「陰の人を大切に」
これが学会精神だ。
黙々と行動する
献身の友に感謝を!
心からの賞讃を送れ!
上野殿御消息 P1527
『四に劣れる者に慈悲あれとは我より劣りたらん人をば我が子の如く思いて一切あはれみ慈悲あるべし』
☆こころに響く言葉
朝は「いってらっしゃい」と笑顔で
朝だけは、たとえどんなにいやなことがあっても、「いってらっしゃい」と笑顔で送り出してほしい。
がまんしてでも、そうすることだ。まことに、玄関先の出勤間際の一瞬というのは、
実は家庭と社会とのつなぎ目の大切な一瞬である。このつなぎ目が支障をきたすと、
社会と家庭の流通関係が、ダメになる。家庭への血行はとまり、貧血症状を呈することになる。
たしかに、朝、送り出してくれるときの家庭の愛情に満ちた笑顔は、
一日の仕事の意欲に敏感に影響するのである。己をおさえた聡明な愛情が、
結局は家庭を生かしていくのである。
☆「世界広布新時代第14回本部幹部会」「SGI総会」へのメッセージ
晴れやかに創立85周年を勝ち飾る本部幹部会、またSGI総会、誠におめでとう!
何と明るく、何と温かな、そして何と希望あふれる創価家族の祝賀でしょうか!
きょうは、世界60カ国・地域の尊きリーダーが、それぞれの天地の熱い友の思いを携えて、はるばると、この師弟の殿堂に集ってくれています。
各国・各地の見事なる広宣流布の大発展を、私たちは感激の同志の大拍手をもって、讃えようではありませんか!
恩師・戸田城聖先生は言われていた。
「私の願いは、一人として功徳を受けない同志がいないことである。みなに功徳を受け切った生活をさせたい。そのために、私は闘争する。全世界に向かって、どうだ、この姿は!と言わせてもらいたい」と。
学会は、御聖訓通り粉然と競い起こる三障四魔を、一つ一つ乗り越え、一人一人が宿命転換の劇を勝ち開いてきました。
とりわけ、この創立85周年、日本でも世界でも、わが同志は生き生きと功徳の体験を語りながら、大法弘通の躍進を成し遂げてくれました。
私は「この創価家族の勝利の実証を見てくれ給え! 我ら地涌の菩薩が地球を包みゆく生命の凱歌を聞いてくれ給え!」と、宣言したいと思うが、皆さん、どうでしょうか!
日蓮大聖人は『夫れ仏法を学せん法は必ず先ず時をならうべし』(P256)と仰せになられました。鋭く「時」を見極め、「時」を逃さず、勇敢に聡明に、最善の行動をする──ここに仏法者の信条があります。
撰時抄において、末法とは『一閻浮提に闘諍起るべき時節なり』(P246)、すなわち、世界中に暴力や争いが渦巻く時代であると喝破されております。その時こそ「生命尊厳」の大仏法を、一閻浮提に広宣流布していく時であると、厳然に示されているのであります。
未来の地涌の菩薩たちへ託された、この御遺命を果たさんがため、第1次世界大戦と第2次世界大戦という二つの大闘諍のはざまに出現した仏意仏勅の平和の教団が、創価学会であります。
牧口先生は、戦争の魔性に真っ向から立ち向かい、殉教なされました。
その正義の遺志を受け継がれた戸田先生と、後継の弟子たる私には、断固たる覚悟があり、決心がありました。
それは、第2次大戦をもって、人類最後の「大闘諍」とする。どんなことがあっても、三度の世界大戦だけは絶対に起こさせないとの大誓願です。
民衆を苦しめる悲惨の二字を断じて無くさんがために「一閻浮提広宣流布」という地球の恒久平和への大直道を創り開いてみせる──この創価三代を貫く誓いのままに、我らは走って走って、走り抜いてきました。
そして、人間主義を掲げた「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」として、何ものにも負けない世界市民の大連帯を、ここまで創り上げてくることができたのであります。
今なお世界各地では、さまざまな紛争が打ち続き「闘諍堅固」の様相は深まっています。
だからこそ、決意も新たに撰時抄の一節を拝したい。
『日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一�・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし仏になる道は此れよりほかに又もとむる事なかれ』(P288)と。
「生命尊厳」の潮流は、一人の偉大な人間革命から広がります。
私たちは、一切を蘇生せしめていく妙法の音律を轟かせて、いかなる「暴力の連鎖」にも屈しない「人道の連鎖」をいやまして強め、地球民族の平和と共生の大海原を洋々と開いていこうではありませんか!
そして一人一人を大切にする「人間尊敬」の対話をたゆまず積み重ね、生老病死の苦悩を打開しゆく智慧と力を、一段と発揮してまいりたい。
なかんずく、負けじ魂の頼もしき青年たちを大いに慈しみ励ましながら、人類の境涯を「常楽我浄」という、永遠の幸福と希望と和楽の最高峰へと高めていきたいのであります。
牧口先生も戸田先生も大事にされていた御聖訓に、『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず』(P910)──おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は一人も臆する心を起こしてはならない──とあります。
どうか、私と共に、いよいよ師子王の心に燃え、この世で最も麗しい異体同心の団結を光らせ、世界広宣流布の大願成就へ、勇猛精進していこうではありませんか!
愛する全同志に、満腔の感謝の題目を送りつつ──
栄光輝く師弟不二の人材城、万歳!
偉大なる太陽の母のスクラム、万歳!
世界192カ国・地域の素晴らしき創価家族、万歳! と叫んで私のメッセージといたします。