2019年9月8日日曜日

2019.09.08 わが友に贈る

◇今週のことば
あの友も、この友も
「さながら宝塔」なり。
最前線に足を運び
心に響く励ましを!
苦楽を共に一歩前進。
2019年9月8日

法華証明抄 P1587
『上下万人にあるいはいさめ或はをどし候いつるについに捨つる心なくて候へばすでに仏になるべしと見へ候へば天魔外道が病をつけてをどさんと心み候か命はかぎりある事なりすこしもをどろく事なかれ』

【通解】
上下万人から諫められたり、脅されたりしながらも、ついに信仰を捨てる心がなく、もはや成仏しそうになったので、天魔・外道が病気にさせて脅そうとしているのであろう。命にはかぎりがあるものだから、少しも驚いてはならない。

〈寸鉄〉 2019年9月8日
『新・人間革命』は読むほどに人生が深まる—識者完結から1年。研鑽益々
読者はじめ献身の同志ありて世界聖教会館、竣工。感謝胸に紙面充実さらに
「仏は文字に依って衆生を度し給う」御書。本紙拡大に走る尊き友に幸薫れ
沖縄で不戦会議。恩師の平和の叫びは後継の心に明々と。原水禁宣言の日
入浴による血行促進は夏の疲労回復に効果的と。賢く工夫を。健康のため

☆創立90周年へ新たな船出! 世界広布新時代第42回本部幹部会・全国壮年部幹部会
◇池田先生が祝福のメッセージ"我らは人間主義の究極の連帯"
◇原田会長、永石婦人部長がSGI青年研修会の友と出席
「世界広布新時代第42回本部幹部会」が8月31日午後、横浜市鶴見区の神奈川池田記念講堂で開催された。8・24「壮年部の日」を記念する全国壮年部幹部会、SGI(創価学会インタナショナル)青年研修会の意義を込めたもの。これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、研修会で来日した65カ国・地域270人の求道の友と出席した。池田大作先生はメッセージ(3面に掲載)を贈り、深い求道の心で集い来た世界の地涌のリーダーをたたえ、青年部、未来部の希望みなぎる新出発を心から祝福。人間主義の究極の連帯を、国も民族も世代も超えて築き上げてきたのが、我らの創価の世界であると述べつつ、人類を結び高めゆく「正義」と「共戦」の大航海へ新たな船出をと呼び掛けた。(2・3面に関連記事。全国中継は今月5日から8日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)

本年後半戦への号砲を鳴らす本部幹部会。
開会前、とりわけ足取り軽く会場に向かうメンバーたちがいた。世界五大州の各国・各地から来日した、若人270人である。
一人一人が、自身の課題に立ち向かいつつ対話拡大に挑戦。この9月8日で連載完結一年となる小説『新・人間革命』を研さんし、創価の"精神の正史"を命に刻んできた。
マレーシアの男子部の友は「弘教を実らせ、歓喜の姿で参加することができました。広布のバトンを継ぎ、新時代を開くのは、我ら青年です! 世界の池田門下と手を携え、人間主義の連帯をさらに広げていきたい」(林錦添さん、圏男子部長)と。
南アフリカの華陽の友は「池田先生が世界広布を展望された神奈川に来ることができ、感無量です。師弟の心を地元メンバーに伝えていきます!」(エリエル・ユンさん、女子地区リーダー)と笑顔で語った。
神奈川池田記念講堂が立つ横浜・鶴見は、学会草創からの師弟有縁の天地である。
聖教新聞創刊号(1951年4月20日)に躍った「聖火鶴見に炎上」の見出し。池田先生はその数年前から、若き開拓の闘士として、しばしば鶴見の地を訪れた。

◇世界の青年リーダーと「11・18」へ
◇希望みなぎる本部幹部会
そして池田先生は、恩師・戸田城聖先生の事業の難局を打開すべく、一人奔走しながら、愛する同志を励まし抜いた。勇気と希望の炎を、大きく広げたのである。
池田先生は幹部会に寄せたメッセージの中で、鶴見の同志と共に広布に駆けた思い出を述懐。こうした草創の友、その後継の一家が見事な実証を示している事実を通じて、「信心という『羅針盤』を持ち通した人生の航路が、いかに素晴らしい福徳と和楽と栄光に包まれていくか」と大確信で訴えた。
さらに先生は、40年前、神奈川文化会館から船出した反転攻勢の旅路が、時代を変え、誰も想像し得なかった世界宗教の凱歌を轟かせていると力説した。
命を削る池田先生の大闘争、その誓いに応えた同志との共戦によって、人間主義の連帯は今、世界中に勢いよく広がり、後継の池田門下が二陣三陣と立ち上がっている。
幹部会の冒頭を飾ったのは、"未来っ子"たちによる合唱だった。神奈川銀河少年少女合唱団がステージへ。
曲目は、池田先生の長編詩に曲を付けた、「正義の旗 平和の心」。

♪詩人は
海を見ていた
埠頭に立って
夜明けを待った……

熱い思いを歌に託す少年。瞳を輝かせて歌う少女。美しいハーモニーに、会場の参加者はスタンディングオベーションで応える。
次に、欧州各国から来日した全55人が壇上へ。同合唱団と共に、欧州青年部の愛唱歌「欧州の青年よ 光り輝け!」を歌う。

♪We are One,
    one, one Europe
We are One Europe
    with Sensei……
(欧州は一つ、
   一つ、一つ
欧州は一つ、
 先生と共に……)

軽快なビートに合わせ、共に、人さし指を突き上げて歌う欧州青年部と未来部の友。
世界広布の新時代を象徴する一幕に、会場のボルテージは最高潮に——。圧巻のステージが終わると、嵐のような大喝采が、しばし鳴りやまなかった。
合唱などの後、池田主任副会長が池田先生のメッセージを紹介。
次いで、新任の西方男子部長が、破邪顕正の魂を胸に、圧倒的な拡大の歴史を開きゆく決意を披歴した。
スペインのヨシコ・ソサ・スギサワ青年部長は「魂の独立」(1991年11月28日)から27年余の時を経た今、同国の正義の陣列が70倍に発展した喜びを報告。静岡の村尾耕吾さん(区副総合長)は、強き祈りを根本に病魔に立ち向かいながら、聖教の購読推進に挑む模様を語った。
原田会長は冒頭、九州北部を中心とした記録的大雨で被災された方々に、心からのお見舞いを述べた。
次に、第1回の8・24「壮年部の日」記念の集い(76年)で、先生が"私と共に「人間革命の歌」を歌いながら人生の総仕上げを"との言葉を贈った史実に言及。壮年部はこの後半戦、どこまでも師と共に、わが地域に、人間革命の希望の太陽を昇らせていこうと訴えた。さらに、明2020年が、先生の第3代会長就任60周年、学会創立90周年となることを確認。大佳節を飾るべく、その第一歩として、「世界聖教会館」が完成する本年の「11・18」を、聖教の拡大で祝賀していくことを呼び掛けた。
続いて、1993年4月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を視聴。最後に全員で、学会歌「誓いの青年よ」を大合唱した。
さあ、人類を結び高めゆく「正義」「共戦」の大航海を! 創立90周年の「11・18」へ、栄光燦たる師弟常勝の新たな旅が始まる。