年は・わかうなり
福はかさなり候べし」
妙法と共に、同志と共に
福運の人生を若々しく!
2019年9月16日
上野殿御返事 P1540
『あはれ法華経のよきかたきよ、優曇華か盲亀の浮木かとおぼしめしてしたたかに御返事あるべし』
【通解】
「ああ法華経のよい敵よ。優曇華の咲くのにあい盲亀の浮木にあうかのような機会である」とお考えになって、したたかに御返事なされるがよい。
〈寸鉄〉 2019年9月16日
自分が成長すれば一切に勝利できる—恩師。これ創価の魂。率先の将たれ
天空より壮大なものは人の心だ—文豪。苦難にも悠々と。深き祈りで打破
東京・秋川「師弟原点の日」。青年との絆強く。正義拡大の新たな歴史築け
子供座席の不使用で致死率は13倍超。装着は義務。生命を守る意識を持って
睡眠不足はさまざまな病の原因に。朝夕の勤行を基本に生活リズム正しく
☆心に御書を 第1回 日々新たな生命で進もう!
『行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(諸法実相抄、1361ページ)
◇通解
行学の二道を励んでいきなさい。行学が絶えてしまえば仏法はない。自分も行い、人をも教化していきなさい。行学は信心から起こる。力があるならば一文一句であっても人に語っていきなさい。
◇池田先生が贈る指針
「御書」を根本に、創価は永遠に前進する。「行学の二道」を貫くゆえに、我らに停滞はない。
御書を開けば、幸福の道が開かれる。いかなる「宿命」も「使命」に変え、生老病死の荒海を勝ち越えゆく航路が示されている。
さあ、きょうも心に御書を抱いて、「新たな生命」で学び語ろう! 同志と共に力の限り!
☆みんなで学ぶ教学〜新会員教室〜 第26=完 御本尊 2019年8月24日
◇全民衆を救済する無量の功力が
私たち創価学会員が、日々拝している御本尊。多くの友が信心の実践を通して、無数の宿命転換のドラマをつづってきました。最終回となる「みんなで学ぶ教学〜新会員教室」は、日蓮大聖人が顕された「御本尊」をテーマに学びます。
◇日蓮大聖人の御生命
——本尊には、「根本として尊敬(尊崇)するもの」との意味があると教わりました。
私たちが信仰の根本として拝する対象は、日蓮大聖人が顕された南無妙法蓮華経の御本尊です。
大聖人は、「法華経の題目を以て本尊とすべし」(御書365ページ)と説かれました。南無妙法蓮華経は、法華経の根底に指し示された「万人成仏の根源の法」であり、その名前です。
大聖人は、御自身の生命に具わる妙法(=仏界)を覚知され、それが南無妙法蓮華経であると示されます。そして、全ての人を救うために妙法流布に生き抜かれたのです。
——御本尊を顕された意義は何でしょうか?
誰もが、大聖人と同じように仏の境涯を開いていくためです。
大聖人は、「この御本尊は日蓮の魂を墨に染めながして書き認めたものである。信じていきなさい」(同1124ページ、通解)と仰せです。御本尊は、根源の妙法である南無妙法蓮華経を自身の内に覚知して開き顕し、体得された大聖人の御生命そのものにほかなりません。
仏界を映す「明鏡」
——"大聖人と同じ"仏の境涯が、誰にでも開けるのですね。
そうです。御書に「この御本尊を決して他の所に求めてはならない。ただわれら衆生が法華経(御本尊)を持って南無妙法蓮華経と唱える、胸中の肉団におられるのである」(同1244ページ、通解)と記されているとおり、私たちの胸中に御本尊と同じ生命が具わっています。よって、御本尊を信じて拝する時、私たち自身に具わっている仏界を開き顕していくことができるのです。
いわば、私たちが拝している御本尊は、凡夫の私たちの仏界を現実に映し出す「明鏡」となるのです。鏡が、その人の姿や動きを映すように、私たちの仏性を映し出す力が御本尊にはあるのです。
——鏡に向かうのと同じように向かえばいいのでしょうか?
大聖人は「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」(同ページ)と仰せです。御本尊の無量の功力を引き出す源は「信心」です。
御本尊を信受して唱題行に励むことで、私たちの胸中に具わる仏界が涌現します。例えるなら、題目を唱えることは、電灯に電気を流すようなものです。
また、大聖人は、御本尊を「法華弘通のはたじるし」(同1243ページ)として顕したと仰せです。
妙法が弘まりゆく"旗印"——つまり、民衆救済のための御本尊です。ゆえに「広宣流布を目指す信心」に立つことが、私たちにとって何よりも大切になるのです。
◇万人成仏の道を開く
——真っすぐ御本尊に向かう「清らかな信心」が大切だと分かりました。
大聖人は「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う」(同246ページ)と述べられています。
釈尊が成仏するために積んだ修行(因行)と、それによって得た功徳(果徳)の全てが「妙法蓮華経の五字」すなわち南無妙法蓮華経の御本尊に具わっています。ゆえに、私たちは、御本尊を受持することによって、釈尊が修行で積んだ因の功徳と、仏として得た功徳の全てを譲り受けることができると教えられているのです。
——御本尊には、誰もが幸せになる功力が具わっているのですね。
自身の生命に十界の境涯の全てが本来、具わっていることを覚知する、成仏の根本原因となる修行を観心といいます。
中国の天台大師は、そのために「観念観法」という瞑想などの修行を説きましたが、現実には極めて困難なものでした。
それに対して、大聖人の仏法においては、南無妙法蓮華経の御本尊を受持することが、そのまま観心になります。このことを「受持即観心」といいます。これによって、万人成仏の道が本格的に開かれました。
そして、創価学会の誕生によって実質的な御本尊流布の時代が始まったのです。
私たち学会員は、御本尊への信心を弘め、"全人類の宿命転換を果たす"使命の道を歩んでいきましょう。
◇放課後メモ
「御本尊」については、次の書籍の中でも言及されています。
○…『御書の世界』第2巻122ページ(聖教新聞社)
○…『教学入門』194ページ(同)
○…『新会員の友のために——創価学会入門』27ページ(同)