2015年12月31日木曜日

2015.12.31 わが友に贈る

新聞休刊日

本尊供養御書 P1536
『事多しと申せども年せまり御使急ぎ候へば筆を留候い畢んぬ』

☆こころに響く言葉
結婚生活の"太い綱"と"網の目"

結婚生活の根底には、お互いの人格の尊重と深い信頼、
そして理解し合うという努力が必要ではなかろうか。
いわば相互の愛情、理解、思いやりといったものが太い綱である。
だが、人生は太い綱だけで成り立っているものではけっしてない。
そこに、人生の機微という細かい網の目が無数につながり合っている。
日常生活のささいなトラブルは、すべてこの網の目の一つ一つのもつれなのである。
網の目が少しもつれたからといって、
夫婦は太い綱を手放すことがあってはならない。
太い綱さえしっかりにぎっていれば、網目をとくのは、
努力しだいでいくらでもできよう。
もし、太い綱を手放してしまえば、何もなくなってしまう。

◎「世界広布新時代 躍進の年」の一年、お世話になりました(^^♪

2015.12.30 わが友に贈る

新聞休刊日

四菩薩造立抄 P988
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり』

☆こころに響く言葉
女性の最大の特権

濁らない玲瓏な母性愛、率直にして自然な母性愛は、
慈悲の大河と言ってもよい。
男性にはない、女性の最大の特権は、母性愛である。

2015.12.29 わが友に贈る

帰省等での運転は
無理なく安全第一で!
過信や油断に魔は競う。
真剣な祈りを根本に
価値ある日々を!

上野殿御返事 P1540
『かたうどなるやうにてつくりおとして、我もわらひ人にもわらはせんとするがきくわいなるによくよくけうくんせさせて人のおほくきかんところにて人をけうくんせんよりも我が身をけうくんあるべしとてかつぱとたたせ給へ』

☆こころに響く言葉
献身的な愛の典型

献身的な愛の典型は母性愛である。
子どものなかに自分を投げ捨てる、それほど徹底しているのが母性愛であり、
それは生命の本能といえる。しかし、ときとして、やみくもな愛に陥りやすい危険もある。
ゆえに賢さが大切となる。

☆御書とともに� 第74回 「冥の照覧」は厳然
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生る時よりつけさせ給いて影の身に・したがふがごとく須臾も・はなれず』(同生同名御書、P1115)

◇通解
人の身には同生同名という二人の使いを天はその人が生まれた時からつけられており、この二人の使いは影が身に従うように、寸時も離れない。

◇同志への指針
大聖人がおられる佐渡まで夫(四条金吾)を送り出した日眼女への御賞讃である。
婦人部の皆様をはじめ全同志の奮闘ありて、この一年、
世界広宣流布は大いなる躍進を遂げた。人知れず重ねる尊き友の労苦を、諸天も大喝采しているに違いない。
「冥の照覧」は絶対である。
学会活動に無駄はない。必ずや福徳と薫り、感謝と讃嘆の声に包まれるのだ。

2015年12月28日月曜日

2015.12.28 わが友に贈る

◇今週のことば
大躍進の一年に感謝!
尊き陰徳は必ず
偉大な陽報に。
明年も金剛の団結で
一緒に戦い勝とう!
2015年12月28日

日興遺誡置文 P1617
『謗法を呵責せずして遊戲雑談の化儀並に外書歌道を好む可からざる事』

☆こころに響く言葉
輝く家庭のクイーンとして

母の存在とは、何かと考えると———一家における太陽であり、大地だと思う。
人間の生命を育む力、これほど偉大な、尊い力はどこにもない。
まさに、母こそ、家庭の中核であり、主役であり、
まことの女王なのだ。

2015年12月27日日曜日

2015.12.27 わが友に贈る

世代を超えた
信心の継承こそ
万代の幸の土台。
家族で語らう
有意義な友好期間を!

九郎太郎殿御返事 P1535
こんろん山と申す山には玉のみ有りて石なし、石ともしければ玉をもつて石をかう、はうれいひん(彭蠡浜)と申す浦には木草なしい(魚)をもつて薪をかう

☆こころに響く言葉
子どもが"誇り"とする人に

母親になったからといって——自己の成長を忘れ、
所帯づかれして、いたずらにふけ込んでいくのでなく、
常に溌剌と若々しく、子どもにとっても誇りとされる母親であってほしいと思う。

☆御書とともに� 第73回 『自分』が立ち上がれ
『日蓮をば日本国の上一人より下万民に至るまで一人もなくあやまたんと・せしかども・今までかうて候事は一人なれども心のつよき故なるべしと・おぼすべし』(P1220)

◇通解
日蓮のことを、日本国の上一人より下万民に至るまで、一人ももれなく亡き者にしようとしたが、今までこうして無事に生きてこられたことは、日蓮一人であっても法華経を信じる心が強いから、諸天が守護されたと思いなさい。

◇同志への指針
いずこの地、いつの時代にも、大聖人直結の『一人』が立ち上がれば、必ず妙法は広まる。
世界192カ国・地域への慈折広宣流布も、師弟を根本にした一人立つ勇者たちの不屈の大闘争で築かれた。
『誰か』ではない。
『自分』である。
『いつか』ではない。
『今』である。
『強き心』『燃え上がる信心』で、わが地域の広布新時代を大きく勝ち開こう!

2015.12.26 わが友に贈る

一年の締めくくり。
身の回りを総点検し
整理整頓を!
清々しい気持ちで
新たな年を迎えよう!

弥源太殿御返事 P1226
『日蓮は法華経の行者なる故に三種の強敵あつて種種の大難にあへり然るにかかる者の弟子檀那とならせ給う事不思議なり定めて子細候らん相構えて能能御信心候て霊山浄土へまいり給へ』

☆こころに響く言葉
勇気与える温かい生命

雨が降ろうが、風が吹こうが、寒さにふるえようが、
または傷つき敗れても、家庭に帰って、母の温かい生命にふれさえすれば、
心身の傷はいえ、明日はふたたび新しい息吹をたたえ、
しっかりと大地をふみしめ、未来への道を歩んでいけるものである。

2015.12.25 わが友に贈る

夜明け前の寒風の中
銀の道を駆ける
無冠の友に最敬礼!
どうか絶対無事故で!
皆様の健康・幸福を祈る。

乙御前御消息 P1220
『日蓮をば日本国の上一人より下万民に至るまで一人もなくあやまたんとせしかども今までかうて候事は一人なれども心のつよき故なるべしとおぼすべし』

☆こころに響く言葉
他への依存を拝して

幸福を勝ちとるためには、当然、たゆまぬ努力が必要である。
苦労もまたひとしおであろう。
人を頼って、安易な妥協は許されな。
他への依存を拝していく生き方は、ときには弧高でさえあるかもしれない。
だが、人間としての深さと誇りと気高さがそこにはあるであろう。

2015.12.24 わが友に贈る

一家和楽の実現は
学会永遠の指針なり。
身近な家族を大切に!
感謝の思いを
笑顔と言葉で表そう!

佐渡御書 P957
『おごれる者は強敵に値ておそるる心出来するなり例せば修羅のおごり帝釈にせめられて無熱池の蓮の中に小身と成て隠れしが如し』

☆こころに響く言葉
信頼と安心の対象

子どもたちにとって、母親は、絶対の信頼と安心の唯一の対象である。
その愛情に満ちみちた温かい胸は、無限の生命力の泉である。
外から帰ってきた子どもたちは「ただいま」に答える母の「おかえり」という一言を、
どれほどうれしく思い、どれほど勇気づけられることであろうか。

2015.12.23 わが友に贈る

年末年始は
友情を広げるチャンス!
胸襟を開いて
縁する全ての友と
大いに語り合おう!

佐渡御書 P958
『日蓮も又かくせめらるるも先業なきにあらず不軽品に云く「其罪畢已」等云云、不軽菩薩の無量の謗法の者に罵詈打擲せられしも先業の所感なるべし』

☆こころに響く言葉
母は魂のふるさと

誰びとにとっても、母親は魂のふるさとであり、生命のオアシスである。
生れ落ちたばかりの赤ん坊ほど、かよわい存在はない。
この何の抵抗力も、生活力もない幼き生命に、強く、深い愛情で献身的に体当たりで、
守り、育ててくれるのが母親なのである。

2015年12月22日火曜日

2015.12.22 わが友に贈る

陰の労苦の人に
妙法の功徳は燦然!
学会を守り支える
献身の全同志に感謝。
皆で真心からの御礼を!

種種御振舞御書 P925
『されば鹿は味ある故に人に殺され亀は油ある故に命を害せらる女人はみめ形よければ嫉む者多し、国を治る者は他国の恐れあり財有る者は命危し法華経を持つ者は必ず成仏し候、故に第六天の魔王と申す三界の主此の経を持つ人をば強に嫉み候なり』

☆こころに響く言葉
死んではならない!

