新聞休刊日
高橋入道殿御返事 P1460
『まして一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき世間のをそろしさに妻子ある人人のとをざかるをばことに悦ぶ身なり』
◇人生の座標
不幸をバネに、よりいっそう強くなり、よりいっそう大きく勝利してみせる----そういう心をもつかどうかである。
思いがけない悲しみや悩みにぶつかったとき、"新たな挑戦の時がきた"と腹を決める。「苦に徹すれば珠と成る」(吉川英治)という言葉があるが、苦労を乗り越え、波潤万丈の人生を生き抜いてこそ、深みのある本物の人物ができるのである。その揺るぎない境涯にこそ本当の幸福もある。
☆100文字の幸福抄
朝の勝利は一日の勝利だ。
一日の勝利の積み重ねは、
人生の勝利につながっていく。
清清しい一日の出発こそ、
充実の人生の秘訣である。
きょう一日をどのような一日と輝かせるか。
自分自身の朝の心が、その光となる。
☆随筆民衆凱歌の大行進 No.16� 共に大勝利の万歳を!
◇人生は連続闘争
いよいよ「世界広布新時代 躍進の年」——。
「躍信」とは、目覚ましく進歩・発展することであり、勢いよく進むことである。「躍」の字には、さらに、速い、ほとばしるとの意義もあるようだ。
明年は、戸田城聖先生の生誕115周年、また学会創立85年の節を刻む。そして1月26日には、SGIの発足40周年を迎える。
勇んで戦い進んだからこそ、創価の師弟は勝ってきた。これからも断固と勝ち続けていこう!
戸田先生と同じ年に生まれたアメリカの作家トマス・ウルフは言った。
「不断の戦いの連続にこそ、人間の宗教と人間の生きた信仰はあるのです」と。
我らには、人生と広布の幾山河は、最高に価値ある「生」となりゆく証しなのだ。その連続闘争をいかに戦い切り、勝ち切っていくかである。
幾重にも意義深い一年を、世界一と輝く我らの新年勤行会から、勢いよくスタートダッシュで出発してまいりたい。
『色心の二法を妙法と開悟するを歓喜踊躍と説くなり』(P722)と、「御義口伝」には御指南されている。
われ妙法の当体なりと確信し、自身を輝かせれば、いかなる艱難をも歓喜に転じていける——これが信心の極意だ。
◇前進への3項目
"躍進の年"に向かい、三点を確認したい。
第一に「自らが変わる」ことだ。
変わるためには、行動を起こすことである。
妙法に合致して、広宣流布と立正安国の行動に打って出る時、自らの小さな殻は破られ、境涯が広々と開かれる。その一人一人の人間革命のドラマの結集こそが、"躍進の年"の勝利なのだ。
第二に、「最後まで諦めない」ことである。
人生とは、マラソンのようなものだ。苦しい逆境の日もある。途中で皆に遅れて、焦る時もあるだろう。だが、諦める必要はない。最後に勝てばよいのだ。自ら決めた誓いの道を、歯を食いしばって走り抜き、栄光のゴールに飛び込め!
自分らしく完走した人こそが、勝利の月桂冠を頭に戴くことができる。
そして第三に、「喜び勇んで進む」ことである。
我らは地涌の使命に、「躍り」「進む」のだ。
大聖人は『上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(P1300、「大悪大善御書」)と仰せである。
いかに嵐が来ようが、誉れある創価の賢者は、弾む生命で躍り出て、「幸福の大道」を駆け進むのだ。
◇光の走者たれ!
我らは"光の走者"だ。いかなる乱世の闇も打ち破り、赫々と社会を照らしながら、民衆の中へ走ろう!
友情と信頼の輪を、地域にも、職場にも、故郷にも広げゆこう!
わが敬愛する同志の皆様、この1年、本当にご苦労様! ありがとう!
お体を大切に。風邪などひかないように。聡明に、元気に、快活に、希望あふれる新春を!
我ら皆
春夏秋冬
勝ちにけり
勝利の笑顔で
新たな四季も