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新池御書 P1439
『うれしきかな末法流布に生れあへる我等かなしきかな今度此の経を信ぜざる人人』
〈寸鉄〉 2018年2月21日
広宣流布をなすのは学会以外にない—戸田先生。地涌の青年よ勇躍開拓を
「法華経を持ち奉る処を当詣道場」御書。今いる場所で勝つ!幸福は足下に
友人と交流する高齢者は亡くなる割合低く—震災被災者。人間の絆こそ宝
自転車保険義務化の自治体が増加。安全意識の向上も共に。慣れた道でも
小学校教員の9割、多忙で疲労困憊と。教師は最大の教育環境。対策急げ
☆世界広布新時代第31回本部幹部会 関西総会から(要旨) 原田稔会長
◇「個人指導」こそ自他共の成長の道
◇青年の気概で拡大の実証を
一、大歓喜に沸く「世界広布新時代第31回本部幹部会」ならびに「関西総会」の開催、大変におめでとうございます(拍手)。
池田先生は1月26日、「SGIの日」に寄せて、「人権の世紀へ 民衆の大河」と題する記念提言を発表されました。
今回の提言では、唯一の戦争被爆国である日本が、核兵器禁止条約への参加に向けた意思表明を行うよう呼び掛けられるなど、国内外から広く注目を集めております。
池田先生による、この「SGIの日」記念提言は、第1回の発表から本年で35周年。核戦争防止国際医師会議(IPPNW)のバーナード・ラウン博士が、「毎年、新鮮で示唆に富んだ提言を発表し続けていることを高く評価します。地球的なスケールで、これほど持続的に取り組んでいる人はいません」と語っているように、立正安国への信念の行動に世界的評価が寄せられております。
このIPPNWは、昨年のノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の母体であります。
池田先生は1987年(昭和62年)、このIPPNWの共同創設者である当時のラウン会長と出会われ、89年にはラウン会長、そしてミハイル・クジン会長と相次ぎ会見。核兵器廃絶に向けた努力を約し、深い友情を結ばれました。
その後、2007年にICANが発足すると、学会本部を訪れた当時のティルマン・ラフ議長から、国際パートナーとしての協力要請があり、SGIとICANの歩みがスタートしました。
先日、総本部に来られたICANのフィン事務局長は語っております。
「SGIは、私たちICANにとって最も古く、一貫したサポーターの一つです。核兵器の禁止と廃絶を目指す戦いにおいて、計り知れないほど重要な役割を担ってきました」と。
全ては池田先生の一貫した外交戦、言論戦のたまものであります。
かつて先生は、ラウン博士に語られました。
「人間として生きている限り、最高善の実践に生きるべきです。最高の『善』に対して反対すれば最大の『悪』となり、最高の『善』に賛同し共に行動すれば、自らもそれに連なっていくことができるというのが私の信念です」
御書に「道理証文よりも現証にはすぎず」(1468ページ)と仰せの通り、事実にまさる雄弁はありません。私たちは自信満々と、「最高善」である立正安国の弘教拡大に、まい進していきたい(拍手)。
一、折伏の推進に当たって大事なことは、「折伏と個人指導は車の両輪である」という点であります。それは、単に組織論的な側面だけではありません。
池田先生は、小説『新・人間革命』第27巻「激闘」の章につづってくださっています。
「私が多くの幹部を見てきて感じることは、個人指導を徹底してやり抜いてきた方は、退転していないということなんです。
個人指導は、地味で目立たない永続的な忍耐の労作業であり、それを実践していくなかで、本当の信心の深化が図れるからです。さらに、個人指導を重ねていくなかで、自分自身を見つめ、指導することができるようになるんです。だから退転しないんです」と。
「リーダー自身の成長」という観点からも、個人指導の実践が重要だということです。
さらに先生は、こう続けられます。
「もちろん折伏も大事です。ただし、折伏しただけで、入会後の指導をしっかりしていかないと、一時的な戦いに終わってしまう面があります。また、折伏の成果は、すぐに目に見えるかたちで表れるので、周囲の同志から賞讃もされます。それによって慢心になり、信心が崩れていってしまった人もいました。
したがって、折伏とともに、個人指導に全力を傾けていくことが、自分の信心を鍛え、境涯を高めていく必須条件なんです」
折伏の眼目は、「何人が幸せになったか」です。ゆえに、「受くるは・やすく持つはかたし・さる間・成仏は持つにあり」(御書1136ページ)であるからこそ、新入会者にとっても、また紹介者自身にとっても、個人指導の実践が絶対に必要なのです。
今月から始まった「励まし週間」では、一人一人が池田先生との絆、同志との絆、御本尊との絆を強めゆく個人指導に徹していきたい。
また、3月の「世界青年部総会」に向け、壮年部・婦人部が青年部と共に動く中で、折伏と結集の両面から青年を育成していきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
一、池田先生は先月の本部幹部会で、小説『新・人間革命』の最終章となる「誓願」の章を執筆すると発表してくださいました。
先生が『新・人間革命』の執筆を開始されたのは25年前、65歳の時でした。それを思えば、弟子の私たちは、まだまだ全員が「青年」であります。
そして今、90歳になられた先生が、最終章を「誓願」の章と銘打ち、つづってくださる。であるならば今、弟子は何を誓願するのか。その誓願は本物なのか——。問われるのは「弟子の誓願」であり、「弟子の実証」であります。
さあ、千載一遇の時、折伏・弘教の前進また前進をもって、「3・16」60周年を荘厳していこうではありませんか(拍手)。