母親を持たぬ子どもは、かわいそうである。
母に代わり得べき人はいない。
だから、私はいつも"母親は死んではならない"と強く言うのである。
子どもの苦労を思えば、母親は生き抜くこと自体が何よりも大切なことなのである。

2015年12月21日月曜日

2015.12.21 わが友に贈る

◇今週のことば
年末年始のあいさつは
温かく心を結ぶ。
「仏種は縁に従って起る」
明るく爽やかに
仏縁と友好の拡大を!
2015年12月21日

四条金吾殿御返事 P1180
『此の法門につきし人あまた候いしかどもをほやけわたくしの大難度度重なり候いしかば一年二年こそつき候いしが後後には皆或はをち或はかへり矢をいる、或は身はをちねども心をち或は心はをちねども身はをちぬ』

☆こころに響く言葉
新しい家庭生活の創造を

共働き夫婦というものは、現代の世界的な趨勢であるし、
人類の分明度が進めば進むほど、当然の生活形態になりつつある。
ゆえに、それに応じた、新しい家庭生活を創造することに努力しなければならない。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第38回 広布の城は希望の電源地
世界広布の新しい歴史を開いたこの一年、会場提供のご家庭には、座談会をはじめ、大変にお世話になりました。皆で心から感謝申し上げたい。本当にありがとうございます!
戸田先生は、よく語られた。
「私たちがお世話になっている、この『信心の城』は大切な広宣流布の発信地であり、人材錬磨の『城』である」
牧口先生も戸田先生も、自宅で会合を開き、折伏された。
私の妻の実家も、広布の会場であった。戦時中、特高刑事の監視のもと行われた座談会で、牧口先生が正義を叫ばれる姿を妻は生命に焼き付けている。
私もアパート暮らしの男子部時代から、自宅を広布の拠点にし、同志を励ましてきた。
最高に尊い仏法の会座を支える功徳は、三世に輝き、無量無辺である。『冥の照覧』を深く強く確信していただきたい。

学会の会館は、幸福と勝利の電源地であり、安心と友好の広場だ。守る会をはじめ、会館を荘厳してくださる全ての皆様方にも深く感謝申し上げたい。会館を荘厳することは、わが生命を最大に荘厳することである。
広布の城に集い、そこから出発する人は、希望と勇気と智慧が湧く。生命力があふれ出る。
ある会館の近隣に住まれる識者の方が"会館に集う人は清々しい。それ以上に、出てくる姿は、もっと清々しい。生命が躍動し、輝いています"と感嘆されていた。うれしく、誇り高い。
『妙とは蘇生の義なり』(P947)である。創価の宝城は、地域社会の希望のオアシスなのだ。
御書には『家に讃教の勤めあれば七難必ず退散せん』(P1374)と示されている。
御本尊まします各家庭も、苦難に負けない金剛の城である。妙法の音声を朗々と響かせて、和楽と幸福の光を広げゆこう!

2015.12.20 わが友に贈る

一人一人の個性を
輝かせる力が信心だ。
強き祈りを根本に
わが使命の花を
朗らかに咲かせゆけ!

聖人御難事 P1189
『仏の大難には及ぶか勝れたるか其は知らず、竜樹天親天台伝教は余に肩を並べがたし』

☆こころに響く言葉
"悪い子"もいとおしむ心

たとえ、子どもが世間で悪事を働いて社会から葬られるような場合でも、
母の心は、それを許して、子どもの唯一の理解者とならざるを得ない。
母の悲哀が深ければ深いほど、その子をいとおしむ心も深い。
父と母との、子どもに対する差異は、このような場合に最も鮮明にあらわれるものだ。

☆大白蓮華巻頭言 2015年12月号「心こそ大切」のチームワークを!
世界的に名高い外科医の友に、大手術を成功させる心構えを尋ねたことがある。答えは明快であった。
『チームワークです!』
とりわけ、陰で支えてくれるスタッフと心を一つにして、皆でベストの力を出し切ることである、と。
これは、万般に通ずる勝利の鉄則であろう。
この一年も、わが創価家族は『異体同心』という最極のチームワークで、大法弘通(注:正法を広めゆくこと)に邁進してきた。
『誠心誠意を尽くした仕事は満足をもたらし、そこに悔いはない』と、マハトマ・ガンジーは語った。
自らの悩みや課題を抱えながらも、法のため、人のため、社会のため、陰の労苦を惜しまず奮闘を続けてくれる尊き宝友に、私は感謝の宝冠を捧げたい。
広宣流布の勝利島の原点たる佐渡の地にあって、日蓮大聖人にお仕えし、流罪を勝ち越えられた後も、師弟の道を貫き通したのが、阿仏房と千日尼である。
夫妻は『にくまばにくめ』(P1308)と、障魔の烈風の矢面に立って北国の一門を守り抜いた。心揺れる後輩も包容し、温かく励ましながら、阿仏房は、大聖人のもとに、幾度となく馳せ参じたのである。
大聖人は、夫を送り出した千日尼に仰せられた。
『御身は佐渡の国にをはせども心は此の国に来れり、仏に成る道も此くの如し、我等は穢土に候へども心は霊山に住べし』(P1316)と。
会わなくとも、貴女の命はここに届いています。私たちの心は、いつも一緒に常寂光の都にあります。
すべてを包まれる御本仏の仰せである。健気な婦人部、女子部をはじめ、わが創価家族を照覧してくださっている御心と拝されてならない。
昭和31年、あの大阪の戦いも、皆で心の境涯を明るく大きく開きながらの楽しき前進であった。
夫を戦争で失い、魚の行商をして、懸命に家族を支える母がおられた。私がユーモアを込め『一畳あれば、勤行も対話もできます』と励ますと、『うちは四畳半もあるから大宮殿や!』と笑顔を輝かせて、ますます元気に広宣流布へ飛び回ってくれた。
やがて広くなった新居も会場とされ、多くの青年リーダーを育てていかれた。後継の御一家には、今も『お母さんのお陰で』と感謝が寄せられる。
御聖訓には『凡夫は志と申す文字を心へて仏になり候なり』(P1596)と結論されている。
心がいずこに向かっているか。妙法と共に、師弟と共に、同志と共に、慈折広布を目指しゆく心は、そのまま大宇宙の仏界の次元に必ず必ず達する。
この仏法の極意に立てば、何も嘆くことはない。たとえ若い時のようには体が動かなくとも、同志や後輩たちに題目を送る多宝の友は、仏意仏勅の学会の城で、無量の『心の財』を自在に積んでいるのだ。
『見えないところで戦う同志を最大に尊敬し、心を配っていく。これが学会精神だよ』。この恩師の指導を忘れず、『心こそ大切』のチームワークで、いやまして仲良く朗らかに勝ち進んでいこう!

偉大なる
 広布の貢献
  陰徳に
 無量の陽報
  三世に輝け

2015.12.19 わが友に贈る

簡単にできたものは
容易に崩れてしまう。
一歩一歩堅実に
揺るがぬ基盤を築け!
水の流れる如く前へ!

如説修行抄 P505
『縦ひ頚をば鋸にて引き切りどうをばひしほこを以てつつき足にはほだしを打ってきりを以てもむとも、命のかよはんほどは南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経と唱えて唱へ』

☆こころに響く言葉
愛情がすべてを支えていく

共働きの家庭には、いろいろな課題もあろう。
夫婦のすれ違いや、
子どもと過ごす時間の制約など克服すべき問題もでてくるかもしれない。
しかし、家庭への愛情が、いっさいを支えていくことになる。
共働きが家庭を崩壊させる原因となるはずがない。

☆御書とともに� 第72回 常に励まし合って前へ
『常にかたりあわせて出離生死して同心に霊山浄土にてうなづきかたり給へ』(華果成就御書 P900)

◇通解
常に語り合って生死の苦しみを離れ、同心に霊山浄土においてうなずき合って語らいなさい。

◇同志への指針
我らは、三世永遠の使命の絆で結ばれた同志である。
学会は、御聖訓通りの麗しい和楽の世界だ。皆が支え合い、希望と幸福を築く。創価家族は『常に』語り合い、励まし合っていくのだ。
共に祈り、学び、行動していく中で、団結は一層深まっていく。苦楽を分かち合い、広宣流布に挑む連帯こそ、生死の苦悩を乗り越え、勝ち越えゆく原動力なのだ。

2015年12月18日金曜日

2015.12.18 わが友に贈る

一年の総仕上げへ
心一つに前進!
明年へ向かって
決意あふれる目標を!
誉れの歴史を共に!

四条金吾殿御返事 P1186
『李広将軍と申せしつはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし、後には石虎将軍と申しき』

☆こころに響く言葉
子どもの更正

悪に染まった子どもの更正は、母の本源的な愛から生まれた知恵に俟つところが大きいのではないだろうか。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第37回 拡大の旗高く前進!前進!
わが故郷であり、恩師・戸田先生と初めてお会いした東京・大田区に立つ文化会館を、久方ぶりに訪れた(9日)。
恩師記念室で勤行・唱題し、愛する大田の同志、そして全国・全世界の創価家族の健康・幸福・勝利を強く深く祈念した。
蒲田支部が弘教で壁を破った「2月闘争」の歴史を留める展示を、妻と懐かしく拝見した。
誉れある「蒲田支部旗」と男子部の「第1部隊旗」もあった。
当時、私は、師と不二の心で拡大の突破口を開いた。
前進!前進! 喜びあふれる共戦の友の声が蘇ってくるようだった。今再び、広宣の拡大の旗を高く掲げて進みたい。
御聖訓には仰せである。
『南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』(P467)
広布に戦った思い出は、後になるほど輝きを増す。仏縁を結んだ人は、大事な巻属となる。

この一年、新しい地涌の人材が陸続と立ち上がった。皆、本当によく頑張ってくれている。
日蓮大聖人は、池上兄弟と夫人たちの信心の団結を『未来までの物語として、これ以上に素晴らしいものはない』(PI086、通解)と賞讃された。
いついつまでも讃えられる、私たちの″勝利の物語″を、仲良く朗らかに綴っていきたい。
戸田先生は、逆境と闘う友を励まされた。「苦しみが大きければ、大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。苦しさと、真正面からぶつかって、南無妙法蓮華経と唱え切りなさい・どんなときも、御本尊を忘れるな」
いかなる宿業をも断ち切る利剣が、題目と折伏である。
さあ明年へ、広布と人生の希望の旗をともどもに掲げよう!
寒いので、体を大事に。
法のため、友のため、社会のため、未来のために、思い切り戦おうではないか!

2015年12月17日木曜日

2015.12.17 わが友に贈る

「地区」こそ
広宣流布の母港なり!
わが地域から
輝く人材の波を!
新たな人間革命の劇を!

