副役職の皆様に感謝!
異体同心の奮闘ありて
広布の勢いは加速する。
それぞれの役割を明確に
仲良く共進しよう!
高橋入道殿御返事 P1460
『まして一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき世間のをそろしさに妻子ある人人のとをざかるをばことに悦ぶ身なり』
【通解】
まして、一日であろうと我が味方として心を寄せてくれる人々をどうして疎略にしようか。世間の恐ろしさに、妻子ある人々が遠ざかることをことに悦んでいるのが私の気持ちである。
名字の言 真の自由とは——松山善三監督の映画「母」に学ぶ 2020年11月4日
東北の山村に暮らす婦人を描いた、松山善三監督の「母」という映画がある。幼い5人の子がいたが、事故で全身まひとなった夫を28年間、介護した実話を基にしている▼映画では、夫をみとった翌年、婦人が「アメリカに行って自由の女神を見たい」と告げる。子らは"父の看病で村さえ出たことのない母が?"と驚いた。だが婦人は渡米を実現。帰国第一声が感慨深い。「自由の女神ちゅうから、わだす(私)は、どこへでも飛んでゆく女神かと思ったら、おらとこの田んぼよりもちいせぇ島に、ボヤーッとつっ立っているだけでねぇの……面白くもねぇ。わだすと同じだ……」と。真の自由は"どこか"ではなく、"わが胸中"にあるという意味を込めて▼ある婦人部員が病を患った。手術の成功に安堵したが、後に再発。余命宣告も受けた。看護師だった彼女は現実的な不安に襲われた▼それでも「宿命の鉄鎖に縛られる"不自由"を信心で断ち切る」と夫婦で祈り抜いた。現在、彼女は病魔に打ち勝ち、はつらつと学会活動に励み、周囲に希望を送る▼「自由」とは、快適さや享楽に満ちた"苦労のない"状態ではない。厳しい現実や宿命を見下ろしながら、悔いのない挑戦で勝利の人生を力強く切り開いていく境涯を指す。(白)
寸鉄 2020年11月4日
地涌の菩薩は「巍巍堂堂として尊高」御書。我らに破れぬ壁なし。胸を張れ
「行ずる力なくては仏力・法力は現前しない」恩師。まず一歩!勝利はここに
時は過ぎても言葉は残る—文豪。相手を思う慈愛の声掛けも。励まし益々
人々の心に平和の砦を—ユネスコ憲章の日。生命尊厳の思潮を更に世界へ
睡眠不足で高血圧・肥満・糖尿病のリスク増大と。リズム見直し健康第一で
☆忘れ得ぬ旅 太陽の心で 第10回 新潟
月刊誌「パンプキン」誌上の池田先生の連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」を紹介する本企画。今回は「新潟——共に生きるいのちの大地」〈2013年10月号〉を掲載する(潮出版社刊の同名のエッセー集から抜粋)。厳寒の試練に耐え、幾多の災害をも乗り越えてきた新潟。そこに暮らす人々には、苦境の友に同苦せずにはいられない「心の温もり」がある。人生の悩みや苦しみは、友を励ます"心の財"に変えていけることを、証明するかのように——。社会が大きな苦難に直面する今、改めてこの確信を胸に、自身の一歩から"人間革命の劇"の連鎖を起こしていきたい。
白鳥を
見つめ しばしの
語らいに
友の真心
胸に飛びたつ
実りの秋の深まりのなかで、万物はそれぞれ静かに冬支度を始めています。
それは、生きとし生けるものが、大切な家族や仲間と力を合わせ、厳しい寒さの試練に立ち向かおうとする時であり、次の世代を育てていく健気な営みの時でもあります。
毎年、この時期、天からの使者のように、白鳥たちが日本へ飛来します。その優雅な翼は、隣国ロシアの凍てつくシベリアから、四千キロもの旅路を越え来たる強さを持っています。
この白鳥たちが、はるか天空から見渡して、我らのいのちを託せると信頼を込めて舞い降りるのが、新潟の「共生の大地」なのです。
白鳥の
モットー いかにと
人 問わば
希望 希望
無限の希望と
華麗な白鳥が飛翔しゆく時には、長い助走をしてから飛ぶ、風に向かって飛ぶ、一羽でよりも皆で連携しながら飛ぶ、などの特徴が挙げられています。
人生もまた、勝利の大空への飛翔には、長い助走という忍耐、困難の風に挑む勇気、そして励まし合っていける、よき友が必要でしょう。
私は、少年少女に贈った創作童話『雪ぐにの王子さま』で、子どもたちと白鳥の交流を描き、「なにがあってもけっして あきらめないで」という希望のメッセージを綴ったことがあります。
私が創立した創価女子短期大学や創価学園に学ぶ乙女たちにとっても、白鳥は清く強き青春の舞のシンボルとなっています。
◇必ず幸福になれる
〈創価教育の創始者である牧口常三郎先生の故郷・新潟を、池田先生が初めて訪れたのは1954年(昭和29年)、厳冬の2月である。池田先生はエッセーで、訪問時に激励した乙女が、その後、周囲にも支えられ、病や経済苦を克服した蘇生のドラマを紹介。苦難を勝ち越える一人の戦いから、"人間革命の劇"が広がっていくことを綴る〉
唱歌「夏の思い出」「おかあさん」等を作詞した新潟生まれの詩人・江間章子さんは、「暗闇がどんなに深く 長くても/夜明けの来ない夜はない」と心に刻み、「生きているのはたのしい/どんな日があっても」と強調しました。
私の新潟初訪問の折、お会いした人々のなかに心臓弁膜症と闘う乙女がいました。
父や母の闘病も相次ぎ、わずかな生活費が薬代に消える貧窮と絶望の生活だったといいます。四人きょうだいの長女として、中学校を卒業して、家族のために必死に働くなかで、彼女自身も病気に罹ってしまったのです。
しかし、私は、この乙女や友と一緒に、「人生は幸せになるためにある」「どんな宿命の嵐にも絶対に勝っていける」「誰人も必ず幸福になれる」と、希望の生命哲学を真剣に学び合いました。
彼女は、多くの先輩に激励され、病気を克服していきます。そして今度は自分が、同じような悩みを抱えた友を励ましながら、共に勝ち越えていったのです。
良縁を得て、三児の母となりました。新潟中に彼女が勇気づけ、力づけてきた仲間がいます。自らの宿命に泣いていた女性たちが、地域の太陽となって皆を照らしているのです。それは、まさに"人間革命の劇"の連鎖です。
この母は語っていました。
「一つ一つの悩みも苦しみも、今では大きな宝であり、心の財産です。今の私があるのは、よき先輩と、よき友人に恵まれたからです」と。
思えば、これまで新潟は、大火、地震、雪害、水害など、大きな災害を、何度も何度も乗り越えてきました。だからこそ、新潟には、いずこにもまして、苦境の友に同苦せずにはいられない心の温もりがあります。
〈その一例として池田先生は、東日本大震災の直後、1万5000個のおにぎりを作って被災地に届けた真心の行動に触れ、苦しむ人を支え、その苦悩から救うのは同苦の心であるとした〉
◇教育の要諦は愛情
〈新潟には「米百俵」の故事がある。明治初期、戊辰戦争に敗れ焼け野原となった長岡藩が、窮迫する中にあって、支援された米百俵を、学校を開設する資金にしたという話だ。新潟は、丹精込めて稲を育てる日本随一の米どころであり、"人間教育"を重視する〉
新潟の大地に光り輝く棚田や田園の風景を、私は忘れることができません。日本第一の米作りをはじめ、新潟の農は、日本の食を支え、いのちを支えてくれています。
一粒一粒、一品一品に、どれだけの労苦と努力がこめられていることか。私も海苔の養殖・製造を生業とした家の子として、農漁業を営む方々に、なかんずく、その要である女性の皆さんに感謝と敬意を捧げてやみません。
それとともに、新潟は、有名な「米百俵」の故事に見られるように、頭と心と体を健やかに伸ばす"人間教育"を重んずる風土でもあります。
私が見守ってきた青年たちも立派に成長し、「新潟に誇りあり」と胸を張って、社会に貢献しています。
新潟出身の漢学者・諸橋轍次氏は、教育の要諦は「愛情」すなわち「愛ずる心」であり、「相手の『芽』の出るのを助ける」ことだと示しました。その何よりの模範を母の純粋な慈愛に見出し、それが最初に子どもに力を贈り、そして世の中を動かすとしたのです。
新潟の母たち、女性たちが体現している「いのちを慈しむ心」こそが、万物を育みゆく「共生の大地」ではないでしょうか。
新潟に
金の家あり
母の曲
(『忘れ得ぬ旅 太陽の心で』第2巻所収)
2020年11月4日水曜日
2020年11月3日火曜日
2020.11.03 わが友に贈る
対話を尊ぶ文化には
限りない発展がある。
「相手から学ぼう」
との謙虚な姿勢で
心通う語らいを!
上野殿後家尼御返事 P1504
『夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はずただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふこれにまよふを凡夫と云う』
【通解】
およそ、浄土といっても、地獄といっても、それはどこか他のところにあるものではありません。ただ私たちの胸の間(生命の中)にあるのです。
これをさとった者を仏といい、これに迷うのを凡夫というのです。
名字の言 「ラッセル=アインシュタイン宣言」が生まれた"いきさつ" 2020年11月3日
哲学者ラッセルはかつて、英国の番組で、「人類の危機」と題して核兵器の脅威を語った。反響の大きさを感じた彼は、この「人類の危機」を基にした声明の発表を考案。賛同の署名を科学者に呼び掛けた▼彼がアインシュタイン博士から、声明に同意する書簡を受け取ったのは、博士が亡くなった直後のこと。20世紀最大の物理学者が生涯の最後に行った仕事の一つが、核兵器と戦争の根絶を訴えた声明に賛同する手紙を書くことだった▼声明は「ラッセル=アインシュタイン宣言」の名で知られる。発表に至るまでに、ラッセルはロシア・アカデミーの会員とも書簡を交わした。宣言は政治体制を超えて、多くの科学者と粘り強く対話を重ねたことで生まれた(『ラッセル自叙伝�』理想社)▼署名者の一人であるロートブラット博士は、池田先生との対談で、「連帯すれば、世界を変えていける」と強調した。明年1月の発効が決まった核兵器禁止条約も、採択への道を開く大きな力となったのは、被爆者やICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)をはじめとする「市民の連帯」である▼対話を通して、平和建設の「行動の連帯」を幾重にも広げたい。それは、核兵器廃絶に生涯をささげた先人たちの苦闘に報いる、私たちの責務でもある。(芯)
寸鉄 2020年11月3日
「足は経なり」御聖訓。弾む心で同志のもとへ!会って語れば喜びは倍加
創価文化の日。人間主義の花咲かせる文化・教育・国際本部の友に福徳薫れ
会合での話は要点を絞り明快に。入念な準備と深き祈りで。試練の今こそ
ボランティア活動は心身に好影響と。利他の心で走る学会活動こそ無上道
有名企業騙る模倣サイトの問題急増。不自然な安さ等に注意。甘い話は罠
☆心に御書を 第84回 何があっても恐れなく!
〈御文〉
『さいはいは愛染の如く福は毘沙門の如くなるべし、いかなる処にて遊びたはぶるとも・つつがあるべからず遊行して畏れ無きこと師子王の如くなるべし』(経王殿御返事、1124ページ)
〈通解〉
幸せは愛染明王のように、福徳は毘沙門天のように備わっていくだろう。どのようなところに遊び戯れていても、災難のあるはずがない。悠々と自在に振る舞って恐れのないことは、師子王のようであろう。
◇池田先生が贈る指針
幼子の病と闘う一家への御聖訓である。勇気の信心があれば、病魔にも断じて負けない。禍も幸いに転じられると励ましてくださっている。 何があっても、師子王が遊行するごとく「衆生所遊楽」の大境涯を開きゆける信仰だ。その極意が題目の師子吼である。
恐れなき「師子王の心」で、創価家族は悠然と共進!
☆大学校生とナットクTALK テーマ:会合への参加
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「会合への参加」。大学校の会合を行うことになり、中村区男子部大学校団長はメンバーに電話で連絡します。
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。33歳。
野沢ニュー・リーダー 社会人5年目の27歳。10月から部署異動になり、慣れない仕事に奮闘中。
Q「勝ち取る」という意味は?
Aその挑戦に自身の成長がある
中村区男子部大学校団長 野沢君、新しい部署に異動したばかりで大変だと思うけど、来週、大学校の定例会は参加できそうかな?
野沢ニュー・リーダー 定時に仕事が終われば、大丈夫なんですが……。また当日、連絡します。
中村 ありがとう。野沢君が会合参加を勝ち取れるよう、真剣に祈っていくよ。
野沢 「勝ち取る」ですか……? 時々、先輩たちも「参加を勝ち取った」って言いますけど、どういう意味なんでしょうか。
中村 確かに気になるよね。こんなところにも「勝つ」っていう言葉が入るなんて(笑い)。僕も入会した頃、不思議に思ったよ。会合はできるなら参加したいけど、疲れてる時も、忙しい時もあるからね。
野沢 そうです。僕が、もっと頑張れればいいんでしょうけど。
中村 その思いが、とても素晴らしいよ。そして野沢君が言ったことが、そのまま答えでもある。「疲れた」「忙しい」という自分自身の後ろ向きな心を乗り越える。その結果として、会合参加を「勝ち取る」ことができる。
野沢 疲れはともかく、忙しさはどう挑戦したら……。
中村 池田先生は小説『新・人間革命』に、こう書かれているよ。「多忙ななかで、いかに時間をつくりだすかが既に戦いなんです。少しでも早く、見事に仕事を仕上げて活動に出ようと、必死に努力することから、仏道修行は始まっています。自分の生命が鍛えられているんです」
野沢 確かに戦いですね。僕に勝てるかな……。
中村 不安に思う必要はないよ。先生は小説『新・人間革命』の中で、会合開始時間を過ぎても会場に向かう青年の熱意を、こうたたえている。「大切なのは、その心である。たとえ、会合は始まっていても、一分でも、一秒でも早く、会場に到着し、少しでも多くのものを吸収しようという一念が、人を成長させるのである」
野沢 結果はどうあれ、「集おう」という心が大切なんですね。
中村 うまくいくことも、いかないこともある。でも挑戦した分、必ず成長している。心は目に見えないけど、行動に表れる。職場でも私生活でも、その真剣な一念が行動に表れて、信頼を築けるんだ。
野沢 「時間があれば」っていう姿勢ではなく、「時間をつくる」挑戦をしたかどうか、ですね。
中村 そう。御書には「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」(329ページ)とある。現実社会で信心を磨く努力の功徳は大きい。一緒に挑戦していこう!
限りない発展がある。
「相手から学ぼう」
との謙虚な姿勢で
心通う語らいを!
上野殿後家尼御返事 P1504
『夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はずただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふこれにまよふを凡夫と云う』
【通解】
およそ、浄土といっても、地獄といっても、それはどこか他のところにあるものではありません。ただ私たちの胸の間(生命の中)にあるのです。
これをさとった者を仏といい、これに迷うのを凡夫というのです。
名字の言 「ラッセル=アインシュタイン宣言」が生まれた"いきさつ" 2020年11月3日
哲学者ラッセルはかつて、英国の番組で、「人類の危機」と題して核兵器の脅威を語った。反響の大きさを感じた彼は、この「人類の危機」を基にした声明の発表を考案。賛同の署名を科学者に呼び掛けた▼彼がアインシュタイン博士から、声明に同意する書簡を受け取ったのは、博士が亡くなった直後のこと。20世紀最大の物理学者が生涯の最後に行った仕事の一つが、核兵器と戦争の根絶を訴えた声明に賛同する手紙を書くことだった▼声明は「ラッセル=アインシュタイン宣言」の名で知られる。発表に至るまでに、ラッセルはロシア・アカデミーの会員とも書簡を交わした。宣言は政治体制を超えて、多くの科学者と粘り強く対話を重ねたことで生まれた(『ラッセル自叙伝�』理想社)▼署名者の一人であるロートブラット博士は、池田先生との対談で、「連帯すれば、世界を変えていける」と強調した。明年1月の発効が決まった核兵器禁止条約も、採択への道を開く大きな力となったのは、被爆者やICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)をはじめとする「市民の連帯」である▼対話を通して、平和建設の「行動の連帯」を幾重にも広げたい。それは、核兵器廃絶に生涯をささげた先人たちの苦闘に報いる、私たちの責務でもある。(芯)
寸鉄 2020年11月3日
「足は経なり」御聖訓。弾む心で同志のもとへ!会って語れば喜びは倍加
創価文化の日。人間主義の花咲かせる文化・教育・国際本部の友に福徳薫れ
会合での話は要点を絞り明快に。入念な準備と深き祈りで。試練の今こそ
ボランティア活動は心身に好影響と。利他の心で走る学会活動こそ無上道
有名企業騙る模倣サイトの問題急増。不自然な安さ等に注意。甘い話は罠
☆心に御書を 第84回 何があっても恐れなく!
〈御文〉
『さいはいは愛染の如く福は毘沙門の如くなるべし、いかなる処にて遊びたはぶるとも・つつがあるべからず遊行して畏れ無きこと師子王の如くなるべし』(経王殿御返事、1124ページ)
〈通解〉
幸せは愛染明王のように、福徳は毘沙門天のように備わっていくだろう。どのようなところに遊び戯れていても、災難のあるはずがない。悠々と自在に振る舞って恐れのないことは、師子王のようであろう。
◇池田先生が贈る指針
幼子の病と闘う一家への御聖訓である。勇気の信心があれば、病魔にも断じて負けない。禍も幸いに転じられると励ましてくださっている。 何があっても、師子王が遊行するごとく「衆生所遊楽」の大境涯を開きゆける信仰だ。その極意が題目の師子吼である。
恐れなき「師子王の心」で、創価家族は悠然と共進!
☆大学校生とナットクTALK テーマ:会合への参加
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「会合への参加」。大学校の会合を行うことになり、中村区男子部大学校団長はメンバーに電話で連絡します。
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。33歳。
野沢ニュー・リーダー 社会人5年目の27歳。10月から部署異動になり、慣れない仕事に奮闘中。
Q「勝ち取る」という意味は?
Aその挑戦に自身の成長がある
中村区男子部大学校団長 野沢君、新しい部署に異動したばかりで大変だと思うけど、来週、大学校の定例会は参加できそうかな?
野沢ニュー・リーダー 定時に仕事が終われば、大丈夫なんですが……。また当日、連絡します。
中村 ありがとう。野沢君が会合参加を勝ち取れるよう、真剣に祈っていくよ。
野沢 「勝ち取る」ですか……? 時々、先輩たちも「参加を勝ち取った」って言いますけど、どういう意味なんでしょうか。
中村 確かに気になるよね。こんなところにも「勝つ」っていう言葉が入るなんて(笑い)。僕も入会した頃、不思議に思ったよ。会合はできるなら参加したいけど、疲れてる時も、忙しい時もあるからね。
野沢 そうです。僕が、もっと頑張れればいいんでしょうけど。
中村 その思いが、とても素晴らしいよ。そして野沢君が言ったことが、そのまま答えでもある。「疲れた」「忙しい」という自分自身の後ろ向きな心を乗り越える。その結果として、会合参加を「勝ち取る」ことができる。
野沢 疲れはともかく、忙しさはどう挑戦したら……。
中村 池田先生は小説『新・人間革命』に、こう書かれているよ。「多忙ななかで、いかに時間をつくりだすかが既に戦いなんです。少しでも早く、見事に仕事を仕上げて活動に出ようと、必死に努力することから、仏道修行は始まっています。自分の生命が鍛えられているんです」
野沢 確かに戦いですね。僕に勝てるかな……。
中村 不安に思う必要はないよ。先生は小説『新・人間革命』の中で、会合開始時間を過ぎても会場に向かう青年の熱意を、こうたたえている。「大切なのは、その心である。たとえ、会合は始まっていても、一分でも、一秒でも早く、会場に到着し、少しでも多くのものを吸収しようという一念が、人を成長させるのである」
野沢 結果はどうあれ、「集おう」という心が大切なんですね。
中村 うまくいくことも、いかないこともある。でも挑戦した分、必ず成長している。心は目に見えないけど、行動に表れる。職場でも私生活でも、その真剣な一念が行動に表れて、信頼を築けるんだ。
野沢 「時間があれば」っていう姿勢ではなく、「時間をつくる」挑戦をしたかどうか、ですね。
中村 そう。御書には「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」(329ページ)とある。現実社会で信心を磨く努力の功徳は大きい。一緒に挑戦していこう!
2020年11月2日月曜日
2020.11.02 わが友に贈る
◇今週のことば
創立の志は
「一人立つ精神」にあり。
わが誓願の本舞台で
新たな挑戦を勇敢に!
広宣流布の闘士たれ。
2020年11月2日
四条金吾御書 P1175
『なによりも承りてすずしく候事はいくばくの御にくまれの人の御出仕に人かずにめしぐせられさせ給いて、一日二日ならず御ひまもなきよしうれしさ申すばかりなし』
【通解】
何よりもうかがって爽快であることは、ずいぶん御主君から憎まれたあなたが、その主君の出仕の人数の内に召し具され、しかも一日・二日ではなく毎日御暇もない由、嬉しくて言いあらわせないほどである。
名字の言 映画評論家・淀川長治さんは人前で話すのが苦手だった 2020年11月2日
生涯、映画の魅力を伝え続けた淀川長治さん。専門的な知識もさることながら、テレビの向こう側から直接語り掛けてくる独特な話し方で、多くの人に親しまれた▼そんな淀川さんも、若い頃は人前で話すことが苦手だった。だが、映画から学んだ「他人歓迎」との精神を信条にしてからは、だんだん物おじしなくなっていったという。「話し相手を他人と思わなければ、不思議と言葉はスラスラと出るもんです」(荒井魏著『映画少年・淀川長治』岩波ジュニア新書)と▼相手を他人と思わない——「人を励ます」という行為においても、不可欠の観点であろう。友の悩みを"ひとごと"ではなく"わがこと"と捉えるからこそ、心に響く声を率直に届けることができる。苦悩の打開へ、共に祈ることができる▼日蓮大聖人は「自他彼此の心なく」(御書1337ページ)と信心の団結の要諦を教えられた。自分と他人を分け隔てせず、互いを受け入れ、励まし合う中で、麗しい絆が結ばれていく。その連帯が広がれば、地域も社会もいっそう輝きを増していくに違いない▼いよいよ90周年の「創立の月」11月を迎えた。地域の友に一人ももれなく励ましを送り、共に広布に歩んでいきたい。皆がこの時に巡り合った、かけがえのない同志である。(値)
寸鉄 2020年11月2日
栄光の100周年へ総立ちの幹部会。希望の世紀、民衆勝利の時代を我らから!
創価班の日。吼えてこそ師子。精鋭よ拡大の先陣を切れ!山本伸一の如く
平坦な道を歩いて宿命転換などできるか—恩師。苦難は誉れ。負けじ魂で
人間はやらなかったことに後悔する傾向と。今日も全力で。前進また前進
最近見た偽報道、最多はコロナ関連と。拡散で嘘は増長。出所の確認必ず
☆2021年の活動テーマ 「希望・勝利の年」
グローバル化やネットワーク社会の拡大が目覚ましい進展を遂げた現代にあって、新型コロナウイルスという未聞の試練に、人類は立ち向かっている。あらゆる差異を超えて万人に仏性を見いだし、「自他共の幸福」を標榜する日蓮大聖人の仏法、創価の人間主義が、分断を協調へ、孤独を連帯へと転じゆく希望の光源として、今ほど希求される時はない。
「創立90周年から100周年への10年は、一人一人が『人間革命』の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる『大悪』も『大善』に転じて、いよいよ人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります」(「世界広布新時代第46回本部幹部会」へのメッセージ)
「聖教新聞創刊70周年」「大阪の戦い65周年」、さらに「壮年部結成55周年」「婦人部・男女青年部結成70周年」の節目を刻む明2021年は、今後10年にわたる「勝負の時」の勢いを決する最重要の一年である。
希望あるところに勝利があり、勝利あるところに希望がある。
「地涌の使命」という無限の希望に生き抜く一人一人が、わが本舞台で勝利し、地域を、社会を、希望の光で照らしていきたい。そこに広宣流布があり、立正安国がある。
そこで、2021年はテーマを「希望・勝利の年」と掲げ、新たな活動様式も取り入れながら、広布を断固として前進させゆく一年としてまいりたい。
さらに、青年こそ未来への希望であり、未来の勝利そのものである。かけがえのない後継の宝である青年部・未来部を、一騎当千の人材へと各部一体で育んでいく。
1.希望の語らい——「私の対話拡大」で立正安国の勝利劇を!
「広宣流布に生きる人の胸には、歓喜の火がある。どんな試練の烈風も、その火を消すことはできない。むしろ、その火は、風が激しさを増せば増すほど、いや増して燃え盛るのだ。そして、ますます鮮烈に、希望を照らし出すのである。信仰ある限り希望がある」(小説『新・人間革命』第26巻「厚田」の章)
○皆が対話拡大・友好交流に果敢に挑戦し、自分が縁する近隣・地域・職場に、大きく友情と仏縁を広げよう。遠方の親戚との交流・対話にも力を入れよう。
○青年部を先頭に折伏・弘教に挑戦しよう。「モバイルSTB」や「SOKAnet」で配信されている動画等も活用し、学会理解を広げよう。
○自他共の幸福の道を示す聖教新聞を拡大し、創刊70周年を荘厳しよう。
2.希望の励まし——「私の訪問激励」でわが地区を勝利城に!
「伸一は常に、"どうすれば皆が喜び、勇気をもって信仰に励めるのか""明るく元気に頑張れるのか"を考え続けていた。彼の一念も、行動も、日々、友への励ましに貫かれていた。励ましとは、安心と希望と勇気を与えることである」(同第21巻「共鳴音」の章)
○訪問激励に全力で動こう。"リーダーは会合と個人指導の比率を2対8に"との指針を今こそ実践し、「励まし週間」を軸に、一人一人の状況に配慮しつつ、励ましを送ろう。
○一対一の激励を通して、わが地区の座談会の参加者、対話拡大に挑戦する活動者を増加させよう。皆が前進を決意し合えるよう、「信仰の体験」と「信心の確信」を語り合う充実の座談会にしよう。
○"新たな青年学会の建設"を掲げて開催される「青年部幹部会」を通して、各部一体で青年部を育成しよう。
○「創価学会永遠の五指針」の第一である「一家和楽の信心」を大事にし、家族での語らい、青年部・未来部の信心継承にも力を入れよう。
3.希望と勝利の源泉——小説『新・人間革命』を学ぼう!
「(小説『新・人間革命』の執筆は)一日一日が、全精魂を注いでの真剣勝負となった。全国、全世界の各地で、健気に信心に励む宝の同志を思い浮かべながら、生命の言葉を紡ぎ出し、一人ひとりに励ましの便りを送る思いで推敲を重ねた。それはまた、わが胸中の恩師と対話しながらの作業でもあった。『創価の精神を伝え残せ! この世の使命を果たし抜くのだ!』——脳裏に先生の声がこだまする。疲れが吹き飛び、勇気が湧いた」(同第30巻<下>「あとがき」)
○小説『新・人間革命』の熟読・研さんに、これまで以上に力を入れよう。「聖教電子版」なども活用し、『新・人間革命』に触れる機会を増やし、師弟の道を日々、学ぼう。
○訪問激励など一対一の語らいの中で、『新・人間革命』の一節を紹介・引用し、熟読・研さんに挑戦するメンバーを増やそう。学会活動の実践を通して、共に自身の人間革命に挑戦しよう。
○御書根本に人間主義の仏法の研さんに力を入れ、「行学の二道」に挑戦する人材の増加を目指そう。破邪顕正の教宣活動も着実に進めよう。
☆心に御書を 第83回 言葉に真心を乗せる秋
〈御文〉
『文字は是一切衆生の心法の顕れたる質なりされば人のかける物を以て其の人の心根を知って相する事あり』(諸宗問答抄、380ページ)
〈通解〉
文字というのは一切衆生の心法があらわれた姿なのである。それゆえに、人の書いたものをもって、その人の心根を知って判断することがある。
◇池田先生が贈る指針
仏法の世界は、文字・言葉・声を大切にする。人を幸福にする力があるからだ。御書を根本に、学会は一貫して「文字・活字文化」に貢献する。「心に読書と思索の暇を」とは不変の指針である。
良書を大いに読もう!
言論の真偽と正邪を鋭く見極めよう!
励ましの真心を乗せ、希望と勇気と蘇生の言葉を広げる秋に!
☆ロータスラウンジ 第19回 安楽行品第十四
◇「安楽行品」の根本
◇「難即安楽」の悠々たる大境涯をつくること
法華経について、皆で学び、深めよう——「ロータスラウンジ——法華経への旅」の第19回は、「安楽行品第十四」です(前回は9月29日付。原則、月1回掲載)。
■大要
文殊師利菩薩が、悪世で法華経を修行する方法を問います。それに応え、釈尊が4種の修行法(四安楽行)を教えます。それでは内容を追ってみましょう。
●シーン1
文殊師利菩薩が質問します。
「悪世末法で法華経を、どのように説き弘めれば良いのでしょうか」
釈尊が答えます。
「菩薩が悪世で法華経を説こうと思うのなら、4種の修行法を実践しなさい」
具体的に「身」「口」「意」「誓願」の4種の「安楽行」が説かれていきます。この品にある「安楽」について天台大師は、「安」とは「不動」、「楽」とは「心に憂悩無き」ことと記しています。つまり安楽行とは、楽な修行ではなく、何があっても動じない安楽な境涯になることを表しています。
一つ目の「身安楽行」は、身を安定させ、10種の悪縁を避け、静寂な所で修行することです。これには「行処(振る舞い)」と「親近処(人との交際)」の二つがあり、経典には次のように記されています。
「忍耐強く、柔和で、乱暴でなく、恐れおののくことなく、何ものにもとらわれず、思い上がることもなく、物事をありのままに見て、みだりに決めつけることがない——これが菩薩の行処である」と、心を安定させることを説きます。
「『権力者のところや、外道を説く者、遊興の場所、小乗の教えを説く者などに近づいてはならない』『男性は女性に、やましい心をもって法を説いてはならない』『静かな所で瞑想にふけり、心を整えることである』等々——これが菩薩の親近処である」と、仏道の志をくじけさせるような誘惑には、近づくなと教えます。
更に「『一切は空であるから、有であるとか無であるとか、とらわれの心で見てはいけない』——これが菩薩の第2の親近処である」と、偏見や邪見にとらわれてはならないと説きます。
続いて「口安楽行」です。経典にはこうあります。
「経典や法師の悪口を言ってはいけない」
「他人の、ここが好きとか嫌いとか、ここがいいとか悪いとか言ってはいけない」
「名前をあげて人をけなしたり、ほめたりしてはいけない」
「質問を受けたら、小乗の教えではなく、大乗の教えによって答え、一切のありのままを知る智慧を得させよ」等々、他人や他の経典を、みだりにけなしたり、ほめたりせず、平穏な気持ちで説き諭すことを教えます。
続いて「意安楽行」です。経典にはこう記されています。
「法華経を説くにあたっては、嫉み、怒り、驕り、へつらい、いつわりの心を抱いてはならない」
「仏法を学ぼうとする人をバカにしたり、悩ませたり、疑いを起こさせてはいけない」
「法を弘める人を尊敬しなくてはならない」
「法を説く相手が、深く法を愛しているから、その人には多く説き、そうでない人には少なく説く、ということがあってはならない」等々、嫉妬や慢心やおもねりの心を抱かず、争論を避けて経を持ち、読み、説くことを教えます。
続いて「誓願安楽行」です。経典には次のようにあります。
「法華経を受持する者は、人々に大慈大悲の心を起こし、『ああ、この人は、仏が、この人にふさわしいように法を説いてくださっているのを、聞かず、知らず、信ぜず、理解しようともしないけれども、私が最高の境地を得た時、私は、どこにいようとも、この人を仏法から離れないようにさせよう』と思いなさい」
大慈大悲の心で、衆生救済の誓願を立て、修行することが、四つ目の「誓願安楽行」です。
更に「『誓願安楽行』を成し遂げようとする者は、諸天善神が昼夜にわたって常に守護するのである。
それは、法華経が、過去・現在・未来の諸仏が神力をもって守る法であるからである」と、法華経の修行者に対する諸天の加護を約束しています。
●シーン2
釈尊が語り掛けます。
「文殊師利菩薩よ。この法華経を聞くことはおろか、受持することは得難いものである」
ここから「髻中明珠の譬え」が説かれます。
——転輪聖王は、兵士たちの武勲に対して、武具や田畑や家や財宝など、あらゆる物を褒美として与えていた。ただし、髻(髪を頭の上で束ねた部分)の中の明珠だけは、だれにも与えなかった。
なぜなら、この明珠は、王の頭上に、ただ一つだけあり、もしこれをだれかに与えれば、家臣たちは大いに驚いて怪しむだろうからである。
しかし、本当に大きな功労があった者には、王は喜んでこの髻中の明珠を与えるであろう——と。
この説話を語り、釈尊はその真意を述べます。
「仏もまた同じである。三界(六道の迷いの衆生の住む世界)の大法王となって、一切衆生を教え導くのです。
賢聖の軍勢が、五陰魔・煩悩魔・死魔と戦い、三毒を滅して、一切の魔を打ち破るのを見て、仏は歓喜して、一切世間に怨多くして信じ難い(「一切世間多怨難信」)、これまで説いたことのない法華経を説くのです」
「文殊師利菩薩よ。仏も、第一の法華経を長い間、だれにも与えず胸中に秘めてきた。
それを今初めて、あなたたちのために説くのである」
法華経に巡り合い、実践者となることの偉大さを教えています。
更に続く偈文では、法華経の実践者の境涯が記されています。
「常に憂悩無く 又病痛無く」
「刀杖も加えず 毒も害すること能わじ」
「遊行するに畏れ無きこと 師子王の如く 智慧の光明は 日の照らすが如くならん」
法華経を実践していくならば、師子王のように勇敢に、そして太陽のごとく世界を智慧の光で照らしていくことができるのです。
【『法華経の智慧』から】 究極の「積極的人生」
日蓮大聖人は明快に仰せです。「今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり」(御書750ページ)
「難と戦うこと」が「安楽」である、と。「難即安楽」。この悠々たる大境涯をつくるのが、安楽行品の根本です。
◇
ありのままの自分で、「ああ本当に満足だ」「我が人生は大勝利だ」となるのが信心です。それが「安楽」です。人間は、だれでも幸福を求めている。本当の揺るぎない安楽を求めている。ある人は、それを「蔵の財」に求め、ある人は、地位とか健康とかの「身の財」に求める。しかし、本当の幸福は「心の財」にある。その実体は「信心」という大境涯です。
◇
難を避け、苦しみを避けて、何か、こそこそと生きていくような弱々しい生命ではないのです。「さあ何でもこい!」と。「さあ、また山を越えるぞ! 山を越えた分、また人生を大きく楽しめるんだ。多くの人を救えるんだ」と。究極の「積極的人生」が大聖人の仏法です。(普及版<中>「安楽行品」)
【コラム】 輪宝——われらが発する言語音声
全世界を統治するとされる理想の指導者・転輪聖王は、天から輪宝という武器を授かり、国土を支配するとされます。釈尊は法輪、つまり教えを転じ伝え(転法輪)、悪を砕き、人々を救っていくとされます。
日蓮大聖人は「転輪聖王が具えている輪宝とは、我らが発するところの言語音声である。この音声の輪宝とは、南無妙法蓮華経のことである」(御書733ページ、通解)と仰せです。
大聖人とその門下は、題目の声で広宣流布を進めるのです。それは励ましであり言論戦です。
池田先生は「一軒また一軒、こつこつと激励や弘教に歩く。一人また一人と、友から友に仏法を語っていく——。その行動こそ『転法輪』です。妙法を世界に転じ広げゆく『広布の転輪聖王』の行動です。その福徳は永遠です」と語っています。妙法を持った私たちは、縦横無尽に仏法を語り広げていきましょう。
☆11・2「創価班の日」を記念する正義の師子の拡大期間 明年1月6日まで
11・2「創価班の日」44周年を記念する「新時代の創価灯たれ! 正義の師子の拡大期間」が11月2日からスタートする(明年1月6日まで)。
「輸送班」を発展的に解消し、新たな人材グループが発足したのは1976年11月2日。この日、池田大作先生はペンを走らせ、「創価班」の文字を認めた。
「この名前の意味は、創価学会の精鋭中の精鋭として、学会のすべてを運営し、広宣流布の一切を推進していくということだ」(小説『新・人間革命』「厳護」の章)
翌77年1月6日、本格的な出発となった第1回創価班総会に出席した先生は、「人間の進むべき針路を示す」という学会の役割に触れ、万感の期待を寄せた。「『創価班』は、その学会の"希望の灯"であり、"創価灯"であります。まさに、諸君こそが、学会という灯台の光源であることを忘れないでいただきたい」(同)
以来、師の心を胸に、あらゆる拡大戦の先駆を切ってきた創価班。広布の全責任を担い立つ地涌の連帯は、今や世界五大州を照らす存在として輝いている。
記念期間では、限界突破の弘教・聖教拡大に挑戦。一対一の励ましに総力を挙げ、次代を担う人材の裾野を大きく広げる。
安原委員長は語る。「明年の結成45周年に向け、一人一人が『新・人間革命の世紀』を創る山本伸一との自覚を胸に、一人立つ創価班精神をみなぎらせ、広布拡大の突破口を開いてまいります!」
創立の志は
「一人立つ精神」にあり。
わが誓願の本舞台で
新たな挑戦を勇敢に!
広宣流布の闘士たれ。
2020年11月2日
四条金吾御書 P1175
『なによりも承りてすずしく候事はいくばくの御にくまれの人の御出仕に人かずにめしぐせられさせ給いて、一日二日ならず御ひまもなきよしうれしさ申すばかりなし』
【通解】
何よりもうかがって爽快であることは、ずいぶん御主君から憎まれたあなたが、その主君の出仕の人数の内に召し具され、しかも一日・二日ではなく毎日御暇もない由、嬉しくて言いあらわせないほどである。
名字の言 映画評論家・淀川長治さんは人前で話すのが苦手だった 2020年11月2日
生涯、映画の魅力を伝え続けた淀川長治さん。専門的な知識もさることながら、テレビの向こう側から直接語り掛けてくる独特な話し方で、多くの人に親しまれた▼そんな淀川さんも、若い頃は人前で話すことが苦手だった。だが、映画から学んだ「他人歓迎」との精神を信条にしてからは、だんだん物おじしなくなっていったという。「話し相手を他人と思わなければ、不思議と言葉はスラスラと出るもんです」(荒井魏著『映画少年・淀川長治』岩波ジュニア新書)と▼相手を他人と思わない——「人を励ます」という行為においても、不可欠の観点であろう。友の悩みを"ひとごと"ではなく"わがこと"と捉えるからこそ、心に響く声を率直に届けることができる。苦悩の打開へ、共に祈ることができる▼日蓮大聖人は「自他彼此の心なく」(御書1337ページ)と信心の団結の要諦を教えられた。自分と他人を分け隔てせず、互いを受け入れ、励まし合う中で、麗しい絆が結ばれていく。その連帯が広がれば、地域も社会もいっそう輝きを増していくに違いない▼いよいよ90周年の「創立の月」11月を迎えた。地域の友に一人ももれなく励ましを送り、共に広布に歩んでいきたい。皆がこの時に巡り合った、かけがえのない同志である。(値)
寸鉄 2020年11月2日
栄光の100周年へ総立ちの幹部会。希望の世紀、民衆勝利の時代を我らから!
創価班の日。吼えてこそ師子。精鋭よ拡大の先陣を切れ!山本伸一の如く
平坦な道を歩いて宿命転換などできるか—恩師。苦難は誉れ。負けじ魂で
人間はやらなかったことに後悔する傾向と。今日も全力で。前進また前進
最近見た偽報道、最多はコロナ関連と。拡散で嘘は増長。出所の確認必ず
☆2021年の活動テーマ 「希望・勝利の年」
グローバル化やネットワーク社会の拡大が目覚ましい進展を遂げた現代にあって、新型コロナウイルスという未聞の試練に、人類は立ち向かっている。あらゆる差異を超えて万人に仏性を見いだし、「自他共の幸福」を標榜する日蓮大聖人の仏法、創価の人間主義が、分断を協調へ、孤独を連帯へと転じゆく希望の光源として、今ほど希求される時はない。
「創立90周年から100周年への10年は、一人一人が『人間革命』の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる『大悪』も『大善』に転じて、いよいよ人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります」(「世界広布新時代第46回本部幹部会」へのメッセージ)
「聖教新聞創刊70周年」「大阪の戦い65周年」、さらに「壮年部結成55周年」「婦人部・男女青年部結成70周年」の節目を刻む明2021年は、今後10年にわたる「勝負の時」の勢いを決する最重要の一年である。
希望あるところに勝利があり、勝利あるところに希望がある。
「地涌の使命」という無限の希望に生き抜く一人一人が、わが本舞台で勝利し、地域を、社会を、希望の光で照らしていきたい。そこに広宣流布があり、立正安国がある。
そこで、2021年はテーマを「希望・勝利の年」と掲げ、新たな活動様式も取り入れながら、広布を断固として前進させゆく一年としてまいりたい。
さらに、青年こそ未来への希望であり、未来の勝利そのものである。かけがえのない後継の宝である青年部・未来部を、一騎当千の人材へと各部一体で育んでいく。
1.希望の語らい——「私の対話拡大」で立正安国の勝利劇を!
「広宣流布に生きる人の胸には、歓喜の火がある。どんな試練の烈風も、その火を消すことはできない。むしろ、その火は、風が激しさを増せば増すほど、いや増して燃え盛るのだ。そして、ますます鮮烈に、希望を照らし出すのである。信仰ある限り希望がある」(小説『新・人間革命』第26巻「厚田」の章)
○皆が対話拡大・友好交流に果敢に挑戦し、自分が縁する近隣・地域・職場に、大きく友情と仏縁を広げよう。遠方の親戚との交流・対話にも力を入れよう。
○青年部を先頭に折伏・弘教に挑戦しよう。「モバイルSTB」や「SOKAnet」で配信されている動画等も活用し、学会理解を広げよう。
○自他共の幸福の道を示す聖教新聞を拡大し、創刊70周年を荘厳しよう。
2.希望の励まし——「私の訪問激励」でわが地区を勝利城に!
「伸一は常に、"どうすれば皆が喜び、勇気をもって信仰に励めるのか""明るく元気に頑張れるのか"を考え続けていた。彼の一念も、行動も、日々、友への励ましに貫かれていた。励ましとは、安心と希望と勇気を与えることである」(同第21巻「共鳴音」の章)
○訪問激励に全力で動こう。"リーダーは会合と個人指導の比率を2対8に"との指針を今こそ実践し、「励まし週間」を軸に、一人一人の状況に配慮しつつ、励ましを送ろう。
○一対一の激励を通して、わが地区の座談会の参加者、対話拡大に挑戦する活動者を増加させよう。皆が前進を決意し合えるよう、「信仰の体験」と「信心の確信」を語り合う充実の座談会にしよう。
○"新たな青年学会の建設"を掲げて開催される「青年部幹部会」を通して、各部一体で青年部を育成しよう。
○「創価学会永遠の五指針」の第一である「一家和楽の信心」を大事にし、家族での語らい、青年部・未来部の信心継承にも力を入れよう。
3.希望と勝利の源泉——小説『新・人間革命』を学ぼう!
