一人一人の個性を
輝かせる力が信心だ。
強き祈りを根本に
わが使命の花を
朗らかに咲かせゆけ!
聖人御難事 P1189
『仏の大難には及ぶか勝れたるか其は知らず、竜樹天親天台伝教は余に肩を並べがたし』
☆こころに響く言葉
"悪い子"もいとおしむ心
たとえ、子どもが世間で悪事を働いて社会から葬られるような場合でも、
母の心は、それを許して、子どもの唯一の理解者とならざるを得ない。
母の悲哀が深ければ深いほど、その子をいとおしむ心も深い。
父と母との、子どもに対する差異は、このような場合に最も鮮明にあらわれるものだ。
☆大白蓮華巻頭言 2015年12月号「心こそ大切」のチームワークを!
世界的に名高い外科医の友に、大手術を成功させる心構えを尋ねたことがある。答えは明快であった。
『チームワークです!』
とりわけ、陰で支えてくれるスタッフと心を一つにして、皆でベストの力を出し切ることである、と。
これは、万般に通ずる勝利の鉄則であろう。
この一年も、わが創価家族は『異体同心』という最極のチームワークで、大法弘通(注:正法を広めゆくこと)に邁進してきた。
『誠心誠意を尽くした仕事は満足をもたらし、そこに悔いはない』と、マハトマ・ガンジーは語った。
自らの悩みや課題を抱えながらも、法のため、人のため、社会のため、陰の労苦を惜しまず奮闘を続けてくれる尊き宝友に、私は感謝の宝冠を捧げたい。
広宣流布の勝利島の原点たる佐渡の地にあって、日蓮大聖人にお仕えし、流罪を勝ち越えられた後も、師弟の道を貫き通したのが、阿仏房と千日尼である。
夫妻は『にくまばにくめ』(P1308)と、障魔の烈風の矢面に立って北国の一門を守り抜いた。心揺れる後輩も包容し、温かく励ましながら、阿仏房は、大聖人のもとに、幾度となく馳せ参じたのである。
大聖人は、夫を送り出した千日尼に仰せられた。
『御身は佐渡の国にをはせども心は此の国に来れり、仏に成る道も此くの如し、我等は穢土に候へども心は霊山に住べし』(P1316)と。
会わなくとも、貴女の命はここに届いています。私たちの心は、いつも一緒に常寂光の都にあります。
すべてを包まれる御本仏の仰せである。健気な婦人部、女子部をはじめ、わが創価家族を照覧してくださっている御心と拝されてならない。
昭和31年、あの大阪の戦いも、皆で心の境涯を明るく大きく開きながらの楽しき前進であった。
夫を戦争で失い、魚の行商をして、懸命に家族を支える母がおられた。私がユーモアを込め『一畳あれば、勤行も対話もできます』と励ますと、『うちは四畳半もあるから大宮殿や!』と笑顔を輝かせて、ますます元気に広宣流布へ飛び回ってくれた。
やがて広くなった新居も会場とされ、多くの青年リーダーを育てていかれた。後継の御一家には、今も『お母さんのお陰で』と感謝が寄せられる。
御聖訓には『凡夫は志と申す文字を心へて仏になり候なり』(P1596)と結論されている。
心がいずこに向かっているか。妙法と共に、師弟と共に、同志と共に、慈折広布を目指しゆく心は、そのまま大宇宙の仏界の次元に必ず必ず達する。
この仏法の極意に立てば、何も嘆くことはない。たとえ若い時のようには体が動かなくとも、同志や後輩たちに題目を送る多宝の友は、仏意仏勅の学会の城で、無量の『心の財』を自在に積んでいるのだ。
『見えないところで戦う同志を最大に尊敬し、心を配っていく。これが学会精神だよ』。この恩師の指導を忘れず、『心こそ大切』のチームワークで、いやまして仲良く朗らかに勝ち進んでいこう!
偉大なる
広布の貢献
陰徳に
無量の陽報
三世に輝け