御義口伝巻上 P736
『大願とは法華弘通なり』

☆こころに響く言葉
夫婦の共同作業

偉大な業績を残した女性は、同時によき主婦であったことが多い、キュリー夫人のように、
いかに困難な道であろうとも、夫婦の共同作業で一つのものを創造していくことほど、
有意義で楽しいものはない。

☆秋季通信員大会へのSGI池田会長のメッセージ
世界第一の正義の言論城・聖教新聞に、希望と勇気の言葉を紡ぎゆかれる宝の皆様、秋季通信員大会の開催、誠におめでとうございます。遠いところ、忙しい中、勇んで駆け付けてくださった、学会精神みなぎる皆様方を、一人一人、最敬礼してお迎えする思いで、常日頃の尊き功労に感謝申し上げます。
一人の通信員が記した一文字一字が、そして、シャッターを切った一葉一葉が、わが聖教新聞を彩ってくださいます。
私も、通信員の皆様と共戦の闘魂を燃え上がらせ、「ペンの勇者」の心意気で、聖教に書き続けています。
健気な皆様のことを思えば、力が湧き起こってきます。小説『新・人間革命』も、おかけさまで第28巻まで進めることができました。
聖教新聞は、皆様と私の"合作"というべき、壮大なる民衆凱歌の叙事詩なのであります。
皆様が、地域で、職場で、また輝く一家の姿をもって、社会に実証を示してこられた様子も、さらに広布の第一線で、拡大に、人材育成にと、先頭に立って活躍されている模様も、何より嬉しく伺っております。
だからこそ、皆様には、真剣に戦う同志のことが明鏡に映すように見えるのでしょう。
心温かく、しかも公平に、正確に、宝友たちの健闘を宣揚してくださる皆様の存在が、どれほど創価の前進の励みとなっていることでしょうか。
祈りを込めた皆様の記事は、まさしく偉大な仏事なのです。

御本仏・日蓮大聖人が『法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる』(P1242)と仰せの如く、同志を誠実に讃嘆する皆様方の福徳と栄光は、計り知れません。
大聖人は、正義の言論で、一切衆生の救済の道、立正安国の道を開かれました。
御金言には、『願わくは諸の衆生悉く皆出世の文字を受持せよ』『若し文字を離れば何を以てか仏事とせん』(P153)とあります。
幸福の創造、平和の確立には、深き哲学の言葉が絶対に不可欠です。
信念の言論を離れては、妙法流布の大聖業を成すことはできません。
私たちは、人類の未来を照らす聖教の柱なり、眼目なり、大船なりとの誇りも高く、どこまでも祈り、戦い、語り、書き抜いて、堂々と勝ち進んでいこうではありませんか!
今日よりまた、新たな息吹で、永遠に轟きわたる「父子の詩」を、共々に力の限り、断じて綴りゆくことを約し合って、私の祝福と御礼のメッセージとさせていただきます。

どうか、お体を大切に!
「世界広布新時代拡大の年」へ先駆する通信員大会を記念して。
聖教と共に、その名も輝く皆様とご一家の健康・幸福・繁栄を祈りつつ。

2015年12月16日水曜日

2015.12.16 わが友に贈る

最後に勝つのは
「粘り強い人」だ!
焦る必要はない。
努力と忍耐の中で
鋼の如き自身を築け!

草木成仏口決 P1339
『一念三千の法門をふりすすぎたてたるは大曼荼羅なり、当世の習いそこないの学者ゆめにもしらざる法門なり』

☆こころに響く言葉
聡明な母親

子どもにとっては、あらゆるものが、人生の教師であり、
教材であるのだ。これを理解し、正しく導き、のびのびと個性を伸ばし、
幅広く成長させていくことこそ、聡明な母親としてのつとめではないだろうか。

☆御書とともに� 第71回 学会を守る功徳は無量
『釈迦仏は・我を無量の珍宝を以て億劫の間・供養せんよりは・末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐべしとこそ説かせ給いて候』(南条殿御返事、P1578)

◇通解
釈尊は「私を、無量の珍宝をもって、億劫という果てしなく長い間、供養するよりも、末法の法華経の行者を、たとえ一日でも供養する功徳のほうが、百千万億倍も勝れている」と説いておられる。

◇同志への指針
妙法は、あらゆる仏を仏たらしめる根源の法である。妙法を悪世末法に弘める「法華経の行者」ほど崇高な存在はない。創価学会は「法華経の行者」が結集した仏勅の教団である。ゆえに、学会を守り、学会のために行動しゆく功徳は、無量無辺である。
全世界の尊きわが同志に、汲めども尽きぬ福徳あれ!
所願満足の人生であれ!と、私は真剣に祈り抜いている。

2015年12月15日火曜日

2015.12.15 わが友に贈る

「御みやづかいを
法華経とをぼしめせ」
誠実の振る舞いで
�いてもらいたい�
職場の第一人者に!

王舎城事 P1138
『法華経の敵となりし人をば梵天帝釈日月四天罰し給いて皆人にみこりさせ給へと申しつけて候』

☆こころに響く言葉
母の人間観が子どもに反映

肩書きや財産などは、人間性の本質にとっては、
枝葉末節であることを教えておきたい。むろん、教えるといっても、
言葉だけではない。母親の人間観が、自然とにじみ出て子どもに反映していくのである。
この、身をもって教え、育てた正しい人間観、美しい人間性が、
やがて子どもたちを、民主主義の時代に合致した、
力強い人間像へと育て上げていくことと思う。

☆御書とともに� 第70回 庶民に尽くすリーダーたれ
『孔子は九思一言・周公旦は浴する時は三度にぎり食する時は三度はかせ給う、古の賢人なり今の人のかがみなり』(四条金吾御書、P1175)

◇通解
孔子は九つの思いを重ねた上で一言をいだした。周公旦は客人が来れば、休浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。それが古の賢人であり、今の人の鑑である。

◇同志への指針
リーダーは、礼儀正しく、思慮深く、どこまでも温かくあれ!御書には、最高の人間学が示されている。
この世で最も尊く、偉いのは誰か。それは、民衆の幸福のために尽くす人である。
創価の友である。
ゆえに、一人一人を最大に敬い、讃え、大切にしながら、現実社会に最極の賢人のスクラムを広げていくのだ。

2015年12月14日月曜日

2015.12.14 わが友に贈る

新聞休刊日

聖人御難事 P1190
『我等現には此の大難に値うとも後生は仏になりなん、設えば灸治のごとし当時はいたけれども後の薬なればいたくていたからず』

☆こころに響く言葉
誠実な生き方を教える

人間らしい、誠実な、正しい生き方を教えるのが母親の責任ではあるまいか。
見栄を張って、ただ有名校に入り、割のよい職業につくことが幸福なのではない。
ごまかしの人生を生きさせようとすることは、子どもの幸福を願っているようであって、
実は子どもを人間として不幸にするために、
躍起になっている場合があることを知っていただきたい。

☆勝利の人間学 第87回 一年の総仕上げから希望に燃えて明年へ
◇青年は悩んでこそ成長
60年前の師走、戸田城聖先生は、翌年の"大阪の戦い"に挑みゆく私に言われた。
「大ちゃん、人生は悩まねばならぬ。悩んで初めて信心もわかるんだよ。それで偉大な人になるんだ」と。
全てを見守ってくださっている師匠の励ましに、命の底から勇気が漲ってきた。

青春は悩みとの戦いだ。成長しているから悩む。悩みがあるからこそ、より成長できる。
いわんや、広宣流布の大闘争の中で悩む。
それは、仏の悩みに通ずる。「煩悩即菩提」という法理の上から、大きく悩んだ分だけ、大きな境涯が開かれていくことを忘れまい。

◇今こそ自身の発逃顕本を
今いる所の発展は、自身の向上から始まる。
自分が率先して行動し、労苦を惜しまない。その中でこそ、自分自身を革命できる。
日蓮大聖人は、『花は咲いて木の実となり、月は出て必ず満ち、灯火は油をさせば光を増し、草木は雨が降れば茂っていく。(それと同じように)人は善根を積めば、必ず栄える』(P1562『通解)と断言なされている。
人のため、皆のためにと苦労したことは、全部、自らの福運となり、実力となる。その人が、周囲をも栄えさせていける。大変な時にこそ題目を唱え、体当たりでぶつかって、わが生命の発逃顕本を果たすのだ。

◇常勝の総仕上げと出発を
何ごとも、総仕上げが肝心だ。一年もまた同じである。終わり良ければ、全て良しだ。
慌ただしい年末だからこそ、決して油断せず、無事故で、健康第一に、充実の一日一日を悔いなく勝ち取っていただきたい。
ともあれ、戸田先生は若き友に言われた。
「創価の師弟に、一生をかけていけ!後悔は絶対ない。勝利の笑顔で、勝利と幸福で、人生を必ず飾っていけるよ!」と。
さあ、「拡大」の年へ、私と一緒に、希望と勇気の翼を大きく広げてくれ給え!友と広布のロマンを朗らかに語り合いながら、常勝幸福の連帯を拡大しようではないか!

2015年12月13日日曜日

2015.12.13 わが友に贈る

◇今週のことば
一年を飾る座談会——
会場のご家族に深謝!
皆で健闘を讃え
希望はずむ語らいを。
さあ勝利のスタートだ!
2015年12月13日

立正安国論 P24
『如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには』

☆こころに響く言葉
人間としての鏡

母親は、子どもにとって、人間としての先輩であり、
手本であり、鏡であると言うことができる。
子どもは、母親の姿を通して
「人間としてのあり方」を学びとっていくものです。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第36回 大誠実で味方をつくれ
今の一念が、未来をつくる。
明年は「世界広布新時代 拡大の年」。
昭和31年、「大阪の戦い」「山口開拓指導」の拡大の歴史から60周年となる。
大阪の戦いで打ち立てた1万1111世帯の弘教。さらに山口開拓指導で切り開いた10倍の発展。全ては、偉大なる同志と共に築いた不滅の金字塔だ。
この世から「悲惨」の二字をなくしたい。燃えるような戸田先生の思いを、わが誓願として戦った。師に勝利を報告することが、無上の誇りであった。師の心を心として、広布の最前線へ飛び込んでいったのである。

新しい拡大のホシとは何か。
祈りから始めることだ。最高の智慧、最高の行動だ。
戸田先生は「外交というものを自分の一生の地盤にすることだ。立派な人間としての大外交をしていきなさい」と言われた。どんどん人と会い、対話せよ!人の心をつかみ、味方をつくれ!これが先生の励ましであり、薫陶であった。
苦しんでいる友の心に幸せの種を蒔き、一人の友に大誠実を尽くそう。その根本の力は題目だ。生命力と英知が湧き、苦難を乗り越える勇気がみなぎる。

大阪でも、山口でも、常に共に御書を拝した。
御義口伝には『一念に億劫の辛労を尽くして、自行化他にわたる実践に励んでいくなら、本来わが身に具わっている仏の生命が瞬間瞬間に現れてくる。いわゆる南無妙法蓮華経は精進行である』(P790、通解)と仰せである。
広布のために戦い続ける人が仏だ。歩み通すのが仏道修行である。そのなかで健康になり、信心も深まる。
『師子王の心』を取り出して、人間革命していくのだ。
一切の勝利の要諦は、どこまでも師弟不二、異体同心の団結を貫くことである。
さあ、世界の友と心一つに、悔いのない前進を! わが地域に広宣流布の新しい夜明けを!