「(小説『新・人間革命』の執筆は)一日一日が、全精魂を注いでの真剣勝負となった。全国、全世界の各地で、健気に信心に励む宝の同志を思い浮かべながら、生命の言葉を紡ぎ出し、一人ひとりに励ましの便りを送る思いで推敲を重ねた。それはまた、わが胸中の恩師と対話しながらの作業でもあった。『創価の精神を伝え残せ! この世の使命を果たし抜くのだ!』——脳裏に先生の声がこだまする。疲れが吹き飛び、勇気が湧いた」(同第30巻<下>「あとがき」)
○小説『新・人間革命』の熟読・研さんに、これまで以上に力を入れよう。「聖教電子版」なども活用し、『新・人間革命』に触れる機会を増やし、師弟の道を日々、学ぼう。
○訪問激励など一対一の語らいの中で、『新・人間革命』の一節を紹介・引用し、熟読・研さんに挑戦するメンバーを増やそう。学会活動の実践を通して、共に自身の人間革命に挑戦しよう。
○御書根本に人間主義の仏法の研さんに力を入れ、「行学の二道」に挑戦する人材の増加を目指そう。破邪顕正の教宣活動も着実に進めよう。
☆心に御書を 第83回 言葉に真心を乗せる秋
〈御文〉
『文字は是一切衆生の心法の顕れたる質なりされば人のかける物を以て其の人の心根を知って相する事あり』(諸宗問答抄、380ページ)
〈通解〉
文字というのは一切衆生の心法があらわれた姿なのである。それゆえに、人の書いたものをもって、その人の心根を知って判断することがある。
◇池田先生が贈る指針
仏法の世界は、文字・言葉・声を大切にする。人を幸福にする力があるからだ。御書を根本に、学会は一貫して「文字・活字文化」に貢献する。「心に読書と思索の暇を」とは不変の指針である。
良書を大いに読もう!
言論の真偽と正邪を鋭く見極めよう!
励ましの真心を乗せ、希望と勇気と蘇生の言葉を広げる秋に!
☆ロータスラウンジ 第19回 安楽行品第十四
◇「安楽行品」の根本
◇「難即安楽」の悠々たる大境涯をつくること
法華経について、皆で学び、深めよう——「ロータスラウンジ——法華経への旅」の第19回は、「安楽行品第十四」です(前回は9月29日付。原則、月1回掲載)。
■大要
文殊師利菩薩が、悪世で法華経を修行する方法を問います。それに応え、釈尊が4種の修行法(四安楽行)を教えます。それでは内容を追ってみましょう。
●シーン1
文殊師利菩薩が質問します。
「悪世末法で法華経を、どのように説き弘めれば良いのでしょうか」
釈尊が答えます。
「菩薩が悪世で法華経を説こうと思うのなら、4種の修行法を実践しなさい」
具体的に「身」「口」「意」「誓願」の4種の「安楽行」が説かれていきます。この品にある「安楽」について天台大師は、「安」とは「不動」、「楽」とは「心に憂悩無き」ことと記しています。つまり安楽行とは、楽な修行ではなく、何があっても動じない安楽な境涯になることを表しています。
一つ目の「身安楽行」は、身を安定させ、10種の悪縁を避け、静寂な所で修行することです。これには「行処(振る舞い)」と「親近処(人との交際)」の二つがあり、経典には次のように記されています。
「忍耐強く、柔和で、乱暴でなく、恐れおののくことなく、何ものにもとらわれず、思い上がることもなく、物事をありのままに見て、みだりに決めつけることがない——これが菩薩の行処である」と、心を安定させることを説きます。
「『権力者のところや、外道を説く者、遊興の場所、小乗の教えを説く者などに近づいてはならない』『男性は女性に、やましい心をもって法を説いてはならない』『静かな所で瞑想にふけり、心を整えることである』等々——これが菩薩の親近処である」と、仏道の志をくじけさせるような誘惑には、近づくなと教えます。
更に「『一切は空であるから、有であるとか無であるとか、とらわれの心で見てはいけない』——これが菩薩の第2の親近処である」と、偏見や邪見にとらわれてはならないと説きます。
続いて「口安楽行」です。経典にはこうあります。
「経典や法師の悪口を言ってはいけない」
「他人の、ここが好きとか嫌いとか、ここがいいとか悪いとか言ってはいけない」
「名前をあげて人をけなしたり、ほめたりしてはいけない」
「質問を受けたら、小乗の教えではなく、大乗の教えによって答え、一切のありのままを知る智慧を得させよ」等々、他人や他の経典を、みだりにけなしたり、ほめたりせず、平穏な気持ちで説き諭すことを教えます。
続いて「意安楽行」です。経典にはこう記されています。
「法華経を説くにあたっては、嫉み、怒り、驕り、へつらい、いつわりの心を抱いてはならない」
「仏法を学ぼうとする人をバカにしたり、悩ませたり、疑いを起こさせてはいけない」
「法を弘める人を尊敬しなくてはならない」
「法を説く相手が、深く法を愛しているから、その人には多く説き、そうでない人には少なく説く、ということがあってはならない」等々、嫉妬や慢心やおもねりの心を抱かず、争論を避けて経を持ち、読み、説くことを教えます。
続いて「誓願安楽行」です。経典には次のようにあります。
「法華経を受持する者は、人々に大慈大悲の心を起こし、『ああ、この人は、仏が、この人にふさわしいように法を説いてくださっているのを、聞かず、知らず、信ぜず、理解しようともしないけれども、私が最高の境地を得た時、私は、どこにいようとも、この人を仏法から離れないようにさせよう』と思いなさい」
大慈大悲の心で、衆生救済の誓願を立て、修行することが、四つ目の「誓願安楽行」です。
更に「『誓願安楽行』を成し遂げようとする者は、諸天善神が昼夜にわたって常に守護するのである。
それは、法華経が、過去・現在・未来の諸仏が神力をもって守る法であるからである」と、法華経の修行者に対する諸天の加護を約束しています。
●シーン2
釈尊が語り掛けます。
「文殊師利菩薩よ。この法華経を聞くことはおろか、受持することは得難いものである」
ここから「髻中明珠の譬え」が説かれます。
——転輪聖王は、兵士たちの武勲に対して、武具や田畑や家や財宝など、あらゆる物を褒美として与えていた。ただし、髻(髪を頭の上で束ねた部分)の中の明珠だけは、だれにも与えなかった。
なぜなら、この明珠は、王の頭上に、ただ一つだけあり、もしこれをだれかに与えれば、家臣たちは大いに驚いて怪しむだろうからである。
しかし、本当に大きな功労があった者には、王は喜んでこの髻中の明珠を与えるであろう——と。
この説話を語り、釈尊はその真意を述べます。
「仏もまた同じである。三界(六道の迷いの衆生の住む世界)の大法王となって、一切衆生を教え導くのです。
賢聖の軍勢が、五陰魔・煩悩魔・死魔と戦い、三毒を滅して、一切の魔を打ち破るのを見て、仏は歓喜して、一切世間に怨多くして信じ難い(「一切世間多怨難信」)、これまで説いたことのない法華経を説くのです」
「文殊師利菩薩よ。仏も、第一の法華経を長い間、だれにも与えず胸中に秘めてきた。
それを今初めて、あなたたちのために説くのである」
法華経に巡り合い、実践者となることの偉大さを教えています。
更に続く偈文では、法華経の実践者の境涯が記されています。
「常に憂悩無く 又病痛無く」
「刀杖も加えず 毒も害すること能わじ」
「遊行するに畏れ無きこと 師子王の如く 智慧の光明は 日の照らすが如くならん」
法華経を実践していくならば、師子王のように勇敢に、そして太陽のごとく世界を智慧の光で照らしていくことができるのです。
【『法華経の智慧』から】 究極の「積極的人生」
日蓮大聖人は明快に仰せです。「今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり」(御書750ページ)
「難と戦うこと」が「安楽」である、と。「難即安楽」。この悠々たる大境涯をつくるのが、安楽行品の根本です。
◇
ありのままの自分で、「ああ本当に満足だ」「我が人生は大勝利だ」となるのが信心です。それが「安楽」です。人間は、だれでも幸福を求めている。本当の揺るぎない安楽を求めている。ある人は、それを「蔵の財」に求め、ある人は、地位とか健康とかの「身の財」に求める。しかし、本当の幸福は「心の財」にある。その実体は「信心」という大境涯です。
◇
難を避け、苦しみを避けて、何か、こそこそと生きていくような弱々しい生命ではないのです。「さあ何でもこい!」と。「さあ、また山を越えるぞ! 山を越えた分、また人生を大きく楽しめるんだ。多くの人を救えるんだ」と。究極の「積極的人生」が大聖人の仏法です。(普及版<中>「安楽行品」)
【コラム】 輪宝——われらが発する言語音声
全世界を統治するとされる理想の指導者・転輪聖王は、天から輪宝という武器を授かり、国土を支配するとされます。釈尊は法輪、つまり教えを転じ伝え(転法輪)、悪を砕き、人々を救っていくとされます。
日蓮大聖人は「転輪聖王が具えている輪宝とは、我らが発するところの言語音声である。この音声の輪宝とは、南無妙法蓮華経のことである」(御書733ページ、通解)と仰せです。
大聖人とその門下は、題目の声で広宣流布を進めるのです。それは励ましであり言論戦です。
池田先生は「一軒また一軒、こつこつと激励や弘教に歩く。一人また一人と、友から友に仏法を語っていく——。その行動こそ『転法輪』です。妙法を世界に転じ広げゆく『広布の転輪聖王』の行動です。その福徳は永遠です」と語っています。妙法を持った私たちは、縦横無尽に仏法を語り広げていきましょう。
☆11・2「創価班の日」を記念する正義の師子の拡大期間 明年1月6日まで
11・2「創価班の日」44周年を記念する「新時代の創価灯たれ! 正義の師子の拡大期間」が11月2日からスタートする(明年1月6日まで)。
「輸送班」を発展的に解消し、新たな人材グループが発足したのは1976年11月2日。この日、池田大作先生はペンを走らせ、「創価班」の文字を認めた。
「この名前の意味は、創価学会の精鋭中の精鋭として、学会のすべてを運営し、広宣流布の一切を推進していくということだ」(小説『新・人間革命』「厳護」の章)
翌77年1月6日、本格的な出発となった第1回創価班総会に出席した先生は、「人間の進むべき針路を示す」という学会の役割に触れ、万感の期待を寄せた。「『創価班』は、その学会の"希望の灯"であり、"創価灯"であります。まさに、諸君こそが、学会という灯台の光源であることを忘れないでいただきたい」(同)
以来、師の心を胸に、あらゆる拡大戦の先駆を切ってきた創価班。広布の全責任を担い立つ地涌の連帯は、今や世界五大州を照らす存在として輝いている。
記念期間では、限界突破の弘教・聖教拡大に挑戦。一対一の励ましに総力を挙げ、次代を担う人材の裾野を大きく広げる。
安原委員長は語る。「明年の結成45周年に向け、一人一人が『新・人間革命の世紀』を創る山本伸一との自覚を胸に、一人立つ創価班精神をみなぎらせ、広布拡大の突破口を開いてまいります!」
2020年11月1日日曜日
2020.11.01 わが友に贈る
未来を開くのは
自らの意思と力だ。
過去や現実がどうであれ
真剣に今日を生きる人に
希望の明日は訪れる。
立正安国論 P18
『仏法実に隠没せば鬚髪爪皆長く諸法も亦忘失せん』
【通解】
仏法が本当に消え失せてしまったので、出家者の髭・髪・爪は皆長く伸び、様々な教えもまた忘れ去られてしまった。
名字の言 刀匠・川崎晶平氏のモットーは「最新作が最高傑作」 2020年11月1日
「千年の後にもぼくの作品は他に紛れぬものであるという信念とプライドを持って進む」とは、川崎晶平氏の言葉。新作日本刀・刀職技術展覧会で3度の最高賞に輝くなど、現代を代表する刀匠の一人だ▼日本刀には平安・鎌倉から幕末まで、歴史に名を刻む名刀がある。それら名工の作を"ライバル"として、素材の配合を工夫し温度を見極め、鉄をたたくタイミングを計るなど、日々の探究を怠らない。その中でも「晶平」の銘を切って世に出す作品は、年間で10振りほどだという▼一方で氏は、現代刀の魅力を発信しようと、人気アニメとのコラボ、海外での実演や他の作家との合作などにも挑戦する。「心が瑞々しい感性を失い成長が止まることは、作家にとって最も憂うべきこと」と語る氏のモットーは「最新作が最高傑作」である(『テノウチ、ムネノウチ』双葉社)▼大きな目標に向かって、たゆまず挑戦を重ねる。現状に安住せず、自らを磨き続ける。名匠の言葉にうなずくばかりである▼日蓮大聖人は「法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ」(御書1124ページ)と。あらゆる苦難を打ち破る無敵の剣が妙法だ。その力用は、勇気を奮い起こして前進する"挑戦の心"に光り輝く。強き祈りで、きょうも向上の一日に。(誼)
寸鉄 2020年11月1日
さあ創立90周年の11月!一人一人の勝利が創価の勝利。「私の拡大」で祝賀
東京・八王子の日。多彩な人材輝く世界の本陣。広布の新潮流をここから
口先ばかりではなく行動する人が必要だ—大統領足取り軽く会って語ろう
良好な人間関係築く一歩は相手を知ること—精神科医。幹部は聞き上手に
年賀はがき販売開始。一葉の便りは心結ぶ契機。コロナの今こそ賢く活用
〈社説〉 2020・11・1 あすは「創価班の日」
◇「勝利」こそ後継の旗印と
あす2日は「創価班の日」。1976年11月2日、それまでの「輸送班」を発展的に解消し、学会の各種行事の運営を担う、新たな男子部の人材育成グループとして出発した。
「『創価班』で受けた教育、訓練をもとに、日々の生活のなかで、それを、さらに自分のものとし、社会にあって、大いに力を発揮できるようにしていくべきだ」——発足後、真に力ある人材を育成する組織構築を目指し、真剣に語り合う青年たちの様子を、池田先生は小説『新・人間革命』第24巻「厳護」の章に書きとどめている。
新出発から44年。師匠直結の薫陶を受けた数多くの人材は、混迷を極めるコロナ禍にあっても"希望の灯"となり、社会を、そして友を照らしている。
「創価班という自負があるから、"俺は負けられない"と踏ん張って戦える」と語る信越のメンバー。昨夏、独立・起業し、金融システムの開発・販売とコンサルティングを始めた。
信心で必ず実証を示すと誓い、今年初めには弘教も実らせた。着実に顧客を増やす中で、直面したコロナ禍。予定していた契約が全て白紙になった。焦りが募ったが"ここが正念場"と御本尊に向かった。
「後輩に信心の範を示すのが、創価班の伝統。それを多くの先輩の姿から学びました」。真剣に祈り、新たな営業先の開拓に挑んだ。
その結果、今ではコロナ禍前を上回る業績に。苦闘の中で活路を開き、大きく境涯を開くことができた。
明年で創価班歴20年となる青年リーダーは昨年、父親をがんで亡くした。家業の石材店の事業継続をどうするか、悩みに悩んだ。唱題を重ね、会社を継いだが、今年上半期の売り上げは前年比の50%減。
先行きの見えない重圧の中、自らを奮い立たせ、同志を励ますために開いた創価班指導集に心が揺さぶられた。
「『創価』とは『勝利』の異名なり。ゆえに、その名を冠した『創価班』は、いずこにあっても、いかなる時にあっても、『勝利』が宿命づけられている」
"勝利を師に届けるのが創価班の使命"と決め、悩める友に仏法を語った。少しずつだが、仕事も軌道に乗り始めた。
「"青年時代は陰の労苦に徹せよ"——『創価班1期生』を生涯の誇りにしていた父の言葉がよみがえりました」。創価班魂に貫かれた父子の心で、どんな険路も勇敢に突き進むことができた。
試練の寒風にも、創価班の友は凜然と一人立つ。この誇り高き精神は、今や全世界へと広がった。
師は創価班の友に詠み贈った。「勝利こそ/わが後継の/旗印/君よ掲げよ/師弟の大城に」。いかなる苦難も前進のばねとして、人生凱歌の旗を打ち立てたい。
☆大白蓮華巻頭言2020年11月号 母と子の福光歓喜の鐘を
「法華経を信ずる人は冬のごとし」(P1253)
我らの創立の父・牧ロ先生は、あえて厳冬の如き大難を一身に受け切って、「冬は必ず春となる」(同P)という福光歓喜の鐘を後継の弟子に打つ鳴らしてくださった。
この殉教の先師が線を引き大切にされた一節がある。
「正法を護らんと欲せば彼の貧女の恒河に在って子を愛念がするが為に身命を捨つるが如くせよ」(P233)
これは「開目抄」で引用された「涅槃経」の文である。
幼子をかかえ、病も飢えも寒さも耐えて流浪した果てに、ガンジス河の源流に呑み込まれてしまった悲劇の母がいた。しかし最後の最後まで、わが子を慈しみ抱きしめ抜いた慈悲の一念によって大福運の境涯を勝ち開いた。ここに正法を護り抜く鑑があると示されているのだ。
日蓮大聖人は、この説話を踏まえつつ仰せになられた。
「我並びに我が弟子・諸難ありとも。疑う心なくば自然に仏界にいたるべし」(P234)
牧ロ先生が命を賭して貫き通された、この大精神を、戸田先生と共に受け継いだのが、創価の婦人部である。
妙法を信じ、「私にもあなたにも、何ものにも負けない仏の生命がある」と言い切って、広宣流布ひとすじに走る尊き"如説修行の女人"たちである。
御書の通り打ち続く三障四魔・三類の強敵にも、毅然として「疑う心なく」、師弟の道をまっしぐらに進む。愛する家族を、同志を、宝友を、そして学会を断じて護りに護ると祈り戦う。わが婦人部の「まこと」の信心あればこそ、創立90周年の誉れの凱歌があることを忘れまい。
今なお世界も、難民の家族など母子の涙は尽きない。創価の女性が生命尊厳の哲理を掲げて、人間尊敬の振る舞いで築いてきた「平和の文化」が、いよいよ大切だ。
「一人も置き去りにしない」との慈愛に満ち溢れた、最も強く賢く温かき「桜梅桃李」の人華のスクラムで、母と子の福光歓喜の笑顔を広げゆこう!「最も苦しい冬が必ず最も幸せな春になる」と希望の光を贈りながら。
負けるなと
慈母の祈りの
励ましに
断じて捧げむ
勝利の華冠を
〈2020 学会史メモリアル〉11月
◎11・3「創価文化の日」
人間文化の創造を目指し、学会では「文化の日」の11月3日を「創価文化の日」と定めている。
◎11・5「男子部の日」
1961年(昭和36年)11月5日、東京・国立競技場で第10回男子部総会を開催。54年(同29年)に第2代会長・戸田城聖先生が「国士訓」で青年部に呼び掛けた"精鋭10万人"の結集を実現させた。「国士訓」発表当時の男子部員数は1万人を超えたばかり。当時、青年部の室長だった池田大作先生の指揮のもと、怒濤の拡大を開始。同総会までに、男子部は35万人の陣容となった。
※参考資料=小説『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・6「四国の日」
1987年(昭和62年)11月6日、池田先生が長編詩「青き天地 四国讃歌」を四国の友に贈ったことが淵源。
◎11・12「女子部の日」
1961年(昭和36年)11月12日、横浜・三ツ沢の競技場に、各地から8万5000人が集い、第9回女子部総会を開催。51年(同26年)、74人の参加者だった結成式から、女子部は、わずか10年で飛躍的な発展を遂げた。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・15「地域部の日」
1987年(昭和62年)11月15日に行われた第1回総会を記念して制定。
◎11・16 戸田先生との創価大学設立の語らいから70周年
1950年(昭和25年)11月16日、戸田先生の事業が最大の苦境にあるなか、戸田先生が池田先生に創価大学設立の構想を語ってから70周年。
※参考資料=『新・人間革命』第15巻「創価大学」
◎11・18「創価学会創立記念日」
1930年(昭和5年)11月18日、初代会長の牧口常三郎先生は、戸田先生と共に『創価教育学体系』第1巻を発刊。発刊日の11月18日が、後に創価学会の創立記念日となった。本年で90周年。また、2013年(平成25年)の同日、池田先生の発願・命名により、「広宣流布大誓堂」が東京・信濃町に建立された。
※参考資料=『新・人間革命』第23巻「敢闘」、第27巻「正義」
◎11・28「魂の独立記念日」
創価の師弟を分断し、学会を破壊しようと陰謀を巡らせた宗門は、1991年(平成3年)11月28日付で、学会に「創価学会破門通告書」を送ってきた。その日は、広布の前進を妨げる宗門からの栄えある解放の日となり、世界宗教へ飛翔する学会の「魂の独立記念日」となった。
※参考資料=『新・人間革命』第16巻「羽ばたき」、第30巻〈下〉「誓願」
◆総本部の3施設 11月のお知らせ
総本部(東京・信濃町)の創価宝光会館、創価文化センター、総合案内センターの11月の運用の詳細は、次の通りです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来館の際は�マスクの着用�入館時の手指アルコール消毒�入館時の検温をお願いします。入場制限等を行うことがありますので、ご了承ください。
詳しくは、総本部のホームページを、ご確認ください。
〈創価宝光会館〉…接遇センターに代わる新施設
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後7時半
※休館日はありません。
〈創価文化センター〉…展示会場・休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
※11月の休館日は、2日(月)、9日(月)、24日(火)、30日(月)です。
※ご来館の際は、同センター南口(JR信濃町駅・信濃平和会館側)をご利用ください。
〈総合案内センター〉…休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前9時半〜午後5時半
【開館時間(11月14日<土>から)】午前8時半〜午後7時
※休館日はありません。
なお、信濃平和会館、本部相談室は引き続き休館、休室となります。総本部の自由唱題会場は当面の間、閉鎖します。
11・18「創価学会創立記念日」の記念勤行会は開催しません。
自らの意思と力だ。
過去や現実がどうであれ
真剣に今日を生きる人に
希望の明日は訪れる。
立正安国論 P18
『仏法実に隠没せば鬚髪爪皆長く諸法も亦忘失せん』
【通解】
仏法が本当に消え失せてしまったので、出家者の髭・髪・爪は皆長く伸び、様々な教えもまた忘れ去られてしまった。
名字の言 刀匠・川崎晶平氏のモットーは「最新作が最高傑作」 2020年11月1日
「千年の後にもぼくの作品は他に紛れぬものであるという信念とプライドを持って進む」とは、川崎晶平氏の言葉。新作日本刀・刀職技術展覧会で3度の最高賞に輝くなど、現代を代表する刀匠の一人だ▼日本刀には平安・鎌倉から幕末まで、歴史に名を刻む名刀がある。それら名工の作を"ライバル"として、素材の配合を工夫し温度を見極め、鉄をたたくタイミングを計るなど、日々の探究を怠らない。その中でも「晶平」の銘を切って世に出す作品は、年間で10振りほどだという▼一方で氏は、現代刀の魅力を発信しようと、人気アニメとのコラボ、海外での実演や他の作家との合作などにも挑戦する。「心が瑞々しい感性を失い成長が止まることは、作家にとって最も憂うべきこと」と語る氏のモットーは「最新作が最高傑作」である(『テノウチ、ムネノウチ』双葉社)▼大きな目標に向かって、たゆまず挑戦を重ねる。現状に安住せず、自らを磨き続ける。名匠の言葉にうなずくばかりである▼日蓮大聖人は「法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ」(御書1124ページ)と。あらゆる苦難を打ち破る無敵の剣が妙法だ。その力用は、勇気を奮い起こして前進する"挑戦の心"に光り輝く。強き祈りで、きょうも向上の一日に。(誼)
寸鉄 2020年11月1日
さあ創立90周年の11月!一人一人の勝利が創価の勝利。「私の拡大」で祝賀
東京・八王子の日。多彩な人材輝く世界の本陣。広布の新潮流をここから
口先ばかりではなく行動する人が必要だ—大統領足取り軽く会って語ろう
良好な人間関係築く一歩は相手を知ること—精神科医。幹部は聞き上手に
年賀はがき販売開始。一葉の便りは心結ぶ契機。コロナの今こそ賢く活用
〈社説〉 2020・11・1 あすは「創価班の日」
◇「勝利」こそ後継の旗印と
あす2日は「創価班の日」。1976年11月2日、それまでの「輸送班」を発展的に解消し、学会の各種行事の運営を担う、新たな男子部の人材育成グループとして出発した。
「『創価班』で受けた教育、訓練をもとに、日々の生活のなかで、それを、さらに自分のものとし、社会にあって、大いに力を発揮できるようにしていくべきだ」——発足後、真に力ある人材を育成する組織構築を目指し、真剣に語り合う青年たちの様子を、池田先生は小説『新・人間革命』第24巻「厳護」の章に書きとどめている。
新出発から44年。師匠直結の薫陶を受けた数多くの人材は、混迷を極めるコロナ禍にあっても"希望の灯"となり、社会を、そして友を照らしている。
「創価班という自負があるから、"俺は負けられない"と踏ん張って戦える」と語る信越のメンバー。昨夏、独立・起業し、金融システムの開発・販売とコンサルティングを始めた。
信心で必ず実証を示すと誓い、今年初めには弘教も実らせた。着実に顧客を増やす中で、直面したコロナ禍。予定していた契約が全て白紙になった。焦りが募ったが"ここが正念場"と御本尊に向かった。
「後輩に信心の範を示すのが、創価班の伝統。それを多くの先輩の姿から学びました」。真剣に祈り、新たな営業先の開拓に挑んだ。
その結果、今ではコロナ禍前を上回る業績に。苦闘の中で活路を開き、大きく境涯を開くことができた。
明年で創価班歴20年となる青年リーダーは昨年、父親をがんで亡くした。家業の石材店の事業継続をどうするか、悩みに悩んだ。唱題を重ね、会社を継いだが、今年上半期の売り上げは前年比の50%減。
先行きの見えない重圧の中、自らを奮い立たせ、同志を励ますために開いた創価班指導集に心が揺さぶられた。
「『創価』とは『勝利』の異名なり。ゆえに、その名を冠した『創価班』は、いずこにあっても、いかなる時にあっても、『勝利』が宿命づけられている」
"勝利を師に届けるのが創価班の使命"と決め、悩める友に仏法を語った。少しずつだが、仕事も軌道に乗り始めた。
「"青年時代は陰の労苦に徹せよ"——『創価班1期生』を生涯の誇りにしていた父の言葉がよみがえりました」。創価班魂に貫かれた父子の心で、どんな険路も勇敢に突き進むことができた。
試練の寒風にも、創価班の友は凜然と一人立つ。この誇り高き精神は、今や全世界へと広がった。
師は創価班の友に詠み贈った。「勝利こそ/わが後継の/旗印/君よ掲げよ/師弟の大城に」。いかなる苦難も前進のばねとして、人生凱歌の旗を打ち立てたい。
☆大白蓮華巻頭言2020年11月号 母と子の福光歓喜の鐘を
「法華経を信ずる人は冬のごとし」(P1253)
我らの創立の父・牧ロ先生は、あえて厳冬の如き大難を一身に受け切って、「冬は必ず春となる」(同P)という福光歓喜の鐘を後継の弟子に打つ鳴らしてくださった。
この殉教の先師が線を引き大切にされた一節がある。
「正法を護らんと欲せば彼の貧女の恒河に在って子を愛念がするが為に身命を捨つるが如くせよ」(P233)
これは「開目抄」で引用された「涅槃経」の文である。
幼子をかかえ、病も飢えも寒さも耐えて流浪した果てに、ガンジス河の源流に呑み込まれてしまった悲劇の母がいた。しかし最後の最後まで、わが子を慈しみ抱きしめ抜いた慈悲の一念によって大福運の境涯を勝ち開いた。ここに正法を護り抜く鑑があると示されているのだ。
日蓮大聖人は、この説話を踏まえつつ仰せになられた。
「我並びに我が弟子・諸難ありとも。疑う心なくば自然に仏界にいたるべし」(P234)
牧ロ先生が命を賭して貫き通された、この大精神を、戸田先生と共に受け継いだのが、創価の婦人部である。
妙法を信じ、「私にもあなたにも、何ものにも負けない仏の生命がある」と言い切って、広宣流布ひとすじに走る尊き"如説修行の女人"たちである。
御書の通り打ち続く三障四魔・三類の強敵にも、毅然として「疑う心なく」、師弟の道をまっしぐらに進む。愛する家族を、同志を、宝友を、そして学会を断じて護りに護ると祈り戦う。わが婦人部の「まこと」の信心あればこそ、創立90周年の誉れの凱歌があることを忘れまい。
今なお世界も、難民の家族など母子の涙は尽きない。創価の女性が生命尊厳の哲理を掲げて、人間尊敬の振る舞いで築いてきた「平和の文化」が、いよいよ大切だ。
「一人も置き去りにしない」との慈愛に満ち溢れた、最も強く賢く温かき「桜梅桃李」の人華のスクラムで、母と子の福光歓喜の笑顔を広げゆこう!「最も苦しい冬が必ず最も幸せな春になる」と希望の光を贈りながら。
負けるなと
慈母の祈りの
励ましに
断じて捧げむ
勝利の華冠を
〈2020 学会史メモリアル〉11月
◎11・3「創価文化の日」
人間文化の創造を目指し、学会では「文化の日」の11月3日を「創価文化の日」と定めている。
◎11・5「男子部の日」
1961年(昭和36年)11月5日、東京・国立競技場で第10回男子部総会を開催。54年(同29年)に第2代会長・戸田城聖先生が「国士訓」で青年部に呼び掛けた"精鋭10万人"の結集を実現させた。「国士訓」発表当時の男子部員数は1万人を超えたばかり。当時、青年部の室長だった池田大作先生の指揮のもと、怒濤の拡大を開始。同総会までに、男子部は35万人の陣容となった。
※参考資料=小説『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・6「四国の日」
1987年(昭和62年)11月6日、池田先生が長編詩「青き天地 四国讃歌」を四国の友に贈ったことが淵源。
◎11・12「女子部の日」
1961年(昭和36年)11月12日、横浜・三ツ沢の競技場に、各地から8万5000人が集い、第9回女子部総会を開催。51年(同26年)、74人の参加者だった結成式から、女子部は、わずか10年で飛躍的な発展を遂げた。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・15「地域部の日」
1987年(昭和62年)11月15日に行われた第1回総会を記念して制定。
◎11・16 戸田先生との創価大学設立の語らいから70周年
1950年(昭和25年)11月16日、戸田先生の事業が最大の苦境にあるなか、戸田先生が池田先生に創価大学設立の構想を語ってから70周年。
※参考資料=『新・人間革命』第15巻「創価大学」
◎11・18「創価学会創立記念日」
1930年(昭和5年)11月18日、初代会長の牧口常三郎先生は、戸田先生と共に『創価教育学体系』第1巻を発刊。発刊日の11月18日が、後に創価学会の創立記念日となった。本年で90周年。また、2013年(平成25年)の同日、池田先生の発願・命名により、「広宣流布大誓堂」が東京・信濃町に建立された。
※参考資料=『新・人間革命』第23巻「敢闘」、第27巻「正義」
◎11・28「魂の独立記念日」
創価の師弟を分断し、学会を破壊しようと陰謀を巡らせた宗門は、1991年(平成3年)11月28日付で、学会に「創価学会破門通告書」を送ってきた。その日は、広布の前進を妨げる宗門からの栄えある解放の日となり、世界宗教へ飛翔する学会の「魂の独立記念日」となった。
※参考資料=『新・人間革命』第16巻「羽ばたき」、第30巻〈下〉「誓願」
◆総本部の3施設 11月のお知らせ
総本部(東京・信濃町)の創価宝光会館、創価文化センター、総合案内センターの11月の運用の詳細は、次の通りです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来館の際は�マスクの着用�入館時の手指アルコール消毒�入館時の検温をお願いします。入場制限等を行うことがありますので、ご了承ください。
詳しくは、総本部のホームページを、ご確認ください。
〈創価宝光会館〉…接遇センターに代わる新施設
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後7時半
※休館日はありません。
〈創価文化センター〉…展示会場・休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
※11月の休館日は、2日(月)、9日(月)、24日(火)、30日(月)です。
※ご来館の際は、同センター南口(JR信濃町駅・信濃平和会館側)をご利用ください。
〈総合案内センター〉…休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前9時半〜午後5時半
【開館時間(11月14日<土>から)】午前8時半〜午後7時
※休館日はありません。
なお、信濃平和会館、本部相談室は引き続き休館、休室となります。総本部の自由唱題会場は当面の間、閉鎖します。
11・18「創価学会創立記念日」の記念勤行会は開催しません。
2020年10月31日土曜日
2020.10.31 わが友に贈る
日の出が遅くなり
早朝の寒さが増す時期。
「無冠の友」の皆さま
どうか体調を崩さず
日々 安全第一で!
一念三千法門 P416
『法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成仏す可し、譬えば春夏田を作るに早晩あれども一年の中には必ず之を納む、法華の行者も上中下根あれども必ず一生の中に証得す』
【通解】
法華経の行者は如説修行するならば、必ず一生のうちに一人も残らず成仏することができる。例えば、春、夏に田を作るのに、早稲・晩稲の違いがあっても、一年のうちには必ず収穫するようなものである。法華経の行者も上根・中根・下根があっても必ず一生のうちに証得する。
名字の言 リンカーン大統領が凶弾に倒れた時の所持品 2020年10月31日
奴隷解放の父と仰がれ、「人民の、人民による、人民のための政治」との演説で知られる米国のリンカーン大統領。彼が凶弾に倒れた時の所持品に、数枚の新聞の切り抜きがある▼内容は大統領としてのリンカーンの功績をたたえた記事。南北戦争という分断の危機の中、常に批判の矢面に立たされていた彼は"自分を褒めた記事"を心の支えとしたのだろうか▼自分を認め、信じてくれる存在や、自らを励ます言葉は前へ進む力となる。本紙配達員を務める沖縄の婦人は、3人目を妊娠中に脳炎を患い、母子共に危険な状態に陥った。だが病院で目にした本紙の信仰体験に勇気をもらい、"必ず乗り越えてみせる"と懸命に唱題。やがて病状は快方に向かい、出産も果たした▼婦人の手元には本紙の切り抜きなどを貼ったノートがある。あるページには「自らを信じよ! 卑下するなかれ!」との池田先生の言葉が書かれ、朱線が引かれていた。婦人は「困難に遭うたびにノートを読み返しては祈り、自分を鼓舞してきました」と。同志の励ましもあり、その後も家庭不和などの試練を信心で克服。母と妹を入会に導いた▼一つの言葉、一つの体験が誰かの希望と勇気の源泉になる。本紙もまた、ペンを通じて、その使命を果たし抜いていきたい。(踊)
寸鉄 2020年10月31日
ネパール初訪問25周年。師の大闘争ありて仏法は西還。後継よ勇み続け!
経験に頼る前に御本尊に頼れ—恩師。信心は無限の可能性開く。確信強く
『新・人間革命』は全人類に対するエール—識者。希望の一書を今日も研鑽
食・運動習慣の改善、3〜4割が無関心と。健康は勝利の源泉。日々、聡明に
ひったくりが頻発。歩きスマホやイヤホン装着は危険度大。警戒心持って
☆第3代会長就任60周年記念 広布史アルバム 第10回 10・20「広島の日」
◇人間勝利の凱歌をあげよ
「一度、決めたことをやめられるか! 男子として、死んでも行く。これが、大作、真実の信心ではないか!」
〈1957年(昭和32年)11月19日、病床にあった恩師・戸田先生は、池田先生に命懸けで広島に向かうことを訴えた。池田先生は随筆に、恩師の思いを記している〉
(戸田)先生の被爆地・広島への思いは、いかばかりであったろうか。核兵器という「サタン(悪魔)の爪」に破壊された広島へ、命と引きかえで出発する覚悟だったのである。
だが、この翌日には、先生の病状は、歩行もできぬほどに悪化し、ついに広島指導は断念せざるをえなかった。
恩師は五十七歳。ご逝去の半年前のことであった。
生命を賭して、広島行きを望まれた、あの師の気迫は、生涯、わが胸から消えることはない。いな、それが、私の行動の原点になった。
〈85年(同60年)10月20日、57歳の池田先生は、広島で開催された第6回「世界青年平和文化祭」に出席。この年、先生は国連事務総長と会見するなど、数々の平和行動をもって広島を訪問した。文化祭を振り返り、先生は広島への万感の思いをつづっている〉
「永遠の平和 広島」!
感動のフィナーレで浮かび上がった、白い大きな文字が、今でも鮮やかに脳裏に蘇る。大歓喜の渦の中に、アメリカやアジアなど、世界の五大州の友がいた。広島の青年が輝く瞳で乱舞していた。
そこには、歴史を永遠の平和へ回転させゆく、若人の熱と力が燃えていた。
文化祭の翌日、私は、再び原爆慰霊碑に向かい、追善した。この日、世界四十六カ国・地域のSGIの同志も、慰霊碑に献花した。
私は心強かった。偉大な使命感に燃えた、民衆の「平和の連帯」の世界的拡大こそ、悪魔の兵器の暴走を止める最強の力だからである。
正義の団結、善の連帯こそ、分断と破壊の魔を打ち破る勝利の要諦である。
永遠平和の原点・広島よ!
世界の希望・広島よ!
強き団結の力で勝て!
雄々しき正義の声で勝て!
不屈の精神の戦いで勝て!
広島には、人間勝利の凱歌をあげる大使命があるのだ!
第6回「世界青年平和文化祭」のフィナーレで、池田先生が両手を高く上げて、出演者に応える(1985年10月20日、広島県立体育館<当時>で)。被爆40年という節目に、世界中の青年たちが歌や踊りを通し、広島の地で、恒久平和を訴える姿に、各界の来賓たちは称賛を惜しまなかった。この日は、「広島の日」「広島青年部の日」に。明後20日、35周年の佳節を迎える
原爆の投下目標にされたといわれる相生橋(あいおいばし)を歩く池田先生。奥には原爆ドームが立つ(同年10月21日、広島市内で)。「『平和への闘争』なくして、広島を訪ねることはできない」「『戦争の二十世紀』の犠牲となった広島を、『平和の二十一世紀』の聖地へ!」との信条の通り、先生は愛する広島の同志と共に、世界平和と核兵器廃絶の大理想の実現へ、闘争に次ぐ闘争を重ねた
早朝の寒さが増す時期。
「無冠の友」の皆さま
どうか体調を崩さず
日々 安全第一で!
一念三千法門 P416
『法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成仏す可し、譬えば春夏田を作るに早晩あれども一年の中には必ず之を納む、法華の行者も上中下根あれども必ず一生の中に証得す』
【通解】
法華経の行者は如説修行するならば、必ず一生のうちに一人も残らず成仏することができる。例えば、春、夏に田を作るのに、早稲・晩稲の違いがあっても、一年のうちには必ず収穫するようなものである。法華経の行者も上根・中根・下根があっても必ず一生のうちに証得する。
名字の言 リンカーン大統領が凶弾に倒れた時の所持品 2020年10月31日
奴隷解放の父と仰がれ、「人民の、人民による、人民のための政治」との演説で知られる米国のリンカーン大統領。彼が凶弾に倒れた時の所持品に、数枚の新聞の切り抜きがある▼内容は大統領としてのリンカーンの功績をたたえた記事。南北戦争という分断の危機の中、常に批判の矢面に立たされていた彼は"自分を褒めた記事"を心の支えとしたのだろうか▼自分を認め、信じてくれる存在や、自らを励ます言葉は前へ進む力となる。本紙配達員を務める沖縄の婦人は、3人目を妊娠中に脳炎を患い、母子共に危険な状態に陥った。だが病院で目にした本紙の信仰体験に勇気をもらい、"必ず乗り越えてみせる"と懸命に唱題。やがて病状は快方に向かい、出産も果たした▼婦人の手元には本紙の切り抜きなどを貼ったノートがある。あるページには「自らを信じよ! 卑下するなかれ!」との池田先生の言葉が書かれ、朱線が引かれていた。婦人は「困難に遭うたびにノートを読み返しては祈り、自分を鼓舞してきました」と。同志の励ましもあり、その後も家庭不和などの試練を信心で克服。母と妹を入会に導いた▼一つの言葉、一つの体験が誰かの希望と勇気の源泉になる。本紙もまた、ペンを通じて、その使命を果たし抜いていきたい。(踊)
寸鉄 2020年10月31日
ネパール初訪問25周年。師の大闘争ありて仏法は西還。後継よ勇み続け!
経験に頼る前に御本尊に頼れ—恩師。信心は無限の可能性開く。確信強く
『新・人間革命』は全人類に対するエール—識者。希望の一書を今日も研鑽
食・運動習慣の改善、3〜4割が無関心と。健康は勝利の源泉。日々、聡明に
ひったくりが頻発。歩きスマホやイヤホン装着は危険度大。警戒心持って
☆第3代会長就任60周年記念 広布史アルバム 第10回 10・20「広島の日」
◇人間勝利の凱歌をあげよ
「一度、決めたことをやめられるか! 男子として、死んでも行く。これが、大作、真実の信心ではないか!」
〈1957年(昭和32年)11月19日、病床にあった恩師・戸田先生は、池田先生に命懸けで広島に向かうことを訴えた。池田先生は随筆に、恩師の思いを記している〉
(戸田)先生の被爆地・広島への思いは、いかばかりであったろうか。核兵器という「サタン(悪魔)の爪」に破壊された広島へ、命と引きかえで出発する覚悟だったのである。
だが、この翌日には、先生の病状は、歩行もできぬほどに悪化し、ついに広島指導は断念せざるをえなかった。
恩師は五十七歳。ご逝去の半年前のことであった。
生命を賭して、広島行きを望まれた、あの師の気迫は、生涯、わが胸から消えることはない。いな、それが、私の行動の原点になった。
〈85年(同60年)10月20日、57歳の池田先生は、広島で開催された第6回「世界青年平和文化祭」に出席。この年、先生は国連事務総長と会見するなど、数々の平和行動をもって広島を訪問した。文化祭を振り返り、先生は広島への万感の思いをつづっている〉
「永遠の平和 広島」!
感動のフィナーレで浮かび上がった、白い大きな文字が、今でも鮮やかに脳裏に蘇る。大歓喜の渦の中に、アメリカやアジアなど、世界の五大州の友がいた。広島の青年が輝く瞳で乱舞していた。
そこには、歴史を永遠の平和へ回転させゆく、若人の熱と力が燃えていた。
文化祭の翌日、私は、再び原爆慰霊碑に向かい、追善した。この日、世界四十六カ国・地域のSGIの同志も、慰霊碑に献花した。
私は心強かった。偉大な使命感に燃えた、民衆の「平和の連帯」の世界的拡大こそ、悪魔の兵器の暴走を止める最強の力だからである。
正義の団結、善の連帯こそ、分断と破壊の魔を打ち破る勝利の要諦である。
永遠平和の原点・広島よ!
世界の希望・広島よ!
強き団結の力で勝て!
雄々しき正義の声で勝て!
不屈の精神の戦いで勝て!
広島には、人間勝利の凱歌をあげる大使命があるのだ!
第6回「世界青年平和文化祭」のフィナーレで、池田先生が両手を高く上げて、出演者に応える(1985年10月20日、広島県立体育館<当時>で)。被爆40年という節目に、世界中の青年たちが歌や踊りを通し、広島の地で、恒久平和を訴える姿に、各界の来賓たちは称賛を惜しまなかった。この日は、「広島の日」「広島青年部の日」に。明後20日、35周年の佳節を迎える
原爆の投下目標にされたといわれる相生橋(あいおいばし)を歩く池田先生。奥には原爆ドームが立つ(同年10月21日、広島市内で)。「『平和への闘争』なくして、広島を訪ねることはできない」「『戦争の二十世紀』の犠牲となった広島を、『平和の二十一世紀』の聖地へ!」との信条の通り、先生は愛する広島の同志と共に、世界平和と核兵器廃絶の大理想の実現へ、闘争に次ぐ闘争を重ねた
2020年10月30日金曜日
2020.10.30 わが友に贈る
陰で黙々と頑張る人が
偉大な人間王者だ。
誰が見ていなくとも
広布のため 同志のため
自らの誓いに生きよう!
