2013年12月24日火曜日

2013.12.23 わが友に贈る

交通事故を起こすな。
わき見・飲酒運転や
速度超過は厳禁。
賢明に意義ある
年末年始を!

弥三郎殿御返事 P1451
『但偏に思い切るべし、今年の世間を鏡とせよ若干の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり』

◇今週のことば
「陰徳あれば陽報あり」
尊き役員の皆様方の
偉大な奮闘に深謝!
無事故・健康第一で
我らは黄金の年輪を!
2013年12月16日

◇希望の明日へ
教育は、教育者自身の人格の問題が大きい。なかんずく大切なのは、人間としての謙虚さである。倣慢であっては、礼儀も愛情も伴わない。真の英知も輝かない。それでは学生が尊敬できるはずがない。ゆえに教育の実りも期待できないのである。
平5・6・30

☆女性に贈ることば 十二月二十三日
結婚が、すなわち幸福であると錯覚する人も多い。
当然、結婚は自由である。しかし、周囲の人びとの反対を押しきり、恋愛に溺れ、後悔の涙で苦しんでいる人も多くいるということを、知らねばならない。
より多くの善人、多くの友人、そして多くの先輩に囲まれて、初めて、恵まれた自分自身の発見がある。

☆今日のことば 十二月二十三日
幸福は、けっして山のかなたにはない。自己自身の内にある。しかし、坐して安閑としている自分ではなく、あくまで、かなたにあるものをめざして、けわしい尾根に挑戦し、障害を一歩一歩、克服してすすんでいる"戦う自分"の生命の躍動の内にあるのだ。

☆学園抄第13回 陰の力
◇親孝行の人たれ
学園生の陰には、親や家族がいる。創立者は折に触れ、親孝行を訴える。
「『お母さん、いつも、ごはんをつくってくれてありがとう』『お父さん、いつもお仕事をしてくれてありがとう』と真心の言葉をかけていける人になってもらいたい」
「本当の親孝行とは、諸君が負けないことです。今はどんな姿であっても、最後は、断じて勝つことです」
1970年(昭和45年)6月9日、創立者が東京校を訪れた。駆け寄ってくる生徒たち。
「お父さん、お母さんは、お元気かい?」
ある中学一年生に尋ねた。下宿生たった。
「母は元気に、毎日、仕事に頑張っています」
「お父さんは?」
「父は亡くなりました……。でも、父の分まで成長して頑張ります!」
けなげな決意を、創立者が包み込む。
「君がきっと成長し、お母さんに親孝行すると約束してください」
「はい!」
生徒の目が赤くなる。
「泣くことはないよ。皆で寮歌を歌おうよ」
♪草木は萌ゆる……
その生徒を中心に合唱。声にならない。創立者は心から歌を讃えた。
「本当によかったよ!」
この激励を原点に、生徒は勉学に励んだ。総合商社に勤務後、アニメなどの映像作品を扱う関連企業の社長に就任。世界の子どもたちへ夢を贈っている。

98年11月20日、関西校の卒業予定者と創立者の記念撮影会が京都で開かれた。
撮影が終わり、創立者の配慮で菓子が配られる。
「食べていいよ!」
和やかな雰囲気で、創立者のスピーチが始まろうとした時。
「そのせんべい、半分、分けてよ」
えっ! 突然、話し掛けられた高校三年の男子。半分を創立者に手渡す。
「君も食べて。おいしいんだよ」
創立者と1枚を分け合って食べる。"父子"のような触れ合い。
「お母さんにも持って帰ってあげてね!」
先生はご存じなんやろうか……。一年前、父を亡くした。昔から懸命に家庭を支える母に喜んでほしくて学園に入った−−。
さらに創立者のスピーチは、親と死別した中国・周恩来総理について。
「若くして、その悲しみや苦しみを早く乗り越えていった青年は、人よりも、強く、深く、大きな人生を生きられる」
大学進学後、生徒は進路に悩んだ。思い出すのは"せんべいの励まし"。先生みたいに人の心が分かる教師になろう! 今、故郷の小学校で教壇に立つ。親がいない子に寄り添う。
「人より苦労した分、強くなれるんや。僕も、尊敬する人にそう言われて頑張ってきた。お母さんを大事にするんやで」

「裏方の役割をやって、自分を支えてくれる親への感謝が深くなりました」と語る新世紀栄光班員。
おはよう隊の生徒は「お世話になっている方々への感謝を込めて、あいさつも清掃もやっています」。
学園は「ありがとう」の心に満ちている。