2015.12.12 わが友に贈る

空気の乾燥による
火災に厳重注意!
「小事が大事」だ。
火の用心を呼び掛け
無事故の日々を共に!

御義口伝巻上 P710
『煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり』

☆こころに響く言葉
賢明な船頭さん

愛情のない母親はまずいない。
要は、その愛情の注ぎ方に、
手落ちや気ままや気まぐれがあれば、
かえって子どもの人格を傷つけ、
ゆがんだ性質にしてしまうことに気づかねばならない。
子どもには子どもの心の流れにそって巧みにあやつり導いていく、
賢明な船頭でなければならないと思う。

2015年12月11日金曜日

2015.12.11 わが友に贈る

多忙な時だからこそ
深き祈りを根本に!
満々たる生命力で
豊かな智慧を湧かせ
価値創造の一日を


上野殿御消息 P1527
『父母に孝あれとはたとひ親はものに覚えずとも悪さまなる事を云うとも聊かも腹も立てず誤る顔を見せず親の云う事に一分も違へず親によき物を与へんと思いてせめてする事なくば一日に二三度えみて』

☆こころに響く言葉
高度な話も旺盛に吸収

世界平和の問題や、自由や平等や正義の問題でも、
真剣に話してあげれば、子どもたちなりの大人の自覚の一面で、
また旺盛な知識欲で吸収していけるものである。そして、
それが子どもたちの人生に決定的な影響を及ぼしていくことも十分に知っていただきたい。
人類に大きく貢献した偉人が、その仕事をする心の動機を、
幼少の時代に開覚している例も、けっして少なくない。

☆随筆民衆凱歌の大行進 第29回 希望輝く創価の人材城
「人を作れ、人を作れよ」──これは、私の若き日の座右の一書『レ・ミゼラブル』の一節である。教育をはじめとする光明で、社会の悲惨の暗黒を打ち払い、人類の前身を成し遂げんとする祈りが込められている。
ビクトル・ユゴーの時代も、また牧口、戸田両先生が『創価教育学体系』を発刊した世界大恐慌の渦中も、さらに現今の揺れ動く世界にあっても、社会変革の最大の焦点は「人」にこそあ。
人間を、偉大な人間を育てるしかない。人間が自らの生命を光輝あらしめていくしかない。
何のために、創価学会は生まれたのか。それは人間のためだ。自他共の「人間革命」のためだ。
法華経に説かれる地涌の菩薩を呼び出し、この娑婆世界で、民衆の幸福と平和のために戦う人材群を築き上げるのだ。
「創立」の誓いより85周年──。
わが創価学会は、事実として世界中に地涌の菩薩を湧現している。壮大な人間教育の大地となり、滔々たるた人材育成の大河となって、人類社会を潤していく新時代が始まっているのだ。

◇広布の闘士たれ
日蓮大聖人の立宗宣言あって700年──恩師・戸田先生には絶対の大確信があられた。
「創価学会のごとき団体の出現が、過去七百年間に、いったい、どこに、どの時代に、あったでありましょうか」
日蓮仏法を、現代に生き生きと蘇らせ、広宣流布ふの大闘争を開始されたのが、牧口先生であり、戸田先生である。
学会の出現なくして、大聖人の未来記の実現はなかった。
そして恩師は、私たち門下に100年、200年先、「あれみよ、あの人々は、広宣流布のために働いた人々である。広宣流布の闘士であったよ」と世の人に謳われ、大聖人の御賞讃を受ける人生であれ、と望まれた。
私には、この通りの人生を歩み抜かれた、尊き「広宣流布の闘士」たちが、一人ひとり偲ばれてならない。
大聖人は、『一切の諸仏・霊山浄土に集まらせ給いて・或は手にすえ・或は頂をなで・或はいだき・或は悦び・月の始めて出でたるが如く・花の始めてさけるが如く・いかに愛しまいらさ給うらん』(P1570)とお約束である。
この仰せさながらに、創価の功労の宝友たちが、皆、三世にわたる「常楽我浄」の生命の軌道を進まれていることは絶対に間違いない。
仏意仏勅の学会と共に生き抜く人には、限りない幸福と充実と満足の人生が永遠に開かれていくのだ。

◇人道の連帯広げ
今回の本部幹部会、またSGI総会には、60カ国・地域から260人の尊き広宣の指導者たちがはるばる集ってくださった。
欧州のメンバーもおられた。過日の同時テロの悲劇と犠牲に対し、深く哀悼の意を表したい。とともに、暴力と憎悪の連鎖をを止めるため、我らは一段と粘り強く、平和と人道の民衆の連帯を広げゆくことを誓い合いたい。
また、5年前の大地震より必死に復興を遂げてきた中米ハイチからも、婦人部のリーダーが駆かけつけてこられた。
仏教発祥の地で躍進するするインドの友も、そして、釈尊生誕の国ネパールの代表も参加された。
本年4月のネパールの大震災に対し、あらためてお見舞い申し上げるとともに、地域と社会の信頼の柱として奮闘する同志をを心から労いたい。
思えば、ネパールを私が初訪問したのは、1995年(平成7年) の10月末から11月にかけてであった。今年で、20年の節を刻んだ。
首都カトマンズ市内で行われたネパールSGIの総会で、私たちは約しあった。──「皆、兄弟姉妹として、どこまでも仲良く進もう。一人ひとりが良き市民、良き国民として「輝く存在」になつていこう、と。
今、まさしく"輝く人材"が林立する大発展を築いてくださった。
世界中で、わが創価家族は麗しき異体同心の陣列で前進している。

◇SGI憲章20年
ネパールなどアジア歴訪から名古屋に帰国し、私は中部、関西の友と創立の月を祝賀した。
大阪で行った本部幹部会、関西総会の席上、正式に発表されたのが「SGI憲章」である。
前文では、仏法の人間主義に基づく「世界市民の理念」「寛容の精神」「人権の尊重」を掲げ、人類社会に貢献することを謳い上げた。
その大目的の実現のために、我らが用いるものは何か──。それは、「非暴力と対話」にほかならない。
「憲章」には「SGIは人間の交流を基調として、日蓮大聖人の仏法の理解を広げ、各人の幸福の達成に寄与していく」との項目がある。
S G Iは、どこまでも、一対一の対話を基本にした「人間の交流」を通して、幸福と平和の光を広げていくのである。
このほど、制定された「創価学会『勤行要典』の御祈念文も、「世界広宣流大願成就」と掲げ、「世界の平和と一切衆生の幸福のために」と結ばれている。
仏法源流たる初転法輪(最初の説法)の後、弟子たちに呼びかけた。「いざ遊行(伝道) せよ。多くの人々の利益と幸福のために」(相応部経典) と。
法華経の方便品には、「仏世尊は、饒益する所多く、衆生を安楽ならしめたまう」(創価学会版法華経P123)とあり、衆生に利益を与え、安楽にさせることが仏の目的であると説かれる。
立正安国を願われた大聖人は、『今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり』(P720)、すなわち妙法の力で、尽未来際へ、全民衆を救いきっていくと、御断言である。
この仏法の正当の流れに則って、SGIの理念と実践はある。

◇一人と向き合う
先師・牧口先生に折伏された教育者が40年後、手記を残している。
若き日、牧口先生の自宅を訪れた彼に、先生はあらゆる角度から切々と仏法を語られた。
「心の問題、それは宗教だよ」「畳の上の水練ではだめ。実行だ! 修行だ! 世界最高の宗教なるがゆえに、絶対にわかる。この最高宗教を、命がけで修行する、その努力と勇気があればね」
さらに先生は、「老人にはなったが、私も実践はしている。若者は実行と決意、やれば必ずできる」と励まされた。大情熱と真心に触れ、青年は実践を決意したのである。
入信の日、青年は道に迷い、約束に30分も遅れてしまった。しかし、牧口先生は「さあさあ」と、優しく案内された。その慈眼には涙が光っていたと無料の感謝とともに述懐している。
これが、我らの「創立の父」であり、「殉教の師」であられる。眼前の一人を、徹して大切にされる先師であった。
大聖人は、『日蓮は、この法門を語ってきたので、他の人と比べものにならないほど、多くの人に会ってきた』(P1418、通解)と仰せになられた。
人と会う、人と語る。一人また一人と対話し、妙法の種を蒔き、仏縁を結んでいく。ここに仏法実践の要諦があり、三代の師弟で切り開いてきた人間主義の光道がある。
SGIは、永遠にこの「対話の大道」を歩み抜ていくのである。

◇信心の底力を!
女性の門下かへ贈られた御抄に、『よき師と・よき檀那と・よき法と此の三寄り合いて祈を成就し国土の大難をも払うべき者なり』(P550)と仰せである。
牧口先生も、戸田先生も、それぞれの御書に線を引かれて、大切にされていた御金言である。
創価の師弟は、大聖人に直結し、題目の音声を地球上に轟かせながら、人類に襲いかかる、いかなる試練にも挑み、世界広宣流布の大願成就へ邁進するのだ。
今、地涌の菩薩が活躍する天地、ロシアの大文豪トルストイは、「われわれにはこの世で果たしうる特別な偉業などというものはない。われわれの全生涯が偉業でなけれはならない」と言った。
本来、生命そのもの、人生そのものが何よりも尊い。この尊き生命の本源力を取り出して、地道に、誠実に、懸命に生き抜く、わが同志の健闘そのものが、偉業なのだ。日々、たゆまず唱題し、仏法対話に励む一日一日が、人類史に輝く偉業なのである。
私たちは、自身の人生の一日また一日を、勝ら飾りながら、後継の青年たち、、宝の未来っ子たちへ、しっかりと広宣流布のバトンをつないでいきたい。
今日よりは90周年、さらに100周年へ 、勇気と誠心誠意の対話、友情と励ましの対話で、いやまして民衆の凱歌の光を広げていこうではないか!
その常勝の原動力こそ「信心」である。
一家和楽の信心。
幸福をつかむ信心。
難を乗り越える信心。
健康長寿の信心。
絶対勝利の信心。
我らが世界で実証してきた創価学会の信心──この無限の底力を発揮して、人類の悲願である、恒久平和への壮大な大河の流れを開いていくのは、いよいよこれからなのである。
さあ、新たな拡大だ。永遠の五指針に謳う偉大なな信心の炎を燃やして!

