2019年10月10日木曜日

2019.10.10 わが友に贈る

後輩を自分以上の
人材にしてみせる!
この心が発展への道だ。
長所を褒め 努力を称え
切磋琢磨していこう!

松野殿御返事 P1384
『帝釈遥に天より見下し給いて思し食さるる様は、魚の子は多けれども魚となるは少なく菴羅樹の花は多くさけども菓になるは少なし、人も又此くの如し菩提心を発す人は多けれども退せずして実の道に入る者は少し、都て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ事にふれて移りやすき物なり』

【通解】
帝釈が、雪山童子をはるかに天界より見おろして思うには、魚の子は多いけれども、そのなかで成魚となるものは少なく、菴羅樹の花は多く咲くけれども実を結ぶものは少ない。人もまた同じである。成仏を願って仏法を求める人は多いけれども、退転しないで、仏道修行を全うして仏になる人は少ない。
全てわれら凡夫の菩提心というものは、多くは悪縁にたぼらかされて何か事あるたびに紛動されやすいものである。

〈寸鉄〉 2019年10月10日
「はげみをなして強盛に」御書。ここに壁を破る力。苦しい時こそ唱題根本で
御書を拝せば人生に行き詰まりはない—戸田先生幹部率先で繙くリズムを
週末にかけて台風情報に注意。早めに声掛け合い無事故を。油断を排して
焦らせて冷静な判断力を奪う—特殊詐欺の手口。急かす内容は信じるな!
運転レコーダー販売増—煽り対策で。でも過信禁物。何かあれば110番通報

☆「情熱の日」記念の集いへの池田先生のメッセージ 2019年10月4日
◇インビクタス!(負けるな)使命に向かって
若き価値創造のエネルギー沸き立つ「情熱の日」、誠におめでとう!
挑戦と友情の金の汗が光る競技大会や運動会も、知恵と団結で創り上げた学園祭も、誠に見事でした。
私は、皆さん一人ひとりに、青春勝利の金メダルをかける思いで、全てを見守っております。
きょうは、たくましくスポーツの精神を呼吸しながら成長しゆく皆さんに、「平和の前進へ、勇気と信頼のスクラムを!」とエールを送ります。
今、4年に一度のラグビーのワールドカップが、アジア初となる日本で開催され、東北の被災地をはじめ全国各地で熱戦が繰り広げられています。世界の青年の情熱みなぎる、この光景を、私がお見せしたかったと思う方がおります。
それは、スポーツをこよなく愛し、さらに東北の復興も強く願われていた、南アフリカの偉大な「人権の闘士」ネルソン・マンデラ元大統領であります。
マンデラ氏は、黒人も白人も差別なく、互いに手を取り合う平和な社会を目指し、27年半、1万日に及ぶ投獄にも耐え抜いて、戦い続けてきました。
黒人初の大統領に就任した翌1995年には、人種や言語など、あらゆる差異を超えて、心と心を結ぶスポーツの力に期待を込め、南アフリカでラグビーのワールドカップを開かれております。
マンデラ大統領は、「インビクタス」というラテン語を大切にされていました。これは、「負けない」「へこたれない」「屈しない」という意義で、まさしく「負けじ魂」と言いかえられるでしょう。
大統領から励ましを受けた南アフリカの代表選手たちは、この「負けじ魂」を受け継いで、思う存分、発揮するとともに、「ワンチーム、ワンカントリー(チームは一つ、祖国は一つ)」の合言葉で団結して、快進撃を続けます。そして、無敵と謳われる強豪にも逆転勝利し、初優勝を成し遂げました。
大観衆の歓呼の中で、チームのジャージーを着た大統領が、優勝トロフィーを授与する姿は、「人種融和」の新時代を告げる歴史的なシーンとなったのです。肌の色に関係なく、一体となって喜び合う感激のスクラムが国中に広がりました。
マンデラ大統領と私が日本で再会したのは、それから10日ほど後のことです。世界を魅了する"マンデラ・スマイル"は、一段と輝いて見えました。
大統領は語られています。「信頼でき、頼りになる友人の支えは、人生最大の打撃を受けたときでも、希望を捨てず試練に耐える強さを与えてくれる」(『ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉』セロ・ハタン、サーム・フェンター編、長田雅子訳、明石書店)と。
ラグビーも、信頼し合う仲間とパスをつなぎ、スクラムを組み、支え合って、前へ前へ勇敢に進んでいきます。
チームのために声を掛け合い、一人ひとりが強くなり、自らの持てる力を出し切って、わが使命を果たし抜いていくのです。
ここに、万般にわたる勝利の方程式があります。
マンデラ大統領は、「大切なことは何が起こったかということより、それをどのように受け止めるかということです」(『ネルソン・マンデラ 私自身との対話』長田雅子訳、明石書店)とも語られていました。
青春には、楕円形のラグビーボールのように、つかみかけたチャンスが、思わぬ方向に転がってしまう試練もあるでしょう。
しかし、たとえ何度失敗しようとも、"いざ征かん!""我は征く!"と、不屈の「負けじ魂」で再び立ち上がり、朗らかに笑顔の一歩を踏み出していく人にこそ、栄光は輝くのです。
アメリカの「人道の母」エレノア・ルーズベルトの、未来の世代へのメッセージにも、「行動することで、勇気は育まれます」「はじめは成功しなくても、もう一度、もう一度、トライ(挑戦)するのです」とある通りです。
どうか、春夏秋冬の絵巻に彩られた、この学園を舞台に、勉学で、語学で、読書で、クラブ活動で、自分の壁にチャレンジしながら、「きょうも、悔いなくベストを尽くした! 明日も、断じて勝ってみせる!」と、忍耐強く「常勝の日々」を積み重ねてください。目の前に立ちはだかる悩みや苦労も、良き学友と互いに励まし合って、一つ一つ乗り越えていってください。
我ら学園生の成長こそ、平和の前進です。
我ら学園生の勇気と信頼のスクラムこそ、地球の未来を照らす希望の太陽なのであります。
私も、毎日毎日、愛する学園生の歌声を生命に響かせながら、一人ひとりの健康と無事故、栄光勝利を祈っています。風邪などひかないように! 元気で!(大拍手)