信心即生活なれば
どこまでも礼儀正しく
良識ある振る舞いを!
清々しい人間外交で
地域の笑顔と輝こう!
最蓮房御返事 P1341
『弘長には伊豆の国に流され文永には佐渡嶋に流され或は竜口の頚の座等此の外種種の難数を知らず、経文の如くならば予は正師なり善師なり諸宗の学者は悉く邪師なり悪師なりと覚し食し候へ』
【通解】
日蓮は弘長元年には、伊豆の国に流され、文永8年には、佐渡の島に流され、あるいは竜の口で頸の座にすわる等の難を受け、このほか種々の難は数え切れないほどである。経文の通りであるならば、自分こそ正師であり、善師である。諸宗の学者は、ことごとく邪師であり、悪師であるとお考えなさい。
〈寸鉄〉 2018年4月22日
会長が発信する人間主義の言葉を学びたい—総長世界が求める平和の哲学
苦しみは魂を大きなものに—文豪。青年よ負けるな。試練は最高の誉れと
リーダーは会員に尽くす先兵—戸田先生。勇んで最前線へ!励ましの風を
列島各地で記録的暑さ。熱中症に注意。甘く見ず水分・塩分補給小まめに
地球の日。環境を守る鍵は一人一人の意識変革。依正不二の哲理こそ指標
☆総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2018年4月14日
◇団結と責任こそ弟子の根本姿勢
◇破和合僧を見破り 広布の組織を守れ
一、いよいよ、栄光の5・3「創価学会の日」を迎えます。そして本年は「創価学会母の日」制定30周年の佳節でもあります。婦人部の皆さん、本当におめでとうございます!
そして何より本年は、小説『新・人間革命』の最終章・「誓願」の章を連載していただく中、お元気な池田先生と迎える「5・3」です。これ以上の喜びはありません。
今この時、先生と共に戦えることを最高の誇りとして、本年の「5・3」は、池田門下の弟子が、万代の広布を決定づける誓いを固め、新たなる広布拡大へ出陣する日としてまいりたい。
「誓願」の章を、皆さんも心躍る思いで熟読されていることと思います。日々『新・人間革命』を学びながら先生に呼吸を合わせるとともに、先生への感謝は、弟子の拡大の結果で、人材の陣列で、示したい。
折伏の実践について、第13巻「北斗」の章で、こう教えてくださっています。
「粘り強く、交流を深めながら、相手の幸福を日々祈り、対話を重ねていくことです。種を蒔き、それを大切に育て続けていけば、いつか、必ず花が咲き、果実が実ります」
「入会しなくとも、ともに会合に参加して教学を勉強したり、一緒に勤行したりすることもよいでしょう。自然な広がりが大事です。ともあれ、苦労して弘教に励んだ分は、全部、自分の福運になります」と。
一人でも多くの同志が折伏に挑み、福運を積んでいけるよう、「励まし週間」をはじめ、徹底して激励を広げていきたい。何より皆の見本となるよう、リーダーが率先の拡大に打って出てまいりたい。
現在、教学部任用試験(仏法入門)の申し込みが進んでいます。今や仏法入門の研さんこそ、学会理解を進め、入会へ導く絶好の機会です。仏法入門の会友受験が進むかどうかが、今後の折伏の拡大を決めるといっても過言ではありません。5月13日まで、皆で会友受験に挑戦したい。
そして5月は、婦人部総会が全国で、にぎやかに開催されます。対話の花を大きく広げてくださる婦人部の皆さまを最大にたたえ、応援したい。
その最大の応援とは、婦人部総会の期間中こそ、婦人部に負けじと、壮年部・青年部が拡大に動くことである。この決意で、前進していきたい(拍手)。
ともあれ、小説『新・人間革命』第30巻の上巻も6月に発刊されます。何より、日々の聖教新聞で「誓願」の章を生命に刻み付けながら、栄光の「5・3」から上半期の勝利へ、折伏の第2波を大きく起こしていきたい。
◇PR版を活用し聖教拡大に全力
一、4月20日は、聖教新聞の創刊記念日です。
本日(13日)の聖教新聞3面にも、随筆「永遠なれ創価の大城」30の「輝け民衆の言論城」が、「今日も聖教と共に! 同志と共に 心を結ぶ『善と真実』の言葉を放て!」との見出しで掲載されています。
改めて「無冠の友」の皆さまに心から感謝するとともに、絶対無事故を真剣に祈っていきたい。そしてPR版(夏季号)も活用しながら、聖教拡大にも勇んで挑戦してまいりたい。
先日、一つのエピソードを伺いました。
ある婦人の方が聖教PR版を渡されたのは、3、4年前のことでした。そこには、亡くなったご主人と同じ病気を乗り越えた方の体験が載っており、大変に心に残ったそうです。
以来、ずっと聖教新聞も購読するようになり、さらには地元の会合にも参加。そして本年に入って、「題目をあげると元気になるから」との励ましを受け、ついに御本尊を頂いたというのです。
聞けば、紹介者の方はPR版を渡したことも忘れていたのに(笑い)、その新入会の方は、今でもPR版を大事に持っておられたとのこと。まさにPR版は仏縁の端緒であり、聖教拡大こそ折伏に通ずる道であります。
本日の随筆で先生は「さあ、善なる励ましの言葉を発しよう! 仏の仕事を為す『声』を響かせよう! 全人類の平和と幸福を願う心を届けよう! 今日もまた、明日もまた、聖教と共に! 同志と共に!」と呼び掛けてくださいました。
創刊記念日を期して、長期購読や新規拡大にも挑戦しながら、聖教拡大に総力を挙げていきたい。
一、昨年そして本年と、活動方針に「親族との交流推進」を掲げています。入会への背中を押してくれるにせよ、逆に反対するにせよ、親族の影響力は大きい。学会理解の裾野を広げ、立正安国の戦いをより大きく進めるためにも、親族との交流・対話が一段と重要になっています。