創価とは
 人材きらめく
  銀河かな
 価値創造の
  光は無窮に

2015年12月10日木曜日

2015.12.10 わが友に贈る

人間は人間の中で
ダイヤの如く磨かれる。
日々の学会活動こそ
成長への大舞台!
勇んで打って出よう!

日興遺誡置文 P1618
『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』

☆こころに響く言葉
可能性を開くのは子ども自身

子どもにとって、母親の持つ意味は、
はかりしれぬほど重く、大きいが、
それはけっして子どもの自主性、主体性を奪う結果になってはならない。
子どもは無限の可能性を内に秘めているが、
それを開いていくのは、ほかならぬ子ども自身なのである。

◎12月9日のわが友です
風邪や流感に注意!
手洗い・うがい
部屋の換気や加湿など
具体的な対策を。
健康第一の賢者たれ!

2015年12月9日水曜日

2015.12.09 わが友に贈る

「陰の人を大切に」
これが学会精神だ。
黙々と行動する
献身の友に感謝を!
心からの賞讃を送れ!

妙法比丘尼御返事 P1412
『法華経のかたきを見て世をはばかり恐れて申さずば、釈迦仏の御敵いかなる智人善人なりとも必ず無間地獄に堕つべし』

☆こころに響く言葉
一個の人格としての尊敬

親から生まれたとはいえ、
子どもはあくまでも別個の人格である。
たとえ幼くとも、親には子どもを心から尊敬する一念が、
根底になければならないと思う。

☆台湾建国科技大学「終身名誉教授」称号授与式への謝辞
栄光燦たるたる貴・建国科技大学の創立50周年を、心からお祝い申し上げます。誠に誠に、おめでとうございます!
そして、この晴れやかな佳節に、誉れある貴大学の一員として連ならせていただきましたご厚情に、最大に感謝申し上げます。
この最高の栄誉を、模範の良き市民として、平和と文化と教育の旗を掲げ、社会の繁栄と人材の育成に貢献している、大切な大切な台湾SGIの友人たちと共に、私は分かち合わせていただきます。先生方、本当にありがとうございました!

私の心には、貴大学の誇り高き魂の歌声が響いてまいります。
「天地闊く、日月光りて、弦歌四方に起こり、/八卦山の前に草木香し/科技興り、百工昌んなりて、建国千方を奮わす。/中華の児女は最も堅強なりて、/学は精湛にして、術は優良なり」と。
宇宙をも包みゆく大いなる心で、科学技術と人間教育に邁進されゆく信条が謳い上げられております。
私の恩師・戸田城聖先生は、戦時中、日本の軍部政府と対峙して、2年間の投獄を耐え抜き、戦後は、「人間革命」、そして「地球民族主義」のビジョンをもって青年を薫陶した教育者です。
この恩師は「麗しの島」と讃えられる詩情豊かな台湾に深い敬愛の念を抱き、よく私に「一緒に行きたいな」と語っておりました。
この憧れの天地で、幾多の秀麗なる人材を育成してこられた貴大学の半世紀の歩みに、私は強く胸を打たれるのであります。本日は、3点に約しつつ、
感謝を込めて申し上げたいと思います。

◇苦難を使命に!
第一に、「自己の道を切り開く」ということであります。
「志あれば、ついに成る」との大信念を貫かれた孫文先生は、不朽の大著『建国方略』で強調されました。
「わが心が、これは行ないうると信ずれば、山を移し海を埋めるような難事でも、ついには成功の日を迎える」「心の作用はかくも大きいのである。心とは万事の本源である」(伊藤秀一訳「心理建設」、『孫文選集第2巻』所収、社会思想社)
この心の無限の力を体現した模範の指導者こそ?聯星理事長であられると、私は讃嘆申し上げたいのであります
理事長は青春時代、苦境の家族を支えるため、夢であった進学を断念して、懸命に働き抜かれました。その深い心の痛みがあればこそ、青年たちに学ぶ喜びに満ちた最高の教育を贈りたいとの、宗高な志を掲げられたのです。そして、大実業家として勝ち得た経験と知恵を尽くして、堂々たる学城を築き上げて来られました。
まさしく、大いなる不撓不屈の志には、苦難を使命に変える力があります。
今、天空に連なる星のごとく、社会で輝き光る卒業生の活躍を、理事長は、どれほど嬉しく見守っておられることでしょうか。その心情を、私も大学を創立した人間として深く共有するものであります。
大志をもって「自己の道を切り開く」ことを示してこられた理事長の尊き足跡こそ、不動の北極星のごとく、これからの青年たちの希望の指標となるであろうことを、私は、確信してやみません。

◇永続的平和のために
貴大学に共鳴してやまない第二の点は、「人材こそ一切の根本である」ということです。
私は、このたび共に対談集を発刊した劉遵義博士から、祖父と慕う于右任先生の貴重な書を贈っていただいたことがあります。
そこには「万世の為に太平を開く」との言葉が、墨痕鮮やかに認められておりました。
孫文先生の盟友であられた于右任先生は、「中国文化の基本の重点は『人が本位』である」(西出義心著『于右任傳金銭糞土の如し』)と喝破され、多くの大学や学校を創設されました。
混迷を深める世界は、ますます強く、永続的な平和と発展を築く人材を要請しております。
その意味で、貴大学が教育方針として、「三力」すなわち「学力」「実力」「願力」を掲げておられることに、私は感嘆しています。
真理を求め、明らかにしていく「学力」。
真理を現実に応用して創造的成果を挙げていく「実力」。
そして、人のため、社会のためにと願い立ち、強い意志で貢献・奉仕していく「願力」──。
この三つを併せ持った「全体人間」こそ、変化の激しい多様な社会のいずこにあっても、断じて勝利の活路を開いていける、確かな人材像でありましょう。

◇生命の可能性を!
そこで第三に申し上げたいのは、「限りなき創造精神を光らせる」ということです。
大詩人・蘇東坡は「智者は能く物を創す(智者は模倣するのみならず発明するに至る)」(釈清潭訳註『蘇東坡全詩集第4巻』)と詠いました。実学の英知の学府たる貴大学には、積極果敢な創造精神、開拓精神、チャレンジ精神が脈打っております。
先端技術のプロフエッショナルを育成してこられた貴大学は、産業界とも連携し、世界有数のグローバル企業など170もの企業と技術開発を推進しております。毎年、国際的な発明コンクールに挑戦し、数々の輝かしい栄誉を獲得されている努力と成果に、最大の敬意を表するものであります。
私どもの「創価」とは「価値創造」という意義であり、創価教育は創造的人間の育成を目指しております。
ともあれ、人間の生命に秘められた、限りなき価値創造の力を、どこまで引き出し、豊かに開花させることができるか。この教育の挑戦が、これからの人類の命運を決するといっても決して過言ではないでありましよう。
中国の古代科学史に名高き思想家・王充は、「切磋琢磨、乃ち宝器を成す」(山田勝美著『新釈漢文体系69論衡中』)と語りました。
現代のグローバル社会においては、教育の交流こそ世界市民の宝器を成す切磋琢磨であり、新たな希望の創造力を薫発する道ではないでしょうか。
私たちは、兄と仰ぐ貴大学の皆さまと共々に、平和と幸福の未来を照らしゆく希望の人材の星雲を創出していきたいと願ってております。
結びに、私にとっても、かけがえのない母校たる貴・建国科技大学が、創立60周年、70周年、そして100周年へと、「活力・優質・傑出」の建学の理念そのままに、無窮に発展されゆくことを、心よりお祈り申し上げ、御礼のあいさつとさせていただきます。

SGI会長が漢詩を贈る

建學多年労苦路
國中桃季遍四方
聯弾流水高山曲
星月爭輝共一天

〈大意〉
?理事長のもと
多年にわたって
大学建設の苦難を勝ち越えられ
数多の英才が
社会のいたる所で
あまねく活躍しておられます。
貴大学と創大は
高山流水の曲を
連弾して奏で
それはあたかも
星と月が一つの天に在って
輝き合うかの如きであります。

※文中に、大学名と「建國(国)」、?理事長の名前「聯星」が織り込まれている。

2015年12月8日火曜日

2015.12.08 わが友に贈る

「陰の人を大切に」
これが学会精神だ。
黙々と行動する
献身の友に感謝を!
心からの賞讃を送れ!