下山御消息 P358
『法華経を法の如く修行すとも法華経の行者を恥辱せん者と此れ等の諸人を指しつめて其人命終入阿鼻獄と定めさせ給いしなり』
【通解】
たとえ、法華経を法のとおり修行したとしても、法華経を実践する人を恥辱する者等、これらの人々(法華経の行者を恥辱する者など、さまざまな法華経不信の謗法の者)を名指しして、「その人は命を終えて必ず阿鼻地獄に堕ちる」と(釈尊は)定められたのである。
名字の言 フェイクニュースに惑わされないために 2020年10月30日
「火星人が攻めてきた」——82年前のきょう、アメリカのラジオで臨時ニュースが流れた。他の番組を中断しての速報、アナウンサーの重々しい実況。リスナーは大パニックに陥った▼これは、SF小説『宇宙戦争』を基にしたラジオドラマの演出。だが、多くの人が本物のニュースと勘違いした。路上は避難する車で渋滞。給水塔を宇宙船と誤解し、発砲する者まで出たという▼集団心理の怖さを、昔の話と笑うことはできない。特に現代はネットやSNSによって誰もが発信者となり、真偽を問わず情報が拡散する。コロナ禍の"トイレットペーパー買い占め"は記憶に新しい。今秋の調査では、約7割の人がフェイクニュース(虚偽報道)を見破る自信がないと答えた▼虚偽に惑わされないためには、メディア・リテラシー(情報を読み解く能力)の向上が不可欠だ。受け身でいるだけでは"情報の洪水"に足をすくわれかねない。不確かな情報には態度を保留し、主体的に根拠を問い続ける姿勢が求められる▼池田先生は「知識や情報を、人類の幸福と世界の平和のために生かし、使いこなしていく『知恵』が、ますます追求されなければならない」と訴える。その知恵を、わが生命から引き出す源泉は、祈り、語り、学ぶ信仰の実践の中にある。(叶)
寸鉄 2020年10月30日
「我れ等は仏に疑いなし」御書。皆が人材。皆に幸福になる権利が。共に前進
福島の日。希望の対話を広げる福光の勇者に喝采地涌の使命の劇を力強く
勇気と確信と真剣勝負の学会たれ—恩師。師子吼の題目で一日一日勝利を
長時間の閲覧によるスマホ猫背は心身不調の因。何となく見る時間を排し
外出自粛で高齢者の社会参加が減少—調査。孤立させるな。意識し声掛け
〈社説〉 2020・10・30 マンデラ氏との会談30周年
◇差別と戦うのは「私たちのため」
ネルソン・マンデラ氏(1918〜2013年)は、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動の指導者であり、不撓不屈の人権の闘士であった。
27年半、1万日に及んだ氏の獄中闘争は、差別に苦しむ黒人のためだけではなかった。「抑圧する側も解放されなくてはいけない。他人の自由を奪う者は、憎しみの囚人であり、偏見と小心さの檻に閉じ込められている」(『自由への長い道(下)』東江一紀訳、NHK出版)
どんな人種、宗教、思想の人も平等に暮らせる「虹の国」——。それが氏にとって「そのためなら死をも覚悟している理想」となった。人を獄舎につなぐことはできても、心まで縛ることはできない。氏の自由な精神は、自身と同胞を抑圧する人々をも包み込むものだったのだ。
1990年2月11日、マンデラ氏は出獄を果たし、8カ月後の10月27日に初来日。国会演説等を終え、同31日、マンデラ氏の要請により、池田先生との会談が実現した。明日で30周年となる。
先生は会談で、氏に満腔の感謝をささげた。その思いを、こうつづっている。——氏の不屈の獄中闘争とは、「私たちのための闘争でもあった。私たち日本人もふくめた、すべての『人間』の尊厳をかけた戦いであった」と。
自身も権力の迫害と戦い続けてきた先生は、氏に贈った詩の中で、「人道の道を行く我が魂の同志」と呼び掛けた。
翻って、今の日本にも、性差別、また外国籍の居住者、障がい者、性的少数者、アイヌ民族、被差別部落の人々などへの差別が残る。コロナ禍の中、感染者への誹謗・中傷も起こった。
誰かを差別し、人を「レッテル」で見る時、相手への想像力は働かなくなる。人間を人間として見ない。そのような人を、詩聖タゴールは「機械の部品に化した人間」(『タゴール著作集』第8巻、第三文明社)と糾弾した。差別をする人は、自ら「人間性」を手放す。その時、一番傷ついているのは、自分自身の尊厳なのだ。
差別の根っこには、人の心の問題がある。差別制度と戦うとともに、人の心に巣くう悪とも戦ったマンデラ氏の人権闘争は、決して過去のものではない。私たちが"差別する心"と向き合い、氏の闘争から真摯に学ぼうとする時、それは今も「私たちのための闘争」であり続ける。
先生は氏を思いながら、つづった。「世界のどこかで苦しんでいる人がいる限り、私たちの真の幸福もない」と。
私たちは、他者の尊厳が傷つけられた時、自分の痛みとして感じ、正義の声を上げられる人間でありたい。鋭敏な人権感覚は研ぎ澄まされた生命に宿る。人と会い、語らおう。人間を磨くのは人間である。
☆10月度「御書講義」 顕仏未来記(下)
◇「丈夫の心」で世界広布を!
「仏法西還」を実現した創価の連帯——。ここでは、森中教学部長の10月度「御書講義」(下)を掲載します。配信中の講義の動画は、こちらから視聴できます(31日まで)。((上)は10月20日付4面に掲載)
◇"人間の宗教"の系譜を継ぐ
御文
『願くは我を損ずる国主等をば最初に之を導かん、我を扶くる弟子等をば釈尊に之を申さん、我を生める父母等には未だ死せざる已前に此の大善を進めん』(御書509ページ5行目〜6行目)
◇一切の人々の幸福を
まず大聖人は、御自身を迫害した国主を第一に救おうと仰せられています。これほど深い大慈悲の境涯はありません。
自身が魔と戦い抜き、境涯を大きく開いた時に、一切の悪知識を善知識へと変えていくことができる、という原理を大聖人は自ら門下たちに教えてくださっています。
さらに大聖人は、「我を扶くる弟子等をば釈尊に之を申さん」と、自身を支えてくれた弟子の真心を仏に伝えようと仰せです。
また、「我を生める父母等には未だ死せざる已前に此の大善を進めん」と、自分を生み育んでくれた父母に、自身が亡くなる前に大善を送っていこう、と示されています。
三世永遠に自身の眷属を成仏の光明で照らしていこうとされています。まさに、仏法者の報恩の生き方を教えられています。父母を思うことは、自分に関わる一切の人々の幸福を願っていくことに通じていきます。
◇師弟共戦の生き方
ここで、「国主」「弟子」「父母」とあるように、自分に関わりのある、家族や社会の人々、そして師弟の生き方へと、歓喜と感謝と慈愛が広がっていくことが、まさに仏法者の人間としての最高の振る舞いにほかなりません。
そして日蓮仏法は、大聖人お一人が偉大であるということで終わる宗教ではありません。大聖人が佐渡で示してくださった人間の最極の尊厳性は、同時に誰人も実現可能だということを教える宗教です。
大聖人と同じ価値を共有し、同じように自他共の幸福の実現を目指す弟子の生き方の中に、こうした尊極な仏の生命が顕現していきます。だからこそ、日蓮仏法は、師弟不二の宗教なのです。私たちの実践でいえば、自他共の誓願を果たし抜く師弟共戦の生き方が重要になるということです。
御文
『但し今夢の如く宝塔品の心を得たり、此の経に云く「若し須弥を接って他方の無数の仏土に擲げ置かんも亦未だ為難しとせず乃至若し仏の滅後に悪世の中に於て能く此の経を説かん是れ則ち為難し」等云云』(御書509ページ6行目〜8行目)
◇仏の願いを実現する
次に大聖人は、「宝塔品の心」を得たと仰せです。この「心」とは、いかなる大難があっても、全民衆の救済のために法華経を弘めきるという仏の願いであり、弟子の誓願です。まさしく師弟不二の大願の心です。
ここで具体的に、法華経見宝塔品第11の六難九易の原理が挙げられています。
では、末法に法華経を説くことが、なぜ、最も難しいか。それは、法華経が万人成仏の教えを説いているからです。
すべての人が仏になる教え——それだけ聞くとすばらしいと思います。しかし、人間には抜きがたい差別の心があります。そうした、人々の心の奥にある無明の生命、真理を認めようとしない衝動的な働きが発動して、法華経を弘める者に対する嫉妬心を抱き、やがて迫害が始まります。最後は三類の強敵の弾圧に耐え抜いて弘教をしなければならない。
このように、人間の生命の変革ほど難しいものはありません。それを成し遂げるのが地涌の誓願です。だからこそ「宝塔品の心」とは、いかなる大難があっても、広宣流布を貫くという仏の願いを実現する真の仏弟子の証しです。その心を持った人が、本当の「丈夫」、「ますらお」であることを次に述べていきます。
御文
『伝教大師云く「浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり、天台大師は釈迦に信順し法華宗を助けて震旦に敷揚し・叡山の一家は天台に相承し法華宗を助けて日本に弘通す」等云云、安州の日蓮は恐くは三師に相承し法華宗を助けて末法に流通す三に一を加えて三国四師と号く』(御書509ページ8行目〜11行目)
◇自分のいる場所から
続いて、この宝塔品の六難九易を解説した伝教大師の著作が引用されています。
まず「浅き」とは爾前経の教えです。「深き」は法華経です。爾前経は、人々の機根に応じて説いた教えですから、弘めても反発はありません。法華経は、今述べたように人々が聞いたこともない万人成仏を説いている故に迫害がある。この法華経の教えこそが「釈迦の所判」、すなわち釈尊の教えの結論であり、爾前経を捨てて法華経を選びとることが「丈夫の心」だと示されているのです。
この「仏の心」を実現しようと難事に挑戦して法華経を宣揚したのが、中国の天台大師、日本の伝教大師です。これを受けて、今度は、安房(千葉県南部)の地に生まれた大聖人御自身が、インドの釈尊、中国の天台、日本の伝教の後を受け継いで法華経を弘通していると仰せです。
しかし、違うのは、「震旦」、すなわち「中国」や、「日本」という表現でなく、「安州」、すなわち安房国と仰せです。世界広宣流布といっても、自分の故郷、自分のいる場所から始まるということです。
◇仏の未来記の主人公
また、天台は釈尊を受け継ぐ、伝教は天台を受け継ぐとされていることに対して、大聖人は、釈尊・天台・伝教のすべてを受け継いでいる、つまり、仏法の一切を私は受け継いだのだとの大確信を示されています。
そして、天台が中国に弘め、伝教が日本に弘めたことに対して、大聖人は「末法に流通す」と、末法万年、全世界に広宣流布していくことを宣言されていると拝されます。まさしくインド・中国・日本の三カ国の三人に一人を加えて「三国四師」であると宣言されています。これは、釈尊以来の法華経の系譜の中にいるという宣言です。池田先生は、この三国四師の系譜は、万人に尊極の生命を開く「真の法華宗」であり、「人間宗」であると述べています。
法華経を軸に考えた本来の仏教は、どこまでも人間を根本とした、「人間の宗教」です。池田先生は「創価学会は、この三国四師の系譜において創立された、真の法華宗を世界に弘通している唯一の仏勅の教団です。(中略)私は、私とともに戦ってきてくださった皆様とともに、『我らこそ御本仏の未来記の主人公なり』と、誇り高く宣言したい」とつづっています。
どうか、この人間宗の系譜のなかで、世界広宣流布の大前進とともに、私たちも、学会創立90周年を荘厳し、100周年に向かって、勇躍前進していきましょう。
偉大な人間王者だ。
誰が見ていなくとも
広布のため 同志のため
自らの誓いに生きよう!
下山御消息 P358
『法華経を法の如く修行すとも法華経の行者を恥辱せん者と此れ等の諸人を指しつめて其人命終入阿鼻獄と定めさせ給いしなり』
【通解】
たとえ、法華経を法のとおり修行したとしても、法華経を実践する人を恥辱する者等、これらの人々(法華経の行者を恥辱する者など、さまざまな法華経不信の謗法の者)を名指しして、「その人は命を終えて必ず阿鼻地獄に堕ちる」と(釈尊は)定められたのである。
名字の言 フェイクニュースに惑わされないために 2020年10月30日
「火星人が攻めてきた」——82年前のきょう、アメリカのラジオで臨時ニュースが流れた。他の番組を中断しての速報、アナウンサーの重々しい実況。リスナーは大パニックに陥った▼これは、SF小説『宇宙戦争』を基にしたラジオドラマの演出。だが、多くの人が本物のニュースと勘違いした。路上は避難する車で渋滞。給水塔を宇宙船と誤解し、発砲する者まで出たという▼集団心理の怖さを、昔の話と笑うことはできない。特に現代はネットやSNSによって誰もが発信者となり、真偽を問わず情報が拡散する。コロナ禍の"トイレットペーパー買い占め"は記憶に新しい。今秋の調査では、約7割の人がフェイクニュース(虚偽報道)を見破る自信がないと答えた▼虚偽に惑わされないためには、メディア・リテラシー(情報を読み解く能力)の向上が不可欠だ。受け身でいるだけでは"情報の洪水"に足をすくわれかねない。不確かな情報には態度を保留し、主体的に根拠を問い続ける姿勢が求められる▼池田先生は「知識や情報を、人類の幸福と世界の平和のために生かし、使いこなしていく『知恵』が、ますます追求されなければならない」と訴える。その知恵を、わが生命から引き出す源泉は、祈り、語り、学ぶ信仰の実践の中にある。(叶)
寸鉄 2020年10月30日
「我れ等は仏に疑いなし」御書。皆が人材。皆に幸福になる権利が。共に前進
福島の日。希望の対話を広げる福光の勇者に喝采地涌の使命の劇を力強く
勇気と確信と真剣勝負の学会たれ—恩師。師子吼の題目で一日一日勝利を
長時間の閲覧によるスマホ猫背は心身不調の因。何となく見る時間を排し
外出自粛で高齢者の社会参加が減少—調査。孤立させるな。意識し声掛け
〈社説〉 2020・10・30 マンデラ氏との会談30周年
◇差別と戦うのは「私たちのため」
ネルソン・マンデラ氏(1918〜2013年)は、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動の指導者であり、不撓不屈の人権の闘士であった。
27年半、1万日に及んだ氏の獄中闘争は、差別に苦しむ黒人のためだけではなかった。「抑圧する側も解放されなくてはいけない。他人の自由を奪う者は、憎しみの囚人であり、偏見と小心さの檻に閉じ込められている」(『自由への長い道(下)』東江一紀訳、NHK出版)
どんな人種、宗教、思想の人も平等に暮らせる「虹の国」——。それが氏にとって「そのためなら死をも覚悟している理想」となった。人を獄舎につなぐことはできても、心まで縛ることはできない。氏の自由な精神は、自身と同胞を抑圧する人々をも包み込むものだったのだ。
1990年2月11日、マンデラ氏は出獄を果たし、8カ月後の10月27日に初来日。国会演説等を終え、同31日、マンデラ氏の要請により、池田先生との会談が実現した。明日で30周年となる。
先生は会談で、氏に満腔の感謝をささげた。その思いを、こうつづっている。——氏の不屈の獄中闘争とは、「私たちのための闘争でもあった。私たち日本人もふくめた、すべての『人間』の尊厳をかけた戦いであった」と。
自身も権力の迫害と戦い続けてきた先生は、氏に贈った詩の中で、「人道の道を行く我が魂の同志」と呼び掛けた。
翻って、今の日本にも、性差別、また外国籍の居住者、障がい者、性的少数者、アイヌ民族、被差別部落の人々などへの差別が残る。コロナ禍の中、感染者への誹謗・中傷も起こった。
誰かを差別し、人を「レッテル」で見る時、相手への想像力は働かなくなる。人間を人間として見ない。そのような人を、詩聖タゴールは「機械の部品に化した人間」(『タゴール著作集』第8巻、第三文明社)と糾弾した。差別をする人は、自ら「人間性」を手放す。その時、一番傷ついているのは、自分自身の尊厳なのだ。
差別の根っこには、人の心の問題がある。差別制度と戦うとともに、人の心に巣くう悪とも戦ったマンデラ氏の人権闘争は、決して過去のものではない。私たちが"差別する心"と向き合い、氏の闘争から真摯に学ぼうとする時、それは今も「私たちのための闘争」であり続ける。
先生は氏を思いながら、つづった。「世界のどこかで苦しんでいる人がいる限り、私たちの真の幸福もない」と。
私たちは、他者の尊厳が傷つけられた時、自分の痛みとして感じ、正義の声を上げられる人間でありたい。鋭敏な人権感覚は研ぎ澄まされた生命に宿る。人と会い、語らおう。人間を磨くのは人間である。
☆10月度「御書講義」 顕仏未来記(下)
◇「丈夫の心」で世界広布を!
「仏法西還」を実現した創価の連帯——。ここでは、森中教学部長の10月度「御書講義」(下)を掲載します。配信中の講義の動画は、こちらから視聴できます(31日まで)。((上)は10月20日付4面に掲載)
◇"人間の宗教"の系譜を継ぐ
御文
『願くは我を損ずる国主等をば最初に之を導かん、我を扶くる弟子等をば釈尊に之を申さん、我を生める父母等には未だ死せざる已前に此の大善を進めん』(御書509ページ5行目〜6行目)
◇一切の人々の幸福を
まず大聖人は、御自身を迫害した国主を第一に救おうと仰せられています。これほど深い大慈悲の境涯はありません。
自身が魔と戦い抜き、境涯を大きく開いた時に、一切の悪知識を善知識へと変えていくことができる、という原理を大聖人は自ら門下たちに教えてくださっています。
さらに大聖人は、「我を扶くる弟子等をば釈尊に之を申さん」と、自身を支えてくれた弟子の真心を仏に伝えようと仰せです。
また、「我を生める父母等には未だ死せざる已前に此の大善を進めん」と、自分を生み育んでくれた父母に、自身が亡くなる前に大善を送っていこう、と示されています。
三世永遠に自身の眷属を成仏の光明で照らしていこうとされています。まさに、仏法者の報恩の生き方を教えられています。父母を思うことは、自分に関わる一切の人々の幸福を願っていくことに通じていきます。
◇師弟共戦の生き方
ここで、「国主」「弟子」「父母」とあるように、自分に関わりのある、家族や社会の人々、そして師弟の生き方へと、歓喜と感謝と慈愛が広がっていくことが、まさに仏法者の人間としての最高の振る舞いにほかなりません。
そして日蓮仏法は、大聖人お一人が偉大であるということで終わる宗教ではありません。大聖人が佐渡で示してくださった人間の最極の尊厳性は、同時に誰人も実現可能だということを教える宗教です。
大聖人と同じ価値を共有し、同じように自他共の幸福の実現を目指す弟子の生き方の中に、こうした尊極な仏の生命が顕現していきます。だからこそ、日蓮仏法は、師弟不二の宗教なのです。私たちの実践でいえば、自他共の誓願を果たし抜く師弟共戦の生き方が重要になるということです。
御文
『但し今夢の如く宝塔品の心を得たり、此の経に云く「若し須弥を接って他方の無数の仏土に擲げ置かんも亦未だ為難しとせず乃至若し仏の滅後に悪世の中に於て能く此の経を説かん是れ則ち為難し」等云云』(御書509ページ6行目〜8行目)
◇仏の願いを実現する
次に大聖人は、「宝塔品の心」を得たと仰せです。この「心」とは、いかなる大難があっても、全民衆の救済のために法華経を弘めきるという仏の願いであり、弟子の誓願です。まさしく師弟不二の大願の心です。
ここで具体的に、法華経見宝塔品第11の六難九易の原理が挙げられています。
では、末法に法華経を説くことが、なぜ、最も難しいか。それは、法華経が万人成仏の教えを説いているからです。
すべての人が仏になる教え——それだけ聞くとすばらしいと思います。しかし、人間には抜きがたい差別の心があります。そうした、人々の心の奥にある無明の生命、真理を認めようとしない衝動的な働きが発動して、法華経を弘める者に対する嫉妬心を抱き、やがて迫害が始まります。最後は三類の強敵の弾圧に耐え抜いて弘教をしなければならない。
このように、人間の生命の変革ほど難しいものはありません。それを成し遂げるのが地涌の誓願です。だからこそ「宝塔品の心」とは、いかなる大難があっても、広宣流布を貫くという仏の願いを実現する真の仏弟子の証しです。その心を持った人が、本当の「丈夫」、「ますらお」であることを次に述べていきます。
御文
『伝教大師云く「浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり、天台大師は釈迦に信順し法華宗を助けて震旦に敷揚し・叡山の一家は天台に相承し法華宗を助けて日本に弘通す」等云云、安州の日蓮は恐くは三師に相承し法華宗を助けて末法に流通す三に一を加えて三国四師と号く』(御書509ページ8行目〜11行目)
◇自分のいる場所から
続いて、この宝塔品の六難九易を解説した伝教大師の著作が引用されています。
まず「浅き」とは爾前経の教えです。「深き」は法華経です。爾前経は、人々の機根に応じて説いた教えですから、弘めても反発はありません。法華経は、今述べたように人々が聞いたこともない万人成仏を説いている故に迫害がある。この法華経の教えこそが「釈迦の所判」、すなわち釈尊の教えの結論であり、爾前経を捨てて法華経を選びとることが「丈夫の心」だと示されているのです。
この「仏の心」を実現しようと難事に挑戦して法華経を宣揚したのが、中国の天台大師、日本の伝教大師です。これを受けて、今度は、安房(千葉県南部)の地に生まれた大聖人御自身が、インドの釈尊、中国の天台、日本の伝教の後を受け継いで法華経を弘通していると仰せです。
しかし、違うのは、「震旦」、すなわち「中国」や、「日本」という表現でなく、「安州」、すなわち安房国と仰せです。世界広宣流布といっても、自分の故郷、自分のいる場所から始まるということです。
◇仏の未来記の主人公
また、天台は釈尊を受け継ぐ、伝教は天台を受け継ぐとされていることに対して、大聖人は、釈尊・天台・伝教のすべてを受け継いでいる、つまり、仏法の一切を私は受け継いだのだとの大確信を示されています。
そして、天台が中国に弘め、伝教が日本に弘めたことに対して、大聖人は「末法に流通す」と、末法万年、全世界に広宣流布していくことを宣言されていると拝されます。まさしくインド・中国・日本の三カ国の三人に一人を加えて「三国四師」であると宣言されています。これは、釈尊以来の法華経の系譜の中にいるという宣言です。池田先生は、この三国四師の系譜は、万人に尊極の生命を開く「真の法華宗」であり、「人間宗」であると述べています。
法華経を軸に考えた本来の仏教は、どこまでも人間を根本とした、「人間の宗教」です。池田先生は「創価学会は、この三国四師の系譜において創立された、真の法華宗を世界に弘通している唯一の仏勅の教団です。(中略)私は、私とともに戦ってきてくださった皆様とともに、『我らこそ御本仏の未来記の主人公なり』と、誇り高く宣言したい」とつづっています。
どうか、この人間宗の系譜のなかで、世界広宣流布の大前進とともに、私たちも、学会創立90周年を荘厳し、100周年に向かって、勇躍前進していきましょう。
2020年10月29日木曜日
2020.10.29 わが友に贈る
地区・ブロックこそ
広宣流布の本舞台だ。
全リーダーが率先して
組織の最前線へ!
希望の波動を起こそう!
御講聞書 P819
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者、無上宝聚不求自得の長者に非ずや』
【通解】
日蓮門下の、南無妙法蓮華経と唱える者は、「これ以上はないという『宝の聚まり』を、求めることなく、自ずから得た長者」なのである。
名字の言 50年前にノーベル平和賞を受賞した農学者ボーローグ博士 2020年10月29日
今年のノーベル平和賞に選ばれたのは、国連の世界食糧計画(WFP)。コロナ禍による深刻な飢えに苦しむ人々を支援する活動が評価された▼ちょうど50年前、ノーベル平和賞を受賞したのも、品種改良の小麦を開発し、食糧危機にあえぐ人々を救った農学者のノーマン・ボーローグ博士だった。"奇跡"とも呼ばれるその小麦は、背丈が低く丈夫で風害に強い上、穂数当たりの穀粒数が多く、高い収穫量を誇った。博士は2万系統以上の小麦を粘り強く研究し、この新品種を生み出した▼博士の人生観に大きな影響を及ぼしたのは、世界恐慌によって困窮する人々を目の当たりにしたことだった。苦しむ人の役に立ちたい——その切実な願いが一粒の種子を生み、やがて数億人の命を救った(レオン・ヘッサー著『ノーマン・ボーローグ』悠書館)▼仏典には「金色王」の故事が説かれる。干ばつと飢餓に苦しむ民衆のため、王は自らの食を最後まで分け与える。その姿は天をも揺り動かし、甘露の雨を降らせ、万民を蘇生させた▼"奇跡"と思える偉業も、最初の一歩は、何とかして人を救いたいという慈悲の心から始まる。目の前の一人に寄り添い、心に希望の種をまく。この地道な労作業の中に、最も崇高にして偉大な人間の輝きがある。(当)
寸鉄 2020年10月29日
「ほむれば弥功徳まさる」御書。体験を語れば福徳燦然。これ広布の推進力
青森県婦人部の日。励ましの声で伸びる人材の森日本一仲良き団結で前進
近隣の助け合い「何もしない」46%—厚労白書。絆結ぶ学会は地域の灯台
中古家電の出火事故相次ぐ。リコール情報や修理履歴を確認。小事が大事
「自転車のあおり運転」で初の逮捕者。危険行為を断じて許すな。事故撲滅
☆10月度「御書講義」 顕仏未来記(上)
◇仏法西還の未来記を実現!
創価学会公式ホームページ「SOKAnet」で配信されている、森中教学部長の10月度「御書講義」を、上下にわたって掲載します(抜粋・編集)。教材は「顕仏未来記」です。世界広布を前進させる、学会精神の源流を学んでいきましょう。講義の動画はこちらから視聴できます(31日まで)。((下)は10月24日付4面に掲載の予定)
◇はじめに
今、世界広宣流布は同時進行ですが、世界各国・地域の教学運動も同時進行です。日本の「大白蓮華」に連載されている、池田先生の御書講義「世界を照らす太陽の仏法」を世界中で同時に学習しています。また、御書全集も10言語を超えて発刊されています。そして、各国で今、熱心に小説『新・人間革命』の学習運動が進められています。コロナ禍の中で、いやむしろ、コロナ禍だからこそ、世界中の教学運動は水かさを増しています。
さらに今、世界の青年部が師弟不二と異体同心の連帯を築き、地涌の誓願に立って新たな旅を開始しました。これからが、ますます楽しみです。
そうした希望と、いよいよこれから、との決意を込めて一緒に「顕仏未来記」を学んでいきたいと思います。
◇本抄について
本抄は文永10年(1273年)閏5月、日蓮大聖人が流罪先の佐渡・一谷で著されたものです。今日、明日の命も分からない流罪地で、世界広宣流布を宣言されていることに、あらためて深い感動を覚えます。
さて、本抄を拝するうえで大事なのは、「顕仏未来記」という題号です。この題号を読み下すと、「仏の未来記を顕す」となります。「未来を予見し、記した、仏の言葉を実現する」という意味になります。
題号にある「仏」を、どう拝するかで、本抄の題号には二重の意味が込められています。
まず、「釈尊の未来記」と拝すれば、日蓮大聖人が、仏の未来記、すなわち法華経で予見されていた末法広宣流布の道を実現してきた、ということになります。
釈尊は法華経で、私が亡くなった後、とりわけ悪世で広宣流布を断絶させてはならないと遺言の如く弟子たちに命じています。広宣流布とは民衆を断じて幸福にするとの仏意、仏の願いの実現です。人々の思想が乱れ、戦争や災害が相次ぎ、悪人も多い時代に、悲惨と不幸を根絶するために、迫害や弾圧を覚悟して立ち上がる仏弟子が誕生しなければ、広宣流布は進みません。
「顕仏未来記」は、そうした末法の時代に、日蓮大聖人が、法華経の精髄である南無妙法蓮華経の大法を掲げて、大難の中、広宣流布を実現してきたことが述べられています。「私一人」が立ち上がったのだと断言されています。
そして本抄の後半では、大聖人の仏法が全世界に広宣流布していくと、「御自身の未来記」を記され、「末法には東より西に往く」「仏法必ず東土の日本より出づべきなり」(御書508ページ)と、日蓮大聖人の太陽の仏法が、東の日本から西のインドへと広がっていく、いわゆる「仏法西還」を宣言されています。
末法万年は、南無妙法蓮華経を説き示した大聖人の太陽の仏法が世界を照らし、人類を救います。ゆえに私たちは、日蓮大聖人を末法の御本仏と拝して、南無妙法蓮華経の大法を弘通し、広宣流布を進めているのです。これが題号にある「仏」を「日蓮大聖人」と拝する読み方です。
その立場から見れば、大聖人の末法世界広宣流布という予見を現実のものとして顕したのは創価学会しかありません。また、その自覚と決意に立って、創価学会は「顕仏未来記」を拝してきました。
池田先生は「現代に、(末法万年の全民衆救済という)この尊極な精神を受け継ぎ、人々の幸福と平和、安穏な社会の構築のために、創価三代の師弟とともに、日々、奮闘してきたのが世界中の学会員です。釈尊、法華経、日蓮大聖人、そして創価学会——民衆勝利の時代を築きゆく、この仏教の歴史の中に『人間の宗教』の壮大な系譜があるのです」とつづられています。それでは、御書の御文に入っていきます。
◇大難の中で大歓喜の境涯開く
御文
『日蓮此の道理を存して既に二十一年なり、日来の災・月来の難・此の両三年の間の事既に死罪に及ばんとす今年・今月万が一も脱がれ難き身命なり、世の人疑い有らば委細の事は弟子に之を問え、幸なるかな一生の内に無始の謗法を消滅せんことを悦ばしいかな未だ見聞せざる教主釈尊に侍え奉らんことよ』(御書509ページ2行目〜4行目)
◇妙法を身読した喜び
「顕仏未来記」で、仏法西還という大聖人の未来記を示された後、本抄全体の結びとなる段落が、今回の拝読範囲です。
まず大聖人は、「日蓮此の道理を存して既に二十一年なり」と仰せです。この道理とは、「真実の仏法が、末法において必ず広宣流布する」という、釈尊が法華経で説き残した仏法の原理です。「二十一年」とは、建長5年(1253年)の立宗宣言から、本抄を認められた文永10年(1273年)までのことで、足かけ21年です。
「日来の災・月来の難・此の両三年の間の事既に死罪に及ばんとす今年・今月万が一も脱がれ難き身命なり」とは、この21年の間、大難の連続であったが、とりわけ、この数年、つまり、「竜の口の法難」や「佐渡流罪」は死罪に等しいものであったということです。現実には、赦免はおろか、大聖人が生きて帰るなどとは、この時は誰も想像だにしていなかったと思います。
ところが本抄で、大聖人は、「一たびは喜んで云く何なる幸あって」(御書505ページ)、「喜悦せしむる」(同506ページ)、「幸なるかな」「悦ばしいかな」(同509ページ)と仰せられています。
言うまでもなく、妙法を身読し、末法広宣流布の大道を開き、釈尊の遺命を実現した喜びです。拝読御文では、この現在の御心境を弟子たちに伝えています。
◇全人類の宿命転換へ
「世の人疑い有らば委細の事は弟子に之を問え」とは、世間の人たちに対して、大聖人は、「私の言葉に疑いがあるなら、詳しいことは私の弟子に聞きなさい」と仰せです。これは、「開目抄」や「佐渡御書」等で、大難の意味を既に教えられていることを示されるとともに、門下たちに対して「日蓮と同意」の信心で戦うように促されているとも拝されます。
続いて、「幸なるかな一生の内に無始の謗法を消滅せんことを悦ばしいかな未だ見聞せざる教主釈尊に侍え奉らんことよ」と仰せです。これは、大難の中で、仏界の生命を実現し、仏の大願に生き抜いた大歓喜の境涯の表明です。まさに学会指導にもありますが、成仏の大境涯とは、何ものにもおかされず、何ものをも恐れない絶対の幸福境涯です。
池田先生は「障魔との戦いである広宣流布の闘争は、各人の宿命転換を実現する力に漲っています。それが、一国の宿命転換、そして全人類の宿命転換へと広がっていきます。仏の大願に生き、自他の仏界の生命を湧現していく戦いであるからこそ、人類の境涯を高める大道になるのです」とつづられています。
広宣流布の本舞台だ。
全リーダーが率先して
組織の最前線へ!
希望の波動を起こそう!
御講聞書 P819
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者、無上宝聚不求自得の長者に非ずや』
【通解】
日蓮門下の、南無妙法蓮華経と唱える者は、「これ以上はないという『宝の聚まり』を、求めることなく、自ずから得た長者」なのである。
名字の言 50年前にノーベル平和賞を受賞した農学者ボーローグ博士 2020年10月29日
今年のノーベル平和賞に選ばれたのは、国連の世界食糧計画(WFP)。コロナ禍による深刻な飢えに苦しむ人々を支援する活動が評価された▼ちょうど50年前、ノーベル平和賞を受賞したのも、品種改良の小麦を開発し、食糧危機にあえぐ人々を救った農学者のノーマン・ボーローグ博士だった。"奇跡"とも呼ばれるその小麦は、背丈が低く丈夫で風害に強い上、穂数当たりの穀粒数が多く、高い収穫量を誇った。博士は2万系統以上の小麦を粘り強く研究し、この新品種を生み出した▼博士の人生観に大きな影響を及ぼしたのは、世界恐慌によって困窮する人々を目の当たりにしたことだった。苦しむ人の役に立ちたい——その切実な願いが一粒の種子を生み、やがて数億人の命を救った(レオン・ヘッサー著『ノーマン・ボーローグ』悠書館)▼仏典には「金色王」の故事が説かれる。干ばつと飢餓に苦しむ民衆のため、王は自らの食を最後まで分け与える。その姿は天をも揺り動かし、甘露の雨を降らせ、万民を蘇生させた▼"奇跡"と思える偉業も、最初の一歩は、何とかして人を救いたいという慈悲の心から始まる。目の前の一人に寄り添い、心に希望の種をまく。この地道な労作業の中に、最も崇高にして偉大な人間の輝きがある。(当)
寸鉄 2020年10月29日
「ほむれば弥功徳まさる」御書。体験を語れば福徳燦然。これ広布の推進力
青森県婦人部の日。励ましの声で伸びる人材の森日本一仲良き団結で前進
近隣の助け合い「何もしない」46%—厚労白書。絆結ぶ学会は地域の灯台
中古家電の出火事故相次ぐ。リコール情報や修理履歴を確認。小事が大事
「自転車のあおり運転」で初の逮捕者。危険行為を断じて許すな。事故撲滅
☆10月度「御書講義」 顕仏未来記(上)
◇仏法西還の未来記を実現!
創価学会公式ホームページ「SOKAnet」で配信されている、森中教学部長の10月度「御書講義」を、上下にわたって掲載します(抜粋・編集)。教材は「顕仏未来記」です。世界広布を前進させる、学会精神の源流を学んでいきましょう。講義の動画はこちらから視聴できます(31日まで)。((下)は10月24日付4面に掲載の予定)
◇はじめに
今、世界広宣流布は同時進行ですが、世界各国・地域の教学運動も同時進行です。日本の「大白蓮華」に連載されている、池田先生の御書講義「世界を照らす太陽の仏法」を世界中で同時に学習しています。また、御書全集も10言語を超えて発刊されています。そして、各国で今、熱心に小説『新・人間革命』の学習運動が進められています。コロナ禍の中で、いやむしろ、コロナ禍だからこそ、世界中の教学運動は水かさを増しています。
さらに今、世界の青年部が師弟不二と異体同心の連帯を築き、地涌の誓願に立って新たな旅を開始しました。これからが、ますます楽しみです。
そうした希望と、いよいよこれから、との決意を込めて一緒に「顕仏未来記」を学んでいきたいと思います。
◇本抄について
本抄は文永10年(1273年)閏5月、日蓮大聖人が流罪先の佐渡・一谷で著されたものです。今日、明日の命も分からない流罪地で、世界広宣流布を宣言されていることに、あらためて深い感動を覚えます。
さて、本抄を拝するうえで大事なのは、「顕仏未来記」という題号です。この題号を読み下すと、「仏の未来記を顕す」となります。「未来を予見し、記した、仏の言葉を実現する」という意味になります。
題号にある「仏」を、どう拝するかで、本抄の題号には二重の意味が込められています。
まず、「釈尊の未来記」と拝すれば、日蓮大聖人が、仏の未来記、すなわち法華経で予見されていた末法広宣流布の道を実現してきた、ということになります。
釈尊は法華経で、私が亡くなった後、とりわけ悪世で広宣流布を断絶させてはならないと遺言の如く弟子たちに命じています。広宣流布とは民衆を断じて幸福にするとの仏意、仏の願いの実現です。人々の思想が乱れ、戦争や災害が相次ぎ、悪人も多い時代に、悲惨と不幸を根絶するために、迫害や弾圧を覚悟して立ち上がる仏弟子が誕生しなければ、広宣流布は進みません。
「顕仏未来記」は、そうした末法の時代に、日蓮大聖人が、法華経の精髄である南無妙法蓮華経の大法を掲げて、大難の中、広宣流布を実現してきたことが述べられています。「私一人」が立ち上がったのだと断言されています。
そして本抄の後半では、大聖人の仏法が全世界に広宣流布していくと、「御自身の未来記」を記され、「末法には東より西に往く」「仏法必ず東土の日本より出づべきなり」(御書508ページ)と、日蓮大聖人の太陽の仏法が、東の日本から西のインドへと広がっていく、いわゆる「仏法西還」を宣言されています。
末法万年は、南無妙法蓮華経を説き示した大聖人の太陽の仏法が世界を照らし、人類を救います。ゆえに私たちは、日蓮大聖人を末法の御本仏と拝して、南無妙法蓮華経の大法を弘通し、広宣流布を進めているのです。これが題号にある「仏」を「日蓮大聖人」と拝する読み方です。
その立場から見れば、大聖人の末法世界広宣流布という予見を現実のものとして顕したのは創価学会しかありません。また、その自覚と決意に立って、創価学会は「顕仏未来記」を拝してきました。
池田先生は「現代に、(末法万年の全民衆救済という)この尊極な精神を受け継ぎ、人々の幸福と平和、安穏な社会の構築のために、創価三代の師弟とともに、日々、奮闘してきたのが世界中の学会員です。釈尊、法華経、日蓮大聖人、そして創価学会——民衆勝利の時代を築きゆく、この仏教の歴史の中に『人間の宗教』の壮大な系譜があるのです」とつづられています。それでは、御書の御文に入っていきます。
◇大難の中で大歓喜の境涯開く
御文
『日蓮此の道理を存して既に二十一年なり、日来の災・月来の難・此の両三年の間の事既に死罪に及ばんとす今年・今月万が一も脱がれ難き身命なり、世の人疑い有らば委細の事は弟子に之を問え、幸なるかな一生の内に無始の謗法を消滅せんことを悦ばしいかな未だ見聞せざる教主釈尊に侍え奉らんことよ』(御書509ページ2行目〜4行目)
◇妙法を身読した喜び
「顕仏未来記」で、仏法西還という大聖人の未来記を示された後、本抄全体の結びとなる段落が、今回の拝読範囲です。
まず大聖人は、「日蓮此の道理を存して既に二十一年なり」と仰せです。この道理とは、「真実の仏法が、末法において必ず広宣流布する」という、釈尊が法華経で説き残した仏法の原理です。「二十一年」とは、建長5年(1253年)の立宗宣言から、本抄を認められた文永10年(1273年)までのことで、足かけ21年です。
「日来の災・月来の難・此の両三年の間の事既に死罪に及ばんとす今年・今月万が一も脱がれ難き身命なり」とは、この21年の間、大難の連続であったが、とりわけ、この数年、つまり、「竜の口の法難」や「佐渡流罪」は死罪に等しいものであったということです。現実には、赦免はおろか、大聖人が生きて帰るなどとは、この時は誰も想像だにしていなかったと思います。
ところが本抄で、大聖人は、「一たびは喜んで云く何なる幸あって」(御書505ページ)、「喜悦せしむる」(同506ページ)、「幸なるかな」「悦ばしいかな」(同509ページ)と仰せられています。
言うまでもなく、妙法を身読し、末法広宣流布の大道を開き、釈尊の遺命を実現した喜びです。拝読御文では、この現在の御心境を弟子たちに伝えています。
◇全人類の宿命転換へ
「世の人疑い有らば委細の事は弟子に之を問え」とは、世間の人たちに対して、大聖人は、「私の言葉に疑いがあるなら、詳しいことは私の弟子に聞きなさい」と仰せです。これは、「開目抄」や「佐渡御書」等で、大難の意味を既に教えられていることを示されるとともに、門下たちに対して「日蓮と同意」の信心で戦うように促されているとも拝されます。
続いて、「幸なるかな一生の内に無始の謗法を消滅せんことを悦ばしいかな未だ見聞せざる教主釈尊に侍え奉らんことよ」と仰せです。これは、大難の中で、仏界の生命を実現し、仏の大願に生き抜いた大歓喜の境涯の表明です。まさに学会指導にもありますが、成仏の大境涯とは、何ものにもおかされず、何ものをも恐れない絶対の幸福境涯です。
池田先生は「障魔との戦いである広宣流布の闘争は、各人の宿命転換を実現する力に漲っています。それが、一国の宿命転換、そして全人類の宿命転換へと広がっていきます。仏の大願に生き、自他の仏界の生命を湧現していく戦いであるからこそ、人類の境涯を高める大道になるのです」とつづられています。
2020年10月28日水曜日
2020.10.28 わが友に贈る
磨けば磨くほど
心は輝きを増していく。
自身の可能性を信じて
「日夜朝暮に又懈らず」
題目を唱えゆこう!
四条金吾殿御消息 P1114
『法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ』
【通解】
法華経法師品には、「仏がさまざまな姿の人を派遣して、必ず法華経の行者を守らせる」と説かれている。疑ってはならない。また、安楽行品には「(法華経の行者を)刀や杖などで害することはできない」とあり、普門品には「(斬りつけようとする)刀は、すぐにいくつにも折れてしまう」とある。これらは、よもや嘘ではあるまい。
名字の言 「核兵器禁止条約」が発効へ。小さな声が大きな力に 2020年10月28日
聞き慣れない国名も並んでいた。ニウエ、ガイアナ、レソト……。史上初めて核兵器を非人道的で違法とする「核兵器禁止条約」を批准した国々だ▼これらは、太平洋やカリブ海の島、アフリカ大陸にある小国。小さな声と声の重なりが、条約発効に必要な50カ国・地域の批准へ大きな力となった。条約は明年1月22日に発効される▼被爆75年の本年、コロナ禍で各地の平和行事は縮小・中止に。そこで今夏、広島市内のある学会員の夫婦は、わが子と千羽鶴を折った。親子で折り紙をしながら語り合った。「いじめだって戦争の一つなのよ」「当たり前の生活に感謝しようね」。小さな手に添えられた大人の手のぬくもりを通じて、平和の心を伝える。折り鶴は地域の友人からも数多く届けられた▼条約採択に貢献したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長は「一人だけでは世界を変えることはできない」と語る。世界を変えるような"大きなうねり"を起こすには、周囲の人を巻き込んでいくことが大切、と▼一人は微力かもしれないが、無力ではない。192カ国・地域の創価の同志が、目の前の"一人"と心を結び合う。地道ではあるが、そこから世界平和への道が確実に開かれていくことを信じる。(子)
寸鉄 2020年10月28日
この信心は師子をつくるのだ—恩師。一つ一つを全力で。鍛えの道、堂々と
東京「杉並婦人部の日」。今日も颯爽と希望と幸福拡大!麗しき王女の陣列
「難問答に巧みにして」法華経。勇んで友の中へ。友情広げる対話を今こそ
行動が早いほど我々の選択の範囲は広く—歴史家先手必勝!範示す幹部に
あおり運転に遭った事がある—74%。互いに冷静さ失わず。譲り合いの心
☆四季の励まし 勝利の峰へ勇気の歩みを 2020年10月25日
【写真説明】夕焼けに赤く染まる空。厚い雲の向こうから、あかね色に輝く秀峰が姿を現した。世界最高峰のエベレストをはじめ、8000メートル級の山々が連なるヒマラヤ山脈。1995年(平成7年)11月3日、池田大作先生が、ネパールの首都カトマンズ郊外からカメラに収めた。
3日前の10月31日、池田先生は同国を初訪問。間もなく25周年の佳節を迎える。先生は訪問中、要請を受け、名門・国立トリブバン大学で記念講演。変動する社会の中で、ヒマラヤのごとく悠然たる「不動の自己」を築く重要性を語った。
挑戦の積み重ねが、嵐に揺るがぬ不動の自己を築く。いよいよ学会創立90周年の「11・18」。わが勝利の峰へ、勇気の心で前進しよう。
◇池田先生の言葉
大変な困難の時ほど、
「勇気」が光となる。
希望を
失いそうになった時こそ、
「勇気」が
行く手を照らす。
人生で最も大切なものは、
勇気である。
いざという時に、
勇気を出せる人が、
人間として一番尊い。
勇気こそ
仏法の真髄である。
人間の真髄である。
勇気は、
勝つための原動力である。
勇気は、
自分の外に
あるのではない。
自分の胸中にある。
勇気は、
特別な人だけが
もっているのではない。
誰でも平等にもっている。
大切なのは、常に自身を
変革していくことだ。
私たちでいえば
「人間革命」である。
自らを常に新たにし、
成長させていくのが、
我らの信仰である。
そのための最高の方法が、
唱題であり、
学会活動である。
小さなことでもよい。
具体的に
明確に祈りながら、
新しい何かに
チャレンジして
いくことだ。
一日に一人でもよい。
真心込めて声を掛け、
励まし、
仏縁を結んでいくことだ。
いつでも、どこでも、
私の胸には、悠然たる
エベレストの如き、
世界最高の師匠がいる。
ゆえに、弟子である私も、
永遠に挑戦をやめない。
最高峰を仰いで
人生を登はんする人に、
停滞はない。
後退も、敗北も、
絶対にない。
最後は必ず、
勝利の眺望を
楽しむことができる。
ここに「師弟」の道がある。
心は輝きを増していく。
自身の可能性を信じて
「日夜朝暮に又懈らず」
題目を唱えゆこう!