親戚付き合いといっても、遠くに住んでいる場合もある。また近くであっても、足が遠くなっている場合もあるかと思います。親族との対話には、粘り強さが必要です。
ゴールデンウイークこそ、絶好のチャンスです。聖教PR版や仏法入門が、きっかけになる場合もあります。私たちは誠実の心で、粘り強く親戚・親族との交流を推進していきたいと思います。
◇「今が一番大事な時」
一、2010年6月、本部幹部会の前夜、池田先生から大変に大切なご指導がありました。
「明日の本部幹部会については、弟子の君たちが、団結して、しっかりやりなさい。皆が、創価学会のすべての責任を担って戦う時が来ているのである。学会の将来にとって、今が一番大事な時である。
ゆえに、私を頼るのではなく、君たちが全責任をもって、やる時代である。
私は、これからも君たちを見守っているから、安心して、総力を挙げて広宣流布を推進しなさい」——
「弟子が団結をする」
「弟子が全責任を担う」
「弟子が師匠に頼らない」
この3点こそ、池田先生が教えてくださった、「学会の将来にとって一番大事な時」の根本姿勢であります。
この数年、取り組んでまいりました、教義条項をはじめとする「会則改正」も、世界教団としての根本規範たる「会憲」の制定も、全ては池田先生のご構想を弟子が実現しゆく戦いであり、だからこそ一つ一つ、全て先生にご指導を仰ぎ、ご了解をいただきながら進めていることは言うまでもありません。
それは、「私は、これからも君たちを見守っているから、安心して、総力を挙げて広宣流布を推進しなさい」とのお言葉通りです。
にもかかわらず、師のご構想を具現化する戦いを、自分勝手なエゴで妨げようとするならば、破和合僧というほかありません。
今、私たち一人一人が弟子として直面している根本的命題は、果たして自分は、師匠に頼り、甘えることなく、自らが広布の全責任を担い、池田先生によって築かれた学会の異体同心の団結を守りゆく戦いをなしているのか否か、という一点なのであります。
一、池田先生は『新・人間革命』第8巻「清流」の章で、大恩ある学会に反逆する人間の内面を明快に喝破してくださっています。
「不祥事を起こし、学会に迷惑をかけて、退転していった人間は、必ずといってよいほど、学会を逆恨みし、攻撃の牙をむくものである。それは、一つには、学会を利用し、果たそうとした野望が実現できなかったことから、学会を憎悪し、嫉妬をいだくためといえる。また、不祥事を起こした、脱落者、敗北者の"負い目""劣等感"を、拭い去ろうとする心理の表れともいえる。そのためには、自己を正当化する以外にないからだ。
そこで、学会や山本伸一を『巨悪』に仕立て上げ、自分を、その被害者、犠牲者として、『悪』と戦う『正義』を演じようとするのである。この本末転倒の心の在り方を、『悪鬼入其身』というのである」
昔も、今も、未来も変わらない、反逆者の本質についての大切なご指導です。
一、その上で、私たち幹部には、そうした退転・反逆の輩による策動から、会員を守り、組織を守る使命があります。そのために御書を拝したい。
大聖人は「佐渡御書」で、悪知識の手口を、次のように看破されています。
「修羅が仏は十八界我は十九界と云ひ外道が云く仏は一究竟道我は九十五究竟道と云いしが如く」(御書961ページ)——すなわち"修羅は「仏は十八界しか説かないが、自分は十九界を説く」と言い、外道は「仏は一究竟道だが、自分たちは九十五究竟道だ」と言う"との仰せです。
なんの根拠もない、ただ数を加えたりしただけのまやかしで、人を惑わし、誑かし、退転させようとする。これが和合僧団を破壊しようとする輩の常套手段だとの仰せです。
さらに続けて大聖人は、反逆の輩の言い草を「日蓮御房は師匠にておはせども余にこはし我等はやはらかに法華経を弘むべし」(同ページ)と明らかにされています。
つまり退転者は、あたかも方法の違いのように見せかけて、実のところ、易きに流れ、批判的で賢しげな気分に溺れ、結局は、「師匠の心」から、また「異体同心の輪」から、外れてしまうのだと厳しく断罪されているのです。
今、弟子の責任で広布を担いゆく時を迎えているからこそ、こうした戒めを、強く深く命に刻んでまいりたい。
一、池田先生はご指導くださっています。「学会活動の場は、自分の生命を鍛え上げる道場です。広宣流布の使命に生きようと心を定め、自身を鍛え抜くなかに、宿命の転換もある」
このご指導の通り、いかなる時代にあっても、私たちは、広布推進の根本たる「折伏精神」と、全てを「自身の宿命転換への鍛え」であると捉える信心の一念だけは、寸毫たりとも失ってはなりません。
ゆえに、魔に付け入る隙を与えぬよう、また、それらを変毒為薬しながら、「励まし週間」などでも、活動者の方とも、折あるごとに、じっくり語り合い、「何のための戦いか」を確認し合う対話と信心指導を心掛けてまいりたい。
一、かつて先生は、日興上人が大聖人にならって6人の弟子を定め、この6人は和合して、異議があってはならないことを協議し、決定した史実を通し、ご指導くださいました。
「広宣流布のために、弟子が一致団結できるかどうか。師匠の教えのままに、生き抜けるかどうか。ここに未来の一切がかかっているのである」と。
私どもは、ただただ池田先生にご安心いただけるよう、弟子一同、一致団結して、どこまでも先生のご指導のままに生き抜き、広宣流布に邁進していこうではありませんか(拍手)。