上野殿御消息 P1527
『四に劣れる者に慈悲あれとは我より劣りたらん人をば我が子の如く思いて一切あはれみ慈悲あるべし』

☆こころに響く言葉
朝は「いってらっしゃい」と笑顔で

朝だけは、たとえどんなにいやなことがあっても、「いってらっしゃい」と笑顔で送り出してほしい。
がまんしてでも、そうすることだ。まことに、玄関先の出勤間際の一瞬というのは、
実は家庭と社会とのつなぎ目の大切な一瞬である。このつなぎ目が支障をきたすと、
社会と家庭の流通関係が、ダメになる。家庭への血行はとまり、貧血症状を呈することになる。
たしかに、朝、送り出してくれるときの家庭の愛情に満ちた笑顔は、
一日の仕事の意欲に敏感に影響するのである。己をおさえた聡明な愛情が、
結局は家庭を生かしていくのである。

☆「世界広布新時代第14回本部幹部会」「SGI総会」へのメッセージ
晴れやかに創立85周年を勝ち飾る本部幹部会、またSGI総会、誠におめでとう!
何と明るく、何と温かな、そして何と希望あふれる創価家族の祝賀でしょうか!
きょうは、世界60カ国・地域の尊きリーダーが、それぞれの天地の熱い友の思いを携えて、はるばると、この師弟の殿堂に集ってくれています。
各国・各地の見事なる広宣流布の大発展を、私たちは感激の同志の大拍手をもって、讃えようではありませんか!

恩師・戸田城聖先生は言われていた。
「私の願いは、一人として功徳を受けない同志がいないことである。みなに功徳を受け切った生活をさせたい。そのために、私は闘争する。全世界に向かって、どうだ、この姿は!と言わせてもらいたい」と。
学会は、御聖訓通り粉然と競い起こる三障四魔を、一つ一つ乗り越え、一人一人が宿命転換の劇を勝ち開いてきました。
とりわけ、この創立85周年、日本でも世界でも、わが同志は生き生きと功徳の体験を語りながら、大法弘通の躍進を成し遂げてくれました。
私は「この創価家族の勝利の実証を見てくれ給え! 我ら地涌の菩薩が地球を包みゆく生命の凱歌を聞いてくれ給え!」と、宣言したいと思うが、皆さん、どうでしょうか!

日蓮大聖人は『夫れ仏法を学せん法は必ず先ず時をならうべし』(P256)と仰せになられました。鋭く「時」を見極め、「時」を逃さず、勇敢に聡明に、最善の行動をする──ここに仏法者の信条があります。
撰時抄において、末法とは『一閻浮提に闘諍起るべき時節なり』(P246)、すなわち、世界中に暴力や争いが渦巻く時代であると喝破されております。その時こそ「生命尊厳」の大仏法を、一閻浮提に広宣流布していく時であると、厳然に示されているのであります。
未来の地涌の菩薩たちへ託された、この御遺命を果たさんがため、第1次世界大戦と第2次世界大戦という二つの大闘諍のはざまに出現した仏意仏勅の平和の教団が、創価学会であります。
牧口先生は、戦争の魔性に真っ向から立ち向かい、殉教なされました。
その正義の遺志を受け継がれた戸田先生と、後継の弟子たる私には、断固たる覚悟があり、決心がありました。
それは、第2次大戦をもって、人類最後の「大闘諍」とする。どんなことがあっても、三度の世界大戦だけは絶対に起こさせないとの大誓願です。
民衆を苦しめる悲惨の二字を断じて無くさんがために「一閻浮提広宣流布」という地球の恒久平和への大直道を創り開いてみせる──この創価三代を貫く誓いのままに、我らは走って走って、走り抜いてきました。
そして、人間主義を掲げた「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」として、何ものにも負けない世界市民の大連帯を、ここまで創り上げてくることができたのであります。

今なお世界各地では、さまざまな紛争が打ち続き「闘諍堅固」の様相は深まっています。
だからこそ、決意も新たに撰時抄の一節を拝したい。
『日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一�・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし仏になる道は此れよりほかに又もとむる事なかれ』(P288)と。
「生命尊厳」の潮流は、一人の偉大な人間革命から広がります。
私たちは、一切を蘇生せしめていく妙法の音律を轟かせて、いかなる「暴力の連鎖」にも屈しない「人道の連鎖」をいやまして強め、地球民族の平和と共生の大海原を洋々と開いていこうではありませんか!
そして一人一人を大切にする「人間尊敬」の対話をたゆまず積み重ね、生老病死の苦悩を打開しゆく智慧と力を、一段と発揮してまいりたい。
なかんずく、負けじ魂の頼もしき青年たちを大いに慈しみ励ましながら、人類の境涯を「常楽我浄」という、永遠の幸福と希望と和楽の最高峰へと高めていきたいのであります。

牧口先生も戸田先生も大事にされていた御聖訓に、『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず』(P910)──おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は一人も臆する心を起こしてはならない──とあります。
どうか、私と共に、いよいよ師子王の心に燃え、この世で最も麗しい異体同心の団結を光らせ、世界広宣流布の大願成就へ、勇猛精進していこうではありませんか!
愛する全同志に、満腔の感謝の題目を送りつつ──
栄光輝く師弟不二の人材城、万歳!
偉大なる太陽の母のスクラム、万歳!
世界192カ国・地域の素晴らしき創価家族、万歳! と叫んで私のメッセージといたします。

2015年12月7日月曜日

2015.12.07 わが友に贈る

◇今週のことば
世界広布の本舞台は
自分が今いる場所なり。
励ましの拡大
対話の拡大で
大勝利の総仕上げを!
2015年12月07日

椎地四郎殿御書 P1448
『末法には法華経の行者必ず出来すべし、但し大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし、火に薪をくわへんにさかんなる事なかるべしや』

☆こころに響く言葉
夫のよきパートナー

良き妻とは、夫にとってよきパートナーである。
夫と妻との相互の「人格」が美しい和音を奏でていくのが、
家庭の理想というものであろう。

☆第1回「未来部E-1グランプリ」へのメッセージ
◇勇気 英知 友情の世界市民に
To my dear friends of the Future Division whom I trust with all my heart!(私が心から信頼する、親墨なる未来部の皆さん!)
新しい歴史を創る第1回の「未来部E-1グランプリ」、誠におめでとう!
全国の各地から、グローバル人材の学びや・創価大学ヘよく集ってくれました。
きようの日を目指して、皆さん一人一人が真剣に努力と奮闘を重ねてきたことを、よく分かっています。若き世界市民たちの素晴らしいチームワークの挑戦に、私は心から万歳を叫びます。
いつも励ましてくださる担当者の方々も、本当にありがとうございます。
負けない青春には、希望の「太陽」があります。一人の太陽の若人がいれば、そこから闇は消え去り、家庭も地域も社会も明るく変えていくことができます。
私と対談集を発刊したプラジルの天文学者モウラン博士は語られました。「幸福は、いろいろな障害を乗り越えることと結びついています。困難が大きければ大きいほどくそれを乗り越えた時の幸は大きいのです」(『天文学と仏法を語る』第三文明社刊)と。
悩みや苦労がないことが、幸せではありません。どんな逆境にあろうとも、自らの生命に「負けじ魂」を昇らせて、目の前の試練の峰を、一つまた一つと登り続けていく先に、勝利の頂は必ず開かれます。
ゆえに、わが未来部は、断じて失敗を恐れない「勇気の人」であれ!
何があっても、へこたれずに学び抜いていく「英知の人」であれ!
開かれた心で、賢く朗らかに連帯を築きゆく「友情の人」であれ!
そのために、最強無敵のエンジンである題目を唱え抜いていってください。
わが創価学会は、人類を幸福と平和ヘリードしゆく21世紀の世界宗教です。そして皆さんこそが、その誇り高き担い手です。きようの「E-1グランプリ」は、皆さんの晴れがましい、はるかな未来ヘの出発の一歩なのです。
どうか、この青き地球を舞台に、思う存分「正義の走者」のスクラムを広げゆくために、いよいよ生き生きと、楽しく、語学の力を磨いていってください。
かけがえのない宝である皆さんの健康と成長を、私は祈り続けていきます。帰ったらご家族にも、地域の同志の方々にも、よろしくお伝えください。
Be the sun that lights up the world with rays of hope!(希望の光で、世界を照らしゆく太陽たれ!)

2015.12.06 わが友に贈る

惰性は停滞。
挑戦は発展の道。
変化の激しい
時代だからこそ
常に自身を磨きゆけ!

兄弟抄 P1083
『過去の謗法の罪を滅せんとて邪見の父母にせめられさせ給う、又法華経の行者をあだむ国主にあへり経文明明たり経文赫赫たり、我身は過去に謗法の者なりける事疑い給うことなかれ』

☆こころに響く言葉
夫にとって安らぎの大地

夫にとって妻は大地のようなものである。
その磐石な安定感、汲んでも尽きない豊かさ、
それでいて微妙に変化する敏感さ、
そこに男は心の安らぎを求める。
心身の疲れをいやし、明日への活力を養う。

☆勝利の人間学 第86回 師弟の息吹で広布は進む
◇「随縁真如の智」を発揮せよ
社会は変化の連続である。変化に即応するとともに、時代の動きを先取りして、価値を創造していくのが、創価の青年の本領である。
その源泉が、妙法から湧き出ずる智慧だ。
題目の「南無」とは「帰命」の意義であり、御義口伝には、『命とは本門随縁真如の智に命くなリ』(P708)と示されている。
正しき信仰は、硬直した教条主義とは無縁である。いかなる現実にも、生き生きと自在に英智を発揮して、活路を開きゆく原動力なのである。ゆえに、決して行き詰まらない。

◇使命に生きて生き抜け
戸田先生は、期待を込めて語られた。
「青年ならば、その立場立場で、喜んで生きることだ。自らの使命に生き切るのだ。
苦しいことがあっても、明朗であれ!
わが舞台で、日本一、天下一を目指せ!これが青年らしい生き方だ」
自分の心がどうかである。他人が決めるのでも、環境で決まるのでもない。愚痴や文句を言う前に、一歩踏み出してみよう。
「自分は、これでいく」と腹を決めるのだ。
そして、強く朗らかに進むのだ。最高峰を目指してベストを尽くし、「これでよし」と悔いなく叫ぶのだ。
師弟不二とは、師匠も弟子も師子王となって戦い、断固と勝ちまくることである。

◇心を合わせて勝利劇を
我らの創立の日は、師弟不二の出発の日だ。
『創価教育学体系』の発刊も、若き弟子・戸田先生の陰の奮闘あればこそ、実現した。
「師弟相違せばなに事も成べからず」(P900)である。
広宣流布を誓願する師弟の心が一致すれば、万事を成ずることができる。
私も、いとまあらば唱題に励み、「戸田先生だったら、どうされるだろうか」と常に考えて、一心不乱に行動してきた。
だから、力が出た。必ず道が開けたのだ。
わが愛弟子たちも、師弟の息吹を漲らせて、敢然と勝利劇を綴ってもらいたい。

2015年12月5日土曜日

2015.12.05 わが友に贈る

「ほむれば弥
功徳まさる」
皆で奮闘を讃え合おう!
そこに福徳が輝き
人材も威光勢力を増す!