四条金吾殿御消息 P1114
『法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ』
【通解】
法華経法師品には、「仏がさまざまな姿の人を派遣して、必ず法華経の行者を守らせる」と説かれている。疑ってはならない。また、安楽行品には「(法華経の行者を)刀や杖などで害することはできない」とあり、普門品には「(斬りつけようとする)刀は、すぐにいくつにも折れてしまう」とある。これらは、よもや嘘ではあるまい。
名字の言 「核兵器禁止条約」が発効へ。小さな声が大きな力に 2020年10月28日
聞き慣れない国名も並んでいた。ニウエ、ガイアナ、レソト……。史上初めて核兵器を非人道的で違法とする「核兵器禁止条約」を批准した国々だ▼これらは、太平洋やカリブ海の島、アフリカ大陸にある小国。小さな声と声の重なりが、条約発効に必要な50カ国・地域の批准へ大きな力となった。条約は明年1月22日に発効される▼被爆75年の本年、コロナ禍で各地の平和行事は縮小・中止に。そこで今夏、広島市内のある学会員の夫婦は、わが子と千羽鶴を折った。親子で折り紙をしながら語り合った。「いじめだって戦争の一つなのよ」「当たり前の生活に感謝しようね」。小さな手に添えられた大人の手のぬくもりを通じて、平和の心を伝える。折り鶴は地域の友人からも数多く届けられた▼条約採択に貢献したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長は「一人だけでは世界を変えることはできない」と語る。世界を変えるような"大きなうねり"を起こすには、周囲の人を巻き込んでいくことが大切、と▼一人は微力かもしれないが、無力ではない。192カ国・地域の創価の同志が、目の前の"一人"と心を結び合う。地道ではあるが、そこから世界平和への道が確実に開かれていくことを信じる。(子)
寸鉄 2020年10月28日
この信心は師子をつくるのだ—恩師。一つ一つを全力で。鍛えの道、堂々と
東京「杉並婦人部の日」。今日も颯爽と希望と幸福拡大!麗しき王女の陣列
「難問答に巧みにして」法華経。勇んで友の中へ。友情広げる対話を今こそ
行動が早いほど我々の選択の範囲は広く—歴史家先手必勝!範示す幹部に
あおり運転に遭った事がある—74%。互いに冷静さ失わず。譲り合いの心
☆四季の励まし 勝利の峰へ勇気の歩みを 2020年10月25日
【写真説明】夕焼けに赤く染まる空。厚い雲の向こうから、あかね色に輝く秀峰が姿を現した。世界最高峰のエベレストをはじめ、8000メートル級の山々が連なるヒマラヤ山脈。1995年(平成7年)11月3日、池田大作先生が、ネパールの首都カトマンズ郊外からカメラに収めた。
3日前の10月31日、池田先生は同国を初訪問。間もなく25周年の佳節を迎える。先生は訪問中、要請を受け、名門・国立トリブバン大学で記念講演。変動する社会の中で、ヒマラヤのごとく悠然たる「不動の自己」を築く重要性を語った。
挑戦の積み重ねが、嵐に揺るがぬ不動の自己を築く。いよいよ学会創立90周年の「11・18」。わが勝利の峰へ、勇気の心で前進しよう。
◇池田先生の言葉
大変な困難の時ほど、
「勇気」が光となる。
希望を
失いそうになった時こそ、
「勇気」が
行く手を照らす。
人生で最も大切なものは、
勇気である。
いざという時に、
勇気を出せる人が、
人間として一番尊い。
勇気こそ
仏法の真髄である。
人間の真髄である。
勇気は、
勝つための原動力である。
勇気は、
自分の外に
あるのではない。
自分の胸中にある。
勇気は、
特別な人だけが
もっているのではない。
誰でも平等にもっている。
大切なのは、常に自身を
変革していくことだ。
私たちでいえば
「人間革命」である。
自らを常に新たにし、
成長させていくのが、
我らの信仰である。
そのための最高の方法が、
唱題であり、
学会活動である。
小さなことでもよい。
具体的に
明確に祈りながら、
新しい何かに
チャレンジして
いくことだ。
一日に一人でもよい。
真心込めて声を掛け、
励まし、
仏縁を結んでいくことだ。
いつでも、どこでも、
私の胸には、悠然たる
エベレストの如き、
世界最高の師匠がいる。
ゆえに、弟子である私も、
永遠に挑戦をやめない。
最高峰を仰いで
人生を登はんする人に、
停滞はない。
後退も、敗北も、
絶対にない。
最後は必ず、
勝利の眺望を
楽しむことができる。
ここに「師弟」の道がある。
2020年10月27日火曜日
2020.10.27 わが友に贈る
仏法を実践する人に
越えられない壁はない。
「さあこれからだ」と
日々の目標を明確に
勇気凜々と挑戦を!
顕謗法抄 P447
『若し仏此の地獄の苦を具に説かせ給はば人聴いて血をはいて死すべき故にくわしく仏説き給はずとみへたり』
【通解】
もし仏がこの地獄の苦しみをつぶさに説かれたならば、人はこれを聞いて血をはいて死ぬだろうから、仏はくわしく説かれなかったと思われる。
名字の言 きょうから読書週間。読みたい本を探し出す方法 2020年10月27日
ある著者の本を読んで面白いと思い、その人の著作を次々に読み進める。一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏は、これを「読書の連鎖過程」と呼ぶ。「読みたい本を探し出す方法として有効」であると▼実際、氏は『ジョゼフ・フーシェ』でツヴァイクの魅力に引き込まれ、『人類の星の時間』『マゼラン』『マリー・アントワネット』を一気に読み進めたという▼氏は「望めば古典を読んだり聞いたりすることが、簡単にできます」とも。かつて印刷の費用は高く、庶民が本を手にすることは難しかった。だが現代は、書店や図書館に足を運べば、たくさんの本が出迎えてくれる。インターネットを使えば、家にいながら本が買えるし、電子書籍で読むこともできる。「これは、考えてみれば素晴らしいことです」(『だから古典は面白い』幻冬舎新書)▼ドイツの哲学者ショーペンハウアーは「さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなもの」(斎藤忍随訳)とつづった。本を開けば、世界中に出掛けられる。時代を超えて偉人と語り合うこともできる▼コロナ禍にあって、読書は最も手軽な移動手段ともいえよう。時間を工夫し、"良書に触れる秋"としたい。きょうから「読書週間」。(銘)
寸鉄 2020年10月27日
「心みに法華経の信心を立てて御らむあるべし」御書。題目で試練に挑め
滋賀青年部の日。君達が次の十年の主役!常勝の闘魂燃やし拡大の先駆を
目的は手段を生む—牧口先生。広布への祈り定め最高の智慧と作戦で前進
文字・活字文化の日。読書は人間精神を陶冶。暇を見つけまず一頁でも挑戦
口の衰えは全身の老化に通ず。話す事も有効と。学会活動は健康長寿の道
☆心に御書を 第82回 苦難の時こそ成長の好機
〈御文〉
法華経の行者は久遠長寿の如来なり、修行の枝をきられ・まげられん事疑なかるべし(四条金吾殿御返事、1136ページ)
〈通解〉
(松は万年の樹齢を持つゆえに、長年の風雪に鍛えられ、枝を曲げられる<見事な枝振りとなっていく>。同じように)法華経の行者は久遠長寿の如来である。修行の枝を切られ、曲げられることは疑いない。
◇池田先生が贈る指針
なぜ法華経の行者に苦難が続くのか。「久遠長寿の如来」だからだ。試練を越えてこそ、永遠に崩れぬ仏の大境涯を、いよいよ強く築ける。
荒れ狂う社会で妙法を持ち通すことは、信念の究極である。その人を仏天は歓喜し守る。
わが社会部・専門部をはじめ創価の世雄よ、不屈の祈りで、嵐に揺るがぬ大樹と聳え立て!
☆11月度の拝読御書「異体同心事」など
◇信心の団結こそ原動力
11月度の拝読御書は「異体同心事」と「南条殿御返事(白麦御書)」の2編。「異体同心事」は執筆の年月や宛先などは定かではないが、本抄の前半では熱原に不穏な動きが出てきた、文永年間の末から建治年間にかけて、駿河の門下に対して、激励されていると推察される。
座談会では「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(御書1463ページ)等を研さん。誓願の祈りを根本に、広宣流布という大目的に心を合わせる中で、一人一人の持てる力が遺憾なく発揮されることを確認する。
研修教材では「御心ざしは麦にはあらず金なり・金にはあらず法華経の文字なり」(同1541ページ)を拝読。広布への志を貫けば、無量の功徳に包まれていくことを学ぶ。
【座談会】「日本国の人人は多人なれども〜此の一門も又かくのごとし」(御書1463ページ5行目〜7行目)
【研修教材】「迦葉尊者の麦のはん(飯)は〜此のむぎをば仏のたね(種)とこそ御らん候らめ」(同1541ページ10行目〜14行目)
越えられない壁はない。
「さあこれからだ」と
日々の目標を明確に
勇気凜々と挑戦を!
顕謗法抄 P447
『若し仏此の地獄の苦を具に説かせ給はば人聴いて血をはいて死すべき故にくわしく仏説き給はずとみへたり』
【通解】
もし仏がこの地獄の苦しみをつぶさに説かれたならば、人はこれを聞いて血をはいて死ぬだろうから、仏はくわしく説かれなかったと思われる。
名字の言 きょうから読書週間。読みたい本を探し出す方法 2020年10月27日
ある著者の本を読んで面白いと思い、その人の著作を次々に読み進める。一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏は、これを「読書の連鎖過程」と呼ぶ。「読みたい本を探し出す方法として有効」であると▼実際、氏は『ジョゼフ・フーシェ』でツヴァイクの魅力に引き込まれ、『人類の星の時間』『マゼラン』『マリー・アントワネット』を一気に読み進めたという▼氏は「望めば古典を読んだり聞いたりすることが、簡単にできます」とも。かつて印刷の費用は高く、庶民が本を手にすることは難しかった。だが現代は、書店や図書館に足を運べば、たくさんの本が出迎えてくれる。インターネットを使えば、家にいながら本が買えるし、電子書籍で読むこともできる。「これは、考えてみれば素晴らしいことです」(『だから古典は面白い』幻冬舎新書)▼ドイツの哲学者ショーペンハウアーは「さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなもの」(斎藤忍随訳)とつづった。本を開けば、世界中に出掛けられる。時代を超えて偉人と語り合うこともできる▼コロナ禍にあって、読書は最も手軽な移動手段ともいえよう。時間を工夫し、"良書に触れる秋"としたい。きょうから「読書週間」。(銘)
寸鉄 2020年10月27日
「心みに法華経の信心を立てて御らむあるべし」御書。題目で試練に挑め
滋賀青年部の日。君達が次の十年の主役!常勝の闘魂燃やし拡大の先駆を
目的は手段を生む—牧口先生。広布への祈り定め最高の智慧と作戦で前進
文字・活字文化の日。読書は人間精神を陶冶。暇を見つけまず一頁でも挑戦
口の衰えは全身の老化に通ず。話す事も有効と。学会活動は健康長寿の道
☆心に御書を 第82回 苦難の時こそ成長の好機
〈御文〉
法華経の行者は久遠長寿の如来なり、修行の枝をきられ・まげられん事疑なかるべし(四条金吾殿御返事、1136ページ)
〈通解〉
(松は万年の樹齢を持つゆえに、長年の風雪に鍛えられ、枝を曲げられる<見事な枝振りとなっていく>。同じように)法華経の行者は久遠長寿の如来である。修行の枝を切られ、曲げられることは疑いない。
◇池田先生が贈る指針
なぜ法華経の行者に苦難が続くのか。「久遠長寿の如来」だからだ。試練を越えてこそ、永遠に崩れぬ仏の大境涯を、いよいよ強く築ける。
荒れ狂う社会で妙法を持ち通すことは、信念の究極である。その人を仏天は歓喜し守る。
わが社会部・専門部をはじめ創価の世雄よ、不屈の祈りで、嵐に揺るがぬ大樹と聳え立て!
☆11月度の拝読御書「異体同心事」など
◇信心の団結こそ原動力
11月度の拝読御書は「異体同心事」と「南条殿御返事(白麦御書)」の2編。「異体同心事」は執筆の年月や宛先などは定かではないが、本抄の前半では熱原に不穏な動きが出てきた、文永年間の末から建治年間にかけて、駿河の門下に対して、激励されていると推察される。
座談会では「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(御書1463ページ)等を研さん。誓願の祈りを根本に、広宣流布という大目的に心を合わせる中で、一人一人の持てる力が遺憾なく発揮されることを確認する。
研修教材では「御心ざしは麦にはあらず金なり・金にはあらず法華経の文字なり」(同1541ページ)を拝読。広布への志を貫けば、無量の功徳に包まれていくことを学ぶ。
【座談会】「日本国の人人は多人なれども〜此の一門も又かくのごとし」(御書1463ページ5行目〜7行目)
【研修教材】「迦葉尊者の麦のはん(飯)は〜此のむぎをば仏のたね(種)とこそ御らん候らめ」(同1541ページ10行目〜14行目)
2020年10月26日月曜日
2020.10.26 わが友に贈る
◇今週のことば
「毒薬変じて薬となり
衆生変じて仏となる」
苦労した人こそ幸福に。
妙法の大功力を満々と
体験をつかみ広げよう!
2020年10月26日
日女御前御返事 P1244
『南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす』
【通解】
南無妙法蓮華経とだけ唱えて、成仏することが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は、信をもって源とする。
名字の言 画家・砥上裕將さんが語る水墨画の上達の秘訣 2020年10月26日
水墨画家の砥上裕將さんが本紙のインタビューで語っていた。水墨画を思うように描けず、悩んでいる人の作品を見ると、多くの場合、無駄な一手がある。"うまく見せよう"と要らない線を描き足してしまうことで、かえって絵のバランスが崩れるのだという▼大切なのは、ありのままの自分で挑戦し続ける「素直さ」——砥上さんはそう強調する。"失敗したな"と思った時にごまかさない。背伸びすることなく、悩みながら描いて描いて描き続ける。その姿勢こそが真の上達の秘訣、と▼この話に触れ、思い出した方がいる。青年部時代にお世話になった地区部長さん。吃音を気にしてか、人前に出ることが大の苦手。でも座談会では、「地区の同志のためだから」と汗をふきふき御書講義をされていた▼地道な訪問激励の人で、足しげく通う真心に接し、「あんたには、かなわん」と何人の友が発心したか。"万言を費やすより、まず実践!"の学会精神を、その身そのままの振る舞いで教えてくださった▼御書に「はたらかさず・つくろわず・もとの儘」(759ページ)と。本物の人間力を磨き光らせるには、見えや気取りを捨て、ありのままの姿で切磋琢磨し合うこと。わが支部、わが地区こそ一番の"触発の舞台"である。(誠)
寸鉄 2020年10月26日
使命を知った人間は強いぞ。恐れも不安もない—恩師。腹を決めて広布へ
池田先生の北陸初訪問の日。誓願の勇者は朗らか。今日より明日へと挑戦!
会合・会議は短く触発に満ちた内容に。賢く感染防止。これ価値創造の道
体温1度低下で免疫力は3割減と。寒暖差に注意し重ね着など上手に工夫
いじめSNS相談、来年度から全国展開—公明が牽引。命守る政治を更に
〈社説〉 2020・10・26 あすから「読書週間」
◇「本」が無限の可能性を開く
第74回「読書週間」が、あす「文字・活字文化の日」から始まる(11月9日まで)。「知的で心豊かな国民生活及び活力ある社会の実現に寄与する」ことを目的に文字・活字文化振興法が制定されて本年で15年。豊かな心を育む良書に触れる好機にしていきたい。
新型コロナウイルスの感染拡大によって人々の生活様式は大きく変わった。自粛生活を余儀なくされ、読書を始めた人も少なくないのでは。「活字離れ」「読書離れ」といわれて久しい現代にあって、出版物の売り上げが増加傾向にある。特に、電子出版物は大幅な伸びを見せているという。"おうち時間"が増えたこと、携帯電話を"ガラケー"から"スマホ"に替えた人の増加も要因の一つであろうか。こうしたことも本の一ページを開き、豊かな読書体験が社会に広がる転機となってほしい。
家族で競って図書館に通うほどの読書好きで、自宅には数千冊の本があるという愛知の婦人部員に話を聞いた。
日々、刻々と変化する時代に取り残されないようにと読書に挑戦し、池田先生の著書や本紙なども熟読。「これだけ読んでいれば誰とでも語り合える」との自信を持った。婦人は近隣にある大学の教授の知遇を得て、折々に示唆に富んだ対話を重ねたという。教授は創価学会主催の展示会へ。さらには「SGIの日」記念提言に感銘を受け、学会に共感を寄せるまでに。「本は"人間外交"を切り開く宝剣ですね」と婦人は笑顔で語る。
読書は、大人以上に、子どもたちにとって宝の経験となる。
「子どもたちのさまざまな"芽生え"を助ける重要な役割が絵本にはある」と語るのは絵本作家の松本弘子氏。創作活動の傍ら、読み聞かせやその指導に尽力してきた氏は、本をもとにした語らいが子どもたちの思いや気持ちを知ること、考えを引き出すことにつながり、精神の奥底にある"人としての核"を成すものを培う機会になるとも述べている。
池田先生も"子どもたちの心の大地を耕し、正義の種、勇気の種、優しさの種をまいてあげたい"と、子ども向けの童話や物語の創作を続けてきた。そして、「どこにいても、世界中、宇宙まで飛んでいける魔法の乗り物」が読書であると未来を担う少年少女に語る。
さまざまな表現や、人間の生き方に触れることができる読書は、一人の人間が持つ無限の可能性を大きく開く。子どもたちと本を通じて語り合うほどに、希望の未来が見えてくるにちがいない。
今年の読書週間の標語は「ラストページまで駆け抜けて」。皆で本を手に取り、共に心豊かな一日一日を送りたい。
☆白蓮グループ総会への池田先生ご夫妻のメッセージ 2020年10月19日
◇青春勝利の舞を朗らかに
わが白蓮グループの清々しい総会、誠におめでとう!
コロナ禍にも負けず、白蓮グループの皆さんが、新しい知恵を発揮して、生き生きと励まし合いながら前進していることは、私と妻の、この上ない喜びです。世界に広がる白蓮のスクラムこそ、全同志にとって、また、社会と人類にとって、素晴らしい希望そのものです。
日蓮大聖人は「法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り・口に唱ふれば其の口即仏なり」「此の経を持つ人は百人は百人ながら・千人は千人ながら・一人もかけず仏に成る」(御書1580ページ)と仰せです。
どんなに苦しいことがあっても、題目を唱えていくならば、ありのままの自分の生命が、最も尊い妙法の当体として輝き光っていきます。明るい「勇気の太陽」「智慧の太陽」「慈悲の太陽」が昇ります。必ずや、縁する友と一緒に、清らかな「幸福の花」「歓喜の花」を咲かせていくことができます。
どうか、この最高に福運あふれる白蓮のいのちで、何があっても朗らかに前へ前へと進み、友情を広げ、「新・人間革命の世紀」を照らしていってください。
私と妻は、大事な大事な白蓮の皆さんが、一人ももれなく、健やかで、職場でも生活でも地域でも、聡明に青春勝利の舞を飾っていくことを祈り抜いていきます。
「毒薬変じて薬となり
衆生変じて仏となる」
苦労した人こそ幸福に。
妙法の大功力を満々と
体験をつかみ広げよう!
2020年10月26日
日女御前御返事 P1244
『南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす』
【通解】
南無妙法蓮華経とだけ唱えて、成仏することが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は、信をもって源とする。
名字の言 画家・砥上裕將さんが語る水墨画の上達の秘訣 2020年10月26日
水墨画家の砥上裕將さんが本紙のインタビューで語っていた。水墨画を思うように描けず、悩んでいる人の作品を見ると、多くの場合、無駄な一手がある。"うまく見せよう"と要らない線を描き足してしまうことで、かえって絵のバランスが崩れるのだという▼大切なのは、ありのままの自分で挑戦し続ける「素直さ」——砥上さんはそう強調する。"失敗したな"と思った時にごまかさない。背伸びすることなく、悩みながら描いて描いて描き続ける。その姿勢こそが真の上達の秘訣、と▼この話に触れ、思い出した方がいる。青年部時代にお世話になった地区部長さん。吃音を気にしてか、人前に出ることが大の苦手。でも座談会では、「地区の同志のためだから」と汗をふきふき御書講義をされていた▼地道な訪問激励の人で、足しげく通う真心に接し、「あんたには、かなわん」と何人の友が発心したか。"万言を費やすより、まず実践!"の学会精神を、その身そのままの振る舞いで教えてくださった▼御書に「はたらかさず・つくろわず・もとの儘」(759ページ)と。本物の人間力を磨き光らせるには、見えや気取りを捨て、ありのままの姿で切磋琢磨し合うこと。わが支部、わが地区こそ一番の"触発の舞台"である。(誠)
寸鉄 2020年10月26日
使命を知った人間は強いぞ。恐れも不安もない—恩師。腹を決めて広布へ
池田先生の北陸初訪問の日。誓願の勇者は朗らか。今日より明日へと挑戦!
会合・会議は短く触発に満ちた内容に。賢く感染防止。これ価値創造の道
体温1度低下で免疫力は3割減と。寒暖差に注意し重ね着など上手に工夫
いじめSNS相談、来年度から全国展開—公明が牽引。命守る政治を更に
〈社説〉 2020・10・26 あすから「読書週間」
◇「本」が無限の可能性を開く
第74回「読書週間」が、あす「文字・活字文化の日」から始まる(11月9日まで)。「知的で心豊かな国民生活及び活力ある社会の実現に寄与する」ことを目的に文字・活字文化振興法が制定されて本年で15年。豊かな心を育む良書に触れる好機にしていきたい。
新型コロナウイルスの感染拡大によって人々の生活様式は大きく変わった。自粛生活を余儀なくされ、読書を始めた人も少なくないのでは。「活字離れ」「読書離れ」といわれて久しい現代にあって、出版物の売り上げが増加傾向にある。特に、電子出版物は大幅な伸びを見せているという。"おうち時間"が増えたこと、携帯電話を"ガラケー"から"スマホ"に替えた人の増加も要因の一つであろうか。こうしたことも本の一ページを開き、豊かな読書体験が社会に広がる転機となってほしい。
家族で競って図書館に通うほどの読書好きで、自宅には数千冊の本があるという愛知の婦人部員に話を聞いた。
日々、刻々と変化する時代に取り残されないようにと読書に挑戦し、池田先生の著書や本紙なども熟読。「これだけ読んでいれば誰とでも語り合える」との自信を持った。婦人は近隣にある大学の教授の知遇を得て、折々に示唆に富んだ対話を重ねたという。教授は創価学会主催の展示会へ。さらには「SGIの日」記念提言に感銘を受け、学会に共感を寄せるまでに。「本は"人間外交"を切り開く宝剣ですね」と婦人は笑顔で語る。
読書は、大人以上に、子どもたちにとって宝の経験となる。
「子どもたちのさまざまな"芽生え"を助ける重要な役割が絵本にはある」と語るのは絵本作家の松本弘子氏。創作活動の傍ら、読み聞かせやその指導に尽力してきた氏は、本をもとにした語らいが子どもたちの思いや気持ちを知ること、考えを引き出すことにつながり、精神の奥底にある"人としての核"を成すものを培う機会になるとも述べている。
池田先生も"子どもたちの心の大地を耕し、正義の種、勇気の種、優しさの種をまいてあげたい"と、子ども向けの童話や物語の創作を続けてきた。そして、「どこにいても、世界中、宇宙まで飛んでいける魔法の乗り物」が読書であると未来を担う少年少女に語る。
さまざまな表現や、人間の生き方に触れることができる読書は、一人の人間が持つ無限の可能性を大きく開く。子どもたちと本を通じて語り合うほどに、希望の未来が見えてくるにちがいない。
今年の読書週間の標語は「ラストページまで駆け抜けて」。皆で本を手に取り、共に心豊かな一日一日を送りたい。
☆白蓮グループ総会への池田先生ご夫妻のメッセージ 2020年10月19日
◇青春勝利の舞を朗らかに
わが白蓮グループの清々しい総会、誠におめでとう!
コロナ禍にも負けず、白蓮グループの皆さんが、新しい知恵を発揮して、生き生きと励まし合いながら前進していることは、私と妻の、この上ない喜びです。世界に広がる白蓮のスクラムこそ、全同志にとって、また、社会と人類にとって、素晴らしい希望そのものです。
日蓮大聖人は「法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り・口に唱ふれば其の口即仏なり」「此の経を持つ人は百人は百人ながら・千人は千人ながら・一人もかけず仏に成る」(御書1580ページ)と仰せです。
どんなに苦しいことがあっても、題目を唱えていくならば、ありのままの自分の生命が、最も尊い妙法の当体として輝き光っていきます。明るい「勇気の太陽」「智慧の太陽」「慈悲の太陽」が昇ります。必ずや、縁する友と一緒に、清らかな「幸福の花」「歓喜の花」を咲かせていくことができます。
どうか、この最高に福運あふれる白蓮のいのちで、何があっても朗らかに前へ前へと進み、友情を広げ、「新・人間革命の世紀」を照らしていってください。
私と妻は、大事な大事な白蓮の皆さんが、一人ももれなく、健やかで、職場でも生活でも地域でも、聡明に青春勝利の舞を飾っていくことを祈り抜いていきます。
2020年10月25日日曜日
2020.10.25 わが友に贈る
開かれた心が対話の鍵。
こちらから声を掛け
相手の話をよく聞こう!
共感と納得が
新しい前進の力となる。
三沢抄 P1488
『かれが弟子だんな並に国土の人の心の内に入りかわりてあるひはいさめ或はをどしてみよそれに叶はずば我みづからうちくだりて国主の身心に入りかわりてをどして見むにいかでかとどめざるべきとせんぎし候なり』
【通解】
「彼の弟子檀那および国土の人々の心の中に入り代わって、あるいは諌め、あるいは脅してみよ」と言い、「それでも駄目だったならば、われ自ら降りていって国主の身心に入り代わって脅してみれば止められないことがあろう」と評議するのである。
名字の言 英語力を伸ばす「三つのかく」 2020年10月25日
英語力を伸ばすためには「三つのかく」が大切だという。言語学者の金谷武洋氏が述べている。�日常で目に留まるものを英訳し、メモ帳に「単語を書く」�人前で英語を話し、「恥をかく」�英語ができる人と一緒に活動し、「汗をかく」(『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』飛鳥新社)▼机上で学ぶだけではない。積極的に話し、動き、人と交わる。文法や発音が稚拙でも、実践する中で英語力は磨かれていく。創価の運動にも通じよう▼2年前に入会した広島の男子部大学校生がいる。口下手で仏法の知識もほとんどない。それでも先輩に「だから対話するんだよ」と励まされ、友人のもとへ。悔しい思いもしたが、本年、弘教が実った。「語るほどに、自分自身が信心の素晴らしさを学んでいることに気付きました」と彼は言う▼かつて池田先生は、折伏に大切な「三つの心」を随筆につづった。第一は勇気。第二は感謝。第三は誠実。「友のことを祈り、行動し抜いた分だけ、互いの生命に『幸福の花』は必ず、咲き薫っていく」と▼行学は一体であり、「信心よりをこる」(御書1361ページ)である。コロナ禍であっても、否、コロナ禍だからこそ真心込めて希望の哲学を語る。その挑戦が、私たち自身に信仰の偉大さを教えてくれる。(子)
寸鉄 2020年10月25日
「此の度大願を立て後生を願はせ給へ」御書。試練の時代こそ広布の志高く
足立広布「師弟原点の日」庶民の団結は偉大!壁を破る拡大で本陣をリード
練馬勇気の日。大東京の模範の人材城はここに!新たな勝利の突破口頼む
「真の革命はただ一人の人間の革命」作家。幹部がまず挑戦!それが学会魂
小中高生のネットいじめが増加と。些細な変化も見逃さず社会全体で撲滅
☆勇気の源泉—創立者が語った指針 なぜ「木星」は「太陽」になれなかったのか——池田先生が語る努力の重要性 2020年10月16日
青春時代に深く心に刻んだ言葉は、生涯にわたって、苦難に打ち勝つ勇気を湧き起こしてくれる。新企画「勇気の源泉——創立者が語った指針」では、創立者・池田先生が創価教育の学びやで折々に語った珠玉のスピーチの中から、人生勝利の指針を紹介する(抜粋)。今回は、1989年7月に行われた創価学園の第22回栄光祭。上下2回に分けて掲載する。
●東京・創価学園 1989年7月 栄光祭�
<池田先生が、未来への指針を示してきた学園伝統の「栄光祭」(現在は7・17「栄光の日」記念の集い)。第22回の式典で先生は、壮大な宇宙の物語からスピーチを始めた。自ら光を放つ星(恒星)となった「太陽」と、なれなかった「木星」——。その誕生の過程を対比しつつ、学園生に向け、自身の中に眠る可能性を光り輝かせるためには何が必要かを訴えた>
本日、私がお話ししたいのは、天空に輝く、あの「太陽」がどのようにして誕生したのか、ということである。じつは「木星」は、「太陽になりそこねた星」とされている。太陽になれた星と、なれなかった星と、その違いはどこにあったのか——。
結論的に、また端的にいえば、それは木星が、中途半端な"太陽の卵"だったからである。(太陽のように)動きに動き、回転に回転し、自己を拡大していかなかった。
わかりやすく人間にたとえていえば、努力また努力のはてに、人々を照らしゆく光の存在になったのが「太陽」であり、せっかく大きな可能性を持ちながら、途中で休んで、チャンスをのがしてしまったのが「木星」ともいえる。
<太陽の形成は、宇宙空間に漂う無数のガス(気体)やチリを、"太陽の卵"がすごい勢いで自らの圏内に巻きこみ、拡大していったことで起こったと考えられている。先生は、そうした太陽誕生のドラマを紹介。ガスを集めながら中心部の圧力を高めていった太陽と、学びの青春を送り自身を鍛えゆく学園生の姿を重ねた>
(ガスを集める太陽の様子は)人間でいえば、「全部、こっちに集まれ、一緒に進もう。みんなで偉大な仕事をしよう」と、友人、味方を率先してつくっていくリーダーのような働きといえるかもしれない。また自分の苦難、苦労をも、すべて良い方向へと回転させる意識にも通じよう。
はじめ小さかったガスの塊は、しだいに、雪だるま式に大きくなってくる。回転速度が大きくなりはじめる。だんだん忙しくなる。やがて、遠心力でレコード盤のような形になって、回りに回る。動きに動く。勢いがついてくる。大きくなるにしたがって、中心部は、ものすごい圧力になり、高温になってくる。この中心部の塊が太陽の卵である。
中心の"核"の部分は、個人でいえば「一念」ともいえる。組織においては、団結の「中心者」であろう。クラスでは担任の先生、あるいは学級委員だろうか。その"核"には、大きな圧力と鍛えの力が働く。それでも耐えに耐えて、なおも運動を続ける——。
粘り強い連続行動。休みなき連続運動。そのはてに、中心のガス球は、ある時、突然に、みずからの力で「熱」と「光」を放ちはじめた。暗黒の宇宙の中で、壮大に、そして華麗に輝きはじめた灼熱の生命体——。劇的な「太陽の誕生」の瞬間である。
太陽が輝きはじめたのは、高圧のために、中心の温度がなんと1000万度に達し、"核融合反応"(4個の水素原子核が高温のため激しく運動し、衝突して結びつき、1個のヘリウム原子核をつくる。この時、ばく大な原子エネルギーが放出される)が起こったからである。
いわば太陽は、ギリギリまで回転しぬき、ギリギリまで戦いぬいた。自分自身の行動に徹しぬいた。その結果、忽然として、自己の本然の姿を顕したのである。人間も、組織も、国家、人類にも、この法則はあてはまる。
自己の目的と使命にむかって、その完成まで、挑戦に挑戦をかさねる。あきらめない。動く。学び、語る。また学ぶ。その、これでもか、これでもかという実践の結果、ある時、パーッと大きく開けてくるものである。
一人残らず「使命の人」
<池田先生は、誰もがかけがえのない使命や無限の可能性を秘めていると強調。絶えざる努力で、自身の胸中にある"生命の太陽"を赫々と光り輝かせ、社会を、そして世界を照らしゆく存在になってほしいと望む>
諸君は自分を「チリ」のような小さな存在のように感じる時があるかもしれない。しかし、断じて、そうではない。
一つの微塵、一つの原子の中にも、巨大な可能性が秘められている。それが宇宙の実相である。
まして諸君は、一人残らず、かけがえのない使命の人である。そう自分で自分を決めることである。その確信と自覚が、諸君の中にある無限のパワーを解放する。
人間は、"核"となる「一念」しだいで、何でもできる。考えられないほどの力がわいてくる。
太陽系で、太陽についでもっとも多くのガスやチリを集めたのが木星であった。
だが、木星では「核融合」が起こらず、みずから光と熱を発する太陽と同じような星(恒星)とはならなかった。集めたガスやチリの量が足りなかったからである。質量が不足したため、核融合を引き起こすまでの高温、高圧状態とはならなかったわけである。
もし木星が、もっと急速に回転しながら多量のガスやチリを集めていれば"ミニ太陽"となって、みずから輝く星になっていたにちがいない。そうなれば太陽系は「二つの太陽」を持つこととなったことだろう。
いずれにせよ、諸君の生命は、大宇宙とともに律動しているのであり、一人一人の胸中にも、赫々たる太陽がある。その光を放ちゆくための"修行"が、現在の諸君の勉学であり、絶えざる努力なのである。
だれもが胸中にいだいている"生命の太陽"。それが、あの木星のように、自分の努力や行動が不十分であったために"太陽"として輝きだすことができなければ、悔やんでも悔やみきれない。
努力すれば努力したぶんだけ、行動すれば行動したぶんだけ、厳然と結果は表れてくる。また善は善として、悪は悪として、いつしかすべて明らかになっていくのである。
こちらから声を掛け
相手の話をよく聞こう!
共感と納得が
新しい前進の力となる。
三沢抄 P1488
『かれが弟子だんな並に国土の人の心の内に入りかわりてあるひはいさめ或はをどしてみよそれに叶はずば我みづからうちくだりて国主の身心に入りかわりてをどして見むにいかでかとどめざるべきとせんぎし候なり』
【通解】
「彼の弟子檀那および国土の人々の心の中に入り代わって、あるいは諌め、あるいは脅してみよ」と言い、「それでも駄目だったならば、われ自ら降りていって国主の身心に入り代わって脅してみれば止められないことがあろう」と評議するのである。
名字の言 英語力を伸ばす「三つのかく」 2020年10月25日
英語力を伸ばすためには「三つのかく」が大切だという。言語学者の金谷武洋氏が述べている。�日常で目に留まるものを英訳し、メモ帳に「単語を書く」�人前で英語を話し、「恥をかく」�英語ができる人と一緒に活動し、「汗をかく」(『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』飛鳥新社)▼机上で学ぶだけではない。積極的に話し、動き、人と交わる。文法や発音が稚拙でも、実践する中で英語力は磨かれていく。創価の運動にも通じよう▼2年前に入会した広島の男子部大学校生がいる。口下手で仏法の知識もほとんどない。それでも先輩に「だから対話するんだよ」と励まされ、友人のもとへ。悔しい思いもしたが、本年、弘教が実った。「語るほどに、自分自身が信心の素晴らしさを学んでいることに気付きました」と彼は言う▼かつて池田先生は、折伏に大切な「三つの心」を随筆につづった。第一は勇気。第二は感謝。第三は誠実。「友のことを祈り、行動し抜いた分だけ、互いの生命に『幸福の花』は必ず、咲き薫っていく」と▼行学は一体であり、「信心よりをこる」(御書1361ページ)である。コロナ禍であっても、否、コロナ禍だからこそ真心込めて希望の哲学を語る。その挑戦が、私たち自身に信仰の偉大さを教えてくれる。(子)
寸鉄 2020年10月25日
「此の度大願を立て後生を願はせ給へ」御書。試練の時代こそ広布の志高く
足立広布「師弟原点の日」庶民の団結は偉大!壁を破る拡大で本陣をリード
練馬勇気の日。大東京の模範の人材城はここに!新たな勝利の突破口頼む
「真の革命はただ一人の人間の革命」作家。幹部がまず挑戦!それが学会魂
小中高生のネットいじめが増加と。些細な変化も見逃さず社会全体で撲滅
☆勇気の源泉—創立者が語った指針 なぜ「木星」は「太陽」になれなかったのか——池田先生が語る努力の重要性 2020年10月16日
青春時代に深く心に刻んだ言葉は、生涯にわたって、苦難に打ち勝つ勇気を湧き起こしてくれる。新企画「勇気の源泉——創立者が語った指針」では、創立者・池田先生が創価教育の学びやで折々に語った珠玉のスピーチの中から、人生勝利の指針を紹介する(抜粋)。今回は、1989年7月に行われた創価学園の第22回栄光祭。上下2回に分けて掲載する。
●東京・創価学園 1989年7月 栄光祭�
<池田先生が、未来への指針を示してきた学園伝統の「栄光祭」(現在は7・17「栄光の日」記念の集い)。第22回の式典で先生は、壮大な宇宙の物語からスピーチを始めた。自ら光を放つ星(恒星)となった「太陽」と、なれなかった「木星」——。その誕生の過程を対比しつつ、学園生に向け、自身の中に眠る可能性を光り輝かせるためには何が必要かを訴えた>
本日、私がお話ししたいのは、天空に輝く、あの「太陽」がどのようにして誕生したのか、ということである。じつは「木星」は、「太陽になりそこねた星」とされている。太陽になれた星と、なれなかった星と、その違いはどこにあったのか——。
結論的に、また端的にいえば、それは木星が、中途半端な"太陽の卵"だったからである。(太陽のように)動きに動き、回転に回転し、自己を拡大していかなかった。
わかりやすく人間にたとえていえば、努力また努力のはてに、人々を照らしゆく光の存在になったのが「太陽」であり、せっかく大きな可能性を持ちながら、途中で休んで、チャンスをのがしてしまったのが「木星」ともいえる。
<太陽の形成は、宇宙空間に漂う無数のガス(気体)やチリを、"太陽の卵"がすごい勢いで自らの圏内に巻きこみ、拡大していったことで起こったと考えられている。先生は、そうした太陽誕生のドラマを紹介。ガスを集めながら中心部の圧力を高めていった太陽と、学びの青春を送り自身を鍛えゆく学園生の姿を重ねた>
(ガスを集める太陽の様子は)人間でいえば、「全部、こっちに集まれ、一緒に進もう。みんなで偉大な仕事をしよう」と、友人、味方を率先してつくっていくリーダーのような働きといえるかもしれない。また自分の苦難、苦労をも、すべて良い方向へと回転させる意識にも通じよう。
はじめ小さかったガスの塊は、しだいに、雪だるま式に大きくなってくる。回転速度が大きくなりはじめる。だんだん忙しくなる。やがて、遠心力でレコード盤のような形になって、回りに回る。動きに動く。勢いがついてくる。大きくなるにしたがって、中心部は、ものすごい圧力になり、高温になってくる。この中心部の塊が太陽の卵である。
中心の"核"の部分は、個人でいえば「一念」ともいえる。組織においては、団結の「中心者」であろう。クラスでは担任の先生、あるいは学級委員だろうか。その"核"には、大きな圧力と鍛えの力が働く。それでも耐えに耐えて、なおも運動を続ける——。
粘り強い連続行動。休みなき連続運動。そのはてに、中心のガス球は、ある時、突然に、みずからの力で「熱」と「光」を放ちはじめた。暗黒の宇宙の中で、壮大に、そして華麗に輝きはじめた灼熱の生命体——。劇的な「太陽の誕生」の瞬間である。
太陽が輝きはじめたのは、高圧のために、中心の温度がなんと1000万度に達し、"核融合反応"(4個の水素原子核が高温のため激しく運動し、衝突して結びつき、1個のヘリウム原子核をつくる。この時、ばく大な原子エネルギーが放出される)が起こったからである。
いわば太陽は、ギリギリまで回転しぬき、ギリギリまで戦いぬいた。自分自身の行動に徹しぬいた。その結果、忽然として、自己の本然の姿を顕したのである。人間も、組織も、国家、人類にも、この法則はあてはまる。
自己の目的と使命にむかって、その完成まで、挑戦に挑戦をかさねる。あきらめない。動く。学び、語る。また学ぶ。その、これでもか、これでもかという実践の結果、ある時、パーッと大きく開けてくるものである。
一人残らず「使命の人」
<池田先生は、誰もがかけがえのない使命や無限の可能性を秘めていると強調。絶えざる努力で、自身の胸中にある"生命の太陽"を赫々と光り輝かせ、社会を、そして世界を照らしゆく存在になってほしいと望む>
諸君は自分を「チリ」のような小さな存在のように感じる時があるかもしれない。しかし、断じて、そうではない。
一つの微塵、一つの原子の中にも、巨大な可能性が秘められている。それが宇宙の実相である。
まして諸君は、一人残らず、かけがえのない使命の人である。そう自分で自分を決めることである。その確信と自覚が、諸君の中にある無限のパワーを解放する。
人間は、"核"となる「一念」しだいで、何でもできる。考えられないほどの力がわいてくる。
太陽系で、太陽についでもっとも多くのガスやチリを集めたのが木星であった。
だが、木星では「核融合」が起こらず、みずから光と熱を発する太陽と同じような星(恒星)とはならなかった。集めたガスやチリの量が足りなかったからである。質量が不足したため、核融合を引き起こすまでの高温、高圧状態とはならなかったわけである。
もし木星が、もっと急速に回転しながら多量のガスやチリを集めていれば"ミニ太陽"となって、みずから輝く星になっていたにちがいない。そうなれば太陽系は「二つの太陽」を持つこととなったことだろう。
いずれにせよ、諸君の生命は、大宇宙とともに律動しているのであり、一人一人の胸中にも、赫々たる太陽がある。その光を放ちゆくための"修行"が、現在の諸君の勉学であり、絶えざる努力なのである。
だれもが胸中にいだいている"生命の太陽"。それが、あの木星のように、自分の努力や行動が不十分であったために"太陽"として輝きだすことができなければ、悔やんでも悔やみきれない。
努力すれば努力したぶんだけ、行動すれば行動したぶんだけ、厳然と結果は表れてくる。また善は善として、悪は悪として、いつしかすべて明らかになっていくのである。
2020年10月24日土曜日
2020.10.24 わが友に贈る
誰もが使命深き
地域の幸福責任者。
身近な近隣から
友好と安心の絆を
心軽やかに広げよう!
