「大悪」を「大善」に
転換する仏法だ。
地涌の使命に生き抜く
誇りと歓喜を胸に
自他共に幸薫る歴史を!
日妙聖人御書 P1217
『釈迦仏多宝仏十方分身の諸仏上行無辺行等の大菩薩大梵天王帝釈四王等此女人をば影の身にそうがごとくまほり給うらん、日本第一の法華経の行者の女人なり、故に名を一つつけたてまつりて不軽菩薩の義になぞらへん日妙聖人等云云』
【通解】
まさしく釈迦仏・多宝仏・十方分身の諸仏・上行菩薩・無辺行等の大菩薩・大梵天王・帝釈天王・四王等が、この女人を影が身に添うように守られるであろうことを知りなさい。
あなたは、日本第一の法華経の行者の女人である。それゆえ名を一つ付けてつけて不軽菩薩の義になぞらえよう。「日妙聖人」等と。
名字の言 「生命尊厳」の哲理を掲げた60年の軌跡 2020年5月3日
経済や文化をはじめ、社会のあらゆる分野で深刻な事態が続いている。この危機を乗り越える有効な方途は、私たちの「行動変容」だ。その羅針盤こそ「生命尊厳」の視点である▼生命の尊厳には、人種や国籍はもちろん、「自分」と「他者」という区別はない。自分の生命を大切にするように、他者の生命もまた大切にしていく。そのために重要な具体的行動が「ステイホーム」だ▼仏法は、"生命自体が最高の宝"と説く。その仏法を現代によみがえらせたのが、「仏とは生命なり」との戸田先生の獄中での覚知である。小説『人間革命』第4巻「生命の庭」の章には、「戸田城聖の、この覚知の一瞬は、将来、世界の哲学を変貌せしむるに足る、一瞬であった」とある▼恩師の覚知を深く踏まえながら、池田先生は繰り返し、「21世紀は生命の世紀」と訴えてきた。それは予測ではなく、誓いそのものである。2001年の「SGIの日」記念提言でも、「今世紀を『生命の世紀』『生命尊厳の世紀』にしていかなければならない」と▼池田先生が第3代会長就任以来刻んできた60年の軌跡は、仏法を基調とした「生命尊厳」の哲理を、時代精神へと高める歩みでもあった。報恩を胸に、今こそ師の行動に続くことを誓う「5・3」としたい。(芯)
寸鉄 2020年5月3日
「5・3」は創価の元日。さあ創立90周年へ—192カ国の友と祈り合わせ出発
第3代会長就任60周年。世界に希望を送った師の励まし。次は青年の力で
一流とは恩を忘れぬ人。お母さんにありがとうの一言を。学会の「母の日」
境遇を嘆くうちに黄金の時は過ぎ去る—戸田先生自身の課題に挑むGWに
感染減少も自粛緩めれば再燃の恐れ—専門家会議気を引き締め接触8割減
☆久遠の誓いの5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」 池田先生 第3代会長就任60周年
きょう5月3日は「創価学会の日」「創価学会母の日」。池田大作先生の第3代会長就任満60年を迎えた。
池田先生は「60年にわたる全世界の共戦の尊き同志に胸奥より感謝を込め、健康長寿と無事安穏、所願満足の大勝利の人生を祈ります。そして、人類の大いなる宿命転換を心より祈念し、共々にいよいよの人間革命と異体同心の前進を決意し合って」との言葉と共に和歌を詠み贈った。
原田会長は全同志を代表して談話を発表。師が60年前の「偉大な一歩」から広げた人間革命の大道を、誓いも新たに進もうと訴えた。
<全同志に和歌>
久遠より
誓いの師弟は
妙法の
蘇生の力を
世界の市民へ
この地球に
負けじの母の
祈りあり
必ず春と
希望の宝土が
人類の
仏界ひらく
ルネサンス
創価の後継たち
鐘うち鳴らせ
☆四季の励まし 「命こそ宝」の思想を世界へ 2020年4月26日
【写真の説明】新緑の中、ツツジの花が鮮やかに咲いている。2009年(平成21年)5月、池田大作先生が八王子市の東京牧口記念会館でカメラに収めた。
開花の陰には、しっかりした枝や幹などがあり、嵐にも揺るがぬ根がある。私たちの生活もまた、陰の人々の不断の努力に支えられている。
今、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、昼夜を分かたず生命を守る現場で闘う医療関係者をはじめ、社会のあらゆる分野で、欠くことのできない尊い使命を担う方々がいる。その一人一人の奮闘と献身に、心からの感謝をささげたい。
「ツツジ」の語源の一つに「続き咲き木」と。私たちを支え続けてくれる周囲の全てへの感謝を忘れず、健やかな日々を送っていこう。
◇池田先生の言葉
健康は
全ての価値創造の礎と
いってよい。
肉体的にも精神的にも
健康であってこそ、
最高に価値ある人生を
送っていける。
生老病死は
人生の根本課題である。
誰人も、病気との闘いは
避けられない。
恐れなく
病魔に立ち向かう中で、
わが生命が
どれほど尊厳であるかに
目覚めることができる。
どこまでも妙法と共に
生き抜かんとする心に、
永遠の仏の生命を
感得できるのだ。
自分が"医師"となり、
"看護師"となって
賢く健康を守ることだ。
健康は智慧である。
賢明な智慧があれば、
病気を未然に
防ぐこともできる。
健康即勝利の
賢者の一日一日を、
晴れ晴れと
送っていきたい。
現実に、
治療が困難な場合でも、
限りある「生」を、
題目を唱え抜き、
他の人々にも勇気を送り、
尊き使命の人生を
生き抜いていく人もいる。
そうした人生は、
病気の意味を
転換することができる。
これが
変毒為薬の信心であり、
真の健康の智慧である。
「健康」「生命」に
勝る宝はない。
「命こそ宝」との思想を
広げていく——
「健康な地球」も、
この一点から出発する。
その意味で、
医師や看護師の皆さんが
果たす役割は
極めて大きい。
健康も平和も目的は一つ
——民衆の苦を
取り去ることだ。
人類は、この目的のもとに、
人種や民族、
思想や利害を超えて
団結しなければならない。