「此の度仏法を心みよ」
苦難の時代だからこそ
信心根本に進もう!
自らが決意した瞬間から
人間革命の劇は始まる。
守護国家論 P55
『是の経を信ずる人は昼夜十二時の持経者なり口に読経の声を出さざれども法華経を信ずる者は日日時時念念に一切経を読む者なり』
【通解】
この経を信ずる人は昼夜十二時にわたる持経者である。口に読経の声を出さなくても法華経を信ずる者は日々・時々・念々に一切経を読む者である。
名字の言 「語る文化」の大切さ——文筆家・外山滋比古さん 2020年5月16日
「読む文化も貴重であるが、語る文化は、それに劣らず重要」とは、文筆家・外山滋比古氏の言葉。1人の考えを「点」とすれば、2人の対話は「線」や「面」。3人になればコミュニケーションは「立体」になる、と▼氏が実際に少人数の集いを月1回、開いてみると、たとえ疲れていても、会が終わる頃には元気になる人がほとんどで、健康効果を実感したという。「ひとりで考えるのではなく、さまざま違ったことをする人が、存分に、思っていること、考えていることを述べるのがよい」(『最高の雑談術』扶桑社文庫)▼鹿児島に単身赴任中のある壮年は、連休中の帰省を自粛。だが一人だと、どうしても心が沈みがち。そこで、東京の家族らと"電話座談会"を。何げない近況を語り合っただけで、心のつながりを感じ、気持ちが軽くなった▼未婚率の増加や核家族化により、2040年には単独世帯は国民全体の40%に達するという(総務省)。社会的孤立が懸念される今こそ、"誰も置き去りにしない"との創価の励まし運動は、さらに重要となろう▼哲人キケロは「人生から友情を取り去るのは、この世界から太陽を取り去るようなもの」(中務哲郎訳)と。智慧と工夫で、きょうも自身が太陽となり、友を明るく照らしたい。(誼)
寸鉄 2020年5月16日
今こそ立正安国の誓い強く。共に師子吼の題目で挑戦と向上の一日一日を
東京・杉並「女性の日」。麗しき婦女一体の前進。賢く朗らかに励まし拡大
青年の実力とは人に尽くそうとの根性で決まる—恩師。壁破る勇気の一歩
「新しい生活様式」実践。距離確保、マスク着用、帰宅後の手洗い・顔洗い等
感染関連のデマが横行。迷惑情報の拡散で刑事責任にも。出所確認を徹底
☆第3代会長就任60周年記念特集——「人間革命」の証明の劇 第3回「わが総仕上げの事業は『教育』」
◇地球の未来と平和のために 人間主義の人材の大河を!
「教育こそ、わが総仕上げの事業」とは、池田大作先生が訴えてきた信条の一つである。5・3「創価学会の日」記念特集�では、師弟の語らいの中で託された創価教育機関の設立をはじめ、海外の大学・学術機関での講演、教育者との語らいなど、教育交流で世界を結んできた功績を紹介する。地球の未来と平和のために、人間主義の人材の大河を築いてきた先生の「教育事業」には、世界の識者から称賛と共感が寄せられている。
�「師弟の原点」
◇戸田先生「創価大学をつくろうな。世界第一の大学にしようではないか」
「大作、創価大学をつくろうな。私の健在のうちにできればいいが、だめかもしれない。そのときは大作、頼むよ。世界第一の大学にしようではないか」
1950年(昭和25年)11月16日、戸田先生は池田先生に語った。
当時、戸田先生は戦後不況のあおりを受けて事業が破綻し、学会の理事長を辞任していた。多くの人が戸田先生をののしり、その元を去った。
戸田先生には、決して頭から離れない牧口先生との約束があった。
「将来、私が研究している創価教育学の学校を必ず僕が、僕の代に設立できないときは、戸田君の代で作るのだ」——。
戸田先生は人生最大の苦境の時に、この構想を弟子に託した。池田先生は当時の心境をこう述懐している。
「他の人が聞いたら、何を"ほら話"をと思ったであろう。苦境という『事実』はどうあれ、この悠然たる心に、(戸田)先生の『真実』があった。その壮大なる希望、闘争の一念、絶対の確信——私は知っていた。私は忘れない」