中務左衛門尉殿御返事 P1178
『夫れ人に二病あり、一には身の病所謂地大百一水大百一火大百一風大百一已上四百四病此の病は治水流水耆婆偏鵲等の方薬をもつて此れを治す、二には心の病所謂三毒乃至八万四千の病なり、仏に有らざれば二天三仙も治しがたし何に況や神農黄帝の力及ぶべしや』
【通解】
およそ人には二種類の病気がある。その一つは、身体の病気で、いわゆる地大に百一・水大に百一・火大に百一・風大に百一の合わせて四百四病がある。これらの病気は、古代インドの名医といわれた治水とか流水、耆婆や中国古代の名医といわれた偏鵲等の医薬によって治すことができる。
二つには心の病気でいわゆる貪・瞋・癡の三毒や八万四千の煩悩の病である。この心の病は、仏の力でなければ、バラモンの神である二天・三仙でも、なおすことはできない。まして儒教の神農・黄帝の力など及ぶものでないことはいうまでもない。
名字の言 競泳の入江選手が「一番闘志が湧いた」レース 2020年10月24日
世界各国の10チームで団体戦を行う競泳国際リーグが、ハンガリーで開幕した。日本からは「東京フロッグキングス」が初出場する▼日本代表クラスが集うチームで、主将を務めるのが入江陵介選手。16歳で代表入りし、背泳ぎの100・200メートルで日本記録を樹立。30歳の現在まで、トップスイマーとして活躍する▼彼が「一番闘志が湧いた」と語るのが、ロンドン五輪の男子400メートルメドレーリレー。松田丈志さんの「(北島)康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」との言葉が話題になったレースだ。この言葉を胸に秘め、日本は銀メダルを獲得した。「『1×4』が単なる『4』ではなく、『8』にも『16』にもなった」と入江選手は振り返る(『それでも、僕は泳ぎ続ける。』KADOKAWA)▼誰しも"自分のため"に努力することはできるが、それだけでは限界もあろう。そこに"誰かのため"との目的観が加われば、何倍もの力が出る▼その究極が師弟である。池田先生は「師のためにと誓うから、希望と確信が湧く」「師と共に戦うから、いかなる困難の壁をも打ち破ることができる」と。"師のために"との一念から、無限の勇気が湧き上がる。"師と共に"との心で、わが地域に"励ましのリレー"を幾重にも。(巍)
寸鉄 2020年10月24日
「日夜朝暮に又懈らず磨くべし」御書。清新な祈りで生き生きと。日々、前進
第2総東京婦人部の日。広布の電源地照らす希望の太陽!朗らかに今日も
社会部の日。時代の荒波に挑みゆく同志。努力と智慧で創価の世雄と輝け
国連デー。"人類の議会"創設から満75年に。市民社会の連帯こそ平和の鍵
マスクでウイルス拡散と吸込減らす効果—実験。油断せず感染予防さらに
☆民音ミュージック・ジャーニー 地球を巡る音楽の旅 第1回 アルメニア共和国
音楽の力で、人々の心と世界を結ぶ民主音楽協会(民音)。コロナ禍にあって、世界中の音楽家が試行錯誤しながら文化活動に尽力している。民音では、その一助となるよう、各国大使館と協力し、公式ホームページでさまざまな国の魅力や文化を伝える「MIN-ONミュージック・ジャーニー」を掲載。その内容を順次、紹介していく。
◇
第1回は「アルメニア共和国」。西アジアに位置し、カスピ海と黒海に挟まれた内陸部にある。首都エレバンは豊かな自然に恵まれ、"庭園都市"と呼ばれている。
トルコやイラン、ジョージアなどの多彩な国々と接していることから、アルメニアの文化も多様性に富み、独自の文字や民族音楽、宗教音楽などが今に継承されている。
紀元前1200年ごろから使用したとされるダブルリードの木管楽器ドゥドゥクは、アルメニアを代表する楽器の一つ。日本の雅楽等で使用される篳篥や中国の管子などにも影響を与えたと伝えられる。
ドゥドゥクと共に、弦楽器カマンチャイは、東京・信濃町の民音音楽博物館(民音文化センター内)にも保管されている。
また民音では、2012年に、日本とアルメニアの外交関係樹立20周年を記念して、合唱団「アルメニア・リトル・シンガーズ」を招へいした。
初来日となった同合唱団のコンサートは全国16都市で行われ、アルメニアの民族音楽や日本の民謡等を披露。澄んだ歌声は各地で大きな反響を呼んだ。
民音の公式ホームページでは、その公演の一部を動画で視聴可能。美しいハーモニーが、アルメニアへの"音楽の旅"にいざなってくれる。
民音公式ホームページのオンライン企画「MIN-ONミュージック・ジャーニー〜アルメニア共和国編〜」は、こちらからアクセスできます。
地域の幸福責任者。
身近な近隣から
友好と安心の絆を
心軽やかに広げよう!
中務左衛門尉殿御返事 P1178
『夫れ人に二病あり、一には身の病所謂地大百一水大百一火大百一風大百一已上四百四病此の病は治水流水耆婆偏鵲等の方薬をもつて此れを治す、二には心の病所謂三毒乃至八万四千の病なり、仏に有らざれば二天三仙も治しがたし何に況や神農黄帝の力及ぶべしや』
【通解】
およそ人には二種類の病気がある。その一つは、身体の病気で、いわゆる地大に百一・水大に百一・火大に百一・風大に百一の合わせて四百四病がある。これらの病気は、古代インドの名医といわれた治水とか流水、耆婆や中国古代の名医といわれた偏鵲等の医薬によって治すことができる。
二つには心の病気でいわゆる貪・瞋・癡の三毒や八万四千の煩悩の病である。この心の病は、仏の力でなければ、バラモンの神である二天・三仙でも、なおすことはできない。まして儒教の神農・黄帝の力など及ぶものでないことはいうまでもない。
名字の言 競泳の入江選手が「一番闘志が湧いた」レース 2020年10月24日
世界各国の10チームで団体戦を行う競泳国際リーグが、ハンガリーで開幕した。日本からは「東京フロッグキングス」が初出場する▼日本代表クラスが集うチームで、主将を務めるのが入江陵介選手。16歳で代表入りし、背泳ぎの100・200メートルで日本記録を樹立。30歳の現在まで、トップスイマーとして活躍する▼彼が「一番闘志が湧いた」と語るのが、ロンドン五輪の男子400メートルメドレーリレー。松田丈志さんの「(北島)康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」との言葉が話題になったレースだ。この言葉を胸に秘め、日本は銀メダルを獲得した。「『1×4』が単なる『4』ではなく、『8』にも『16』にもなった」と入江選手は振り返る(『それでも、僕は泳ぎ続ける。』KADOKAWA)▼誰しも"自分のため"に努力することはできるが、それだけでは限界もあろう。そこに"誰かのため"との目的観が加われば、何倍もの力が出る▼その究極が師弟である。池田先生は「師のためにと誓うから、希望と確信が湧く」「師と共に戦うから、いかなる困難の壁をも打ち破ることができる」と。"師のために"との一念から、無限の勇気が湧き上がる。"師と共に"との心で、わが地域に"励ましのリレー"を幾重にも。(巍)
寸鉄 2020年10月24日
「日夜朝暮に又懈らず磨くべし」御書。清新な祈りで生き生きと。日々、前進
第2総東京婦人部の日。広布の電源地照らす希望の太陽!朗らかに今日も
社会部の日。時代の荒波に挑みゆく同志。努力と智慧で創価の世雄と輝け
国連デー。"人類の議会"創設から満75年に。市民社会の連帯こそ平和の鍵
マスクでウイルス拡散と吸込減らす効果—実験。油断せず感染予防さらに
☆民音ミュージック・ジャーニー 地球を巡る音楽の旅 第1回 アルメニア共和国
音楽の力で、人々の心と世界を結ぶ民主音楽協会(民音)。コロナ禍にあって、世界中の音楽家が試行錯誤しながら文化活動に尽力している。民音では、その一助となるよう、各国大使館と協力し、公式ホームページでさまざまな国の魅力や文化を伝える「MIN-ONミュージック・ジャーニー」を掲載。その内容を順次、紹介していく。
◇
第1回は「アルメニア共和国」。西アジアに位置し、カスピ海と黒海に挟まれた内陸部にある。首都エレバンは豊かな自然に恵まれ、"庭園都市"と呼ばれている。
トルコやイラン、ジョージアなどの多彩な国々と接していることから、アルメニアの文化も多様性に富み、独自の文字や民族音楽、宗教音楽などが今に継承されている。
紀元前1200年ごろから使用したとされるダブルリードの木管楽器ドゥドゥクは、アルメニアを代表する楽器の一つ。日本の雅楽等で使用される篳篥や中国の管子などにも影響を与えたと伝えられる。
ドゥドゥクと共に、弦楽器カマンチャイは、東京・信濃町の民音音楽博物館(民音文化センター内)にも保管されている。
また民音では、2012年に、日本とアルメニアの外交関係樹立20周年を記念して、合唱団「アルメニア・リトル・シンガーズ」を招へいした。
初来日となった同合唱団のコンサートは全国16都市で行われ、アルメニアの民族音楽や日本の民謡等を披露。澄んだ歌声は各地で大きな反響を呼んだ。
民音の公式ホームページでは、その公演の一部を動画で視聴可能。美しいハーモニーが、アルメニアへの"音楽の旅"にいざなってくれる。
民音公式ホームページのオンライン企画「MIN-ONミュージック・ジャーニー〜アルメニア共和国編〜」は、こちらからアクセスできます。
2020年10月23日金曜日
2020.10.23 わが友に贈る
笑顔は「心の贈り物」。
感謝や共感の思いを伝え
安心と勇気を広げよう。
友の喜びを願いながら
誠実に! 爽やかに!
阿仏房尼御前御返事 P1308
『譬ば海上を船にのるに船おろそかにあらざれどもあか入りぬれば必ず船中の人人一時に死するなり、なはて堅固なれども蟻の穴あれば必ず終に湛へたる水のたまらざるが如し、謗法不信のあかをとり信心のなはてをかたむべきなり』
【通解】
譬えば海上を船に乗っていくのに、船は粗悪でなくても、水が入ったならば必ず船は沈み、船中の人々は一時に死ぬのである。また、畷(なわて)は堅固であっても、蟻の穴があけば、必ず最後には湛えた水が溜まらないようなものである。したがって謗法不信の水を抜き取り、信心の畷を固めるべきである。
名字の言 「対話」の語源とは? 2020年10月23日
ある小学校では、授業で「話し合い」の時間を「聞き合い」と表現している。他の児童の意見を「聞く」ことに重きを置くためだ▼「話す」ことを強調した方が主体的な学びを促すかと思いきや、そうとは限らない。「自分が何を話すか」ばかりに気を取られ、人の話の内容をほとんど覚えていないケースが少なくないからだ。だが、聞くことに集中すれば、自分の考えとの共通点も相違点もよく分かる。その気づきが「学び」となる。さらに皆が真剣に聞いてくれることで、話す側も言葉に自然と熱がこもるという▼「対話」を意味する英語「ダイアローグ」の語源は、ギリシャ語の「ディアロゴス」。ディアは「何々を通じて」、ロゴスは「言葉」「論理」等と訳される。従ってディアロゴスとは「互いの言葉が通じ合う」ことになろう▼ならば「対話」の在り方も一方的に話したり、意見のぶつけ合いになったりしてはいけない。対話とは「互いの語る言葉の『意味』を共有し、理解し合うことである。そして、新たな価値を創造しゆく作業なのだ」と、池田先生は訴える▼幼少期に限らず、人間は大人になっても他者との語らいを通して学びを深め、人格を豊かにしていける。「対話」を重ねる人は、いつまでも成長し続ける人である。(恭)
寸鉄 2020年10月23日
団結の車軸は純粋にして強い信心だ—戸田先生。幹部は日々新生の決意で
「河つもりて大海となる」御書。今日も挑戦!その一歩が勝利の歴史を開く
幸福であるためには幸福の可能性を信じること—文豪。確信の祈りで勇躍
コロナ禍でスマホ老眼の症状が増加と。長時間の閲覧に要注意。賢く休憩
詐欺悪用の固定電話3300件を停止—大手各社社会全体で更なる対策を
〈社説〉 2020・10・23 あす24日は「国連デー」
◇平和社会の構築への歩みを
あす24日、「国連デー」を迎える。その淵源は、1945年の同日、国際連合が発足したことにある。2度の世界大戦の過ちを、決して繰り返してはならない——この平和への誓いから出発した国連は、本年で設立75年を迎える。
先日、本紙インタビュー(15日付)に応じた国連事務次長の中満泉氏は「平和というのは単に戦争がない状態をいうのではなく、あらゆる側面から平和のための条件が確保されて初めて実現する」と語った。その平和を築くため提示された概念が「平和の文化」である。
これは、国連で示された、平和を築くための一人一人の価値観、態度、生き方のこと。平和のための条件の一つともいえる「核兵器のない世界」と「平和の文化」について、中満氏は述べる。「『核兵器のない世界』というのは、世界共通の目標であると同時に、それを目指すこと自体が、『平和の文化』の構築といった、包括的な平和をつくるための非常に重要なプロセス」と。
国連では、その組織や制度の構造上、多くの国際問題が互いに切り離されて議論されがちである。その課題に対して、この「平和の文化」の概念は、地球上の諸問題の相互関連性を映し出し、広い視野に立って議論することを可能とする。
では、「平和の文化」を創出していくための方途とは何か。池田先生は、本年の「SGIの日」記念提言で、平和学者のエリース・ボールディング博士との対談での博士の発言を紹介した。「『平和な社会がどのような社会であるか』を具体的に思い描くこと」が重要である、と。平和な社会を真に願い、具体的な行動によって確かな未来の社会像を示すことこそ、その方途である。
創価学会はこれまで、「平和な社会」のビジョンを幅広く喚起するため、絶え間ない活動を続けてきた。国内では「平和の文化フォーラム」「平和の文化講演会」や「平和の文化と希望展」などを推進。国際社会では、各国で「核兵器なき世界への連帯」展を開催するなど、草の根の行動によって、着実に平和へと貢献してきた。また、国連の経済社会理事会の協議資格を持つNGOとして、さまざまな議論に参画し、市民社会の視点からの声を国連に届けてきた。
コロナ禍は、人と人、国と国の間に「分断」「亀裂」を広げている。心ある人々は、そのことに警鐘を鳴らし、人を結ぶ対話の重要性を指摘する。「人類の議会」である"対話の場"としての国連の意義は、高まっている。
国連を支え、その取り組みを後押しするために、そして地球社会の未来のために、創価学会は力強く行動を続けていく。
☆勇気の源泉——創立者が語った指針 生物の進化と歴史の逆転劇に学ぶ——池田先生が語る変革の方程式 2020年10月17日
創価学園の第22回栄光祭。創立者・池田先生はスピーチの前半で、「太陽」と「木星」の成り立ちを対比し、学園生にエールを送った〈�はこちらから〉。後半は、宇宙から人類の歴史へ目を転じ、学園生たちに、逆境に負けない強い生き方の重要性を訴える。
●東京・創価学園 1989年7月 栄光祭�
〈先生は、生物の進化の過程に焦点を当て、"生命の「変革」「進歩」も、「圧迫」の壁に対し懸命に「抵抗」する中で生まれてきた"と考察する。
そこでアメリカの著名な科学者ロバート・ジャストロウ博士の著作『太陽が死ぬ日まで』(小尾信彌監訳、集英社文庫)から、いくつかの例を示した。�長期の干ばつの中、空気中の酸素を吸収できる「肺」をもった生物が誕生し、陸上で活動しはじめた�恐竜の脅威から逃れて夜間にエサを探すため、小さな爬虫類の中から、体温を一定に保つ機能を獲得するもの(恒温動物)が出てきた�大氷河時代、寒さから身を守るため、人類は動物の毛皮を身にまとうなど、道具を駆使するようになった——〉
長い生命の"逆境と苦闘"の歩みが意味するものは何か。ジャストロウ博士は語る。「逆境と苦闘が、生物進化の根底にある。逆境がなければ、生物に加わる"圧力"はなく、この"圧力"がないと、変化は起こらない」(前掲書)と。
圧迫や障壁のないところに進歩はない。生きぬこう、戦いぬこうと知恵を発揮し、環境を克服して進んでいくのが、生きとし生けるものの鉄則である。人間も、その他の生物も、また集団も、進歩し発展しゆく方程式は同じである。
諸君の勉強や試験も、ある意味では自分への「圧迫」かもしれない。しかし、それをやりきっていくところに、知性と人格を深め、人生を勝ちゆくための「進歩」がある。その意味で、今、勉強しておかなければ、あとで後悔をする。どうか将来のために、自分自身のために、しっかりと勉強をしていただきたい——これが創立者としての心からの期待であり、願いである。
〈会場となった講堂の舞台には、「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワ作)を模した巨大な貼り絵が掲げられていた。先生は学園生の力作を称賛。話題を「フランス革命」に移し、危機を克服する中で、時代を転じゆく「精神の遺産」が築かれていくと語る〉
会場に入って、私は驚いた。舞台のすばらしい絵が、大きく目に飛びこんできたからである。ドラクロワ作の「民衆を導く自由の女神」。聞けば、この堂々たる模写絵(縦6・3メートル、横10・8メートル)は諸君全員の手によるものという。私は感動した。若人の発想、才能、情熱、そして団結の力は偉大である。大人の想像以上である。
ところで背景の絵は、19世紀の市民革命を描いたものである。18世紀末のフランス革命で掲げられた「自由」「平等」「友愛」の理想。その実現のため、時代を超えて戦い続けるフランス市民に対して、ドラクロワがささげた感動の賛歌といってもよいであろう。
精神にも「遺産」がある。ひとたび築かれ、打ちかためられた魂の「遺産」は、長く、たしかに、一つの民族、一つの国家を養っていく。とりわけ、危機の時に、その"宝"は発揮されるものである。
フランス革命が国民に残した「精神の遺産」は、少なくない。
その一つが、いかなる圧力や弾圧にも屈しない「抵抗(レジスタンス)」の精神ではあるまいか。第二次世界大戦でフランスは、ナチス・ドイツに占領された。この時、燃えあがったのが、この「レジスタンスの炎」である。
彼らは、いかなる苦境にも、"しかたがない""あきらめよう"などとは決して思わなかった。——最後の最後まで抵抗し、戦おう。そして、ついには勝利を勝ち取るのだ——と、確信してやまなかった。
これこそ、フランス革命から生まれた"フランス魂"である。その意味で、フランス革命は過去のものではない。脈々と国民の心に受け継がれているといえよう。
確たる「伝統」が築かれ、脈動しているところは強い。ここ創価学園にも「栄光祭」というすばらしき「伝統」が構築された。しかもそれは、一人一人の心に強く生きている。私にとって、これ以上の喜びはない。
◇「親孝行」の意味
〈最後に先生は、親や友人を大切にできる立派な人間に成長してほしいと呼び掛けた〉
ここで、何点か諸君にお願いしておきたい。
その一つは、どうか、お父さん、お母さんを大切にしていただきたいということである。
それは両親のためであることはもちろんであるが、しかし、親の心というものはもっと深い。
親が子どもの「親孝行」を喜ぶのは、決して自分のためではない。親は、子どもが孝行してくれようとも、またそうでなくとも、子どもを思う心には変わりはないものである。
ただ、わが子が「親孝行」のできる子どもであれば、将来も心配はない。そういう温かい心根があれば、いつになっても、何をやっても、どこへ行っても、立派な人間性をもって進んでいけるであろう。また、どんな苦難があろうとも、その強く優しい心が、一生の幸せを築きゆく原動力となっていくだろう、と親は考えて喜ぶのである。
どうか、そうした"親の心"のわかる諸君であっていただきたい。親に心配をかけないこと自体が、立派な親孝行である。その人はすでに立派な「大人」、立派な「人間」であるといえる。
そして、これが創価学園の人間教育の精神であることを申し上げておきたい。
もう一点は、現在、多くの学校が不登校(登校拒否)や校内暴力の問題に悩んでいる。教育の最大の課題ともなっている。
諸君の周囲にはあまりそのような例はないかもしれないが、友人が何らかの理由で学校を休み、ふたたび登校してきた時には、どうか心温かく迎えてあげていただきたい。人は言葉ひとつで勇気づけられもし、また心を傷つけられることもある。どうかそうした"思いやり"の心を忘れない諸君であっていただきたい。
〈第22回栄光祭から30年余り。当時の学園生は現在、40代。各地域・各分野の最前線で奮闘している。社会が大きな危機に直面する今、創立者が語った指針は、多くの友の「勇気の源泉」として、いや増して光を放ち続けるに違いない〉
☆「21世紀はアフリカの世紀」との展望から60年——信義と誠実の行動貫いた池田先生
1960年——植民地支配下にあったアフリカの17カ国が相次いで独立を果たしたが、各国には植民地の歴史が暗い影を落としていた。民族の分布に沿わない人為的な国境線によって、紛争が絶えず、経済基盤の脆弱さやインフラの整備不足、教育の遅れから社会も不安定だった。
そうした状況を見つめながら池田先生は、"一番苦しんだ人が一番幸福になる世界を"との信念を胸に「21世紀はアフリカの世紀」との展望を示し、その言葉を現実にするために尽力してきた。
アフリカの国家元首や学識者らとの語らいでは、文化・教育交流を提案し、具体的に実行に移した。
民音は71年のギニアに始まり、これまで10を超える国の音楽団体を招へいし、アフリカの豊かな音楽文化を伝えている。創価大学は9カ国13大学と学術教育交流協定を締結し、アフリカの繁栄に尽くす人材を育んできた。
こうした平和への貢献をたたえ、池田先生にジブチ、コートジボワールから国家勲章が叙勲。ガーナ、ケニア、ザンビア、南アフリカの6大学から名誉学術称号が贈られている。多くの識者も先生のアフリカへの功績に賛辞を惜しまない。
「池田先生は、アフリカの心を、アフリカ人以上に知っている人」(ケニア作家協会のインダンガシ会長)
「池田会長はじめSGIの皆さまのアフリカへの愛情と人道的行動に感動します」(ガーナのローリングス大統領)
感謝や共感の思いを伝え
安心と勇気を広げよう。
友の喜びを願いながら
誠実に! 爽やかに!
阿仏房尼御前御返事 P1308
『譬ば海上を船にのるに船おろそかにあらざれどもあか入りぬれば必ず船中の人人一時に死するなり、なはて堅固なれども蟻の穴あれば必ず終に湛へたる水のたまらざるが如し、謗法不信のあかをとり信心のなはてをかたむべきなり』
【通解】
譬えば海上を船に乗っていくのに、船は粗悪でなくても、水が入ったならば必ず船は沈み、船中の人々は一時に死ぬのである。また、畷(なわて)は堅固であっても、蟻の穴があけば、必ず最後には湛えた水が溜まらないようなものである。したがって謗法不信の水を抜き取り、信心の畷を固めるべきである。
名字の言 「対話」の語源とは? 2020年10月23日
ある小学校では、授業で「話し合い」の時間を「聞き合い」と表現している。他の児童の意見を「聞く」ことに重きを置くためだ▼「話す」ことを強調した方が主体的な学びを促すかと思いきや、そうとは限らない。「自分が何を話すか」ばかりに気を取られ、人の話の内容をほとんど覚えていないケースが少なくないからだ。だが、聞くことに集中すれば、自分の考えとの共通点も相違点もよく分かる。その気づきが「学び」となる。さらに皆が真剣に聞いてくれることで、話す側も言葉に自然と熱がこもるという▼「対話」を意味する英語「ダイアローグ」の語源は、ギリシャ語の「ディアロゴス」。ディアは「何々を通じて」、ロゴスは「言葉」「論理」等と訳される。従ってディアロゴスとは「互いの言葉が通じ合う」ことになろう▼ならば「対話」の在り方も一方的に話したり、意見のぶつけ合いになったりしてはいけない。対話とは「互いの語る言葉の『意味』を共有し、理解し合うことである。そして、新たな価値を創造しゆく作業なのだ」と、池田先生は訴える▼幼少期に限らず、人間は大人になっても他者との語らいを通して学びを深め、人格を豊かにしていける。「対話」を重ねる人は、いつまでも成長し続ける人である。(恭)
寸鉄 2020年10月23日
団結の車軸は純粋にして強い信心だ—戸田先生。幹部は日々新生の決意で
「河つもりて大海となる」御書。今日も挑戦!その一歩が勝利の歴史を開く
幸福であるためには幸福の可能性を信じること—文豪。確信の祈りで勇躍
コロナ禍でスマホ老眼の症状が増加と。長時間の閲覧に要注意。賢く休憩
詐欺悪用の固定電話3300件を停止—大手各社社会全体で更なる対策を
〈社説〉 2020・10・23 あす24日は「国連デー」
◇平和社会の構築への歩みを
あす24日、「国連デー」を迎える。その淵源は、1945年の同日、国際連合が発足したことにある。2度の世界大戦の過ちを、決して繰り返してはならない——この平和への誓いから出発した国連は、本年で設立75年を迎える。
先日、本紙インタビュー(15日付)に応じた国連事務次長の中満泉氏は「平和というのは単に戦争がない状態をいうのではなく、あらゆる側面から平和のための条件が確保されて初めて実現する」と語った。その平和を築くため提示された概念が「平和の文化」である。
これは、国連で示された、平和を築くための一人一人の価値観、態度、生き方のこと。平和のための条件の一つともいえる「核兵器のない世界」と「平和の文化」について、中満氏は述べる。「『核兵器のない世界』というのは、世界共通の目標であると同時に、それを目指すこと自体が、『平和の文化』の構築といった、包括的な平和をつくるための非常に重要なプロセス」と。
国連では、その組織や制度の構造上、多くの国際問題が互いに切り離されて議論されがちである。その課題に対して、この「平和の文化」の概念は、地球上の諸問題の相互関連性を映し出し、広い視野に立って議論することを可能とする。
では、「平和の文化」を創出していくための方途とは何か。池田先生は、本年の「SGIの日」記念提言で、平和学者のエリース・ボールディング博士との対談での博士の発言を紹介した。「『平和な社会がどのような社会であるか』を具体的に思い描くこと」が重要である、と。平和な社会を真に願い、具体的な行動によって確かな未来の社会像を示すことこそ、その方途である。
創価学会はこれまで、「平和な社会」のビジョンを幅広く喚起するため、絶え間ない活動を続けてきた。国内では「平和の文化フォーラム」「平和の文化講演会」や「平和の文化と希望展」などを推進。国際社会では、各国で「核兵器なき世界への連帯」展を開催するなど、草の根の行動によって、着実に平和へと貢献してきた。また、国連の経済社会理事会の協議資格を持つNGOとして、さまざまな議論に参画し、市民社会の視点からの声を国連に届けてきた。
コロナ禍は、人と人、国と国の間に「分断」「亀裂」を広げている。心ある人々は、そのことに警鐘を鳴らし、人を結ぶ対話の重要性を指摘する。「人類の議会」である"対話の場"としての国連の意義は、高まっている。
国連を支え、その取り組みを後押しするために、そして地球社会の未来のために、創価学会は力強く行動を続けていく。
☆勇気の源泉——創立者が語った指針 生物の進化と歴史の逆転劇に学ぶ——池田先生が語る変革の方程式 2020年10月17日
創価学園の第22回栄光祭。創立者・池田先生はスピーチの前半で、「太陽」と「木星」の成り立ちを対比し、学園生にエールを送った〈�はこちらから〉。後半は、宇宙から人類の歴史へ目を転じ、学園生たちに、逆境に負けない強い生き方の重要性を訴える。
●東京・創価学園 1989年7月 栄光祭�
〈先生は、生物の進化の過程に焦点を当て、"生命の「変革」「進歩」も、「圧迫」の壁に対し懸命に「抵抗」する中で生まれてきた"と考察する。
そこでアメリカの著名な科学者ロバート・ジャストロウ博士の著作『太陽が死ぬ日まで』(小尾信彌監訳、集英社文庫)から、いくつかの例を示した。�長期の干ばつの中、空気中の酸素を吸収できる「肺」をもった生物が誕生し、陸上で活動しはじめた�恐竜の脅威から逃れて夜間にエサを探すため、小さな爬虫類の中から、体温を一定に保つ機能を獲得するもの(恒温動物)が出てきた�大氷河時代、寒さから身を守るため、人類は動物の毛皮を身にまとうなど、道具を駆使するようになった——〉
長い生命の"逆境と苦闘"の歩みが意味するものは何か。ジャストロウ博士は語る。「逆境と苦闘が、生物進化の根底にある。逆境がなければ、生物に加わる"圧力"はなく、この"圧力"がないと、変化は起こらない」(前掲書)と。
圧迫や障壁のないところに進歩はない。生きぬこう、戦いぬこうと知恵を発揮し、環境を克服して進んでいくのが、生きとし生けるものの鉄則である。人間も、その他の生物も、また集団も、進歩し発展しゆく方程式は同じである。
諸君の勉強や試験も、ある意味では自分への「圧迫」かもしれない。しかし、それをやりきっていくところに、知性と人格を深め、人生を勝ちゆくための「進歩」がある。その意味で、今、勉強しておかなければ、あとで後悔をする。どうか将来のために、自分自身のために、しっかりと勉強をしていただきたい——これが創立者としての心からの期待であり、願いである。
〈会場となった講堂の舞台には、「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワ作)を模した巨大な貼り絵が掲げられていた。先生は学園生の力作を称賛。話題を「フランス革命」に移し、危機を克服する中で、時代を転じゆく「精神の遺産」が築かれていくと語る〉
会場に入って、私は驚いた。舞台のすばらしい絵が、大きく目に飛びこんできたからである。ドラクロワ作の「民衆を導く自由の女神」。聞けば、この堂々たる模写絵(縦6・3メートル、横10・8メートル)は諸君全員の手によるものという。私は感動した。若人の発想、才能、情熱、そして団結の力は偉大である。大人の想像以上である。
ところで背景の絵は、19世紀の市民革命を描いたものである。18世紀末のフランス革命で掲げられた「自由」「平等」「友愛」の理想。その実現のため、時代を超えて戦い続けるフランス市民に対して、ドラクロワがささげた感動の賛歌といってもよいであろう。
精神にも「遺産」がある。ひとたび築かれ、打ちかためられた魂の「遺産」は、長く、たしかに、一つの民族、一つの国家を養っていく。とりわけ、危機の時に、その"宝"は発揮されるものである。
フランス革命が国民に残した「精神の遺産」は、少なくない。
その一つが、いかなる圧力や弾圧にも屈しない「抵抗(レジスタンス)」の精神ではあるまいか。第二次世界大戦でフランスは、ナチス・ドイツに占領された。この時、燃えあがったのが、この「レジスタンスの炎」である。
彼らは、いかなる苦境にも、"しかたがない""あきらめよう"などとは決して思わなかった。——最後の最後まで抵抗し、戦おう。そして、ついには勝利を勝ち取るのだ——と、確信してやまなかった。
これこそ、フランス革命から生まれた"フランス魂"である。その意味で、フランス革命は過去のものではない。脈々と国民の心に受け継がれているといえよう。
確たる「伝統」が築かれ、脈動しているところは強い。ここ創価学園にも「栄光祭」というすばらしき「伝統」が構築された。しかもそれは、一人一人の心に強く生きている。私にとって、これ以上の喜びはない。
◇「親孝行」の意味
〈最後に先生は、親や友人を大切にできる立派な人間に成長してほしいと呼び掛けた〉
ここで、何点か諸君にお願いしておきたい。
その一つは、どうか、お父さん、お母さんを大切にしていただきたいということである。
それは両親のためであることはもちろんであるが、しかし、親の心というものはもっと深い。
親が子どもの「親孝行」を喜ぶのは、決して自分のためではない。親は、子どもが孝行してくれようとも、またそうでなくとも、子どもを思う心には変わりはないものである。
ただ、わが子が「親孝行」のできる子どもであれば、将来も心配はない。そういう温かい心根があれば、いつになっても、何をやっても、どこへ行っても、立派な人間性をもって進んでいけるであろう。また、どんな苦難があろうとも、その強く優しい心が、一生の幸せを築きゆく原動力となっていくだろう、と親は考えて喜ぶのである。
どうか、そうした"親の心"のわかる諸君であっていただきたい。親に心配をかけないこと自体が、立派な親孝行である。その人はすでに立派な「大人」、立派な「人間」であるといえる。
そして、これが創価学園の人間教育の精神であることを申し上げておきたい。
もう一点は、現在、多くの学校が不登校(登校拒否)や校内暴力の問題に悩んでいる。教育の最大の課題ともなっている。
諸君の周囲にはあまりそのような例はないかもしれないが、友人が何らかの理由で学校を休み、ふたたび登校してきた時には、どうか心温かく迎えてあげていただきたい。人は言葉ひとつで勇気づけられもし、また心を傷つけられることもある。どうかそうした"思いやり"の心を忘れない諸君であっていただきたい。
〈第22回栄光祭から30年余り。当時の学園生は現在、40代。各地域・各分野の最前線で奮闘している。社会が大きな危機に直面する今、創立者が語った指針は、多くの友の「勇気の源泉」として、いや増して光を放ち続けるに違いない〉
☆「21世紀はアフリカの世紀」との展望から60年——信義と誠実の行動貫いた池田先生
1960年——植民地支配下にあったアフリカの17カ国が相次いで独立を果たしたが、各国には植民地の歴史が暗い影を落としていた。民族の分布に沿わない人為的な国境線によって、紛争が絶えず、経済基盤の脆弱さやインフラの整備不足、教育の遅れから社会も不安定だった。
そうした状況を見つめながら池田先生は、"一番苦しんだ人が一番幸福になる世界を"との信念を胸に「21世紀はアフリカの世紀」との展望を示し、その言葉を現実にするために尽力してきた。
アフリカの国家元首や学識者らとの語らいでは、文化・教育交流を提案し、具体的に実行に移した。
民音は71年のギニアに始まり、これまで10を超える国の音楽団体を招へいし、アフリカの豊かな音楽文化を伝えている。創価大学は9カ国13大学と学術教育交流協定を締結し、アフリカの繁栄に尽くす人材を育んできた。
こうした平和への貢献をたたえ、池田先生にジブチ、コートジボワールから国家勲章が叙勲。ガーナ、ケニア、ザンビア、南アフリカの6大学から名誉学術称号が贈られている。多くの識者も先生のアフリカへの功績に賛辞を惜しまない。
「池田先生は、アフリカの心を、アフリカ人以上に知っている人」(ケニア作家協会のインダンガシ会長)
「池田会長はじめSGIの皆さまのアフリカへの愛情と人道的行動に感動します」(ガーナのローリングス大統領)
2020年10月22日木曜日
2020.10.22 わが友に贈る
適度に体を動かすことは
自己免疫力を高め
病気予防・体力維持に。
「健康長寿の信心」で
今日も元気に動こう!
本尊供養御書 P1536
『法華経を持ちまいらせぬれば八寒地獄の水にもぬれず八熱地獄の大火にも焼けず』
【通解】
法華経を受持するならば、八寒地獄の水にもぬれることなく、また八熱地獄の大火にも焼けることもない。
名字の言 ドイツ広布を開いた青年たち 2020年10月22日
「私の開道の跡を追うがごとく/一握りの青年たちが海を渡った」。池田先生はかつて、長編詩に日本から西ドイツ(当時)に渡った青年たちのことを詠んだ▼世界広布の誓いを胸に、彼らは西ドイツの炭鉱で働き始めた。過酷な重労働で、食事が喉を通らないことも。それでも、地下1000メートルの採掘場から地上に出ると、「俺たちが地から湧き出た本当の『地涌の菩薩』だ」と笑い合い、対話に駆けた▼ある時、彼らの一人が落盤事故で足の骨を折る。すると、先生から一本の細長い筒が届いた。入っていた白い紙いっぱいに、「地湧」の二字が躍っている。紙を巻いていた新聞紙には、墨の跡がにじんでいた。それは、"一刻も早く"との師の真心の表れでもあった▼先生は折に触れ、青年たちの奮闘をたたえた。時には、段ボール箱に、肌着や日本食を詰めて送ったこともある。先生の人知れぬ激励は、青年たちの「地涌の使命」の自覚を促し、ドイツ広布の礎を築いた▼先生が欧州を初訪問した59年前の10月、メンバーはわずか8世帯。現在の発展は、先生が欧州のあの友、この友に励ましを送り続けてきたからだ。目の前の一人を励ますことに、広布の開道がある——欧州広布の軌跡は、師が示した不変の方程式を教えている。(嶺)
寸鉄 2020年10月22日
題目は「大風の吹くが如くなり」御書。強盛な祈りで苦難を突き抜け勝て
福井「凱歌宣言」の日。常勝の北の砦から人材が陸続。励ましを更に拡大
最後は幸せで幸せで困るような境涯に—戸田先生広布の労苦は全て福徳と
高齢者のネット通販問題急増。一度のはずが定期購入に。注文前に要確認
「文化芸術」支援事業の活用広がる。公明が力強く推進。現場の声を形に
〈社説〉 2020・10・22 明後24日は「社会部の日」
◇自分らしく不断の努力を!
明後24日は、職場、職域を同じくするメンバーが、共に職場の第一人者を目指し、成長していくことを目的に結成された社会部の「部の日」。「不屈の楽観主義で、桜梅桃李の勝利劇を!」との池田先生の指針を胸に、友は危機の時代と向き合っている。
くしくも同部が結成された1973年10月は、第4次中東戦争が勃発、石油価格が急上昇し、世界が不況の暗雲に覆われようとしていた時だった。そして現在、年初から猛威を振るい始めた新型コロナウイルスによる感染拡大は、世界経済に大きな打撃を与えている。
今年度の新入社員は、働き方の変革を迫られるコロナ禍の渦中で、社会人としてのスタートを切ることになった。多くの企業ではリモートワークを実施。予定されていた入社式が中止や延期となった企業もあった。研修はオンラインで行われるなど、緊急事態宣言の発令後、しばらくの間は出社をせずに働くことになった人も多かっただろう。
大手電機会社に入社したある創価大学出身のメンバーは、新入社員を紹介する社内のイントラネット動画編集の企画を担当することに。「困難な状況だからこそ、多くの笑顔を届けたい」と懸命に取り組んだ。その後、SNSでも公開された動画の再生回数は2万回を超え、同社に対する学生の注目度は急上昇。人事担当役員から感謝のメールをもらうなど、高い評価を得ている。
また、人材派遣会社に就職したあるメンバーは、緊急事態宣言後、地方の宿泊施設への配属が決定。生活環境が一変したが、「全てに意味がある」と前向きに捉え、担当した一つ一つの仕事に一切手を抜かず丁寧に向き合った。現在は、営業やサービス企画の担当を任されるなど、信頼を勝ち取っている。
この二人に共通するのは、上司や先輩に言われたことだけでなく、自ら考え積極的に行動したこと、周囲に目を配り、心を砕いた誠実な行動を心掛けたこと、そして「今いる場所で自身の使命を果たそう」との強い決意を固めたことだ。
IT技術の進化による働き方の変化は、デジタルネーティブ世代の若者にとっては、大きな利点となろう。だがそこに、仕事に対する確固たる信念がなければ、単に使われる道具としての存在になってしまうかもしれない。筑波大学准教授の落合陽一氏は、「何を実現したいかといったようなモチベーションは、常に人間の側にある」と述べている(『働き方5・0』小学館新書)。仕事に対する姿勢には、その人の人生観が大きく表れる。どこまでも自分らしく、不断の努力を重ねる日々としたい。
☆「世界を照らす太陽の仏法」に学ぶ 第10回=完 絶対勝利の信心〈下〉 谷川主任副会長
「紙上教学研さん『世界を照らす太陽の仏法』に学ぶ」の最終回となる今回は、前回(3日付)に続き、「絶対勝利の信心」について、谷川主任副会長と共に学びます。(池田先生の講義は『創価学会 永遠の五指針』から引用)
池田先生の指導
悪と戦うことで、
わが生命が鍛えられます。
清められます。
悪と戦う中にこそ、
功徳も成仏もあるのです。
1 臆病であってはならない
前回に続き、「絶対勝利の信心」について学んでいきます。先生は御文を拝して、勝利の要諦を教えてくださっています。
【御文】
法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり(祈祷経送状、1357ページ5行目〜7行目)
【現代語訳】
法華経の行者は信心において退転なく、身において偽り親しむことなく、一切、法華経に身を任せて金言の通り修行するなら、確かに後生はいうまでもなく、今生においても息災延命ですぐれた果報を得、広宣流布の大願をも成就することができるにちがいない。
■ 池田先生の講義
大聖人は、御自身の大難との闘争について言及された上で、法華経の行者の「絶対勝利」の信心と実践について、三点にわたって御指南されていきます。
第一に「信心に退転無く」と仰せです。決定した信心です。どこまでも妙法根本に生きるとの大誓願です。わが一念に迷いやためらいがあったり、臆病であってはならない、ということです。
「進まざるは退転」です。
—◆—
私たちの信心の実践では、たゆみない一日一日の積み重ねが重要です。「不退の信心」とは、言い換えれば「諦めない」ことであり、「負けない」ことです。臆病な心を排して、勇気を奮い起こした挑戦の中でこそ、勝利の道は開かれます。
私自身、折伏や結集をはじめとするさまざまな広布の戦いにおいて、困難を感じることもあります。しかし、そうした時にこそ祈りを根本に勇気を奮い起こし、家庭訪問や個人指導といった同志への励ましに徹してきました。
かつて池田先生は"「二月闘争」はなぜ勝利できたのか"について、「それは、目の前の一人を徹して誠実に励ましてきたことに尽きる」と語られました。そして、「『広宣流布』は、一人の『人間革命』から始まる。決意した一人が、一人を立たせる。その一人が、さらにまた、もう一人を奮い立たせていく。勇気は勇気を呼ぶ。この『一対一』の決意の連鎖こそが、拡大の鉄則である」と教えてくださいました。
目の前の「一人」への励ましを根本に、いかなる試練や苦難にも負けない「地涌の同志の陣列」を築く——。この地道な戦いによって、創価の師弟の人材城は築かれてきたのです。
2 御書に仰せのままに生き抜く
社会にも、人生の途上にも、予期せぬ困難が立ちはだかることがあります。今回のコロナ禍もそうでしょう。そうした中でも、世界中の同志は、祈りを根本に立ち上がり、周囲の友を励ましています。
それは、「御書」という明確な指標があるからです。
■ 池田先生の講義
第二に「身に詐親無く」です。行動や振る舞いにおいて、偽り親しむことなく、常に誠実に信念の行動を貫くことです。信じる道をどこまでもまっすぐ進むのです。
また、悪を見て黙っているのは、「詐親」になってしまいます。正法に背く悪に対しては毅然と責めていくことが、「身に詐親無く」の実践となるのです。
第三に「一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば」とは、仏の心である法華経を如説修行することです。私たちの立場でいえば、どこまでも南無妙法蓮華経の御本尊を根本とし、信行学を貫き、御書に仰せのままに広宣流布の大願に生き抜くことです。
—◆—
学会は日蓮大聖人の仰せのままに、「御本尊根本」「御書根本」で進んできました。学会の教学は、学問的な探求を目的とするものではありません。どこまでも「実践の教学」であり、自身の境涯を開いていくためのものです。
御書を拝し、大聖人の大確信の言葉に触れることで、自身の臆病や不信、恐怖などを打ち破っていくことができます。
私が学生部で初めて折伏に挑戦した際、なかなか結果が出ずに思い悩んだことがありました。その時、学生部の先輩から次のように励まされました。
「とにかく一人でも多くの人と対話をすることだ。トランプのカードはジョーカーを除いて52枚ある。それをめくっていけば、必ず4枚のエースが出てくる。初めの方に出てくる場合もあるし、最後の方に固まっている場合もあるが、必ず出てくる。同じように粘り強く多くの人と対話すれば、必ず信心する人が現れる。地涌の菩薩が題目を唱えて折伏に挑戦し、結果が出ないことは絶対にないんだ」と。
先入観で相手を選ぶのではなく、多くの人に下種していく——。御書の「とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし」(552ページ)との仰せのままに、折伏を実践していく重要性を学んだ出来事でした。
3 極悪と戦えば極善に
広宣流布とは永遠に仏と魔との闘争です。先生は、悪と戦う重要性について教えてくださっています。
【御文】
悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり(御義口伝、御書762ページ12行目)
【現代語訳】
功徳とは、悪を滅するのを「功」といい、善を生ずるのを「徳」というのである。
■ 池田先生の講義
末法という正邪がてん倒した時代は、「元品の無明」が現実社会に蔓延する悪縁に触れて、増長していく。ゆえに法華経の行者に対する魔の勢力の反発も強まるのです。
だからこそ、現実の「外なる悪」と戦い、勝たねばなりません。「外なる悪」との戦いは、「内なる悪」に打ち勝ち、「内なる善」を開き顕す戦いと一体だからです。
悪と戦うことで、わが生命が鍛えられます。清められます。「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」です。悪と戦う中にこそ、功徳も成仏もあるのです。
—◆—
1990年(平成2年)に男子部長の大任を拝した時、池田先生は次のように指導してくださいました。
「青年とは"戦い"の異名である。捨て身の戦いなくして、青年部の"魂"はない。口ではない。格好でもない。要領でもない。『信心』である。広宣流布の全責任を自覚して、すべてを祈り、立案し、一切を行動で切り開いていく。それが青年部の伝統であり、学会精神である」
これは、先生の青年部時代の戦いそのものです。後継の弟子として、この指針を命に刻んで戦う中、「第2次宗門事件」が勃発しました。
男子部の同志と共に、全国の末寺を訪問し、坊主に学会と池田先生の正義を訴えるとともに、徹して極悪を責め抜きました。
その中で日顕宗に根深く残る権威主義、差別主義の実態を改めて目の当たりにし、大聖人の御精神は、創価学会にしか受け継がれていないことを確信しました。
悪を責めることは、何が善で、何が悪かを明らかにすることでもあります。声を上げることで、悪に惑わされる人を救うこともできます。勝ってこそ正義であり、勝ってこそ広宣流布です。
学会は日顕宗と戦い、勝利したからこそ、世界宗教として大きく飛翔したのです。
4 異体同心の団結で凱歌の歴史を
先生は最後に、「異体同心の団結」の重要性について教えてくださっています。
■ 池田先生の講義
「悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書1463ページ)です。その勝利の要諦を教えられている御文が、「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(同ページ)です。
正義の陣営が異体同心の団結で臨めば、最後には絶対に勝てるのです。
広宣流布の師匠と心を合わせて、法華経の兵法で戦えば必ず勝てる!
