2015年10月25日日曜日

2015.10.24 わが友に贈る

因果?時の妙法だ。
今の奮闘によって
幸福と功徳の根は
揺るぎなく張っていく。
確信を抱き進もう!

報恩抄 P293
『夫れ老狐は塚をあとにせず白亀は毛宝が恩をほうず畜生すらかくのごとしいわうや人倫をや』

☆こころに響く言葉
身近なところに趣味の世界はある

趣味といっても、何も特別なものを求める必要はない。自分らしく、自然のなかに築いていくもの。
これが尊いのである。さりげないなかに、また身近なところに、趣味の世界はあるものだ。
虚飾のための趣味であっては、空しい。虚飾のため、見栄のためというなら、
趣味などないほうがましと言ってもよい。

☆随筆民衆凱歌の大行進 第28回 偉大なり多宝の輝き
◇「黄金時代」の大舞台を威風堂々と
「季節のなかでいちばん喜びをもたらしてくれるのは——
夏であり、秋であり、冬であり、春である」
十七世紀のイギリスの詩人ウィリアム・ブラウンは詠った。人生の四季も、かくありたいと思う。
この言葉を愛したアメリカの絵本作家で、九十二歳の充実の人生を生きた女性ターシャ・テューダー(一九一五〜二〇〇八年)は語っている。
「みんなが本当に欲しいのは、物ではなく心の充足です」
「心こそ大切」である。真に強く豊かな心は、どんな環境にも希望を見つけ、喜びを生み出す。
三十年近く前、愛知の岡崎市を訪問した折のことである。
三河文化会館(当時)に向かう途次、徳川家康公ゆかりの城を仰ぎつつ、しばし藤棚でも有名な岡崎公園を友と散策した。
その時、お会いした一人が、公園内で茶店を営む"多宝の母"であった。八十八歳、信心の輝きに満ちておられた。
「春夏秋冬いつまでもお達者で」——。
後で私は、この言葉を記念にお贈りした。
四季折々に暑さ寒さや嵐など試練は尽きない。人の一生も「生老病死」との戦いの連続だ。
しかし、何があっても負けることなく、「常楽我浄」の幸風を薫らせ、自他共に豊かな人生の四季を織り成していく最極の力が、妙法である。
広布の幾山河を勝ち越えてきた多宝会(東京は宝寿会、関西は錦宝会)の友の人生劇が、その何よりの実証ではないか。