慌ただしい年の瀬。
身の回りの掃除や
整理整頓を価値的に。
すがすがしい心で
新しい年を迎えよう!
兵衛志殿御返事 P1091
『すこしもをそるる心なかれ過去遠遠劫より法華経を信ぜしかども仏にならぬ事これなり、しをのひるとみつと月の出づるといると夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』
◇希望の明日へ
"権力者""独裁者"は、教育の発展を恐れる。人々を無知のまま、権威に従属する存在にしておきたいからである。同様に、人間を隷属させる悪しき宗教も、教育を恐れる。そして、"教育の人"を迫害する。私が、いち早く、「教育こそ最終にして、最重要の事業」と宣言し、着々と実行してきたのも、ひとえに"真の人間"をつくりたいとの心にはかならない。
平4・5・4
☆女性に贈ることば 十二月十八日
ありがたいことに、私は妻から、愚痴らしいことを、いっさい問いたことがない。愚痴というのは、今さら言っても仕方のないことだ。「言わない」と割りきってしまえば、たいしたことではなくなる−−というのが、妻の言い分である。自己を律するその強さに、私はずいぶん支えられてきたのかもしれない。
そして妻は何ごとにも感謝を忘れない。一見悪いことのようであっても、"これでまた鍛えられる、成長できる。だからありがたいことだ"−−そう思えば、愚痴はなくなる、朗らかでいられる、と。
☆今日のことば 十二月十八日
様々な国の文化は、それぞれ異なる条件のもとに、それぞれ特有の線をもち、発展を遂げてきている。表面に現れているものは、その一部であり、そこには、それこそ無類の背景が広がっていることを知らなくてはなるまい。物事の判断は一面的であってはならない。そのためにも、絶えず相手側の立場に立っても、物事を考えられる心の広さをもちたいものだ。