勇気ある信心を貫けば、必ず正義を宣揚できる!
異体を同心とする善の団結を築けば、いかなる悪をも打ち破れる!
これが「絶対勝利の信心」の極意です。
—◆—
2000年に青年部を卒業して、東京方面書記長と新宿総区長を拝命しました。そのころに先生から頂いた指針があります。それは、「本陣の勢いが一切を動かし、本陣の団結が万軍の勝敗を決する」「わが本陣城は、いかなる戦いにも負けない。断じて勝つ」というものでした。
先生は「異体同心」について、「仏の心であり遺命である『広宣流布』を我が使命として自覚し、実践し抜いていく『師弟不二の信心』にこそ、『同心』の核心があります。師と同じ精神に立って、戦いに挑み、勝利することが『異体同心』の根幹です」と語られたことがあります。
実際に、異体同心の団結を実現することは簡単ではありません。さまざまな違いを乗り越えて、同じ心になっていく。その中心の一本の軸こそが「師弟」です。広布拡大の勝利の結果をもって師匠に報告し、喜んでいただく——。その弟子の誓願の心で皆が一致していくところに真の団結は生まれます。
そのためにも、私たち弟子が決定した信心で、一人立ち上がっていくことが大切です。今、「わが地域の広布は私が担う」との誓いを持った地涌の同志が世界中に広がっています。この池田門下の連帯こそ、異体同心の姿であると思います。
絶対勝利の信心を持った私たちは、師弟不二の実践に徹して、世界広布にまい進していきましょう。
■ 池田先生の講義
創価学会・SGIの永遠の五指針は、私たちの信心を深めゆく不変の原理です。一生成仏の源泉であり、広宣流布の指標です。
全世界の皆さんが、和楽の道、幸福の道、栄光の道、健康の道、長寿の道、勝利の道を力強く歩んでいくことが、創価の三代の師弟の根本の誓願です。
創価学会は、永遠に師弟不二で絶対勝利の信心を貫き、凱歌の歴史を刻んでいくのです。
◇さらなる研さんのために
本連載で学ぶ講義「世界を照らす太陽の仏法」は、『創価学会 永遠の五指針』に収められています。本社刊。713円(税込み)。全国の書店で発売中。聖教ブックストアへの電話でも注文できます(0120-983-563、平日9時〜17時)。コンビニ通販サイト「セブンネットショッピング」「HMV&BOOKS online」での注文、受け取りも可能。電子書籍でも好評発売中。
自己免疫力を高め
病気予防・体力維持に。
「健康長寿の信心」で
今日も元気に動こう!
本尊供養御書 P1536
『法華経を持ちまいらせぬれば八寒地獄の水にもぬれず八熱地獄の大火にも焼けず』
【通解】
法華経を受持するならば、八寒地獄の水にもぬれることなく、また八熱地獄の大火にも焼けることもない。
名字の言 ドイツ広布を開いた青年たち 2020年10月22日
「私の開道の跡を追うがごとく/一握りの青年たちが海を渡った」。池田先生はかつて、長編詩に日本から西ドイツ(当時)に渡った青年たちのことを詠んだ▼世界広布の誓いを胸に、彼らは西ドイツの炭鉱で働き始めた。過酷な重労働で、食事が喉を通らないことも。それでも、地下1000メートルの採掘場から地上に出ると、「俺たちが地から湧き出た本当の『地涌の菩薩』だ」と笑い合い、対話に駆けた▼ある時、彼らの一人が落盤事故で足の骨を折る。すると、先生から一本の細長い筒が届いた。入っていた白い紙いっぱいに、「地湧」の二字が躍っている。紙を巻いていた新聞紙には、墨の跡がにじんでいた。それは、"一刻も早く"との師の真心の表れでもあった▼先生は折に触れ、青年たちの奮闘をたたえた。時には、段ボール箱に、肌着や日本食を詰めて送ったこともある。先生の人知れぬ激励は、青年たちの「地涌の使命」の自覚を促し、ドイツ広布の礎を築いた▼先生が欧州を初訪問した59年前の10月、メンバーはわずか8世帯。現在の発展は、先生が欧州のあの友、この友に励ましを送り続けてきたからだ。目の前の一人を励ますことに、広布の開道がある——欧州広布の軌跡は、師が示した不変の方程式を教えている。(嶺)
寸鉄 2020年10月22日
題目は「大風の吹くが如くなり」御書。強盛な祈りで苦難を突き抜け勝て
福井「凱歌宣言」の日。常勝の北の砦から人材が陸続。励ましを更に拡大
最後は幸せで幸せで困るような境涯に—戸田先生広布の労苦は全て福徳と
高齢者のネット通販問題急増。一度のはずが定期購入に。注文前に要確認
「文化芸術」支援事業の活用広がる。公明が力強く推進。現場の声を形に
〈社説〉 2020・10・22 明後24日は「社会部の日」
◇自分らしく不断の努力を!
明後24日は、職場、職域を同じくするメンバーが、共に職場の第一人者を目指し、成長していくことを目的に結成された社会部の「部の日」。「不屈の楽観主義で、桜梅桃李の勝利劇を!」との池田先生の指針を胸に、友は危機の時代と向き合っている。
くしくも同部が結成された1973年10月は、第4次中東戦争が勃発、石油価格が急上昇し、世界が不況の暗雲に覆われようとしていた時だった。そして現在、年初から猛威を振るい始めた新型コロナウイルスによる感染拡大は、世界経済に大きな打撃を与えている。
今年度の新入社員は、働き方の変革を迫られるコロナ禍の渦中で、社会人としてのスタートを切ることになった。多くの企業ではリモートワークを実施。予定されていた入社式が中止や延期となった企業もあった。研修はオンラインで行われるなど、緊急事態宣言の発令後、しばらくの間は出社をせずに働くことになった人も多かっただろう。
大手電機会社に入社したある創価大学出身のメンバーは、新入社員を紹介する社内のイントラネット動画編集の企画を担当することに。「困難な状況だからこそ、多くの笑顔を届けたい」と懸命に取り組んだ。その後、SNSでも公開された動画の再生回数は2万回を超え、同社に対する学生の注目度は急上昇。人事担当役員から感謝のメールをもらうなど、高い評価を得ている。
また、人材派遣会社に就職したあるメンバーは、緊急事態宣言後、地方の宿泊施設への配属が決定。生活環境が一変したが、「全てに意味がある」と前向きに捉え、担当した一つ一つの仕事に一切手を抜かず丁寧に向き合った。現在は、営業やサービス企画の担当を任されるなど、信頼を勝ち取っている。
この二人に共通するのは、上司や先輩に言われたことだけでなく、自ら考え積極的に行動したこと、周囲に目を配り、心を砕いた誠実な行動を心掛けたこと、そして「今いる場所で自身の使命を果たそう」との強い決意を固めたことだ。
IT技術の進化による働き方の変化は、デジタルネーティブ世代の若者にとっては、大きな利点となろう。だがそこに、仕事に対する確固たる信念がなければ、単に使われる道具としての存在になってしまうかもしれない。筑波大学准教授の落合陽一氏は、「何を実現したいかといったようなモチベーションは、常に人間の側にある」と述べている(『働き方5・0』小学館新書)。仕事に対する姿勢には、その人の人生観が大きく表れる。どこまでも自分らしく、不断の努力を重ねる日々としたい。
☆「世界を照らす太陽の仏法」に学ぶ 第10回=完 絶対勝利の信心〈下〉 谷川主任副会長
「紙上教学研さん『世界を照らす太陽の仏法』に学ぶ」の最終回となる今回は、前回(3日付)に続き、「絶対勝利の信心」について、谷川主任副会長と共に学びます。(池田先生の講義は『創価学会 永遠の五指針』から引用)
池田先生の指導
悪と戦うことで、
わが生命が鍛えられます。
清められます。
悪と戦う中にこそ、
功徳も成仏もあるのです。
1 臆病であってはならない
前回に続き、「絶対勝利の信心」について学んでいきます。先生は御文を拝して、勝利の要諦を教えてくださっています。
【御文】
法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり(祈祷経送状、1357ページ5行目〜7行目)
【現代語訳】
法華経の行者は信心において退転なく、身において偽り親しむことなく、一切、法華経に身を任せて金言の通り修行するなら、確かに後生はいうまでもなく、今生においても息災延命ですぐれた果報を得、広宣流布の大願をも成就することができるにちがいない。
■ 池田先生の講義
大聖人は、御自身の大難との闘争について言及された上で、法華経の行者の「絶対勝利」の信心と実践について、三点にわたって御指南されていきます。
第一に「信心に退転無く」と仰せです。決定した信心です。どこまでも妙法根本に生きるとの大誓願です。わが一念に迷いやためらいがあったり、臆病であってはならない、ということです。
「進まざるは退転」です。
—◆—
私たちの信心の実践では、たゆみない一日一日の積み重ねが重要です。「不退の信心」とは、言い換えれば「諦めない」ことであり、「負けない」ことです。臆病な心を排して、勇気を奮い起こした挑戦の中でこそ、勝利の道は開かれます。
私自身、折伏や結集をはじめとするさまざまな広布の戦いにおいて、困難を感じることもあります。しかし、そうした時にこそ祈りを根本に勇気を奮い起こし、家庭訪問や個人指導といった同志への励ましに徹してきました。
かつて池田先生は"「二月闘争」はなぜ勝利できたのか"について、「それは、目の前の一人を徹して誠実に励ましてきたことに尽きる」と語られました。そして、「『広宣流布』は、一人の『人間革命』から始まる。決意した一人が、一人を立たせる。その一人が、さらにまた、もう一人を奮い立たせていく。勇気は勇気を呼ぶ。この『一対一』の決意の連鎖こそが、拡大の鉄則である」と教えてくださいました。
目の前の「一人」への励ましを根本に、いかなる試練や苦難にも負けない「地涌の同志の陣列」を築く——。この地道な戦いによって、創価の師弟の人材城は築かれてきたのです。
2 御書に仰せのままに生き抜く
社会にも、人生の途上にも、予期せぬ困難が立ちはだかることがあります。今回のコロナ禍もそうでしょう。そうした中でも、世界中の同志は、祈りを根本に立ち上がり、周囲の友を励ましています。
それは、「御書」という明確な指標があるからです。
■ 池田先生の講義
第二に「身に詐親無く」です。行動や振る舞いにおいて、偽り親しむことなく、常に誠実に信念の行動を貫くことです。信じる道をどこまでもまっすぐ進むのです。
また、悪を見て黙っているのは、「詐親」になってしまいます。正法に背く悪に対しては毅然と責めていくことが、「身に詐親無く」の実践となるのです。
第三に「一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば」とは、仏の心である法華経を如説修行することです。私たちの立場でいえば、どこまでも南無妙法蓮華経の御本尊を根本とし、信行学を貫き、御書に仰せのままに広宣流布の大願に生き抜くことです。
—◆—
学会は日蓮大聖人の仰せのままに、「御本尊根本」「御書根本」で進んできました。学会の教学は、学問的な探求を目的とするものではありません。どこまでも「実践の教学」であり、自身の境涯を開いていくためのものです。
御書を拝し、大聖人の大確信の言葉に触れることで、自身の臆病や不信、恐怖などを打ち破っていくことができます。
私が学生部で初めて折伏に挑戦した際、なかなか結果が出ずに思い悩んだことがありました。その時、学生部の先輩から次のように励まされました。
「とにかく一人でも多くの人と対話をすることだ。トランプのカードはジョーカーを除いて52枚ある。それをめくっていけば、必ず4枚のエースが出てくる。初めの方に出てくる場合もあるし、最後の方に固まっている場合もあるが、必ず出てくる。同じように粘り強く多くの人と対話すれば、必ず信心する人が現れる。地涌の菩薩が題目を唱えて折伏に挑戦し、結果が出ないことは絶対にないんだ」と。
先入観で相手を選ぶのではなく、多くの人に下種していく——。御書の「とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし」(552ページ)との仰せのままに、折伏を実践していく重要性を学んだ出来事でした。
3 極悪と戦えば極善に
広宣流布とは永遠に仏と魔との闘争です。先生は、悪と戦う重要性について教えてくださっています。
【御文】
悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり(御義口伝、御書762ページ12行目)
【現代語訳】
功徳とは、悪を滅するのを「功」といい、善を生ずるのを「徳」というのである。
■ 池田先生の講義
末法という正邪がてん倒した時代は、「元品の無明」が現実社会に蔓延する悪縁に触れて、増長していく。ゆえに法華経の行者に対する魔の勢力の反発も強まるのです。
だからこそ、現実の「外なる悪」と戦い、勝たねばなりません。「外なる悪」との戦いは、「内なる悪」に打ち勝ち、「内なる善」を開き顕す戦いと一体だからです。
悪と戦うことで、わが生命が鍛えられます。清められます。「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」です。悪と戦う中にこそ、功徳も成仏もあるのです。
—◆—
1990年(平成2年)に男子部長の大任を拝した時、池田先生は次のように指導してくださいました。
「青年とは"戦い"の異名である。捨て身の戦いなくして、青年部の"魂"はない。口ではない。格好でもない。要領でもない。『信心』である。広宣流布の全責任を自覚して、すべてを祈り、立案し、一切を行動で切り開いていく。それが青年部の伝統であり、学会精神である」
これは、先生の青年部時代の戦いそのものです。後継の弟子として、この指針を命に刻んで戦う中、「第2次宗門事件」が勃発しました。
男子部の同志と共に、全国の末寺を訪問し、坊主に学会と池田先生の正義を訴えるとともに、徹して極悪を責め抜きました。
その中で日顕宗に根深く残る権威主義、差別主義の実態を改めて目の当たりにし、大聖人の御精神は、創価学会にしか受け継がれていないことを確信しました。
悪を責めることは、何が善で、何が悪かを明らかにすることでもあります。声を上げることで、悪に惑わされる人を救うこともできます。勝ってこそ正義であり、勝ってこそ広宣流布です。
学会は日顕宗と戦い、勝利したからこそ、世界宗教として大きく飛翔したのです。
4 異体同心の団結で凱歌の歴史を
先生は最後に、「異体同心の団結」の重要性について教えてくださっています。
■ 池田先生の講義
「悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書1463ページ)です。その勝利の要諦を教えられている御文が、「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(同ページ)です。
正義の陣営が異体同心の団結で臨めば、最後には絶対に勝てるのです。
広宣流布の師匠と心を合わせて、法華経の兵法で戦えば必ず勝てる!
勇気ある信心を貫けば、必ず正義を宣揚できる!
異体を同心とする善の団結を築けば、いかなる悪をも打ち破れる!
これが「絶対勝利の信心」の極意です。
—◆—
2000年に青年部を卒業して、東京方面書記長と新宿総区長を拝命しました。そのころに先生から頂いた指針があります。それは、「本陣の勢いが一切を動かし、本陣の団結が万軍の勝敗を決する」「わが本陣城は、いかなる戦いにも負けない。断じて勝つ」というものでした。
先生は「異体同心」について、「仏の心であり遺命である『広宣流布』を我が使命として自覚し、実践し抜いていく『師弟不二の信心』にこそ、『同心』の核心があります。師と同じ精神に立って、戦いに挑み、勝利することが『異体同心』の根幹です」と語られたことがあります。
実際に、異体同心の団結を実現することは簡単ではありません。さまざまな違いを乗り越えて、同じ心になっていく。その中心の一本の軸こそが「師弟」です。広布拡大の勝利の結果をもって師匠に報告し、喜んでいただく——。その弟子の誓願の心で皆が一致していくところに真の団結は生まれます。
そのためにも、私たち弟子が決定した信心で、一人立ち上がっていくことが大切です。今、「わが地域の広布は私が担う」との誓いを持った地涌の同志が世界中に広がっています。この池田門下の連帯こそ、異体同心の姿であると思います。
絶対勝利の信心を持った私たちは、師弟不二の実践に徹して、世界広布にまい進していきましょう。
■ 池田先生の講義
創価学会・SGIの永遠の五指針は、私たちの信心を深めゆく不変の原理です。一生成仏の源泉であり、広宣流布の指標です。
全世界の皆さんが、和楽の道、幸福の道、栄光の道、健康の道、長寿の道、勝利の道を力強く歩んでいくことが、創価の三代の師弟の根本の誓願です。
創価学会は、永遠に師弟不二で絶対勝利の信心を貫き、凱歌の歴史を刻んでいくのです。
◇さらなる研さんのために
本連載で学ぶ講義「世界を照らす太陽の仏法」は、『創価学会 永遠の五指針』に収められています。本社刊。713円(税込み)。全国の書店で発売中。聖教ブックストアへの電話でも注文できます(0120-983-563、平日9時〜17時)。コンビニ通販サイト「セブンネットショッピング」「HMV&BOOKS online」での注文、受け取りも可能。電子書籍でも好評発売中。
2020年10月21日水曜日
2020.10.21 わが友に贈る
会合に参加できない友を
丁寧に激励していこう!
"分かってくれている"と
感じられるつながりが
挑戦への勇気を生む。
四条金吾殿御返事 P1192
『さてもさても敵人にねらはれさせ給いしか、前前の用心といひ又けなげといひ又法華経の信心つよき故に難なく存命せさせ給い目出たし目出たし』
【通解】
まったくのところ、あなたは敵人に狙われたにちがいない。普段からの用心といい、また勇気といい、また法華経への信心が強盛な故に、無事に存命することができたことは、本当にめでたいことである。
名字の言 トルストイの喜びの源となった思い出 2020年10月21日
トルストイは自伝小説『幼年時代』の中で、魂を清め、高めるとともに、この上ない喜びの源となった思い出をつづっている。母から無限の愛情を受けた安らぎの日々、純真に両親や友達の幸せを願った日々……▼そして、こう問い掛ける。「わたしたちが幼年時代に持っていた、あのすがすがしい無心な心持ち、愛の欲求、信仰の力、こうしたものはまたいつか還ってくるのだろうか?」「わたしに残されたのは、ほんとうに、ただの思い出だけなのだろうか?」(米川和夫訳)▼ある多宝会の壮年は高校卒業後、東京に就職して以来、故郷の長野県を離れている。今、実家に住む家族はいない。ただ庭には一本の梅の木がある。生前、信心強盛だった母が残したものという。壮年は妻と毎年、梅の実を収穫するために帰省する▼生まれ育ったわが家を目に焼き付け、梅の木を仰いでは、亡き母の面影を重ねる。そして壮年は"信心に励み、一歩成長した姿で、また来年もここに来よう"と決意するのだという。梅の木は"息子よ、私がいなくても、信心根本で真っすぐに生き抜きなさい"と励ます「母の愛情」でもあろう▼原点を持つ人は強い。その原点を「ただの思い出」にせず、前進の起点にできる人は、もっと強く生きられる。(城)
寸鉄 2020年10月21日
会長には平和への具体的展望と行動がある—識者師に学び、師と共に前進
山口県青年部の日。創価の革命児よ堂々と語れ!君らの拡大で新時代開け
「喜とは自他共に喜ぶ事なり」御書。幹部は心して友のために祈り励ましを
他人に感謝できる人は健康で幸福度も高い—教授報恩の道行く我らの人生
出産望む夫婦増、幼保無償化の効果と。公明の実績。若い世代の支援更に
〈社説〉 2020・10・21 コロナ禍で奮闘する学生部
◇勇気の対話で希望の光を!
コロナ禍の影響で、大学生を取り巻く環境は大きく変化している。
前期の授業は、ほぼオンライン形式で行われ、後期に入ってからは、ゼミや実験、実習など一部で対面形式を取り入れた大学も増えつつある。今春入学した1年生は、思い描いていたキャンパス生活とは、かけ離れた毎日を余儀なくされている。
経済面での変化も大きい。親の収入減やアルバイト先の閉店などで苦境に陥っている学生も数多い。各種調査によると、経済的理由で退学を考えていると回答した学生は2割超に上る。
何より人生の進路を決める就職活動への影響は深刻だ。企業は密を避けるため、説明会やインターンシップ(就労体験)を中止。就活生は面接や採用スケジュールといった選考プロセスが変更されるたびに翻弄されてきた。観光・航空業界では来春の新卒採用を中止する企業もあり、将来への道が閉ざされる不安や、悩みを相談したくても直接会えない焦燥感にさいなまれる学生もいる。
いまだ先行きが見通せない状況の中、各地の学生部メンバーは自らも悩みと戦いながら、同世代の友へ励ましを送り、心の支え、希望の光となっている。9月の世界青年部総会に向けた対話運動では、全国で20万人以上の友人にエールを送ってきた。
神奈川県の学生部員は、中学時代の友人からコロナ禍で人との交流が無くなったこと、自身の悩みを相談できる人がいないことを打ち明けられた。「学会には強い絆がある。悩みを一緒に乗り越えよう!」。創価家族の温かい励ましに共感した友人は今月、晴れて入会した。
また愛知県の学生部員は、共に就活に挑戦していた友人を誘い、学生部のオンライン会合に参加した。友人はメンバー一人一人の生き生きとした姿に感動し、一緒に唱題に挑戦するように。「支え合う仲間のおかげで自分に自信が持てるようになった」と、厳しい就活に全力で取り組み、学生部員と共に第1志望の企業の内定を勝ち取ることができた。
池田先生は「『危機の時代』を生きる人間は、事態をよい方向へと打開し、今を『偉業の行われた時代』に転じ、『黄金の時代の先駆者』となるのだ」とのトインビー博士の言葉を紹介し、若き青年部への期待を随筆につづった。
人類史的な危機に直面する今を生きる青年部はその苦労を糧に、今後の社会・世界を変えていく深き使命がある。「勇気と理想」に生き抜く英知の学生部こそ、同時代の友へ、そして混迷の社会へ、希望の光を送る先駆者として、知勇兼備の成長の日々を送ってほしい。
☆心に御書を 第81回 我らは座談会と共に!
〈御文〉
『此の経を一文一句なりとも聴聞して神にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし』(椎地四郎殿御書、1448ページ)
〈通解〉
この経(法華経)を一文一句であっても聴聞して心肝に染める人は、生死の大海を渡ることのできる船のようなものである。
◇池田先生が贈る指針
妙法を共に学び語らう会座が、いかに尊いか。知恵と工夫の光る座談会が各地で行われる。コロナ禍での企画・運営等の「陰徳」は、いやまして「陽報」と輝く。
励ましが「生死の大海」を越えゆく推進力となる。体験を聞き、一緒に歓喜する"求道の航海"が、崩れざる幸福境涯を開くのだ。我らは"座談会丸"と笑顔で進もう!
☆いのちの賛歌 心に刻む一節 生死と向き合う 2020年9月15日
◇挑み、勝つことが人生
企画「いのちの賛歌 心に刻む一節」では、御聖訓を胸に、宿命に立ち向かってきた創価学会員の体験を紹介するとともに、池田先生の指導選集『幸福と平和を創る智慧』(以下、「指導選集」)の指導を掲載する。今回は「生死と向き合う」をテーマに、神奈川県の壮年に話を聞いた。
◇御文
『今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり』(御義口伝、750ページ)
◇通解
いま日蓮と門下が妙法蓮華経を修行するのに、難が襲ってくることをもって、安楽であると心得るべきである。
◇2人の幼子を遺して
17年前の1月、新保貴史さん(58)=栄区総合長=の妻・美香さんは、霊山へ旅立った。その1年後、池田先生から激励の和歌が届いた。
「荒れ狂う/怒涛に挑みて/偉大なる/我らの勝利は/晴れ晴れ来たらむ」
◇
美香さんが「乳がん」を宣告されたのは、2人目の娘が生まれて1年後のことだった。
「妻は当時34歳。娘は3歳と1歳で、子育ても人生もこれからという時。あまりの現実に、がくぜんとしました。ともかく絶対に病魔を打ち破ってみせると、夫婦で祈りました」
やがて、手術で腫瘍を摘出することができ、平穏な日常を取り戻した。ところが手術から3年後、がんが再発した。
「腫瘍は、どんどん転移していって。それでも妻は常に前向きでしたが、病気の進行とともに出歩くことも難しくなっていきました」
"自分が強くならなくては"。新保さんは懸命に御本尊に向かい続けた。
再発から3年が過ぎた2003年1月22日、美香さんはとうとう集中治療室へ。
付き添った新保さんは、病室で横たわる美香さんと一緒に題目を唱えた。美香さんの声が途切れた後も、新保さんは祈り続けた。必ずよくなる。そう信じて。
翌23日の明け方、そのまま美香さんは眠るように息を引き取った。1週間前に40歳の誕生日を祝ったばかりだった。
帰りの車中、心が乱れ、涙があふれた。
帰宅した新保さんは、小学生の2人の娘に、しぼり出すように言った。「お母さん、亡くなったよ」。大声で泣きだした娘たちをぎゅっと抱き締め、一緒に泣いた。
葬儀を終えると、日常に戻された。
"自分一人で、2人の娘を育て上げることができるのか"との不安が込み上げた。
光明を見いだそうと御書をひもとく中、胸に突き刺さったのが、「難来るを以て安楽と意得可きなり」(御書750ページ)との一節だったという。
「"いつまでも悲しみに浸っているわけにはいかない。負けるものか"って、御文を命の中に入れました。祈って目の前の"怒涛"に挑んでいく。もうこれしかなかったですから」
仕事、子育て、学会活動……現実は格闘の連続だった。そんな中、池田先生から激励の和歌が届く。弟子を思う師の慈愛。新保さんは目頭を拭った。ふつふつと勇気が湧いた。心の中の悲哀を塗りつぶすように、御本尊に向かった。
娘たちには、母親の分まで愛情を注ごう。そう決めて、どんなに忙しくても時間をこじ開け、授業参観などの学校行事には積極的に参加した。何より、同居していた義父母や義姉家族の存在は、大きな支えだった。
思春期の娘たちとの関わり方に、人知れず悩んだこともあったというが、「妻ならどうするかと考えながら、精いっぱい向き合いました」。
そんな新保さんの姿は、娘たちの目にどう映っただろう。
昨春、医学部を卒業し、医師としての一歩を踏み出した長女・香織さん=女子部員。「大変だったはずなのに、私たちにはそんな顔を全く見せず、いつもニコニコしていました。お父さん、すごいなって思います」
次女・美幸さん=女子部本部長=は、「私が悩んだ時、一番の相談相手になってくれるのが父なんです」と明るく笑う。現在、機械装置メーカーで働きながら、母の分までと朗らかに広布に励む。
新保さん自身、学会では常に広布の最前線で奮闘。勤め先の国際輸送業会社では役員を務めるなど、信頼の実証を示す。
「"難こそ安楽"。それだけを信じて前に進んできました。毎日が"怒涛"でした。でも振り返ってみると、全てが祈った通りに開けました。苦闘の日々があったから、今がある。私はこれからも"怒涛"に挑み続けます」
新保さんの2人の娘、香織さんと美幸さんは、よく地域の婦人部員から「昔、あなたたちのお母さんに励まされたのよ」と、母の話を聞くそうだ。
香織さんは話す。
「闘病中も、よく皆を笑わせていたお母さん。誰からも好かれていました」
美幸さんは、「私も母のように、周囲を明るく照らす存在になれたら」と、心情を語る。
心優しく育った2人の娘に、新保さんは思わず、在りし日の美香さんの姿を重ねる。
「妻を亡くした悲しみが癒えることはありません。ですが、そこにとどまってもいません。今こうして私たち家族が笑顔でいる様子を、きっと妻も、笑って見つめてくれているでしょう」
池田先生は語っている。
「仏教の本質は、いたずらな悲観主義、厭世観でもなければ、根拠のない楽天主義でもない。人生の苦を直視し、そこから逃避するのでなく、むしろ徹底的に取り組んだ末に到達した、生の歓喜の思想だといってもよい。
苦しみから逃避して、真実の喜びはない。人が目をそむけ、逃避しようとしている苦しみを如実に知見し、それに勇敢に挑戦し乗り越えてこそ初めて、金剛不壊の、つきることなき歓喜が込み上げてくるのです」
「妙法に結ばれた生命は、生死を超えて、ともどもに、たがいに、励まし合い、護り合い、導き合って、絶対の幸福と勝利の軌道を進んでいくのである。
妙法の世界には悲嘆もなければ、悲観もない。妙法を行ずる家族は、何があっても『常楽我浄』の月光に包まれていく。そして、その足跡が、あとに続く人々に、計り知れない希望と勇気を送っていくのである」(「指導選集」第1部下巻)
家族で挑んだ6年間の闘病生活。そして、心の中の美香さんと歩んできた17年の歳月。それは今、希望へと続く勝利の足跡と輝いている。
◇[教学コンパス]
身近な人との死別による悲嘆を支える「グリーフケア」への関心が高まっている。「グリーフ」とは、大切な人を喪失した深い悲しみのこと。特に家族を失うつらさは、筆舌に尽くし難い。
上智大学グリーフケア研究所所長の島薗進氏は、「グリーフケアが求められる時代とは、悲嘆を分かち合うことの困難が強く実感される時代でもある」と述べる(『グリーフケアの時代』弘文堂)。社会と個人の多様化が背景にある。
仏法で説く「慈悲」の精神。「慈」は「友愛」を意味するサンスクリット語の「マイトリー」から訳され、「悲」は「悲しみを共にする」ことを指す「カルナー」などから訳される。友の苦悩に同苦し、励まし合っていく。これこそが慈悲の精神であり、真実の友情であると仏法は示す。
試練の渦中にある友に寄り添い、温かな友情を結んでいくことが、今ほど求められている時代はないだろう。"あなたは一人じゃない"——その思いを一人でも多くの人に届ける実践に、慈悲は脈打つ。(優)
丁寧に激励していこう!
"分かってくれている"と
感じられるつながりが
挑戦への勇気を生む。
四条金吾殿御返事 P1192
『さてもさても敵人にねらはれさせ給いしか、前前の用心といひ又けなげといひ又法華経の信心つよき故に難なく存命せさせ給い目出たし目出たし』
【通解】
まったくのところ、あなたは敵人に狙われたにちがいない。普段からの用心といい、また勇気といい、また法華経への信心が強盛な故に、無事に存命することができたことは、本当にめでたいことである。
名字の言 トルストイの喜びの源となった思い出 2020年10月21日
トルストイは自伝小説『幼年時代』の中で、魂を清め、高めるとともに、この上ない喜びの源となった思い出をつづっている。母から無限の愛情を受けた安らぎの日々、純真に両親や友達の幸せを願った日々……▼そして、こう問い掛ける。「わたしたちが幼年時代に持っていた、あのすがすがしい無心な心持ち、愛の欲求、信仰の力、こうしたものはまたいつか還ってくるのだろうか?」「わたしに残されたのは、ほんとうに、ただの思い出だけなのだろうか?」(米川和夫訳)▼ある多宝会の壮年は高校卒業後、東京に就職して以来、故郷の長野県を離れている。今、実家に住む家族はいない。ただ庭には一本の梅の木がある。生前、信心強盛だった母が残したものという。壮年は妻と毎年、梅の実を収穫するために帰省する▼生まれ育ったわが家を目に焼き付け、梅の木を仰いでは、亡き母の面影を重ねる。そして壮年は"信心に励み、一歩成長した姿で、また来年もここに来よう"と決意するのだという。梅の木は"息子よ、私がいなくても、信心根本で真っすぐに生き抜きなさい"と励ます「母の愛情」でもあろう▼原点を持つ人は強い。その原点を「ただの思い出」にせず、前進の起点にできる人は、もっと強く生きられる。(城)
寸鉄 2020年10月21日
会長には平和への具体的展望と行動がある—識者師に学び、師と共に前進
山口県青年部の日。創価の革命児よ堂々と語れ!君らの拡大で新時代開け
「喜とは自他共に喜ぶ事なり」御書。幹部は心して友のために祈り励ましを
他人に感謝できる人は健康で幸福度も高い—教授報恩の道行く我らの人生
出産望む夫婦増、幼保無償化の効果と。公明の実績。若い世代の支援更に
〈社説〉 2020・10・21 コロナ禍で奮闘する学生部
◇勇気の対話で希望の光を!
コロナ禍の影響で、大学生を取り巻く環境は大きく変化している。
前期の授業は、ほぼオンライン形式で行われ、後期に入ってからは、ゼミや実験、実習など一部で対面形式を取り入れた大学も増えつつある。今春入学した1年生は、思い描いていたキャンパス生活とは、かけ離れた毎日を余儀なくされている。
経済面での変化も大きい。親の収入減やアルバイト先の閉店などで苦境に陥っている学生も数多い。各種調査によると、経済的理由で退学を考えていると回答した学生は2割超に上る。
何より人生の進路を決める就職活動への影響は深刻だ。企業は密を避けるため、説明会やインターンシップ(就労体験)を中止。就活生は面接や採用スケジュールといった選考プロセスが変更されるたびに翻弄されてきた。観光・航空業界では来春の新卒採用を中止する企業もあり、将来への道が閉ざされる不安や、悩みを相談したくても直接会えない焦燥感にさいなまれる学生もいる。
いまだ先行きが見通せない状況の中、各地の学生部メンバーは自らも悩みと戦いながら、同世代の友へ励ましを送り、心の支え、希望の光となっている。9月の世界青年部総会に向けた対話運動では、全国で20万人以上の友人にエールを送ってきた。
神奈川県の学生部員は、中学時代の友人からコロナ禍で人との交流が無くなったこと、自身の悩みを相談できる人がいないことを打ち明けられた。「学会には強い絆がある。悩みを一緒に乗り越えよう!」。創価家族の温かい励ましに共感した友人は今月、晴れて入会した。
また愛知県の学生部員は、共に就活に挑戦していた友人を誘い、学生部のオンライン会合に参加した。友人はメンバー一人一人の生き生きとした姿に感動し、一緒に唱題に挑戦するように。「支え合う仲間のおかげで自分に自信が持てるようになった」と、厳しい就活に全力で取り組み、学生部員と共に第1志望の企業の内定を勝ち取ることができた。
池田先生は「『危機の時代』を生きる人間は、事態をよい方向へと打開し、今を『偉業の行われた時代』に転じ、『黄金の時代の先駆者』となるのだ」とのトインビー博士の言葉を紹介し、若き青年部への期待を随筆につづった。
人類史的な危機に直面する今を生きる青年部はその苦労を糧に、今後の社会・世界を変えていく深き使命がある。「勇気と理想」に生き抜く英知の学生部こそ、同時代の友へ、そして混迷の社会へ、希望の光を送る先駆者として、知勇兼備の成長の日々を送ってほしい。
☆心に御書を 第81回 我らは座談会と共に!
〈御文〉
『此の経を一文一句なりとも聴聞して神にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし』(椎地四郎殿御書、1448ページ)
〈通解〉
この経(法華経)を一文一句であっても聴聞して心肝に染める人は、生死の大海を渡ることのできる船のようなものである。
◇池田先生が贈る指針
妙法を共に学び語らう会座が、いかに尊いか。知恵と工夫の光る座談会が各地で行われる。コロナ禍での企画・運営等の「陰徳」は、いやまして「陽報」と輝く。
励ましが「生死の大海」を越えゆく推進力となる。体験を聞き、一緒に歓喜する"求道の航海"が、崩れざる幸福境涯を開くのだ。我らは"座談会丸"と笑顔で進もう!
☆いのちの賛歌 心に刻む一節 生死と向き合う 2020年9月15日
◇挑み、勝つことが人生
企画「いのちの賛歌 心に刻む一節」では、御聖訓を胸に、宿命に立ち向かってきた創価学会員の体験を紹介するとともに、池田先生の指導選集『幸福と平和を創る智慧』(以下、「指導選集」)の指導を掲載する。今回は「生死と向き合う」をテーマに、神奈川県の壮年に話を聞いた。
◇御文
『今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり』(御義口伝、750ページ)
◇通解
いま日蓮と門下が妙法蓮華経を修行するのに、難が襲ってくることをもって、安楽であると心得るべきである。
◇2人の幼子を遺して
17年前の1月、新保貴史さん(58)=栄区総合長=の妻・美香さんは、霊山へ旅立った。その1年後、池田先生から激励の和歌が届いた。
「荒れ狂う/怒涛に挑みて/偉大なる/我らの勝利は/晴れ晴れ来たらむ」
◇
美香さんが「乳がん」を宣告されたのは、2人目の娘が生まれて1年後のことだった。
「妻は当時34歳。娘は3歳と1歳で、子育ても人生もこれからという時。あまりの現実に、がくぜんとしました。ともかく絶対に病魔を打ち破ってみせると、夫婦で祈りました」
やがて、手術で腫瘍を摘出することができ、平穏な日常を取り戻した。ところが手術から3年後、がんが再発した。
「腫瘍は、どんどん転移していって。それでも妻は常に前向きでしたが、病気の進行とともに出歩くことも難しくなっていきました」
"自分が強くならなくては"。新保さんは懸命に御本尊に向かい続けた。
再発から3年が過ぎた2003年1月22日、美香さんはとうとう集中治療室へ。
付き添った新保さんは、病室で横たわる美香さんと一緒に題目を唱えた。美香さんの声が途切れた後も、新保さんは祈り続けた。必ずよくなる。そう信じて。
翌23日の明け方、そのまま美香さんは眠るように息を引き取った。1週間前に40歳の誕生日を祝ったばかりだった。
帰りの車中、心が乱れ、涙があふれた。
帰宅した新保さんは、小学生の2人の娘に、しぼり出すように言った。「お母さん、亡くなったよ」。大声で泣きだした娘たちをぎゅっと抱き締め、一緒に泣いた。
葬儀を終えると、日常に戻された。
"自分一人で、2人の娘を育て上げることができるのか"との不安が込み上げた。
光明を見いだそうと御書をひもとく中、胸に突き刺さったのが、「難来るを以て安楽と意得可きなり」(御書750ページ)との一節だったという。
「"いつまでも悲しみに浸っているわけにはいかない。負けるものか"って、御文を命の中に入れました。祈って目の前の"怒涛"に挑んでいく。もうこれしかなかったですから」
仕事、子育て、学会活動……現実は格闘の連続だった。そんな中、池田先生から激励の和歌が届く。弟子を思う師の慈愛。新保さんは目頭を拭った。ふつふつと勇気が湧いた。心の中の悲哀を塗りつぶすように、御本尊に向かった。
娘たちには、母親の分まで愛情を注ごう。そう決めて、どんなに忙しくても時間をこじ開け、授業参観などの学校行事には積極的に参加した。何より、同居していた義父母や義姉家族の存在は、大きな支えだった。
思春期の娘たちとの関わり方に、人知れず悩んだこともあったというが、「妻ならどうするかと考えながら、精いっぱい向き合いました」。
そんな新保さんの姿は、娘たちの目にどう映っただろう。
昨春、医学部を卒業し、医師としての一歩を踏み出した長女・香織さん=女子部員。「大変だったはずなのに、私たちにはそんな顔を全く見せず、いつもニコニコしていました。お父さん、すごいなって思います」
次女・美幸さん=女子部本部長=は、「私が悩んだ時、一番の相談相手になってくれるのが父なんです」と明るく笑う。現在、機械装置メーカーで働きながら、母の分までと朗らかに広布に励む。
新保さん自身、学会では常に広布の最前線で奮闘。勤め先の国際輸送業会社では役員を務めるなど、信頼の実証を示す。
「"難こそ安楽"。それだけを信じて前に進んできました。毎日が"怒涛"でした。でも振り返ってみると、全てが祈った通りに開けました。苦闘の日々があったから、今がある。私はこれからも"怒涛"に挑み続けます」
新保さんの2人の娘、香織さんと美幸さんは、よく地域の婦人部員から「昔、あなたたちのお母さんに励まされたのよ」と、母の話を聞くそうだ。
香織さんは話す。
「闘病中も、よく皆を笑わせていたお母さん。誰からも好かれていました」
美幸さんは、「私も母のように、周囲を明るく照らす存在になれたら」と、心情を語る。
心優しく育った2人の娘に、新保さんは思わず、在りし日の美香さんの姿を重ねる。
「妻を亡くした悲しみが癒えることはありません。ですが、そこにとどまってもいません。今こうして私たち家族が笑顔でいる様子を、きっと妻も、笑って見つめてくれているでしょう」
池田先生は語っている。
「仏教の本質は、いたずらな悲観主義、厭世観でもなければ、根拠のない楽天主義でもない。人生の苦を直視し、そこから逃避するのでなく、むしろ徹底的に取り組んだ末に到達した、生の歓喜の思想だといってもよい。
苦しみから逃避して、真実の喜びはない。人が目をそむけ、逃避しようとしている苦しみを如実に知見し、それに勇敢に挑戦し乗り越えてこそ初めて、金剛不壊の、つきることなき歓喜が込み上げてくるのです」
「妙法に結ばれた生命は、生死を超えて、ともどもに、たがいに、励まし合い、護り合い、導き合って、絶対の幸福と勝利の軌道を進んでいくのである。
妙法の世界には悲嘆もなければ、悲観もない。妙法を行ずる家族は、何があっても『常楽我浄』の月光に包まれていく。そして、その足跡が、あとに続く人々に、計り知れない希望と勇気を送っていくのである」(「指導選集」第1部下巻)
家族で挑んだ6年間の闘病生活。そして、心の中の美香さんと歩んできた17年の歳月。それは今、希望へと続く勝利の足跡と輝いている。
◇[教学コンパス]
身近な人との死別による悲嘆を支える「グリーフケア」への関心が高まっている。「グリーフ」とは、大切な人を喪失した深い悲しみのこと。特に家族を失うつらさは、筆舌に尽くし難い。
上智大学グリーフケア研究所所長の島薗進氏は、「グリーフケアが求められる時代とは、悲嘆を分かち合うことの困難が強く実感される時代でもある」と述べる(『グリーフケアの時代』弘文堂)。社会と個人の多様化が背景にある。
仏法で説く「慈悲」の精神。「慈」は「友愛」を意味するサンスクリット語の「マイトリー」から訳され、「悲」は「悲しみを共にする」ことを指す「カルナー」などから訳される。友の苦悩に同苦し、励まし合っていく。これこそが慈悲の精神であり、真実の友情であると仏法は示す。
試練の渦中にある友に寄り添い、温かな友情を結んでいくことが、今ほど求められている時代はないだろう。"あなたは一人じゃない"——その思いを一人でも多くの人に届ける実践に、慈悲は脈打つ。(優)
2020年10月20日火曜日
2020.10.20 わが友に贈る
学会は「善知識」の集い。
善き友と励まし合い
絆を結びゆくことが
確かな幸の軌道だ。
仲良きスクラムで前進!
