「創価の太陽」と輝く
婦人部の奮闘に最敬礼!
皆様ありて広布あり。
清き祈りと慈悲の対話で
わが地域を和楽の園に!
二乗作仏事 P594
『師子身中の虫の自ら師子を食うが如し、外道には非ず多く我が仏法を壊りて大罪過を得ん』
◇人生の座標
家庭が一切の基盤であり、教育こそが根幹です。
どうしたら、人々が幸福な家庭を築けるか。そのために、何ができるか。指導者は、この一点を考え抜くべきです。
☆100文字の幸福抄
人生の年輪が増すごとに、
創造の輝きを
一段と強く放ちゆく人には、「老い」はない。
「生きる」ということは、
生涯をかけて学ぶことである。
まさに「人生とは、私たち自身がつくるもの」
なのである。
☆5・6「音楽隊結成の日」に寄せて 名誉会長の指針
妙音で
地球(ほし)を包めや
わが楽雄
万物は奏でる。生きとし生けるものは歌う。この宇宙は、賑やかな音楽で満ちている。
日蓮大聖人は、『音の哀楽を以て国の盛衰を知る』(P88、「念仏者・追放せしむる宣旨・御教書・五篇に集列する勘文状」)との要文を留められた。
躍動のリズムのあるところ、明るい希望が輝く。美しき旋律のあるところ、生きる喜びが湧く。妙なるハーモニーのあるところ、平和の共鳴が広がる。
音楽には、国土・社会を変え、時代を動かし、未来をよりよく創りゆくエネルギーが秘められているのだ。
世界に、いまだ戦禍はやまず、災害も絶えない。妙法という大宇宙の究極の音律を唱え、行じながら、音楽の真髄の力を発揮し、哀音を滅し、喜音を生じゆく、君たち創価の楽雄の使命は、いやまして尊く、深い。
破壊の爆音を、建設の槌音に!
反目の怒号を、友情の調べに!
母子の嘆きを、安穏の笑い声に!
疲労の溜息)を、前進の足音に!
不信の罵声を、連帯の交響楽に!
若き地涌の菩薩の精鋭たる音楽隊には、限りない価値創造の響きがある。
その渾身の演奏は、民衆を強く朗らかに闊歩せしめずにはおかない。それは、一人一人に「人間革命」へ挑みゆく勇気を漲らせる師子吼である。
そして、異体を同心とする団結を織り成して、人類の宿命の転換へ大行進曲を奏でる生命の妙音なのだ。
音楽隊は、師匠・戸田城聖先生の心を心として、私が創設した師弟不二の楽団である。その結成より六十星霜を超え、新たな飛躍を遂げゆく愛する君たちに、私は三点にわたってエールを託したい。
第一に申し上げたいのは「創価文化の旗手よ、天下一の平和のマーチを広げよ!」ということである。
大乗仏教の極理である「法華経」は、「無量百千万億の種種の妓楽」が轟きわたる世界を湧現する。その法華経の精神のままに、生命尊厳と人間尊敬の大哲学に則ったサウンドを創出してきたのが、音楽隊だ。
音楽芸術は、苦闘する人を励ます生命の炎である。
心は心でしか、温めることはできない。なかんずく、真摯に向上しゆく青年の楽音は絶望の闇に震える友を蘇らせる光となり、熱となる。
ゆえに君よ、君たちよ、草創の偉大な先輩方に続いて、心で打て! 心で吹け! 心で歌え!
そのために君たちよ、練習は修行の如く、不屈、不屈、不屈の負けじ魂で!
そして演奏は王者の如く、勝利、勝利、勝利の大確信のリズムで!
