新聞休刊日
聖人御難事 P1190
『我等現には此の大難に値うとも後生は仏になりなん、設えば灸治のごとし当時はいたけれども後の薬なればいたくていたからず』
☆こころに響く言葉
誠実な生き方を教える
人間らしい、誠実な、正しい生き方を教えるのが母親の責任ではあるまいか。
見栄を張って、ただ有名校に入り、割のよい職業につくことが幸福なのではない。
ごまかしの人生を生きさせようとすることは、子どもの幸福を願っているようであって、
実は子どもを人間として不幸にするために、
躍起になっている場合があることを知っていただきたい。
☆勝利の人間学 第87回 一年の総仕上げから希望に燃えて明年へ
◇青年は悩んでこそ成長
60年前の師走、戸田城聖先生は、翌年の"大阪の戦い"に挑みゆく私に言われた。
「大ちゃん、人生は悩まねばならぬ。悩んで初めて信心もわかるんだよ。それで偉大な人になるんだ」と。
全てを見守ってくださっている師匠の励ましに、命の底から勇気が漲ってきた。
青春は悩みとの戦いだ。成長しているから悩む。悩みがあるからこそ、より成長できる。
いわんや、広宣流布の大闘争の中で悩む。
それは、仏の悩みに通ずる。「煩悩即菩提」という法理の上から、大きく悩んだ分だけ、大きな境涯が開かれていくことを忘れまい。
◇今こそ自身の発逃顕本を
今いる所の発展は、自身の向上から始まる。
自分が率先して行動し、労苦を惜しまない。その中でこそ、自分自身を革命できる。
日蓮大聖人は、『花は咲いて木の実となり、月は出て必ず満ち、灯火は油をさせば光を増し、草木は雨が降れば茂っていく。(それと同じように)人は善根を積めば、必ず栄える』(P1562『通解)と断言なされている。
人のため、皆のためにと苦労したことは、全部、自らの福運となり、実力となる。その人が、周囲をも栄えさせていける。大変な時にこそ題目を唱え、体当たりでぶつかって、わが生命の発逃顕本を果たすのだ。
◇常勝の総仕上げと出発を
何ごとも、総仕上げが肝心だ。一年もまた同じである。終わり良ければ、全て良しだ。
慌ただしい年末だからこそ、決して油断せず、無事故で、健康第一に、充実の一日一日を悔いなく勝ち取っていただきたい。
ともあれ、戸田先生は若き友に言われた。
「創価の師弟に、一生をかけていけ!後悔は絶対ない。勝利の笑顔で、勝利と幸福で、人生を必ず飾っていけるよ!」と。
さあ、「拡大」の年へ、私と一緒に、希望と勇気の翼を大きく広げてくれ給え!友と広布のロマンを朗らかに語り合いながら、常勝幸福の連帯を拡大しようではないか!