「心は工なる画師の如く」
いかなる環境にあろうと
心までは誰も縛れない。
希望の絵を 幸の未来を
わが胸中に描き出そう!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』
【通解】
この妙法の良薬を持った女性等を、上行菩薩をはじめとする四人の大菩薩が前後左右に立ちそって、この女性が立たれたなら、この大菩薩たちも立たれ、この女性が道を行く時には、この大菩薩たちも、その道を行かれるのです。
名字の言 つながりに支えられた私たちの生活 2020年5月1日
自炊生活が続き、献立を考えるのも一苦労。そんな人にとっても、うれしい話だろう。テイクアウトやデリバリーを始める飲食店が増えている▼そうしたサービスを行う店舗の「まとめサイト」を、都内の壮年部員らがインターネットに立ち上げた。外出自粛要請に伴い、厳しい状況に置かれた地元店をもり立てたいとの一心である。「経営者や従業員への支援にとどまりません。食材を提供する農家さんや備品・消耗品を納める業者さんなど、お店に関わる全ての方々を応援することになります」と壮年は語っていた▼つながりに支えられているのは飲食店に限るまい。私たちの生活も、スーパーの従業員、運送・宅配業に従事する方々などの存在が"命綱"になっている。それを忘れたくはない▼牧口先生は『人生地理学』で"日常身辺を見回してみると、世界中の人々から無量の影響を受けているのに驚く"と記している。衣服は豪州産の羊毛で、英国で作られたもの。靴の底の革は米国産、それ以外はインド産……。自国本位の帝国主義の時代にあって先生は遠い他国の人々にまで想像力を働かせ、助け合う重要性を訴えた▼個人の幸福を願うなら、まず「四表の静謐」(御書31ページ)、すなわち社会の安穏を祈る。仏法者の使命を胸に刻みたい。(之)
寸鉄 2020年5月1日
創価の師弟に一生を懸けよ!後悔は絶対にない—恩師。最極の道に胸張り
「車のおもけれども油をぬりてまわり」御書。細やかな励ましが友の力に
新型肺炎、今が正念場だ。気の緩みが大敵。不急の外出自粛徹底。皆で連帯
免疫力増強、作り笑いでも効果と。聡明に健康な日々を。楽観主義で前へ
SDGsの認知度上昇。持続可能な未来へ世界が協調を。一人一人が主役
☆大白蓮華巻頭言 2020年5月号 地球民族の揺るがぬ宝塔を
心一つに、苦難を共に乗り越えてきた師弟の絆ほど、尊く、深く、強いものがあろうか。
御本仏は、竜の口の法難、佐渡流罪にも負けなかった門下たちにこそ「まことの大事」を示していかれた。
この「佐後(佐渡流罪以後)の法門」の意義を明かされた三沢抄には、「但此の大法のみ一閻浮提に流布すべしとみへて候、各各はかかる法門にちぎり有る人なれば・たのもしと・をぼすべし」(P1489)と記されている。
創価学会は創立より九十年、三類の強敵に打ち勝ち、日蓮大聖人の未来記の通り、一閻浮提に大法弘通を成し遂げてきた。どれほど大きな福徳が積まれていることか。
「宿縁深き人なのだから、頼もしく思われなさい」とは、そのまま、わが尊き学会員への仰せと拝したい。
戦後、経済苦や病苦、災害や争乱が渦巻く時代相に、恩師は胸を痛めつつ、しみじみと私に言われた。
−−大聖人は、「当世は世みだれて民の力よわし」(P1595)と嘆かれた。「民の力」を強くして、世の乱れを治められる地球民族の連帯を、必ずや築くのだ、と。
今、新型コロナウイルスの感染拡大をはじめ、厳しい試練に直面する世界で、創価の宝友は「立正安国論」を体し、国を超えて共に「四表の静謐」と「変毒為薬」を祈り抜き、社会へ誠心誠意の貢献を貫いている。
妙法の大音声は宇宙まで遍満する。もはや、いかなる三災七難にも屈しない、地涌の民衆のネットワークが結ばれた。
「一切衆生に仏性あり」(P1382)という人間への尊敬と信頼の絆を、未来へ遠大に広げていくのだ。
「四相(=生老病死)を以て我等が一身の塔を荘厳するなり」(P740)−−英知の殿堂・ハーバード大学での二度目の講演を、私はこの「御義口伝」を引いて結んだ。
創価の師弟は、「生老病死」の苦悩をも「常楽我浄」という希望へ転ずる人問革命の実証を無数に重ねている。
一人一人が今一重、生命の光を強く放ちながら、地球民族の揺るがぬ宝塔を荘厳していこうではないか!