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
【通解】
第六天の魔王は十種の魔の軍勢で戦を起こし、法華経の行者を相手に生死の苦しみの海の中で、凡夫と聖人が同居しているこの娑婆世界を「とられないぞ」「奪ってやる」と争うのである。日蓮は、第六天の魔王と戦う(法華経の行者の)身に当たっており、大兵を起こして戦うこと二十余年である。その間、日蓮は一度も退く心はない。
名字の言 生命を奮い立たせる「声の力」 2020年10月20日
先日、ある壮年宅を訪ねた時のこと。聞けば、かつて仕事の多忙さから学会活動になかなか参加できない時期があったという▼妻に誘われて座談会だけは出席していたが、人前で話すのが苦手で、発言はいつも「頑張ります」の一言だった。そんな時、妻が大病を患い入院。妻がずっと自分の活動参加を祈り続けていたことを、励ましに訪れた同志から教えられた。壮年は"今度は俺の番だ"と、妻の回復を祈り学会活動に挑戦。その後、妻は全快し、夫婦で広布に励むようになった▼地区部長になって15年。地域では、グラウンドゴルフ同好会の代表を務めるなど信頼の輪を広げる。「"頑張ります"と言い続けていたら、本当にそうなりました」と笑う。「大事なのは一言でも決意を語ること。当時の自分に感謝ですよ」▼前向きな言葉を口にしていれば、心も不思議と良い方向へと進んでいく。仏法は「声仏事を為す」(御書708ページ)。声には生命を奮い立たせる力がある▼小説『新・人間革命』第4巻「凱旋」の章で、口べたで悩む壮年に山本伸一は言った。「一言でもよい。信心と真心の一念の声を発することです」。自分らしく、ありのままでいい。「きょうも頑張ろう!」と自らを鼓舞しつつ、周囲にも希望を送る"声の人"でありたい。(誼)
寸鉄 2020年10月20日
「ただただ強く信仰する以外にない」戸田先生。苦難は宿命転換の好機だ
広島の日。立正安国が我らの使命。青年を先頭に平和と幸福の対話を拡大
「1万年も生きるかのように行動するな」賢帝。朝の勝利、一日の勝利を
昨年の自転車関係の事故は約8万件と。スマホの"ながら運転"等は厳禁
小さな積み重ねが大きな結果に。地球守る一歩を共に。「リサイクルの日」
☆四季の励まし さあ、勇んで友のもとへ! 2020年10月11日
【写真説明】青空に湧き上がる白雲。建物を緑が包み、色鮮やかな花々が咲き薫る。1993年(平成5年)3月、池田大作先生がブラジル・サンパウロ近郊でシャッターを切った。
60年前の10月、池田先生は世界平和への旅路を開始。アメリカ、カナダに次いでブラジルを初訪問した。過酷な生活を続ける日系移住者や家族との死別に直面した友など、一人一人の苦悩に寄り添い、限りない励ましを送った。
「励まし」は英語で「エンカレッジ」。「勇気(カレッジ)を吹き込む」ことである。
学会では今週、「励まし週間」(16日まで)。いつにも増して同志のもとに足を運び、語らい、共に生きる勇気を分かち合っていきたい。
◇池田先生の言葉
人生は千差万別である。
悩みを
抱えている友がいる。
夢に向かって
一生懸命な友もいる。
道に
迷っている友もいよう。
その目の前の
「一人」と向き合い、
誠実に対話を重ねていく。
全ては、ここから始まる。
「一人」を大切に——
ここに、
創価学会の原点がある。
仏法の根本精神も、
ここにある。
「一人」の人間は、
かけがえなく尊い。
世界中、
どの一人一人にも、
尊厳なる仏性がある。
一人を大切にするとは、
その人のために、
勇んで行動することだ。
会う人が一人残らず
幸福になるように、
また、広宣流布の
人材に育つように
祈ることである。
人を励ませば、
自分も励まされる。
人を照らせば、
互いの未来が
明るく晴れる。
労をいとわず、
足を運び、
声を掛ける創価の励ましは
真の友情の発露なのだ。
励ましとは、
声を掛けることである。
友が大変な時にこそ、
友情の手を
差し伸べるのだ。
励ましとは、
聞くことである。
寄り添って
耳を傾けることが、
どれほど
大きな力になるか。
思いやりのある言葉、
祈りを込めた言葉は、
友の胸に響く。
心通う出会いは、
人生の宝となる。
さあ、自ら友のもとへ!
あの友、この友に、
大誠実の対話を!——
そこに
人間革命のドラマが
生まれるからだ。
善き友と励まし合い
絆を結びゆくことが
確かな幸の軌道だ。
仲良きスクラムで前進!
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
【通解】
第六天の魔王は十種の魔の軍勢で戦を起こし、法華経の行者を相手に生死の苦しみの海の中で、凡夫と聖人が同居しているこの娑婆世界を「とられないぞ」「奪ってやる」と争うのである。日蓮は、第六天の魔王と戦う(法華経の行者の)身に当たっており、大兵を起こして戦うこと二十余年である。その間、日蓮は一度も退く心はない。
名字の言 生命を奮い立たせる「声の力」 2020年10月20日
先日、ある壮年宅を訪ねた時のこと。聞けば、かつて仕事の多忙さから学会活動になかなか参加できない時期があったという▼妻に誘われて座談会だけは出席していたが、人前で話すのが苦手で、発言はいつも「頑張ります」の一言だった。そんな時、妻が大病を患い入院。妻がずっと自分の活動参加を祈り続けていたことを、励ましに訪れた同志から教えられた。壮年は"今度は俺の番だ"と、妻の回復を祈り学会活動に挑戦。その後、妻は全快し、夫婦で広布に励むようになった▼地区部長になって15年。地域では、グラウンドゴルフ同好会の代表を務めるなど信頼の輪を広げる。「"頑張ります"と言い続けていたら、本当にそうなりました」と笑う。「大事なのは一言でも決意を語ること。当時の自分に感謝ですよ」▼前向きな言葉を口にしていれば、心も不思議と良い方向へと進んでいく。仏法は「声仏事を為す」(御書708ページ)。声には生命を奮い立たせる力がある▼小説『新・人間革命』第4巻「凱旋」の章で、口べたで悩む壮年に山本伸一は言った。「一言でもよい。信心と真心の一念の声を発することです」。自分らしく、ありのままでいい。「きょうも頑張ろう!」と自らを鼓舞しつつ、周囲にも希望を送る"声の人"でありたい。(誼)
寸鉄 2020年10月20日
「ただただ強く信仰する以外にない」戸田先生。苦難は宿命転換の好機だ
広島の日。立正安国が我らの使命。青年を先頭に平和と幸福の対話を拡大
「1万年も生きるかのように行動するな」賢帝。朝の勝利、一日の勝利を
昨年の自転車関係の事故は約8万件と。スマホの"ながら運転"等は厳禁
小さな積み重ねが大きな結果に。地球守る一歩を共に。「リサイクルの日」
☆四季の励まし さあ、勇んで友のもとへ! 2020年10月11日
【写真説明】青空に湧き上がる白雲。建物を緑が包み、色鮮やかな花々が咲き薫る。1993年(平成5年)3月、池田大作先生がブラジル・サンパウロ近郊でシャッターを切った。
60年前の10月、池田先生は世界平和への旅路を開始。アメリカ、カナダに次いでブラジルを初訪問した。過酷な生活を続ける日系移住者や家族との死別に直面した友など、一人一人の苦悩に寄り添い、限りない励ましを送った。
「励まし」は英語で「エンカレッジ」。「勇気(カレッジ)を吹き込む」ことである。
学会では今週、「励まし週間」(16日まで)。いつにも増して同志のもとに足を運び、語らい、共に生きる勇気を分かち合っていきたい。
◇池田先生の言葉
人生は千差万別である。
悩みを
抱えている友がいる。
夢に向かって
一生懸命な友もいる。
道に
迷っている友もいよう。
その目の前の
「一人」と向き合い、
誠実に対話を重ねていく。
全ては、ここから始まる。
「一人」を大切に——
ここに、
創価学会の原点がある。
仏法の根本精神も、
ここにある。
「一人」の人間は、
かけがえなく尊い。
世界中、
どの一人一人にも、
尊厳なる仏性がある。
一人を大切にするとは、
その人のために、
勇んで行動することだ。
会う人が一人残らず
幸福になるように、
また、広宣流布の
人材に育つように
祈ることである。
人を励ませば、
自分も励まされる。
人を照らせば、
互いの未来が
明るく晴れる。
労をいとわず、
足を運び、
声を掛ける創価の励ましは
真の友情の発露なのだ。
励ましとは、
声を掛けることである。
友が大変な時にこそ、
友情の手を
差し伸べるのだ。
励ましとは、
聞くことである。
寄り添って
耳を傾けることが、
どれほど
大きな力になるか。
思いやりのある言葉、
祈りを込めた言葉は、
友の胸に響く。
心通う出会いは、
人生の宝となる。
さあ、自ら友のもとへ!
あの友、この友に、
大誠実の対話を!——
そこに
人間革命のドラマが
生まれるからだ。
2020年10月19日月曜日
2020.10.19 わが友に贈る
◇今週のことば
「釈尊の出世の本懐は
人の振舞にて候けるぞ」
家庭に職場に地域に
仏法の人間主義の光を。
希望と信頼の灯台たれ!
2020年10月19日
兵衛志殿御返事 P1098
『うへたる人には衣をあたへたるよりも食をあたへて候はいますこし功徳まさる こごへたる人には食をあたへて候よりも衣は又まさる』
【御書本文】
飢えている人には、衣服を与えるよりも食物を与える方がすこし功徳は勝り、寒さに凍えている人には、食物を与えるよりも衣服を与える方がもっと功徳は勝れております。
名字の言 友を励ます時に大切な姿勢とは? 2020年10月19日
「腕利きの植木職人」と評判の壮年の話を聞き、感心させられた。枝を切る時も、草花の手入れをする時も、人にするように語り掛けながら作業するのだという▼うっそうと繁った木には「息苦しかったろう。涼しくしてやるからな」と言って枝にはさみを入れる。虫に食べられた葉には「痛かったろう。よーし、これで大丈夫だぞ」と言って虫を退治する。「こちらが思いを込めれば、植物だってしっかり成長する。ちゃんと応えてくれるんです」▼大病、仕事の苦境、家庭の悩み……。大きな挫折や試練に見舞われると、人は時として自信をなくし、"自分の存在は誰の役にも立たないのでは"と思ってしまうこともある。そうした友を励ます時、大切な姿勢は何か▼個人指導の名手として信頼の厚い多宝会の先輩が語っていた。「"あなたにしか励ませない人が絶対にいる!""ずっとずっと私が応援するから!"との必死の思いが届くと、必ず自信と希望を取り戻してくれる」。そして「頭から出た言葉じゃだめ。命から出た言葉じゃないと、心に届かないよ」とも▼御金言「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(御書563ページ)を深く深く拝したい。言葉に祈りを込め、思いを強く込めれば、対話の力は何倍にもなる。(実)
寸鉄 2020年10月19日
勇猛精進したまえ!仏法は実行だよ—牧口先生。今日も地道に挑戦の一歩
挫けそうな魂を鼓舞するのは友情—哲人。我らは温かな励ましを幾重にも
季節の変わり目。首・手首・足首を覆えば寒さ対策に。服装で賢く体調管理
昼カラオケで感染の8割がマスクせず長時間滞在と。飛沫に注意。油断せず
洪水等の気象災害、20年で倍増—国連。温暖化の影響。皆で足元から行動
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2020年10月10日
◇御文
『深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し』(薬王品得意抄、1501ページ)
◇通解
(法華経を)深く信じる者は満月が闇夜を照らすようなものである。
◇教えて
この秋、行学に励み、自分の信心を深めていきます!
★池田先生の指導
たとえ現実は闇のように思えても、心にロマンの月光があれば、負けることはない。
御聖訓には「深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し」と仰せである。
祈りに勝る力はない。女性の強盛なる祈りで、広宣の勝利の道は開かれてきた。(2013・9・22付、今日も広布へ)
◇ ◆ ◇
思いがけない病もある。避けられない課題もある。襲いかかる苦難もある。
いかなる宿命の嵐にも、「今こそ変毒為薬の時!」と、しっかり題目をあげていくことだ。(同)
◇ ◆ ◇
人間の強さは、心で決まる。信念の強さで決まる。本当に強い人とは、「心の強い人」である。
ゆえに、永遠にして宇宙大の妙法を強盛に信じぬく、婦人部・女子部の皆さんは、最も強い人である。
どんな宿命にも、どんな困難にも、負けるわけがない。必ず勝てる。必ず乗り越えていける。
皆が仰ぎ見るような、晴ればれとした勝利の大境涯を、必ずや開いていけるのである。(『池田大作全集』第100巻)
☆いのちの賛歌 心に刻む一節 生死と向き合う
◇永遠に共戦の同志
企画「いのちの賛歌 心に刻む一節」では、御聖訓を胸に、宿命に立ち向かってきた創価学会員の体験を紹介するとともに、池田先生の指導選集『幸福と平和を創る智慧』(以下、「指導選集」)の指導を掲載する。今回は「生死と向き合う」をテーマに、東京都の婦人に話を聞いた。
◇御文
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し』(曾谷入道殿許御書、1033ページ)
◇通解
これらの大菩薩(地涌の菩薩)が末法の衆生を利益されることは、魚が水中を自由に泳ぎ、鳥が天空を自在に飛ぶようなものである。
◇夫の死の意味を知りたい
戸崎里美さん=荒川総区副婦人部長=が、夫・裕隆さん(当時53歳)をくも膜下出血で亡くしたのは8年前。"夫の死の意味を知りたい"と、御本尊に向き合ってきた一日一日だった。
◇
戸崎さんは2005年、知人の紹介で出会った裕隆さんと再婚した。
「夫は、大学時代に折伏されて、家族で一人、学会に入会しました。信心一筋に人生の困難を乗り越え、社会で実証を示してきた苦労人。とにかく題目を欠かさない人でした」
結婚生活は喜びに満ちていた。何より裕隆さんと、広布の"戦友"として夫婦で学会活動に励める日々は、これ以上ないほど幸せだった。ところが——。
区婦人部長を務めていた12年5月のある日。「仕事中の夫から急に電話があったんです。『頭が痛いから、早めに帰るよ』って」
昼ごろに帰宅した裕隆さんは、食事を取ると、そのままベッドに横になった。
しばらくして、急に「手がしびれる」と言って起き上がり、トイレに駆け込んだかと思うと、嘔吐し、その場であおむけに倒れてしまった。
すぐさま病院へ搬送されたが、意識が戻ることはなく、翌日、そのまま帰らぬ人となった。
あまりに突然の出来事。戸崎さんは、冷たくなった夫の前で泣き崩れた。
葬儀を終えても実感が湧かなかった。
"信心しているのになぜ""もっと早く異変に気付いていたら"——ただただ自責の念に苛まれた。御本尊の前に座っても声は出てこず、毎日、頬を濡らした。
ある日、いつも温かく見守ってくれていた婦人部の先輩が、憔悴する戸崎さんを見かねて言った。
「ご主人の死の意味が分かるまで、題目をあげてあげて、あげ抜く時よ!」
ハッとした。その激励が、戸崎さんの命の向きを変えた。
「その先輩も、ご家族の宿命と戦ってきた方だったので、ありがたかったです。しっかりしようって。こういう時こその信心じゃないかって。その日から、題目をあげられるようになりました」
地域の同志の励ましにも支えられ、前を向いた戸崎さんは、死魔を振り払うように祈りを重ねた。池田先生の指導を、むさぼるように読んだ。その中で、引用された「此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと」(御書1033ページ)との一節が心に響いた。
「夫の死をどう捉えるのか。祈る中で、少しずつ見えてきました。私の使命は、夫の分まで地涌の使命を果たすこと。それしかないって」
裕隆さんとは、二度と会えない。しかし、一緒に広布に励んだ歓喜の日々は、戸崎さんの心に鮮やかに刻まれている。
夫と共に結んできた仏縁を大切にし、幸福を祈り抜いていくこと。それが、"戦友"である裕隆さんとの"永遠の共戦"になるのではないか。戸崎さんは、そう、一つの意味を見いだしたのだ。
祈るほど、命の底から力がこんこんと湧いた。夫婦で一緒に親交を深めてきた友人や知人、夫の両親や親族へ、戸崎さんは感謝の心で仏法を語っていった。
裕隆さんが他界した翌年の11月18日。対話を重ねてきた義母が「息子の願いをかなえてあげたい」と、進んで入会した。御本尊授与式で、地域の同志が泣いて喜んでくれた。戸崎さんも、笑顔でうなずく夫の姿が目に浮かび、涙が止めどなくあふれた。
裕隆さんを慕っていた人からは、いまだに感謝の連絡が絶えない。それも全て、夫が残してくれた仏縁だと確信している。
「御書に『魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し』(同ページ)とあります。広布に励めば励むほど、鳥が自由自在に天空を舞うように、境涯が広がります。夫の命が、私の心の中に生き続けていることを、確かに感じられるんです。だから私は、これからも広布に生き抜きます」
「御義口伝」には、「自身法性の大地を生死生死と転ぐり行くなり」(御書724ページ)とある。妙法と一体になった生命は、生死の苦しみを超えて、永遠に仏界の軌道を進んでいくことができると、日蓮仏法は教える。
こうした仏法の生死観を、池田先生は「生も歓喜、死も歓喜」と述べられた。
戸崎さんは話す。
「『死も歓喜』と思えることは、なかなか難しいです。私自身、『なぜ夫が亡くなったのか』ということは、今でも考えます。でも、私が今、こうして自由自在に学会活動できる境涯になれたこと、そして、悩める友を心から励ませるようになれたことは、全て、夫のおかげです。感謝です。感謝できることが、『死も歓喜』ということなのではないでしょうか」
先生は語っている。
「信心していたとしても、決して悩みが消えてなくなるわけではない。十界互具が生命の実相であり、仏界にも苦悩の九界が具わる。また九界の現実に即してしか、仏界の顕現もない。大切なことは、苦難あるときに、絶対にひるまぬことである。仏の慈悲と確信して、いよいよの強盛な信心で進むことである。(中略)その時点で凡夫にわからなくても、長い目で見るとき、必ずや、その意義がわかってくる。また、『変毒為薬』していける」
「たとえ若過ぎる死や、不慮の死のように見えても、成仏の証は明確に現れる。端的に言えば、多くの人びとによって、心から惜しまれる姿である。そして、残された家族が護られ、栄えていく姿である。家族が強く強く生き抜いていく時、その胸の中に、亡き人は厳然と生き続けていく」(「指導選集」第1部下巻)
生死の意味をどう捉えるかは、人それぞれだ。
戸崎さんは真っすぐ見つめる。今日も裕隆さんと共に歩む、三世永遠に続く妙法の歓喜の旅路を。
◇[教学コンパス]
池田先生が交友を結んできたオーストリアの元文部次官で声楽家のサイフェルト博士は、最愛の夫を病で亡くした悲哀などを、全て成長の糧としながら、多くの人々に歓喜の歌声を届けてきた。
先生は、博士との対談集『生命の光 母の歌』の中で語る。
「『生死』の問題については、いくら客観的、理論的に認識しても、それだけでは、根本的な解決にはなりません。真の幸福とは、その人自身の生命の次元において、深く確かに感じ取っていくものではないでしょうか」
日蓮大聖人は、夫を病気で亡くした女性門下に対して、"信心に導いてくれた夫のことは、仏と拝していきなさい""夫の即身成仏は間違いありません"と、悲嘆する門下の心に寄り添うように励まされた。
その後、門下は"夫の分まで"と広布に生き抜き、息子を立派な後継者に育て上げ、天寿を全うした。
苦難に屈することなく、師と共に使命に生き抜いた広布の母の姿。それは、幸福境涯を開く鍵が何であるかを雄弁に物語っていよう。(優)
「釈尊の出世の本懐は
人の振舞にて候けるぞ」
家庭に職場に地域に
仏法の人間主義の光を。
希望と信頼の灯台たれ!
2020年10月19日
兵衛志殿御返事 P1098
『うへたる人には衣をあたへたるよりも食をあたへて候はいますこし功徳まさる こごへたる人には食をあたへて候よりも衣は又まさる』
【御書本文】
飢えている人には、衣服を与えるよりも食物を与える方がすこし功徳は勝り、寒さに凍えている人には、食物を与えるよりも衣服を与える方がもっと功徳は勝れております。
名字の言 友を励ます時に大切な姿勢とは? 2020年10月19日
「腕利きの植木職人」と評判の壮年の話を聞き、感心させられた。枝を切る時も、草花の手入れをする時も、人にするように語り掛けながら作業するのだという▼うっそうと繁った木には「息苦しかったろう。涼しくしてやるからな」と言って枝にはさみを入れる。虫に食べられた葉には「痛かったろう。よーし、これで大丈夫だぞ」と言って虫を退治する。「こちらが思いを込めれば、植物だってしっかり成長する。ちゃんと応えてくれるんです」▼大病、仕事の苦境、家庭の悩み……。大きな挫折や試練に見舞われると、人は時として自信をなくし、"自分の存在は誰の役にも立たないのでは"と思ってしまうこともある。そうした友を励ます時、大切な姿勢は何か▼個人指導の名手として信頼の厚い多宝会の先輩が語っていた。「"あなたにしか励ませない人が絶対にいる!""ずっとずっと私が応援するから!"との必死の思いが届くと、必ず自信と希望を取り戻してくれる」。そして「頭から出た言葉じゃだめ。命から出た言葉じゃないと、心に届かないよ」とも▼御金言「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(御書563ページ)を深く深く拝したい。言葉に祈りを込め、思いを強く込めれば、対話の力は何倍にもなる。(実)
寸鉄 2020年10月19日
勇猛精進したまえ!仏法は実行だよ—牧口先生。今日も地道に挑戦の一歩
挫けそうな魂を鼓舞するのは友情—哲人。我らは温かな励ましを幾重にも
季節の変わり目。首・手首・足首を覆えば寒さ対策に。服装で賢く体調管理
昼カラオケで感染の8割がマスクせず長時間滞在と。飛沫に注意。油断せず
洪水等の気象災害、20年で倍増—国連。温暖化の影響。皆で足元から行動
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2020年10月10日
◇御文
『深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し』(薬王品得意抄、1501ページ)
◇通解
(法華経を)深く信じる者は満月が闇夜を照らすようなものである。
◇教えて
この秋、行学に励み、自分の信心を深めていきます!
★池田先生の指導
たとえ現実は闇のように思えても、心にロマンの月光があれば、負けることはない。
御聖訓には「深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し」と仰せである。
祈りに勝る力はない。女性の強盛なる祈りで、広宣の勝利の道は開かれてきた。(2013・9・22付、今日も広布へ)
◇ ◆ ◇
思いがけない病もある。避けられない課題もある。襲いかかる苦難もある。
いかなる宿命の嵐にも、「今こそ変毒為薬の時!」と、しっかり題目をあげていくことだ。(同)
◇ ◆ ◇
人間の強さは、心で決まる。信念の強さで決まる。本当に強い人とは、「心の強い人」である。
ゆえに、永遠にして宇宙大の妙法を強盛に信じぬく、婦人部・女子部の皆さんは、最も強い人である。
どんな宿命にも、どんな困難にも、負けるわけがない。必ず勝てる。必ず乗り越えていける。
皆が仰ぎ見るような、晴ればれとした勝利の大境涯を、必ずや開いていけるのである。(『池田大作全集』第100巻)
☆いのちの賛歌 心に刻む一節 生死と向き合う
◇永遠に共戦の同志
企画「いのちの賛歌 心に刻む一節」では、御聖訓を胸に、宿命に立ち向かってきた創価学会員の体験を紹介するとともに、池田先生の指導選集『幸福と平和を創る智慧』(以下、「指導選集」)の指導を掲載する。今回は「生死と向き合う」をテーマに、東京都の婦人に話を聞いた。
◇御文
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し』(曾谷入道殿許御書、1033ページ)
◇通解
これらの大菩薩(地涌の菩薩)が末法の衆生を利益されることは、魚が水中を自由に泳ぎ、鳥が天空を自在に飛ぶようなものである。
◇夫の死の意味を知りたい
戸崎里美さん=荒川総区副婦人部長=が、夫・裕隆さん(当時53歳)をくも膜下出血で亡くしたのは8年前。"夫の死の意味を知りたい"と、御本尊に向き合ってきた一日一日だった。
◇
戸崎さんは2005年、知人の紹介で出会った裕隆さんと再婚した。
「夫は、大学時代に折伏されて、家族で一人、学会に入会しました。信心一筋に人生の困難を乗り越え、社会で実証を示してきた苦労人。とにかく題目を欠かさない人でした」
結婚生活は喜びに満ちていた。何より裕隆さんと、広布の"戦友"として夫婦で学会活動に励める日々は、これ以上ないほど幸せだった。ところが——。
区婦人部長を務めていた12年5月のある日。「仕事中の夫から急に電話があったんです。『頭が痛いから、早めに帰るよ』って」
昼ごろに帰宅した裕隆さんは、食事を取ると、そのままベッドに横になった。
しばらくして、急に「手がしびれる」と言って起き上がり、トイレに駆け込んだかと思うと、嘔吐し、その場であおむけに倒れてしまった。
すぐさま病院へ搬送されたが、意識が戻ることはなく、翌日、そのまま帰らぬ人となった。
あまりに突然の出来事。戸崎さんは、冷たくなった夫の前で泣き崩れた。
葬儀を終えても実感が湧かなかった。
"信心しているのになぜ""もっと早く異変に気付いていたら"——ただただ自責の念に苛まれた。御本尊の前に座っても声は出てこず、毎日、頬を濡らした。
ある日、いつも温かく見守ってくれていた婦人部の先輩が、憔悴する戸崎さんを見かねて言った。
「ご主人の死の意味が分かるまで、題目をあげてあげて、あげ抜く時よ!」
ハッとした。その激励が、戸崎さんの命の向きを変えた。
「その先輩も、ご家族の宿命と戦ってきた方だったので、ありがたかったです。しっかりしようって。こういう時こその信心じゃないかって。その日から、題目をあげられるようになりました」
地域の同志の励ましにも支えられ、前を向いた戸崎さんは、死魔を振り払うように祈りを重ねた。池田先生の指導を、むさぼるように読んだ。その中で、引用された「此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと」(御書1033ページ)との一節が心に響いた。
「夫の死をどう捉えるのか。祈る中で、少しずつ見えてきました。私の使命は、夫の分まで地涌の使命を果たすこと。それしかないって」
裕隆さんとは、二度と会えない。しかし、一緒に広布に励んだ歓喜の日々は、戸崎さんの心に鮮やかに刻まれている。
夫と共に結んできた仏縁を大切にし、幸福を祈り抜いていくこと。それが、"戦友"である裕隆さんとの"永遠の共戦"になるのではないか。戸崎さんは、そう、一つの意味を見いだしたのだ。
祈るほど、命の底から力がこんこんと湧いた。夫婦で一緒に親交を深めてきた友人や知人、夫の両親や親族へ、戸崎さんは感謝の心で仏法を語っていった。
裕隆さんが他界した翌年の11月18日。対話を重ねてきた義母が「息子の願いをかなえてあげたい」と、進んで入会した。御本尊授与式で、地域の同志が泣いて喜んでくれた。戸崎さんも、笑顔でうなずく夫の姿が目に浮かび、涙が止めどなくあふれた。
裕隆さんを慕っていた人からは、いまだに感謝の連絡が絶えない。それも全て、夫が残してくれた仏縁だと確信している。
「御書に『魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し』(同ページ)とあります。広布に励めば励むほど、鳥が自由自在に天空を舞うように、境涯が広がります。夫の命が、私の心の中に生き続けていることを、確かに感じられるんです。だから私は、これからも広布に生き抜きます」
「御義口伝」には、「自身法性の大地を生死生死と転ぐり行くなり」(御書724ページ)とある。妙法と一体になった生命は、生死の苦しみを超えて、永遠に仏界の軌道を進んでいくことができると、日蓮仏法は教える。
こうした仏法の生死観を、池田先生は「生も歓喜、死も歓喜」と述べられた。
戸崎さんは話す。
「『死も歓喜』と思えることは、なかなか難しいです。私自身、『なぜ夫が亡くなったのか』ということは、今でも考えます。でも、私が今、こうして自由自在に学会活動できる境涯になれたこと、そして、悩める友を心から励ませるようになれたことは、全て、夫のおかげです。感謝です。感謝できることが、『死も歓喜』ということなのではないでしょうか」
先生は語っている。
「信心していたとしても、決して悩みが消えてなくなるわけではない。十界互具が生命の実相であり、仏界にも苦悩の九界が具わる。また九界の現実に即してしか、仏界の顕現もない。大切なことは、苦難あるときに、絶対にひるまぬことである。仏の慈悲と確信して、いよいよの強盛な信心で進むことである。(中略)その時点で凡夫にわからなくても、長い目で見るとき、必ずや、その意義がわかってくる。また、『変毒為薬』していける」
「たとえ若過ぎる死や、不慮の死のように見えても、成仏の証は明確に現れる。端的に言えば、多くの人びとによって、心から惜しまれる姿である。そして、残された家族が護られ、栄えていく姿である。家族が強く強く生き抜いていく時、その胸の中に、亡き人は厳然と生き続けていく」(「指導選集」第1部下巻)
生死の意味をどう捉えるかは、人それぞれだ。
戸崎さんは真っすぐ見つめる。今日も裕隆さんと共に歩む、三世永遠に続く妙法の歓喜の旅路を。
◇[教学コンパス]
池田先生が交友を結んできたオーストリアの元文部次官で声楽家のサイフェルト博士は、最愛の夫を病で亡くした悲哀などを、全て成長の糧としながら、多くの人々に歓喜の歌声を届けてきた。
先生は、博士との対談集『生命の光 母の歌』の中で語る。
「『生死』の問題については、いくら客観的、理論的に認識しても、それだけでは、根本的な解決にはなりません。真の幸福とは、その人自身の生命の次元において、深く確かに感じ取っていくものではないでしょうか」
日蓮大聖人は、夫を病気で亡くした女性門下に対して、"信心に導いてくれた夫のことは、仏と拝していきなさい""夫の即身成仏は間違いありません"と、悲嘆する門下の心に寄り添うように励まされた。
その後、門下は"夫の分まで"と広布に生き抜き、息子を立派な後継者に育て上げ、天寿を全うした。
苦難に屈することなく、師と共に使命に生き抜いた広布の母の姿。それは、幸福境涯を開く鍵が何であるかを雄弁に物語っていよう。(優)
2020年10月18日日曜日
2020.10.18 わが友に贈る
ありのままの体験ほど
心を打つものはない。
信心の歓喜を
自分らしく語ろう!
明るく朗らかな声で!
四条金吾殿御返事 P1186
『神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎなれどもつかう人によりて物をきり候か』
【通解】
神の守護といっても、人の心が強いことによるということである。法華経はよい剣であるが、その切れ味は使う人によるのである。
名字の言 音楽プロデューサーJ.Y.Parkさんの人材育成法 2020年10月18日
日韓合同オーディションから生まれたガールズグループ「NiziU」。12月の正式デビューに先駆けて発表した曲が"縄跳びダンス"で話題となるなど、一大ブームを巻き起こしている▼彼女たちの成長の軌跡とともに注目されているのが、プロデューサーを務めるJ.Y.Parkさん。「いい歌手である前にいい人間であれ」「そのためには真実、誠実、謙虚であること」——長年の経験から紡ぎ出される言葉には、強い説得力がある▼韓国で多くの人気アーティストを誕生させてきた彼が、一人一人の長所を伸ばすために心掛けているのは"共に歩むこと"。それぞれが抱える課題を指摘して終わるのではなく、どうすれば克服できるのか一緒に考え、助言を送る。あらゆる分野の人材育成に通じる要諦であろう▼小説『新・人間革命』第22巻「波濤」の章で、次代の広布の人材を育てたいと願うリーダーに、山本伸一は語る。「優れた人材としての資質をもっている人であっても、放っておけば、そのまま終わってしまう。ダイヤモンドの原石だって、見つけ出して、磨き抜いてこそ、まばゆい輝きを放つ。それと同じだよ」▼人は誰もが尊い原石。ダイヤはダイヤによって磨かれる。宝の人材と共に動き、共に挑みゆく鍛えの日々でありたい。(仁)
寸鉄 2020年10月18日
「難来るを以て安楽」御書—これが不屈の学会魂。境涯を開く好機は「今」と
文化の差異を超え世界を結ぶ民音の活動は重要—識者。きょう創立記念日
京都の日。私の励まし、私の対話で新たな常勝の歴史を!威風堂々と前進
宇宙は刻々と変化。皆も生まれ変わるのだ—恩師清新な息吹で「11・18」へ
給付金装う不審メールに注意—総務省。個人情報盗む目的。アクセスせず
〈社説〉 2020・10・18 きょう 民音創立記念日
◇音楽の次代の担い手を育む
本年はベートーベンの生誕250周年。師走の恒例ともいえる「第九」公演を、心待ちにしている人も多いだろう。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くのコンサートが中止、もしくは延期を余儀なくされている。
国内の38のプロ楽団が所属する日本オーケストラ連盟によると、自粛要請が出た2月末から7月末までの間、中止・延期となった公演は約1150に上り、損失額は約40億円にもなるという。そうした中、各楽団は創意工夫を凝らし、コロナ禍での活動を模索してきた。
ライブストリーミング等による無観客のコンサート、感染防止対策を施した少人数規模の催し……。著名な楽団や音楽家による取り組みが成功を収め、メディアに取り上げられる一方で、このままでは「まだ無名の未来のスター」が埋没してしまうとの見方もある(岡田暁生著『音楽の危機』中公新書)。苦難の雲は厚いが、それを突き抜けて、希望の光が差し込むことを願ってやまない。
日本の音楽家を育成し、その優秀な作品、並びに演奏を、広く内外に紹介する——57年前のきょう、民音(民主音楽協会)が創立時に発表したスローガンの一つである。以来、半世紀以上にわたって音楽文化の興隆に尽力し、次代の担い手を育む取り組みを行ってきた。
"指揮コン"の愛称で親しまれる民音主催の「東京国際音楽コンクール<指揮>」もその一つ。1967年から3年に1度開かれ、入賞者には、各地の記念コンサートで指揮する機会が与えられてきた。明年のコンクールの入賞者は、NHK交響楽団との共演が予定されている。未来の大指揮者にとって、飛躍への貴重な経験となるに違いない。
審査委員を務める広上淳一氏は「才能の原石を見つけ、それを応援する。この民音のコンクールがもつ初心を、大事にしていきたいです」と力強く語る。
さらに民音公式YouTubeチャンネルでは、きょうから民音研究所(民音音楽博物館付属研究所)制作の音楽交流番組「シェアミュージック・デー」を配信。視聴者と音楽の力を共有し、新たな可能性を見いだす挑戦を開始した。
民音創立者である池田先生は、創立の思いをこう記しとどめている。
「私は、『世界の民音』に育てたいと思っている。『民音があって、音楽は蘇った』『民音があって、新しい、最高の音楽が生まれた』『民音があって、民衆の心と心が結ばれ、世界が結ばれた』と言われるようになるんだ」
危機の中で、創立の心はひときわ重みをもつ。次代を育て、人々を結び、音楽を蘇らせゆく民音の挑戦を応援したい。
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 経王殿御返事 2020年10月10日
◇勇気の信心で人間革命の劇を
今月は、「経王殿御返事」を学びます。
池田先生はつづっています。
「苦闘の中で、どこまでも人間として成長し、偉大な人間になるための信心であり、それが人間革命なのです。戸田先生はよく、『強く生きよ』『この信心は師子をつくるのだ』と言われました。『師子』とは、仏の異名です。師が師子王であれば、弟子も師子王となるのです。(中略)人間革命は、勇気から始まります。大事な時に、わが胸中の『師子王の如くなる心』(御書957ページ)を涌現させるための信仰です」
栄光の学会創立90周年へ。日蓮大聖人が示された「師子王」の生き方を心に刻み、勇気の信心で一日一日を勝利していきましょう。
(拝読範囲は本抄全編です)
◇本抄について
本抄は、文永10年(1273年)8月、日蓮大聖人が流罪先の佐渡で著されました。幼いわが子・経王御前が重い病にかかったことを、大聖人にご報告した門下に対する御返事です。
冒頭、大聖人は経王御前の回復を一日中祈っていると、門下を励まされます。
続いて、本抄を認められる直前にこの門下に与えられた「御本尊」について、正法・像法時代に誰も顕したことのない未曽有の本尊であり、大聖人が全生命を注いで御図顕されたものであることを教えられます。そして、勇気を奮い起こして御本尊に祈り抜いていくならば、どのような願いも成就しないわけがないと述べられ、今こそ強盛な信心に励むよう促されます。
◇御文�
『師子王は前三後一と申して・ありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時も・いきをひを出す事は・ただをなじき事なり、日蓮守護たる処の御本尊を・したため参らせ候事も師子王に・をとるべからず』(1124ページ4行目〜6行目)
◇通解
師子王は前三後一といって、蟻を取ろうとする時も、また猛獣を取ろうとする時も、勢いを出す様子はまったく同じです。日蓮が、(経王御前を)護るための御本尊を認めたことも、その姿勢は師子王に劣るはずがありません。
◇御文�
『但し御信心によるべし、つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼に・かなぼうたるべし』(1124ページ10行目〜11行目)
◇通解
ただし、すべてはあなたの信心によるのです。剣なども、進もうとしない人のためには役に立ちません。法華経(=御本尊)という剣は、勇気ある信心の人が持ってこそ、役に立つのです。まさに「鬼に金棒」なのです。
◇[解説]強盛な祈りに「師子王の生命」が
日蓮大聖人は、人々の幸福のため、万人成仏の妙法を弘める戦いを貫かれ、御自身の生命の上に、いかなる大難にも屈することのない「師子王」の大境涯、すなわち仏界を開かれました。
そして、一切衆生を救うために、御自身の仏の生命をそのまま「御本尊」に御図顕されました。本抄を認められる直前には、この門下に御本尊を与えられています。
御文�で大聖人は、百獣の王である「師子王」は、相手が小さな蟻でも、大きな猛獣でも、常に「前三後一」といって、力をためる体勢から全力で飛びかかることを示されます。
そして、御自身が御本尊を認める姿勢は、どんな相手にも渾身の力で立ち向かう師子王のごとく、常に全生命を注ぐ勢いであると述べられました。
本抄では続いて、この御本尊に真剣に題目を唱えていくならば、いかなる病苦や障魔をも打ち破り、諸天善神に守護されて、福徳に溢れた師子王の境涯を開くことができると教えられます。
そのうえで、御文�では、こうした御本尊の偉大な功力を引き出すのは、どこまでも御本尊を拝する人の信心であると仰せです。
大聖人は「妙法と唱へ蓮華と読まん時は我が一念を指して妙法蓮華経と名くるぞと深く信心を発すべきなり」(御書383ページ)と述べられています。自分が妙法の当体であると一念を定めることが、正しい信心の姿勢なのです。
すなわち信心とは、大聖人と同じ"いかなる困難も乗り越えゆく「師子王」の生命"が、自分にも具わっていることを確信し、妙法を唱え抜いていく勇気であるともいえるでしょう。
そして、「法華経(御本尊)の剣」は、この「勇気ある信心」の人が用いてこそ、最高の力を引き出すことができるのです。
池田先生は「世界青年部総会」で、この時に集った世界の青年部に「『新・人間革命の世紀』を創る『山本伸一』のスクラム」と呼び掛けてくださいました。
いよいよ、学会創立100周年の大佳節へ出発を切る、「11・18」を迎えます。私たちは小説『新・人間革命』を通して「師子王の心」を学びながら、勇気の信心で、自身の「人間革命」の勝利劇をつづっていきましょう!
★池田先生の講義から
戸田城聖先生のもとで、女子部の「華陽会」が学んだ、『トム・ソーヤーの冒険』の作者である、アメリカのマーク・トウェインは語っている。
「どれだけ多くの人間が自分の力を知らないことか! 人間には宇宙を動かす力が秘められている」のだと(ドロシー・クイック著、野川浩美訳『マーク・トウェインと私』ほんのしろ)。
人間生命に秘められた、この宇宙大の力を解き放つ鍵こそ、「勇気」であります。
そして、その極致こそが「勇気ある信心」なのであります。(2012・1・8付、本部幹部会へのメッセージ)
◇ ◆ ◇
誰人の胸中にも、「師子王の心」が必ずある。
それを「取り出す」源泉が師弟不二の信心なのです。
広宣流布のために、不惜身命で道を開いてこられた師匠の心が「師子王の心」です。
その心と不二になれば、わが生命に「師子王の心」が涌現しないわけがない。(『御書と青年』)
心を打つものはない。
信心の歓喜を
自分らしく語ろう!
明るく朗らかな声で!
