◇今週のことば
「友の喜び友の歎き
一つなり」
学会家族の絆こそ
全てを乗り越える力だ。
共々に励ましの薫風を!
2020年5月11日
椎地四郎殿御書 P1448
『末法には法華経の行者必ず出来すべし、但し大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし、火に薪をくわへんにさかんなる事なかるべしや』
【通解】
末法には法華経の行者が必ず出現する。ただし大難が起こったならば、強盛の信心で、いよいよ喜んでいくのである。火に薪を加えれば、燃え盛らないことがあろうか。
名字の言 経営コンサルタント・吉岡憲章さん。愚痴を一瞬で消す方法 2020年5月11日
負債の返済や闘病を経て、70歳で大学院へ。猛勉強を重ね、77歳で博士号を取得した経営コンサルタントの吉岡憲章さんが、第二の人生を充実させる秘訣を語っている(「潮」6月号)▼人は年齢を重ねると、つい過去の"手柄話"が多くなりがち。吉岡さんは友人と話す時には「昔話はやめよう。未来の話をしよう」と呼び掛ける。自分が未来を見据えた話をすれば「同じように前向きな話ができる良い仲間ができてくる」と▼さらに、愚痴っぽい話になりそうな時には、こう問い掛けてみる。「その話、孫にどう話す?」。すると皆、「おっ、これではいかん」と、背筋がシャンとするという。「心がけ一つで、どんな形でも周囲に付加価値を生む人生を送ることはできます」——あらゆる世代に通じる、自他共に高め合うヒントといえよう▼いたずらに不安をあおるような情報が氾濫する昨今。それに埋没すれば、かつての日常への憧憬が浮かぶばかりで、心は満たされまい。今の悩みを分かち合う友の存在や、明日への希望を語る「声」が求められている▼5月は「励まし月間」。「声掛け」に大切なのは、まず「心掛け」である。電話でもオンラインでもメールでも、一緒に新たな一歩を踏み出せるような気配りと、真心の声を届けたい。(値)
寸鉄 2020年5月11日
「法華経の一字は大地の如し万物を出生す」御書。強き祈りで新しい発想を
学会HPの会長就任60周年特設ページが大好評。無上の師弟道を歩む誉れ
偉大な仕事は未来に必ず証明される—文豪。創立100周年へ異体同心の前進
「滋賀婦人部の日」。地域に勇気と希望を!美しき湖国に光る幸福の太陽よ
自転車運転中に6割以上がヒヤリ経験。出合い頭等に注意。安全確認徹底
☆心に御書を 第40回 希望の大空へ羽ばたけ
〈御文〉
『貴辺は日本国・第一の孝養の人なり・梵天・帝釈をり下りて左右の羽となり・四方の地神は足をいただいて父母とあをぎ給うらん』(上野殿御返事、1564ページ)
〈通解〉
あなた(南条時光)は、日本国第一の孝養の人である。梵天・帝釈は、天から降りくだって左右の羽となり、四方の地神は、あなたの足をいただいて父母と仰ぐことであろう。
〈池田先生が贈る指針〉
若き南条時光は熱原の法難にも屈しなかった。信心を受け継ぎ、広布の大願を貫くことは第一の正義であり、親孝行だ。
御本仏は、世界中の未来部を、どれほど讃えてくださるであろうか。
試練の今この時、真剣に祈り、学び鍛える創価後継の友が、人類の仰ぎ見る希望のリーダーとして羽ばたくことを、私は信じてやまない。
☆「5・3」に寄せて 原田会長の談話
◇時代を開く「偉大な一歩」を
一、世界の同志の皆さま、池田先生の第3代会長ご就任から60周年となる栄光の5月3日「創価学会の日」、ならびに「創価学会母の日」、誠におめでとうございます。
今、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るっております。亡くなられた全ての方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、闘病中の方に心からのお見舞いを申し上げます。
こうした中で、無冠の友の皆さまをはじめ、広布のための行動を、はつらつと貫いてくださっている皆さまに厚く御礼を申し上げます。皆さまの無事故とご健康を、よりいっそう、真剣に祈ってまいります。また、ドクター部や白樺の友をはじめ、医療機関で従事してくださっている方々の献身にも、皆で最大の賞讃を送りたいと思います。
一、60年前の「5・3」、池田先生は会長就任式で"化儀の広宣流布を目指し、一歩前進への指揮を執る"と宣言されました。また、30巻にも及んだ不滅の師弟の大叙事詩・小説『新・人間革命』の冒頭では「平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」と綴られました。
池田先生が勇猛精進された広宣流布の「一歩」、平和への「一歩」は、今や世界の地涌の同志による希望の行進となり、192カ国・地域で幸の連帯を広げています。60年前、先生の歩み出された「一歩」こそ、人類の宿命の転換をも可能にする「偉大な一歩」であったと確信いたします。
私たちは先生の不惜身命のご闘争に心から感謝するとともに、先生の「一歩」が21世紀を開いた——全世界の人々に、こう謳われる時代を、真実を語り抜く弟子の闘争で、必ずや開いてまいりたいと思います。
一、『新・人間革命』第4巻「立正安国」の章には1961年、先生が「立正安国論」の講義をされる模様が綴られています。日蓮大聖人が「立正安国論」を上呈された当時と同様、この61年も自然災害や疫病が猛威を振るっていました。
「一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か」(御書31ページ)——この御聖訓を拝しながら、先生は次のように講義されました。
「ここには、仏法者の姿勢が明確に示されている。自分の安らぎのみを願って、自己の世界にこもるのではなく、人びとの苦悩を解決し、社会の繁栄と平和を築くことを祈っていってこそ、人間の道であり、真の宗教者といえます」「世の中の繁栄と平和を築いていく要諦は、ここに示されているように、社会の安穏を祈る人間の心であり、一人ひとりの生命の変革による"個"の確立にあります」
社会が、また一人一人が不安を抱えている今だからこそ、私たちには「四表の静謐」を祈り抜く使命がある。その平和と安穏への大確信の祈りこそが、人類を新たな時代へと導く「偉大な一歩」となる——こう確信いたします。
まずは、一人一人が信心をしているからこその聡明さで、また、慎重さで、常識豊かに健康を守り、たとえ会えなくても、電話で、はがきで、メールで、SNSで、あの友この友に希望を送ってまいりたい。そして、この新たな人類の脅威を乗り越えた先に、いつでもどこでも、妙法でつながっている世界の池田門下と共に、「大悪を(起)これば大善きたる」(同1300ページ)、「大正法必ずひろまるべし」(同)——この御金言の正しさを、厳然と示しゆこうではありませんか。
また、元気にお会いしましょう!