一人の偉大な変革が
地域と社会を変える。
これが人間革命の哲学。
新しき時代の建設へ
皆がその「一人」に!
撰時抄 P287
『王地に生れたれば身をば随えられたてまつるやうなりとも心をば随えられたてまつるべからず』
【通解】
王の支配する国に生まれればその身を王に支配されているようではあるが、心までも支配されてはならない。
〈寸鉄〉 2019年10月2日
世界平和の日。師弟の大激闘で学会は192カ国に。仏法の精神を現代に蘇生
妙法の智慧があれば絢爛たる平和と文化が—恩師不二の弟子が語り広げよ
東京・町田の日。広布拡大の模範の勇者よ!新しき民衆勝利の凱歌高らかに
男子部大学校生が対話に汗。今の苦闘が信心の骨格に。師子となって走れ
小中高生の視力低下が顕著と。スマホ等で目を酷使。親が見守り賢く利用
☆新時代を築く 師弟の誓いは富士の如く 2019年9月24日
秋の彼岸の追善回向を恩師記念会館で懇ろに行うとともに、台風等が打ち続く中、全宝友の無事安穏、健康長寿を深く祈念した(21日)。
御書に「上七代・下七代・上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う」(1430ページ)と仰せである。妙法に包まれた家族・同志は、三世永遠に共に常楽我浄の旅を続けられるのだ。
* * *
恩師記念会館には、私が若き日、戸田先生に捧げた和歌と先生から頂いた返歌が展示されている。
恩師の事業が最も厳しい窮地にあった昭和25年(1950年)9月21日、師弟の誓いを私は詠んだ。
古の
奇しき縁に
仕へしを
人は変れど
われは変らじ
先生の返し歌は2首、
幾度か
戦の庭に
起てる身の
捨てず持つは
君の太刀ぞよ
色は褪せ
力は抜けし
吾が王者
死すとも残すは
君が冠
「古の奇しき縁」とは、「久遠元初」から広宣流布の誓願で結ばれた師弟の契りにほかならない。
御本仏は「師弟相違せばなに事も成べからず」(御書900ページ)と仰せである。
何があろうと、牧口先生、戸田先生を広布の永遠の師匠と仰いで戦い抜く。この不動の一点に立つゆえに、私はいかなる難にも断じて負けなかった。時を超え、国を超えて、師弟の誓いは脈々と受け継がれている。
恩師は私への返し歌で、「君の太刀」は離さず、「君が冠」を残すと詠じてくださった。
私は今、先生と同じ心でわが愛弟子たち一人一人に「正義の宝剣」を託し、「勝利の宝冠」を被せたいのだ。
* * *
「熱原の法難」から740年の今年を、我らは「創価勝利の年」と銘打ち、異体同心で勝ち進んできた。
今、民衆仏法の凱歌は、仏教発祥の天地・インドをはじめ、世界五大州に轟いている。
9月21日は、私が念願の韓国初訪問を果たした日でもある(1990年)。模範の団結で、今月も若き地涌の友を座談会に大結集し、人材を育み、希望の連帯を広げている様子を何よりうれしく伺った。
日蓮大聖人は、熱原の法難の中、同志を守り戦っていた青年・南条時光に、法華経の一節を贈られた。
「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」(同1561ページ)
妙法の功徳は無量無辺である。わが創価家族は一人ももれなく、この大功徳を受け切ってもらいたい。あの友にも、この友にも、生き生きと仏法を語りゆこう!
富士の如く揺るがぬスクラムで、太陽の仏法の福光を、いよいよ勇気凜々と、広げゆこうではないか!
☆「少年少女部結成の日」記念大会への池田先生のメッセージ 2019年9月25日
◇「前進時計」は皆さんの心の中に 勇気を出して自分らしく前へ!
大好きな少年少女部の記念の大会、誠におめでとう! お休みの日に、よく集ってこられました。
学会の会合は、行く前にはあまり気が進まなくても、思い切って参加すると、生命がすがすがしく充実する、不思議な力があります。みんな、本当にご苦労さま!
懸命に練習を重ねてきてくれた富士少年希望少女合唱団の皆さんも、団結のハーモニーをいつもありがとう! 保護者の方々、担当者の方々にも、心から御礼を申し上げます。
この東京戸田記念講堂の4階ロビーには、皆さんの先輩たちが力を合わせ、創意工夫をこらしてつくってくれた大きな手づくりの"からくり時計"があります。その名も「前進時計」です。15分ごとに、学会歌のメロディーとともに、ソクラテス、ナポレオン、ベートーベン、ナイチンゲール、ガンジー、さらに、アインシュタインたち世界の偉人の人形が、楽器を持って中央の舞台に楽しく、にぎやかに登場します。
こうした古今東西の偉大な人物たちも求め続けてきた、人類の「幸福」と「平和」という大いなる夢を実現していくのが、私たちの「広宣流布」の前進です。そして、この希望の大前進を担い立つ主役こそ、他の誰でもない、今の少年少女部の皆さんなのです。
日蓮大聖人は、「一日の命は宇宙の全財宝を集めた以上の宝です」(御書986ページ、意味)と仰せになりました。
きょうという一日、「勇気」を出して、自分らしく体当たりで、前へ前へと進み、学んでいくならば、ワクワクするような英知と感動の宝物を新しく発見することができます。その最も強力で、最も爽快な生命のエンジンが、南無妙法蓮華経の題目なのです。
前進していけば、壁にぶつかることもあります。つまずいて転ぶこともあるでしょう。
しかし、大聖人は「大地に倒れたならば、その大地をけって、また立ち上がればよい」と励ましてくださっています。たくましく朗らかな、この「負けじ魂」が、学会精神です。
ともあれ、皆さんの心にも「前進時計」があります。世界中の偉人が少年少女部の皆さんにエールを送っています。太陽や月や星など大宇宙の諸天善神も、正義の走者の味方です。
皆さんが一歩前進すれば、未来も晴ればれと前進します。地球も喜んで前進します。
さあ、きょうから、学会家族と共に、私と共に、勇気と負けじ魂を燃やして、苦しい時も、いやな時も、明るい歌声で吹き飛ばしながら前進しよう! 親孝行を忘れないでね!
宝の皆さんの健康と成長を、私は妻と、毎日毎日、祈っていきます。みんな、元気で!