四条金吾殿御返事 P1186
『神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎなれどもつかう人によりて物をきり候か』
【通解】
神の守護といっても、人の心が強いことによるということである。法華経はよい剣であるが、その切れ味は使う人によるのである。
名字の言 音楽プロデューサーJ.Y.Parkさんの人材育成法 2020年10月18日
日韓合同オーディションから生まれたガールズグループ「NiziU」。12月の正式デビューに先駆けて発表した曲が"縄跳びダンス"で話題となるなど、一大ブームを巻き起こしている▼彼女たちの成長の軌跡とともに注目されているのが、プロデューサーを務めるJ.Y.Parkさん。「いい歌手である前にいい人間であれ」「そのためには真実、誠実、謙虚であること」——長年の経験から紡ぎ出される言葉には、強い説得力がある▼韓国で多くの人気アーティストを誕生させてきた彼が、一人一人の長所を伸ばすために心掛けているのは"共に歩むこと"。それぞれが抱える課題を指摘して終わるのではなく、どうすれば克服できるのか一緒に考え、助言を送る。あらゆる分野の人材育成に通じる要諦であろう▼小説『新・人間革命』第22巻「波濤」の章で、次代の広布の人材を育てたいと願うリーダーに、山本伸一は語る。「優れた人材としての資質をもっている人であっても、放っておけば、そのまま終わってしまう。ダイヤモンドの原石だって、見つけ出して、磨き抜いてこそ、まばゆい輝きを放つ。それと同じだよ」▼人は誰もが尊い原石。ダイヤはダイヤによって磨かれる。宝の人材と共に動き、共に挑みゆく鍛えの日々でありたい。(仁)
寸鉄 2020年10月18日
「難来るを以て安楽」御書—これが不屈の学会魂。境涯を開く好機は「今」と
文化の差異を超え世界を結ぶ民音の活動は重要—識者。きょう創立記念日
京都の日。私の励まし、私の対話で新たな常勝の歴史を!威風堂々と前進
宇宙は刻々と変化。皆も生まれ変わるのだ—恩師清新な息吹で「11・18」へ
給付金装う不審メールに注意—総務省。個人情報盗む目的。アクセスせず
〈社説〉 2020・10・18 きょう 民音創立記念日
◇音楽の次代の担い手を育む
本年はベートーベンの生誕250周年。師走の恒例ともいえる「第九」公演を、心待ちにしている人も多いだろう。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くのコンサートが中止、もしくは延期を余儀なくされている。
国内の38のプロ楽団が所属する日本オーケストラ連盟によると、自粛要請が出た2月末から7月末までの間、中止・延期となった公演は約1150に上り、損失額は約40億円にもなるという。そうした中、各楽団は創意工夫を凝らし、コロナ禍での活動を模索してきた。
ライブストリーミング等による無観客のコンサート、感染防止対策を施した少人数規模の催し……。著名な楽団や音楽家による取り組みが成功を収め、メディアに取り上げられる一方で、このままでは「まだ無名の未来のスター」が埋没してしまうとの見方もある(岡田暁生著『音楽の危機』中公新書)。苦難の雲は厚いが、それを突き抜けて、希望の光が差し込むことを願ってやまない。
日本の音楽家を育成し、その優秀な作品、並びに演奏を、広く内外に紹介する——57年前のきょう、民音(民主音楽協会)が創立時に発表したスローガンの一つである。以来、半世紀以上にわたって音楽文化の興隆に尽力し、次代の担い手を育む取り組みを行ってきた。
"指揮コン"の愛称で親しまれる民音主催の「東京国際音楽コンクール<指揮>」もその一つ。1967年から3年に1度開かれ、入賞者には、各地の記念コンサートで指揮する機会が与えられてきた。明年のコンクールの入賞者は、NHK交響楽団との共演が予定されている。未来の大指揮者にとって、飛躍への貴重な経験となるに違いない。
審査委員を務める広上淳一氏は「才能の原石を見つけ、それを応援する。この民音のコンクールがもつ初心を、大事にしていきたいです」と力強く語る。
さらに民音公式YouTubeチャンネルでは、きょうから民音研究所(民音音楽博物館付属研究所)制作の音楽交流番組「シェアミュージック・デー」を配信。視聴者と音楽の力を共有し、新たな可能性を見いだす挑戦を開始した。
民音創立者である池田先生は、創立の思いをこう記しとどめている。
「私は、『世界の民音』に育てたいと思っている。『民音があって、音楽は蘇った』『民音があって、新しい、最高の音楽が生まれた』『民音があって、民衆の心と心が結ばれ、世界が結ばれた』と言われるようになるんだ」
危機の中で、創立の心はひときわ重みをもつ。次代を育て、人々を結び、音楽を蘇らせゆく民音の挑戦を応援したい。
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 経王殿御返事 2020年10月10日
◇勇気の信心で人間革命の劇を
今月は、「経王殿御返事」を学びます。
池田先生はつづっています。
「苦闘の中で、どこまでも人間として成長し、偉大な人間になるための信心であり、それが人間革命なのです。戸田先生はよく、『強く生きよ』『この信心は師子をつくるのだ』と言われました。『師子』とは、仏の異名です。師が師子王であれば、弟子も師子王となるのです。(中略)人間革命は、勇気から始まります。大事な時に、わが胸中の『師子王の如くなる心』(御書957ページ)を涌現させるための信仰です」
栄光の学会創立90周年へ。日蓮大聖人が示された「師子王」の生き方を心に刻み、勇気の信心で一日一日を勝利していきましょう。
(拝読範囲は本抄全編です)
◇本抄について
本抄は、文永10年(1273年)8月、日蓮大聖人が流罪先の佐渡で著されました。幼いわが子・経王御前が重い病にかかったことを、大聖人にご報告した門下に対する御返事です。
冒頭、大聖人は経王御前の回復を一日中祈っていると、門下を励まされます。
続いて、本抄を認められる直前にこの門下に与えられた「御本尊」について、正法・像法時代に誰も顕したことのない未曽有の本尊であり、大聖人が全生命を注いで御図顕されたものであることを教えられます。そして、勇気を奮い起こして御本尊に祈り抜いていくならば、どのような願いも成就しないわけがないと述べられ、今こそ強盛な信心に励むよう促されます。
◇御文�
『師子王は前三後一と申して・ありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時も・いきをひを出す事は・ただをなじき事なり、日蓮守護たる処の御本尊を・したため参らせ候事も師子王に・をとるべからず』(1124ページ4行目〜6行目)
◇通解
師子王は前三後一といって、蟻を取ろうとする時も、また猛獣を取ろうとする時も、勢いを出す様子はまったく同じです。日蓮が、(経王御前を)護るための御本尊を認めたことも、その姿勢は師子王に劣るはずがありません。
◇御文�
『但し御信心によるべし、つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼に・かなぼうたるべし』(1124ページ10行目〜11行目)
◇通解
ただし、すべてはあなたの信心によるのです。剣なども、進もうとしない人のためには役に立ちません。法華経(=御本尊)という剣は、勇気ある信心の人が持ってこそ、役に立つのです。まさに「鬼に金棒」なのです。
◇[解説]強盛な祈りに「師子王の生命」が
日蓮大聖人は、人々の幸福のため、万人成仏の妙法を弘める戦いを貫かれ、御自身の生命の上に、いかなる大難にも屈することのない「師子王」の大境涯、すなわち仏界を開かれました。
そして、一切衆生を救うために、御自身の仏の生命をそのまま「御本尊」に御図顕されました。本抄を認められる直前には、この門下に御本尊を与えられています。
御文�で大聖人は、百獣の王である「師子王」は、相手が小さな蟻でも、大きな猛獣でも、常に「前三後一」といって、力をためる体勢から全力で飛びかかることを示されます。
そして、御自身が御本尊を認める姿勢は、どんな相手にも渾身の力で立ち向かう師子王のごとく、常に全生命を注ぐ勢いであると述べられました。
本抄では続いて、この御本尊に真剣に題目を唱えていくならば、いかなる病苦や障魔をも打ち破り、諸天善神に守護されて、福徳に溢れた師子王の境涯を開くことができると教えられます。
そのうえで、御文�では、こうした御本尊の偉大な功力を引き出すのは、どこまでも御本尊を拝する人の信心であると仰せです。
大聖人は「妙法と唱へ蓮華と読まん時は我が一念を指して妙法蓮華経と名くるぞと深く信心を発すべきなり」(御書383ページ)と述べられています。自分が妙法の当体であると一念を定めることが、正しい信心の姿勢なのです。
すなわち信心とは、大聖人と同じ"いかなる困難も乗り越えゆく「師子王」の生命"が、自分にも具わっていることを確信し、妙法を唱え抜いていく勇気であるともいえるでしょう。
そして、「法華経(御本尊)の剣」は、この「勇気ある信心」の人が用いてこそ、最高の力を引き出すことができるのです。
池田先生は「世界青年部総会」で、この時に集った世界の青年部に「『新・人間革命の世紀』を創る『山本伸一』のスクラム」と呼び掛けてくださいました。
いよいよ、学会創立100周年の大佳節へ出発を切る、「11・18」を迎えます。私たちは小説『新・人間革命』を通して「師子王の心」を学びながら、勇気の信心で、自身の「人間革命」の勝利劇をつづっていきましょう!
★池田先生の講義から
戸田城聖先生のもとで、女子部の「華陽会」が学んだ、『トム・ソーヤーの冒険』の作者である、アメリカのマーク・トウェインは語っている。
「どれだけ多くの人間が自分の力を知らないことか! 人間には宇宙を動かす力が秘められている」のだと(ドロシー・クイック著、野川浩美訳『マーク・トウェインと私』ほんのしろ)。
人間生命に秘められた、この宇宙大の力を解き放つ鍵こそ、「勇気」であります。
そして、その極致こそが「勇気ある信心」なのであります。(2012・1・8付、本部幹部会へのメッセージ)
◇ ◆ ◇
誰人の胸中にも、「師子王の心」が必ずある。
それを「取り出す」源泉が師弟不二の信心なのです。
広宣流布のために、不惜身命で道を開いてこられた師匠の心が「師子王の心」です。
その心と不二になれば、わが生命に「師子王の心」が涌現しないわけがない。(『御書と青年』)
2020年10月17日土曜日
2020.10.17 わが友に贈る
個人会場の提供者に
真心の感謝を伝えよう!
感染防止対策や
終了時間の厳守を心掛け
喜びあふれる座談会を!
西山殿御返事 P1474
『夫れ雪至つて白ければそむるにそめられず漆至つてくろければしろくなる事なし、此れよりうつりやすきは人の心なり、善悪にそめられ候、真言禅念仏宗等の邪悪の者にそめられぬれば必ず地獄にをつ、法華経にそめられ奉れば必ず仏になる』
【通解】
雪は、極めて白いものであるから、染めようにも染めることができません。漆は、極めて黒いものであるから、白くなることはありません。 雪や漆と違って移り変わりやすいものは、人間の心です。善にも悪にも染められるのです。真言宗、禅宗・念仏宗等の邪悪の者に染められてしまうならば、必ず地獄に堕ちます。法華経に染められるならば、必ず仏になることができます。
名字の言 虫の「声」に耳を澄ませるように…… 2020年10月17日
「ゆふ風や草の根になくむしの声」(野梅)。肌をなでる涼風に加え、耳に届く虫の声からも秋を感じる季節である▼チンチロリンと鳴く虫は松虫で、リンリンと歌うのが鈴虫だ。古来、日本では虫の音の微妙な違いを聞き分けて名前を付け、親しんできた。清少納言の『枕草子』にも、好ましい虫として「鈴むし」「松虫」「きりぎりす」などの名が挙げられている▼虫の音を「声」と認識する文化は、実は世界の中でも珍しい。欧米に住む友人たちによれば「音」、時には「騒音」と捉える人が多いという。いにしえの日本人はかすかな虫の音にも耳を澄ませ、「何を話しているのかな」と、その心にまで思いをはせていたのかもしれない。だから「声」と呼んだのだろう▼小さな声から心を受け取る。対象が人間であれば、その大切さはなおさらだ。日蓮大聖人は「意が声とあらはる」(御書469ページ)と仰せである。声を聞いて相手の心を知ることもできる。何を伝えようとしているのか。悩んでいることはないか。耳だけでなく心まで澄ませて初めて、聞き取れる"心の声"もあろう▼対話の秋到来である。「自分の気持ちを分かってもらえた」と感じるだけで、笑顔を取り戻せる人もいる。「励まし」とは「よく聞く」ことでもある。(之)
寸鉄 2020年10月17日
御書「叶ひ叶はぬは御信心により候」。不屈の祈りで前へ!必ず勝利の道が
青年は死に物狂いで勝ち抜く力を!—戸田先生。試練の今こそ成長の好機
板橋の日。師弟の魂光る大東京の錦州城!勇気と誠実の対話で拡大に先駆
親の考えや振る舞いは子に影響—医師。まず己が成長。その姿が育成の鍵
新聞報道を「信じられる」76%と。真実と希望届ける使命胸に紙面充実誓う
☆創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ
◇平和と人道の勝利の大道を開くトーチベアラーズたれ
我らが掲げる「創価」とは、自在にして無窮の「価値創造」であります。ゆえに、決して行き詰まらない。この底力を思う存分に発揮して、「新時代の大空へ」共に舞いゆく創大祭・白鳥祭、誠におめでとう!
立ちはだかるコロナ禍にも屈せず、心を合わせて、ゼロから一つ一つ創り上げてきた皆さんの演技を、私も全て見守っておりました。
なかんずく、幾つもの試練を越えゆく留学生の皆さんを中心に、創価の若き世界市民の揺るぎない団結に大拍手を送ります。何ものにも引き裂かれぬ「青春の友情」と「平和の連帯」がここにあると、私は心から讃えたい。
今日、信頼する皆さん方に申し上げたいことは、「平和と人道の勝利の大道を開くトーチベアラーズ(松明を持つ人)たれ」という一点です。先ほど、敬愛してやまぬエラ・ガンジー博士が語ってくださった如く、わが創大生、わが短大生こそ、世界の知性が未来を託すトーチベアラーズに他なりません。
エラ博士ご自身が、祖父のマハトマ・ガンジーが掲げた非暴力と平等・尊厳という松明を、気高き父母に続いて誇り高く受け継いでこられた闘士です。学生時代に非暴力の哲学を深く学び、アパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃へ身を投じ、長年の軟禁や住居を焼き払われる迫害にも耐え抜きました。さらに暴力によって最愛のご子息の命を奪われた悲劇までも乗り越え、人間性あふれる非暴力の社会の実現へ不撓不屈の魂で人生を捧げ切ってきたのです。
マハトマ・ガンジーの大精神は、創大の名誉博士でもあるネルソン・マンデラ氏をはじめ多くの人々に継承されました。そして若きガンジーの人権闘争から百年にわたる歳月を経て、遂にアパルトヘイトが撤廃されたのです。
偉大な歴史は、世代から世代へ「魂の継承」によって築かれます。
創価教育の創始者である牧口常三郎先生は、生命尊厳の信念を貫き、軍部政府に弾圧され獄死されました。先生は凍てつく寒さの過酷な獄中にあっても「心一つで地獄にも楽しみがあります」と悠然と記され、カントの哲学など、最後まで探究を重ねておられます。この崇高な先師から、平和と人道の松明を託されたのが、創大であり、短大であることを、今再び心に刻みたい。
創価の負けじ魂で「勝利の大道」を開きゆく皆さんに、マハトマ・ガンジーの言葉を贈ります。すなわち「強き意志の人は、行く手にいかなる困難があっても立ち向かう。そうすることで、絶望の中にも希望が生まれるのだ」(『マハトマ・ガンジー全集 69巻』インド政府出版局)と。
愛する君たちよ、苦難の中で勇敢に学び抜き、人類の英知の松明を赫々と燃え上がらせよ! そして世界へ未来へ、限りない希望と勇気を広げゆけ!
一人一人の健康と前進を祈ります。ご家族にも、くれぐれも、よろしくお伝えください。
真心の感謝を伝えよう!
感染防止対策や
終了時間の厳守を心掛け
喜びあふれる座談会を!
西山殿御返事 P1474
『夫れ雪至つて白ければそむるにそめられず漆至つてくろければしろくなる事なし、此れよりうつりやすきは人の心なり、善悪にそめられ候、真言禅念仏宗等の邪悪の者にそめられぬれば必ず地獄にをつ、法華経にそめられ奉れば必ず仏になる』
【通解】
雪は、極めて白いものであるから、染めようにも染めることができません。漆は、極めて黒いものであるから、白くなることはありません。 雪や漆と違って移り変わりやすいものは、人間の心です。善にも悪にも染められるのです。真言宗、禅宗・念仏宗等の邪悪の者に染められてしまうならば、必ず地獄に堕ちます。法華経に染められるならば、必ず仏になることができます。
名字の言 虫の「声」に耳を澄ませるように…… 2020年10月17日
「ゆふ風や草の根になくむしの声」(野梅)。肌をなでる涼風に加え、耳に届く虫の声からも秋を感じる季節である▼チンチロリンと鳴く虫は松虫で、リンリンと歌うのが鈴虫だ。古来、日本では虫の音の微妙な違いを聞き分けて名前を付け、親しんできた。清少納言の『枕草子』にも、好ましい虫として「鈴むし」「松虫」「きりぎりす」などの名が挙げられている▼虫の音を「声」と認識する文化は、実は世界の中でも珍しい。欧米に住む友人たちによれば「音」、時には「騒音」と捉える人が多いという。いにしえの日本人はかすかな虫の音にも耳を澄ませ、「何を話しているのかな」と、その心にまで思いをはせていたのかもしれない。だから「声」と呼んだのだろう▼小さな声から心を受け取る。対象が人間であれば、その大切さはなおさらだ。日蓮大聖人は「意が声とあらはる」(御書469ページ)と仰せである。声を聞いて相手の心を知ることもできる。何を伝えようとしているのか。悩んでいることはないか。耳だけでなく心まで澄ませて初めて、聞き取れる"心の声"もあろう▼対話の秋到来である。「自分の気持ちを分かってもらえた」と感じるだけで、笑顔を取り戻せる人もいる。「励まし」とは「よく聞く」ことでもある。(之)
寸鉄 2020年10月17日
御書「叶ひ叶はぬは御信心により候」。不屈の祈りで前へ!必ず勝利の道が
青年は死に物狂いで勝ち抜く力を!—戸田先生。試練の今こそ成長の好機
板橋の日。師弟の魂光る大東京の錦州城!勇気と誠実の対話で拡大に先駆
親の考えや振る舞いは子に影響—医師。まず己が成長。その姿が育成の鍵
新聞報道を「信じられる」76%と。真実と希望届ける使命胸に紙面充実誓う
☆創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ
◇平和と人道の勝利の大道を開くトーチベアラーズたれ
我らが掲げる「創価」とは、自在にして無窮の「価値創造」であります。ゆえに、決して行き詰まらない。この底力を思う存分に発揮して、「新時代の大空へ」共に舞いゆく創大祭・白鳥祭、誠におめでとう!
立ちはだかるコロナ禍にも屈せず、心を合わせて、ゼロから一つ一つ創り上げてきた皆さんの演技を、私も全て見守っておりました。
なかんずく、幾つもの試練を越えゆく留学生の皆さんを中心に、創価の若き世界市民の揺るぎない団結に大拍手を送ります。何ものにも引き裂かれぬ「青春の友情」と「平和の連帯」がここにあると、私は心から讃えたい。
今日、信頼する皆さん方に申し上げたいことは、「平和と人道の勝利の大道を開くトーチベアラーズ(松明を持つ人)たれ」という一点です。先ほど、敬愛してやまぬエラ・ガンジー博士が語ってくださった如く、わが創大生、わが短大生こそ、世界の知性が未来を託すトーチベアラーズに他なりません。
エラ博士ご自身が、祖父のマハトマ・ガンジーが掲げた非暴力と平等・尊厳という松明を、気高き父母に続いて誇り高く受け継いでこられた闘士です。学生時代に非暴力の哲学を深く学び、アパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃へ身を投じ、長年の軟禁や住居を焼き払われる迫害にも耐え抜きました。さらに暴力によって最愛のご子息の命を奪われた悲劇までも乗り越え、人間性あふれる非暴力の社会の実現へ不撓不屈の魂で人生を捧げ切ってきたのです。
マハトマ・ガンジーの大精神は、創大の名誉博士でもあるネルソン・マンデラ氏をはじめ多くの人々に継承されました。そして若きガンジーの人権闘争から百年にわたる歳月を経て、遂にアパルトヘイトが撤廃されたのです。
偉大な歴史は、世代から世代へ「魂の継承」によって築かれます。
創価教育の創始者である牧口常三郎先生は、生命尊厳の信念を貫き、軍部政府に弾圧され獄死されました。先生は凍てつく寒さの過酷な獄中にあっても「心一つで地獄にも楽しみがあります」と悠然と記され、カントの哲学など、最後まで探究を重ねておられます。この崇高な先師から、平和と人道の松明を託されたのが、創大であり、短大であることを、今再び心に刻みたい。
創価の負けじ魂で「勝利の大道」を開きゆく皆さんに、マハトマ・ガンジーの言葉を贈ります。すなわち「強き意志の人は、行く手にいかなる困難があっても立ち向かう。そうすることで、絶望の中にも希望が生まれるのだ」(『マハトマ・ガンジー全集 69巻』インド政府出版局)と。
愛する君たちよ、苦難の中で勇敢に学び抜き、人類の英知の松明を赫々と燃え上がらせよ! そして世界へ未来へ、限りない希望と勇気を広げゆけ!
一人一人の健康と前進を祈ります。ご家族にも、くれぐれも、よろしくお伝えください。
2020年10月16日金曜日
2020.10.16 わが友に贈る
家族一人一人の生活も
日々刻々 変化している。
身近な人だからこそ
心通わせる語らいを。
一家和楽が前進の土台。
妙法尼御前御返事 P1402
『其のごとく南無妙法蓮華経の題目の内には一部八巻二十八品六万九千三百八十四の文字一字ももれずかけずおさめて候』
【通解】
そのように南無妙法蓮華経の題目の中には、一部八巻・二十八品・六万九千三百八十四の文字が一字ももれず、欠けずに収まっています。
名字の言 民衆の"草の根運動"に大切な要素とは? 2020年10月16日
アメリカの社会運動家アリンスキーは、近代の草の根運動の基礎を築いた人物と評される。貧困層の人々の生活を改善するため、地域住民の組織づくりを全米規模で広げた▼きっかけは、1929年に起こった大恐慌によって、自らが貧困に陥り、多くの人の悲惨な生活を目の当たりにしたことにある。彼は黒人の居住区でも活動を展開した。オバマ前大統領は青年時代、アリンスキーに影響を受け、彼の後継者と共に黒人の権利向上に力を注いだ▼アリンスキーは、住民組織の運動の大切な要素として、リーダーの「身ぶり」「言葉づかい」「声の調子」を挙げている。こうした点に「民衆の尊厳に対する心からの尊敬」が表れるからである(『市民運動の組織論』未来社)▼運動を続けるには、確固とした理論の裏付けは必要だ。だが、運動に熱を与えるのは、リーダーの振る舞いである。今日の世界広布の大道は、縁する一人一人の心に希望の灯をともす池田先生の「誠実の行動」によって切り開かれてきた▼御書に「教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(1174ページ)と。コロナ禍によって、日々の活動の在り方は多様になった。しかし、いかに環境が変わろうとも、一人を励ます「人の振舞」という根本精神を忘れまい。(芯)
寸鉄 2020年10月16日
座談会には説教ではなく平等な対話がある—識者が主役の楽しき集いを
「道理証文よりも現証にはすぎず」御書。信心の喜びと実証を堂々語ろう
"感謝の心"がある人は負けない。成長し続ける。勝利の姿で創立の月へ!
世界食料デー。2030年に飢餓ゼロ—国連目標食品ロス削減等積み重ね
流感と新型の同時流行へ備えを。マスク、空調使用時の換気など緩みなく
〈社説〉 2020・10・16 「世界食料デー」に考える
◇"手のひら"から始める行動
サケにツナマヨ、梅、めんたいこ。コンビニで買ったおむすびを手のひらに載せてみた。日本では1日に1人当たり、おむすび1個分の食料が捨てられているという。
手のひらに軽々と載るおむすびも、ひと月たてば30個。私たちは年間約48キロもの、まだ食べられる食料を廃棄していることになるそうだ。全体の約半分が家庭由来ともいう。
この無駄をなくせば、食事を必要とする誰かの空腹も満たされる。
状況の改善へ、「食品ロス削減推進法」が施行されて10月1日で1年になった。今月いっぱいは「食品ロス削減月間」。
未使用の食品を寄付し、必要とする個人や団体に届ける「フードバンク」の活動も広がり始めた。意識は徐々に変化している。
地球上には、全人口分をまかなえる十分な食料があるという。だが世界には、武力紛争や気候変動、経済危機などのため飢餓に苦しむ人がいる。
国連食糧農業機関(FAO)などがまとめた最新の報告書「世界の食料安全保障と栄養の現状 2020年報告」によれば、2019年に約6億9000万人が飢餓に苦しんでいると推定される。5歳未満の子ども1億9100万人が発育阻害、または低体重の状態にあるという。
10月16日は、国連が定めた「世界食料デー」。世界の飢餓や栄養不足、その解決策について考える日だ。
「飢餓をゼロに」も、食品ロスに関係する「つくる責任 つかう責任」も「持続可能な開発目標(SDGs)」に挙げられている。
空腹は満たされているか。栄養価は十分か。飢餓や栄養不足というと途上国が恒常的に抱える問題のように思いがちだが、頻発する自然災害、深刻な影響が続く新型感染症の世界的大流行を経験して誰もが気付かされた。あらゆる人の身近にある、差し迫った問題だ、と。
私たちは誰しも、地球的課題と無縁ではいられない。それは同時に、一人一人の行動が課題の克服や解決に直結することも意味していよう。
過日、今年のノーベル平和賞に国連食糧計画(WFP)が決まった。この慶事が、行動の広がりへの後押しとなることを期待したい。
今回、「世界食料デー」にFAOが示すテーマは「育て、養い、持続させる。共に」。そして「未来をつくる私たちのアクション(行動)」を呼び掛ける。
人類共通の希望を自ら発信し、共生の未来をつくる。その喜びや誇りを糧にしたい。
「食料安全保障」といわれると難しそうだが、「おむすび1個分」と思えば、自分にできることは何かを考えるきっかけも生まれよう。
食は命そのもの。小さくてもいい。一歩から行動を始めよう。
☆世界広布のわが舞台 第1回 イギリス ロンドン
新型コロナウイルスの地球規模の感染拡大は、いまだ衰える気配を見せない。世界のほぼ全ての国で、人々は経済の悪化や、社会生活の制限に直面している。新連載「世界広布のわが舞台」では、各国SGI(創価学会インタナショナル)の支部・地区など最前線の組織に焦点を当て、未曽有の困難の中でメンバーがどう励まし合い、地域・社会に希望の光を広げているかを紹介する。第1回はイギリス・ロンドンのウェストミンスター支部を取材した。(記事=福田英俊)
◇逆境をバネに新たな発展
イギリスの首都にして、世界金融の中心地の一つ、ロンドン。
多彩な国の出身者が集まる国際都市でもある。音楽や演劇、美術などのさまざまなイベントが開催され、毎年、膨大な数の観光客が訪れる。人々のにぎわいと喧騒に包まれ、24時間眠らない大都会——。
だが、その輝きは、3月に始まったロックダウン(都市封鎖)によって奪われた。
ウェストミンスター支部の支部副婦人部長、ミータ・タレジャさん(地区婦人部長兼任)は当時を振り返る。
「まるで"都市の生命"が止まったみたいでした。飛行機の音、車の音、人々の活動の音が消えてしまったんです。道路には人影さえありません。レストランやカフェも、全てが閉まってしまいました」
同支部の広布の舞台は、ロンドンの中心部。支部内にはバッキンガム宮殿や、ウェストミンスター宮殿(イギリス議会議事堂)などがそびえ、多くのグローバル企業の本社が並び立つ。
ロックダウンで、その街が一変した。外出や集会、店舗の営業には厳しい規制が設けられた。感染拡大はなかなか収まらず、医療現場では緊迫した状況が続いた。
市民は自宅に閉じ込められ、街は活力を失った。まさにロンドンは、第2次世界大戦以来の試練に直面したのである。
◇「一人も置き去りにしない」
誰も経験したことがない困難。だが、ウェストミンスター支部の応戦は早かった。
デイビッド・ブルームフィールド支部長は言う。「ロックダウンが始まった後、すぐに支部で"同盟唱題"を始めました。平日は午後7時から8時まで、土曜日は午前9時から10時まで。皆の無事と、感染拡大の一日も早い終息を祈りました」
6地区から成る同支部は、婦人部と女子部が多いのが特徴。新入会者も多数いる。入会はしていないが、勤行など信心の実践をしている友も30人以上いるという。
支部では、本部幹部とも相談をしつつ、ロックダウン下での活動を次々とスタートさせていった。まず確認したのは「一人も置き去りにしない」ということ。電話によるメンバーへの激励に力を入れた。
毎週土曜日の"同盟唱題"の後には、翌週、どのように同志を励ましていくかを協議した。
また、教学試験「グレード1」(日本の任用試験に相当)を受験する予定だったメンバーを対象に、少人数で勉強会を開いていくことを決定。そして、青年部の協力のもと、座談会や協議会など全ての会合をオンラインに移行した。パソコンやスマホの扱いが不慣れな友へのサポートは、青年部が買って出た。
「ロックダウンによって社会の動きは鈍化しましたが、ウェストミンスターの広宣流布は、逆に勢いを増しました。各地区でも"同盟唱題"や週1回の勉強会がスタート。オンラインの会合には友人も参加するようになりました。この期間に、各地区の団結はいっそう強固になったのです」(タレジャ支部副婦人部長)
ウェストミンスター支部ではロックダウン以降に、座談会や勉強会への参加者数が過去最高を記録。人材も育ち、新たに4人の地区幹部が誕生した。まさに逆境をバネとして、新たな発展を遂げたのである。
◇経済への甚大な打撃
イギリスでも、コロナ禍がもたらした経済への打撃は計り知れない。4月から6月のGDP(国内総生産)の伸び率は、前期比でマイナス20・4%にまで落ち込んだ。
女子部のイラリア・ガロ部長も、仕事で苦境に直面した。
彼女は、映像の企画等を行うメディア会社に勤務。昨年1月から期間契約の実習生として働いており、今年の5月からは正規雇用に移行すると上司から言われていた。しかし、ロックダウンで状況が一変した。
新規の採用は明年まで見送られることが発表され、正規雇用どころか、会社に残ることさえ厳しい状態に陥った。
「本当に苦しい状況でしたが、何があろうとも正規雇用を勝ち取ろうと決意し、題目をあげ抜きました。在宅での仕事にも全力で取り組みました。その結果、実習生としての契約が切れる直前に、正規雇用の契約を結ぶことができたんです」
本年の年頭、イギリスSGIは"青年部2倍の拡大"を目標に掲げて出発。対面式の会合ができなくなってからも、友人に勇気と希望を送る対話を続けている。
男子部のベンソン・リエン地区リーダーは、公認会計士として活躍する。彼はイタリアに住む友人を地区のオンライン座談会に招待し、共に参加。また、オンライン座談会に参加した別の友人は、婦人部の信仰体験に深い感銘を受け、翌日には唱題も実践した。その友人は今、日々の通勤電車の中でSGIの書籍を読んでいるという。
◇「日蓮仏法は希望の象徴」
厳格なロックダウンによって一時はコロナの感染拡大を抑え込んだイギリスだが、9月下旬から感染者が急増。9月24日には1日の感染者数が6634人に達し、第1波での1日の感染者の最高数を超えた。2度目のロックダウンが行われるのでは、との不安が市民の間で高まっている。
感染症の拡大と未曽有の経済危機。支部のリーダーが異口同音に語っていたのは、こうした「不確実性の時代」「危機の時代」だからこそ、日蓮仏法の哲理とSGIの運動が重要性を増す、ということだった。
女子部のガロ部長は力を込める。
「今、私たちの社会には恐れや無関心、諦めといった感情が広がっています。私の周りにも、経済や社会が不安定なために、自分の夢を諦めてしまう人がいる。皆、希望を失っているのです。
日蓮仏法は、私たちの中に無限の力、偉大な価値を創造する力があり、どんな苦難も乗り越えられると教えています。日蓮仏法とSGIは、希望の象徴なのです」
現在、ウェストミンスター支部では立正安国論の研さんに取り組んでいる。
タレジャ支部副婦人部長は語っていた。
「疫病の流行や気候変動、経済危機——立正安国論を読むと、社会が今、直面する状況は大聖人の時代と非常に似通っていると感じます。
私たちは、御書や池田先生の指導を学ぶことで、現在の危機の本質を深く理解することができます。そして、ただ現状を"嘆く"のではなく、世界の現状を変革しようとの"誓い"を皆で共有することができます。私たちは、この妙法を語り弘めながら、自身の人間革命に挑戦し、より良き社会の建設に貢献していきます」
〈体験〉マックス・ロンギンさん 解雇の危機越え航空会社で奮闘
私はウェストミンスター支部を含むウェストミンスター・ハートオブロンドン本部で、本部長をしています。
これまで30年にわたり、大手航空会社で国際線の客室乗務員として働いてきました。しかし、コロナ禍で多くの社員が解雇されることに。不安で眠れない日々が続きました。
ロックダウンの後、私たちの本部ではオンラインによる会合をスタート。各地で"同盟唱題"を行い、心と心を結び、励ましを広げました。
その中で、私は断じて今の会社に残ろうと決意しました。真剣に祈るとともに、教学や池田先生の指導を学び、同志や友人、同僚を励ましていくと、不安は消えていきました。胸中に希望があふれてきたのです。
祈りを深める中で私は確信しました。"信心に励む中で起きたことは全て、幸福の人生を築くために必要なことなのだ。必ず一切を変毒為薬できる"と。
これまで2度にわたって解雇者が発表されましたが、私の名前はありませんでした。客室乗務員として、愛する会社に残ることができたのです。
これからも会社の業績回復と発展を祈り、多くの友に励ましを送りながら、自身の使命の舞台で輝いていきます。
日々刻々 変化している。
身近な人だからこそ
心通わせる語らいを。
一家和楽が前進の土台。
妙法尼御前御返事 P1402
『其のごとく南無妙法蓮華経の題目の内には一部八巻二十八品六万九千三百八十四の文字一字ももれずかけずおさめて候』
【通解】
そのように南無妙法蓮華経の題目の中には、一部八巻・二十八品・六万九千三百八十四の文字が一字ももれず、欠けずに収まっています。
名字の言 民衆の"草の根運動"に大切な要素とは? 2020年10月16日
アメリカの社会運動家アリンスキーは、近代の草の根運動の基礎を築いた人物と評される。貧困層の人々の生活を改善するため、地域住民の組織づくりを全米規模で広げた▼きっかけは、1929年に起こった大恐慌によって、自らが貧困に陥り、多くの人の悲惨な生活を目の当たりにしたことにある。彼は黒人の居住区でも活動を展開した。オバマ前大統領は青年時代、アリンスキーに影響を受け、彼の後継者と共に黒人の権利向上に力を注いだ▼アリンスキーは、住民組織の運動の大切な要素として、リーダーの「身ぶり」「言葉づかい」「声の調子」を挙げている。こうした点に「民衆の尊厳に対する心からの尊敬」が表れるからである(『市民運動の組織論』未来社)▼運動を続けるには、確固とした理論の裏付けは必要だ。だが、運動に熱を与えるのは、リーダーの振る舞いである。今日の世界広布の大道は、縁する一人一人の心に希望の灯をともす池田先生の「誠実の行動」によって切り開かれてきた▼御書に「教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(1174ページ)と。コロナ禍によって、日々の活動の在り方は多様になった。しかし、いかに環境が変わろうとも、一人を励ます「人の振舞」という根本精神を忘れまい。(芯)
寸鉄 2020年10月16日
座談会には説教ではなく平等な対話がある—識者が主役の楽しき集いを
「道理証文よりも現証にはすぎず」御書。信心の喜びと実証を堂々語ろう
"感謝の心"がある人は負けない。成長し続ける。勝利の姿で創立の月へ!
世界食料デー。2030年に飢餓ゼロ—国連目標食品ロス削減等積み重ね
流感と新型の同時流行へ備えを。マスク、空調使用時の換気など緩みなく
〈社説〉 2020・10・16 「世界食料デー」に考える
◇"手のひら"から始める行動
サケにツナマヨ、梅、めんたいこ。コンビニで買ったおむすびを手のひらに載せてみた。日本では1日に1人当たり、おむすび1個分の食料が捨てられているという。
手のひらに軽々と載るおむすびも、ひと月たてば30個。私たちは年間約48キロもの、まだ食べられる食料を廃棄していることになるそうだ。全体の約半分が家庭由来ともいう。
この無駄をなくせば、食事を必要とする誰かの空腹も満たされる。
状況の改善へ、「食品ロス削減推進法」が施行されて10月1日で1年になった。今月いっぱいは「食品ロス削減月間」。
未使用の食品を寄付し、必要とする個人や団体に届ける「フードバンク」の活動も広がり始めた。意識は徐々に変化している。
地球上には、全人口分をまかなえる十分な食料があるという。だが世界には、武力紛争や気候変動、経済危機などのため飢餓に苦しむ人がいる。
国連食糧農業機関(FAO)などがまとめた最新の報告書「世界の食料安全保障と栄養の現状 2020年報告」によれば、2019年に約6億9000万人が飢餓に苦しんでいると推定される。5歳未満の子ども1億9100万人が発育阻害、または低体重の状態にあるという。
10月16日は、国連が定めた「世界食料デー」。世界の飢餓や栄養不足、その解決策について考える日だ。
「飢餓をゼロに」も、食品ロスに関係する「つくる責任 つかう責任」も「持続可能な開発目標(SDGs)」に挙げられている。
空腹は満たされているか。栄養価は十分か。飢餓や栄養不足というと途上国が恒常的に抱える問題のように思いがちだが、頻発する自然災害、深刻な影響が続く新型感染症の世界的大流行を経験して誰もが気付かされた。あらゆる人の身近にある、差し迫った問題だ、と。
私たちは誰しも、地球的課題と無縁ではいられない。それは同時に、一人一人の行動が課題の克服や解決に直結することも意味していよう。
過日、今年のノーベル平和賞に国連食糧計画(WFP)が決まった。この慶事が、行動の広がりへの後押しとなることを期待したい。
今回、「世界食料デー」にFAOが示すテーマは「育て、養い、持続させる。共に」。そして「未来をつくる私たちのアクション(行動)」を呼び掛ける。
人類共通の希望を自ら発信し、共生の未来をつくる。その喜びや誇りを糧にしたい。
「食料安全保障」といわれると難しそうだが、「おむすび1個分」と思えば、自分にできることは何かを考えるきっかけも生まれよう。
食は命そのもの。小さくてもいい。一歩から行動を始めよう。
☆世界広布のわが舞台 第1回 イギリス ロンドン
新型コロナウイルスの地球規模の感染拡大は、いまだ衰える気配を見せない。世界のほぼ全ての国で、人々は経済の悪化や、社会生活の制限に直面している。新連載「世界広布のわが舞台」では、各国SGI(創価学会インタナショナル)の支部・地区など最前線の組織に焦点を当て、未曽有の困難の中でメンバーがどう励まし合い、地域・社会に希望の光を広げているかを紹介する。第1回はイギリス・ロンドンのウェストミンスター支部を取材した。(記事=福田英俊)
◇逆境をバネに新たな発展
イギリスの首都にして、世界金融の中心地の一つ、ロンドン。
多彩な国の出身者が集まる国際都市でもある。音楽や演劇、美術などのさまざまなイベントが開催され、毎年、膨大な数の観光客が訪れる。人々のにぎわいと喧騒に包まれ、24時間眠らない大都会——。
だが、その輝きは、3月に始まったロックダウン(都市封鎖)によって奪われた。
ウェストミンスター支部の支部副婦人部長、ミータ・タレジャさん(地区婦人部長兼任)は当時を振り返る。
「まるで"都市の生命"が止まったみたいでした。飛行機の音、車の音、人々の活動の音が消えてしまったんです。道路には人影さえありません。レストランやカフェも、全てが閉まってしまいました」
同支部の広布の舞台は、ロンドンの中心部。支部内にはバッキンガム宮殿や、ウェストミンスター宮殿(イギリス議会議事堂)などがそびえ、多くのグローバル企業の本社が並び立つ。
ロックダウンで、その街が一変した。外出や集会、店舗の営業には厳しい規制が設けられた。感染拡大はなかなか収まらず、医療現場では緊迫した状況が続いた。
市民は自宅に閉じ込められ、街は活力を失った。まさにロンドンは、第2次世界大戦以来の試練に直面したのである。
◇「一人も置き去りにしない」
誰も経験したことがない困難。だが、ウェストミンスター支部の応戦は早かった。
デイビッド・ブルームフィールド支部長は言う。「ロックダウンが始まった後、すぐに支部で"同盟唱題"を始めました。平日は午後7時から8時まで、土曜日は午前9時から10時まで。皆の無事と、感染拡大の一日も早い終息を祈りました」
6地区から成る同支部は、婦人部と女子部が多いのが特徴。新入会者も多数いる。入会はしていないが、勤行など信心の実践をしている友も30人以上いるという。
支部では、本部幹部とも相談をしつつ、ロックダウン下での活動を次々とスタートさせていった。まず確認したのは「一人も置き去りにしない」ということ。電話によるメンバーへの激励に力を入れた。
毎週土曜日の"同盟唱題"の後には、翌週、どのように同志を励ましていくかを協議した。
また、教学試験「グレード1」(日本の任用試験に相当)を受験する予定だったメンバーを対象に、少人数で勉強会を開いていくことを決定。そして、青年部の協力のもと、座談会や協議会など全ての会合をオンラインに移行した。パソコンやスマホの扱いが不慣れな友へのサポートは、青年部が買って出た。
「ロックダウンによって社会の動きは鈍化しましたが、ウェストミンスターの広宣流布は、逆に勢いを増しました。各地区でも"同盟唱題"や週1回の勉強会がスタート。オンラインの会合には友人も参加するようになりました。この期間に、各地区の団結はいっそう強固になったのです」(タレジャ支部副婦人部長)
ウェストミンスター支部ではロックダウン以降に、座談会や勉強会への参加者数が過去最高を記録。人材も育ち、新たに4人の地区幹部が誕生した。まさに逆境をバネとして、新たな発展を遂げたのである。
◇経済への甚大な打撃
イギリスでも、コロナ禍がもたらした経済への打撃は計り知れない。4月から6月のGDP(国内総生産)の伸び率は、前期比でマイナス20・4%にまで落ち込んだ。
女子部のイラリア・ガロ部長も、仕事で苦境に直面した。
彼女は、映像の企画等を行うメディア会社に勤務。昨年1月から期間契約の実習生として働いており、今年の5月からは正規雇用に移行すると上司から言われていた。しかし、ロックダウンで状況が一変した。
新規の採用は明年まで見送られることが発表され、正規雇用どころか、会社に残ることさえ厳しい状態に陥った。
「本当に苦しい状況でしたが、何があろうとも正規雇用を勝ち取ろうと決意し、題目をあげ抜きました。在宅での仕事にも全力で取り組みました。その結果、実習生としての契約が切れる直前に、正規雇用の契約を結ぶことができたんです」
本年の年頭、イギリスSGIは"青年部2倍の拡大"を目標に掲げて出発。対面式の会合ができなくなってからも、友人に勇気と希望を送る対話を続けている。
男子部のベンソン・リエン地区リーダーは、公認会計士として活躍する。彼はイタリアに住む友人を地区のオンライン座談会に招待し、共に参加。また、オンライン座談会に参加した別の友人は、婦人部の信仰体験に深い感銘を受け、翌日には唱題も実践した。その友人は今、日々の通勤電車の中でSGIの書籍を読んでいるという。
◇「日蓮仏法は希望の象徴」
厳格なロックダウンによって一時はコロナの感染拡大を抑え込んだイギリスだが、9月下旬から感染者が急増。9月24日には1日の感染者数が6634人に達し、第1波での1日の感染者の最高数を超えた。2度目のロックダウンが行われるのでは、との不安が市民の間で高まっている。
感染症の拡大と未曽有の経済危機。支部のリーダーが異口同音に語っていたのは、こうした「不確実性の時代」「危機の時代」だからこそ、日蓮仏法の哲理とSGIの運動が重要性を増す、ということだった。
女子部のガロ部長は力を込める。
「今、私たちの社会には恐れや無関心、諦めといった感情が広がっています。私の周りにも、経済や社会が不安定なために、自分の夢を諦めてしまう人がいる。皆、希望を失っているのです。
日蓮仏法は、私たちの中に無限の力、偉大な価値を創造する力があり、どんな苦難も乗り越えられると教えています。日蓮仏法とSGIは、希望の象徴なのです」
現在、ウェストミンスター支部では立正安国論の研さんに取り組んでいる。
タレジャ支部副婦人部長は語っていた。
「疫病の流行や気候変動、経済危機——立正安国論を読むと、社会が今、直面する状況は大聖人の時代と非常に似通っていると感じます。
私たちは、御書や池田先生の指導を学ぶことで、現在の危機の本質を深く理解することができます。そして、ただ現状を"嘆く"のではなく、世界の現状を変革しようとの"誓い"を皆で共有することができます。私たちは、この妙法を語り弘めながら、自身の人間革命に挑戦し、より良き社会の建設に貢献していきます」
〈体験〉マックス・ロンギンさん 解雇の危機越え航空会社で奮闘
私はウェストミンスター支部を含むウェストミンスター・ハートオブロンドン本部で、本部長をしています。
これまで30年にわたり、大手航空会社で国際線の客室乗務員として働いてきました。しかし、コロナ禍で多くの社員が解雇されることに。不安で眠れない日々が続きました。
ロックダウンの後、私たちの本部ではオンラインによる会合をスタート。各地で"同盟唱題"を行い、心と心を結び、励ましを広げました。
その中で、私は断じて今の会社に残ろうと決意しました。真剣に祈るとともに、教学や池田先生の指導を学び、同志や友人、同僚を励ましていくと、不安は消えていきました。胸中に希望があふれてきたのです。
祈りを深める中で私は確信しました。"信心に励む中で起きたことは全て、幸福の人生を築くために必要なことなのだ。必ず一切を変毒為薬できる"と。
これまで2度にわたって解雇者が発表されましたが、私の名前はありませんでした。客室乗務員として、愛する会社に残ることができたのです。
これからも会社の業績回復と発展を祈り、多くの友に励ましを送りながら、自身の使命の舞台で輝いていきます。
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