「いかなる病
さはりをなすべきや」
題目の師子吼こそ
病魔を打ち払う力だ。
強き祈りで変毒為薬を!
十法界明因果抄 P430
『常に彼に勝らんことを欲し耐えざれば人を下し他を軽しめ己を珍ぶこと鵄の高く飛びて下視が如し而も外には仁義礼智信を掲げて下品の善心を起し阿修羅の道を行ずるなり』
◇寸鉄 2018年2月7日
SGIには地に足の着いた思想と生き方がある—博士。信心は実践に脈動
男子部大学校生が弘教に大挑戦!"誉れの1期生"の誇り胸に拡大の先陣を
釈尊は「自分から語り掛ける人」仏典。心軽やかに動き、励ましの対話へ
平和の術を教えるのは女性の使命—偉人。192カ国に輝く創価の婦女の連帯
除雪時の事故多し。雪下ろしは命綱、複数人での作業が大事。安全最優先
☆藍よりも青く 「3・16」60周年へ走る 東北の若き友
◇福光の勝ち鬨を轟かせる
「先生と共に戦い、先生のもとに集う!」
3月に開催される「世界青年部総会」に向けて、東北が掲げたテーマである。
決して青年だけのテーマではない。壮年も、婦人も同じ心意気で進んでいる。
今月からは毎週の地区協議会を「青年拡大会議」として、各部一体の取り組みをスタート。リーダー率先で訪問激励に走る。
東北家族の一体感を生むため、ツールにも工夫をこらす。活躍メンバーを共有する「東北家族メール」や、拡大の状況を"見える化"する「勝ち鬨カウンター」などを活用している。
東北の友は、今回の総会で「2万」の青年・未来部の結集と、かつてない弘教拡大を目指す。
町田東北青年部長は、その意気込みを語る。
「学会の永遠性を確立する今この『時』に、東北青年部の一人一人と、池田先生の絆を強める機会にしていきます。そのために、リーダー一人一人が総会に参加する意義を深め、自らの言葉で、その思いを語り抜いていきます」
先月から東北の方面リーダーは、小説『人間革命』第12巻「後継」の章などを学び、毎週のように語り合っては、その意義と思いを深めてきた。その熱は今、東北全土に広がっている。
「10年後、20年後に"あの時、歴史的な会合に集って良かった""必ず意味がある"と思える日がくる」——青森・五所川原圏の小田桐卓也さん(圏男子部長)は雪道を踏みしめてメンバーに語り歩く日々だ。
そんな小田桐さんの原点は学会活動に懸命に走り、池田先生の指針を学び、仕事の苦境を乗り越えたこと。その折、"どんな苦難にも、全てに意味がある"ことを心に刻んだ。
その確信があるからこそ小田桐さんの言葉には力がみなぎるのだ。同圏では、本年に入って、創価班大学校生をはじめ3人が弘教を達成。小田桐さんは「皆で"勝ちました!"と胸を張れる挑戦を開始します」と決意する。
福島・郡山南圏の女子部では、婦人部や女子部の先輩からの温かな励ましによって、弘教を実らせる若き友が誕生。上原弘美さん(圏女子部長)は語る。
「私は女子部になった頃は、誘われるままに会合に参加するだけでした。でも先輩たちの真剣な姿を見るたびに、気持ちが変化しました。私も"師を求めていこう"と決めました。そう決めて行動し続けた時、成長を実感できたのです」
上原さんは今、ありのままの思いをメンバーに語っている。また、リーダー率先で弘教にも挑戦。友人と一緒に教学を学んでいる。
「池田先生が"心から楽しみにしている"とつづってくださった世界青年部総会。私たち一人一人が、悩みに負けずに立ち上がり、対話に挑戦して勝利の姿で総会を迎えます」
◇◆◇
歴史的な世界青年部総会が開催される「3月」で、東日本大震災から7年となる。ゆえに、東北家族の"思い"は一段と強い。
震災直後、池田先生から贈られた指針は、今も友の心に脈打っている。
「最も大きな難を受けた東北が、最も勝ち栄えていくことこそが、広宣流布の総仕上げだ」と。
さらに、震災から2年後の2013年3月11日、池田先生はこう詠み贈った。
「この一生 東北家族と 総仕上げ」
友は、何度も涙を拭いながら、眼前の課題を乗り越え、前進してきた。池田先生と共に、広布の"総仕上げ"を果たすために——。
そして、毎年巡り来る「3月」を常に"日本一"の拡大で荘厳してきたのである。
世界青年部総会へ、東北家族は、福光の"勝ち鬨"を堂々と轟かせていく!
