2018年4月20日金曜日

2018.04.20 わが友に贈る

仏法は「依正不二」。
自己の変革が
周囲の環境を変える。
人間革命に挑みゆく
新たな挑戦の劇を!

庵室修復書 P1542
『はしらくちかきかべをち候へどもなをす事なくてよるひをとぼさねども月のひかりにて聖教をよみまいらせわれと御経をまきまいらせ候はねども風をのづからふきかへしまいらせ候』

【通解】
柱は朽ち、垣や壁は倒れ落ちたが、修復もしないから、夜は火を灯けなくても、月の光で聖教が読め、自分で御経を巻かなくとも、風が自然と吹き返してくれた。

〈寸鉄〉 2018年4月20日
本紙創刊記念日。全読者、無冠の友に深謝!師弟の心脈打つ紙面充実へ共に
基本を欠いたら信心は即座に崩れ去る—戸田先生行学の両輪で幸の軌道を
「千代田区婦人部の日」。首都の要に偉大な母の連帯あり!対話の花爛漫と
人生とは今日一日の事—鉄鋼王。目前の課題に挑戦!快活な祈りから出発
還付名目で銀行カードを騙し取る詐欺が急増と。注意喚起の声を絶やすな

☆世界広布新時代第33回 本部幹部会への池田先生のメッセージ
◇やさしく強く 勇気の「励ましの光」を送る
◇貴女は「一家の太陽」「地域の幸福責任者」
一、我らの5月3日「創価学会の日」、そして「創価学会母の日」を、世界の同志と一足早く、明るくにぎやかに祝賀することができました。
創価の父・牧口先生も、戸田先生も、いかばかり、お喜びでしょうか!
海外から勇んで駆けつけてくださったブラジル、インド、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国、さらにコートジボワールをはじめ、気高き求道の皆さん、本当にありがとう!(大拍手)
一、釈尊は、自らの育てのお母さんに、法華経の会座で成仏の記別を授け、「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」(一切衆生喜見如来)という名前を贈られました。
この「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」という素晴らしい名前を、御本仏・日蓮大聖人は、一人の無名のお母さんにささげられております。
夫に先立たれ、苦労して娘を育てていたお母さんです。そして、さながら不軽菩薩のように、悪口罵詈にも負けず、妙法流布に生き抜いていた女性です。
58年前の5月3日、第3代に就任した時、私が妻と誓ったことがあります。
それは——釈尊そして大聖人から「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」と記別を贈られた最も尊貴な創価の母たちが、世間から、いわれのない悪口罵詈を耐え忍んでくれている。この母たちが、日本中いな世界中から敬愛され、讃嘆される時代を必ず創り開こう! これこそ広宣流布の栄光の実像であるからだ、と。
その通りに今、人類の良識と知性が、「創価の婦人部は、世界一の幸と平和のスクラムなり」と賞讃してやまない時代に入ったではありませんか!(大拍手)

◇希望と和楽の道を
一、今日は、妻からも「『創価学会母の日』ですから何かお祝いを」と言われているので、四つの書をお届けしたいと思います。
ちょうど今、『新・人間革命』の「誓願」の章で、1982年(昭和57年)のことを執筆しておりますが、この年の11月、各地で行われていた婦人部総会を記念して、したためたものです。
初めに「福光母曲」——。
大聖人は女性門下へのお手紙で、題目の功力を譬えられ、「百千万年もの間、闇に閉ざされていた所でも、灯を入れれば明るくなる」(御書1403ページ、通解)と仰せです。
本日で震災より満2年となる熊本でも、婦人部の方々が、どれほど地域に、やさしく、また強く、勇気の励ましの光を送ってこられたことでしょうか。
試練と戦う、いずこの地でも、創価の女性たちは「あの人照らせ この人も」と「福光母の曲」を奏でてくれています。
だからこそ、「悲しみも いざ越えて」「嘆きの坂の 彼方には」、一人一人の蘇生の笑顔が広がっていくのです。
次に「広布長者家」——。
御書には、「家に讃教の勤めあれば七難必ず退散せん」(1374ページ)と示されています。
一人の「小さな太陽」が昇れば、たとえ家族が信心していなくとも、一家眷属を希望へ和楽へ栄えさせていけます。輝く地涌の人材が必ず躍り出てきます。特に、誉れ高き個人会場のご家庭は「広布長者の家」の鑑であります。心より感謝を表すとともに、改めて大切に使わせていただきたいのであります。
さらに「安穏母光」——。
今回、異体同心の団結で新出発したコートジボワールでも、今世紀の初め、内戦が勃発した後、婦人部の皆さんを中心に地区で毎日、リレー唱題を行い、国土の安穏と平和を祈り、友情と信頼の対話を粘り強く貫いてきました。
法華経の寿量品には「我が此の土は安穏にして 天人は常に充満せり」(創価学会版法華経491ページ)と説かれています。
安穏と平和の世界を広げる最も確かな力は、まさしく地域に根ざして、行学に励みゆく母たちの草の根の連帯にこそあるのです。 
来月、少人数のグループで開催される婦人部総会の大成功を皆で祈り、「地域の幸福責任者」である尊きグループ長を応援しようではありませんか!(大拍手)

◇青年部を先頭に
一、そして最後に、「春秋幸乃旅」——。
この四つの書をしたためた直後の11月18日、ここ牧口記念会館の庭園にある「二十一世紀の碑」の除幕式を行い、新世紀への誓願の旅を開始しました。
うれしいことに、当時、除幕をした創価小学生をはじめ未来部の友たちも、今、壮年部・婦人部の第一線のリーダーとして、立派に活躍してくれています。
先日、来日されたインドの大哲学者ロケッシュ・チャンドラ博士は、有名なユネスコ憲章の一節を踏まえつつ、「平和は人の心の中で生まれる」という新たな潮流を起こすことを、創価の私たちに深く望まれました。
さあ、我ら創価家族は、太陽の婦人部を中心に、そして従藍而青の青年部を先頭として、人類の平和の創造へ、「老いゆく歳も 忘れ去り」、「今日も元気で」、春秋幸の旅を! と申し上げ、私のメッセージといたします(大拍手)。