君たちの奮闘によって、どれほど多くの同志が立ち上がったことか。どれほど多くの仏縁が広がったことか。無理解や悪意の人々にも、どれほど正しい認識を与えてきたことであろうか。
今や、日本全国のコンクールにおいても、金賞グランプリの栄冠に幾度も輝く、名実ともに日本一の音楽団体へ大発展を遂げた。その誓いのスクラムは、各国・各地域に拡大し、世界市民の平和のマーチを奏する時代ともなった。
国を超え、民族を超え、あらゆる差異の壁を超え、音楽は世界をつなぎ、人類を結ぶ。強盛なる信心より迸り出る音声で、心の扉を開き、生命と生命のシンフォニーを一段と多彩に広げていただきたい。
第二に、「誇り高き先駆者たちよ、新時代の暁鐘を打ち鳴らせ!」と申し上げたい。
音楽は、新しい時代の夜明けを告げる。歴史の転換点には、必ず新しい音楽があった。
御聖訓には、『この娑婆世界は耳根得道の国なり』(P415、「一念三千法門」)と仰せである。耳から入る音こそが、生命の最も深くに届き、奥底から揺り動かし、人間性の最極の高みへと導く力用を持っているのだ。
躍進の歌が、民衆の命を目覚めさせ、鼓舞する。創価の楽雄の魂の曲が、広布の前進の息吹を生み出す。社会に満々たる活力を漲らせる。
仕事や勉強、学会活動と両立、いな"三立""四立"させながら、磨き上げ、鍛え上げた君たちの音楽がある限り、仏の陣列に行き詰まりはない。
一騎当千の広宣の人材も、無数に育て、送り出してきてくれた。
音楽隊は、皆、私のかけがえのない戦友である。
いかなる嵐にも絶対に怯まぬ、不敗の楽団なのである。
なればこそ、前へ! 前へ! 断じて前へ!
行住坐臥に、妙法と共に、弾けるような生命力で、青春の劇を乱舞し切ってもらいたい。
人知れぬ努力と、恐れを知らぬ創意工夫を重ね、新鮮にして雄渾なる新時代の暁鐘を思う存分に乱打していただきたいのだ。
第三に申し上げたいことは「わが不二の愛弟子よ、正義の凱歌を轟かせよ!」ということである。
大聖人は『必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と仰せになられた。
法華経の行者は、最も正しいがゆえに、三障四魔が紛然と競い起こり、襲いかかってくる。
私も、戸田城聖先生の直弟子として、ありとあらゆる魔軍と戦い抜いてきた。その私と不二の心で、喜び勇んで、共戦譜を綴ってくれたのが、音楽隊である。
あの大阪事件の嵐の中にあっても、獄中の私に届けと、川を挟んだ対岸から勇壮な演奏を送ってくれた歴史を、どうして忘れることができようか。
さらにまた、常に民衆の中に入って、一番悩み苦しんでいる人に寄り添い、勇気の曲を友に送り続けてくれているのが、わが誇りの広布楽雄である。
君たちとの思い出は尽きることがない。私の心を誰よりも知る君たちの力奏に合わせて、学会歌の指揮を執ってきた一回一回が、忘れ得ぬ師弟のセッションなのだ。
私の心を体して、東北の被災地の「心の復興」へ、希望の絆を広げてくれていることも、いつも胸を熱くしながら伺っている。
君たちには、まぎれもなく創価の師子王の心が流れ通っている。
誉れの君たちよ、人生のいかなる怒濤にも、勇敢に立ち向かい、断じて負けるな! 心に栄光の曲を響かせ、毅然とわが弟子らしく勝ち越えよ!
若き日より、人の何倍も忙しく苦労の多い青春を生き抜く君たちの生命には、三世永遠に晴れ晴れと天のオーケストラも大編成を組んで、正義と勝利の凱旋曲を上演していくに違いない。
ともあれ、君たちの尊い献身と努力を、私は全部、見守っている。たとえ、会わなくとも、君たちが贈ってくれた決意と真心の演奏を聴かない日は、一日としてない。
私は祈り抜く。私は信じ待っている。一人も残らず、そして一家眷属までも、健康で福徳に満ち溢れた大勝利の一生を、不減の名演の如く飾りゆかれんことを! 我らは、民衆のために、民衆と共に、地平の果てまで、妙音を轟かせながら、戦い進むのだ。
誓いの青年よ! 最も信頼する創価の楽雄たちよ! 今日もまた、虚栄や安逸を超越し、透徹した信心と広布への大情熱で、世界をリードし、世紀をリードし続ける、平和と文化の大英雄であれ!
音楽隊
師弟の凱歌を
永遠に
二〇一五年五月六日
音楽隊結成記念の日に