☆藍よりも青く 「3・16」60周年へ走る 北海道の若き友 2018年1月25日
◇一人も漏れなく人材に
3月の「世界青年部総会」を目指し、新しい人材による"新たな拡大"に焦点を当て、「支部2」の弘教に挑む北海道男子部。中でも力を入れているのが「男子部大学校」1期生の輩出だ。
すでに、昨年の創価班・牙城会大学校の2・5倍を超えるメンバーが入校を決意。近年最高の輩出数となる見込みだ。
全道屈指の結果を残しているのが大空知総県。全国でも特に過疎化が進む地域だが、「新たな人材を生み出す原動力は、壮年部・婦人部と一体でメンバーを激励していることです」と古川健一総県男子部長は語る。
きっかけとなったのは、昨年4月の北海道の創価青年大会。広大な総県内に点在する男子部員を、仕事や家庭、各種役員の任務など、多忙を極める男子部のリーダーだけで把握し、激励することは困難だった。
"わが地域の後継の男子部を、一人でも多く大会に集わせてあげたい"——男子部とともに、壮年部・婦人部の"先輩たち"が一肌脱いだ。その結果、4割に迫るメンバーが青年大会に参加することができた。その後も、男子部員を各部で応援することが定着。壮年部・婦人部が激励を重ねた友を男子部のリーダーにつなげ、人材育成する流れが確立したのだ。
男子部の会合にも壮年部員が駆け付け、人生経験豊かな先輩が若き友を励ます光景は日常となっている。
こうした壮年部・婦人部の力強い支えにより、大空知総県では、昨年の4倍を超す友が大学校への入校を決意したのだ。
芦別王者圏の荒川淳一さんは、口腔の病に悩み、昨年4月、職場の上司である婦人部の紹介で入会。病気のためうまく話せず、引っ込み思案だった彼が、学会家族の励ましで日増しに明るく変わっていった。
"信心を実践する中でもっと成長したい!"と大学校への入校を決意。若者の少ない地で青年が一人立ったことに、喜びの波動は圏全体に拡大し、新たな友の育成に勢いが増している。
今月のロマン総会や、全道各地で開かれる来月の「青年主張大会」への取り組みを通し、華陽姉妹が陸続と誕生している北海道女子部。
中でも、"日本一"の弘教を誓い、2016年、17年と目標の弘教を成就するなど、オホーツク県女子部(大畑淳子女子部長)は希望のスクラムを大きく広げる。
特に昨年は、一昨年の2倍となる御本尊流布を成し遂げ、全道をけん引した。
池田先生は、かつてオホーツク県の友にこう詠み贈った。
「オホーツクに 春は来たれり 広宣の 一人ももれなく 功徳の花咲け」
一人ももれなく——師匠が示したこの精神を体現しようと、各部が一体となって青年部を育むことが、同県の誇り高き伝統となっている。
女子部の躍進の要因もまた、婦人部が徹底して女子部に関わる一体の取り組みにあった。
メンバー一人一人に対して、「幸福責任者」を設定。婦人部と女子部の友が手分けをして、全女子部員に激励の手が届くよう努めている。
時には、婦人部のリーダーが、あまり活動に参加できていない女子部員の母親らと心を通わせ、その女子部員に寄り添う励ましが送れるよう尽力。その状況を女子部のリーダーと共有し、"婦女一体"で激励している。
各部の友の祈りと綿密な連携により、北見牧口県・留辺蘂支部では、昨年の1月、"訪問ロマン総会"を含めて、全女子部員がロマン総会に参加することができた。
網走戸田県の石川結衣香さんは、こうした"婦女一体"の励ましによって立ち上がった一人。昨年、体調を崩し、精神的にも追い詰められた。
「頑張っているからこそ悩みが出るんだよ。今が宿命転換できるチャンスだよ」——母をはじめ同志の励ましに、石川さんは奮起した。
昨年8月、自宅に御本尊を御安置し、唱題に挑戦。祈るほどに、全てを乗り越えていけることを実感して、華陽リーダーの任命も受けた。
さらに、親友への仏法対話にも挑戦。本年の新年勤行会では受付の役員を務めた。「私が変われたのは家族や婦人部、女子部の先輩方のおかげです。さらに成長し、広布のお役に立つ人材に成長したい」と石川さんは声を弾ませる。
一人を大切にする中にしか、広宣流布の拡大はない。各部一体の取り組みで、北海の天地に一人、また一人と使命に燃え立つ地涌の若人が躍り出ている。