「師弟の闘争こそ創価教育の大勝利を成し遂げた力」
戸田先生はその後も、池田先生が同席する場で、創価の学びやへの思いを語っている。
54年(同29年)9月、水滸会の野外研修会のため東京・氷川に向かうバスが八王子方面を通り掛かった折、戸田先生は池田先生に言った。
「いつか、この方面に創価教育の城をつくりたいな……」と。
55年(同30年)1月の高知の総会では「一貫教育の学校をつくる。必ず、日本一の学校にするよ!」と宣言した。
こうした恩師の言葉を、池田先生は"生涯を懸けた師弟の誓い"として命に刻んだのである。
池田先生は語った。
「創価学園をつくり、創価大学をつくる。それが、どれほどの難事業であったか。どれほどの障害があったか。
しかし、私は『師弟の道』に徹し抜いてきたがゆえに、すべてに打ち勝ってきた。あらゆる苦闘を越えて、世界に広がる創価教育の大城を築いてきた。この『師弟』の闘争こそが、創価教育の大勝利を成し遂げた力なのである」
�「建設と飛翔」
◇日本と海外に「創価の学びや」を創立
◇大学・学術機関の招請を受け32回の講演
◇教育者と友情の語らい
�「世界が称賛」
第3代会長就任の約1カ月前となる1960年(昭和35年)4月5日、池田先生は東京・創価学園の建設用地を視察。万年の道を厳然と開くため第一にとった行動は、教育機関の設立であった。
そして、68年に東京・創価学園、71年に創価大学が誕生。以来、恩師の構想を実現し、次の世代を育てるために世界に創立した創価教育機関は、訪れた識者から高い評価を受けている。
◇元国連事務次長 チョウドリ氏「非暴力・多様性の尊重・人権のため設立された『学生主体』の一貫教育」
チョウドリ元国連事務次長は「(池田会長は)平和のため、非暴力のため、多様性の尊重のため、そして人権のために、『学生主体』の一貫教育システムを確立されました」「未来の世界市民としての決して単純ではない責務を堂々と担うことのできる、立派な青年男女が育成されています」と。
◇カナダ・ラバル大学 ブリエール前学長「英知を磨く目的を大切にする伝統 この学習環境に世界市民への道が」
カナダ・ラバル大学のブリエール前学長は「(創価教育の学生・生徒たちは)学ぶことの目的を何よりも大切にしていました」「その教育の精神と伝統が、小学校から大学まで一貫している——ここにこそ、創価教育の最大の強みがあると思ったのです。こうした教育環境によってこそ(中略)地球市民として成長していける道が開かれるのです」と深い共感を語っている。
◇各国に築いた「知性の懸け橋」
さらに池田先生は世界の平和旅の中で、大学などの教育機関を積極的に訪問。「知性の懸け橋」を築いてきた。
米ハーバード大学をはじめ大学・学術機関の招請を受けて行った海外講演は32回に及ぶ。
また大学総長・学長、教育者らと語らい、幾重にも友情を結んだ。
◇最高学府が威信を懸けて贈る栄誉「名誉学術称号」が池田先生に授与
こうした先生の教育への貢献を、五大州の大学・学術機関が称賛。
厳格な授与規定に基づき、最高学府の威信を懸けて贈る名誉博士号・名誉教授称号等の「名誉学術称号」は現在「396」。
人類史に輝く世界一の壮挙である。
◇メキシコ・グアダラハラ大学 パディージャ・ロペス元総長「『智慧』を希求し『差異』を乗り越える創価の教育思想こそ『希望の指標』」
池田先生に「名誉博士号」を授与した、メキシコ・グアダラハラ大学のパディージャ・ロペス元総長は、「創価教育は智慧を希求する教育思想」としつつ、高邁な人間主義の思想を掲げ、希望あふれる指標を世界に示す池田先生は「人類にとって、なくてはならない方」と賛辞を送る。
◇フィリピン・国立カガヤン大学 テハダ学長「池田博士は慈悲の心で地球を包む『人類の教師』『平和の担い手』」
また、「名誉人文学博士号」を贈ったフィリピン・国立カガヤン大学のテハダ学長はたたえた。
「人々や文化の相互理解を促し、平和の懸け橋を築かれた池田博士は、慈悲の心で地球を包む"人類の教師"なのです!」