頼もしき
創価の友の
宝光かな
苦難を転じて
人類照らせや
◇2020 学会史メモリアル 5月
◎5・3「創価学会の日」
1951年(昭和26年)5月3日、生涯の願業として75万世帯の弘教を掲げ、戸田城聖先生が第2代会長に就任。60年(同35年)同日には、東京・両国の日大講堂で、池田大作先生が第3代会長に就いた。本年は池田先生の第3代会長就任から60周年。「5・3」は、世界に広がる大民衆運動の原点の日である。※参考資料=小説『人間革命』第5巻「烈日」、第12巻「新・黎明」
◎5・3「創価学会母の日」
88年(同63年)4月27日の第1回全国婦人部幹部会の席上、"学会で最も大切な記念日である「5月3日」を「創価学会母の日」にしたい。そして、広布の母である婦人部を最大にたたえ、顕彰する日としてはどうか"との池田先生の提案を受け、同年から実施された。※参考資料=『随筆 師弟の光』
◎5・5「創価学会後継者の日」
76年(同51年)5月5日、関西戸田記念講堂で行われた鳳雛会・未来部の記念勤行会の席上、「こどもの日」を「創価学会後継者の日」とすることが発表された。池田先生は「創価学会にとって『後継者の日』は、5月3日の『創価学会の日』に続く重要な日である。一切の建設は『人』で決まる。『人』といっても、若い世代に託す以外にないからである」と語っている。
◎5・5「トインビー博士との初対談」
72年(同47年)5月5日、池田先生はイギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビー博士とロンドンの博士の自宅で初の対談を行った。世代も文化的な背景も異なるが、人類の未来を憂える二人の心は共鳴した。翌年にも語らいを。その後、対談集『21世紀への対話』(邦題)として結実。これまでに世界29言語で出版。※参考資料=『新・人間革命』第16巻「対話」
◎5・9「音楽隊の日」
54年(同29年)5月6日に結成された音楽隊が初出動した同月9日が淵源。
◎5・19「創価学会常住御本尊記念日」
戸田先生が51年(同26年)5月3日の会長就任式の席上、創価学会常住御本尊を発願。同月19日に認められた。※参考資料=『人間革命』第5巻「烈日」「随喜」
◎5・27 モスクワ大学からの「名誉博士号」45周年
75年(同50年)5月27日、ロシア最高峰の名門・モスクワ大学から、池田先生にとって第1号となる「名誉博士号」が授与された。本年は45周年。現在、世界の大学・学術機関から先生に贈られた名誉学術称号は「396」を数える。※参考資料=『新・人間革命』第21巻「宝冠」
☆全国方面長会議での原田会長の指導 2020年4月28日
「5・3」に全同志が世界の安穏と幸福を祈念
「5・5」にファミリー座談会
聖教・SOKAnetで学ぶ
一、「緊急事態宣言」が全国に広がる大変な中を、工夫しながら「励まし」に当たっていただき、本当にありがとうございます。
私からは、まず今後の組織活動についてお伝えします。
◇励ましの工夫を
一、はじめに、「ゴールデンウイーク以降の活動」について、現状は、5月6日まで全国的に「各地の会合は中止」「会館は閉館」「訪問による激励は自粛」としていますが、これを5月31日まで継続します。
総本部の各施設につきましても、引き続き、当面の間、閉館となります。
その上で、5月7日から31日までを「励まし月間」とします。
電話や手紙、またメール、SNS、オンラインなどで、会員同士で励まし合うとともに、大切な「家族・親族」に、そして「友人・知人」にと、励ましを送ってまいりたい。
今、医療従事者の皆さまをはじめ、崇高な使命を果たそうと多くの方が奮闘されています。また、仕事や生活に影響が出ている方も多くいらっしゃいます。何より、先行きが見えない不安を、皆が抱えています。