四条金吾殿御返事 P1163
『日蓮が道をたすけんと上行菩薩貴辺の御身に入りかはらせ給へるか又教主釈尊の御計いか』

☆こころに響く言葉
子どもは子ども同士で

子どものつき合いが、大人に限られている場合、
子どもは甘えることしか覚えない。
大人はどうしても、弱い子どもに対して、
保護意識が先に立つからである。
子どもと対等に付き合えるのは子どもしかいない。
対等の子どもと付き合ってはじめて、
子どもは正常な人間関係を結ぶことができるのではあるまいか。

☆勝利の人間学 第85回 功徳を広げる仏法対話
◇真実の言葉ほど、胸に響くものはない。
体験が大切である。悩みと戦い、苦労して勝ち取った体験以上の真実はないからだ。
飾らず、繕わず、ありのままの信心の喜びを伝えれば、相手の生命に仏種が蒔かれる。
御聖訓には『この娑婆世界は、耳で仏法を聞いて、成仏する国土である』『この法門を耳にする、すべての衆生は、功徳を得ていくのである』(P415、通解)と仰せである。
難しい話をする必要はない。明るく誠実に語り切れば、それでよいのだ。
妙法の種は、必ず必ず、花開く時が来る。

◇『言葉の力』が心を結ぶ
言葉には、色があり、熱がある。景色があり、音楽がある。言葉一つで、希望の太陽を昇らせ、勇気の曲を奏でることができる。
戸田先生は『心と心の交流、友情の拡大、異なる文化の理解を育む"人間主義の対話"が大事である』と教えてくださった。
『一切の法は皆是れ仏法なり』(P564)である。仏法の世界は大きい。その智慧は、すべてに通ずる。
文学でも、芸術でも、スポーツでも、また、お互いの好きなものなど、何でも語り合い、ロマン豊かに友好を深めていくことだ。
声を惜しまず語った分だけ、仏縁が結ばれる。言葉の力で、人間の連帯の門を開くのだ。

◇生き生きと弾む声で
人生は、生き生きと動き、戦う人が勝つ。これが鉄則である。
その勝ちゆく息吹は『声』に現れる。
一言の元気な挨拶で、自分も相手も清々しい命に変えることができる。若いのだから、臆さず、どんどん声を出していくのだ。
原動力は、朗々たる題目である。
日蓮大聖人は『白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえなり』(P1065)と示された。大変であればあるほど、白馬が嘶くような張りのある勤行で、一日を出発しよう!
妙法という大宇宙の最極の音声で、満々と生命力を漲らせ、今日も勝ち進め!

2015.12.04 わが友に贈る

受験に挑む友を
心から応援しよう!
家族にも励ましを。
後継の未来部こそ
社会と学会の希望なり!

四条金吾殿御書 P1112
『日蓮此の業障をけしはてて未来は霊山浄土にまいるべしとおもへば種種の大難雨のごとくふり雲のごとくにわき候へども法華経の御故なれば苦をも苦ともおもはず』

☆こころに響く言葉
家庭を心のオアシスにする工夫を

社会は戦場であり、緊張の連続の舞台であると言えよう。
家庭はただ一つの心のオアシスであり、安堵の場といっても過言ではない。
それを考えると、最も心を休め、疲れをいやすことのできるような工夫をすることが、
家庭としての大事な、そして賢明なつとめになってくるように思えてならない。

☆世界広布新時代第14回本部幹部会SGI総会 名誉会長のメッセージ
晴れやかに創立85周年を勝ち飾る本部幹部会、またSGI総会、誠におめでとう!
何と明るく、何と温かな、そして何と希望あふれる創価家族の祝賀でしょうか!
きょうは、世界60力国・地域の尊きりリーダーが、それぞれの天地の熱い友の思いを携えて、はるばると、この師弟の殿堂に集ってくれています。
各国・各地の見事なる広宣流布の大発展を、私たちは感激の同志の大拍手をもって、讃えようではありませんか!

◇この姿を見よ!
恩師・戸田城聖先生は言われていた。
「私の願いは、一人として、功徳を受けない同志がいないことである。みなに功徳を受け切った生活をさせたい。そのために、私は闘争する。全世界に向かって、どうだ、この姿は!と言わせてもらいたい」と。
学会は、御聖訓通り紛然と競い起こる三障四魔を、一つ一つ乗り越え、一人一人が宿命転換の劇を勝ち開いてきました。
とりわけ、この創立85周年、日本でも世界でも、わが同志は生き生きと功徳の体験を語りながら、大法弘通の躍進を成し遂げてくれました。
私は、「この創価家族の勝利の実証を見てくれ給え!我ら地涌の菩薩が地球を包みゆく生命の凱歌を聞いてくれ給え!」と、宣言したいと思うが、皆さん、どうでしょうか!

◇広宣流布の時
日蓮大聖人は、『夫れ仏法を学せん法は必ず先づ時をならうべし』(P256)と仰せになられました。鋭く「時」を見極め、「時」を逃さず、勇敢に聡明に、最善の行動をする?ここに仏法者の信条があります。
撰時抄において、末法とは『一閻浮提に闘諍起るべき時節なり』(P264)、すなわち、世界中に暴力や争いが渦巻く時代であると喝破されております。
その時こそ、「生命尊厳」の大仏法を、一閻浮提に広宣流布していく時であると、厳然と示されているのであります。
未来の地涌の菩薩たちへ託された、この御遺命を果たさんがため、第1次世界大戦と第2次世界大戦という、二つの大闘諍のはざまに出現した仏意仏勅の平和の教団が、創価学会であります。
牧口先生は、戦争の魔性に真っ向から立ち向かい、殉教なされました。
その正義の遺志を受け継がれた戸田先生と、後継の弟子たる私には、断固たる覚悟があり、決心がありました。
それは、第2次大戦をもって、人類最後の「大闘諍」とする。どんなことがあっても、三度の世界大戦だけは絶対に起こさせないとの大誓願です。
民衆を苦しめる悲惨の二字を断じて無くさんがために、「一閻浮提広宣流布」という地球の恒久平和への大直道を創り開いてみせる?この創価三代を貫く誓いのままに、我らは走って走って、走り抜いてきました。
そして、人間主義を掲げた「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」として、何ものにも負けない世界市民の大連帯を、ここまで創り上げてくることができたのであります。

◇師子王の勇気が創価の真髄
御聖訓『わが弟子は一人も臆してはならない
今なお世界各地では、さまざまな紛争が打ち続き、「闘諍堅固」の様相は深まっています。
だからこそ、決意新たに撰時抄の一節拝したい。
『日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一タイ・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし仏になる道は此れよりほかに又もとむる事なかれ』(P288)と。
「生命尊厳」の潮流は、一人の偉大な人間革命から広がります。
私たちは、一切を蘇生せしめていく妙法の音律を轟かせて、いかなる「暴力の連鎖」にも屈しない「人道の連鎖」をいやまして強め、地球民族の平和と共生の大海原を洋々と開いていこうではありませんか!
そして一人一人を大切にする「人間尊敬」の対話をたゆまず積み重ね、生老病死の苦悩を打開しゆく智慧と力を、一段と発揮してまいりたい。
なかんずく、負けじ魂の頼もしき青年たちを大いに慈しみ励ましながら、人類の境涯を「常楽我浄」という、永遠の幸福と希望と和楽の最高峰へ高めていきたいのであります。

◇麗しい団結で
牧口先生も戸田先生も大事にされていた御聖訓に、『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず』(P910)?おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は、一人も臆する心を起こしてはならない?とあります。
この勇気こそ創価の師弟の真髄です。
どうか、私と共に、いよいよ師子王の心に燃え、この世で最も麗しい異体同心の団結を光らせ、世界広宣流布の大願成就へ勇猛精進していこうではありませんか!
愛する全同志に、満腔の感謝の題目を送りつつ—
栄光輝く師弟不二の人材城、万歳!偉大なる太陽の母のスクラム、万歳!
世界192力国・地域の素晴らしき創価家族、万歳!と叫んで、私のメッセージといたします。

2015年12月3日木曜日

2015.12.03 わが友に贈る

命は使命に変わる。
労苦は心の宝となる。
病気と闘う人
家族を介護する人に
大確信の励ましを!

妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』

☆こころに響く言葉
少年期は見守る姿勢で

少年時代に入ってからの親の仕事は、子どもの自主性を見守ることにあると思う。
子どもの生き方に干渉したり、まして、
親のエゴイズムで子供を自分たちの欲する鋳型にはめ込もうなどということはあってはなるまい。

☆第2回「世界女性平和会議」への池田SGI会長夫妻のメッセージ
「女性の世紀」「生命の世紀」の颯爽たるトップランナーの集い、誠におめでとうございます!
憧れの天地・ボリビア、イタリア、アメリ力のリーダーの方々の素晴らしい活動報告も、また、各個・各地の皆さん方の目覚ましい大前進の模様も、一つ一つ、妻と胸を熱くして伺っております。
『一代聖教の中には法華経第一・法華経の中には女人成仏第一なり』(P1311)と宣言なされた日蓮大聖人が、この晴れ姿を、さぞかし喜ばれ、讃えておられることでありましょう。

◇「胸中の肉団に」
第2回の「世界女性平和会議」に当たり、3点のエールを送らせていただきます。
第一に、「一人を大切に!共に生命の『幸福の都』を」ということです。
人間は、誰もが幸せを開く智慧と力を持って生まれてきました。この一人の智慧と力を無限に解き放ちゆく源泉が、妙法の信仰であります。
日蓮大聖人は、日女御前に、『此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり』(P1244)と仰せになられました。
創立の父・牧口先生も、御書に線を引かれていた御聖訓であります。
人類が探し求めてやまなかった究極の「幸福の都」が、他のどこでもない、汝自身の「胸中の肉団」にあることを、明確に教えてくださっております。
そして、どんな厳しい宿命に苦しむ女性にも、この究極の「生命尊厳の哲理」を示して、一人一人を抱きかかえ、一緒に涙して題目を唱えながら、「幸福の都」を輝かせてきたのが、わが婦人部、わが女子部の皆さん方であります。
私たちの大切な友人で、幅広い女性を糾合して、北アイルランド紛争の解決に尽力されたベティ・ウィリアムズさんも語られています。
「まずは、ひとりの人間を救ってください。ひとりというのは巨大な数です。もしあなたがひとりを教うならば、あなたは10人を救うことにもなるのです。そのひとりは、自分のまわりにいる他の10人を教育するからです」(『絶望忿立ち直る方法を教えてください』野村正次郎・根本裕史訳)と。
一人の蘇生、なかんずく万人の女性の勇気と希望の「人間革命」の波動は計り知れません。

◇人材の花園
第二に、「太陽の心で!仏縁と人材の花園を」と申し上げたい。
日蓮仏法は太陽の仏法です。ゆえに、行学の二道に励み、仏法を学び行ずる生命も、縁するすべてを照らし、温めゆける太陽の光と熱を帯びるのです。
もう60年以上前、私は戸田先生の名代として、足かけ3年間にわたって、埼玉県へ御書講義に通いました。
この時、共に学んだお母さんも、「世界最高の大仏法に巡り合い、心に太陽が昇りました!」と喜ばれ、私がお渡しした講義の「修了証書」を家宝としてくれました。
そして、自らの生活苦や心臓疾患など、幾多の悩みも、一つ一つ克服しながら、数え切れないほどの仏縁を結び、人材を育んできたのです。
母は語っています。
「題目を一生懸命、唱えておりますと、あの人にもこの人にもと、不幸な人が眼前にちらついて、もうじっとはしていられないのです」と。
この太陽の心を、お子さんやお孫さん方も、後輩たちも歓喜踊躍して、誇り高く受け継いでいます。
信心の世界には、少しも無駄はありません。世界のいずこにあっても、皆さんの太陽の心があるところ、そこから必ず、仏縁と人材の花園が薫っていくのであります。
「まず一人を救おう。一人を救えば十人を救うことになる」べティ・ウィリムズさん

◇慈愛の陰徳を
第三に、「慈愛の陰徳から!平和の陽報の連帯を」と申し上げたい。
私が対談集を発刊したアメリカの未来学者ヘイゼル・ヘンダーソン博士は、「愛情の経済」という考え方を提唱されています。
博士は、「家庭やコミュニティ内での互いを大切に思いやることや介護、分かち合いなど、小粒でもキラリと輝く無数の活動」の意義が、各国の経済政策のなかで、あまりにも見落とされてきたと警鐘を鳴らしているのです。〈『〈片側経済〉との訣別』柴田譲治訳〉
女性たちが家事や育児、介護、地域奉仕などのために無償で働いている労働—すなわち「愛情の経済」が、どれほど人類を大きく豊かに支えているかを強調しておられるのであります。
博士を、この「愛情の経済」の研究へ導いたのも、お母さんです。お母さんは、年配者や障がい者、また乳幼児のためのボランティア活動へと励むなか、どんなに忙しくとも、4人の子どもたちに優しく向かい合ってくれました。
「私たちには、他の人々の人生を少しでも良くするカがある—これが母から学んだ、非常に重要な教えでした」と、博士は語っておられます。
『陰徳あれば陽報あり』(P1178)です。今日、SGIの婦人部・女子部が揺るぎない民衆の平和勢力と発展したことも、皆さん方一人一人の尊き慈愛の「陰徳」の積み重ねが、平和の「陽報」の連帯となったと、私は確信してやみません。
生老病死の課題が切実な現代社会だからこそ、さらにさらに常楽我浄の希望の生命哲理を掲げて、励ましのネットワークを賢く力強く拡大していこうではありませんか!

ともあれ、かけがえのない創価の宝の皆さんです。皆さん方が健康で長生きしていただくことが、家庭も地域も、社会も世界も守り、勝ち栄えさせゆく何よりの原動力です。
私と妻は、これからもずっと皆さん一人一人に題目を送り続けてまいります。
どうか、共々に、『冬は必ず春となる』(P1253)の逆転勝利の物語を、底抜けに明るく朗らかに創り綴っていこうではありませんか!

2015年12月2日水曜日

2015.12.02 わが友に贈る

信頼の構築は
さわやかな挨拶から!
生命力豊かに
自ら声を掛けよう。
一日を清々しく出発!

御義口伝巻上 P733
『転輪聖王出現の時の輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり此の音声の輪宝とは南無妙法蓮華経なり』

☆こころに響く言葉
まず妻としての任務を果たす

夫は夫として、妻は妻として、
その任務を果たしていくべきではなかろうか。
それが幸せで明るい家庭を築いていく絶対の条件であると思うからである。
幸福な家庭の建設は、人生の幸福の基盤であると考えるからだ。
その任務を果たしたうえで、自分も社会に出てそれなりの仕事を持ち、
広い舞台で大いに活躍することが、
最も理想的であるように思えてならない。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第35回 信心は無限の希望の泉
大雪や荒天の中、聖教新聞を配達してくださっている尊き無冠の友の皆様、本当にありがとうございます。くれぐれも、無事故第一でお願いします。大切な皆様方の健康とご多幸を、毎日、懸命に祈っております。

教学部任用試験は、多くの会友の方々、新入会の方々も研撰され、受験された。尊き求道をあらためて心から讃えたい。
学びゆく人には、常に光がある。充実と向上の輝きがある。
学会の哲学運動は、地域に「希望の連鎖」を広げている。
「創価学会に青年が多いのはなぜか」。
かつて東北のラジオ局から問われた戸田先生は「それは哲学が深いからである」と答えておられた。
仏法こそ永遠の幸福の道だ。
信心は無限の希望の泉である。
有名な御聖訓に『大願ををこせ』(P1561)と。
夢を持ち、大いなる目標に向かって進む人は、自分も強く大きくなる。生きる喜びがある。
洋々たる未来が開けていく。
わが胸に大目的の柱を打ち立てるのだ。友と手を携えて、人生の勝利への旅路を歩みたい。

大難を勝ち越えて仏になる。
日蓮大聖人が門下に送られた御書を拝すれば、「退転させてなるものか」「断固として勝たせるのだ」「一人ももれなく幸福にするのだ」との炎のごときお心が烈々と迫ってくる。
「生死一大事血脈抄」では、『自他彼此の心なく』『水魚の思を成して』『異体同心にして』(P1337)妙法を唱えゆくことが大事なのだと教えられている。
我らは永遠に異体同心の「信心の団結」で進むのだ。

大聖人から「立派な人であった」「立派な信心であった」と賞讃される人生でありたい。
同志が一人も残らず、断じて幸せになってもらいたい。これが私の願いである。心広々と幸福と平和の連帯を拡大しよう!

2015年12月1日火曜日

2015.12.01 わが友に贈る

友の心を動かすのは
「真実の言葉」だ。
飾らず繕わず
わが体験を自分らしく
朗らかに語れ!

如説修行抄 P501
『我が弟子等の中にも兼て聴聞せしかども大小の難来る時は今始めて驚き肝をけして信心を破りぬ』

☆こころに響く言葉
大人の責任

大人のエゴイズムに子どもの世界を従属させてはならない。大人は、次の世代に対する責任があり、
むしろ、次の世代のために最大に努力していかなければならないと思う。
それが理性ある真の愛情と言えよう。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第34回 広布の苦労に福徳は無量
創立85周年を祝賀し、海外60力国・地域からSGIの代表が研修のため来日する。
皆で心から歓迎し、世界の尊き求道の友と新たな広布の拡大へ晴れ晴れと出発したい。
全世界に躍り出る地涌の菩薩の陣列を、牧口先生、戸田先生がどれほどお喜びであろうか。
戸田先生は、「創価学会は、仏意仏勅によって生じた団体なるがゆえに、君たちの想像を超えて素晴らしき団体なのだ」と、力を込めて語られた。
我らは久遠からの同志だ。万人の成仏という、人間として最高の使命と責任を持って、末法に生まれてきたのだ。
『皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり』(P1360)である。それを自覚したとき、胸中に無上の歓喜と光栄が浪々と湧き上がる。

全国、また世界各地で、喜びの弘教が上げ潮の勢いだ。
『行学の二道』に励む頼もしい後継の人材群も育っている。
平和・文化・教育の光を広げ、励ましの社会をつくりゆく人間主義の大連帯は、異体同心で築き上げた金字塔である。
信心こそ人生の無上の道だ。
冥の照覧は絶対である。広布の労苦は、全て無量の福徳となって自身を飾る。私は、奮闘する同志の肩を抱き、心から労い讃えたい気持ちでいっぱいである。
日蓮大聖人は、信心の志厚き先駆の門下に仰せである。
『国中の人々が、一人、二人、そして千万億の人が題目を唱えるならば、思いもしなかった功徳が身に集まることでしょう』(P1241、通解)
今、一つ一つ新しい平和の種を蒔く。幸福の種を植える。それが木となり、大樹となる。やがて林となり、大森林となる。
自らの人生を喜びで飾りながら、社会をも繁栄と安穏へ変えていく実践だ。自他共の幸福の軌道を誇り高く進みゆこう!