2020年5月13日水曜日

2020.05.13 わが友に贈る

不安や脅威をあおる
根拠なき情報に注意!
責任ある発信元か
十分に確認するなど
冷静に対応しよう!

諸法実相抄 P1360
『いかにも今度信心をいたして法華経の行者にてとをり、日蓮が一門となりとをし給うべし、日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか』

【通解】
このたび、信心をしたからには、法華経の行者として生き抜き、日蓮の一門となり通していきなさい。日蓮と同意であるならば、地涌の菩薩であろうか。

名字の言 子どものやる気を伸ばす「しつけ」 2020年5月13日
「ステイホーム」で家族や親子で過ごす時間が増えた。教育アドバイザーが語っていた「共有型しつけ」と「強制型しつけ」を思い出した▼前者は、子どもと経験を共有しようとするタイプ。子ども自身に考える余地を残し、掛ける言葉も子どもに合わせて変える。後者は、子どもがすべきことをするまで指示しないと気が済まないタイプ。子どもに考える余地を与えず、禁止や命令、強制的な言葉掛けになることが多い▼実際は区別できない場合もあろうが、大切なのは「強制型しつけ」ばかりでは人は伸びないということ。叱られながら渋々行動するより、自ら進んで行動するほうが身に付くのは大人も同じだ▼ある詩人が"言葉の原則"を教えてくれた。「うれしい言葉は流れやすいからたくさん言う」「つらい言葉は1回か2回で止める」。この原則を実践すれば自分の周囲はもっと明るくなります、と。言葉とは、それを発する人の"心のまなざし"であり、たとえその言葉が本意でなくても、そのまなざしで相手と向き合おうとする姿勢は確実に伝わる▼御書に「わざわいは口より出でて身をやぶる・さいわいは心よりいでて我をかざる」(1492ページ)と。人と人の距離を取ることが求められるからこそ、心の距離を近づける言葉を届けよう。(川)

寸鉄 2020年5月13日
御聖訓「其の身を任せて金言の如く修行せば」。困難は必ず境涯開く糧と
本物の宗教とは人と人とを結び付けるもの—博士電話も大きな励ましの力
読んだ本の感想を親子で語り合う—これが創造性を育むと。共々に挑戦!
お金の話の電話は詐欺—警察。給付金への便乗に警戒絶やさず。声掛けを
マスクは熱がこもるゆえ例年以上に熱中症の注意が必要と。水分小まめに

☆未来の宝と共に 池田先生の書籍に学ぶ 中等部長 利倉弘さん
〈池田先生の言葉〉
一番、大切なことは、「考える力」を養っていくことです。それは、「言葉にする力」と言ってよい。情報に翻弄されるのではなく、逆に情報を生かしながら、自分の気持ちや考えを、自分の言葉にして練り上げていくことです。
戸田先生は常々、「青年よ、心に読書と思索の暇をつくれ」と語っておられました。
名著は人類の共通の財産です。それを心に刻んでおくことは、どんな人とも自在に語り合える力になります。
(『未来対話』183ページ)

◇読書で豊かな心を育もう
「読書に挑戦しましょう」——未来部の皆さんは、家族や学校の先生から、一度は言われたことがあるのではないでしょうか。私も未来部時代、そう言われた一人です。
しかし、本を読むのが苦手で、"読書の時間があるのなら、友だちと遊びに行く方が楽しい"と思っていました。
転機は関西創価高校に進学後、池田先生のスピーチを学んでいた時でした。そこで先生は、作家・吉川英治の小説『宮本武蔵』の一節を紹介。「あれになろう、これに成ろうと焦心るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作りあげろ」との言葉を通し、励ましを送られていたのです。
この部分に触れた時、自宅に同じ本があることを、ふと思い出しました。どんな内容か気になった私は、帰宅するとすぐに本を手に取り、読み始めました。
いつもなら途中で諦めてしまうのが、臨場感あふれるストーリーに引き込まれ、その日のうちに1巻を読み終えました。次の話も気になり、どんどん読み進めていくと、1カ月もしないで全巻を読了できたのです。生まれて初めて"本を読むことが楽しい"と感じました。
それからは、"池田先生が紹介された本を読んでみよう"と決意。片道2時間以上かかる通学時間は、有意義な読書時間へと変わり、『モンテ・クリスト伯』『レ・ミゼラブル』などの名著にも挑戦していきました。さまざまな世界に思いをはせ、心を養える読書は、私にとって、かけがえのない"宝のひととき"になっていきました。

◇「本は知識と感動と勇気をくれる」
池田先生は「『本の発明』は、人類の歴史の中で、最大の発明の一つです。この発明品の『使い方』『楽しみ方』を覚えたら、もう人生は、最大の武器を手に入れたようなものだ。本は知識をくれる。本は感動をくれる。本は勇気をくれる。本は思いやりをくれる。本を読む習慣さえ身につけておけば、その人の道に『希望』が消えることはないのです」と教えてくださっています。
今、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、友だちとも思うように会えず、一人で過ごす時間が増えているメンバーも多いと思います。
このような時だからこそ、読書を通して新しい世界へ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。まずは家にある本を開いてみてください。身近な本が自分の人生を変えてくれる、かけがえのない一書になるかもしれません。私も皆さんと一緒に読書に励み、豊かな心を育んでいきます!