だからこそ、創価の哲学、温かな声掛けや励ましが、希望の光となることは間違いありません。
日々の「聖教新聞」や「SOKAnet」「学会公式インスタグラム」などには、有益な情報が満載です。これらに学びながら、日本中が困難に直面する今こそ、私たちは、大切な人への励ましの輪を広げていきたい。
今後、「励まし」の工夫例なども「聖教新聞」で紹介していく予定です。
ただし「訪問による激励の自粛」は、引き続いていますので、よろしくお願いいたします。
一、多くの方が今、教学や小説『新・人間革命』の研さんに、真剣に取り組んでくださっています。
「聖教新聞」も新たな連載など、さらなる紙面の充実を図っており、加えて、5月号の「大白蓮華」は「会長就任60周年記念号」です。
「巻頭言」「世界を照らす太陽の仏法」「座談会拝読御書」「研修教材」、さらに「5・3」の軌跡を10年ごとにたどる特集「栄光の勝ち鬨」などを、しっかり学んでまいりたい。
「SOKAnet」の「座談会御書e講義」なども活用しながら、5月は「励まし」とともに、「研さん」についても、一層、力を入れていきたい。
◇60周年の佳節
一、改めまして、大変な日々の中、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」の皆さまに、心より感謝申し上げます。
いよいよ5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を迎えます。
本年の5月3日は、「池田先生の会長就任60周年」という意義深き佳節であります。
先生の死身弘法の戦いがあってこそ、今の世界広布があります。先生の温かな励ましがあってこそ、今の私たちがいます。そして「5・3」は師匠の魂を受け継ぎ、弟子が立ち上がる日であります。
本年の「5月3日」当日、全会員が各家庭において、池田先生への最大の報恩感謝を胸に、「新型コロナウイルスの早期終息」「世界の安穏と幸福」を真剣に祈り、世界広布への新たな誓願を立て、新たな出発を切ってまいりたい。
また、5月5日の「創価学会後継者の日」には、未来部メンバーのいるご家庭では「ファミリー座談会」を開くなど、家族で創価の心を学び、信心継承の語らいを行っていきたいと思います。
「会長就任60周年記念」として、「聖教新聞」と「SOKAnet」では、さまざま特集企画を準備しております。
まず、「聖教新聞」紙上では、4月30日から特集紙面を掲載します。
30日付では貴重な証言や記録をもとに、あの「日大講堂」での会長就任式に至るドラマをつづります。
5月1日付からは5日間にわたって、2・3面見開きで、「人間革命の証明の劇」と題し、先生の足跡を、五つの角度から、たどっていきます。
また、「SOKAnet」では、4月29日から「特設ページ」が開設されます。平和行動、文化交流、大学講演など、世界を舞台にした池田先生の行動と軌跡を幅広く紹介します。
そして、先生と世界の識者との交流を描いた動画コンテンツを、特別に公開します。
第1弾として、ゴルバチョフ氏、ローザ・パークス氏、ネルソン・マンデラ氏の3作品が紹介され、今後は毎週1作品ずつ追加されていく予定です。
私たちは、「聖教新聞」「SOKAnet」での特集を学び、活用してまいりたいと思います。
◇今こそ師弟の力を
池田先生は、先日の随筆に「緊急事態宣言のもと、たとえ会えなくても、集えなくても、聖教新聞を通し、創価家族の心と心は結ばれているのだ」とつづってくださるとともに、「広布の前途に、いかなる試練の山が立ちはだかろうとも、創価の師弟は慈悲と哲理の翼を広げ、勇敢に飛翔しゆくのだ」と呼び掛けてくださいました。
まさに、世界が大きな危機に直面する今こそ、創価の励ましを広げる時。そして、創価の師弟の力を発揮する時です。
早期終息をしっかり祈りながら、栄光の5月3日から、決意も新たに前進を開始していきましょう。