白蓮Gはじめ
各種役員の皆様ありて
創価は世界の宝に!
青春の労苦に大喝采!
開目抄下 P236
『彼が為に悪を除くは即ち是れ彼が親なり能く呵責する者は是れ我が弟子駈遣せざらん者は仏法中の怨なり』
◇希望の明日へ
幹部は、それぞれの立場で広布と社会の"リーダー""将"としての使命を担いゆく方々である。つねに豊かな知恵を発揮し、人々の団結の"要"となっていかなければならない。自身の人格を立派に磨き、鍛えあげながら、"あの人がいてくれたからこそ"と敬愛されるリーダーとなるべきだ。だれに見せるためでもない。自分自身の悔いなき人生のために、真の指導者の"勲章"を、胸中に燦然と飾ってほしいのである。
☆青春抄
思いにまかせぬ境遇に陥ったとき、忍耐という勇気を決して忘れてはならない。天候に晴雨があるように、人生にもまた、必ず波がある。ときに災難にあうこともあろう。苦境に沈むときも、前途暗たんと思われるときもあるにちがいない。人は苦しいとき、それが永遠に続くように思われるものである。
しかし、雨の日が一生続いたことは、かつてなかったように、必ず晴天がその先に待っている。苦しい境遇に陥った時、若年であればあるほど、いたずらに焦慮を感じてあがくが、これは、ますます深みにはまる拙劣な徒労といえよう。これほど、青年の身心を深くいためつけるものはない。努力しても、その苦しさから脱出することができないときは、それを堂々と耐え忍ぶことを忘れてはならない。焦慮にかられて短気を起こし、自らを破滅に導くのではなく、時の過ぎるのを悠然と待つことである。
まことの忍耐は、勇気を必要とするのであって、古今の勇者は、この人生の知恵の体得者であった。青年は、忍耐すべきときには、立派に耐え忍ぶことのできる勇者であっていただきたい。どうしようもなく苦しいとき、それが永遠に続くように思われることは恐るべき錯覚である。それは後から考えれば、ほんのひと時のことにすぎない。私は将来、大事をなさんとする青年に、あせってはならない、忍耐する勇気を忘れるな、と申し上げたい。